JPH0857011A - 浴槽内への噴流供給装置 - Google Patents

浴槽内への噴流供給装置

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Publication number
JPH0857011A
JPH0857011A JP19530994A JP19530994A JPH0857011A JP H0857011 A JPH0857011 A JP H0857011A JP 19530994 A JP19530994 A JP 19530994A JP 19530994 A JP19530994 A JP 19530994A JP H0857011 A JPH0857011 A JP H0857011A
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JP
Japan
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support shaft
bathtub
support member
jet
nozzle
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Pending
Application number
JP19530994A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Nishii
浩三 西井
Masakazu Murakami
雅一 村上
Katahiro Takahata
容晧 高畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi KK
Original Assignee
Daiichi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 個々のエジェクタノズルから浴槽内へ広範囲
に噴流を供給できる噴流供給装置を提供する。 【構成】 浴槽(2)の側壁(3)に装置本体(7)を固定
し、装置本体(7)に支軸(11)を支持する。支軸(11)の浴
槽(2)内側の先端部(12)に支持部材(S)を設け、支持部
材(S)にエジェクタノズル(22)を固設する。エジェクタ
ノズル(22)のノズル口(24)を浴槽(2)内に臨ませ、支持
部材(S)を支軸(11)の軸心(14)回りに回転させる。エジ
ェクタノズル(22)に給液路(10)を接続して、ノズル口(2
4)から浴槽(2)内の液中へ噴流(M)を吹出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽内の液中に噴流を
吹出す、いわゆるジェットバスでの噴流供給装置に関
し、さらに詳しくは、浴槽の側壁に設けた個々のエジェ
クタノズルから浴槽内へ広範囲に噴流を供給できる噴流
供給装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来の、浴槽内の液中に噴流を吹出すジェ
ットバスとしては、浴槽の側壁にエジェクタノズルをそ
のノズル口が浴槽内に臨む状態で配置し、このエジェク
タノズルに給液路と吸気路とを接続してノズル口から浴
槽内の液中へ気液混合噴流を吹出すように構成してい
る。そして、この種ジェットバスでは、エジェクタノズ
ルから吹出した気液混合噴流の液圧で入浴者の要部を押
圧するとともに、気液混合噴流中の気泡が液中で破裂す
ることによる圧力変動でマッサージ効果を持たせるよう
にしているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、エジェクタノズ
ルは浴槽の側壁に固定してあり、このエジェクタノズル
から噴流を供給できる範囲が狭いことから、入浴者が望
む要部に噴流を当てるには入浴者が自ら身体を動かして
要部を噴流内へ移動させる必要があった。
【0004】また、浴槽の側壁に多数のエジェクタノズ
ルを固設して、全エジェクタノズルから広範囲に噴流を
吹出すことが考えられる。しかし、この場合にも個々の
エジェクタノズルから噴流を供給できる範囲が狭いこと
から、吹出そうとする広い範囲の全体に亘って多数のエ
ジェクタノズルを配置する必要があり、しかも多数のエ
ジェクタノズルから噴流を吹出すため多量の液体を供給
しなければならず、安価に実施できない問題がある。
【0005】本発明は上記問題点を解消し、個々のエジ
ェクタノズルから浴槽内へ広範囲に噴流を供給できる噴
流供給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、例えば図1から図5に示すように、噴流
供給装置を次のように構成したことを特徴とする。
