JPH0858937A - 垂直搬送コンベア - Google Patents

垂直搬送コンベア

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Publication number
JPH0858937A
JPH0858937A JP19305494A JP19305494A JPH0858937A JP H0858937 A JPH0858937 A JP H0858937A JP 19305494 A JP19305494 A JP 19305494A JP 19305494 A JP19305494 A JP 19305494A JP H0858937 A JPH0858937 A JP H0858937A
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JP
Japan
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belt
conveyor
hold
vertical
belt conveyor
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Application number
JP19305494A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kobayashi
政宏 小林
Hajime Kosaka
一 小坂
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Maruyasu Kikai Co Ltd
Original Assignee
Maruyasu Kikai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 垂直搬送コンベアに対し、主ベルトコン
ベアとホールドベルトコンベアとにより搬送物を挟持し
た状態において搬送物に加わる負荷荷重が少なくするこ
とにより、軟質軽量な搬送物を破損させることなく搬送
することである。 【構成】 垂直な搬送路を主ベルトコンベア1とホ
ールドベルトコンベア2とにより構成し、これら両ベル
トコンベア1の垂直搬送面を相互に対面させてベルト1
1,21同士を接合し上記ホールドベルトコンベア2の
ベルト21を縦横方向に伸縮可能なベルト材にて構成
し、その両側縁部に沿って夫々非伸縮性のガイドベルト
24を付設し、このガイドベルト24を夫々ベルト21
内側から外側へ向けて付勢するテンションローラ7をガ
イドベルト24に沿って設け、上記両コンベアの間に搬
送物dを弾性的に挟持して垂直搬送するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は垂直搬送コンベアに関
し、特に小型で軟質軽量の搬送物を搬送する垂直搬送コ
ンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水平に搬送される搬送物を垂直に
上昇若しくは降下させ、再び水平に搬出する垂直搬送コ
ンベアのとしては、例えば実公平2−13366号のも
のがある。上記したコンベアは、同期駆動する主コンベ
アとホールドコンベアとを具備し、これら両コンベアの
搬送面同士を対面させて近接させることにより、垂直搬
送面を構成している。また、上記ホールドコンベアは、
ベルトの裏面に沿って多数の補強帯を並列状に付設し、
これら補強帯の間にひだ状の弛みを設けることにより、
ベルト自体に適度な弾縮性を持たせ、コンベア始端に搬
入された搬送物を上記ホールドコンベアと主コンベアと
の間に弾性的に挟持し、その状態で搬送物を垂直に搬送
するように構成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の垂直搬送コンベアは、比較的大型で重量のある
搬送物を垂直搬送することを前提としているために、ホ
ールドコンベア自体が補強帯により硬く補強され、強い
弾縮力を生じるため、搬送部に対する負荷荷重が大きく
なっていた。従って、小型で軟質軽量な搬送物、例えば
