JPH0859703A - α−、β−またはγ−シクロデキストリンの水溶性混成エーテル、これらの製造方法、およびこれらを含む洗浄剤および織物仕上処理剤 - Google Patents

α−、β−またはγ−シクロデキストリンの水溶性混成エーテル、これらの製造方法、およびこれらを含む洗浄剤および織物仕上処理剤

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JPH0859703A
JPH0859703A JP7203509A JP20350995A JPH0859703A JP H0859703 A JPH0859703 A JP H0859703A JP 7203509 A JP7203509 A JP 7203509A JP 20350995 A JP20350995 A JP 20350995A JP H0859703 A JPH0859703 A JP H0859703A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 【解決手段】式〔I〕 [式中、Rは水素またはR1またはR2を表し、R1は
親水基であり、R2は親油基であり、R1のMSは0.
3〜2.0であり、R2のMSは0.2〜1.0であり
nは6、7または8を表す]で示されるシクロデキスト
リン分子当たり少なくとも一個の親油基および一個の親
水基を有するα−、β−またはγ−シクロデキストリン
の水溶性混成エーテル、それらの製造方法ならびに当該
シクロデキストリン誘導体の少くとも一種を含有する洗
浄剤あるいは織物仕上処理剤。 【効果】水に難溶性の化合物の可溶化のため;医薬、化
粧品および農業用化学生成物の配合助剤として;光−、
熱−または酸化の影響を受けやすい物質の安定剤とし
て;親油性溶剤からの物質の分離および抽出の際の有機
溶剤の代用のため;紙−、皮革−および繊維工業におけ
るコーティングおよび/または粘着付与の際の助剤とし
て;相間移動触媒として;味覚−および臭覚遮断のため
に有効。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親油性置換基を有
する水溶性シクロデキストリン誘導体およびこれらの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明においては、水溶性とは、生成物
が20℃で少なくとも10重量%まで水中に溶けること
を意味する。
【0003】ヒドロキシアルキル基、ジヒドロキシルア
ルキル基またはカルボキシメチル基の導入によるシクロ
デキストリン誘導体およびシクロデキストリン複合体の
水溶性の向上は、従来の技術であり、例えば医薬の分野
では作用物質複合体に応用されている。短鎖親水性置換
基を有する混成エーテルも同様の効果を示す。
【0004】ピタら(J. Pitha, L. Szabo およびH.M. F
ales, Carbohydr. Res., 1987, 168, 191)は、シクロデ
キストリンとプロペンオキシドまたは3−ヒドロキシプ
ロペンオキシドとの水溶性塩基中における反応を記載し
ている。これは、比較的鋭く対称な置換基分布を有し水
溶性が非常に良好な誘導体となる。
【0005】WO9200331には、シクロデキスト
リンと低級エポキシドとを反応させ、さらに反応させて
アミノ誘導体にするヒドロキシアルキル化シクロデキス
トリン誘導体の製造が記載されている。
【0006】ヨーロッパ特許(EP)第499322A
1号明細書には、さらにカルボキシアルキル基を有する
ヒドロキシアルキル化シクロデキストリン誘導体の製造
および可能な用途が記載されている。
【0007】ヨーロッパ特許(EP)第146841A
2号明細書には、低級エポキシド(C1〜C4)との反
応によるβ−シクロデキストリンの水溶性混成エーテル
の製造が記載されている。
【0008】これまでに公知の水溶性シクロデキストリ
ン誘導体の表面活性特性は、通例の界面活性剤と比較す
ると低い。
【0009】洗剤溶液中における水溶性シクロデキスト
リンおよびシクロデキストリン誘導体の使用は、表面活
性物質の複合化により困難であり、少量しか導入できな
い。一連の表面活性性シクロデキストリン誘導体が文献
に記載されており、これによりシクロデキストリンのメ
チル−またはヒドロキシプロピル置換基は、誘導体の表
面活性に影響を及ぼすことが示されている。
【0010】ダルマワルダナら(U.R. Darmawardana, S.
D. Christian, E.E. Tucker, R.W.TaylorおよびJ.F. Sc
amehorn, Langmuir 1993, 9, 2258) は、シクロデキス
トリンおよびシクロデキストリン誘導体が、界面活性剤
と包接複合体を形成することにより、界面活性剤溶液の
表面張力および臨界ミセル濃度を高めることを記載して
いる。
【0011】ツェルハティら(T. CserhatiおよびJ. Sze
jtli, Tenside Deterg., 1985, 22,237) は、メチル化
β−シクロデキストリンが、明らかな表面活性を有し、
水溶液の表面張力を低下させることを記載している。
【0012】メンジャーら(F.M. MengerおよびD.Y. Wil
liams, Tetrahedron Lett. 1986, 27, 2579)は、長鎖ア
ルキル置換基を有する不水溶性シクロデキストリン誘導
体は、臨界ミセル濃度を生じずに表面活性を示すことを
開示している。
【0013】強い表面活性特性を有する親油性置換シク
ロデキストリン誘導体は、通常10%より著しく低い水
溶性を有するに過ぎない。
【0014】ドイツ特許(DE)第4035378号明
細書(CA117:113485に相当)には、織物材
料をシクロデキストリン誘導体を用いて処理により仕上
げる可能性を記載している。疎水性材料にシクロデキス
トリンを固定するために、ファンデルワールス相互作用
