JPH0857636A - 自動溶接用吊下式走行装置 - Google Patents

自動溶接用吊下式走行装置

Info

Publication number
JPH0857636A
JPH0857636A JP19710194A JP19710194A JPH0857636A JP H0857636 A JPH0857636 A JP H0857636A JP 19710194 A JP19710194 A JP 19710194A JP 19710194 A JP19710194 A JP 19710194A JP H0857636 A JPH0857636 A JP H0857636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
traveling
traveling frame
frame
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19710194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2996596B2 (ja
Inventor
Takao Otsuka
隆夫 大塚
Morihiko Osawa
守彦 大澤
Koichi Ioku
孝一 井奥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP6197101A priority Critical patent/JP2996596B2/ja
Publication of JPH0857636A publication Critical patent/JPH0857636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2996596B2 publication Critical patent/JP2996596B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 架設準備や後処理作業を短時間で行えて、横
向き姿勢の溶接施工時間を短縮する。 【構成】 走行フレーム1に、船底外板BPの上辺開先
部Sで反吊下側が下方に傾斜する開先部に、転動自在に
掛止される円錐転動面4bを有して走行装置本体1を片
持ち状に吊持する複数の駆動ローラー4と、これら駆動
ローラー4を回転駆動する走行駆動装置5と、出退具1
4により出退自在に支持されて垂直板部BSbの外面に
当接し走行装置本体1の姿勢を制御可能な複数のサイド
ローラー12とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば船殻ブロック
において船底外板のシーム継手部を自動的に横向き多層
盛り溶接するために、溶接装置を搭載して往復走行する
自動溶接用吊下式走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、船殻ブロック構造物の溶接自動化
は、簡易自動溶接機ならびにロボット等の導入で飛躍的
に進んでいる。しかしながら、自動化の大半が単純な板
継ぎ溶接や隅肉溶接であり、各種の姿勢で行う多層盛り
溶接の自動化は殆ど進んでいないのが現状である。たと
えばばら積み運搬船の船殻ブロックは、図4,図5に示
すように、船側外板BPにビルジ外板BSを介して船底
外板BPが溶接接合され、このビルジ外板BSの内面に
船首尾方向のロンジ材Rや舷側方向の船側ブラケットS
Bが取り付けられる。この船殻ブロックにおいて、ビル
ジ外板BSと船底外板BPの船底外板シーム継手溶接部
Wは、現在溶接士が炭酸ガス半自動溶接法により施工し
ており、自動化が遅れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この船底外板シーム継
手溶接において自動化が遅れている理由は、開先精度確
保の難しさもさることながら、溶接姿勢が溶接施工法の
なかでも最も難しいとされる横向き姿勢であることと、
横向きで溶接装置を走行移動させるための走行装置の架
設準備および後処理に極めて多くの時間を要し、溶接施
工時間を短縮できなかったからである。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、架設準
備や解体作業を短時間で行えて、横向き姿勢の船底外板
シーム継手溶接などの溶接施工時間の短縮に寄与できる
自動溶接用吊下式走行装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、立設された鋼板の一側面に沿って水平方
向に走行自在な走行フレームに溶接装置を設け、この溶
接装置により鋼板の溶接部を溶接する自動溶接用吊下式
走行装置において、前記走行フレームに、鋼板の上辺で
他側面側が下方に傾斜する開先部に掛止されて走行フレ
ームを片持ち状に吊持する回転自在な複数の駆動ローラ
ーと、これら駆動ローラーを回転駆動する走行駆動装置
と、鋼板の一側面に当接して走行フレームの姿勢を制御
可能な複数の調整ローラーとを具備したものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、立設された鋼板の上辺に駆
動ローラーを掛止して走行フレームを片持ち支持させ、
ガイドローラーで走行フレームの姿勢を調整するだけ
で、走行装置を容易かつ短時間で装着架設および離間解
体することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る自動溶接用吊下式走行装
置の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、従来と
同一の部材は同一符号を付し、説明は省略する。
【0008】図3に示すように、この自動溶接用吊下式
走行装置は、たとえば船殻ブロックにおいて、船側外板
SPを構成するビルジ外板BSと船底外板(鋼板)BP
との溶接継手部Wを外面側から多層盛り溶接を行うもの
である。この走行装置は、溶接継手部Wと平行に形成さ
れた船底外板BPの上辺で上部の船殻ブロックとの溶接
用の上辺開先部Sに沿って往復走行させ、図1に示す行
装置に吊持された溶接装置17により溶接するものであ
る。
【0009】図1〜図3に示すように、船底外板BPに
平行な板体状の走行フレーム1には、上部に走行フレー
ム1と直交する水平方向の駆動軸3が前後一対軸受2を
介して回転自在に配置され、駆動軸3の内端部に船底外
板BPの上辺開先部Sに転動自在に掛止される駆動ロー
ラー4がそれぞれ取り付けられている。これら駆動ロー
ラー4を回転駆動する走行駆動装置5は、走行フレーム
1の中央部に配設されて速度調整可能な減速機付走行駆
動モーター6と、走行駆動モーター6の出力軸に取り付
けられた駆動タイミングプーリ7および両駆動軸3の外
端部に固定されたタイミングプーリ8間に巻張されたタ
イミングベルト9からなる動力伝達部材と、このタイミ
ングベルト9に張力を付与するテンションプーリ10と
を具備し、駆動モーター6により駆動ローラー4を任意
速度で正逆回転させることができる。
【0010】前記船底外板BPの上辺に形成された溶接
用開先部Sは、上部の船殻ブロックとを内側から溶接接