スナック菓子等やパック包装物等の搬送物を搬送する
と、内部の品物やパックが押し潰されて破損してしまう
ことがあった。また、上記したコンベアは、近接する主
コンベアとホールドコンベアとの両側部が開放される構
造であるため、垂直搬送中において搬送物がベルト両側
部からこぼれ落ちる可能性があった。
【0004】本発明の目的は、上記した如き垂直搬送コ
ンベアに対し、主コンベアとホールドコンベアとにより
搬送物を挟持した状態において搬送物に加わる負荷荷重
が少なく、且つ両コンベアによる挟持が密着性をもって
確実に行なうことのできる機能を具備せしめることによ
り、軟質軽量なものや、小型で薄い搬送物等を破損させ
ることなく確実に垂直搬送することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するために、搬送物をコンベア始端部に対して水
平に搬入した後、垂直に上昇若しくは降下させ、再び水
平に搬出する垂直搬送コンベアにおいて、前記コンベア
の搬送路を主ベルトコンベアとホールドベルトコンベア
とを重ね合わせて構成すると共に、これら両ベルトコン
ベアの垂直搬送面相互を対面させてベルト同士を接合
し、両ベルトコンベアを同期状態で回転駆動せしめる駆
動機構を設け、上記ホールドベルトコンベアのベルトを
縦横方向に伸縮可能なベルト材にて構成し、その両側縁
部に沿って夫々非伸縮性のガイドベルトを付設し、且
つ、ホールドベルトコンベアの折曲部にベルトを内側か
ら支承するガイドプーリを配設し、該ガイドプーリ外周
のガイド溝に上記ガイドベルトを夫々係合せしめ、且つ
ホールドベルトコンベア両側縁部のガイドベルトを夫々
ベルト内側から外側へ向けて付勢するテンションローラ
を上記ガイドベルトに沿って適宜間隔を置いて設けて成
るものである。
【0006】上記した垂直搬送コンベアは、一系統の駆
動機構により主ベルトコンベア及びホールドベルトコン
ベアを同期駆動回転せしめてもよい。また、上記垂直搬
送コンベアは、主ベルトコンベア及びホールドベルトコ
ンベアを夫々独立する本体フレームにより保持し、一方
のコンベアの本体フレームを他方のコンベアの本体フレ
ームに対して着脱可能に組み付けることより、両ベルト
コンベアを接合/分離可能に構成するとよい。
【0007】
【作用】以上の手段によれば、主ベルトコンベアとホー
ルドベルトコンベアとは、垂直搬送面を相互に対面さ
せ、ベルト同士を接合することにより搬送路を構成す
る。上記ホールドベルトコンベアは縦横方向に伸縮可能
なベルト材により構成され、その両側縁部に沿って非伸
縮性のガイドベルトが付設され、このガイドベルトがホ
ールドベルトコンベアの折曲部に設けられるガイドプー
リに掛渡してある。よって、駆動機構により同期回転す
る主ベルトコンベアとホールドベルトコンベアとの始端
部に搬送物が水平に搬入されると、この搬送物は主ベル
トコンベアとホールドベルトコンベアとの間に入り込ん
で挟持され、垂直な搬送面に沿って上昇若しくは降下す
る。また、両ベルトコンベア間に搬送物が挟まれると、
縦横方向に伸縮するベルトが搬送物の片面を包むように
密着し、この弾性的な密着により搬送物はずれないよう
に挟持される。
【0008】上記ホールドベルトコンベアの両側縁に付
設したガイドベルトは、同ベルトに沿って適宜間隔をお
いて設けたテンションローラにより常時ベルトの外側へ
向けて付勢されている。よつて、上記したように搬送物
を挟持する際において、搬送物の挟み込みによりホール
ドベルトコンベアの両側縁部がベルトの内側に引かれる
ように弛もうとしても、非伸縮性のガイドベルト及び該
ベルトを外側に付勢する各テンションローラによりベル
ト幅方向の緊張を維持して弛みを防止することができ
る。
【0009】請求項2記載の垂直搬送コンベアにおいて
は、主ベルトコンベア及びホールドベルトコンベアが一
系統の駆動機構により同期した状態で駆動回転する。ま
た、請求項3の垂直搬送コンベアにおいては、主ベルト
コンベア及びホールドベルトコンベアは、夫々独立する
本体フレームにより保持してある。そして、一方のコン
ベアの本体フレームを他方のコンベアの本体フレームに
