JPH0861544A - 流体制御弁における弁構造 - Google Patents

流体制御弁における弁構造

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JPH0861544A
JPH0861544A JP22253094A JP22253094A JPH0861544A JP H0861544 A JPH0861544 A JP H0861544A JP 22253094 A JP22253094 A JP 22253094A JP 22253094 A JP22253094 A JP 22253094A JP H0861544 A JPH0861544 A JP H0861544A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフト量が著しく小さい場合での圧損による
流量特性の悪化を防止すると共に、孔加工を容易にして
コスト低減を図る。 【構成】 ポペット式の主弁6を隔壁と入口との間の流
路中に配設する流体制御弁において、主弁6における弁
軸体端部に弁座に弁体部を有する弁体デイスクを装着す
ると共に、弁軸体内に入口と連通する連通孔を形成し、
該連通孔と連通する流出孔を弁体部近傍の周囲の円周方
向に複数設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弁口を開閉するポペット
式の弁を有する流体制御弁において、特に弁のリフト量
が少ない場合での流量に影響を及ぼす流動抵抗を減少さ
せて流量特性を良好にする様にした流体制御弁における
弁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流体制御弁aとしては、
図7に示す様にソレノイドbによって上下動制御される
弁軸体cの下端に弁体デイスクdを装着すると共に、入
口eと連通する流入孔fを弁軸体c内に設け、且つ流入
孔fより分岐かれる分流孔gを弁軸体c内の横方向に形
成したポペット式の弁を有するものが知られている。
【0003】しかるに、かかる流体制御弁aにあって
は、弁軸体c内から弁口hへ流動する過程にて流路が直
角屈曲形成されているために流体に圧損が生じるが、弁
のリフト量δが弁口hの直径Dの1/4以上である場合
には、かかる圧損は何ら流量に影響を及ぼさないも、し
かしながら上記リフト量δが弁口hの直径Dの1/4よ
り小さい範囲では、かかる圧損が流量に影響し、流量低
下をきたして流量特性が悪化する欠点を有している。
【0004】しかも、加工時にあっては、円柱状の弁軸
体cの横方向より分流孔gを形成しなければならず、こ
のため流入孔fの加工軸と相違するためワークの位置変
え、位置決めのための治具等が必要となって手間を要
し、加工コストが高騰する欠点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は流出孔から弁
口への流入経路を限りなく直線的と成し、弁体部の外方
より弁口に流入する一部の流体の流れによって流出孔よ
り流入する一部の流体を引き込みし、又整流通路によっ
て流出孔へ流入させる流体を整流し、特にリフト量が著
しく小さい場合での圧損による流量特性の悪化を防止
し、又孔加工を容易にしてコスト低減を図ったポペット
式にて弁口を開閉制御する流体制御弁における弁構造を
提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づくリフト量が少ない範囲における流量特性等の課題
に鑑み、ポペット式の主弁を有する流体制御弁におい
て、弁座に着座する最低必要な接地面を有する弁体デイ
スク近傍の外周より弁室内に流体を流入させる流出孔を
設け、弁口への流体経路を限りなく直線的と成して圧損
を低減し、リフト量が小なる状態での流量損失を低減し
て流量特性を向上させることを要旨とする流体制御弁に
おける弁構造を提供して上記欠点を解消せんとしたもの
である。
【0007】入口と出口を隔壁によって区割すると共
に、該隔壁に弁口を形成した弁本体と、弁口周囲の弁座
に接離して弁口を開閉するポペット式の主弁を隔壁と入
口との間の流路中に配設する流体制御弁における弁構造
である。
【0008】主弁における弁軸体端部に弁座に着座する
のに最低必要な接地面が形成された截頭円錐状に形成さ
れた弁体部を有する弁体デイスクを装着し、弁軸体内に
入口と連通する連通孔を形成し、該連通孔と連通する流
出孔を弁体部近傍の周囲の円周方向に複数設けたり、弁
