JPH0859954A - 優れた接着性を有する熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

優れた接着性を有する熱可塑性エラストマー組成物

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JPH0859954A
JPH0859954A JP3425794A JP3425794A JPH0859954A JP H0859954 A JPH0859954 A JP H0859954A JP 3425794 A JP3425794 A JP 3425794A JP 3425794 A JP3425794 A JP 3425794A JP H0859954 A JPH0859954 A JP H0859954A
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Naohiko Sato
尚彦 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)ビニル芳香族化合物−共役ジエン化合
物ブロック共重合体を水素添加してなるブロック共重合
体、(b)ポリスチレン系重合体および/またはポリフ
ェニレンエーテル系重合体、(c)エチレン−不飽和カ
ルボン酸エステル共重合体の3成分を必須とすることを
特徴とする熱可塑性エラストマー組成物。 【効果】 成形加工性および加工時の熱安定性に優れ、
ポリスチレン系重合体および/またはポリフェニレンエ
ーテル系重合体を主体とする樹脂層に対して強固な接着
性を示し、成形外観、ゴム的特性、機械的強度に優れた
熱可塑性エラストマー組成物を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の組成物は、ポリスチレン
系重合体および/またはポリフェニレンエーテル系重合
体を主体とする樹脂層(以下樹脂層と略記する)と強固
に熱融着し、かつ成形加工性、成形外観、ゴム的性質、
機械的物性に優れた熱可塑性エラストマー組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、異種の材料を接着して積層物
とすることによって両方の材料の長所を付与したり、あ
るいは同一の材料で異種の材料をはさんで積層物にする
ことで一方の材料の欠点を補う試みがなされている。そ
の1つとして最近では、プラスチックの有する安物感、
感触の悪さ等を改良するため、これにゴムを積層する試
みがある。このゴムを積層したものは手触りがソフトで
感触が良く、高級感があること、および防音性、防振性
に優れていること等により、自動車の内装品や家電部品
に好適なものといえる。
【0003】このような積層物の材料となる熱可塑性樹
脂として、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重
合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ナイロン、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、耐衝撃性ポリスチレン、ポリフェニレンエーテル樹
脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、PMMA樹
脂、AS樹脂、ABS樹脂等が用いられている。これら
の積層物はその形態として、シート、フィルム、または
複雑な形状の成形品として用いられている。これらの積
層物は、同種または異種の材料を接着剤を用いて接着す
る方法、接着剤を使用せずに多層押出法あるいは複層射
出成形法で積層物にする方法等で一般に製造されてい
る。
【0004】ここで述べる複層成形法としては例えば、
複数の押出機にて熱可塑性樹脂層および熱可塑性エラス
トマー層を同時に押し出し、溶融状態で両層を熱融着し
成形する多層押出成形法、多層ブロー成形法、更には一
方を構成する層(例えば熱可塑性樹脂層)を予め成形し
ておき、その上にもう一方を構成する層(例えば熱可塑
性エラストマー層)の溶融物を供給して熱融着させ、積
層物を得る複層射出成形等の成形法等がある。
【0005】しかしながら、積層する材料の種類または
その組み合わせによっては十分なる接着効果が得られな
い場合があり、特に接着剤を使用しない多層押出法ある
いは複層射出成形法で積層物を得る場合には、相互に熱
融着性のない材料を用いることはできない。そのため、