対して組み付けることより、両ベルトコンベアが一体化
し、垂直搬送面を有する垂直搬送コンベアを構成する。
また、一体化した本体フレーム同士を分離することによ
り両コンベアが夫々独立した状態で分離される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1乃至図5にて示す垂直搬送コンベアは、コ
ンベア下端部に対して水平に搬入される搬送物dを垂直
に上昇させ、コンベア上端部にて再び水平に搬出するも
のであり、主ベルトコンベア1と、ホールドベルトコン
ベア2とを重ね合わせ、ベルト11,21同士を対面さ
せた状態で接合することにより、コンベア下端となる水
平搬送面a1と、垂直搬送面a2、及びコンベア上端と
なる水平搬送面a3とを構成し、駆動機構3により上記
した両ベルトコンベア1及び2を同期させた状態で回転
駆動するように構成してある。
【0011】上記主ベルトコンベア1とホールドベルト
コンベア2とは、夫々に独立するフレーム5及び6を具
備し、ホールドベルトコンベア2のフレーム6に対して
主ベルトコンベア1のフレーム5を組み付けることによ
り、両コンベア1,2を着脱可能に一体化してある。ホ
ールドベルトコンベア2のフレーム6は、縦長形状に形
成される垂直フレーム62の上下両端部に板状の上部フ
レーム63及び下部フレーム61を接続して構成し、こ
れら一対のフレーム6の間に、ベルト21やローラを挟
持する形で取付支持してある。また、ホールドベルトコ
ンベア2のフレーム62は基台4の上に垂直状態で支持
され、図1にて示すように自立している。尚、ベルト2
1やローラの構成は後述する。一方、主ベルトコンベア
1のフレーム5は、左右一対となる縦長形状のフレーム
52の上下両端部に夫々板状の上部フレーム53及び下
部フレーム51を接続して構成してある。
【0012】そして、主ベルトコンベア1のフレーム5
2をホールドベルトコンベア2の垂直フレーム62に対
して長辺同士を接合させた状態で組み付けると共に、上
下両フレーム53,51をホールドベルトコンベア2の
上下フレーム63,61の内側に嵌合する。次いで、左
右一対となるフレーム51同士の間、及びフレーム53
同士の間に架設した横通材51aと53aを、フレーム
61間及びフレーム63間に架設した横通材61aと6
3aに対して、夫々ボルト14a,14bで止めること
により、両コンベア1,2を着脱可能に一体化させてあ
る(図1及び図8)。
【0013】上記したように主ベルトコンベア1及びホ
ールドベルトコンベア2を夫々独立するフレーム5,6
により保持し、コンベア1のフレーム5をコンベア2の
フレーム6に対して着脱可能に組み付けることによれ
ば、フレーム5,6相互を組み付け、分解することによ
り、両ベルトコンベア1,2を独立した状態のまま組立
/分離することができる。これにより、例えばベルト1
1,21や各ローラ部分のメンテナンスを行なう際の作
業性を大幅に向上することができる。尚、上記実施例は
自立するホールドベルトコンベア2のフレーム62に対
して主ベルトコンベア1のフレーム52を組み付けるよ
うに構成したが、これとは反対に、フレーム52を自立
させ、該フレーム52に対してフレーム62を組み付け
るように構成してもよい。
【0014】主ベルトコンベア1は、コンベア下端部の
水平搬送面a1と、垂直搬送面a2と、コンベア上端部
の水平搬送面a3とから成る略クランク形の搬送路を構
成するベルトコンベアであり、コンベア下端部にローラ
12a,12bを配置すると共に、コンベア上端部にベ
ルト折曲部の円弧を構成する5個1組みのローラ12c
とローラ12dとを配設し、これら各ローラ12a〜1
2d間の外周に沿って非伸縮性の無端状ベルト11を巻
回すことにより、上記した略クランク形の搬送面を構成
している。上記したように主ベルトコンベア1は非伸縮
性の合成樹脂ベルト等、非伸縮性のものを使用する。し
かし、非伸縮性とは後述するホールドベルトコンベア2
の伸縮ベルト21と比較して殆ど延びないと云う意味で
あり、可能な限り延びの無いものを選択して使用する
