JPH086347Y2 - 押しボタン構造 - Google Patents

押しボタン構造

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JPH086347Y2
JPH086347Y2 JP9044791U JP9044791U JPH086347Y2 JP H086347 Y2 JPH086347 Y2 JP H086347Y2 JP 9044791 U JP9044791 U JP 9044791U JP 9044791 U JP9044791 U JP 9044791U JP H086347 Y2 JPH086347 Y2 JP H086347Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
button
rubber
push button
case
switch
Prior art date
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Application number
JP9044791U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0543440U (ja
Inventor
朋美 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、押しボタンスイッチを
ゴム製の部材を介して操作する押しボタン構造に関し、
特に良好なクリック感を与え、組立が容易で耐久性の良
い押しボタン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】タクトスイッチのような押しボタンスイ
ッチを機器に利用する場合、スイッチの表面を露出させ
ずにゴム部材で覆い、このゴム部材の上からスイッチ操
作を行なうことが多い。そのため図3に示すように、押
しボタンスイッチ2を設けたプリント基板1を収容する
ケース3の押しボタンスイッチ2の上の部分に穴4を設
ける。そしてその穴にゴム部材としてゴムボタン5を嵌
め込むことが行なわれる。ゴムボタン5の下側の押しボ
タンスイッチ2に対向する側には接触部材9が貼り付け
られており、押しボタン5を押すとこの接触部材9が押
しボタン2に作用する。
【0003】ゴムボタン5をケース3の穴4の部分に取
り付ける方法として広く用いられるのが、図3に示すよ
うに両面テープ8で貼り付ける構造である。両面テープ
の替りに接着剤を用いても良い。図3に示す構造はゴム
ボタン5を貼り付ければ良く、構造が簡単で組立作業も
容易である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ゴムボタン5はスイッ
チ操作に応じて上下移動する。そこでケース3の穴4が
小さい場合には上下移動に対するゴムボタン5の変形は
局部的に大きくなる。そのためゴムボタン5の摩耗及び
損傷が生じ易く耐久性上問題があった。そこで穴4を大
きくしてスイッチ動作に伴うゴムボタン5の変形量を小
さくすることも考えられるが、ゴムボタン5自体の変形
が生じ易く、押しボタンスイッチ2との位置関係を保持
するのが難しいという問題があった。
【0005】また両面テープ8は高温状態では接着剤が
軟化して剥がれ易くなるという問題があり、特にゴムボ
タン5の変形量が大きい時は剥がれ易くなる。両面テー
プの替りに接着剤を用いることもできるが、作業性やゴ
ムの変質の点から好ましくない。このため図4に示すよ
うにケース3の穴4にゴムボタン5を嵌め込むことも行
なわれる。しかし容易に嵌め込める構造ではスイッチ操
作の時に外ずれる恐れがあり、強固に嵌め込めば外ずれ
ることはなくなるが嵌め込む作業が大変であるという問
題がある。そこで図4に示すように嵌め込む部分に両面
テープ8を貼り付けることも行なわれるが作業性が著し
く低下する。
【0006】またタクトスイッチではスイッチ操作の時
のクリック感が非常に重要であるが、以上説明した構造
では充分に良好なクリック感が得られないという問題も
ある。本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、組立が容易で外れることも無く、良好なクリック感
を与える押しボタン構造の実現を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の押しボタン構造
は、上記問題点を解決するためゴムボタンの嵌る穴に
一方がケースに支持された片持梁を設ける。図1は本考
案の押しボタン構造の基本構造を示す図である。すなわ
ち本考案の押しボタン構造は、プリント基板1上に設け
られた押しボタンスイッチ2、プリント基板1を収容
し押しボタンスイッチ2の位置に穴4を有するケース3
、ケース穴4に嵌め込まれるゴムボタン5を備え、ゴ
ムボタン5を押すことで押しボタンスイッチ2を操作す
る押しボタン構造において、一方の端がケース3に支持
されもう一方の端は押しボタンスイッチ2の上まで延
び、ゴムボタン5の下方に位置する片持梁(6)を備
える。ゴムボタン5は、ケース3に設けられた溝又はケ
ース3とプリント基板1との隙間の少なくとも一方に嵌
め込まれて固定され、押しボタンスイッチ2はゴムボタ
ン5と片持梁6を介して操作される。
【0008】
【作用】片持梁6と押しボタンスイッチ2との位置関係
はゴムボタン5の時より正確に設定され、その上にゴム