多層押出法で相互に熱融着性のない材料の積層物を得る
場合には、接着層として両方の材料に熱融着性を有する
材料を用いる方法が行われており、たとえばエチレン−
酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、スチレン−ブ
タジエンブロック共重合体等が使用されている。
【0006】しかし、これらの樹脂も多層押出しする材
料の種類によっては必ずしも十分な接着効果が得られな
い場合があったり、接着強度の持続性、耐水性等が劣る
等の問題点があった。さらに、複雑な形状の射出成形品
の場合には接着層の使用は困難であり、接着性を有する
限られた組み合わせの場合でのみしか複層射出成形法が
できないのが現状である。
【0007】これらの問題点を解決するために、特開昭
56−50943号公報あるいは特開昭57−2814
4号公報には、ポリオレフィン樹脂とポリスチレン樹脂
とスチレン系熱可塑性エラストマーもしくはその水添物
を混合した組成物を使用することにより、オレフィン系
樹脂やスチレン系樹脂との接着性を改善する技術が開示
されている。しかし、該公報記載の組成物でポリオレフ
ィン系樹脂やポリスチレン系樹脂との接着性を改善する
ことができるのは、ポリオレフィンやポリスチレン等が
多い樹脂組成物の場合に限られており、熱可塑性エラス
トマー成分の多いゴム状の組成物の場合にはスチレン系
樹脂との接着性は極めて悪いままであった。
【0008】また、特開昭62−91578号公報およ
び特開昭62−187779号公報にはポリプロピレン
系重合体とエチレン酢酸ビニル共重合体と水添ブロック
共重合体、およびこれに耐衝撃性スチレン系重合体を組
み合わせた組成物が開示されているが、該組成物もポリ
スチレンとの接着性は不十分である。
【0009】一方、特開昭62−212144号公報に
はポリフェニレンエーテル系樹脂と水添ブロック共重合
体を積層する技術が開示されている。該組成物は、水添
ブロック共重合体を構成するスチレンブロックの割合が
20〜40重量%のものを使用することによりポリフェ
ニレンエーテル系樹脂との接着性を高めたものである。
しかしながら、該組成物にしても接着性はやはり不十分
であり、一層の改良が望まれている。
【0010】また、特公平4−45343号公報には、
これらの積層体の接着性を改善すべく、水添ブロック共
重合体に、ポリスチレン系重合体および/またはポリフ
ェニレンエーテル系重合体を配合した組成物が開示され
ており、その組成物は確かに積層体の接着性は改善され
ている。しかしながら、該組成物も成形物の外観と機械
的物性とのバランスがとれず、また接着面も界面剥離を
起こすなど、熱可塑性エラストマー層含有積層体として
は不十分なものしか得られていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、射出成形、
押出成形等の成形加工性に優れ、かつ熱融着により樹脂
層と強固に接着し、また成形外観、機械的物性およびゴ
ム的特性にも優れた熱可塑性エラストマーを提供するも
のであり、特に複層成形用途に好適な熱可塑性エラスト
マー組成物を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)少なく
とも1個のビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロ
ックAと、少なくとも1個の共役ジエン化合物を主体と
する重合体ブロックBとからなるブロック共重合体を水
素添加して得られる数平均分子量が3万〜30万の水添
ブロック共重合体および/または該水添ブロック共重合
体にカルボン酸基もしくはその誘導体基を含有する分子
単位を結合した変性水添ブロック共重合体100重量部
と、(b)ポリスチレン系重合体および/またはポリフ
ェニレンエーテル系重合体20〜200重量部と、
(c)エチレン−不飽和カルボン酸エステル共重合体2
0〜200重量部からなることを特徴とする熱可塑性エ
ラストマー組成物である。
【0013】以下、本発明に関して詳しく述べる。ま
ず、本発明で(a)成分として用いられる水添ブロック
共重合体および/または該水添ブロック共重合体にカル
ボン酸基もしくはその誘導体基を含有する分子単位を結
合した変性水添ブロック共重合体について説明する。
【0014】本発明で(a)成分として用いるられる水
添ブロック共重合体は、少なくとも1個、好ましくは2
個以上のビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロッ
クAと、少なくとも1個の共役ジエン化合物を主体とす
る重合体ブロックBとからなるブロック共重合体を水素
添加してなるブロック共重合体であり、例えばA−B−
A、B−A−B−A、A−B−A−B−A、B−A−B
−A−B、(A−B)4 −Si、(B−A−B)4 −S
i、(A−B)4 −Sn、(B−A−B)4 −Sn等の
構造を有する。
【0015】また、これらのビニル芳香族化合物を主体
とする重合体ブロックA、共役ジエン化合物を主体とす
る重合体ブロックBは、それぞれの重合体ブロックにお
けるビニル芳香族化合物または共役ジエン化合物の分布
がランダムまたはテーパード(分子鎖にそってモノマー
成分が増加または減少するもの)または一部ブロック状
またはこれらの任意の組み合わせであってもよく、また
重合体ブロックBがそれぞれ2個以上ある場合は、各重
合体ブロックはそれぞれが同一構造であってもよく、異
なる構造であってもよい。本明細書中で使用される「主
体とする」という表現は、該当モノマー単位が重合体ブ
ロックの少なくとも50重量%以上、好ましくは70%
以上を占めることを意味する。
【0016】本発明のブロック共重合体を構成するビニ
ル芳香族化合物としては、例えば、スチレン、α−メチ
ルスチレン、p−ビニルトルエン、ビニルナフタレン、
p−第三ブチルスチレンなどのうちから1種または2種
以上が選択でき、中でもスチレンが好ましい。
【0017】また共役ジエン化合物としては、例えばブ
タジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3
−ジメチル−1,3−ブタジエンなどのうちから1種ま
たは2種以上が選択でき、中でもブタジエン、イソプレ
ンおよびこれらの組合わせが好ましい。そして、水素添
加される前の共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロ
ックBは、そのブロックにおけるミクロ構造を任意に選
ぶことができ、例えば、ポリブタジエンブロックの場合
においては、1,2−ビニル結合構造が20〜50重量
%、好ましくは25〜45重量%であり、ポリイソプレ
ンブロックにおいては1,4−結合が80重量%以上、
好ましくは90重量%以上である。
【0018】本発明の(a)成分として使用する水添ブ
ロック共重合体の数平均分子量は3万〜30万であり、
さらに望ましくは4万〜20万である。数平均分子量が
上記の範囲にある水添ブロック共重合体を用いることに
より、成形加工性と機械的強度等の物性バランスに優れ
た組成物とすることができる。また、水添ブロック共重
合体の分子量分布[重量平均分子量(Mw)と数平均分
子量(Mn)との比(Mw/Mn)]は5以下、好まし
くは2以下、さらに好ましくは1.5以下である。分子
量分布が5を超えるとエラストマー組成物の強度、耐熱
性が十分でなく好ましくない。これらの水添ブロック共
重合体の数平均分子量、分子量分布はゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィーにより、標準ポリスチレンを用
いて容易に求めることができる。
【0019】これらのブロック共重合体は、上記した構
造を有するものであれば、その製造方法を制限するもの
ではなく、例えば、特公昭40−23798号公報に記
載された方法により、リチウム触媒を用いて不活性溶媒
中でビニル芳香族化合物−共役ジエン化合物ブロック共
重合体を合成することができる。
【0020】また、より好ましい性能を発揮する水素添
加されたビニル芳香族化合物−共役ジエン化合物ブロッ
ク共重合体の製造方法としては、例えば、特公昭42−
8704号公報、特公昭43−6636号公報に記載さ
れた方法で良いが、特に高度の耐侯性や耐熱老化性を求
められる用途にあっては、チタン系水添触媒の使用が推
奨され、例えば、特開昭60−220147号公報、特
開昭61−33132号公報あるいは特開昭62−20
7303号公報が挙げられる。その際の共役ジエン化合
物に由来する脂肪族二重結合は、少なくとも80%、好
ましくは90%以上が水素添加され、一方ビニル芳香族
化合物の20%未満、好ましくは10%未満が水素添加
されるように選択される。上記水素添加ブロック共重合
体の水素添加率については、赤外線分光分析や核磁気共
鳴分析により容易に知ることができる。
【0021】一方、(a)成分として用いることができ
るもう1つの変性水添ブロック共重合体は、樹脂層に対