【0007】即ち、本発明1は、浴槽(2)の側壁(3)に
エジェクタノズル(22)をそのノズル口(24)が浴槽(2)内
に臨む状態で配置し、このエジェクタノズル(22)に給液
路(10)を接続してノズル口(24)から浴槽(2)内の液中へ
噴流(M)を吹出すように構成した浴槽内への噴流供給装
置において、浴槽(2)の側壁(3)に装置本体(7)を固定
してこの装置本体(7)に支軸(11)を支持させ、この支軸
(11)の浴槽(2)内側の先端部(12)に支持部材(S)を設け
て、この支持部材(S)に前記エジェクタノズル(22)を固
設し、この支持部材(S)を上記支軸(11)の軸心(14)回り
に回転可能に構成したことを特徴とするものである。
【0008】本発明2は、上記発明1において、ノズル
口(24)と給液路(10)との間に回転羽根(30)を回転可能に
設け、この回転羽根(30)を支持部材(S)に連結したもの
である。なお、この回転羽根は、液圧を受けて生じた回
転力を支持部材に伝動できる構造であればよく、歯車装
置や回転可能に構成した支軸等を介して支持部材に連動
連結させてもよく、また、支持部材に直接固定して連結
させてもよい。
【0009】本発明3は、上記発明1において、エジェ
クタノズル(22)からの噴流吹出し方向(D)を、支軸(11)
の軸心(14)回りにねじらせて形成したものである。
【0010】本発明4は、上記発明1において、支軸(1
1)を装置本体(7)に回転可能に支持し、この支軸(11)の
先端部(12)に支持部材(S)を固定するとともに、支軸(1
1)の後部に回転駆動源(44)を連動連結したものである。
なお、この回転駆動源としては、電動モータ、エアモー
タ、液流モータ等があるが、電動モータの場合は漏電対
策を必要とするので、エアモータや液流モータが望まし
い。
【0011】また、本発明の噴流は液体のみで構成して
もよいが、エジェクタノズルに吸気路等を接続し、エジ
ェクタノズルのノズル口から気液混合噴流を噴出させて
もよく、この場合は、気液混合噴流中の気泡が液中で破
裂することにより圧力変動を生じて、マッサージ効果を
一層高めることができる。
【0012】
【作用】本発明では、支持部材にエジェクタノズルを固
設し、この支持部材を支軸の軸心回りに回転可能に構成
してあるので、エジェクタノズルは噴流を吹出しながら
支持部材とともに回転し、浴槽内には支軸の軸心回りに
回転する旋回噴流が形成される。
【0013】このとき、ノズル口と給水路との間に回転
羽根を設け、この回転羽根を支持部材に連結した場合に
は、エジェクタノズルへ供給した液流の液圧を受けて回
転羽根に回転力が生じ、この回転力により支持部材が回
転する。
【0014】また、エジェクタノズルの噴流吹出し方向
を支軸の軸心回りにねじらせて形成した場合には、ノズ
ル口から吹出す噴流の液圧によりその反力を受けて支持
部材が支軸の軸心回りに回転する。
【0015】さらに、支軸を装置本体に回転可能に支持
し、この支軸の先端部に支持部材を固定するとともに、
支軸の後部に回転駆動源を連動連結した場合には、回転
駆動源を制御することにより支軸を介して支持部材の回
転方向や回転速度が容易に変更され、所望の値に設定さ
れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は実施例1を示す浴槽内への噴流供給装置の縦
断側面図である。
【0017】図1に示すように、この噴流供給装置(1)
は、浴槽(2)の側壁(3)に内面(4)側から円筒状の取付
凹部(5)を凹設し、この取付凹部(5)の内面を有底円筒
状の外枠(6)で覆うとともに、取付凹部(5)の奥壁(3a)
内に噴流供給装置(1)の装置本体(7)を固設してある。
なお、符号(8)は側壁内面(4)を覆う状態に貼りつけた
タイル部を示す。
【0018】上記装置本体(7)内には第1給水室(9)を
形成して、この第1給水室(9)に給水路(10)を連通連結
してあり、この第1給水室(9)を横断する状態に、前後
方向に支軸(11)を固定し、この支軸(11)の先端部(12)を
装置本体(7)から前方へ突出させてある。
【0019】上記支軸(11)の先端部(12)にはケーシング
(17)を支軸(11)の軸心(14)回りに回転可能に付設してあ
り、支軸(11)内部に通気路(15)を形成して、この通気路
(15)を支軸(11)の後部(13)に接続した吸気路(16)に連通
連結してある。
【0020】上記ケーシング(17)は有底筒状のケーシン
グ本体(18)とその前面に固定した円盤状の蓋板(19)とか
らなり、ケーシング(17)内に形成した第2給水室(20)を
上記第1給水室(9)に連通してある。
【0021】上記ケーシング本体(18)は、後部を装置本