合するように、内面側が下方に約20度で傾斜するよう
に形成されている。前記駆動ローラー4は、軸受側に鍔
部4aが形成されるとともに、鍔部4aから20度の角
度で広がる円錐転動面4bが形成されて溶接用開先部S
に掛止され、走行フレーム1を片持ち状に吊持可能に構
成されている。
【0011】前記走行フレーム1の前後位置には、上部
および下部に開口部11を介して内面側に突出し船底外
板BP外面を転動するサイドローラー12およびガイド
ローラー13が設けられ、サイドローラ12には出退量
を調整可能な調整具14が設けられている。
【0012】走行フレーム1の下部でL字形に折り曲げ
られた支持部1aには、吊持機構15を介してハンガー
16が吊持され、ハンガー16に溶接装置17が設けら
れている。前記吊持機構15は、下端部にハンガー16
が取り付けられた前後一対のシャフト18を支持部1a
に昇降自在に貫通するとともに、支持部1aとシャフト
18上端の係止板19の間にコイルバネ20を外嵌して
介装したもので、支持部1aの底面に緩衝用ラバー21
が取り付けられ、走行フレーム1または溶接装置17に
生じる振動を直接相手方に伝達して走行性能および溶接
性能を互いに損なわないように、吊持機構15によりそ
れぞれに生じる振動や衝撃を緩衝するように構成されて
いる。また、溶接装置17に応じて吊持機構15による
緩衝力を調整することもできる。
【0013】前記溶接装置17は、たとえばハンガー1
6に垂下されて振れ止めローラー34を有する支持柱3
1に、伸縮調整具32を介して上下位置を調整可能な昇
降フレーム33が設けられ、この昇降フレーム33にね
じ軸による上下微調整機構35を介して調整フレーム3
6が設けられている。そして、調整フレーム36にねじ
軸を利用した左右微調整機構37と、船底外板BP外面
に当接する倣いローラー38を備えたトーチ倣い装置3
9を介して溶接トーチ40が設けられたものである。
【0014】上記構成における溶接作業を説明する。走
行フレーム1をクレーンなどにより吊り下げてビルジ外
板BSの船底外板BPの上辺開先部Sに駆動ローラー4
を掛止させ、走行フレーム1を船底外板BPに片持ち状
に吊持させる。そして、調整具14によりサイドローラ
12の出退量を調整した後、クレーン等により溶接装置
17を吊り下げて走行フレーム1に装着する(走行フレ
ーム1と溶接装置17とを、装着前に一体的に船底外板
BPに取付けておいてもよい)。さらに伸縮調整具32
により溶接装置17の上下位置を調整し、さらに上下微
調整機構35および左右微調整機構37により溶接トー
チ40の位置を継手部Wに対応させる。そして、溶接ト
ーチ40により溶接を開始するとともに、走行駆動装置
6により駆動ローラー4を駆動して走行フレーム1を船
底外板BPの上辺開先部Sに沿って走行させ、トーチ倣
い装置39により操作される溶接トーチ40により溶接
継手部Wの溶接が行われる。なお、図示しないが、走行
フレーム1に前進後進用のリミットスイッチを設けてお
き、船底外板BPの前進限および後進限にリミットスイ
ッチに作用するストライカーを設けておくことにより、
走行フレーム1を自動的に往復走行させることができ、
溶接トーチ40の調整により多層肉盛り溶接を行うこと
ができる。
【0015】溶接終了後は、溶接装置17を走行フレー
ム1から切り離して搬出した後、走行フレーム1を持ち
上げて駆動ローラー4を船底外板BPの上辺開先部Sか
ら外し、走行フレーム1を船底外板BPから離間させれ
ばよい。
【0016】上記構成によれば、船底外板BPの上辺開
先部Sに駆動ローラーを介して走行フレーム1を移動自
在に吊持させたので、走行フレーム1の架設準備や後処
理作業を容易かつ短時間で行えて、横向き姿勢の船底外
板シーム継手溶接の溶接施工時間を大幅に短縮すること
ができる。
【0017】なお、上記実施例では、走行装置にトーチ
倣い装置39を備えた溶接装置17を設けたが、多関節
アームを介して溶接トーチを保持する溶接ロボットであ
ってもよい。
【0018】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の自動溶接用
吊下式走行装置によれば、立設された鋼板の上辺に駆動
ローラーを掛止して走行フレームを鋼板に片持ち状に走
行自在に吊持させ、ガイドローラーにより走行フレーム
の姿勢を調整するだけで、走行装置を容易かつ短時間で
装着架設および離間解体することができる。したがっ
て、溶接作業に要する全体の溶接作業時間を大幅に短縮
することができ、溶接姿勢が難しい横向き溶接に係わる
ものであっても、溶接作業の自動化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動溶接用吊下式走行装置の一実
施例を示す正面図である。
【図2】同走行装置を示す側面図である。
【図3】同走行装置を使用する船底外板の上下部分拡大
断面図である。
【図4】従来のばら積運搬船の船殻ブロックを示す斜視
図である。
【図5】同船殻ブロックを示す正面図である。
【符号の説明】
SP 船側外板 BS ビルジ外板 BP 船底外板(鋼板) S 上辺開先部(上辺) W 溶接継手部 1 走行フレーム 3 駆動軸 4 駆動ローラー 4a 鍔部 4b 円錐転動面 5 走行駆動装置 6 走行駆動モーター 11 開口部 12 サイドローラ(調整ローラー) 13 ガイドローラ 14 調整具 15 吊持機構 16 ハンガー 17 溶接装置 39 トーチ倣い装置 40 溶接トーチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立設された鋼板の一側面に沿って水平方向
    に走行自在な走行フレームに溶接装置を設け、この溶接
    装置により鋼板の溶接部を溶接する自動溶接用吊下式走
    行装置において、 前記走行フレームに、 鋼板の上辺の開先部に掛止されて走行フレームを片持ち
    状に吊持する回転自在な複数の駆動ローラーと、 これら駆動ローラーを回転駆動する走行駆動装置と、 鋼板の一側面に当接して走行フレームの姿勢を制御可能
    な複数の調整ローラーとを具備したことを特徴とする自
    動溶接用吊下式走行装置。
JP6197101A 1994-08-23 1994-08-23 吊下走行式自動溶接装置 Expired - Fee Related JP2996596B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6197101A JP2996596B2 (ja) 1994-08-23 1994-08-23 吊下走行式自動溶接装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6197101A JP2996596B2 (ja) 1994-08-23 1994-08-23 吊下走行式自動溶接装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0857636A true JPH0857636A (ja) 1996-03-05
JP2996596B2 JP2996596B2 (ja) 2000-01-11