する接着性を向上させる上で有効な成分であり、前記し
た水添ブロック共重合体にカルボン酸基またはその誘導
体基を含有する分子単位が結合したものであり、前記し
た水添ブロック共重合体にカルボン酸基またはその誘導
体基を含有する化合物を溶液状態もしくは溶融状態にお
いて付加することによって得られる。かかる付加変性に
用いることのできる水添ブロック共重合体は、前記に規
定したものであればいずれも用いることができる。
【0022】水添ブロック共重合体に付加されるカルボ
ン酸基またはその誘導体基を含有する化合物の例として
は、マレイン酸、ハロゲン化マレイン酸、イタコン酸、
シス−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、エ
ンド−シス−ビシクロ(2,2,1)−5−ヘプテン−
2,3−ジカルボン酸等やこれらジカルボン酸の無水
物、エステル、アミド、イミド等およびアクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸等これらモノカルボン酸のエス
テル、例えば、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸グリシジルやアミド等の誘導体が挙げ
られる。これらの中でも無水マレイン酸、メタクリル酸
グリシジルが特に望ましい。
【0023】これらの変性水添ブロック共重合体の製造
方法に関しては、本発明においては特に限定はしない
が、得られた変性水添ブロック共重合体がゲル等の好ま
しくない成分を含んだり、その溶融粘度が著しく増大し
て加工性が悪化したりする製造方法は好ましくない。好
ましい方法としては、例えば押出機中で、ラジカル開始
剤存在下、未変性水添ブロック共重合体とカルボン酸基
またはその誘導体基を含有する化合物とを反応させる方
法がある。
【0024】カルボン酸基またはその誘導体基を含有す
る化合物の付加量としては、水添ブロック共重合体10
0重量部に対して0.1〜20重量部であり、望ましく
は0.1〜10重量部、更に望ましくは0.1〜5重量
部である。カルボン酸基またはその誘導体基を含有する
化合物の付加量があまり多すぎても、樹脂層に対する接
着性の向上は頭打ちとなり、かえって組成物の流動性の
低下により成形加工性が悪化し成形品の外観を損ねた
り、吸水性が大きくなる等、望ましい組成物ではなくな
ってしまう。本発明で用いるカルボン酸基またはその誘
導体基を含有する化合物は、1種あるいは任意の2種以
上を組み合わせても使用できる。
【0025】次に本発明の(b)成分として使用するポ
リスチレン系重合体および/またはポリフェニレンエー
テル系重合体について説明する。本発明の(b)成分と
して使用するポリスチレン系重合体としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、1,1−ジフェニルエチレ
ン、p−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフ
タレン、ビニルアントラセン等のうちから任意に選ばれ
る1種もしくは2種以上のホモ重合体、ランダム共重合
体、ブロック共重合体のうちの少なくとも1種であり、
中でもスチレンが特に望ましい。
【0026】さらに上記の単量体に少量の極性基を有す
る単量体、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、無水マレイン酸、アクリル酸エステル、メタクリ
ル酸エステル、N−フェニルマレイミド等との共重合し
たもの、またはそれらをゴム成分で改質したもの等も好
ましく使用することができる。具体例を挙げると、一般
用ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、スチレン−無
水マレイン酸共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル
共重合体、スチレン−グリシジルメタアクリレート共重
合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等である。
【0027】また本発明の(b)成分として使用するポ
リスチレン系重合体のメルトフローレイト(200℃、
5.0kg、単位g/10分)は0.5〜100のもの
が用いられ、より好ましくは1〜40である。本発明の
(b)成分として使用する他方の成分であるポリフェニ
レンエーテル系重合体としては、例えば下記の化1が挙
