JPH085630B2 - パンタリーチ式フォークリフト - Google Patents

パンタリーチ式フォークリフト

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JPH085630B2
JPH085630B2 JP29037089A JP29037089A JPH085630B2 JP H085630 B2 JPH085630 B2 JP H085630B2 JP 29037089 A JP29037089 A JP 29037089A JP 29037089 A JP29037089 A JP 29037089A JP H085630 B2 JPH085630 B2 JP H085630B2
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友和 福田
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,フォークを大幅に平行移動させることがで
きるパンタリーチ式フォークリフトに関する。
〔従来技術〕
第11図に示すごとく,パンタリーチ式フォークリフト
9は,フォークリフト本体90の前方にリフトブラケット
80を昇降させるためのマスト機構91を有する。そして,
該リフトブラケット80の前方には,伸縮可能なパンタリ
ーチ部8を有する。
上記パンタリーチ部8は,第12図に示すごとく,リフ
トブラケット80の前方に固定したマスト側レール81とパ
ンタグラフ7を介して前方に設けたフォーク側レール82
と,該フォーク側レール82の前方に取付けたフォーク77
とよりなる。また,該パンタグラフ7は,両端上部に,
上記マスト側レール81内とフォーク側レール82内を上下
方向に移動するガイド用のローラ74を有する。また,該
パンタグラフ7とリフトブラケット80との間には,パン
タグラフ7を伸縮させるためのプッシュシリンダ85を介
設する。
また,上記パンタグラフ7は,一方のX状のアーム71
1及び712と,他のX状のアーム721及び722とよりなり,
これら各アームの両端を支持する前記マスト側レール81
及び,フォーク側レール82と共に伸縮リンク機構を構成
している。即ち,上記アーム711と712の交点及びアーム
721と722の交点の間は,アーム連結シャフト75により枢
着されている。
そして,アーム711,721の上端は,前記ガイド用のロ
ーラ74を介して,フォーク側レール82のレール821,822
に,上下動可能に連結する。一方,該アーム711,721の
下端は,マスト側レール81のレール811,812に,回動可
能に枢着する。次に,アーム712,722の上端は,ローラ7
4を介して,マスト側レール81のレール811,812に,上下
動可能に連結する。一方アーム712,722の下端はフォー
ク側レール82のレール821,822に,回動可能に枢着す
る。
また,リフトブラケット80の上方のシリンダ取付け部
801には,プッシュシリンダ85の基部を取付け,一方プ
ッシュシリンダ85のピストンロッド851は,リンク852を
介してアーム711に取付ける。
そして,上記パンタリーチ部8においては,プッシュ
シリンダ85を油圧作動させて,ピストンロッド851を伸
縮させることにより,アーム711を介して,パンタグラ
フ7を伸縮させる。この伸縮時においては,アーム711
と712とが,またアーム721と722が,そのX状交点に枢
着したアーム連結シャフト75を回動中心に伸縮する。
即ち、各アームは,前記のごとく,その下端がマスト
側レール81,フォーク側レール82の各レールに回動可能
に枢着され,一方各アームの上端はローラ74を介して各
レールに連結されているので,各アームの上端がローラ
74にガイドされて各レールに沿って上下動する。そのた
め,パンタグラフ7が伸縮し,フォーク側レール82が前
後動する。
それ故,フォーク側レール82前方に設けたフォーク77
が前進又は後退して,荷役作業が行われる。また,荷役
作業時にフォーク77上の荷物を上下動する際には,リフ