Family

ID=16368749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6197101A Expired - Fee Related JP2996596B2 (ja) 1994-08-23 1994-08-23 吊下走行式自動溶接装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2996596B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101501976B1 (ko) * 2013-09-04 2015-03-13 에스티엑스조선해양 주식회사 Lng 운반선의 화물창 내 경사코너부 용접장치
CN105689851A (zh) * 2016-04-21 2016-06-22 藤县顺舟造船有限公司 一种带有可调式喷嘴的氩弧焊机

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104384775A (zh) * 2014-11-18 2015-03-04 无锡恒富科技有限公司 移动焊接装置上的支架移动调节机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101501976B1 (ko) * 2013-09-04 2015-03-13 에스티엑스조선해양 주식회사 Lng 운반선의 화물창 내 경사코너부 용접장치
CN105689851A (zh) * 2016-04-21 2016-06-22 藤县顺舟造船有限公司 一种带有可调式喷嘴的氩弧焊机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2996596B2 (ja) 2000-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1281782C (en) Slag removing apparatus for pad-welding machine
JPH1024370A (ja) 突合せ自動溶接装置
JP2006334628A (ja) 溶接装置
JP2006218506A (ja) 傾斜登り隅肉溶接方法およびその自動隅肉溶接装置
JPH0857636A (ja) 自動溶接用吊下式走行装置
JP3067733B2 (ja) 溶接装置
JP5214724B2 (ja) 溶接用台車
JP2000061690A (ja) 箱桁用立向隅肉自動溶接装置
KR101144943B1 (ko) 철도차량의 루프패널용 용접장치
JPH11333592A (ja) 自動溶接システム
JP2019025501A (ja) 走行台車
KR102080121B1 (ko) 회전구조를 갖는 곡면대상물용 웰드작업장치
KR20130051215A (ko) 무레일 용접장치
JP2765677B2 (ja) 溶接ビードの清掃方法およびその装置
JPH067940A (ja) 自動溶接装置
KR100600262B1 (ko) 선체 용접용 용접기
US4436981A (en) Vertical down welding process by gravity arc welding and welding machine therefor
KR100554422B1 (ko) 선박의 협소부 용접보조장치
JPS6310222Y2 (ja)
JPH0740162A (ja) 角コラムの自動加工装置
JPH0788647A (ja) 自動溶接装置
JP3623042B2 (ja) 曲面等の立向き溶接方法
JP2024051883A (ja) 立向溶接装置及び立向溶接装置の制御方法
JPS60231572A (ja) 立向隅肉溶接装置
JPH10230359A (ja) クローラ走行式自動溶接装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees