JPH0861637A - 流動床式焼却炉用砂中バーナ - Google Patents
流動床式焼却炉用砂中バーナInfo
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- JPH0861637A JPH0861637A JP19827994A JP19827994A JPH0861637A JP H0861637 A JPH0861637 A JP H0861637A JP 19827994 A JP19827994 A JP 19827994A JP 19827994 A JP19827994 A JP 19827994A JP H0861637 A JPH0861637 A JP H0861637A
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- fluidized bed
- fluidized
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- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長期間の連続運転が可能な寿命の長い、且つ
噴霧媒体及び冷却気体の使用量が少なく、保守の容易な
流動床式焼却炉用砂中バーナを提供する。 【構成】 被焼却物を焼却する流動床式焼却炉の砂中バ
ーナと、この砂中バーナの外側に設けた内側スリーブ
と、これら砂中バーナ及び内側スリーブを流動床式焼却
炉の内部に導入する外側スリーブとを有し、これら砂中
バーナ及び内側スリーブの冷却及び焼損防止を行なう冷
却気体の供給口を内側スリーブ及び外側スリーブの基端
側に形成した流動床式焼却炉用砂中バーナにおいて、砂
中バーナは、流動砂中に出没可能な第１の出没操作手段
を備えたものである。更に砂中バーナ及び内側スリーブ
を流動砂中に出没可能な第２の出没操作手段を備え、内
側スリーブの先端側に、砂中バーナの出没によって開閉
可能な蓋を設ける。
噴霧媒体及び冷却気体の使用量が少なく、保守の容易な
流動床式焼却炉用砂中バーナを提供する。 【構成】 被焼却物を焼却する流動床式焼却炉の砂中バ
ーナと、この砂中バーナの外側に設けた内側スリーブ
と、これら砂中バーナ及び内側スリーブを流動床式焼却
炉の内部に導入する外側スリーブとを有し、これら砂中
バーナ及び内側スリーブの冷却及び焼損防止を行なう冷
却気体の供給口を内側スリーブ及び外側スリーブの基端
側に形成した流動床式焼却炉用砂中バーナにおいて、砂
中バーナは、流動砂中に出没可能な第１の出没操作手段
を備えたものである。更に砂中バーナ及び内側スリーブ
を流動砂中に出没可能な第２の出没操作手段を備え、内
側スリーブの先端側に、砂中バーナの出没によって開閉
可能な蓋を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ごみ又は産業廃棄
物等の被焼却物を焼却する流動床式焼却炉に係り、特に
該流動床式焼却炉の砂中バーナの改良に関するものであ
る。
物等の被焼却物を焼却する流動床式焼却炉に係り、特に
該流動床式焼却炉の砂中バーナの改良に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、燃焼バーナとしては、例えば燃料
ガス化装置において該燃料ガス化装置の燃焼バーナのノ
ズルを引き抜き可能な装置を備えたものが知られている
（特開昭６２−２２５８０９号公報）。
ガス化装置において該燃料ガス化装置の燃焼バーナのノ
ズルを引き抜き可能な装置を備えたものが知られている
（特開昭６２−２２５８０９号公報）。
【０００３】一方図４は、従来技術に係る流動床式焼却
炉用砂中バーナ１００を示す断面図である。従来の砂中
バーナ１０１は、流動床式焼却炉のケーシング１０４の
内側に耐火材１０５を設け、更にその内側に流動砂１０
６が充填されている。この流動砂１０６を流動させ、且
つ高温に加熱することで都市ごみ又は産業廃棄物等の被
焼却物を焼却するものである。流動床式焼却炉の運転中
は、流動砂１０６の温度が低下し燃焼が不良にならない
様に、流動砂１０６の中に燃料油等の助燃用燃料を噴霧
させるために、ケーシング１０４、耐火材１０５の部分
にフランジ１１０を有するスリーブ１１１を取り付け、
その内側にフランジ１０７とボールバルブ１０８を有す
るガイドスリーブ１０９を配置し、更に、その内側に砂
中バーナ１０１を設置している。
炉用砂中バーナ１００を示す断面図である。従来の砂中