を介して主として物理的に結合するアンカー基、例えば
長鎖アルキル基、アリール基またはアルキルアリール基
を提案している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】疎水性材料の織物およ
び繊維仕上加工のために提案されてた延長された疎水性
アンカーを有するシクロデキストリン誘導体は、技術的
および経済的な理由(織物仕上加工プロセスは通常水性
媒体中で行われる)から、助剤(例えば分散剤など)を
十分に使用しないようにするために十分な水溶性を有し
ているのが好ましい。
【0016】高い表面活性を提供するシクロデキストリ
ン誘導体は、これらの助剤の使用を全く不要とすること
ができる。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の対象は、次式
【0018】
【化2】
【0019】[式中、Rは水素またはR1またはR2を
表し、かつR1は親水基であり、かつR2は親油基であ
り、かつR1のMSは0.3〜2.0であり、かつR2
のMSは0.2〜1.0であり、かつnは6、7または
8を表す]で表され、シクロデキストリン分子当たり少
なくとも一個の親油基および一個の親水基を有するα
−、β−またはγ−シクロデキストリンの水溶性混成エ
ーテルである。
【0020】
【発明の実施の形態】有利には、R1は、同一または異
なっており、かつメチル、エチル、ヒドロキシエチル、
ヒドロキシ−i−プロピル、ヒドロキシ−n−プロピ
ル、ジヒドロキシ−i−プロピル、ジヒドロキシ−n−
プロピル、カルボキシメチル、カルボキシエチル、カル
ボキシ−i−プロピル、カルボキシ−n−プロピルまた
はカルボキシアルキル置換基のアルカリ金属塩を表し、
またR2は同一または異なっており、かつC5〜C12
ヒドロキシアルキル、C6〜C10−ヒドロキシシクロア
ルキル、C4〜C12−アルキルオキシおよび/またはC6
〜C10−アリールオキシおよび/またはC7〜C15−ア
ラルキルオキシ基で置換されているヒドロキシプロピル
を表し、その際アルキル基は非分枝状または分枝状であ
ることができる。
【0021】殊に有利には、R1は、同一または異なっ
ておりかつメチル、2−ヒドロキシプロピル、2,3−
ジヒドロキシプロピル、Na−カルボキシメチル、K−
カルボキシメチル、Li−カルボキシメチルを表し、ま
たR2はヒドロキシヘキシル、ヒドロキシオクチル、ヒ
ドロキシデシル、ヒドロキシシクロヘキシル、ヒドロキ
シシクロオクチル、3−ブトキシ−ヒドロキシプロピ
ル、3−ヘキシルオキシ−ヒドロキシプロピル、3−
(2−エチルヘキシルオキシ)−ヒドロキシプロピル、
3−オクチルオキシ−ヒドロキシプロピル、3−フェニ
ルオキシ−ヒドロキシプロピル、3−クレシルオキシ−
ヒドロキシプロピル、3−ナフチルオキシ−ヒドロキシ
プロピルを表し、その際アルキル基は非分枝状または分
枝状であることができる。
【0022】R1のMSは、有利には0.3〜1.0、
殊に有利には0.4〜0.6である。
【0023】R2のMSは、有利には0.2〜0.6で
あり、殊に有利には0.3〜0.5である。
【0024】nは、有利には7である。
【0025】「MS」は、モル置換率、すなわち、無水
グルコース単位1モル当たりエーテル結合している置換
された反応体の平均モル数である。
【0026】水に難溶性ないし不溶性の親油性置換基を
有する公知のシクロデキストリン誘導体とは異なり、本
発明によるシクロデキストリン誘導体から、部分的に3
0重量%を上回る本発明によるシクロデキストリン誘導
体を含有する水溶液を製造することができる。有利な本
発明による誘導体からは、部分的に50重量%を上回る
シクロデキストリンを含有する水溶液が製造できる。公
知の水溶性シクロデキストリン誘導体とは異なり、本発
明による誘導体は高い表面活性を示す。すなわち、例え
ば本発明による誘導体の表面張力は、公知の水溶性シク
ロデキストリン誘導体の表面張力より著しく低い。
【0027】さらに本発明は、式Iのシクロデキストリ
ン誘導体の製造のための方法にも関する。
【0028】本発明による方法の場合、α−、β−また
はγ−シクロデキストリンを単独でまたは任意に混合し
た形で、塩基性液体反応媒体中でシクロデキストリンに
親油性置換基を導入する少なくとも一種のエーテル化剤
およびシクロデキストリンに親水性置換基を導入する少
なくとも一種のエーテル化剤と反応させる。
【0029】本発明の変法として、親水性シクロデキス
トリン誘導体と、親油性置換基をシクロデキストリンに
導入するエーテル化剤とを反応させることもできる。
【0030】本発明による方法においては、市販のα
−、β−および/またはγ−シクロデキストリンが使用
できる。同様に、このシクロデキストリンは公知の方
法、例えばデンプンのシクロデキストリン・グリコシル
転移酵素(CGTase,E.C.2.4.1.19)
を用いた酵素反応によっても製造できる。上記の製造別
法において、部分的に置換されているシクロデキストリ
ン誘導体、例えばシクロデキストリンエーテルおよび−
エステルが使用できる。このような誘導体の例は、部分
置換ヒドロキシアルキルシクロデキストリン、例えばヒ
ドロキシプロピルシクロデキストリンまたはジヒドロキ
シプロピルシクロデキストリン、部分置換カルボキシア
ルキルシクロデキストリン、例えばカルボキシメチルシ
クロデキストリン、部分置換カルボキシアルキルシクロ
デキストリンのアリカリ金属塩または部分置換水溶性ア
ルキルシクロデキストリン、例えばC1〜C4−アルキル
シクロデキストリンである。
【0031】有利には、本発明による方法においてはα
−、β−および/またはγ−シクロデキストリン、もし
くは変法においてはヒドロキシプロピルシクロデキスト
リン、ジヒドロキシプロピルシクロデキストリン、Na
−カルボキシメチルシクロデキストリンまたは部分置換
メチルシクロデキストリンを使用する。
