JPH085951A - 光偏向装置 - Google Patents

光偏向装置

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JPH085951A
JPH085951A JP16450194A JP16450194A JPH085951A JP H085951 A JPH085951 A JP H085951A JP 16450194 A JP16450194 A JP 16450194A JP 16450194 A JP16450194 A JP 16450194A JP H085951 A JPH085951 A JP H085951A
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JP
Japan
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permanent magnet
shaft
sleeve
permanent
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP16450194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Suzuki
康夫 鈴木
Kazuo Uzuki
和男 夘月
Shin Komori
慎 古森
Kenichi Tomita
健一 冨田
Shizuka Saikawa
静 齋川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH085951A publication Critical patent/JPH085951A/ja
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動モータ起動時の立ち上がりの遅れがな
く、かつ低コストとなるようにする。 【構成】 回転多面鏡28を取り付けた駆動モータの回
転スリーブ23の上端内部に円板状の永久磁石30を取
り付けると共に、ハウジング21に固定した固定軸22
の上端に永久磁石30と対向する永久磁石31を互いに
反発するように取り付け、永久磁石30、31の反発力
により回転スリーブ23を浮き上がらせて回転スリーブ
23と固定軸22の上端との間に空気溜りを形成する。
そして、ロータ側に従来の装置よりも小さい永久磁石3
0を用いることにより慣性力を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザービーム等を用
いた記録装置において、レーザービームを感光体上に走
査するための回転多面鏡を有する光偏向装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の光偏向装置には、図7に示すよう
に、駆動モータ1のステータ2を備えたハウジング3か
ら立ち上げられたセラミック材の固定軸4に、ロータ5
のセラミック材から成る回転スリーブ6が回転自在に嵌
装され、この回転スリーブ6には回転多面鏡7が取り付
けられていると共に、回転スリーブ6の上端にカバー
8、下端に永久磁石9が取り付けられている。またハウ
ジング3には、永久磁石9に対して異種の磁極が対向す
るように永久磁石10が固定され、永久磁石9、10の
互いに反発する作用より、固定軸4とカバー8との間に
空気溜り11が構成されるようにしたものがある。
【0003】そして、カバー8には着脱自在のプラグ1
2を備えた孔13が設けられ、固定軸4と回転スリーブ
6を嵌合する際にプラグ12を取り外した状態で嵌合す
ると、回転スリーブ6内の空気が孔13から流出して容
易に嵌合でき、回転スリーブ6は回転時に、回転スリー
ブ6と固定軸4との間の空気膜によりラジアル方向に支
持されると共に、永久磁石9、10の反発力によりスラ
スト方向に支持される。そして、プラグ12により封止
された空気溜り11内の空気は、回転スリーブ6の上下
振動を減衰するように作用し、回転スリーブ6を安定し
た浮上位置に保持するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例では、永久磁石9の外径が大きいため回転部分の慣
性力が大きくなって、駆動モータの立ち上がり時間を遅
らせ、また立ち上がり時間の遅れがないようにすると大
きな起動電流が必要となって、装置がコストアップし、
ランニングコストも上昇するという欠点がある。
【0005】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
駆動モータ起動時の立ち上がりの遅れがない低コストの
光偏向装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る光偏向装置は、回転多面鏡を回転駆動さ
せることにより光を偏向する偏向走査装置において、相
互に回転可能に嵌合する軸と円筒状スリーブを有し、前
記軸の端部に第1の永久磁石を固定し前記スリーブ又は
その近傍の前記第1の永久磁石と対向する位置に前記第
1の永久磁石と反発する第2の永久磁石を固定し前記第
1、第2の永久磁石のうちのロータ側の永久磁石の直径
を前記軸の外径よりも小さいか又は略同等としたことを
特徴とする。
【0007】
【作用】上述の構成を有する光偏向装置は、ロータ側の
永久磁石の直径が軸の外径よりも小さいか略同等である
ので、回転部分の慣性力が小さくなる。
【0008】
【実施例】本発明を図1〜図6に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示し、モ
ータハウジング21には、セラミックで形成された略垂
直方向の固定軸22が設けられている。固定軸22に
は、セラミックで形成された円筒状の回転スリーブ23
が回転自在に嵌装され、回転スリーブ23にアルミニウ
ム、黄銅などの非磁性体の金属材料から成るフランジ2
4が、例えば焼き嵌めなどにより取り付けられている。
また、フランジ24の外周に駆動マグネット25が接着
などの手段により取り付けられている。
【0009】また、モータハウジング21の上面に電気