バーナ１０１は、流動床式焼却炉のケーシング１０４の
内側に耐火材１０５を設け、更にその内側に流動砂１０
６が充填されている。この流動砂１０６を流動させ、且
つ高温に加熱することで都市ごみ又は産業廃棄物等の被
焼却物を焼却するものである。流動床式焼却炉の運転中
は、流動砂１０６の温度が低下し燃焼が不良にならない
様に、流動砂１０６の中に燃料油等の助燃用燃料を噴霧
させるために、ケーシング１０４、耐火材１０５の部分
にフランジ１１０を有するスリーブ１１１を取り付け、
その内側にフランジ１０７とボールバルブ１０８を有す
るガイドスリーブ１０９を配置し、更に、その内側に砂
中バーナ１０１を設置している。
【０００４】この砂中バーナ１０１には、燃料油１０２
と噴霧エアー１０３をその一端から供給し先端より流動
砂１０６の内部に燃料油１０２と噴霧エアー１０３の混
合気を噴射させる。一方、流動床式焼却炉の運転中は、
砂中バーナ１０１及びガイドスリーブ１０９の焼損防止
及び流動砂１０６の流動床式焼却炉外への噴出を防止す
るためシールエアー１１２、シールエアー１１４及び噴
霧エアー１０３を常に流し、ガイドスリーブ１０９と砂
中バーナ１０１の間隙からはシールエアー１１５を、外
側スリーブ１１１と内側スリーブ１０９の間隙からはシ
ールエアー１１３を、各々噴射している。流動砂１０６
の温度低下の信号で燃料油１０２を供給して燃焼させ、
流動砂１０６の温度を上昇させて温度が正常になった時
点で燃料油１０２の供給を停止する様にシステムを組ん
でいる。しかし流動砂１０６の温度が低下する頻度は少
なく、その間シールエアー１１２、シールエアー１１４
及び噴霧エアー１０３を供給し続けるので、その消費量
も多く、且つガイドスリーブ１０９及び砂中バーナ１０
１は高温の流動砂１０６の内に常時曝されている状態と
なっている。
と噴霧エアー１０３をその一端から供給し先端より流動
砂１０６の内部に燃料油１０２と噴霧エアー１０３の混
合気を噴射させる。一方、流動床式焼却炉の運転中は、
砂中バーナ１０１及びガイドスリーブ１０９の焼損防止
及び流動砂１０６の流動床式焼却炉外への噴出を防止す
るためシールエアー１１２、シールエアー１１４及び噴
霧エアー１０３を常に流し、ガイドスリーブ１０９と砂
中バーナ１０１の間隙からはシールエアー１１５を、外
側スリーブ１１１と内側スリーブ１０９の間隙からはシ
ールエアー１１３を、各々噴射している。流動砂１０６
の温度低下の信号で燃料油１０２を供給して燃焼させ、
流動砂１０６の温度を上昇させて温度が正常になった時
点で燃料油１０２の供給を停止する様にシステムを組ん
でいる。しかし流動砂１０６の温度が低下する頻度は少
なく、その間シールエアー１１２、シールエアー１１４
及び噴霧エアー１０３を供給し続けるので、その消費量
も多く、且つガイドスリーブ１０９及び砂中バーナ１０
１は高温の流動砂１０６の内に常時曝されている状態と
なっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記前者における燃焼
バーナは、水冷壁で形成されたガス化炉本体を圧力容器
に内蔵させてなるガス化装置に使用する燃焼バーナに関
するもので、本発明で対象とする流動床式焼却炉の砂中
バーナとは構成が異なるものである。
バーナは、水冷壁で形成されたガス化炉本体を圧力容器
に内蔵させてなるガス化装置に使用する燃焼バーナに関
するもので、本発明で対象とする流動床式焼却炉の砂中
バーナとは構成が異なるものである。
【０００６】又、上記流動床式焼却炉用砂中バーナ１０
０は、焼損防止対策としてシールエアー１１２、１１４
及び噴霧エアー１０３を常時流しているが、砂中バーナ
１０１及びガイドスリーブ１０９の先端側は、流動砂１
０６の流動による摩耗及び高温による焼損或いは酸化雰
囲気による腐触等で脱落する恐れがあり、脱落した場合
には、その都度流動床式焼却炉を停止し補修するという
問題があり、又常時使用するシールエアー１１２、１１
４及び噴霧エアー１０３の使用量も多いという問題もあ
った。
０は、焼損防止対策としてシールエアー１１２、１１４
及び噴霧エアー１０３を常時流しているが、砂中バーナ
１０１及びガイドスリーブ１０９の先端側は、流動砂１
０６の流動による摩耗及び高温による焼損或いは酸化雰
囲気による腐触等で脱落する恐れがあり、脱落した場合
には、その都度流動床式焼却炉を停止し補修するという
問題があり、又常時使用するシールエアー１１２、１１
４及び噴霧エアー１０３の使用量も多いという問題もあ
