JPH085747A - シンチレーションカメラ - Google Patents

シンチレーションカメラ

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JPH085747A
JPH085747A JP16057994A JP16057994A JPH085747A JP H085747 A JPH085747 A JP H085747A JP 16057994 A JP16057994 A JP 16057994A JP 16057994 A JP16057994 A JP 16057994A JP H085747 A JPH085747 A JP H085747A
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JP
Japan
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apd
scintillator
module
camera
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP16057994A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Oi
淳一 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
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Publication of JPH085747A publication Critical patent/JPH085747A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラヘッド部の厚さを薄くし、重量を軽く
して、取り回しを容易にする。 【構成】 シンチレータ11の裏面側にライトガイド2
1を介して多数のAPDモジュール31を配列する。A
PDモジュール31は、4個のAPDチップ32と、こ
れらを冷却するための冷却素子33と、さらにこの冷却
素子33に支柱34を介して結合された基板35とから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シンチレーションカ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】シンチレーションカメラは、放射線を、
その入射位置とともに検出するものである。すなわち、
通常、NaI(Tl)などからなる平板状のシンチレー
タを用い、その一つの表面にコリメータなどを介してガ
ンマ線などの放射線を導き、その平面内での1点でシン
チレーション発光を生じさせ、その光を他方の表面に並
べた光電変換器でとらえ、各光電変換器が検出した光の
強度から、より近い位置では入射光強度が大きいという
ことを利用して、発光位置を表わす位置信号を得る。
【0003】シンチレーションカメラの構成としては、
平板状のシンチレータと、その前面(検出面)側に配置
されたコリメータと、後面側に密着させられたライトガ
イドと、このライトガイドの表面に2次元配列された光
電変換器とからカメラのヘッド部が構成されることにな
る。そして、従来では、この光電変換器としてPMT
(フォトマルチプライア)が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにPMTを用いるのでは、カメラのヘッド部をコン
パクトにできないなどの問題があった。すなわち、PM
Tは通常高さが50mmほどあり、これを多数並べるた
め、カメラヘッド部の厚さもそれに応じた厚いものとな
らざるを得ないし、重量も大きくなる。さらにPMTは
光電面における光電変換効率の均一性が悪いという欠点
を有している。また、PMTは機械的振動や磁界に弱
く、さらに経年劣化が生じる。
【0005】この発明は、上記に鑑み、カメラヘッド部
の厚さおよび重量を減少させて取り回しを容易化すると
ともに、PMTの欠点を回避し、性能が高く、品質管理
の容易な、シンチレーションカメラを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるシンチレーションカメラにおいて
は、1枚の平板状シンチレータと、該シンチレータの放
射線入射面とは反対側の面に配列された、各々が複数の
半導体光検出素子を配列して構成されている、複数の半
導体光検出モジュールと、該半導体光検出モジュールの
各半導体光検出素子の光検出面と上記シンチレータ表面
との間に光学的に結合された、相互に光学的に独立なラ
イトガイドとを有することが特徴となっている。
【0007】
【作用】半導体光検出素子を複数配列してモジュール化
した半導体光検出モジュールをシンチレータの裏面に多
数配列しているため、半導体光検出モジュールは薄い形
状に形成できるので、カメラヘッド部の厚さを薄くし、
重量を軽くして、カメラヘッド部としての取り回しを容
易にすることができる。半導体光検出モジュールにおい
て、複数の半導体光検出素子の各々で入射光量に応じた
出力が得られるため、光の検出点の密度を高くできる。
そのため、これら各半導体光検出素子の出力の大きさか
ら、発光点の位置を求めるとき、その位置精度を高くで
きる。つまりシンチレーションカメラとしての空間分解
能を向上できる。各半導体光検出素子を光検出性能の高
いものとすることにより、シンチレーションカメラとし
てのエネルギー分解能、直線性、均一性および寿命を向
上させることができる。また、半導体光検出素子の方が
一般に電子管であるフォトマルチプライアよりも製造容
易で品質管理も容易であるから、シンチレーションカメ
ラとしての製造および品質管理の容易性も得られる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すよう
に、シンチレータ11の裏面側(図では上側)にライト
ガイド21を介してAPDモジュール31が接着されて
いる。シンチレータ11の表面側(図では下側)は放射
線入射面となっており、図示しないがシンチレータ11
に入射する放射線をコリメートし、所定方向の放射線の
みがシンチレータ11に入射するようにするコリメータ
が取り付けられる。
【0009】APDモジュール31は、この実施例では
図2にも示すように4個のAPDチップ32と、これら
