JPH0862082A - 圧力センサの点検装置 - Google Patents

圧力センサの点検装置

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JPH0862082A
JPH0862082A JP6198391A JP19839194A JPH0862082A JP H0862082 A JPH0862082 A JP H0862082A JP 6198391 A JP6198391 A JP 6198391A JP 19839194 A JP19839194 A JP 19839194A JP H0862082 A JPH0862082 A JP H0862082A
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JP
Japan
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pressure sensor
temperature
gas pressure
pressure
sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6198391A
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English (en)
Inventor
Naohiro Kaneman
直弘 金万
Hirokazu Takei
弘和 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0862082A publication Critical patent/JPH0862082A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力センサの異常を、より確実により精度高
く検出できる点検装置を提供する。 【構成】 圧力センサ4はガス絶縁電気機器1のガス圧
力を測定し、温度センサ7は気温を測定する。タイマ手
段9は、5時と13時における圧力センサと温度センサの
測定値を記憶手段10に入力する。計算手段11は、5時の
ガス圧力と気温及び13時の気温から、13時のガス圧力の
異常判定値を計算する。判定手段12は、異常判定値と13
時のガス圧力とを比較し、圧力センサに異常があるか否
かを判定する。この圧力センサ点検装置によれば、気温
の上昇に相当するガス圧力の上昇の変化を利用するの
で、精度の高い異常検出ができることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ガス絶縁電気機器のガス圧力の監
視に用いられる圧力センサがある。本発明は、この圧力
センサが正常に動作しているか否かを点検するための点
検装置に関するものである。本発明が対象とする圧力セ
ンサが適用されるガス絶縁電気機器としては、例えば、
受変電設備のガス絶縁開閉装置(以下、「GIS」とい
う。)、ガス遮断器等がある。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のGISのガス圧力監視装置
を示す。GIS1内のガス圧力は、配管2及びバルブ3
を通して圧力センサ4に導入される。圧力センサ4は、
ガス圧力を電気信号に変換し、その電気信号をガス圧力
監視装置5に出力する。ガス圧力監視装置5は、この信
号に基づいてGIS1のガス圧力監視を行う。また、ガ
ス圧力監視装置5は、圧力センサ4の出力から、圧力セ
ンサ4が正常に動作しているか否かも監視する。なお、
6は連成計である。
【0003】図6は、圧力センサ4の出力の例を示すグ
ラフである。図のグラフの横軸は時間を表し、縦軸は圧
力を表す。図において、Pは圧力センサ4の出力を表
し、時点t1 より以前は圧力センサ4が正常動作をして
いて、時点t1 で圧力センサ4に異常が発生しその出力
Pが低下したことを表している。
【0004】時点t1 より前の圧力センサ4とGIS1
に異常がないとき、圧力センサ4の出力Pは、所定の上
限値PH と下限値PL の範囲内で変化をする。圧力セン
サ4の出力Pがこの上限値PH と下限値PL を超えたと
きは、ガス圧力監視装置5は、GIS1に異常が発生し
たと判定する。また、圧力センサ4の測定範囲の上限値
MAXと下限値MINの範囲内で、かつ前記上限値PH
と下限値PL を超えたところに、圧力センサ4の異常判
定に用いる異常判定値の上限値PaHと下限値PaLが設定
される。時点t1 において、圧力センサ4に異常が発生
し、例えばその出力Pが異常に低下して下限値PaLより
低くなると、ガス圧力監視装置5は圧力センサ4に異常
が発生したと判定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の圧力センサ
の点検方法では、圧力センサの異常を判定するための値
が一定値とされている。このため、圧力センサに異常が
発生しても、その出力が判定値の上限値又は下限値を超
えないような場合、例えば、圧力センサの出力が変動せ
ずに固定したような異常、又は、実際のガス圧力とは無
関係にランダムな変化をするような異常等を検出するこ
とができなかった。
【0006】本発明は、圧力センサの異常を、より確実
