JPH0856912A - カ フ - Google Patents

カ フ

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Publication number
JPH0856912A
JPH0856912A JP6195301A JP19530194A JPH0856912A JP H0856912 A JPH0856912 A JP H0856912A JP 6195301 A JP6195301 A JP 6195301A JP 19530194 A JP19530194 A JP 19530194A JP H0856912 A JPH0856912 A JP H0856912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cuff
electrodes
air bag
electrode
cloth
Prior art date
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Pending
Application number
JP6195301A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Shirasaki
修 白崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP6195301A priority Critical patent/JPH0856912A/ja
Publication of JPH0856912A publication Critical patent/JPH0856912A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取扱いが容易で、高精度、高耐久性で経済性
に優れた生体インピーダンス測定用の電極装置を提供す
る。 【構成】 空気袋11と、この空気袋11を被覆す布袋
12とからなるカフの布袋12の表面皮膚接触側に、複
数個のボタン状の電極13を配置する一方、布袋12の
空気袋11側で電極13をケーブル14で結合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、血圧計や動脈硬化度
測定装置等の循環器系診断装置に使用されるカフ、特に
生体インピーダンス計測に有用なカフに関する。
【0002】
【従来の技術】四肢や胸部、腹部内にある血管や心臓の
容積を測定する手法の一つとして、それらの部位に電極
を複数取付け、その電極間インピーダンスの変化を計測
するものがある(インピーダンス法)。この手法によれ
ば、インピーダンス変化が直接容積変化として検出され
るため、正確かつ安定的なインピーダンス計測が精度の
条件となるが、そのためには電極を皮膚に密着させ、測
定部位全体にわたって巻き付ける必要がある。この種の
インピーダンス測定用の電極としては、従来、図3に示
すように、中央に薄い金属箔1を貼り付けた粘着テープ
2が市販され、測定部位に巻き付け使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した粘着テープ使
用による生体インピーダンス測定方法では、粘着部分の
接着性が持続しないため、汗をかいた時にはがれたり、
少なくとも1回使用する毎に取り換える必要があり不経
済であった。また、巻き方に熟練していない場合、皮膚
と電極との間に隙間が生じ、信号にノイズが生じたり、
再現性が得られなかったりすることが多かった。
【0004】また、身体を動かしたり、カフの加圧など
により測定部位を外部から圧迫してインピーダンスを計
測するなどの場合、薄い金属箔を利用した電極では強度
がなく断線したり、圧迫による測定部位の断面積変化に
よって電極が皮膚から浮き上がってノイズが発生したり
することが多かった。さらに、コスト上の問題から、上
記テープ状電極の材料はアルミニウムが主に使用されて
いるが、皮膚から分泌される汗、その他の体液によって
腐食し、酸化皮膜が生じて、導電性が安定的に確保でき
ないなどの欠点があった。
【0005】この発明は、上記問題点に着目してなされ
たものであって、使用法に慣れていなくても、高い精度
と再現性が得られ、耐久性が高くて破損の心配がなく、
繰り返し使用できる経済的な電極で、インピーダンス測
定装置を初めとして、皮膚その他の治療装置にも使用さ
れて各装置の性能を向上させる電極を形成する部品を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】特許請求の範囲
の請求項1に係るカフは、空気袋と、この空気袋を被覆
する布地とからなる本体表面に電極を形成している。こ
のカフは、動脈を空気袋への加圧で圧迫する際に、ある
いは生体への装着で電極が皮膚に密着するので、精度良
く生体インピーダンスを測定するのに好適である。
【0007】また、請求項2に係るカフは、請求項1の
ものにおいて、電極を複数対設け、同極の電極をケーブ
ルで接続している。このカフでは、電極を複数対設け、
正極同士、負極同士、それぞれケーブルで接続している
ので、電極の皮膚への密着度がより大となり、インピー
ダンス測定の精度が向上する。
【0008】また、請求項3に係るカフは、請求項2の
ものにおいて、電極が布地の外側に設けられ、かつ同極
を接続するケーブルを布地の内側に配備している。この
カフでは、空気袋と電極を完全に分離することができ
る。また、請求項4に係るカフは、請求項2または請求
項3のカフにおいて、電極間を接続するケーブルをたる
ませている。このカフでは、ケーブルがたまるせた状態
であるので、カフを腕等に装着する時でも支障なく、容
易に巻き付けることができる。
【0009】また、請求項5に係る循環器系診断装置、
請求項6に係る血圧計は、血管を圧迫するためのカフと
して空気袋と、この空気袋を被覆する布地とからなる本
体表面に電極を形成したものを備えている。これら循環
器系診断装置及び血圧計は、血管を圧迫するためのカフ
の布地の表面に正負電極を形成しているので、生体イン
ピーダンスを測定したい場合でも、特別に電極を用意
し、貼着することは不要である。
【0010】
【実施例】以下、実施例により、この発明をさらに詳細
に説明する。図1は、この発明の一実施例カフの斜視