体(7)の前面に形成した首部(21)に外嵌して回転可能に
支持してあり、一方、蓋板(19)の中央に上記支軸(11)の
先端部(12)を貫通させて回転可能に支持してある。この
蓋板(19)はエジェクタノズル(22)の支持部材(S)を構成
しており、上記支軸(11)の軸心(14)回りに複数のエジェ
クタノズル(22)を等間隔に位置させて固設してある。
【0022】なお、本実施例1では装置本体(7)の前方
で外枠(6)の内部に支持部材(S)である蓋板(19)を配置
したが、支持部材(S)は装置本体内に設けてもよい。ま
た、本発明では支持部材に固定するエジェクタノズルの
個数は1個でもよいが、本実施例1のように複数個のエ
ジェクタノズル(22)を支軸(11)の軸心(14)回りに等間隔
に配置させると支持部材(S)及びエジェクタノズル(22)
の回転のバランスがよく、円滑に回転させることができ
る。
【0023】各エジェクタノズル(22)は、後部の水供給
口(23)を前記第2給水室(20)に開口し、前部のノズル口
(24)を浴槽(2)内に臨ませてある。一方、上記蓋板(19)
の内部には空気室(26)を形成してあり、この空気室(26)
に上記エジェクタノズル(22)の吸気口(25)を開口すると
ともに、支軸(11)の側面に放射状に設けた小孔(27)を介
してこの空気室(26)を前記通気路(15)に連通してある。
【0024】上記第2給水室(20)内には、支軸(11)周囲
に固定羽根(28)を固定して装置本体(7)の首部(21)内に
形成した給水口(29)に臨ませるとともに、固定羽根(28)
の前方に回転羽根(30)を回転可能に設けてある。この回
転羽根(30)の前部には太陽歯車(31)を取付けてあり、支
軸(11)に固定した支持板(32)に支持される遊星歯車(33)
を介してこの太陽歯車(31)をケーシング本体(18)の内面
に設けた内歯車(34)に連動連結してある。なお、符号(3
5)は支持板(32)を支軸(11)に固定する固定ピンを示す。
【0025】次に、上記のように構成した噴流供給装置
の作動を説明する。図外の水ポンプにより給水路(10)か
ら第1給水室(9)へ供給された温水(W)は給水口(29)か
ら第2給水室(20)へ流入し、固定羽根(28)から回転羽根
(30)へと案内される。この固定羽根(28)と回転羽根(30)
とは正面視で互いに逆方向に羽根を湾曲させてあり、回
転羽根(30)は温水(W)の水圧を受けて回転する。この回
転羽根(30)に生じた回転力により、太陽歯車(31)、遊星
歯車(33)、内歯車(34)及びケーシング本体(18)を介し
て、支持部材(S)である蓋板(19)が支軸(11)の軸心(14)
回りに回転する。
【0026】回転羽根(30)を回転させた温水(W)は、エ
ジェクタノズル(22)後部の水供給口(23)からエジェクタ
ノズル(22)内へ供給され、ノズル口(24)から浴槽(2)内
へ吹出される。このとき、エジェクタノズル(22)内に発
生した負圧により、吸気口(25)、小孔(27)、空気室(26)
及び通気路(15)を順に介して吸気路(16)から空気(A)
が吸込まれ、エジェクタノズル(22)内で温水(W)と
混合される。一方、上記エジェクタノズル(22)は支持部
材(S)である蓋板(19)に固定されているのでケーシング
(17)とともに回転しており、この結果、ノズル口(24)か
ら支軸(11)の軸心(14)回りに回転する気液混合噴流(M)
が吹出される。
【0027】上記実施例1では回転羽根を支軸回り回転
可能に設けたが、ケーシング内面に固設してもよく、ま
た、回転可能に支持された支軸に蓋板を固定した場合に
はこの支軸に回転羽根を固定してもよい。これらの場合
には歯車装置を必要としないので、温水に含まれるゴミ
等が回転駆動を妨げる虞れがない。
【0028】また、上記実施例1では浴槽(2)の横側壁
(3)に装置本体(7)を固定し、支軸(11)を水平方向に支
持したが、本発明の噴流供給装置は浴槽内に臨む部位で
あればいずれに設けてもよく、例えば浴槽の下側壁に装
置本体を固定し、支軸を垂直方向に支持してもよい。こ
の場合には気液混合噴流は下側壁側から上方に向けて吹
出される。
【0029】図2は実施例2を示し、図2(a)はケーシ
ングの縦断側面図、図2(b)は図2(a)のB−B線矢視
断面図である。
【0030】この実施例2では、図2(b)に示すよう
に、蓋板(19)に固設したエジェクタノズル(22)の噴流吹
出し方向(D)を、支軸(11)の軸心(14)回りにねじらせて
形成してあり、ノズル口(24)から吹出す気液混合噴流
(M)の液圧によりその反力を受けて支持部材(S)である
蓋板(19)が支軸(11)の軸心(14)回りを回転する。なお、