った。
【０００７】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、摩耗や焼損、腐食等による脱落の恐れが少なく長
期間の連続運転が可能な寿命の長い、且つ噴霧媒体及び
冷却気体の使用量が少なく、保守の容易な流動床式焼却
炉用砂中バーナを提供することである。
決し、摩耗や焼損、腐食等による脱落の恐れが少なく長
期間の連続運転が可能な寿命の長い、且つ噴霧媒体及び
冷却気体の使用量が少なく、保守の容易な流動床式焼却
炉用砂中バーナを提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的は、被焼却物を
焼却する流動床式焼却炉の砂中バーナと、この砂中バー
ナの外側に設けた内側スリーブと、これら砂中バーナ及
び内側スリーブを流動床式焼却炉の内部に導入する外側
スリーブとを有し、これら砂中バーナ及び内側スリーブ
の冷却及び焼損防止を行なう冷却気体の供給口を内側ス
リーブ及び外側スリーブの基端側に形成した流動床式焼
却炉用砂中バーナにおいて、砂中バーナは、流動砂中に
出没可能な第１の出没操作手段を備えたものである。そ
して砂中バーナ及び内側スリーブを流動砂中に出没可能
な第２の出没操作手段を備え、内側スリーブの先端側
に、砂中バーナの第１の出没操作手段による出没によっ
て開閉可能なくさび形状に形成した蓋を設けたことであ
る。
焼却する流動床式焼却炉の砂中バーナと、この砂中バー
ナの外側に設けた内側スリーブと、これら砂中バーナ及
び内側スリーブを流動床式焼却炉の内部に導入する外側
スリーブとを有し、これら砂中バーナ及び内側スリーブ
の冷却及び焼損防止を行なう冷却気体の供給口を内側ス
リーブ及び外側スリーブの基端側に形成した流動床式焼
却炉用砂中バーナにおいて、砂中バーナは、流動砂中に
出没可能な第１の出没操作手段を備えたものである。そ
して砂中バーナ及び内側スリーブを流動砂中に出没可能
な第２の出没操作手段を備え、内側スリーブの先端側
に、砂中バーナの第１の出没操作手段による出没によっ
て開閉可能なくさび形状に形成した蓋を設けたことであ
る。
【０００９】
【作用】本発明の流動床式焼却炉用砂中バーナは、流動
砂中に出没可能な第１の出没操作手段を備えたので、流
動砂の温度が低下した時のみ、その信号を受け自動的に
流動床式焼却炉内に挿入され燃料流体を噴射し、流動砂
の温度を上昇させる。流動砂の温度が適正な温度に上昇
したら自動的に流動砂から流動床式焼却炉の外側方向に
没するように作動する。これにより砂中バーナは、高温
で且つ流動している流動砂に曝されている時間が短かく
なるので、砂中バーナの先端側は焼損したり摩耗するこ
とがない。
砂中に出没可能な第１の出没操作手段を備えたので、流
動砂の温度が低下した時のみ、その信号を受け自動的に
流動床式焼却炉内に挿入され燃料流体を噴射し、流動砂
の温度を上昇させる。流動砂の温度が適正な温度に上昇
したら自動的に流動砂から流動床式焼却炉の外側方向に
没するように作動する。これにより砂中バーナは、高温
で且つ流動している流動砂に曝されている時間が短かく
なるので、砂中バーナの先端側は焼損したり摩耗するこ
とがない。
【００１０】更に、砂中バーナ及び内側スリーブを流動
砂中に出没可能な第２の出没操作手段を備えたので、上
記作用に加え、砂中バーナは、内側スリーブに保護され
つつ流動砂に出没することが出来、砂中バーナの流動砂
による無用な焼損と摩耗を防止することが出来ると共
に、砂中バーナの流動砂中への出没距離が大きくとれ
る。 そして、内側スリーブの先端側に、砂中バーナの
第１の出没操作手段による出没によって開閉可能なくさ
び形状に形成した蓋を設けたので、砂中バーナ及び内側
スリーブが流動砂中に突出した際に、砂中バーナの先端
側から基端側にかけた部分が位置する内側スリーブの内
部に流動砂が侵入しない。又内側スリーブは、流動砂中
に突出するくさび形状の蓋によって、抵抗なく突出する
ことが出来ると共に、砂中バーナも、砂中バーナの第１
の出没操作手段によって内側スリーブのくさび形状の蓋
を突き上げ、抵抗なく突出することが出来る。
砂中に出没可能な第２の出没操作手段を備えたので、上
記作用に加え、砂中バーナは、内側スリーブに保護され
つつ流動砂に出没することが出来、砂中バーナの流動砂
による無用な焼損と摩耗を防止することが出来ると共
に、砂中バーナの流動砂中への出没距離が大きくとれ
る。 そして、内側スリーブの先端側に、砂中バーナの