体デイスク自体に流出孔を設けたりしている。
【0009】又、主弁をソレノイドによって制御するも
のにも適応でき、さらに弁軸体内の連通孔における磁気
回路外である下方側に下方拡径するコーン筒部を形成
し、該コーン筒部内に配設される円錐状の整流突起を弁
体デイスク上面に形成することにより、さらに圧損を低
減できる
【0010】しかも、流出孔の開口下端における弁体デ
イスクの中心軸寄りの開口部位の一部を、同中心軸に対
して直径方向にて弁体部の誘導面とオーバラップさせて
も良い。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る流体制御弁であり、該流体制
御弁1は入口2と出口3を連通する弁口4を有する弁本
体5と、弁口4を開閉するポペット式の主弁6と、該主
弁6を制御するソレノイド7から構成し、該ソレノイド
7によって制御される主弁6のリフト量δを弁口4の直
径Dの1/4より小さく設定している。
【0012】弁本体5は非磁性材から成る主弁6を内装
する弁筒体8と、磁性材からなる入口継手9から構成さ
れ、前者の弁筒体8は円筒状に形成され、その下端側に
出口3が形成されると共に、上端側に入口継手9を螺着
する取付口10を形成し、該取付口10と出口3とを区割す
る隔壁11を形成し、該隔壁11に弁口4が形成され、該弁
口4の周囲より取付口10側へ向かって突出する弁座12を
形成している。
【0013】尚、弁座12は上端部位12a はアール状に形
成されると共に、その側壁面12b はテーパー状に形成さ
れ、又弁座12は図2の一点斜線Xにて図示する様に突出
させずに弁口4周囲における隔壁11の平坦部位を弁座12
と成しても、後述する流量特性には何ら影響はなかっ
た。
【0014】尚、弁座12が平坦部位である場合には、少
なくとも後述するカシメ部34が隔壁11に干渉しない様
に、カシメ部34を無くしたり、カシメ部34を薄くしたり
する必要がある。
【0015】又、後者の入口継手9は円柱状に形成さ
れ、その下端側をコア部13と成し、上端側に入口2が形
成され、該入口2より連続してコア部13の中央を通り下
端側に開口する流入孔14を形成している。
【0016】主弁6は弁本体5の隔壁11と入口2との間
に配設するものにして、入口継手9のコア部13によって
磁力吸着制御されるプランジャとしての機能と、弁筒体
8の弁座12に着座して弁口4を閉鎖する機能を併せ持
ち、磁性材により円柱状の弁軸体15を形成し、該弁軸体
15の外径は弁筒体8の内径より若干小径と成して弁筒体
8内にて上下動自在と成しており、その弁軸体15の下端
側の端部に弁座12に着座する弁体デイスク16を装着して
いる。
【0017】又、弁軸体15内の中央に連通孔17を上下に
貫通する様に形成し、該連通孔17の上方側を拡径状と成
してスプリング挿入筒部18を形成すると共に、後述する
磁気回路における磁気ロスを発生させない下方側を下方
に従って順次拡径するコーン筒部19と、2段円筒部20か
ら成る弁体デイスク装着部21を形成している。
【0018】弁体デイスク16はゴム、合成樹脂、金属等
のシール材によって形成するものにして、2段円筒部20
における大径部20a の内径に合致する円板状のデイスク
本体22の下面中央に、ポペット式に弁口4の弁座12に着
座するのに最低必要な接地面を形成する様に截頭円錐状
の弁体部23を下方へ一体突出している。
【0019】又、弁体部23は截頭円錐状に突設している
ことにより、その周側壁である誘導面24はテーパー状に
形成されるも、かかるテーパー状に形成された誘導面24
をアール状と成しても良く、この場合誘導面24の表面積
が増大するので、後述する流体の誘導作用がさらに向上
する。
【0020】デイスク本体22の上面中央に円錐状の整流
突起25を上方へ一体突出し、弁体デイスク16を弁軸体15
の弁体デイスク装着部21に装着した時に、整流突起25と
コーン筒部19および2段円筒部20における小径部20b に
よってコーン状に拡がる整流通路26が形成される。
【0021】又、デイスク本体22における弁体部23近傍
の周囲の円周方向に、デイスク本体21の上下面を貫通す
ると共に、上記整流通路26と連通する流出孔27、27a …
を形成し、かかる流出孔27、27a …の開口下端における
弁体デイスク16の中心軸CL寄りの開口部位の一部を、
同中心軸CLに対して直径方向にて弁体部23の誘導面24
とオーバラップさせている。
【0022】そして、弁体デイスク16を弁体デイスク装