図、図2は、この実施例カフの一部の断面図である。こ
の実施例カフは、ゴム製の空気袋11が、ボタン状の電
極13の固定手段を兼ねた布袋(布地)12によって被
覆されている。
【0011】ボタン状の電極13は、布袋12の皮膚接
触側に、測定部位に巻き付けられた時に同一円同上に位
置するように複数個配置される。しかも、正極用の電極
13a、13a、…と負極用の電極13b、13b…、
が対を成して平行に配列されている。また、正極用の電
極13a、13a、…、さらに負極用の電極13b、1
3b、…は、空気袋11の加圧時に、測定部位が圧縮さ
れ、隣接する2つの正極電極13a、13a、隣接する
2つの負極電極13b、13bが接近して皮膚をつまみ
上げるように挟み込まないように10mmの間隔があけ
られている。そして、正電極13a、13a、…、及び
負電極13b、13b、…は、正電極同士、負電極同士
がケーブル14a、14bによって、電気的に結合され
て電極列を構成している。ケーブル14a、14bは、
電極13a、13bを固定する布袋12と空気袋11間
にて、電極間を結合する。
【0012】電極13a、13bを結合するケーブル1
4a、14bは、柔軟な材料を用いる。これにより、折
り曲げなどに対して充分な強度が確保される。布袋12
の一端と他端には、通常よく知られるように、マジック
ファスナ等の空気袋結合手段15が設けられており、ま
た空気袋11はゴムチューブ16によって、加圧機構
(図示せず)に接続され、正電極14a、負電極14b
はリード線17によってインピーダンス測定回路部に接
続される。
【0013】使用時は、カフごと測定部位に巻き付け、
ゴム嚢結合手段15によって固定する。装着により、わ
ずかに突出した電極部が皮膚に適度の圧迫力を伴って圧
着し、良好な導電性を得ることができる上、腐食しにく
い材料(例えばステンレス)を選択することによって体
液による腐食の恐れもなくなる。柔軟で強度のあるケー
ブルの使用と相まって、繰り返しの使用が可能となる。
【0014】さらに、カフを用いて圧迫する場合、圧迫
による測定部位の断面積変化がケーブル14のたるみと
なって吸収されるため、テープ状電極のように電極を浮
き上がりが生じず、安定的に導電性が確保し得る。この
実施例カフは、例えば血圧計用のカフとして使用され、
血圧測定時の血管圧迫に使用され、カフ圧の変化過程で
血圧を測定するとともに、カフ圧変化に対するインピー
ダンスの測定が可能である。また、上記実施例カフを血
圧計に使用する場合、振動法の血圧計ではそのまま使用
すれば良いし、K音法の血圧計の場合には、K音検出用
のマイクロホンを付設したものとすれば良い。
【0015】同様に、この実施例カフは循環器系診断装
置のカフとして使用され、血管圧迫によるカフ圧の変化
過程でインピーダンスを測定し、これによりカフ圧血管
容積特性を得ることができる。もちろん、生体インピー
ダンス測定のみを測定するカフ、生体インピーダンスと
カフ圧の関係を測定するカフとしても使用できる。以上
の実施例では、便宜上、正極用の電極(正電極)、負極
用の電極(負電極)という用語を用いたが、インピーダ
ンス測定の場合、交流が使用されるので、正極と負極と
が周期的に反転して正極が負極に、負極が正極になった
り、元へ戻ったりすることは周知のことである。
【0016】以上の実施例のカフは、電極に与える信号
を調整することによって、皮膚の炎症部分を焼く治療器
として使用することもできる。この場合は、直流でも交
流でも使用することができる。さらに、本発明のカフ
は、低周波治療器の電極として使用することもできる。
この場合、正電極と負電極とをそれぞれ別々のカフに配
置し、2つのカフを左右の腕や足に巻いて両電極間に適
切なパルス信号を与えると良い。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、空気袋と、この空気
袋を被覆する布地とからなるカフ本体表面に、正負電極
を形成したので、カフを測定部位に装着するのみで電極
を密着して装着でき、従来の貼着テープに比べて取扱い
が容易であり、また電極をボタン状に、かつ複数個配置
するのにケーブルを使用することにより、何回も繰り返
し使用が可能となり、コスト的にも有利である。その
上、取扱いが容易な上、電極の密着性も期待できるの
で、測定装置に用いると測定精度が向上し、治療器に用
いると治療効果が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例カフの斜視図である。
【図2】同実施例カフの一部の断面図である。
【図3】従来の生体インピーダンス測定に使用されたテ
ープ状電極を説明する図である。
【符号の説明】
11 空気袋 12 布袋 13(13a、13b) 電極 14(14a、14b) ケーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気袋と、この空気袋を被覆する布地とか
    らなる本体表面に、電極を形成したことを特徴とするカ
    フ。
  2. 【請求項2】前記電極は複数対設けられ、同極の電極を
    ケーブルで接続したものである請求項1記載のカフ。
  3. 【請求項3】前記電極は、布地の外側に設けられ、同極
    の電極間を接続するケーブルを布地の内側に配備したも
    のである請求項2記載のカフ。
  4. 【請求項4】電極間を接続するケーブルは、たるませた
    ものである請求項2または請求項3記載のカフ。
  5. 【請求項5】血管を圧迫するためのカフとして、空気袋
    と、この空気袋を被覆する布地とからなる本体表面に電
    極を形成したものを備えたことを特徴とする循環器系診
    断装置。
  6. 【請求項6】血管を圧迫するためのカフとして、空気袋
    と、この空気袋を被覆する布地とからなる本体表面に電
    極を形成したものを備えたことを特徴とする電子血圧
    計。
JP6195301A 1994-08-19 1994-08-19 カ フ Pending JPH0856912A (ja)

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Cited By (5)

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