げられる。
【0028】
【化1】
【0029】(ここで、R1 〜R4 はそれぞれ水素、ハ
ロゲン、炭素数1〜6の炭化水素基、ハロゲン置換炭化
水素基、アルコキシ基等から任意に選択され、それらは
互いに同一であっても異なっていてもよい)で示される
ホモ重合体、ランダム共重合体、ブロック共重合体のう
ちの少なくとも1種であり、0.5g/dlクロロホル
ム溶液において、30℃で測定された還元粘度が0.1
5〜0.70の範囲にあるものが用いられ、より好まし
くは0.20〜0.60の範囲のものが用いられる。
【0030】このポリフェニレンエーテル系重合体の具
体例を挙げると、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フ
ェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−エチル−
1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジフェ
ニル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチ
ル−6−フェニル−1,4−フェニレンエーテル)、ポ
リ(2,6−ジクロロ−1,4−フェニレンエーテル)
等が挙げられる。また、2,6−ジメチルフェノールと
他のフェノール類(例えば、2,3,6−トリメチルフ
ェノールや2−メチル−6−ブチルフェノール)とのポ
リフェニレンエーテル共重合体も挙げられる。中でもポ
リ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテ
ル)、2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリ
メチルフェノールとの共重合体が好ましく、さらにポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)が
最も好ましい。
【0031】以上のポリスチレン系重合体および/また
はポリフェニレンエーテル系重合体はそれぞれ単独で使
用してもよいし、任意の割合で混合して用いてもよい。
本発明の(b)成分の使用量としては本発明の(a)成
分100重量部に対して20〜200重量部の範囲であ
り、(b)成分を添加することにより本発明の組成物と
樹脂層との間の接着性は著しく向上する。(b)成分の
添加量が20重量部未満だと接着性の改良効果は乏し
く、また200重量部を超えて多量に添加しても樹脂層
との接着性の改良効果は頭打ちとなり、かえって該組成
物の機械的強度を低下させ、また柔軟性が低下しソフト
感を損ねる等、望ましい組成物ではなくなる。(b)成
分の更に望ましい添加量は30〜150重量部である。
【0032】次いで本発明の(c)成分として使用する
エチレン−不飽和カルボン酸エステル共重合体について
説明する。本発明の(c)成分として使用するエチレン
−不飽和カルボン酸エステル共重合体における不飽和カ
ルボン酸エステルとして具体例を挙げると、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレー
ト、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレー
ト、t−ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、イソ
プロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、
t−ブチルメタクリレート等が挙げられ、共重合体成分
中に占める不飽和カルボン酸エステル含有量が1〜30
重量%、更に好ましくは5〜25重量%のものが用いら
れる。不飽和カルボン酸エステルの割合がこれより多く
なると、得られる組成物の耐熱性が低下するのみなら
ず、射出成形時の成形体の離型性が損なわれる。
【0033】また本発明の(c)成分のメルトフローレ
イト(190℃、2.16kg、単位g/10分)は
0.5〜300のものが用いられ、より好ましくは1〜
100である。
【0034】本発明の(c)成分の使用量としては、本
発明の(a)成分100重量部に対して20〜200重
量部の範囲である。(c)成分を添加することにより本
発明の組成物と樹脂層との間の接着性は、(a)/
(b)の2成分系組成物と比較しても更に向上する。ま
た、(a)成分と(b)成分との相溶性は大きく改善さ
れるため、成形加工性および成形外観と機械的強度との