符号(36)は支軸(11)に固定ピン(37)で固定した取付ステ
ーを示し、蓋板(19)を位置決めして回転可能に支持す
る。
【0031】この実施例2では、第2給水室(20)からエ
ジェクタノズル(22)へ温水(W)を供給し、エジェクタノ
ズル(22)から気液混合噴流(M)を吹出すだけで支持部材
(S)である蓋板(19)が回転するので、支持部材(S)を回
転させるために格別の駆動装置を必要とせず、噴流供給
装置(1)の構造を極めて簡略にすることができる。
【0032】なお、この実施例2では、エジェクタノズ
ル(22)の噴流吹出し方向(D)を支軸(11)の軸心(14)回り
にねじらせて形成することにより、ノズル口(24)から吹
出す気液混合噴流(M)の液圧でエジェクタノズル(22)を
固設した支持部材(S)を回転させているが、この構成に
加えて、回転するケーシングの内面に羽根を固設する
等、上記実施例1のような回転羽根の構成を併用しても
よく、この場合にはエジェクタノズルへ供給する液流に
より一層効率よく支持部材を回転させることができる。
【0033】上記実施例1及び実施例2ではいずれもケ
ーシング(17)の前面の蓋板(19)にエジェクタノズル(22)
を固設したが、エジェクタノズルは支持部材に固設して
あればよく、例えば図3に示す実施例3のように、支軸
(11)の先端部(12)や第2給水室(20)の周側壁(38)に設け
た支持部材(S)に固設してもよい。
【0034】即ち、この実施例3では、支軸(11)を装置
本体(7)に回転可能に支持し、この支軸(11)の先端部(1
2)に通気管(39)を固定し、先端部(12)の外周面に第2給
水室(20)を固定してある。この第2給水室(20)は周側壁
(38)に曲管(40)を固定してあり、この周側壁(38)の後部
を軸受(41)を介して外枠(6)に回転可能に支持してあ
る。
【0035】そして、上記通気管(39)と曲管(40)とで支
持部材(S)を構成してあり、エジェクタノズル(22)はそ
の側面を通気管(39)に固設して吸気口(25)を支軸(11)内
の通気路(15)に連通連結してあり、その後部を曲管(40)
に固設して水供給口(23)を第2給水室(20)に連通連結し
てある。
【0036】なお、この実施例3では、上記実施例2と
同様、エジェクタノズル(22)からの噴流吹出し方向を支
軸(11)の軸心(14)回りにねじらせて形成してあり、ノズ
ル口(24)から吹出す気液混合噴流(M)の反力を受けてエ
ジェクタノズル(22)が支持部材(S)及び支軸(11)ととも
に回転する。但し、この実施例3においても、実施例1
と同様、第2給水室内に回転羽根を設け、この回転羽根
を支持部材に連動連結して支持部材とともにエジェクタ
ノズルを回転させてもよい。
【0037】上記実施例ではいずれも給水路から供給す
る温水の水圧により支持部材とともにエジェクタノズル
を回転させたが、本発明の支持部材は支軸の軸心回りに
回転可能であればよく、別の回転駆動源を設けて支持部
材を回転可能に構成してもよい。
【0038】即ち、図4は実施例4を示す縦断側面図で
あり、支軸(11)を装置本体(7)に回転可能に支持し、こ
の支軸(11)の先端部(12)に支持部材(S)であるケーシン
グ(42)を固定するとともに、支軸(11)の後部にスプロケ
ット(43)を介して水流モータ(44)を連動連結してある。
【0039】上記装置本体(7)は、給水路(10)を連通連
結した第1給水室(9)と、その前方に形成して吸気路(1
6)を連通連結した第1空気室(45)とからなり、両室(16
・45)を前後に貫通させて支軸(11)を支持してある。こ
の支軸(11)の内部には通水路(46)が形成してあり、この
通水路(46)の後部を上記第1給水室(9)に連通するとと
もに、前端部を上記ケーシング(42)内に形成した第2給
水室(20)に連通してある。
【0040】上記ケーシング(42)は内壁(47)と外壁(48)
とからなる二重壁で形成してあり、内・外壁(47・48)間
に通気路(15)を形成してある。ケーシング(42)の前部に
は第2空気室(49)が形成してあり、上記通気路(15)を介
してこの第2空気室(49)を前記第1空気室(45)に連通さ
せてある。一方、上記ケーシング(42)の前面には支軸(1
1)の軸心(14)回りに等間隔にエジェクタノズル(22)を固
定してあり、エジェクタノズル(22)の水供給口(23)を第
2給水室(20)に、吸気口(25)を第2空気室(49)にそれぞ
れ開口してある。
【0041】上記支軸(11)の後部にはスプロケット(43)
を介して回転駆動源である水流モータ(44)を連動連結し
てあるので、制御装置(50)で水流モータ(44)の駆動を制
御することにより、支軸(11)及び支持部材(S)を介して