部品が設けられたモータ基板26が取り付けられ、基板
26上には駆動マグネット25と対向するステータ27
が配置されて駆動モータが構成され、フランジ24の上
面には回転多面鏡28が嵌着されて板ばね29により固
定されている。
【0010】回転スリーブ23の上端には、円板状の永
久磁石30が回転スリーブ23の上端を閉塞するように
配置され、固定軸22の上端にも固定軸22の外径より
も稍々小径の円板状の永久磁石31が、永久磁石30と
互いに反発するように磁極が配置されて固定され、反発
力で回転スリーブ23をスラスト方向に浮上させてい
る。なお、永久磁石30には組付時のために空気抜き用
の孔32が開けられており、孔32には封止栓33が取
り付けられている。
【0011】このように構成された光偏向装置は、封止
栓33を外して回転スリーブ23を固定軸22に嵌装す
ると、永久磁石30と31とが互いに反発して両永久磁
石30、31間に間隔をおいた状態で嵌入され、孔32
を封止栓33で塞ぐと空気溜りを形成し、この空気溜り
の空気のダンピング効果により、回転スリーブ23はス
ラスト方向に安定した浮上量を得る。そして、駆動モー
タが駆動されると回転スリーブ23が回転し、回転スリ
ーブ23と固定軸22との嵌合面に空気膜が形成されて
ラジアル方向が非接触で支持され、回転スリーブ23が
摩擦抵抗の少ない状態で回転する。
【0012】本実施例の回転する側の永久磁石30の重
量を従来例と比較した場合に、例えば固定軸4と固定軸
22の半径を何れもrとすると、従来の永久磁石9の内
径は(2r+1)程度、外径は(2r+7)程度であ
り、本実施例の永久磁石30の外径は(2r−1)程度
であるから、厚さを何れもtとすると、
【0013】従来例の永久磁石9の重量は、{(2r+
7)2−(2r+1)2}π・t=(24t+48)π・t
となる。
【0014】本実施例の永久磁石30の重量は、(2r
−1)2π・tであって、仮に半径rを5とすると、従来
の永久磁石9の方が2倍程度重くなる。従って、従来で
は外径が大きく重いため永久磁石9の慣性力が大きく、
スキャナモータの立ち上がり時間を遅らせたり、立ち上
がり時間を本実施例と同じにしようとすると、多大な起
動電流が必要になる。また、永久磁石のコストは重量に
比例して高くなるので、本実施例の方が低コストとな
る。
【0015】ここで、対向する永久磁石の反発力は、永
久磁石から発生する磁束面積に略比例するが、端面1m
m程度は磁束が端面からは発生せず、反発力にはさほど
寄与しないので、それを考慮して反発力の比較をする
と、
【0016】従来例の永久磁石9、10では、{(2r+
7−2)2−(2r+1+2)2}π=8(r+2)πとな
り、本実施例の永久磁石30、31では、(2r−1−
2)2π=(2r−3)2πとなって、ここで仮にr=5と
すると、反発力は略等しくなる。
【0017】また、図2に示す第2の実施例のように、
先の第1の実施例における永久磁石31と固定軸22と
の間に、例えば鉄などから成る円板状の強磁性体34を
介在させてもよい。そして、この強磁性体34は永久磁
石31からの磁束が、強磁性体34内で飽和しないだけ
の厚みを有するものとする。
【0018】これによって、永久磁石31から出る磁束
が増加し反発力が増加するので、外部振動に対して強く
なり、例えば外部振動を受けて容易に振動してしまい、
回転中に回転体とステータが衝突してしまうなどという
不都合を防止することができる。なお、この場合に固定
軸22側に強磁性体34が取り付けられているので、ロ
ータ部の慣性力は全く増加していない。
【0019】更に、図3に示す第3実施例のように、回
転スリーブ23側の永久磁石30にも所謂バックヨーク
として強磁性体35を取り付けてもよい。これにより、
永久磁石30、31を厚みのあるものとすることによる
コストアップが生ぜずに、ギャップ間の磁束密度を上
げ、反発力を増大させることができる。また、封止栓3
3を強磁性体で形成して充分な大きさのものとすれば、
バックヨークも兼ねることができる。
【0020】また、バックヨ−クとしての強磁性体34
を設けることなく、図4に示す第4の実施例ように固定
軸22側の永久磁石31のみを厚くし、回転スリーブ2
3側の永久磁石30を薄くしても同等の反発力を出すこ
とができ、かつ回転する側の永久磁石30の慣性力を減
少させることができる。
【0021】また、上述の各実施例は軸22及び回転ス
リーブ23がセラミックス材から成る所謂セラミック軸
受である場合を示したが、図5、図6に示すように空気
及びオイルSGB(スパイラル、グループ、ベアリン
グ)のスラスト受けでもよい。
【0022】図5は第2の実施例で示し、ハウジング4
0の底板41に下端部を圧入により固着されて固定軸4
2が立設され、固定軸42の外周にはへリングホーン状
の動圧発生用の浅溝43が形成されている。そして、固
定軸42にはその外周面との間に、軸受隙間Sを介して
回転スリーブ44が回転可能に嵌装され、固定軸42の
外周面と回転スリーブ44の内周面とにより動圧系のラ
ジアル基体軸受が構成されている。また、固定軸42の
上端部には永久磁石45が配置されており、これと対向
する回転スリーブ44の上部にも永久磁石45と反発す
るように永久磁石46が配置され、スラストを受けるよ
うになっている。
【0023】そして、回転スリーブ44の外周面にはロ
ータ47が取り付けられ、ロータ47の外周側には、ス
テータ48がロータ47と対向してハウジング40の内
周面に取り付けられて駆動モータが構成され、その回転
スリーブ44の上部には回転多面鏡49が取り付けられ
ている。
【0024】図6は第6の実施例であって、駆動モータ
のハウジング50内に固定されたスリーブ51に回転軸
52が回転自在に嵌入され、回転軸52の外周面にヘリ
ングボーン状の浅溝53が刻設されることにより、動圧
ラジアル軸受が形成されている。また、ハウジング50
の底面に取り付けられてスリーブ51の下端を固着して
いる固定板54の上に永久磁石55が取り付けられてお
り、一方で回転軸52の下端には永久磁石55に対向す
る永久磁石56が配置され、互いに反発させることによ