第１の出没操作手段による出没によって開閉可能なくさ
び形状に形成した蓋を設けたので、砂中バーナ及び内側
スリーブが流動砂中に突出した際に、砂中バーナの先端
側から基端側にかけた部分が位置する内側スリーブの内
部に流動砂が侵入しない。又内側スリーブは、流動砂中
に突出するくさび形状の蓋によって、抵抗なく突出する
ことが出来ると共に、砂中バーナも、砂中バーナの第１
の出没操作手段によって内側スリーブのくさび形状の蓋
を突き上げ、抵抗なく突出することが出来る。
【００１１】
【実施例】本発明の流動床式焼却炉用砂中バーナの実施
例を図面に基づいて説明する。図１は本発明に係る流動
床式焼却炉用砂中バーナの一実施例を示し、砂中バーナ
及び内側スリーブが流動床式焼却炉から没した状態の断
面図、図２は図１と同じ実施例の流動床式焼却炉用砂中
バーナを示し、図１の状態から砂中バーナ及び内側スリ
ーブが流動砂中に突き出た状態の断面図、図３は図１と
同じ実施例の流動床式焼却炉用砂中バーナを示し、図２
の状態から砂中バーナが流動砂中に突き出た状態の断面
図、を各々示す。
例を図面に基づいて説明する。図１は本発明に係る流動
床式焼却炉用砂中バーナの一実施例を示し、砂中バーナ
及び内側スリーブが流動床式焼却炉から没した状態の断
面図、図２は図１と同じ実施例の流動床式焼却炉用砂中
バーナを示し、図１の状態から砂中バーナ及び内側スリ
ーブが流動砂中に突き出た状態の断面図、図３は図１と
同じ実施例の流動床式焼却炉用砂中バーナを示し、図２
の状態から砂中バーナが流動砂中に突き出た状態の断面
図、を各々示す。
【００１２】図１に示すように、本実施例の流動床式焼
却炉用砂中バーナ１は、基端側１１から供給した燃料流
体である燃料油１５と噴霧媒体である噴霧エアー１６を
先端側１２から高温に加熱した流動する流動砂７中に噴
射し、被焼却物を焼却する流動床式焼却炉３の砂中バー
ナ１０と、この砂中バーナ１０の先端側１２から基端側
１１にかけて砂中バーナ１０の外側に設けた内側スリー
ブであるガイドスリーブ２１と、流動床式焼却炉３の側
壁５を貫通し砂中バーナ１０及びガイドスリーブ２１を
流動床式焼却炉３の内部に導入する外側スリーブ３７と
を有している。そして、砂中バーナ１０及びガイドスリ
ーブ２１の冷却及び焼損防止を行なう冷却気体であるシ
ールエアー３１の供給口３１ａをガイドスリーブ２１の
基端側２２に形成し、ガイドスリーブ２１の冷却及び焼
損防止を行なう冷却気体であるシールエアー４４の供給
口４４ａを外側スリーブ３７の基端側３８に形成した流
動床式焼却炉用砂中バーナ１において、砂中バーナ１０
は、流動砂７中に出没可能な第１の出没操作手段１８を
備えたものである。
却炉用砂中バーナ１は、基端側１１から供給した燃料流
体である燃料油１５と噴霧媒体である噴霧エアー１６を
先端側１２から高温に加熱した流動する流動砂７中に噴
射し、被焼却物を焼却する流動床式焼却炉３の砂中バー
ナ１０と、この砂中バーナ１０の先端側１２から基端側
１１にかけて砂中バーナ１０の外側に設けた内側スリー
ブであるガイドスリーブ２１と、流動床式焼却炉３の側
壁５を貫通し砂中バーナ１０及びガイドスリーブ２１を
流動床式焼却炉３の内部に導入する外側スリーブ３７と
を有している。そして、砂中バーナ１０及びガイドスリ
ーブ２１の冷却及び焼損防止を行なう冷却気体であるシ
ールエアー３１の供給口３１ａをガイドスリーブ２１の
基端側２２に形成し、ガイドスリーブ２１の冷却及び焼
損防止を行なう冷却気体であるシールエアー４４の供給
口４４ａを外側スリーブ３７の基端側３８に形成した流
動床式焼却炉用砂中バーナ１において、砂中バーナ１０
は、流動砂７中に出没可能な第１の出没操作手段１８を
備えたものである。
【００１３】更に、本実施例の流動床式焼却炉用砂中バ
ーナ１は、砂中バーナ１０及びガイドスリーブ２１を流
動砂７中に出没可能な第２の出没操作手段３３を備えて
いる。ガイドスリーブ２１の先端側２３は、砂中バーナ
１０の第１の出没操作手段１８による出没によって開閉
可能なくさび形状に形成した蓋２８を有している。
ーナ１は、砂中バーナ１０及びガイドスリーブ２１を流
動砂７中に出没可能な第２の出没操作手段３３を備えて
いる。ガイドスリーブ２１の先端側２３は、砂中バーナ
１０の第１の出没操作手段１８による出没によって開閉
可能なくさび形状に形成した蓋２８を有している。
【００１４】更に、流動床式焼却炉３のケーシング４の
内側に耐火材６を設け、その内側に流動砂７を充填して
いる。ケーシング４と耐火材６とを貫通するように外側