着部21における2段円筒部20の大径部20a に装着し、し
かる後弁体デイスク16の外周側をカシメ部34によって装
着固定している。
【0023】尚、主弁6の弁軸体15にコーン筒部19と、
2段円筒部20から成る弁体デイスク装着部21を設けてい
るも、かかる構造に何ら限定されず、例えばかかる部位
を弁体デイスク16として一体形成することも可能であ
り、この場合は磁気回路外でもあるため、磁気ロスがな
いことにより、ソレノイド7を大型にしなくても可能と
なる。
【0024】そして、弁筒体8に入口継手9を螺着する
と共に、弁筒体8内の弁室28に主弁6を上下動自在に内
装し、該主弁6の上方側のスプリング挿入筒部18にスプ
リング29を配設し、該スプリング29の弾発力によって主
弁6を下方へ付勢し、該主弁6の下端に装着する弁体デ
イスク16によって弁座12に着座させて弁口4を閉鎖させ
ている。
【0025】ソレノイド7は弁本体5が挿通される内径
を有するボビン30に所定巻数のコイル31が巻回されると
共に、磁性材によって形成される断面コ字状のヨーク32
をコイル31の周囲に配設し、ヨーク32、入口継手9にお
けるコア部12および主弁6の上方側によって磁気回路を
形成している。
【0026】尚、図中33は弁軸体15の外周面の上下方向
にわたって形成した連通溝である。
【0027】次に、流体制御弁1の他の実施例について
は、共通箇所は省略し、相違する箇所についてのみ説明
すると、図5に示す流体制御弁1aとしては、主弁6にお
ける弁軸体15の下端に弁体デイスク16を装着すると共
に、弁軸体15中央における連通孔17の直径を弁体デイス
ク16より小径と成すと共に、有底状と成し、かかる連通
孔17底部より弁体デイスク16の近傍外側の円周方向に流
出孔27、27a …を形成している。
【0028】又、図6に示す流体制御弁1bとしては、主
弁6における弁軸体15中央における連通孔17の直径を弁
体デイスク16より大径と成すと共に、有底状と成し、か
かる連通孔17底部より弁体デイスク16の近傍外側の円周
方向に流出孔27、27a …を形成している。
【0029】又、流体制御弁1a、1bに共通する構造とし
ては、弁体デイスク16の下部を弁軸体15下端側の端部よ
り突設させ、かかる突設部位を弁体部23と成している。
【0030】尚、本実施例の流体制御弁1における主弁
6のリフト量δは弁口4の直径Dの1/4より小さく設
定しているも、かかる設定には何ら限定されず、要する
に直径Dの1/4より小さいリフト量δの範囲での流量
特性の改善を図ることが目的であるため、主弁6をソレ
ノイド7にて上下動制御して弁口4の開閉操作のみを行
う様にした電磁式の流体制御弁1に限らず、主弁6に連
通孔17と流出孔27、27a …が形成され、ポペット式にて
弁口4を開閉制御する減圧弁、リリーフ弁、更には主弁
6のリフト量δを任意に調整して流量を可変させる流量
制御弁にも適応可能である。
【0031】次に本発明に係る流体制御弁の作用につい
て説明すると、先ず、流体の流れについては、ソレノイ
ド7を作動させ、磁気回路の一部である入口継手9にお
ける磁化されたコア部13によって主弁6をスプリング29
の弾発力に抗してその主弁6の上端部をコア部13の下端
部に当接させるまで上動させて吸着保持して弁体デイス
ク16を弁座12より所定のリフト量δだけ離脱させて弁口
4を開口させる。
【0032】そして、入口2より流入した流体は、流入
孔14、連通孔17を介して弁軸体15および弁体デイスク16
の流出孔27、27a …より弁室28に流入して弁口4を通っ
て出口3より外部へ吐出する。
【0033】かかる流動状態にあっては、流出孔27、27
a …が弁口4近傍の円周方向に設けられているため、弁
口4への流入経路を限りなく直線的にできると共に、流
出孔27、27a …の開口下端より弁体デイスク16の弁体部
23は下方へ突出され、且つテーパー状又はアール状の誘
導面24が形成されることにより、弁室28に流入した一部
の流体は弁体部23の外周側より弁口4の中心へ向かって
流れる際に、流体の一部は円周方向に設けられる流出孔
27、27a …間の誘導面24に沿って何ら抵抗なくスムーズ
に流れることにより、その流れによって流出孔27、27a
…より流入する一部の流体は引き込まれて弁口4中心へ
と流れる。
【0034】又、全ての構造、寸法等を同一として弁座
12を突出したものと、突出させずに隔壁11の平坦部位を
弁座12と成した流体制御弁1で実験した処、流量特性に
は何ら相違することが認められなく、このことによって