【0032】シクロデキストリンは、有利には0〜15
重量%の水含有量を有する市販品質の形で使用できる。
これらは、純度に関して特別の要求を満足している必要
はない。費用の理由から、原則として10〜15重量%
の水含有量を有する市販のシクロデキストリンまたはシ
クロデキストリン誘導体を用いると殊に有利である。
【0033】シクロデキストリンに親油性置換基を導入
するエーテル化剤としては、有利には分枝状または非分
枝状のC4〜C12−アルキルエポキシド、例えば1−ヘ
キセンオキシド、1−オクテンオキシド、1−デセンオ
キシド、環状C6〜C10−エポキシド、例えばシクロヘ
キセンオキシドまたはシクロオクテンオキシドまたは分
枝状または非分枝状のC4〜C12−アルキル−グリシジ
ルエーテル、例えばn−ブチルグリシジルエーテル、n
−ヘキシルグリシジルエーテル、n−オクチルグリシジ
ルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、
またはC6〜C15−アリールまたはアラルキルグリシジ
ルエーテル、例えばフェニルグリシジルエーテル、クレ
シルグリシジルエーテル、または上記の物質の混合物が
使用される。
【0034】1−ヘキセンオキシド、1−オクテンオキ
シド、1−デセンオキシド、シクロヘキセンオキシド、
シクロオクテンオキシド、n−ブチルグリシジルエーテ
ル、n−ヘキシルグリシジルエーテル、n−オクチルグ
リシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエー
テル、フェニルグリシジルエーテルまたはクレシルグリ
シジルエーテルを用いると殊に有利である。
【0035】シクロデキストリンに親水性置換基を導入
するエーテル化剤として、例えばC2〜C3−アルキルエ
ポキシド、C3〜C4−ヒドロキシアルキルエポキシド、
ハロゲン化メチル、ハロゲン化エチル、炭素数1または
2のハロゲンカルボン酸、または炭素数2または3のハ
ロゲンカルボン酸のアリカリ金属塩または上記の物質の
混合物を用いると有利である。
【0036】エチレンオキシド、プロピレンオキシド、
ヒドロキシプロペンオキシド、クロロ酢酸、またはその
ナトリウム塩、または塩化メチルを使用すると殊に有利
である。
【0037】エーテル化剤は、通常の市販の純度で使用
する。
【0038】塩基性液状反応媒体として、1〜50%の
アルカリ金属水酸化物溶液、例えば水酸化ナトリウム
−、水酸化カリウム−または水酸化リチウム溶液を使用
すると有利である。
【0039】さらに、2〜15%水酸化ナトリウム溶液
を使用すると有利である。
【0040】場合により、少なくとも一種の有機溶剤、
例えばメタノール、エタノール、イソプロパノールまた
はTHFを30%までの量で反応媒体中に存在させるこ
ともできる。
【0041】本発明によると、有利には先ずシクロデキ
ストリン(場合により、有機溶剤の存在下)を水とアル
カリ金属水酸化物との混合物中に混合させ、その後、エ
ーテル化剤を一回または数回に分けて加える。この混成
エーテル形成の方法は、1工程で少なくとも2種の異な
るエーテル化剤の存在下で実施することもできる。しか
し、2工程で、工程毎に1種のエーテル化剤を加えて実
施することもできる。
【0042】2工程で実施するエーテル化反応の場合
に、第二のエーテル化剤を加える前に、(第二のアルキ
ル化剤の反応性に応じて)アルカリ金属水酸化物の添加
または反応混合物の部分的な中和により塩基濃度を変化
させることができる。
【0043】有利には、シクロデキストリンと少なくと
も2種の異なるエーテル化剤との反応の場合に、シクロ
デキストリンモル当たり、親水性置換基をシクロデキス
トリンに導入するエーテル化剤1〜30モル、有利には
2〜20モル、殊に有利には3〜10モル、および親油
性置換基をシクロデキストリンに導入するエーテル化剤
1〜20モル、有利には1.5〜10モル、殊に有利に
は1.5〜8モルを使用する。
【0044】有利には、シクロデキストリンおよび反応
媒体は、1:0.7〜1:10、有利には1:1〜1:
5のシクロデキストリン/反応媒体の量比で使用し、そ
の際この量は塩基性反応媒体に場合により添加される有
機溶剤も含まれる。
【0045】本発明による方法の変法の実施のために
は、アルキル化された水溶性シクロデキストリン誘導体
を水とアルカリ金属水酸化物との混合物中に加え、その
後有利には1:1〜1;20、殊に有利にはには1:
1.5〜1:8のシクロデキストリン誘導体/エーテル
化剤のモル比で第二のエーテル化剤を加える。
【0046】それぞれの反応混合物および反応容器は、
酸化副反応を防止するために、不活性ガス、例えば窒素
でパージすることができる。
【0047】反応は、溶液中または懸濁液中、有利には
溶液中で進行させる。この反応は、シクロデキストリン
中に親水性および親油性置換基を導入する際に、使用さ
れるエーテル化剤の反応性および揮発性に応じて0〜1
20℃、有利には20〜100℃の温度で、あるいは親
油性置換基を導入する場合には、40〜120℃、有利
には60〜120℃で実施すると殊に有効に進行する。
【0048】エーテル化反応に要する時間は、反応温度
に応じて一般に2〜15時間である。
【0049】引き続き(有利には水性の無機酸を未利用
塩基の中和のために加えた後)、内容物を1〜24時
間、20〜30℃で攪拌する。その後、必要ならば不溶
性副生成物を分離装置(例えば遠心分離、濾過装置)を
用いて分離し、内容物から大部分の液体を分離する(例
えば蒸留装置または透析装置を用いて)。
【0050】このようにして得られた本発明によるシク
ロデキストリン誘導体の精製は、従来の技術から公知の
ようにして実施することができる。例えば、この目的で
有機溶剤の水相の体積に対して約10倍量の濃厚水溶液
を滴下する。析出した生成物を濾過または遠心分離(例
えば10分間10Gにおいて)し、引き続き乾燥させ