関係が改善される。(c)成分の添加量が20重量部未
満の場合は樹脂層との接着性および(a)成分と(b)
成分との相溶性の改良効果は乏しく、また200重量部
を超えて多量に添加しても接着性および相溶性の改良効
果は頭打ちとなり、かえって該組成物の耐熱性を低下さ
せ、望ましい組成物ではなくなる。(c)成分の更に望
ましい添加量は30〜150重量部である。
【0035】また、本発明の組成物は各々(a),
(b),(c)成分より構成されるが、更にこれらに加
えて、その他の熱可塑性樹脂、充填剤、軟化剤、安定剤
等の添加剤を配合することができる。
【0036】その他の熱可塑性樹脂は本発明組成物の流
動性、機械的強度等を改善する上で有用である。これら
の熱可塑性樹脂としては好ましくはポリオレフィン系樹
脂であり、その具体例としては、低密度ポリエチレン、
直鎖低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリブテン樹脂等の単独重合体、あるいはエ
チレンおよびプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン等
のα−オレフィンの中から任意に選ばれる2種以上の構
成単位の組み合わせによるランダムもしくはブロック共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられ
る。尚、ポリオレフィン樹脂の使用量は得られる熱可塑
性エラストマーの柔軟性および樹脂層への接着強度が損
なわれない範囲にとどめるべきであるが、おおよその目
安として(a)成分100重量部に対して約150重量
部以下である。
【0037】さらに本発明の組成物には無機充填剤を添
加することができる。無機充填剤は該組成物の高硬度化
および増量剤として経済性を改善する上で有用である。
該無機充填剤の例としては、炭酸カルシウム、タルク、
クレー、合成ケイ素、酸化チタン、カーボンブラック、
硫酸バリウム等が使用できる。なお、無機充填剤の使用
量は得られる組成物の柔軟性が損なわれない範囲にとど
めるべきであるが、好ましい添加量の範囲は、(a)成
分100重量部に対して約100重量部以下である。
【0038】さらに本発明の組成物には軟化剤として炭
化水素油を添加することができる。炭化水素油の添加は
該組成物の柔軟性も改良、さらには流動性の向上による
加工性の改良、および増量剤として経済性の改善等大変
有用である。特に該組成物に多量の(b)成分が含まれ
る場合には、柔軟性を与え、ソフト感を付与するために
添加することが好ましい。
【0039】本発明で使用する炭化水素油としては、非
芳香族系のゴム用オイルであり、一般に知られているパ
ラフィン系およびナフテン系に分類されるオイルであ
る。その中でもパラフィン系オイルが好ましく、さらに
パラフィン系のなかでも芳香族環成分が5%以下のもの
が最も望ましい。オイルの使用量は得られる組成物の物
性が損なわれない範囲にとどめるべきであるが、好まし
い添加量の範囲は、(a)成分100重量部に対して約
250重量部以下である。
【0040】さらに、本発明の組成物は、前記した成分
以外に必要に応じて、ブロッキング防止剤、滑剤、シリ
コンオイル、顔料、酸化防止剤、光安定剤、帯電防止
剤、難燃剤等を含有することも可能である。
【0041】一般に、本発明のエラストマー組成物を製
造する方法としては、重合体成分をブレンドする為に従
来技術で公知のいかなる方法を使用しても良い。最も均
質なブレンド物を得るためには、通常使われているミキ
シングロール、ニーダー、バンバリーミキサーおよび押
出機のような各種の混練機を使用して溶融混練する方法
が望ましい。溶融混練する前に、これらの配合物をヘン
シェルミキサー、タンブラー、リボンブレンダーのよう
な混合機を用いて予めドライブレンドし、該混合物を溶
融混練することにより均質なエラストマー組成物が得ら
れる。
【0042】なお、ここで積層体の樹脂側であるポリス
チレン系重合体および/またはポリフェニレンエーテル
系重合体を主体とする樹脂層は、本発明(b)成分とし
て用いるポリスチレン系重合体および/またはポリフェ
ニレンエーテル系重合体として示された中から任意に選
ぶことができる。
【0043】樹脂層として使用するポリスチレン系重合
体および/またはポリフェニレンエーテル系重合体と、
本発明(b)成分として使用するポリスチレン系重合体
および/またはポリフェニレンエーテル系重合体は、同
一であっても異なっていてもよく、また2種以上を混合