が、実際には微少ながら延びを生じる。上記無端状ベル
ト11の表面には小さな凹凸を連続して形成することに
より滑べり止めとしている。また、同無端状ベルト11
の裏面中央部にはガイド凸部11aを全長にわたって周
設し、このガイド凸部11aを後述するガイド板15の
表面中央に沿って凹設したガイド溝15aに嵌合させる
ことにより、上記無端状ベルト11の蛇行を防止してい
る。さらに、無端状ベルト11の表面に沿って比較的低
い桟を適宜なピッチにて突設することにより、搬送物の
滑べり防止効果をより向上させることもできる。上記し
た各ローラ12a〜12dは図4及び図5にて示すよう
に、フレーム5の上部フレーム53同士の間、及び下部
フレーム51同士の間にわたって軸支してある。主ベル
トコンベア1の上部には駆動用のローラ12及びローラ
12f,12gが設けてあり、これら各ローラにベルト
11を蛇行状に迂回してある(図3)。また、主ベルト
コンベア1の垂直搬送面a2区間に対応するベルト11
内側にはガイド板15を設け、このガイド板15の平面
に沿ってベルト11が回転駆動するように構成してあ
る。
【0015】ホールドベルトコンベア2は、上記主ベル
トコンベア1のベルト11と接合することにより垂直搬
送面a2を構成するものであり、コンベア下端部の折曲
部にローラ22a,22b及び左右一対のガイドプーリ
23aを配置すると共に、コンベア上端部の折曲部にロ
ーラ22cとローラ22dとを配設し、これら各ローラ
22a〜22d及びガイドプーリ23a間の外周に沿っ
て伸縮ベルト21を巻回すことにより、上記主ベルトコ
ンベア1の垂直搬送面a2に密着接合する略クランク形
の搬送面を構成している。即ち、垂直搬送コンベアの垂
直搬送面a2は主ベルトコンベア1のベルト11に対し
てホールドベルトコンベアのベルト21が接合すること
により構成される。また、両ベルト11,21の間に構
成される搬送面は、垂直搬送面a2の上下両端部を搬出
方向及び搬入方向へ向けて拡開せしめ、搬送物dの挟み
込みと排出を無理なく行なえるように構成してある。上
記した各ローラ22a〜22d及びガイドプーリ23a
は、図4及び図5にて示すように、フレーム6の上部フ
レーム63及び下部フレーム61間にわたって軸支して
ある。また、コンベア上端部のローラ22dの両端部に
は、コンベア下端部のガイドプーリ23aと対応する一
対のガイドプーリ23bが取付固定され、ローラ22d
と一体化して回転するように構成してある。
【0016】上記ホールドベルトコンベア2の伸縮ベル
ト21は、縦及び横方向に伸縮自在な織物地からなる二
方向伸縮ベルトにより構成され、図6にて示すように、
両コンベア1,2の間に構成される垂直搬送面a2に搬
送物dが挟み込まれた際に、上記伸縮ベルト21が搬送
物dの片面を包むように弾性密着して、両コンベア1,
2の間に搬送物dを挟持するように構成してある。尚、
上記した伸縮ベルト21は縦及び横方向に適度に伸縮す
るものであればどのような構造のものであってもよく、
例えば適度な伸縮性を有するゴムベルトを使用してもよ
い。図4及び図5にて示すように、ホールドベルトコン
ベア2のベルト21の両側縁部の内面側に沿って非伸縮
性のガイドベルト24を付設してある。
【0017】非伸縮性のガイドベルト24は、ベルト2
1の両側縁部に固着する帯状部24aと、前記したガイ
ドプーリ23a,23bのガイド溝23a’,23b’
に係合するベルト部24bとからなる。そして、上記ガ
イドベルト24はベルト部24bをガイドプーリ23
a,23bのガイド溝23a’,23b’に係合させ、
ベルト折曲部におけるベルト21両側縁部のガイドを行
なう。図1及び図2、図3にて示すように、ホールドベ
ルトコンベア2の上下折曲部及び垂直部には、テンショ
ンローラ7が適宜間隔を置いて設けてある。テンション
ローラ7は、ホールドベルトコンベア2のベルト21両
側部のガイドベルト24をベルト21の内側から外側へ
向けて付勢することにより、ベルト21を幅方向に緊張
させるものである。
【0018】図6にて示すように、テンションローラ7
はベルト21の両側部に1個ずつ対となった状態で設け