誘導面24に沿って流れる流体と、流出孔27、27a …より
流れる流体とは円周方向にてオーバーラップされること
により、上記の引き込み現象が生じていると推定でき
る。
【0035】しかも、コーン筒部19内に整流突起24を配
設するものにあっては、コーン筒部19と整流突起24との
間を流れる際は、コーン状に整流された状態で流出孔2
7、27a …内へと流入する。
【0036】又、流体制御弁1、1a…の流量特性と、従
来の流体制御弁との流量特性については、図8に示す様
に明らかに従来に比して向上していることが認められ
た。
【0037】尚、当然ながら比較対象物は弁構造のみを
相違させ、その他全ての仕様は同一条件によって得られ
たデーターである。
【0038】次に、流体制御弁1、1a…における主弁6
の加工については、流出孔27、27a…の開口端部が弁軸
体15の端部に形成されるため、弁軸体15の軸方向である
一方向から全ての孔加工をすることができると共に、弁
体デイスク16を別体にて形成しているものは、単に弁軸
体15に孔加工をするだけで、コーン状の整流路26を形成
することができる。
【0039】
【発明の効果】要するに本発明は、入口と出口を隔壁に
よって区割すると共に、該隔壁に弁口を形成した弁本体
と、弁口周囲の弁座に接離して弁口を開閉するポペット
式の主弁を隔壁と入口との間の流路中に配設する流体制
御弁において、主弁6における弁軸体15端部に弁座12に
着座するのに最低必要な接地面が形成された弁体部23を
有する弁体デイスク16を装着すると共に、弁軸体15内に
入口2と連通する連通孔17を形成し、該連通孔17と連通
する流出孔27、27a …を弁体部23近傍の周囲の円周方向
に複数設けたので、流出孔27、27a …が弁口4近傍の円
周方向に設けられているため、弁口4への流入経路を限
りなく直線的と成り、且つ円周方向に設けられた流出孔
27、27a …間の流路を通り弁口4に流入する一部の流体
の流れによって流出孔27、27a …より流入する一部の流
体は引き込まれて弁口4へと流れることによって、従来
の直角屈曲経路が形成されて渦流による圧損が発生する
弁構造の流体制御弁aに比し、特に弁口4の直径Dに対
しリフト量δが著しく小さい(1/4より小)場合での
圧損による流量特性の悪化を防止でき、又流出孔27、27
a …の開口端部が弁軸体15の端部に形成されるため、弁
軸体15の軸方向である一方向から全ての孔加工ができる
ため、従来の様にワークの位置変え、位置決めのために
必要とした治具等を不要として手間を省いてコストを低
減することができる。
【0040】又、弁体部23を弁軸体15端部より下方突出
させると共に、突出部位を截頭円錐状と成したので、弁
体部23の外周壁に誘導面24が形成されることにより、弁
室28に流入した一部の流体は弁体部23の外周側より弁口
4の中心へ向かって流れる際に、流体の一部は円周方向
に設けられる流出孔27、27a …間の誘導面24に沿って何
ら抵抗なくスムーズに流れることにより、その流れによ
って流出孔27、27a …より流入する一部の流体は引き込
まれて弁口4へと流れることによって、上記流量特性を
更に向上することができる。
【0041】又、連通孔17と連通する流出孔27、27a …
を弁体デイスク16における弁体部23近傍の周囲の円周方
向に複数設けたので、弁体デイスク16を別体にて製造す
ることができ、金属加工に比べ安価に一体成形すること
ができ、又単に弁軸体15に孔加工をするだけで、後述す
るコーン状の整流路26を形成することができる。
【0042】又、流出孔27、27a …の開口下端における
弁体デイスク16の中心軸CL寄りの開口部位の一部を、
同中心軸CLに対して直径方向にて弁体部23における外
周壁の誘導面24とオーバラップさせたので、流出孔27、
27a …間の誘導面24に沿って流れる流体と、流出孔27、
27a …より流れる流体が合流する箇所を有するため、上
記引き込み現象が効率よく行われることによって上記流
量特性を更に一層向上することができる。
【0043】又、弁軸体15内の連通孔17における下方側
に下方拡径するコーン筒部19を形成し、該コーン筒部19
内に配設される円錐状の整流突起25を弁体デイスク16上
面に形成したので、コーン筒部19と整流突起25によって
コーン状に拡がる整流通路26が形成でき、これによって
流出孔27、27a …へ流入させる流体を整流させることが
でき、よってかかる箇所での圧損も無くすことができる