により精度高く検出できる点検装置を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ガス圧力を測定する圧力センサ、気温を測
定する温度センサ、圧力センサ及び温度センサの測定値
を記憶するための記憶手段、所定の第1の時期及び第2
の時期に圧力センサ及び温度センサの測定値を記憶手段
に記憶させるタイマ手段、記憶手段に記憶された各測定
値の内、第1の時期における圧力センサの測定値と温度
センサの測定値と第2の時期における温度センサの測定
値とを用いて、第2の時期におけるガス圧力の異常判定
値を計算する計算手段及び、この計算手段の計算した異
常判定値と、第2の時期の圧力センサの測定値とを比較
することにより、圧力センサの異常を判定する判定手段
により圧力センサの点検装置を構成する。
【0008】
【作用】タイマ手段における第1の時期及び第2の時期
は、例えば、1日のうちで気温の低い5時(午前5時)
及び1日のうちで気温の高い13時(午後1時)が設定
される。計算手段は、記憶手段に記憶された5時のガス
圧力及び気温並びに13時の気温から、所定の計算式を
用いて13時のガス圧力に対する異常判定値を計算す
る。そして、判定手段は、13時に測定したガス圧力と
異常判定値とを比較して圧力センサの異常の有無を判定
する。
【0009】このように、気温の上昇に相当するガス圧
力の上昇の変化を利用して圧力センサの異常点検を行う
ことができるので、圧力センサの異常をより精度高く検
出できる。また、5時と13時というように1日のうち
で気温差の大きい時刻を選択することにより、より精度
を高めることができる。
【0010】
【実施例】本発明の圧力センサ点検装置の実施例のブロ
ック図を図1に示す。なお、圧力センサによるGISの
ガス圧力監視のための回路の表示は省略してある。図に
おいて、4はGIS1のガス圧力を測定する圧力センサ
であり、7はGIS1が設置された場所の気温を測定す
る温度センサである。これら各センサ4,7の測定値
は、タイマ手段9に出力される。
【0011】タイマ手段9は、所定の第1の時期と第2
の時期に、入力されている各センサ4,7の測定値を記
憶手段10に出力して記憶させる。本実施例では、第1
の時期を5時、第2の時期を13時に設定する。11は
計算手段で、記憶手段10に記憶されている測定値か
ら、13時におけるGIS1の異常判定値を計算し、判
定手段12に出力する。判定手段12は、記憶手段10
に記憶されている13時の圧力センサ4の測定値と、計
算手段11が計算した異常判定値値とを比較し、圧力セ
ンサ4の異常の有無を判定する。
【0012】次に、上記構成の圧力センサの点検装置の
動作原理について説明する。図2に、ある1日におけ
る、圧力センサ4が測定したGIS1のガス圧力Pと、
温度センサ7が測定した気温Tの変化を示す。図から明
らかなように、通常は、気温は1日の内5時が一番低く
13時が一番高い。ガス圧力Pは、気温を要因としての
み変化するのであれば、やはり13時がピークとなるは
ずであるが、実際には他の要因によっても変化をする。
このため、図示の例では、ガス圧力Pと気温Tのピーク
がずれている。
【0013】つまり、GIS1のガス圧力Pは、気温、
負荷電流通電、屋外の場合の日射を要因としても、変化
をする。いま、GIS1の正常運転状態における気温要
因によるガス圧力上昇をΔPa 、負荷電流通電によるガ
ス圧力上昇分をΔPIU、降下分をΔPIDとし、日射によ
るガス圧力上昇分をΔPS とする。また、5時の気温を
5 、5時のガス圧力をP5 、13時のガス圧力を
13、13時の気温をT13とする。
【0014】ここで、ΔPIU,ΔPID,ΔPS のそれぞ
れを、GIS1の平常運転時における変化を見込んだ一
定値に設定する。すると、13時のガス圧力P13は、図
3に示すように、5時のガス圧力P5 に対して、気温の
上昇分(T13−T5 )を要因としてΔPa 上昇する。さ
らにガス圧力P13は、その他の要因によってP5 +ΔP
a より高く又は低くなるが、その最大値PaHは、P5
ΔPa にΔPIUとΔP S を加えた値となり、その最小値
aLはP5 +ΔPa からΔPIDを引いた値となる。
【0015】つまり、気温がT5 からT13に変化した場
合、圧力センサ4に異常がなければ、GIS1のガス圧
力P13はPaHとPaLの範囲内に入るはずである。したが
って、このPaHとPaLを異常判定値として用いることに
より、13時のガス圧力がこの範囲外にあれば、圧力セ
ンサ4は異常であると判定できる。次に、図4のフロー
チャートを用いて、本実施例の動作を詳細に説明する。
【0016】タイマ手段9は、5時になると(ステップ
S1のY)、温度センサ7の測定した気温T5 と圧力セ
ンサ4の測定したGIS1のガス圧力P5 を記憶手段1
0に出力して、記憶させる(ステップS2)。また、タ
イマ手段9は、13時になると(ステップS3のY)、
温度センサ7の測定した気温T13と圧力センサ4の測定
したGIS1のガス圧力P13を記憶手段10に出力し
て、記憶させる(ステップS4)。
【0017】次に、計算手段11は、異常判定値PaH
aLを次の式を用いて計算する(ステップS5)。 PaH=P5 +L(T13−T5 )+ΔPIU+ΔPSaL=P5 +L(T13−T5 )−ΔPID ここで、L(T13−T5 )はΔPa である。Lは、ガス