る。乾燥した沈殿物を溶解させる。溶剤として例えば水
を用いることができる。
【0051】生成物の精製は、シクロデキストリンまた
はシクロデキストリン誘導体の精製に使用される他の公
知の方法でも実施できる。このような方法の例は、直接
結晶化、活性炭吸着、イオン交換クロマトグラフィーま
たはゲル浸透クロマトグラフィーである。
【0052】本発明により得られたシクロデキストリン
誘導体のさらなる精製は、従来の技術からも公知のよう
に、例えばカラムクロマトグラフィーまたは分取HPL
Cまたは透析(例えばベンゾイル化セルロースの透析
管、シグマ(Sigma)社、D−8024,ダイゼンホーフ
ェン(Deisenhofen))で行うこともできる。
【0053】本発明によるシクロデキストリン誘導体
は、シクロデキストリンおよびシクロデキストリン誘導
体の公知のすべての用途に好適である。
【0054】これらは特に次の目的に適している:水に
難溶性の化合物、例えばステロイドの可溶化のため、医
薬、化粧品および農業用化学生成物の配合助剤として、
光−、熱−または酸化の影響を受けやすい物質の安定剤
として、特に、親油性溶剤からの物質の分離および抽出
の際の有機溶剤の代用のため、特に、紙−、皮革−およ
び繊維工業におけるコーティングおよび/または粘着付
与の際の助剤として、相間移動触媒として、ならびに味
覚−および臭覚遮断のため。
【0055】特に、本発明によるシクロデキストリン
は、表面活性剤として好適である。例えば、これらは水
性洗浄混合物中の環境上問題となる界面活性剤に代用で
きる。任意の表面(例えば金属加工または金属被覆の場
合)の脱脂および洗浄についてのこれらの能力により、
本発明によるシクロデキストリンは、これまで環境上問
題となっていた有機溶剤(例えばハロゲン化炭化水素)
が用いられていた用途にも好適である。従って、本発明
によるシクロデキストリン誘導体を含む洗浄剤は本発明
のもう一つの対象である。
【0056】さらに、本発明によるシクロデキストリン
は、非共有性相互作用による任意の疎水性材料、例えば
ポリマー、ポリマーコンパウンド、織物および繊維への
シクロデキストリン単位の固定を有利に可能とする。こ
の固定化は、水性媒体中の有機溶剤(例えば繊維工業に
おける染料溶液、ポリマー分散液など)を用いないで実
施できる。
【0057】固定したシクロデキストリン単位は、助
剤、例えば酸化防止剤、殺菌剤、殺細菌剤、紫外線安定
剤などを結合させることに役立ち、これによりこれらの
物質の使用量を低下させることができる。
【0058】疎水性繊維材料(例えばポリエステル材
料)への固定化の場合に、本発明によるシクロデキスト
リン誘導体は、織物仕上処理、殊には手触り、および汚
染防止性の改善に、ならびに臭気吸収の改善に好適であ
る。従って、本発明によるシクロデキストリン誘導体を
含む繊維仕上処理剤、殊にはポリエステル材料処理剤も
本発明の対象である。
【0059】下記の実施例は本発明の詳細な説明のため
のものである。
【0060】実施例中、パーセントに記載は、重量基準
である。
【0061】
【実施例】
例1 2−ヒドロキシプロピル−2−ヒドロキシヘキシル−β
−シクロデキストリンの製造 水酸化ナトリウム14.9gを水1.60l中に溶か
し、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(M
S:0.77)400gを加えた。80℃において1,
2−エポキシヘキサン94.1gを攪拌しながら滴下
し、添加が終わった後さらにこの温度で10時間攪拌し
た。冷却した後、2N塩酸を加えて内容物を中和した。
中和した溶液を凍結乾燥させた。得られた生成物の試料
を脱イオン水に対して透析して精製し、凍結乾燥し、そ
の後分析した。
【0062】MS(ヒドロキシプロピル:0.75、ヒ
ドロキシヘキシル:0.41) 例2 2−ヒドロキシプロピル−2−ヒドロキシヘキシル−β
−シクロデキストリンの製造 水酸化ナトリウム0.50gを水40ml中に溶かし、
β−シクロデキストリン10.0gをその中に分散させ
た。25℃においてエポキシプロパン2.90gおよび
1,2−エポキシヘキサン3.10gを加え、30℃で
2時間攪拌した。その後、内容物の温度を80℃に上
げ、さらにこの温度で3時間攪拌した。冷却した後、2
N塩酸を加えて中和し、透析により精製し、その後凍結
乾燥させた。
【0063】収量12.5g、MS(ヒドロキシプロピ
ル:0.64、ヒドロキシヘキシル:0.39) 例3 2−ヒドロキシプロピル−2−ヒドロキシヘキシル−β
−シクロデキストリンの製造 水酸化ナトリウム1.00gを水80ml中に溶かし、
β−シクロデキストリン20.0gをその中に懸濁し
た。25℃においてエポキシプロパン2.80gを加
え、25℃で2時間攪拌した。その後、反応温度を80
℃に上げ、1,2−エポキシヘキサン5.60gを滴下
した。添加が終わった後、80℃でさらに8時間攪拌
し、その後、25℃において2N塩酸を加えて中和し
た。その後、内容物を透析により精製し、その後凍結乾
燥させた。
【0064】収量21.5g、MS(ヒドロキシプロピ
ル:0.20、ヒドロキシヘキシル:0.39) 例4 2−ヒドロキシプロピル−2−ヒドロキシヘキシル−α
−シクロデキストリンの製造 水酸化ナトリウム0.50gを水40ml中に溶かし、
α−シクロデキストリン10.0gをその中に溶かし
た。25℃においてエポキシプロパン2.90gおよび
1,2−エポキシヘキサン3.90gを加え、30℃で
2時間攪拌した。その後、内容物の温度を80℃に上
げ、さらにこの温度で4時間攪拌した。冷却の後、2N
塩酸を加えて中和し、透析により精製し、その後凍結乾
燥させた。
【0065】収量14.5g、MS(ヒドロキシプロピ
ル:0.44、ヒドロキシヘキシル:0.34) 例5 2−ヒドロキシプロピル−2−ヒドロキシヘキシル−γ
−シクロデキストリンの製造 水酸化ナトリウム0.50gを水40ml中に溶かし、