を冷却するための冷却素子33と、さらにこの冷却素子
33に支柱34を介して結合された基板35とからな
る。このAPDチップ32は光電変換機能を有するAP
D(アバランシェフォトダイオード)が1枚のシリコン
ウェハ上に形成されたものである。4個のAPDチップ
32の間ではクロストークはない。このAPDは温度の
変化により増幅度が変化するため、冷却して温度を一定
に保つ必要がある。そのためにペルチェ素子などの電子
熱冷却素子33が、これらAPDチップ32に熱接合さ
れている。そして、この冷却素子33の上側には、断熱
材で作られた支柱34を介して基板35が固定される。
この基板35には、APDチップ32からの信号を増幅
するプリアンプや冷却素子33のコントローラなどの回
路や、信号あるいは電源のためのコネクタ36などが設
けられる。冷却素子33の側と基板35の側との間には
信号等の伝達用にリード線が設けられる。
【0010】このAPDモジュール31のAPDチップ
32がシンチレータ11の裏面に、ライトガイド21を
介して光学的に結合される。すなわち、シンチレータ1
1とライトガイド21との間、およびライトガイド21
とAPDチップ32との間は、光学的接着剤22により
接着される。そして、このライトガイド21は個々のA
PDチップ32ごとに独立しており、シンチレータ11
およびAPDチップ32との接着面以外の表面には反射
材23が塗布されて光学的独立性が確保されるようにし
ている。ライトガイド21はたとえばパイレックスガラ
スやエポキシなどからなる。
【0011】APDモジュール31は、正面(図1の上
側)から見ると、この実施例では図2に示すように正方
形となっており、その上に正方形のAPDチップ32が
4個図2に示すように並ぶ。すなわち、このAPDモジ
ュール31では、APDチップ32の正方形の光電検出
面が縦方向に2個、横方向に2個マトリクス状に配列さ
れたことになる。これにより、APDモジュール31で
は、それを4分割(縦・横に2×2に)した各点に入射
した光量に応じた出力が得られる。
【0012】このように形成されたAPDモジュール3
1が、カメラヘッド部全体としては、図3に示すよう
に、たとえば縦・横に9×13個、矩形の平板状シンチ
レータ11の裏面に配列される。APDモジュール31
は上記のように4分割した各点で光検出できるので、そ
れら各点の光量により発光位置を演算することによっ
て、図3の砂目状部分41ならば発光位置を正確に求め
ることができ、シンチレータ11の全周囲の端部の狭い
領域のみが発光位置を求められない領域となる。つまり
この砂目状部分41がシンチレーションカメラとしての
有効視野ということになり、シンチレータ11の広さに
比較してやや小さいだけの大きなものとすることができ
る。。
【0013】このようにAPDモジュール31をシンチ
レータ11の裏面に配列することにより、カメラヘッド
部の厚さを薄くすることができる。さらにAPDモジュ
ール31において複数のAPDチップ32が配列される
ので、各APDチップ32を小さくして光検出点の密度
を高めることができる。そのため、APDはフォトマル
チプライアと比較して出力特性が優れることとあいまっ
て、シンチレーションカメラとしてのエネルギー分解
能、空間分解能、直線性、均一性および寿命を向上させ
ることができる。
【0014】なお、APDモジュール31はシンチレー
タ11の裏面だけでなく、図4に示すように、端面にも
APDモジュール31を配置してもよい。こうすると、
シンチレータ11の端面に向かった光も検出できるよう
になるため、有効視野41を拡大し、シンチレータ11
の広さと同等なものとすることができる。
【0015】また、APDモジュール31の形状は上記
では正方形としているが、長方形等他の形状とすること
もできる。APDモジュール31内でのAPDチップ3
2の形状も四角形以外をとることができるとともに、そ
れらの配列方法や配列数も2×2以外とすることが可能
である。さらにカメラヘッド部での、1個の平板状シン
チレータ11に対するAPDモジュール31の配列に関
しても、上記のような9×13の配列だけでなく、他の
配列の仕方ができる。また、APD以外の半導体光検出
素子を用いることも可能であり、これを1つのチップに
構成して上記と同様に組み立ててモジュール化できる。
【0016】
【発明の効果】以上実施例について説明したように、こ
の発明のシンチレーションカメラによれば、半導体光検
出素子を複数配列してモジュール化した半導体光検出モ
ジュールをシンチレータの裏面に多数配列することによ
り、カメラヘッド部の厚さを薄くし、重量を軽くして、
カメラヘッド部としての取り回しを容易にすることがで
きる。さらに半導体光検出素子の光検出性能により、シ
ンチレーションカメラとしてのエネルギー分解能、空間
分解能、直線性、均一性および寿命を向上させることが
できるとともに、品質管理も容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の一部を示す断面図。
【図2】同実施例のAPDモジュールの模式的な平面
図。
【図3】同実施例におけるAPDモジュールの全体の配
列を模式的に示す平面図。
【図4】他の実施例におけるAPDモジュールの配列を
模式的に示す平面図。
【符号の説明】
11 シンチレータ 21 ライトガイド 22 光学的接着剤 23 反射材 31 APDモジュール 32 APDチップ 33 冷却素子 34 支柱 35 基板 36 コネクタ 41 有効視野

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の平板状シンチレータと、該シンチ
    レータの放射線入射面とは反対側の面に配列された、各
    々が複数の半導体光検出素子を配列して構成されてい
    る、複数の半導体光検出モジュールと、該半導体光検出
    モジュールの各半導体光検出素子の光検出面と上記シン
    チレータ表面との間に光学的に結合された、相互に光学
    的に独立なライトガイドとを備えることを特徴とするシ
    ンチレーションカメラ。
JP16057994A 1994-06-20 1994-06-20 シンチレーションカメラ Pending JPH085747A (ja)

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