られる。テンションローラ7は、ガイドベルト24の側
面に対してベルト21内側に当接するローラ71を有す
る。ローラ71は、支持板72により回転自在に軸支
し、上記支持板72を摺動軸73の一端に止着し、該摺
動軸73を支持部材74に穿設したガイド孔74aに対
してスライド自在に嵌挿する。上記支持部材74はホー
ルドベルトコンベア2のフレーム6に沿って立設した取
付フレーム65に対して取付支持される。また、支持部
材74のガイド孔74aに嵌挿した摺動軸73の後端に
はコイルスプリング75を弾装し、摺動軸73及びロー
ラ71をベルト21の外側へ向けて付勢している。よっ
て、ベルト21は、ベルト21の両側部に設けた一対の
テンションローラ7によってベルト幅方向の張力が加え
られる。従って、ベルト11,21の回転駆動に伴って
両ベルト11,21間に搬送物dを挟持する際におい
て、搬送物dの挟み込みによりベルト21の両側縁部が
ベルト内側に引かれるように弛もうとしても、非伸縮性
のガイドベルト24の張力と、該ベルト24を外側に付
勢する各テンションローラ7により防止することができ
る。
【0019】上記した主ベルトコンベア1とホールドベ
ルトコンベア2とは、コンベア上端部に設けられる1系
統の駆動機構3によって同期回転する。駆動機構3は、
1個の駆動モータ31を備える。駆動モータ31はホー
ルドベルトコンベア2の上部フレーム63に取付固定
し、同フレーム63の外側に突出させた出力軸31aに
駆動スプロケット32を取り付ける。また、ホールドベ
ルトコンベア2上部ローラ22dと、主ベルトコンベア
1上部の駆動用ローラ12eの支軸端部には夫々スプロ
ケット33,35を取付、これら各スプロケット32,
33,35に無端状チェーン36を掛渡してある。尚、
上記チェーン36の中間部にはテンションスプロケット
34を設け、同チェーン36に適度な張力を与えてい
る。即ち、上記駆動機構3は、駆動モータ31の駆動を
チェーン36にて伝達することにより、両コンベアベル
ト1,2駆動用ローラ22d,12eを所定速度にて回
転させ、両コンベアベルト1,2を同期した状態で回転
駆動せしめる。尚、上記駆動により、主ベルトコンベア
1は図1中において左回転し、同時に、ホールドベルト
コンベア2は右回転する。そして、両コンベア1,2
は、垂直搬送面a2においてベルト11,21同士が接
合した状態を維持し、相互にずれを生じることなく同期
回転する。
【0020】次に、上記の如く構成した垂直コンベア上
昇時の作動について説明する。上記した垂直搬送コンベ
アの下端と上端とにはそれぞれ搬入用のコンベアbと搬
出用のコンベアcを接続する。搬入用コンベアbに載っ
て水平に搬送されてくる搬送物dは、垂直搬送コンベア
下端の水平搬送面a1上に搬入され、その直後に、同期
回転する主ベルトコンベア1とホールドベルトコンベア
2との間に入り込むと同時に、ベルト幅方向に間隔をお
いて設けた一対のガイドプーリ23の間を通過し、両コ
ンベア1,2のベルト11,21同士の間に挟まれた状
態となる(図4)。両コンベア1,2間に搬送物dが挟
み込まれると、縦横方向に伸縮するホールドベルトコン
ベア2のベルト21が搬送物dの片面を包むように密着
し、この密着性により搬送物dがずれないように挟持さ
れる。このように同期回転する両コンベア11,21に
挟持された搬送物dは、垂直搬送面a2に沿って垂直に
上昇する。
【0021】また、両ベルト11,21間に搬送物dが
挟持される時、ホールドベルトコンベア2の両側縁に付
設した非伸縮性のガイドベルト24が、適宜間隔を置い
て設けた各テンションローラ7により常時ベルトの外側
へ向けて付勢される。よって、搬送物dを挟持する時、
ベルト21の引き伸ばしによりベルト21の両側縁部が
内側へ向けて引かれるように弛もうとするが、非伸縮性
のガイドベルト24の張力と、該ベルト24を各テンシ
ョンローラ7によりベルト外側への反力を維持すること
により、この弛みを防止し、搬送物dを伸縮自在なベル
ト21により包むように密着させることができる。
【0022】垂直搬送面a2の上端まで上昇した搬送物
dは、両コンベア1,2のベルト11,21同士が分離