ため、上記流量特性をさらに良好にできる。
【0045】又、ポペット式の主弁6をソレノイドによ
って制御すると共に、コーン筒部19を弁軸体15内の磁気
回路外に形成したので、コーン筒部19が磁気回路外であ
るため、磁気ロスも発生しないため、主弁6およびソレ
ノイド7等を大型化せずとも対応できる。
【0046】従って、ポペット式にて弁口4を開閉制御
する電磁式、機械式、手動式の流体制御弁である方向制
御弁、減圧弁、リリーフ弁、更には主弁6のリフト量δ
を任意に調整して流量を可変させる流量制御弁でのリフ
ト量δが弁口4の直径Dの1/4より小さい範囲での流
量特性を改善することが出来る等その実用的効果甚だ大
なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体制御弁の作動時と非作動時を
示す断面図である。
【図2】同上流体制御弁における弁構造の拡大断面図で
ある。
【図3】同上他の実施例における弁構造の拡大断面図で
ある。
【図4】同上他の実施例における弁構造の拡大断面図で
ある。
【図5】弁体デイスクの上面斜視図である。
【図6】同上弁体デイスクの下面斜視図である。
【図7】従来の流体制御弁の作動時と非作動時を示す断
面図である。
【図8】本発明の流体制御弁と従来の流体制御弁との流
量特性グラフである。
【符号の説明】
6 主弁 12 弁座 15 弁軸体 16 弁体デイスク 17 連通孔 19 コーン筒部 23 弁体部 24 誘導面 25 整流突起 27、27a … 流出孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口と出口を隔壁によって区割すると共
    に、該隔壁に弁口を形成した弁本体と、弁口周囲の弁座
    に接離して弁口を開閉するポペット式の主弁を隔壁と入
    口との間の流路中に配設する流体制御弁において、主弁
    における弁軸体端部に弁座に着座するのに最低必要な接
    地面が形成された弁体部を有する弁体デイスクを装着す
    ると共に、弁軸体内に入口と連通する連通孔を形成し、
    該連通孔と連通する流出孔を弁体部近傍の周囲の円周方
    向に複数設けたことを特徴とする流体制御弁における弁
    構造。
  2. 【請求項2】 弁体部を弁軸体端部より下方突出させる
    と共に、突出部位を截頭円錐状と成したことを特徴とす
    る請求項1記載の流体制御弁における弁構造。
  3. 【請求項3】 連通孔と連通する流出孔を弁体デイスク
    の弁体部近傍周囲の円周方向に複数設けたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の流体制御弁における弁構造。
  4. 【請求項4】 流出孔の開口下端における弁体デイスク
    の中心軸寄りの開口部位の一部を、同中心軸に対して直
    径方向にて弁体部における外周壁の誘導面とオーバラッ
    プさせたことを特徴とする請求項2又は3記載の流体制
    御弁における弁構造。
  5. 【請求項5】 弁軸体内の連通孔における下方側に下方
    拡径するコーン筒部を形成し、該コーン筒部内に配設さ
    れる円錐状の整流突起を弁体デイスク上面に形成したこ
    とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の流体制御
    弁における弁構造。
  6. 【請求項6】 ポペット式の主弁をソレノイドによって
    制御すると共に、コーン筒部を磁気回路外に形成したこ
    とを特徴とする請求項5記載の流体制御弁における弁構
    造。
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CN104482276A (zh) * 2014-12-03 2015-04-01 吉林东光奥威汽车制动***有限公司 一种汽车制动***用双向电磁阀
JP2016537571A (ja) * 2013-10-28 2016-12-01 グリー エレクトリック アプライアンシーズ インク オブ ズーハイGree Electric Appliances, Inc. Of Zhuhai 電子膨張弁
WO2023027028A1 (ja) * 2021-08-24 2023-03-02 伸和コントロールズ株式会社 電磁弁用の移動コア及び電磁弁

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