γ−シクロデキストリン10.0gをその中に溶かし
た。25℃においてエポキシプロパン2.90gおよび
1,2−エポキシヘキサン3.90gを加え、30℃で
2時間攪拌した。その後、内容物の温度を80℃に上
げ、さらにこの温度で3時間攪拌した。冷却の後、2N
塩酸を加えて中和し、透析により精製し、その後凍結乾
燥させた。
【0066】収量15.0g、MS(ヒドロキシプロピ
ル:0.46、ヒドロキシヘキシル:0.40) 例6 2,3−ジヒドロキシプロピル−2−ヒドロキシヘキシ
ル−β−シクロデキストリンの製造 水2.00l中の水酸化ナトリウム19.7gの水溶液
に、β−シクロデキストリン400gを懸濁させ、温度
80℃で2,3−エポキシ−1−プロパノール91.0
gを攪拌しながら滴下した。6時間の反応時間の後、こ
の温度において、1,2−エポキシヘキサン123gを
滴下し、さらに80℃において8時間攪拌した。冷却し
た後、2N塩酸を加えて内容物を中和した。中和した溶
液を凍結乾燥させた。得られた生成物の試料を脱イオン
水に対して透析して精製し、凍結乾燥し、その後分析し
た。
【0067】MS(ジヒドロキシプロピル:0.38、
ヒドロキシヘキシル:0.40) 例7 カルボキシメチル−2−ヒドロキシヘキシル−β−シク
ロデキストリンナトリウム塩の製造 水酸化ナトリウム18.4gを水1.60l中に溶か
し、カルボキシメチル−β−シクロデキストリンナトリ
ウム塩(DS 0.6)400gを加えた。80℃にお
いて攪拌しながら1,2−エポキシヘキサン116gを
滴下し、添加が終わった後、この温度においてさらに1
0時間攪拌した。冷却した後、2N塩酸を加えて中和し
た。中和した溶液を凍結乾燥させた。得られた生成物の
試料を脱イオン水に対して透析して精製し、凍結乾燥
し、その後分析した。
【0068】MS(カルボキシメチル:0.52、ヒド
ロキシヘキシル:0.37) 例8 カルボキシメチル−2−ヒドロキシヘキシル−β−シク
ロデキストリンナトリウム塩の製造 水17ml中に水酸化ナトリウム2.85gおよびβ−
シクロデキストリン20gを溶かし、25℃においてク
ロロ酢酸ナトリウム6.20gを加えた。攪拌しながら
60℃で2時間攪拌、その後、90℃に上げて4時間攪
拌し、引き続き内容物を25℃で水60mlを用いて希
釈した。水酸化ナトリウム0.74gおよび1,2−エ
ポキシヘキサン6.20gを加え、その後80℃で8時
間攪拌した。冷却の後、2N塩酸を加えて中和し、透析
により精製した。
【0069】収量18.5g、MS(カルボキシメチ
ル:0.35、ヒドロキシヘキシル:0.35) 例9 2−ヒドロキシプロピル−(2−ヒドロキシ−3−フェ
ノキシプロピル)−β−シクロデキストリンの製造 ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(MS
0.9)550gを水400ml中の水酸化ナトリウム
8.00gの溶液中に加え、80℃において攪拌しなが
ら3−フェノキシ−1−エポキシプロパン180gを滴
下した。添加が終わった後、さらに8時間この温度で攪
拌し、その後25℃において2N塩酸を加えて中和し
た。液状成分を真空中で乾燥するまで蒸留し、残留物を
エタノール1.0l中に溶かした。不溶分を分離した
後、このエタノール溶液をジエチルエーテル10.0l
中に加え、析出するシクロデキストリン誘導体を吸引濾
過した。水溶性部分は、水6.0mlを用いて抽出し
た。水性抽出液は、凍結乾燥させた。得られた生成物の
試料は、脱イオン水に対して透析して精製し、凍結乾燥
した後分析した。
【0070】MS(ヒドロキシプロピル:0.90、2
−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル:0.35) 例10 カルボキシメチル−(2−ヒドロキシ−3−フェノキシ
プロピル)−β−シクロデキストリンナトリウム塩の製
造 カルボキシメチル−β−シクロデキストリンナトリウム
塩(DS 0.6)500gを2%のカセイソーダ41
7ml中に溶かし、80℃において攪拌しながら3−フ
ェノキシ−1−エポキシプロパン225gを滴下した。
添加が終わった後、さらに8時間この温度で攪拌し、そ
の後25℃で2N塩酸を加えて中和した。中和した溶液
を凍結乾燥した。得られた生成物の試料を脱イオン水に
対して透析して精製し、凍結乾燥し、その後分析した。
【0071】MS(カルボキシメチル:0.60、2−
ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル:0.61) 例11 2−ヒドロキシプロピル−(2−ヒドロキシ−3−(2
−エチルヘキシルオキシ)−プロピル)−β−シクロデ
キストリンの製造 ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(MS:
0.9)550gを水400ml中の水酸化ナトリウム
8.00gの溶液中に加え、80℃において攪拌しなが
ら3−(2−エチルヘキシルオキシ)−1−エポキシプ
ロパン275gを滴下した。添加が終った後、さらに8
時間この温度で攪拌し、その後25℃において半濃度お
よび2N塩酸を加えて中和した。液状成分を真空中で乾
燥するまで蒸留し、残留物をエタノール1.0l中に溶
かした。不溶分を遠心分離した後、このエタノール溶液
をメチル−t−ブチルエーテル10.0l中に加え、析
出したシクロデキストリン誘導体を吸引濾過した。水溶
性部分を水6.0mlを用いて抽出した。水性抽出液
は、凍結乾燥させた。得られた生成物の試料を脱イオン
水に対して透析して精製し、凍結乾燥した後分析した。
【0072】MS(ヒドロキシプロピル:0.90、2
−ヒドロキシ−3−(2−エチルヘキシルオキシ)−プ
ロピル:0.23) 例12 2,3−ジヒドロキシプロピル−(2−ヒドロキシ−3
−(2−エチルヘキシルオキシ)−プロピル)−β−シ
クロデキストリンの製造 水800ml中の水酸化ナトリウム40.0gの水溶液