トブラケット80を前記マスト機構91により上下動させ
る。
ところで,荷役作業時においては,フォーク77を荷物
用パレットに差し込む際に,フォークリフトの車体を移
動させてフォーク77がパレットの真正面に位置するよう
操作する。
しかし,倉庫内など狭い場所では,他の荷物や壁,柱
等のためにフォークリフトの車体自体を荷物用のパレッ
トの真正面に位置させることが困難である。
そこで,かかる場合に対応させるため,従来,第13図
に示すごとく,フォーク95を左右に移動させる装置が提
案されている。
該装置は,フォーク側レール82の前面にスライド軸95
2を有する枠体96を設け,該スライド軸952にフォーク95
上端の軸穴951を嵌挿したものである。上記枠体96は,
係止軸94及びマスト側レール82前面の係止部941によ
り,該マスト側レール82に取付ける。そして,上記フォ
ーク95の上端には,マスト側レール82に固定した油圧シ
リンダ93のピストンロッド931を連結する。なお,同図
では省略したが,一方のフォーク95についても,同様に
枠体96に取付ける。
本装置においては,油圧シリンダ93を油圧作動してピ
ストンロッド931を伸縮させることにより,フォーク95
をスライド軸952に沿って左右に移動させる。これによ
り,車体を移動させることなく,フォーク95をパレット
の真正面に位置させることができる。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,上記第13図に示す従来装置において
も,フォーク95の左右移動は,せいぜい100〜150mmであ
る。そのため,それ以上の位置にパレットの真正面があ
る場合には,フォークリフト自体を左右に移動させる必
要がある。それ故,前記のごとく,荷物が狭い場所にあ
るときには,フォークリフトの操作が困難である。
本発明はかかる問題点に鑑み,狭い場所においても,
フォークを大幅に平行移動させることができるパンタリ
ーチ式フォークリフトを提供しようとするものである。
〔課題の解決手段〕
本発明は,本体マストに昇降可能に取付けたリフトブ
ラケットと,該リフトブラケットの前方に設けた伸縮可
能なパンタリーチ部とよりなり,かつ該パンタリーチ部
は上記リフトブラケットに固定したマスト側レールとパ
ンタグラフを介して前方に設けたフォーク側レールと,
該フォーク側レールに取付けたフォークと,上記パンタ
グラフの両端に設けられて上記マスト側レールとフォー
ク側レール内を上下方向に移動するローラ等のガイド
と,パンタグラフ伸縮用のプッシュシリンダとを有する
パンタリーチ式フォークリフトにおいて,上記プッシュ
シリンダは,その両端部をそれぞれ球面軸受を介してリ
フトブラケット及びパンタグラフに連結し,また,パン
タグラフの両端部は,上記ガイドとの間に,該パンタグ
ラフを左右方向に回動可能となす回動連結部を有し,更
に,リフトブラケットとパンタグラフとの間には,該パ
ンタグラフを左右方向に回動させるためのスイングシリ
ンダを介設してなることを特徴とするパンタリーチ式フ
ォークリフトにある。
本発明において最も注目すべきことは,パンタグラフ
を伸縮させるためのプッシュシリンダは球面軸受を介し
てリフトブラケットとパンタグラフの間に設けること,
またパンタグラフの両端部とローラ等のガイドとの間は
左右方向回動可能に連結すること,またパンタグラフを
左右方向に回動させるためのスイングシリンダを設けた
ことにある。
上記ガイドは,パンタグラフのアーム端部を,マスト
側レールとフォーク側レールのレールに沿って上下動さ
せるもので,通常はローラを用いるが,潤滑性のある板
状案内部材であっても良い。また,該ガイドと対向させ
て補助ガイドを設けることが好ましい。両ガイドは,上
記各レールを挟んだ状態で上下動できるよう配設する
(第7図,第8図参照)。かかる補助ガイドとしては,
ローラ,潤滑性板材などがある。
また,パンタグラフのアームは,通常はその下方をそ
れぞれマスト側レールとフォーク側レールに回動可能に
枢着し,上方は上記ガイドに連結する。そして,上記ア