スリーブ３７を設け、その基端側３８にグランドボック
ス４０、グランド４１及びグランドパッキン４２を設け
ている。このグランドボックス４０、グランド４１及び
グランドパッキン４２に支持されて外側スリーブ３７の
内側に内側スリーブであるガイドスリーブ２１を設け、
その先端側２３にくさび形状の蓋２８、この蓋２８を軸
支するヒンジ２９が設けられ、蓋の近傍にはガイドラグ
２７を取り付けられている。ガイドスリーブ２１の基端
側２２には、グランドボックス２４、グランド２５及び
グランドパッキン２６が設けられ、グランドボックス２
４と砂中バーナ１０との間には、第１の出没操作手段１
８を構成するエアーシリンダー１９とサポート２０が取
り付けられ砂中バーナ１０を出没可能にしている。グラ
ンドボックス２４はシールエアー３１を受け入れ、ガイ
ドスリーブ２１の内側に供給する様にしている。
内側に耐火材６を設け、その内側に流動砂７を充填して
いる。ケーシング４と耐火材６とを貫通するように外側
スリーブ３７を設け、その基端側３８にグランドボック
ス４０、グランド４１及びグランドパッキン４２を設け
ている。このグランドボックス４０、グランド４１及び
グランドパッキン４２に支持されて外側スリーブ３７の
内側に内側スリーブであるガイドスリーブ２１を設け、
その先端側２３にくさび形状の蓋２８、この蓋２８を軸
支するヒンジ２９が設けられ、蓋の近傍にはガイドラグ
２７を取り付けられている。ガイドスリーブ２１の基端
側２２には、グランドボックス２４、グランド２５及び
グランドパッキン２６が設けられ、グランドボックス２
４と砂中バーナ１０との間には、第１の出没操作手段１
８を構成するエアーシリンダー１９とサポート２０が取
り付けられ砂中バーナ１０を出没可能にしている。グラ
ンドボックス２４はシールエアー３１を受け入れ、ガイ
ドスリーブ２１の内側に供給する様にしている。
【００１５】更に、ケーシング４とグランドボックス２
４には、第２の出没操作手段３３を構成するエアーシリ
ンダー３４とサポート３５が取り付けられ、砂中バーナ
１０及びガイドスリーブ２１を出没可能にしている。グ
ランドボックス４０はシールエア４４を受け入れガイド
スリーブ２１と外側スリーブ３７の間隙に供給してい
る。
４には、第２の出没操作手段３３を構成するエアーシリ
ンダー３４とサポート３５が取り付けられ、砂中バーナ
１０及びガイドスリーブ２１を出没可能にしている。グ
ランドボックス４０はシールエア４４を受け入れガイド
スリーブ２１と外側スリーブ３７の間隙に供給してい
る。
【００１６】次に、本実施例の流動床式焼却炉用砂中バ
ーナ１の作用について説明する。第１図は、砂中バーナ
及び内側スリーブが流動床式焼却炉３から没した状態の
断面図である。これは砂中バーナ１０を使用しない通常
時の状態を示している。この時が流動床式焼却炉の運転
中で最も長い時間であり、シールエアー３１、シールエ
アー４４及び噴霧エアー１６を供給し流動床式焼却炉内
へ流し、砂中バーナ１０及びガイドスリーブ２１を冷却
している。流動砂７の温度が低下した場合、その信号を
受けると砂中バーナ１０を使用することになるが、噴霧
エアー１６を供給し砂中バーナ１０の先端部より噴射さ
せてガイドスリーブ２１の先端側蓋２８の隙間より噴霧
エアー１６とシールエアー３１の混合気３２を流動砂７
へ噴射させる。
ーナ１の作用について説明する。第１図は、砂中バーナ
及び内側スリーブが流動床式焼却炉３から没した状態の
断面図である。これは砂中バーナ１０を使用しない通常
時の状態を示している。この時が流動床式焼却炉の運転
中で最も長い時間であり、シールエアー３１、シールエ
アー４４及び噴霧エアー１６を供給し流動床式焼却炉内
へ流し、砂中バーナ１０及びガイドスリーブ２１を冷却
している。流動砂７の温度が低下した場合、その信号を
受けると砂中バーナ１０を使用することになるが、噴霧
エアー１６を供給し砂中バーナ１０の先端部より噴射さ
せてガイドスリーブ２１の先端側蓋２８の隙間より噴霧
エアー１６とシールエアー３１の混合気３２を流動砂７
へ噴射させる。
【００１７】次の段階は、第２図に示すように、砂中バ
ーナ１０及びガイドスリーブ２１を流動砂７中に突き出
た状態にする。第２の出没操作手段３３を構成するエア
ーシリンダー３４を作動させ砂中バーナ１０とガイドス
リーブ２１とを同時に流動床式焼却炉３内、即ち流動砂
７の中に突き出させる。ガイドスリーブ２１の先端側２
３は、くさび形状であり流動砂７の中に容易に突き出さ