に、β−シクロデキストリン550gを加え、25℃に
おいて攪拌しながら3−ヒドロキシ−1−エポキシプロ
パン165mlを滴下した。添加が終わった後、40℃
で3時間攪拌し、その後、この温度において3−(2−
エチルヘキシルオキシ)−1−エポキシプロパン210
gを加えた。その後攪拌ながら3時間80℃に加熱し
た。冷却した後、25℃において半濃度および2N塩酸
水溶液を加えて中和し、その後溶剤および揮発性成分を
真空中で吸引除去した。残留物をエタノール1.0lを
用いて抽出し、得られたエタノール溶液を濾過した後、
メチル−t−ブチルエーテル10.0l中に加えた。析
出したシクロデキストリン誘導体を遠心分離し、80℃
の熱水6.0l中に溶かした。不溶性部分は濾別し、残
留した溶液を凍結乾燥させた。
【0073】収量:350g、MS(2,3−ジヒドロ
キシプロピル:0.60、2−ヒドロキシ−3−(2−
エチルヘキシルオキシ)−プロピル:0.34) 例13 カルボキシメチル−(2−ヒドロキシ−3−(2−エチ
ルヘキシルオキシ)−プロピル)−β−シクロデキスト
リンナトリウム塩の製造 カルボキシメチル−β−シクロデキストリンナトリウム
塩(DS 0.6)500gを2%カセイソーダ水溶液
417ml中に溶かし、80℃において攪拌しながら3
−(2−エチルヘキシルオキシ)−1−エポキシプロパ
ン444gを滴下した。添加が終った後、さらに8時間
この温度で攪拌し、その後25℃において濃厚および2
N塩酸水溶液を加えて中和した。得られた溶液を2回ジ
エチルエーテル1.0lを用いて洗浄し、その後凍結乾
燥した。得られた生成物の試料を脱イオン水に対して透
析して精製し、凍結乾燥した後分析した。
【0074】MS(カルボキシメチル:0.60、2−
ヒドロキシ−3−(2−エチルヘキシルオキシ)−プロ
ピル:0.41) 例14 2−ヒドロキシプロピル−(2−ヒドロキシ−3−ブチ
ルオキシプロピル)−β−シクロデキストリンの製造 β−シクロデキストリン165gを5%カセイソーダ水
溶液240ml中に溶かし、25℃において酸化プロピ
レン51.0mlを攪拌しながら加えた。添加が終わっ
た後、3時間35℃で攪拌し、その後、0.5時間80
℃に加熱した。この温度において、攪拌しながら3−ブ
チルオキシ−1−エポキシプロパン48.8gを加え、
さらに3時間攪拌した。反応終了後、25℃において半
濃度および2N塩酸を加えて中和し、その後揮発性成分
を真空中で蒸留して除去した。残留物をメタノール30
0ml中に溶かし、不溶分を遠心分離して除いた。メタ
ノール溶液をジエチルエーテル3.0l中に攪拌しなが
ら混合させ、析出したシクロデキストリン誘導体を吸引
濾過し、真空中で乾燥させた。
【0075】収量:200g、MS(ヒドロキシプロピ
ル:0.63、2−ヒドロキシ−3−ブチルオキシプロ
ピル:0.32) 例15 メチル−(2−ヒドロキシヘキシル)−β−シクロデキ
ストリンの製造 水酸化ナトリウム0.50gを水40ml中に溶かし、
メチル−β−シクロデキストリン(MS:0.6)1
2.0gをその中に懸濁させた。25℃において1,2
−エポキシヘキサン3.70mlを加え、6時間80℃
において攪拌した。冷却した後、2N塩酸を加えて中和
し、透析して精製し、その後凍結乾燥させた。
【0076】収量:10.6g、MS(メチル:0.6
0、ヒドロキシヘキシル:0.34) 例16 2−ヒドロキシプロピル−(2−ヒドロキシオクチル)
−β−シクロデキストリンの製造 β−シクロデキストリン11.0gを5%カセイソーダ
水溶液16.0ml中に溶かし、25℃においてエポキ
シプロパン3.40mlを加えた。添加が終わった後、
35℃において3時間攪拌し、その後この温度で1,2
−エポキシオクタン3.80mlを加えた。その後、内
容物の温度を80℃に上げ、さらにこの温度で3時間攪
拌した。冷却の後、2N塩酸を加えて中和し、揮発性成
分を真空中で吸引除去した。残留物をメタノール50m
l中に取り入れ、シクロデキストリン誘導体を濾過した
後、メチル−t−ブチルエーテル中に攪拌しながら加え
て析出させた。沈殿物を水100mlを用いて抽出し、
不溶分を濾過により分離し、その後透析により精製し
た。
【0077】収量12.0g、MS(ヒドロキシプロピ
ル:0.64、ヒドロキシオクチル:0.29) 例17 カルボキシメチル−(2−ヒドロキシデシル)−β−シ
クロデキストリンナトリウム塩の製造 カルボキシメチル−β−シクロデキストリンナトリウム
塩(DS 0.6)13.8gを5%カセイソーダ水溶
液16.0ml中に溶かし、30〜40℃において攪拌
しながら1,2−エポキシデカン3.90gを滴下し
た。添加が終わった後、さらに80℃において8時間攪
拌し、その後25℃において2N塩酸水溶液を加えて中
和した。得られた溶液を透析により精製した。
【0078】収量14.0g、MS(カルボキシメチ
ル:0.60、2−ヒドロキシデシル:0.19) 例18 2−ヒドロキシプロピル−(2−ヒドロキシ−3−(o
−クレシルオキシ)−プロピル)−β−シクロデキスト
リンの製造 カルボキシメチル−β−シクロデキストリンナトリウム
塩(DS 0.6)13.0gを25℃において5%水
酸化ナトリウム水溶液16.0ml中に溶かした。25
℃において3−オルト−クレシルオキシ−1−エポキシ
プロパン3.80gを加え、80℃において6時間攪拌
した。冷却の後2N塩酸を加えて中和し、透析により精
製し、その後凍結乾燥させた。
【0079】収量14.0g、MS(カルボキシメチ
ル:0.60、2−ヒドロキシ−3−(o−クレシルオ
キシ)−プロピル:0.26) 例19 2−ヒドロキシプロピル−(2−ヒドロキシ−3−オク
チルオキシプロピル)−β−シクロデキストリン β−シクロデキストリン11.0gを5%カセイソーダ
水溶液16.0ml中に溶かし、25℃においてエポキ
シプロパン3.40mlおよび3−オクチルオキシ−1