する上端部の折曲部を通過し、挟持状態から上部水平搬
送面a3に排出される。搬送物dは水平搬送面a3から
搬出用コンベアcに移行し、再び水平に搬送される。以
上のように構成した垂直搬送コンベアにおいては、ベル
トが非伸縮性の主ベルトコンベア1と縦横に伸縮可能な
ホールドベルトコンベア2のとの間に搬送物dを柔軟に
挟持することができるので、垂直搬送の際に搬送物dに
加わる負荷を効果的に抑えることができ、例えばスナッ
ク菓子やパック包装物のような軟質軽量なものや、小型
で薄い搬送物であっても、中身の品物を損傷させること
なく確実に搬送することができる。また、搬送路を構成
する両コンベア1,2をベルトコンベアを使用している
ため騒音が少なく、さらに装置の設置スペースも縮小す
ることも可能である。尚、上記した垂直搬送コンベアは
1系統の駆動機構により両コンベア1,2を同期回転さ
せたが、両コンベア1,2は、駆動機構を個々に設けて
もよく、コンベア1,2毎に回転駆動を行なって回転を
同期させてもよい。
【0023】図7にて示す垂直コンベアは、前記したも
のと同様に、両主ベルトコンベア1及びホールドベルト
コンベア2の回転駆動を駆動機構3により行なうと同時
に、主ベルトコンベア1に補助駆動機構30を設けてい
る。補助駆動機構30は、コンベアの垂直搬送面が長く
なった場合においてベルト11に弛みを生じて蛇行が発
生するのを防止するためのものであり、駆動用ローラ3
8と共に2個のローラ39a,39bを具備し、これら
各ローラ38、39a,39bの間にベルト11を蛇行
状迂回させることによりベルトに張力を与えている。ま
た、上記駆動用ローラ38と駆動モータ37とはチェー
ン37aにより連絡してあり、駆動モータ37の駆動に
より駆動ローラ38を駆動回転させることにより、ベル
ト11に張力を与えると同時に駆動力を補助的に与え、
ベルト11を上部の駆動用ローラ12eとの共動により
回転駆動せしめている。この場合、駆動用ローラ12e
と38との間の回転駆動速度を一致させることは云うま
でもない。
【0024】また、上記実施例は一系統の駆動機構3に
より主ベルトコンベア1及びホールドコンベア2の双方
を同期駆動回転させているが、駆動機構により主ベルト
コンベア1のみを回転駆動させ、ベルト21がベルト1
1に対して密着していることを利用して、上記主ベルト
コンベア1からの駆動回転を回転自由なホールドコンベ
ア2に伝達し、主ベルトコンベア1とホールドコンベア
2を同期回転させることも可能である。さらに、主ベル
トコンベア1とホールドベルトコンベア2とを完全に同
期させる手段として、両コンベア1,2のベルト11,
21の両側縁部に沿って、雄体と雌体との係合により着
脱する帯状の係合体、例えばベルベット式ファスナーや
多数の凹凸体の嵌合による係合装置を帯状に付設しても
よい。これによれば、垂直搬送路a2にて両コンベア
1,2のベルト11,21が接合する範囲において上記
した雄体及び雌体が係合して、ベルト11,21同士を
ずれないように接合し、両ベルトコンベア1,2の同期
を完全に一致させると共に、両ベルト11,21両側縁
部の密着性を向上することができる(図示せず)。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、主ベルト
コンベアと縦横に伸縮するベルト材にて構成したホール
ドベルトコンベアとを相互に対面させて接合することに
より垂直搬送面を構成し、搬送物に対し縦横伸縮自在な
ベルトで包むように弾性密着させたものであるから、主
ベルトコンベアとホールドベルトコンベアとの間で搬送
物を柔軟に挟持することが可能となり、搬送物を垂直搬
送する際に加わる負荷を効果的に抑えることができる。
その結果、搬送物がスナック菓子やパック包装物のよう
な軟質軽量なものや小型で薄いものであっても、品物を
損傷させることなく垂直搬送することができる。
【0026】また、ホールドベルトコンベアの両側縁部
に沿って非伸縮性のガイドベルトを付設し、このガイド
ベルトをテンションローラによりベルトの外側へ向けて
付勢しているので、搬送物を挟持する際にホールドベル