ームの下方は,上記回動連結部を介してマスト側レール
又はフォーク側レールに接続する。また,上記アームの
上方は,回動連結部を介して上記ガイドに接続する。該
回動連結部としては,左右方向回動可能なヒンジ等を用
いる。これにより,マスト側レールに対してその前方の
パンタグラフが左右方向回動,即ちスイング可能とな
る。
また,上記プッシュシリンダは,球面軸受を介してリ
フトブラケットとパンタグラフを連結する。ここに球面
軸受とは,三次元方向に回動可能に設けられたボールジ
ョイントをいう。
また,パンタグラフを左右方向に回動させるためのス
イングシリンダとしては,油圧式,空気式,電気式等の
アクチュエータを用いる。該スイングシリンダは,複数
個設けることもできる。
〔作用〕
本発明のパンタリーチ式フォークリフトにおいては,
パンタグラフの両端部は回動連結部を介してマスト側レ
ール及びフォーク側レールに連結されている。そのた
め,スイングシリンダを作動させることにより,パンタ
グラフ全体がマスト側レールの回動連結部を回動点とな
して,四辺形平行リンクとして左右方向にスイングす
る。この平行リンクは,パンタグラフとマスト側レール
及びフォーク側レールによって囲まれる四辺形で構成さ
れる。
それ故,フォーク側レール前面に取付けたフォーク
は,ほぼ平行に左右に大きく移動する(第9図参照)。
そのため,フォークは荷物用パレットの真正面に容易に
移動する。
また,上記パンタグラフのスイングに伴って,パンタ
グラフとリフトブラケットの間に設けたプッシュシリン
ダにはねじれ力が働くが,該プッシュシリンダは前記の
ごとく球面軸受によって両者間に連結されているので,
該ねじれ力は解消される。
それ故,パンタグラフは,スイングシリンダによって
円滑に,左右に平行リンクとしてスイングし,パンタグ
ラフ前方部のフォーク77は大幅に左右に,平行移動す
る。
そして,このようにして,フォークをパレットの真正
面に位置させた後,フォークリフトの車体を前進させ,
フォークをパレットに差し込み,荷役作業を行う。
〔効果〕
本発明によれば,フォークを円滑に,左右方向に,大
幅に平行移動させることができるパンタリーチ式フォー
クリフトを提供することができる。
〔実施例〕
第1実施例 本発明の実施例にかかる,パンタリーチ式フォークリ
フトにつき,第1図〜第9図を用いて説明する。
本例は,パンタリーチ部8,特にパンタグラフ7の回動
機構関係以外は前記従来技術(第11図,第12図)と同様
である。以下,パンタリーチ部8を中心に説明する。
上記パンタリーチ8は,第1図に示すごとく,リフト
ブラケット80に固定したマスト側レール81と,パンタグ
ラフ7を介して前方に設けたフォーク側レール82と,該
フォーク側レール82の前方に取付けたフォーク77とより
なる。上記パンタグラフ7は,アーム連結シャフト75に
よってそれぞれX状に枢着された左方のアーム711と71
2,右方のアーム721,722とよりなる。
また,パンタグラフ7とリフトブラケット80の間に
は,球面軸受16を介してプッシュシリンダ1を連結する
(第1図,第2図)。マスト側レール81及びフォーク側
レール82の各レールに嵌合させたガイド用のローラ74に
は,上記アーム711,712,721,722の上端部を,回動連結
部3を介して接続する(第4図〜第8図)。また,各ア
ームの下端部は,回動連結部3を介してマスト側レール
81,フォーク側レール82の各レールに回動可能に枢着す
る(第4図,第6図)。そして,アーム711の下端部に
設けた回動連結部3には,パンタグラフをスイングさせ
るためのスイングシリンダを,リフトブラケット80との
間に介設する(第3図)。以下,これを詳述する。
即ち,プッシュシリンダ1は,第1図,第2図,第4
図,第6図に示すごとく,その基部11を球面軸受15を介
して,リフトブラケット80上方のシリンダ取付け部801
に連結する。また,プッシュシリンダ1のピストンロッ
ド12は,球面軸受16を介してシャフト17,18に接続す
る。該シャフト18は,第4図,第6図に示すごとく,パ
ンタグラフのアーム721の下方に接続する。一方のシャ