−エポキシプロパン4.70gを加えた。添加が終わっ
た後、35℃において2時間攪拌し、その後内容物の温
度を80℃に上げた。さらにこの温度において3時間攪
拌し、冷却した後2N塩酸を加えて中和した。内容物を
透析により精製し、その後凍結乾燥した。
【0080】収量12.0g、MS(ヒドロキシプロピ
ル:0.60、2−ヒドロキシ−3−オクチルオキシ−
プロピル:0.36) 下記の例20〜22では、本発明によるシクロデキスト
リン誘導体の有利な性質を公知のシクロデキストリン誘
導体の性質と比較した。公知の誘導体である2−ヒドロ
キシプロピル−β−シクロデキストリン(MS=0.6
0)、2,3−ジヒドロキシ−β−シクロデキストリン
(MS=0.6)、カルボキシメチル−β−シクロデキ
ストリン−ナトリウム塩(MS=0.55)ならびに2
−ヒドロキシヘキシル−β−シクロデキストリン(MS
=0.35)は、上記した例に従って製造したが、その
際、第二のアルキル化剤は添加しなかった。
【0081】以下に記載し、これまでに記載されていな
かった水溶性親油性置換混成エーテルは、例1−19と
同様にして製造した。
【0082】例20 各種シクロデキストリン誘導体の水溶解度の測定および
比較 本発明による親油性および親水性置換混成エーテルおよ
び親油性置換のみのシクロデキストリン誘導体の水溶解
度は、25℃において、飽和溶液からの溶剤蒸発法後の
残留物の測定により測定した。
【0083】表1では、25℃における溶解度を2−ヒ
ドロキシヘキシル−置換β−シクロデキストリン混成エ
ーテルと2−ヒドロキシヘキシル化β−シクロデキスト
リンとを比較した。本発明による混成エーテルは、25
℃において一部では20倍よりも高い水溶解度により優
れている。
【0084】 表1 R1/MS R2/MS 水溶解度/重量% − 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.35 約2.5 メチル/0.60 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.34 >40 2-ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル/0.75 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.41 >50 2,3-シ゛ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル/0.38 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.40 >50 Na-カルホ゛キシメチル/0.35 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.35 >50 例21 各種シクロデキストリン誘導体の表面張力の測定および
比較 表面張力の測定は、誘導体の0.5%水溶液においてデ
ィジタル張力計K10[クリュス(Kruess)社
製]を用いて行った。
【0085】表2では、本発明による親油性置換混成エ
ーテルの0.5%の水溶液の表面張力(OSP)を、例
として数種の2−ヒドロキシヘキシル置換β−シクロデ
キストリン誘導体をもとに親油性置換基のみの誘導体と
の比較を示した。
【0086】これらの化合物は、25℃において、2−
ヒドロキシヘキシル化β−シクロデキストリンよりも著
しく低い表面張力が特徴である。
【0087】 表2 R1/MS R2/MS OSP (mN*m-1) − 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.35 43.8 メチル/0.60 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.34 35.6 2-ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル/0.75 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.41 31.8 2,3-シ゛ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル/0.38 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.40 35.8 Na-カルホ゛キシメチル/0.35 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.35 34.1 表3は、数種の本発明による親油性置換β−シクロデキ
ストリン誘導体と公知の水溶性シクロデキストリン誘導
体との0.5%水溶液の表面張力(OSP)の比較であ
る。水溶性が高い混成エーテル(通常30重量%以上)
の表面張力は、すべての場合に親油性置換基を持たない
シクロデキストリン誘導体の値より著しく低い。
【0088】 表3 R1/MS R2/MS 表面張力 (mN*m-1) 2-ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル/0.60 −− 58.2 2,3-シ゛ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル/0.55 −− 69.5 Na-カルホ゛キシメチル/0.60 −− 60.1 2-ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル/0.75 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.41 31.8 2,3-シ゛ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル/0.38 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.40 35.8 Na-カルホ゛キシメチル/0.35 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.35 34.1 メチル/0.60 2-ヒト゛ロキシヘキシル/0.34 35.6 2-ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル/0.64 2-ヒト゛ロキシオクチル/0.29 34.3 Na-カルホ゛キシメチル/0.60 2-ヒト゛ロキシテ゛シル/0.19 34.2 2-ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル/0.32 2-ヒト゛ロキシ-3-(フ゛チルオキシ)-フ゜ロヒ゜ル/0.63 43.0 Na-カルホ゛キシメチル/0.60 2-ヒト゛ロキシ-3-(オクチルオキシ)-フ゜ロヒ゜ル/0.36 29.8 2-ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル/0.56 2-ヒト゛ロキシ-3-(2-エチルヘキシルオキシ)-フ゜ロヒ゜ル/0.28 29.2 Na-カルホ゛キシメチル/0.60 2-ヒト゛ロキシ-3-(2-エチルヘキシルオキシ)-フ゜ロヒ゜ル/0.41 35.3 Na-カルホ゛キシメチル/0.60 2-ヒト゛ロキシ-3-(フェニルオキシ)-フ゜ロヒ゜ル/0.61 40.7 2-ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル/0.60 2-ヒト゛ロキシ-3-(o-クレシルオキシ)-フ゜ロヒ゜ル/0.30 37.5 Na-カルホ゛キシメチル/0.60 2-ヒト゛ロキシ-3-(o-クレシルオキシ)-フ゜ロヒ゜ル/0.26 45.7
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ザビネ デリカ ドイツ連邦共和国 ミュンヘン ハルザー シュピッツシュトラーセ 31 (72)発明者 カール ザイシャープ ドイツ連邦共和国 イスマニング ベーマ ーヴァルトシュトラーセ 21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式: 【化1】 [式中、Rは水素またはR1またはR2を表し、かつR
    1は親水基であり、かつR2は親油基であり、かつR1
    のMSは0.3〜2.0であり、かつR2のMSは0.
    2〜1.0であり、かつnは6、7または8を表す]で
    表され、シクロデキストリン分子当たり少なくとも一個
    の親油基および一個の親水基を有するα−、β−または
    γ−シクロデキストリンの水溶性混成エーテル。
  2. 【請求項2】 R1は、同一または異なっており、かつ
    メチル、エチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシ−i−
    プロピル、ヒドロキシ−n−プロピル、ジヒドロキシ−
    i−プロピル、ジヒドロキシ−n−プロピル、カルボキ
    シメチル、カルボキシエチル、カルボキシ−i−プロピ
    ル、カルボキシ−n−プロピルまたはカルボキシアルキ
    ル置換基のアルカリ金属塩を表し、R2は同一または異
    なっており、かつC5〜C12−ヒドロキシアルキル、C6
    〜C10−ヒドロキシシクロアルキル、C4〜C12−アル
    キルオキシおよび/またはC6〜C10−アリールオキシ
    および/またはC7〜C15−アラルキルオキシ基で置換
    されているヒドロキシプロピルを表し、その際アルキル
    基は非分枝状または分枝状であってもよいことを特徴と
    する式Iの水溶性混成エーテル。
  3. 【請求項3】 R1は、同一または異なっており、かつ
    メチル、2−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキ
    シプロピル、Na−カルボキシメチル、K−カルボキシ
    メチル、Li−カルボキシメチルを表し、R2は同一ま
    たは異なっており、かつヒドロキシヘキシル、ヒドロキ
    シオクチル、ヒドロキシデシル、ヒドロキシシクロヘキ
    シル、ヒドロキシシクロオクチル、3−ブトキシ−ヒド
    ロキシプロピル、3−ヘキシルオキシ−ヒドロキシプロ
    ピル、3−(2−エチルヘキシルオキシ)−ヒドロキシ
    プロピル、3−オクチルオキシ−ヒドロキシプロピル、
    3−フェニルオキシ−ヒドロキシプロピル、3−クレシ
    ルオキシ−ヒドロキシプロピル、3−ナフチルオキシ−
    ヒドロキシプロピルを表し、その際アルキル基は非分枝
    状または分枝状であってもよいことを特徴とする式Iの
    水溶性混成エーテル。
  4. 【請求項4】 α−、β−またはγ−シクロデキストリ
    ンを単独でまたは任意に混合した形で、塩基性液体反応
    媒体中でシクロデキストリンに親油性置換基を導入する
    少なくとも一種のエーテル化剤およびシクロデキストリ
    ンに親水性置換基を導入する少なくとも一種のエーテル
    化剤と反応させることを特徴とする請求項1から3まで
    のいずれか1項記載のシクロデキストリン混成エーテル
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から3までのいずれか1項記載
    の少なくとも一種のシクロデキストリン誘導体を含有す
    る洗浄剤。
  6. 【請求項6】 請求項1から3までのいずれか1項記載
    の少なくとも一種のシクロデキストリン誘導体を含有す
    る織物仕上処理剤。
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