して用いてもよい。また、樹脂層にはスチレン系熱可塑
性エラストマー等を添加して用いることも可能である。
【0044】本発明により得られる熱可塑性エラストマ
ー組成物は、上記の樹脂層に高い接着性を示し、かつ成
形加工性、成形外観、ゴム的特性、機械的強度等に優れ
ているため、多層用成形体の加工用素材等の用途に幅広
く使用可能である。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。なお、これら実施例および比較例において、各
種の評価方法に用いられた試験法は以下の通りである。 (1)硬度は、JIS K6301、Aタイプにて測定
した。 (2)引張強度[kgf/cm2 ]、伸び[%]は、J
IS K6301、3号ダンベル、試料は2mm厚のプ
レスシートを用いて測定した。
【0046】(3)接着強度[kgf/cm]は、JI
S K6854、180°剥離法(引張速度200mm
/分、23℃雰囲気)で測定した。 (4)成形外観は成形品を目視により観察し、以下の尺
度により評価した。 ○:成形品の表面全面が滑らかで平滑である。 △:成形品の表面の一部にフローマークが発生し平滑で
ない部分がある。 ×:成形品の全面にフローマークが発生し、表面が荒れ
ている。
【0047】なお、(3),(4)の試験に使用した成
形品は、使用成形機:日精樹脂工業株式会社製、DC1
20−9ASE(シリンダー温度:220℃、金型温
度:30℃、射出圧:500kgf/cm2 、射出速
度:最大速度の99%)で成形した。成形品は縦10c
m、横7.5cm、厚み樹脂層およびエラストマー層各
々2mmの平板である。また、実施例および比較例で使
用された各成分は以下の通りである。
【0048】成分(a)は、特開昭61−33132号
公報に記載された方法により合成した。 成分(a−1) B−A−B−Aの構造を有し、数平均分子量4900
0、分子量分布1.09、結合スチレン量30重量%、
水素添加前のポリブタジエン部の1,2−ビニル結合量
が36重量%、ポリブタジエン部の水素添加率99%の
スチレン/ブタジエンブロック共重合体の水添ブロック
共重合体を合成した。
【0049】成分(a−2) B−A−B−Aの構造を有し、数平均分子量7200
0、分子量分布1.10、結合スチレン量20重量%、
水素添加前のポリブタジエン部の1,2−ビニル結合量
が35重量%、ポリブタジエン部の水素添加率99%の
スチレン/ブタジエンブロック共重合体の水添ブロック
共重合体を合成した。
【0050】成分(a−3) B−A−B−Aの構造を有し、数平均分子量12500
0、分子量分布1.23、結合スチレン量35重量%、
水素添加前のポリブタジエン部の1,2−ビニル結合量
が38重量%、ポリブタジエン部の水素添加率99%の
スチレン/ブタジエンブロック共重合体の水添ブロック
共重合体を合成した。
【0051】成分(a−4) A−B−Aの構造を有し、数平均分子量51000、分
子量分布1.06、結合スチレン量28重量%、水素添
加前のポリブタジエン部の1,2−ビニル結合量が35
重量%、ポリブタジエン部の水素添加率99%のスチレ
ン/ブタジエンブロック共重合体の水添ブロック共重合
体を合成した。
【0052】成分(a−5) A−B−Aの構造を有し、数平均分子量54000、分
子量分布1.06、結合スチレン量29重量%、水素添
加前のポリイソプレン部の1,4−結合量が94重量
%、3,4−結合量が6重量%、ポリイソプレン部の水
素添加率99%のスチレン/イソプレンブロック共重合
体の水添ブロック共重合体を合成した。
【0053】成分(a−6) B−A−B−Aの構造を有し、数平均分子量4900
0、分子量分布1.13、結合スチレン量30重量%、
水素添加前のポリブタジエン部の1,2−ビニル結合量
が35重量%、ポリブタジエン部の水素添加率99%の
スチレン/ブタジエンブロック共重合体の水添ブロック
共重合体を合成し、押出機中にて無水マレイン酸を水添
ブロック共重合体100重量部に対して1重量部付加さ
せた。
【0054】成分(b−1) 旭化成ポリスチレン679(旭化成工業製、一般用ポリ
スチレン、MI=18)を用いた。
【0055】成分(b−2) ポリフェニレンエーテル樹脂として、ポリ(2,6−ジ
メチル−1,4−フェニレンエーテル)(還元粘度=
0.54)を合成した。
【0056】成分(b−3) 上記の成分(b−2)/旭化成ポリスチレン685(旭
化成工業製、一般用ポリスチレン、MI=2)を、7/