フト17も,同様にパンタグラフのアーム711の下方に接
続する(図示略)。
また,スイングシリンダ2は,第3図に示すごとく,
リフトブラケット80の下方と,アーム711下方との間
に,回動連結部3を介して接続する。該スイングシリン
ダ2は,油圧シリンダ20とピストンロッド21とよりな
る。油圧シリンダ20の基部22は,軸ピン221により,リ
フトブラケット80の下板803に枢着する。また,ピスト
ンロッド21の先端部23は,軸ピン231により枢着した回
動板24を有する。
また,回動連結部3は,回動軸30と,該回動軸30に枢
着した連結板35とよりなる。回動軸30の下部軸31は,前
記回動板24に一体回転可能に固定する。また,回動軸30
の下部軸31,上部軸32は,連結板35のヒンジ部351,352に
枢着する。また,回動軸30の伝達軸33は,ベアリング34
を介して,アーム711の下方に接続する。また,上記連
結板35の基部は,第1図に示すごとく,マスト側レール
81のレール811の下方に,軸ピン814により枢着する。
これにより,スイングシリンダ2が伸縮すると,回動
板24,回動軸30が水平面内に回動し,アーム711,更には
パンタグラフ7が同一方向に回動し,スイングする。
次に,上記アーム711の下方以外における,パンタグ
ラフのアームの両端部と,マスト側レール81,フォーク
側レール82との接続状態につき説明する。
まず,各アームの下方の接続につき説明すれば,アー
ム721の下方は,第5図に示すごとく,回動連結部3を
介して,マスト側レール81のレール812下方に,連結さ
れている。回動連結部3は,前記第3図に示した構造を
有する。但し,スイングシリンダ2の回動板24には接続
していない。なお,前記スイングシリンダ2とは別個
に,もう1つのスイングシリンダ2を設け,該スイング
シリンダ2にアーム721の下方を,アーム711と同様に接
続することもできる。つまり,2つのスイングシリンダ2
によりパンタグラフ7をスイングさせる構成とすること
もできる。
また,回動連結部3の連結板35の基部は,軸ピン814
を介して,レール812に枢着されている。次に,アーム7
22の下方も,第5図,第6図に示すごとく,回動連結部
3の連結板35は軸ピン824を介して,レール822の下方に
枢着する。また,アーム712の下方と回動連結部3との
接続も同様である(第1図)。
次に,各アームの上方の接続について説明すれば,ま
ずアーム722の上方は,第4図〜第8図に示すごとく,
回動連結部3,ローラ74を介して,マスト側レールのレー
ル812に連結されている。上記回動連結部3とアーム722
との接続は,前記アーム711の下方の場合(第3図)と
同様であり,回動軸30,伝達軸33,ベアリング34等により
連結されている。また,回動連結部3における,回動軸
30と連結板35との連結も,前記第3図と同様である。但
し,回動軸30は,回動板24(第3図)には接続していな
い。
一方,連結板35の基部は,第5図,第7図に示すごと
く,軸ピン741を介してローラ74に軸着する。該ローラ7
4は,レール812に昇降回転可能に嵌合されている。
また,連結板35の側面には,第7図,第8図に示すご
とく,上記ローラ74に対向して,2個の補助ローラ4が軸
着され,該補助ローラ4とローラ74とによりレール812
の側面を挟持している。これにより,アーム722上方の
昇降を円滑にさせている。
次に,アーム721,711,712の上方も,上記アーム722の
上方の場合と同様の構造を有する。第4図及び第5図に
は,アーム721,回動連結部3,ローラ74の各接続状態が,
アーム722の場合と同様に示してある。
なお,上記アーム721,722は,第4図に示すごとく,
車体進行方向(同図の左方)に向かって右側部分におい
て,回動連結部3に連結してある。一方,アーム711,71
2も,第9図に示すごとく,同方向に向かって右側部分
において回動連結部3に連結してある。換言すれば,X状
パンタグラフ7は,左右いずれの側もその右側部分を回