エジェクタノズル(22)の回転方向や回転速度を、給水路
(10)からの温水(W)の供給速度とは無関係に変更し設定
することができる。
【0042】図5は実施例5を示す噴流供給装置の縦断
側面図であり、支軸(11)の先端部(12)に支持部材(S)で
ある4本の連通管(51)を放射状に固定してあり、この連
通管(51)の先端にそれぞれエジェクタノズル(22)を固定
し、この連通管(51)を介してエジェクタノズル(22)の水
供給口(23)を支軸(11)内の通水路(46)に連通連結してあ
る。一方、支軸(11)の周囲には前部に第2空気室(49)が
固設してあり、この第2空気室(49)を装置本体(7)内の
第1空気室(45)に連通するとともに、通気路(15)を介し
てエジェクタノズル(22)の吸気口(25)を連通してある。
【0043】他の構成は上記実施例4と同一であり、図
外の回転駆動源により支軸(11)及び支持部材(S)が回転
し、エジェクタノズル(22)から支軸(11)の軸心(14)回り
に旋回する螺旋状の気液混合噴流(M)が吹出される。
【0044】図6は単一のエジェクタノズルを用いた実
施例6を示す噴流供給装置(1)の縦断側面図であり、装
置本体(7)に支軸(11)を前後に貫通させて回転可能に支
持してある。この支軸(11)は、装置本体(7)から前方へ
突出している部分の中間部を屈曲させるとともに、先端
部(12)で支持部材(S)を構成してあり、この支軸先端部
(12)にエジェクタノズル(22)を固設してある。また、上
記支軸(11)の後部は装置本体(7)から後方へ突出させて
あり、給水路(10)の中間部に設けた水流モータ(44)にス
プロケット(43・43)を介して連動連結してある。
【0045】上記給水路(10)から温水(W)を供給する
と、その水圧により支軸(11)が水流モータ(44)を介して
回転し、エジェクタノズル(22)は、上記温水(W)と吸気
路(16)からの空気(A)とを混合して気液混合噴流(M)を
吹出しながら、支軸(11)の軸心(14)回りを回転する。
【0046】図7及び図8は実施例7を示し、図7は噴
流供給装置の支軸先端部の一部破断側面図、図8は平面
図である。この実施例7では、装置本体(7)を浴槽の底
側壁に固定し、図7に示すように支軸(11)を垂直方向に
位置させて装置本体(7)回転可能に支持してある。ま
た、支軸(11)は図外の回転駆動源に連動連結してあり、
図8に示すように、軸心(14)を中心に揺動回転するよう
に構成してある。
【0047】装置本体(7)から上方へ突出させた支軸(1
1)は中間部を90度に折り曲げてあり、支持部材(S)を
構成する支軸先端部(12)にエジェクタノズル(22)を固設
してある。従って、エジェクタノズル(22)のノズル口(2
4)は水平方向に向けてあり、このノズル口(24)から所定
の揺動範囲(R)において波形状に気液混合噴流(M)を吹
出す。なお、本実施例7ではエジェクタノズルを水平方
向に揺動回転させたが、支軸を水平方向に支持してエジ
ェクタノズルを上下方向に揺動回転させてもよい。
【0048】上記実施例ではいずれもエジェクタノズル
から気液混合噴流を吹出す場合について説明した。しか
し本発明のエジェクタノズルは液体のみからなる噴流を
吹出すものであってもよい。ただし、上記実施例のよう
にエジェクタノズルに吸気路を接続して気液混合噴流を
吹出すようにすると、気液混合噴流中の気泡が液中で破
裂することにより圧力変動を生じるので、一層効果的に
入浴者をマッサージすることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され作用する
ことから、次の効果を奏する。
【0050】(1) エジェクタノズルのノズル口から
は、支軸の軸心回りに回転する旋回噴流が吹出されるの
で、個々のエジェクタノズルから浴槽内へ広範囲に噴流
を供給することができる。この結果、浴槽の側壁に少数
のエジェクタノズルを配設するだけでよく、全エジェク
タノズルに供給する液体を少なくして省エネルギーを図
ることができ、安価に実施することができる。
【0051】(2) 各エジェクタノズルから浴槽内へ広
範囲に噴流を供給するので、入浴者は体を移動させるこ
となく望む位置へ噴流を当てることができるうえ、噴流
が旋回しているため噴流を入浴者の望む位置へ断続的に
当てることになり、あたかも人手でマッサージするよう
に効果的なマッサージを施すことができる。
【0052】(3) また、入浴者がいない状態で噴流を
吹出すと、浴槽内に螺旋状に旋回する等、吹出し方向が
経時的に変化する噴流が形成されるので、従来にない視
覚的効果を得ることができる。
【0053】(4) ノズル口と給液路との間に回転羽根