りスラスト受けが形成されている。
【0025】また、回転軸52に固定されたフランジ5
7に駆動マグネット58を備えたヨーク59が取り付け
られ、駆動マグネット58と対向するハウジング50の
部分にステータ60が固定されて、駆動モータが構成さ
れている。そして、フランジ57の上面には、回転多面
鏡61が固定されている。
【0026】これらの第5、第6実施例では、スラスト
軸受に永久磁石を用いることによって軸部と軸受部とが
非接触となって、スタート、ストップの繰り返しに対し
ても従来の浅溝による動圧スラスト軸受よりも耐久性が
向上する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光偏向
装置は、その駆動モータの軸とスリーブとに設けた互い
に反発する永久磁石を、その外径が軸の外径と略等しい
か或いはそれ以下としたので、慣性力を小さくして起動
時の立ち上がりの遅れがなく、また永久磁石の小型化に
より低コストとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の概略構成図である。
【図2】第2の実施例の概略構成図である。
【図3】第3の実施例の概略構成図である。
【図4】第4の実施例の概略構成図である。
【図5】第5の実施例の概略構成図である。
【図6】第6の実施例の概略構成図である。
【図7】従来例の概略構成図である。
【符号の説明】
22、42、56 固定軸 23、44 回転スリーブ 28、49、61 回転多面鏡 30、31、45、46、55、56 永久磁石 33 封止栓 34 強磁性体 51 スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 健一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キャ ノン株式会社内 (72)発明者 齋川 静 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キャ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転多面鏡を回転駆動させることにより
    光を偏向する偏向走査装置において、相互に回転可能に
    嵌合する軸と円筒状スリーブを有し、前記軸の端部に第
    1の永久磁石を固定し前記スリーブ又はその近傍の前記
    第1の永久磁石と対向する位置に前記第1の永久磁石と
    反発する第2の永久磁石を固定し前記第1、第2の永久
    磁石のうちのロータ側の永久磁石の直径を前記軸の外径
    よりも小さいか又は略同等としたことを特徴とする光偏
    向装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2の永久磁石の少なくとも
    一方にバックヨークとして強磁性体を取り付けた請求項
    1に記載の光偏向装置。
  3. 【請求項3】 前記軸及びスリーブをセラミック材で形
    成した請求項1に記載の光偏向装置。
  4. 【請求項4】 ロータ側の前記永久磁石の厚みをを薄
    く、ステータ側の前記永久磁石の厚みを厚くした請求項
    1に記載の光偏向装置。
JP16450194A 1994-06-23 1994-06-23 光偏向装置 Pending JPH085951A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16450194A JPH085951A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 光偏向装置

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JP16450194A JPH085951A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 光偏向装置

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Publication Number Publication Date
JPH085951A true JPH085951A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15794364

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JP16450194A Pending JPH085951A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 光偏向装置

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JP (1) JPH085951A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6031650A (en) * 1997-06-27 2000-02-29 Canon Kabushiki Kaisha Light deflecting apparatus and deflection scanning apparatus using the same
US6392771B1 (en) * 1997-06-10 2002-05-21 Canon Kabushiki Kaisha Bearing device and deflecting-scanning apparatus using the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6392771B1 (en) * 1997-06-10 2002-05-21 Canon Kabushiki Kaisha Bearing device and deflecting-scanning apparatus using the same
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