トコンベアの両側縁部が内側に引かれて弛むのを防止す
ることが可能となる。その結果、搬送物に対し伸縮性の
ベルトで包むように密着させることにより得る挟持力を
効果的に維持することができ、また、滑べり易い搬送物
等が垂直搬送中にベルト両側部の隙間からこぼれ落ちる
ような不具合を防止することができる。
【0027】一系統の駆動機構により主ベルトコンベア
及びホールドベルトコンベアを同期駆動回転せしめたも
のにおいては、必要最小限の駆動機構により両ベルトコ
ンベアを同期駆動回転させることができ、構造の簡素化
と装置の小型化を実現することができる。
【0028】さらに、主ベルトコンベア及びホールドベ
ルトコンベアを夫々独立する本体フレームにより保持
し、一方のコンベアの本体フレームを他方のコンベアの
本体フレームに対して着脱可能に組み付けたものにおい
ては、両コンベアを保持する本体フレーム相互を組み付
け、分解することにより両ベルトコンベアを独立した状
態のまま接合/分離することができるので、コンベアの
組立、分解作業を容易に行なえると共に、メンテナンス
の作業性を大幅に向上することができる。
【0029】尚、上記した垂直搬送コンベアは、上端部
から搬入した搬送物を垂直に降下させ、下端部から水平
に搬出するように構成したものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した垂直搬送コンベアを示す
側面図。
【図2】 同コンベアの下端部を示す縦断側面図。
【図3】 同コンベアの上端部を示す縦断側面図。
【図4】 図2におけるIV-IV 線断面図。
【図5】 図3におけるV-V 線断面図。
【図6】 図3におけるVI-VI 線断面図。
【図7】 主ベルトコンベアの下部に補助駆動機構を
設けた垂直搬送コンベアを示す側面図。
【図8】 主ベルトコンベアとホールドベルトコンベ
アとを分離した状態を示す側面図。
【符号の説明】
1・・・主ベルトコンベア 2・・・ホールドベルトコンベア 3・・・駆動機構 5・・・フレーム(主ベルトコンベア) 6・・・フレーム(ホールドベルトコンベア) 7・・・テンションローラ 23・・・ガイドプーリ 24・・・ガイドベルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送物をコンベア始端部に対して水平
    に搬入した後、垂直に上昇若しくは降下させ、再び水平
    に搬出する垂直搬送コンベアにおいて、前記コンベアの
    搬送路を主ベルトコンベアとホールドベルトコンベアと
    を重ね合わせて構成すると共に、これら両ベルトコンベ
    アの垂直搬送面相互を対面させてベルト同士を接合し、
    両ベルトコンベアを同期状態で回転駆動せしめる駆動機
    構を設け、上記ホールドベルトコンベアのベルトを縦横
    方向に伸縮可能なベルト材にて構成し、その両側縁部に
    沿って夫々非伸縮性のガイドベルトを付設し、且つ、ホ
    ールドベルトコンベアの折曲部にベルトを内側から支承
    するガイドプーリを配設し、該ガイドプーリ外周のガイ
    ド溝に上記ガイドベルトを夫々係合せしめ、且つホール
    ドベルトコンベア両側縁部のガイドベルトを夫々ベルト
    内側から外側へ向けて付勢するテンションローラを上記
    ガイドベルトに沿って適宜間隔を置いて設けて成る垂直
    搬送コンベア。
  2. 【請求項2】 一系統の駆動機構により主ベルトコン
    ベア及びホールドベルトコンベアを同期駆動回転せしめ
    ることを特徴とする請求項1記載の垂直搬送コンベア。
  3. 【請求項3】 主ベルトコンベア及びホールドベルト
    コンベアを夫々独立する本体フレームにより保持し、一
    方のコンベアの本体フレームを他方のコンベアの本体フ
    レームに対して着脱可能に組み付けることより、両ベル
    トコンベアを接合/分離可能に構成した請求項2または
    3記載の垂直搬送コンベア。
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