動連結部3に連結し,左右非対称取付となっている。こ
れにより,第9図に示すごとく,パンタグラフ7を左右
にスイングすることが可能となる。
また,左側のX状アーム711,712と,右側のX状アー
ム721,722との間を接続する,アーム連結シャフト75
は,第4図,第6図に示すごとく,上記両アーム721,72
2の交点に球面軸受751を介して接続する。アーム711,71
2の交点も同様に球面軸受で接続する(図示略)。
また,同図に示すごとく,プッシュシリンダ1に球面
軸受16を介して接続したシャフト18も,球面軸受181を
介してアーム721に接続する。また,アーム722と712の
上方,アーム721と711の上方,アーム722と712の下方に
は,補助シャフト76を,球面軸受761を介して接続する
(第4図〜第6図参照)。
次に,作用効果につき説明する。
まず,本例のパンタリーチ式フォークリフトは,第9
図に示すごとく,そのフォーク77を車体の真正面A,右方
向B,左方向Cに,平行移動することができるものであ
る。フォーク77の上記平行移動は,スイングシリンダ2
(第3図)を作動させて,アーム711,更にはパンタグラ
フ7全体を右方向又は左方向にリンク移動させることに
より行う。
即ち,まず第3図に示すごとく,スイングシリンダ2
のピストンロッド21を矢印方向に引っ張る(縮少)と,
回動板24が,矢印方向に回動し,これに伴って回動軸30
が右方向に回る。そのため,伝達軸33を介して,アーム
711が右方向に回される。それ故,アーム711,712,721,7
22と,マスト側レール81,フォーク側レール82によって
構成される平行リンク機構が,第9図に示すごとく,右
方向側Bに回動する。その結果,フォーク77が右方向側
に位置する。上記の平行リンク機構の回動は,回動軸30
と連結板35との間の枢着部を中心として行われる。
次に,前記スイングシリンダ2のピストンロッド21を
伸長させることにより,上記と逆方向の回動が生じ,フ
ォーク77は,第9図に示すごとくC側に位置する。
また,上記のごとくパンタグラフ7をスイングする際
には,プッシュシリンダ1(第2図)とリフトブラケッ
ト80及びシャフト17,18の間にねじれを生ずるが,これ
らの間には球面軸受15,16が介設してあるので,上記ス
イングは円滑である。
また、第4図〜第6図に示したごとく,上記シャフト
17,18とアーム711,721の間,補助シャフト76と両側のア
ーム間,アーム連結シャフト75と両側アームの交点との
間にも,球面軸受181,761,751等を介設してるので,上
記スイングは円滑である。
上記のごとくして,フォーク77は左右方向に大幅に平
行移動することができる。
次に,パンタグラフ7の伸縮は,前記第2図に示すプ
ッシュシリンダ1のピストンロッド12を伸縮させること
により,シャフト17,18を介してアーム711,721の下方を
押し出し,又は引き込むことにより行う。
このとき,各アーム上方においては,第7図,第8図
に示すごとく,回動連結部3を介してローラ74,補助ロ
ーラ4が昇降する。そして,第7図に示すごとく,パン
タグラフ7が延びて,そのアーム722が前方へ延びると
きには,ローラ74はレール812に沿って下降する。一
方,第8図に示すごとく,パンタグラフ7が縮んでアー
ム722が後方へ縮むときには,ローラ74はレール812に沿
って上昇する。
そして,上記ローラ74の昇降の際には,該ローラ74と
2個の補助ローラ4,4とがレール812を挟んだ状態で昇降
する。そのため,これら3つのローラの三角状保持によ
り,アーム722は円滑に上下動する。このことは,他の
アームの上方の昇降についても同様である。
また,ローラ74と補助ローラ4,4とにより,連結板35
をレール812に対して保持しているので,前記のごとく
アーム722,パンタグラフ7が回動連結部3を介して左右
方向にスイングする場合においても,各アームの上方は
レール812に対して確実に保持することができる。
以上のごとく,本例装置によれば,スイングシリンダ
2によりパンタグラフ7をスイングして,フォークを円