ボタン5を載置するため穴4を比較的大きくすることが
可能である。それによりゴムボタン5の局部的な変形を
小さくでき摩耗や損傷も減少する。更に片持梁6がある
ためクリック感も良好で、ゴムボタン6が外れることも
少なくなる。従ってゴムボタン5をケース3に嵌め込む
部分を両面テープ等で貼り付ける必要がなく、作業性も
良い。
【0009】
【実施例】本考案に基づく押しボタン構造の実施例を図
2に示す。図1に示した構造ではゴムボタン5をケース
3の穴4に嵌め込んで固定している。これにより両面テ
ープ等で嵌め込み部を貼り合わせなくとも外れることは
ほとんど無く、作業性も改善される。しかし図2に示す
ようにゴムボタンの一方の端、この場合は片持梁6が支
持される方と逆の端をプリント基板1とケース3の間に
挟み込むようにすれば、ケース3とプリント基板1の組
立と同時にゴムボタン5の固定が行なえ嵌め込みの作業
性が改善される。しかも組立時にプリント基板1とケー
ス3の間にゴムボタン5を固定するため嵌め込みが行な
えないような形状にすることも可能であり、ゴムボタン
5が外れることはなくなる。特に図2ではスイッチ操作
に対してゴムボタン5の変形の大きな方の端を上記のよ
うにして固定しているため効果が大きい。
【0010】また片持梁6が支持される側はゴムボタン
5を嵌め込むだけではあるが、嵌め込んだ部分とスイッ
チ操作の点までの距離が長くなるため外れることはほと
んどなくなる。しかしより確実性を増すためには図2に
示すように両面テープ7等でゴムボタン7を片持梁6に
貼り付けても良い。このような貼り付けを行っても、ゴ
ムボタン5をケース3に嵌め込む部分で貼り合わせるの
ではないため、作業性の低下はほとんど問題ない。
【0011】
【考案の効果】本考案により、押しボタンスイッチをゴ
ムボタンを介して操作する押しボタン構造の信頼性や操
作感触の向上が図れ、組立作業も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の押しボタン構造の基本構造を示す図で
ある。
【図2】ゴムボタンをケースとプリント基板の間に挟み
込み、両面テープで片持梁に貼り付ける実施例の構造を
示す図である。
【図3】ゴムボタンをケースに貼り付ける従来の押しボ
タン構造を示す図である。
【図4】ゴムボタンの嵌め込みと貼り付けを併用した従
来の押しボタン構造を示す図である。
【符号の説明】 1…プリント基板 2…押しボタンスイッチ 3…ケース 4…穴 5…ゴムボタン 6…片持梁 7…貼り付け手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板(1)上に設けられた押し
    ボタンスイッチ(2)前記 プリント基板(1)を収容し、前記押しボタンスイ
    ッチ(2)に対応する位置に穴(4)を有するケース
    (3)、 該ケース(3)の穴(4)に嵌め込まれるゴムボタン
    (5)を備え、該ゴムボタン(5)を押すことで前記
    しボタンスイッチ(2)を操作する押しボタン構造にお
    いて、 一方の端が前記ケース(3)に支持され、もう一方の端
    前記押しボタンスイッチ(2)の上まで延び、前記
    ゴムボタン(5)の下方に位置する片持梁(6)を備
    前記ゴムボタン(5)は、前記ケース(3)に設けられ
    た溝又は前記ケース(3)と前記プリント基板(1)と
    の隙間の少なくとも一方に嵌め込まれて固定され、前記
    押しボタンスイッチ(2)は前記ゴムボタン(5)と前
    記片持梁(6)を介して操作され ることを特徴とする押
    しボタン構造。
JP9044791U 1991-11-05 1991-11-05 押しボタン構造 Expired - Lifetime JPH086347Y2 (ja)

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JP9044791U JPH086347Y2 (ja) 1991-11-05 1991-11-05 押しボタン構造

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JP9044791U JPH086347Y2 (ja) 1991-11-05 1991-11-05 押しボタン構造

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JPH0543440U JPH0543440U (ja) 1993-06-11
JPH086347Y2 true JPH086347Y2 (ja) 1996-02-21

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JP7010201B2 (ja) * 2018-08-02 2022-01-26 日本電産株式会社 回転アクチュエータ及びロボット
KR20200015403A (ko) * 2018-08-02 2020-02-12 니혼덴산가부시키가이샤 회전 액추에이터 및 로봇

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JPH0543440U (ja) 1993-06-11

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