せることが出来る。この状態ではまだ砂中バーナ１０は
ガイドスリーブ２１と蓋２８により保護されている。
ーナ１０及びガイドスリーブ２１を流動砂７中に突き出
た状態にする。第２の出没操作手段３３を構成するエア
ーシリンダー３４を作動させ砂中バーナ１０とガイドス
リーブ２１とを同時に流動床式焼却炉３内、即ち流動砂
７の中に突き出させる。ガイドスリーブ２１の先端側２
３は、くさび形状であり流動砂７の中に容易に突き出さ
せることが出来る。この状態ではまだ砂中バーナ１０は
ガイドスリーブ２１と蓋２８により保護されている。
【００１８】最後の段階は、第３図に示すように、砂中
バーナ１０が流動砂７中に突き出た状態である。第１の
出没操作手段１８を構成するエアーシリンダー１９を作
動させ、砂中バーナ１０を流動砂７中に突き出させると
蓋２８を押し上げ砂中バーナ１０の先端側１２は完全に
流動砂７の内部に入る。その後燃料油１５を供給し流動
砂７へ噴霧、燃焼させ流動砂７の温度を上昇させる。こ
の時砂中バーナ１０は噴霧エアー１６、燃料油１５及び
シールエアー３２′により冷却されている。ガイドスリ
ーブ２１もその基端側２２から供給されたシールエアー
４４が、ガイドスリーブ２１と外側スリーブ３７との間
隙を通過することによってシールエアー４５となって流
動砂７中に噴出し冷却すると共に、ガイドスリーブ２１
の中に流動砂７が侵入しないようにシールエアー３２′
により防止される。
バーナ１０が流動砂７中に突き出た状態である。第１の
出没操作手段１８を構成するエアーシリンダー１９を作
動させ、砂中バーナ１０を流動砂７中に突き出させると
蓋２８を押し上げ砂中バーナ１０の先端側１２は完全に
流動砂７の内部に入る。その後燃料油１５を供給し流動
砂７へ噴霧、燃焼させ流動砂７の温度を上昇させる。こ
の時砂中バーナ１０は噴霧エアー１６、燃料油１５及び
シールエアー３２′により冷却されている。ガイドスリ
ーブ２１もその基端側２２から供給されたシールエアー
４４が、ガイドスリーブ２１と外側スリーブ３７との間
隙を通過することによってシールエアー４５となって流
動砂７中に噴出し冷却すると共に、ガイドスリーブ２１
の中に流動砂７が侵入しないようにシールエアー３２′
により防止される。
【００１９】流動砂７の温度の上昇が完了すると、燃料
油１５の供給を停止し、砂中バーナ１０を第１の出没操
作手段１８で流動床式焼却炉の外側方向に没とさせると
共に、第２の出没操作手段３３により砂中バーナ１０及
びガイドスリーブ２１を流動床式焼却炉の外側方向に没
とさせ、第２図から第１図の状態に自動的に戻し流動砂
７の温度が低下するまでスタンバイさせておく。ガイド
スリーブ２１の先端側及び蓋２８の材質は、耐熱性の良
い材料を使用することにより、長期間の連続運転が可能
になり寿命が長くなる。
油１５の供給を停止し、砂中バーナ１０を第１の出没操
作手段１８で流動床式焼却炉の外側方向に没とさせると
共に、第２の出没操作手段３３により砂中バーナ１０及
びガイドスリーブ２１を流動床式焼却炉の外側方向に没
とさせ、第２図から第１図の状態に自動的に戻し流動砂
７の温度が低下するまでスタンバイさせておく。ガイド
スリーブ２１の先端側及び蓋２８の材質は、耐熱性の良
い材料を使用することにより、長期間の連続運転が可能
になり寿命が長くなる。
【００２０】
【発明の効果】本発明の砂中バーナによれば、流動砂中
に出没可能な第１の出没操作手段を備えたので、砂中バ
ーナの先端側は焼損したり摩耗することがなく、流動床
式焼却炉を停止することなく長期間の連続運転が可能に
なる。そして、砂中バーナの寿命が延びるため交換する
手間が減り部品を取り替えする費用も少なくなる。
に出没可能な第１の出没操作手段を備えたので、砂中バ
ーナの先端側は焼損したり摩耗することがなく、流動床
式焼却炉を停止することなく長期間の連続運転が可能に
なる。そして、砂中バーナの寿命が延びるため交換する
手間が減り部品を取り替えする費用も少なくなる。
【００２１】更に、砂中バーナ及び内側スリーブを流動
砂中に出没可能な第２の出没操作手段を備えたので、上
記発明の効果に加え、砂中バーナは、内側スリーブに保
護されつつ流動砂に出没することが出来、砂中バーナの
流動砂による無用な焼損と摩耗を防止することが出来る
と共に、砂中バーナの流動砂中への出没距離が大きくと
れる。
砂中に出没可能な第２の出没操作手段を備えたので、上
記発明の効果に加え、砂中バーナは、内側スリーブに保
護されつつ流動砂に出没することが出来、砂中バーナの