滑に左右方向に,大幅に平行移動させることができる。
第2実施例 本例は,第10図に示すごとく,第1実施例の補助ロー
ラ4,4に代えて,板状のライナー45を用いたものであ
る。
該ライナー45は,鉄粉を焼結して作製した多孔質焼結
体板を用い,この中に潤滑油を含浸させたものである。
該ライナー45は,上記補助ローラ4(第7図,第8図)
に代えて,連結板35の側面に固定する。そして該ライナ
ー45とローラ74とによりレール812を挟持する。
本例においても,第1実施例と同様の効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は第1実施例にかかるパンタリーチのフ
ォークリフトを示し,第1図はパンタリーチ部の斜視
図,第2図はプッシュシリンダの斜視図,第3図はスイ
ングシリンダ付近の斜視図,第4図はパンタリーチ部の
一部平面断面図,第5図はパンタリーチ部の正面図,第
6図は第5図のY-Y線矢視断面図,第7図及び第8図は
回動連結部の連結状態正面図,第9図はパンタリーチ部
の作動説明図,第10図は第2実施例における回動連結部
の正面図,第11図及び第12図は従来のパンタリーチ式フ
ォークリフトを示し,第11図はその側面図,第12図はパ
ンタリーチ部の斜視図,第13図は他の従来のフォーク移
動装置の展開斜視図である。 1……プッシュシリンダ,15,16……球面軸受,17,18……
シャフト,2……スイングシリンダ,24……回動板,3……
回動連結部,30……回動軸,33……伝達軸,35……連結板,
4……補助ローラ,7……パンタグラフ,711,712,721,722
……アーム,74……ローラ,75……アーム連結シャフト,7
7……フォーク,8……パンタリーチ部,80……リフトブラ
ケット,81……マスト側レール,82……フォーク側レー
ル,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体マストに昇降可能に取付けたリフトブ
    ラケットと,該リフトブラケットの前方に設けた伸縮可
    能なパンタリーチ部とよりなり,かつ該パンタリーチ部
    は上記リフトブラケットに固定したマスト側レールとパ
    ンタグラフを介して前方に設けたフォーク側レールと,
    該フォーク側レールに取付けたフォークと,上記パンタ
    グラフの両端に設けられて上記マスト側レール内とフォ
    ーク側レール内を上下方向に移動するローラ等のガイド
    と,パンタグラフ伸縮用のプッシュシリンダとを有する
    パンタリーチ式フォークリフトにおいて, 上記プッシュシリンダは,その両端部をそれぞれ球面軸
    受を介してリフトブラケット及びパンタグラフに連結
    し, また,パンタグラフの両端部は,上記ガイドとの間に,
    該パンタグラフを左右方向に回動可能となす回動連結部
    を有し, 更に,リフトブラケットとパンダグラフとの間には,該
    パンタグラフを左右方向に回動させるためのスイングシ
    リンダを介設してなることを特徴とするパンタリーチ式
    フォークリフト。
JP29037089A 1989-11-08 1989-11-08 パンタリーチ式フォークリフト Expired - Lifetime JPH085630B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29037089A JPH085630B2 (ja) 1989-11-08 1989-11-08 パンタリーチ式フォークリフト

Applications Claiming Priority (1)

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JP29037089A JPH085630B2 (ja) 1989-11-08 1989-11-08 パンタリーチ式フォークリフト

Publications (2)

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