を設け、この回転羽根を支持部材に連結した場合には、
エジェクタノズルへ供給した液流の液圧を受けて回転羽
根に回転力が生じ、この回転力により支持部材が回転す
るので、支持部材を回転させるために電動モータ等の駆
動源を必要とせず、安価に実施できる。しかも、液流の
圧力により回転力を発生するため漏電などの危険性がな
く、湯水などを吹出す噴流供給装置を安全に構成するこ
とができる。
【0054】(5) エジェクタノズルの噴流吹出し方向
を支軸の軸心回りにねじらせて形成した場合には、ノズ
ル口から吹出す噴流の液圧によりその反力を受けて支持
部材が支軸の軸心回りに回転するので、支持部材を回転
駆動するための格別の部材を必要としない。この結果、
装置構造を簡略化できるので、安価に実施できるうえメ
ンテナンス等も容易に行うことができる。
【0055】(6) 支軸を装置本体に回転可能に支持し
てこの支軸の先端に支持部材を固定し、この支軸の後部
に駆動源を連動連結した場合には、駆動源を制御するこ
とにより支軸を介して支持部材の回転方向や回転速度を
容易に変更し設定できるので、噴流を変化に富んだ旋回
噴流にすることができる。この結果、一層効果的にマッ
サージを施すことができるうえ、視覚的効果を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す浴槽内への噴流供給装
置の縦断側面図である。
【図2】実施例2を示し、図2(a)はケーシングの縦断
側面図、図2(b)は図2(a)のB−B線矢視断面図であ
る。
【図3】実施例3を示す、図1相当図である。
【図4】実施例4を示す、図1相当図である。
【図5】実施例5を示す、図1相当図である。
【図6】実施例6を示す、図1相当図である。
【図7】実施例7を示す、噴流供給装置の支軸先端部の
一部破断側面図である。
【図8】実施例7を示す、平面図である。
【符号の説明】
2…浴槽、3…側壁、7…装置本体、10…給液路(給水
路)、11…支軸、12…支軸の先端部、14…軸心、22…エ
ジェクタノズル、24…ノズル口、30…回転羽根、44…回
転駆動源(水流モータ)、S…支持部材、M…噴流(気
液混合噴流)、D…噴流吹出し方向。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽(2)の側壁(3)にエジェクタノズル
    (22)をそのノズル口(24)が浴槽(2)内に臨む状態で配置
    し、このエジェクタノズル(22)に給液路(10)を接続して
    ノズル口(24)から浴槽(2)内の液中へ噴流(M)を吹出す
    ように構成した浴槽内への噴流供給装置において、 浴槽(2)の側壁(3)に装置本体(7)を固定してこの装置
    本体(7)に支軸(11)を支持させ、 この支軸(11)の浴槽(2)内側の先端部(12)に支持部材
    (S)を設けて、この支持部材(S)に前記エジェクタノズ
    ル(22)を固設し、 この支持部材(S)を上記支軸(11)の軸心(14)回りに回転
    可能に構成したことを特徴とする、浴槽内への噴流供給
    装置。
  2. 【請求項2】 ノズル口(24)と給液路(10)との間に回転
    羽根(30)を回転可能に設け、この回転羽根(30)を支持部
    材(S)に連結した、請求項1に記載の浴槽内への噴流供
    給装置。
  3. 【請求項3】 エジェクタノズル(22)からの噴流吹出し
    方向(D)を、支軸(11)の軸心(14)回りにねじらせて形成
    した、請求項1に記載の浴槽内への噴流供給装置。
  4. 【請求項4】 支軸(11)を装置本体(7)に回転可能に支
    持し、この支軸(11)の先端部(12)に支持部材(S)を固定
    するとともに、支軸(11)の後部に回転駆動源(44)を連動
    連結した、請求項1に記載の浴槽内への噴流供給装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007289228A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Matsushita Electric Works Ltd 浴槽
JP2008295710A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Toto Ltd 噴流浴装置
JP2009219726A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Toto Ltd 噴流浴装置

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