流動砂による無用な焼損と摩耗を防止することが出来る
と共に、砂中バーナの流動砂中への出没距離が大きくと
れる。
【００２２】そして、内側スリーブの先端側に、砂中バ
ーナの第１の出没操作手段による出没によって開閉可能
なくさび形状に形成した蓋を設けたので、上記いずれか
の発明の効果に加え、砂中バーナの先端側から基端側に
かけた部分が位置する内側スリーブの内部に流動砂が侵
入しない。又内側スリーブは、くさび形状の蓋によっ
て、流動砂中に抵抗なく突出することが出来ると共に、
砂中バーナも、砂中バーナの第１の出没操作手段によっ
て内側スリーブのくさび形状の蓋を突き上げ、抵抗なく
突出することが出来る。その上、万が一砂中バーナがダ
メージを受けた場合でもガイドスリーブ先端側の蓋が閉
じている為、流動床式焼却炉運転中でも流動砂はガイド
スリーブの内部に侵入しないため砂中バーナは容易に抜
き出せ、修理又は交換ができる。
ーナの第１の出没操作手段による出没によって開閉可能
なくさび形状に形成した蓋を設けたので、上記いずれか
の発明の効果に加え、砂中バーナの先端側から基端側に
かけた部分が位置する内側スリーブの内部に流動砂が侵
入しない。又内側スリーブは、くさび形状の蓋によっ
て、流動砂中に抵抗なく突出することが出来ると共に、
砂中バーナも、砂中バーナの第１の出没操作手段によっ
て内側スリーブのくさび形状の蓋を突き上げ、抵抗なく
突出することが出来る。その上、万が一砂中バーナがダ
メージを受けた場合でもガイドスリーブ先端側の蓋が閉
じている為、流動床式焼却炉運転中でも流動砂はガイド
スリーブの内部に侵入しないため砂中バーナは容易に抜
き出せ、修理又は交換ができる。
【図１】本発明に係る流動床式焼却炉用砂中バーナの一
実施例を示し、砂中バーナ及び内側スリーブが流動床式
焼却炉から没した状態の断面図である。
実施例を示し、砂中バーナ及び内側スリーブが流動床式
焼却炉から没した状態の断面図である。
【図２】図１と同じ実施例の流動床式焼却炉用砂中バー
ナを示し、図１の状態から砂中バーナ及び内側スリーブ
が流動砂中に突き出た状態の断面図である。
ナを示し、図１の状態から砂中バーナ及び内側スリーブ
が流動砂中に突き出た状態の断面図である。
【図３】図１と同じ実施例の流動床式焼却炉用砂中バー
ナを示し、図２の状態から砂中バーナが流動砂中に突き
出た状態の断面図である。
ナを示し、図２の状態から砂中バーナが流動砂中に突き
出た状態の断面図である。
【図４】従来技術に係る流動床式焼却炉用砂中バーナを
示す断面図である。
示す断面図である。
１ 流動床式焼却炉用砂中バーナ ３ 流動床式焼却炉 ５ 側壁 ７ 流動砂 １０ 砂中バーナ １１ 基端側 １２ 先端側 １５ 燃料油（燃料流体） １６ 噴霧エアー（噴霧媒体） １８ 第１の出没操作手段 ２１ ガイドスリーブ（内側スリーブ） ２２ 基端側 ２３ 先端側 ２８ 蓋 ３１ シールエアー（冷却気体） ３３ 第２の出没操作手段 ３７ 外側スリーブ ３８ 基端側 ４４ シールエアー（冷却気体）
Claims (3)
- 【請求項１】 基端側から供給した燃料流体と噴霧媒体
を先端側から高温に加熱した流動する流動砂中に噴射
し、被焼却物を焼却する流動床式焼却炉の砂中バーナ
と、該砂中バーナの前記先端側から前記基端側にかけて
前記砂中バーナの外側に設けた内側スリーブと、前記流
動床式焼却炉の側壁を貫通し前記砂中バーナ及び内側ス
リーブを前記流動床式焼却炉の内部に導入する外側スリ
ーブとを有し、前記砂中バーナ及び内側スリーブの冷却
及び焼損防止を行なう冷却気体の供給口を前記内側スリ
ーブの基端側に形成し、前記内側スリーブの冷却及び焼
損防止を行なう冷却気体の供給口を前記外側スリーブの
基端側に形成した流動床式焼却炉用砂中バーナにおい
て、前記砂中バーナは、前記流動砂中に出没可能な第１
の出没操作手段を備えたことを特徴とする流動床式焼却
炉用砂中バーナ。 - 【請求項２】 請求項１において、前記砂中バーナ及び
内側スリーブを前記流動砂中に出没可能な第２の出没操
作手段を備えたことを特徴とする流動床式焼却炉用砂中
バーナ。 - 【請求項３】 請求項１又は２において、前記内側スリ
ーブの先端側に、前記砂中バーナの前記第１の出没操作
手段による出没によって開閉可能なくさび形状に形成し
た蓋を設けたことを特徴とする流動床式焼却炉用砂中バ
ーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19827994A JP3622060B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 流動床式焼却炉用砂中バーナおよびその運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19827994A JP3622060B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 流動床式焼却炉用砂中バーナおよびその運転方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861637A true JPH0861637A (ja) | 1996-03-08 |
| JP3622060B2 JP3622060B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=16388487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19827994A Expired - Fee Related JP3622060B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 流動床式焼却炉用砂中バーナおよびその運転方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3622060B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009085498A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃焼灰堆積防止装置およびこれを備えたダクト |
| JP2011094868A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Osaka Gas Co Ltd | 流動床式焼却炉のガスノズル |
| WO2020145090A1 (ja) * | 2019-01-11 | 2020-07-16 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | バーナ、バーナシステム、ガス化複合発電設備、及びバーナの移動方法 |
-
1994
- 1994-08-23 JP JP19827994A patent/JP3622060B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009085498A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃焼灰堆積防止装置およびこれを備えたダクト |
| JP2011094868A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Osaka Gas Co Ltd | 流動床式焼却炉のガスノズル |
| WO2020145090A1 (ja) * | 2019-01-11 | 2020-07-16 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | バーナ、バーナシステム、ガス化複合発電設備、及びバーナの移動方法 |
| JP2020112311A (ja) * | 2019-01-11 | 2020-07-27 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | バーナ、バーナシステム、ガス化複合発電設備、及びバーナの移動方法 |
| CN112585400A (zh) * | 2019-01-11 | 2021-03-30 | 三菱动力株式会社 | 燃烧器、燃烧器***、气化复合发电设备及燃烧器的移动方法 |
| US11384938B2 (en) | 2019-01-11 | 2022-07-12 | Mitsubishi Power, Ltd. | Burner, burner system, integrated gasification combined cycle, and method for moving burner |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3622060B2 (ja) | 2005-02-23 |
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