3の割合でドライブレンドし、270℃の条件で溶融混
練しペレットを得、これを用いた。
【0057】成分(c) EEA DPDJ−6169 (日本ユニカー製、EA
含量18重量%、MI=6)を用いた。
【0058】各成分(a)〜(c)およびその他の添加
物は各々の配合量に従い、均一にドライブレンドした
後、45mm径の同方向二軸押出機にて溶融混練し、熱
可塑性エラストマー組成物のペレットを得、これを上記
試験法にて各実施例および比較例を得た。押出条件は、
成分(b−1)を用いた実施例では230℃で、成分
(b−2)または(b−3)を用いた実施例では270
℃で溶融混練した。
【0059】実施例1〜6 上記の成分(a−1)〜(a−6)に各成分(b−
1)、(c)、およびパラフィン系プロセスオイルとし
て、PW380(出光興産製、動粘度;381.6cs
t)をそれぞれ記載量配合し、上記の混練を経て組成物
を得た。また積層させる樹脂として金型内に固定する試
験片は耐衝撃性ポリスチレン樹脂(旭化成ポリスチレン
H8803)を使用し、スチレン系樹脂に対する接着性
を評価した。以下実施例1〜6を評価し、表1に示し
た。いずれも、成形外観および樹脂層との接着性の良好
な成形品が得られた。
【0060】実施例7〜14、比較例1〜3 上記の成分(a−1)〜(a−3)に成分(b−1)〜
(b−3)、(c)、およびパラフィン系プロセスオイ
ルとしてPW380、またその他熱可塑性樹脂としてサ
ンテックEF1530(EVA、旭化成工業製、VA含
量15重量%、MI=3)をそれぞれ表2−1,2−2
に示す記載量配合し、上記の混練を経て組成物を得た。
また積層させる樹脂は前記の耐衝撃性ポリスチレン樹脂
に加え、ポリフェニレンエーテル系重合体を含有する一
般的な射出成形材料であるザイロン500H(旭化成工
業製、超耐熱グレード)を用いて各物性を評価した。以
下実施例7〜14、比較例1〜3を評価し、表2−1,
2−2に示した。
【0061】以上の実施例1〜14、比較例1〜3の結
果から、本発明の熱可塑性エラストマー組成物は良好な
成形加工性および良好な成形外観を有し、加工時の熱安
定性に優れ、また樹脂層との接着強度および機械的強度
に優れたものであることは明かである。一方、本発明の
範囲外である組成物は、成形外観に劣る、機械的強度が
低い、樹脂層に対して効果的な接着性を示さない、など
の問題点を有しているため望ましい組成物ではない。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】
【発明の効果】本発明の熱可塑性エラストマー組成物
は、通常の熱可塑性樹脂と同様な方法で成形することが
可能であり、成形加工性に優れるため、外観良好で、か
つポリスチレン系重合体および/またはポリフェニレン
エーテル系重合体を主体とする樹脂層に対して優れた接
着性を示す複層成形品を得ることが可能である。またゴ
ム的特性および機械的特性にも優れた組成物であり、多
層押出、複層射出成形等の分野に極めて有効に利用する
ことが可能である。このため、自動車内装品、家電部
品、スポーツ用品、雑貨等の用途に広く利用されるもの
であり、その工業的意義は極めて大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)少なくとも1個のビニル芳香族化
    合物を主体とする重合体ブロックAと、少なくとも1個
    の共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBとか
    らなるブロック共重合体を、水素添加してなる数平均分
    子量3万〜30万の水添ブロック共重合体および/また
    は該水添ブロック共重合体にカルボン酸基もしくはその
    誘導体基を含有する分子単位を結合した変性水添ブロッ
    ク共重合体100重量部と、(b)ポリスチレン系重合
    体および/またはポリフェニレンエーテル系重合体20
    〜200重量部と、(c)エチレン−不飽和カルボン酸
    エステル共重合体20〜200重量部からなることを特
    徴とする熱可塑性エラストマー組成物。
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JP2000169826A (ja) * 1998-12-07 2000-06-20 Bridgestone Corp 防振材
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