密度定数であり、ガス圧力等によって異なる値が設定さ
れる。また、ΔPIU,ΔPID,ΔPS は既に説明したよ
うに設定された定数である。
【0018】判定手段12は、記憶手段10に記憶され
た13時のガス圧力P13と、計算手段11が計算した異
常判定値PaH,PaLとを比較する(ステップS6)。そ
して、PaH>P13>PaLの関係にあれば(ステップS6
のY)圧力センサ4は正常であると判定し(ステップS
7)ステップS1に戻る。また、範囲外となったとき
(ステップS6のN)は、圧力センサ4に異常があると
判定し(ステップS8)、警報等を出力した上で点検動
作を終了する。
【0019】以上説明した圧力センサ点検装置によれ
ば、気温の上昇に相当するガス圧力の上昇の変化を利用
して圧力センサ4の異常点検を行うことができるので、
圧力センサの異常を精度高く検出できる。例えば、圧力
センサの出力が変動せずに固定したような異常の場合、
5時と13時で気温が変化することにより、異常判定値
は5時のガス圧力に比べて高くなるのに対して、13時
の圧力センサの出力は高くならない。したがって、13
時の圧力センサの出力と異常判定値を比較することによ
り、異常を検出することができる。
【0020】これは、圧力センサの出力が実際のガス圧
力と無関係にランダムに変化をする場合も同様である。
この場合、13時の測定時点において、たまたまランダ
ムな変化が異常判定値内に収まるような変化をしてい
て、その時点で圧力センサの異常が検出できないことが
あり得る。しかしながら、そのような場合でも、翌日以
降の点検時にランダムな変化が異常判定値を超える確率
が高くなるので、圧力センサの異常は検出されることと
なる。
【0021】また、1日の内で気温差が大きい時刻のガ
ス圧力をベースに異常判定値を決めることができるの
で、判定の精度を年間を通して一定にすることができ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、圧力センサの異常を、
より確実により精度高く検出できる点検装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図。
【図2】図1のGISのガス圧力と気温の変化を示すグ
ラフ。
【図3】図1の点検装置の動作原理を説明するための
図。
【図4】図1の点検装置の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図5】従来のガス圧力監視装置を示す図。
【図6】図5のガス圧力監視装置の動作原理を示すグラ
フ。
【符号の説明】
1…GIS 2…配管 3…バルブ 4…圧力センサ 5…ガス圧力監視装置 6…連成計 7…温度センサ 9…タイマ手段 10…記憶手段 11…計算手段 12…判定手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス圧力を測定する圧力センサ、気温を
    測定する温度センサ、前記圧力センサ及び前記温度セン
    サの測定値を記憶するための記憶手段、所定の第1の時
    期及び第2の時期に前記圧力センサ及び前記温度センサ
    の測定値を前記記憶手段に記憶させるタイマ手段、前記
    記憶手段に記憶された各測定値の内、前記第1の時期に
    おける前記圧力センサの測定値と前記温度センサの測定
    値と前記第2の時期における温度センサの測定値とを用
    いて、前記第2の時期におけるガス圧力の異常判定値を
    計算する計算手段及び、この計算手段の計算した異常判
    定値と前記第2の時期の圧力センサの測定値とを比較す
    ることにより、前記圧力センサの異常を判定する判定手
    段を具備することを特徴とする圧力センサの点検装置。
JP6198391A 1994-08-23 1994-08-23 圧力センサの点検装置 Pending JPH0862082A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010193616A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Mitsubishi Electric Corp ガス圧監視装置ならびにガス絶縁電気機器
CN102104236A (zh) * 2009-12-17 2011-06-22 三菱电机株式会社 气压监视装置及气体绝缘电气设备
JP2020190501A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 ガス保安装置、及び、ガス保安システム
CN112903187A (zh) * 2021-03-11 2021-06-04 武汉飞恩微电子有限公司 一种电压力锅内压力传感器故障检测方法及装置
WO2023044819A1 (en) * 2021-09-24 2023-03-30 Abb Schweiz Ag Method and apparatus for gas leak detection

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