JPH0856183A - 案内装置 - Google Patents

案内装置

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JPH0856183A
JPH0856183A JP6189214A JP18921494A JPH0856183A JP H0856183 A JPH0856183 A JP H0856183A JP 6189214 A JP6189214 A JP 6189214A JP 18921494 A JP18921494 A JP 18921494A JP H0856183 A JPH0856183 A JP H0856183A
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JP6189214A
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English (en)
Inventor
Ryuhei Maruyama
隆平 丸山
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
Original Assignee
Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】見学者が、最初から展示場の説明を聞くことが
できるようにし、しかも見学者個人の立場とペースに応
じて説明を聞けるようにする。 【構成】各展示場の天井等に配設されたラジエータ6−
1〜6−Nから、夫々の展示場の案内情報を繰り返し光
放射する。見学者11が展示物の説明を聞くときは、携帯
しているレシーバ7−1をラジエータ6−1〜6−Nに
向けて案内情報を受信する。受信したデータはメモリ73
に記憶され、見学者11がスタート・ボタンを押したとき
は、案内情報は最初から再生される。レシーバ7−1〜
7−Nに付加された様々な機能を使用するときは、対応
した各ボタン等を押す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、案内装置に関し、特に
見学者個人の立場とペースに応じた案内情報を提供する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば博物館等において、各展示物の説
明案内等を受ける際、見学者個人の立場とペースで、最
初から展示物の説明を見聞きできることが望ましい。従
来では、(1) 展示主催者側の一方的スケジュールとペー
スで進行する方法、(2) 展示物の案内情報を送信し、利
用者はレシーバを持って操作しながらこの案内情報を受
信し、受信した案内情報をそのまま再生する方法等が採
用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法(1) では、展示主催者側の運用負担が重く、また、
見学者も自由に展示物を鑑賞することが出来なかった。
また、方法(2) では、見学者が聞こうとしている説明が
途中からであったときは、説明が一旦終了するまで待た
なければ、案内情報の最初から聞くことが出来なかっ
た。そして、混信することも多く、そのため雑音が多く
て聞取りずらく、必ずしも満足のいくものではなかっ
た。
【0004】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、利用者個人の立場とペースに応じた案内
情報を提供することが可能な案内装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明にかかる案内装置では、展示物に係る案内情報を見学
者に提供する案内装置において、案内対象の展示物毎に
備えられた送信装置と、見学者携帯用の受信装置と、を
備える一方、前記送信装置は、前記案内情報を記憶する
送信側記憶手段と、該送信側記憶手段に記憶された案内
情報を送信する送信手段と、を備えて構成され、前記受
信装置は、送信手段から送信された案内情報を受信する
受信手段と、該受信した情報を記憶する受信側記憶手段
と、該受信側記憶手段に記憶された案内情報を再生する
再生手段と、を備えて構成された。
【0006】請求項2の発明にかかる案内装置では、前
記案内情報を作成・編集して送信装置に送信する編集装
置を備える一方、該編集装置は、案内情報を圧縮する圧
縮手段を備えて構成され、前記受信装置は、受信側記憶
手段に記憶された案内情報を伸張して元の案内情報に復
元する伸張手段を備えて構成された。請求項3の発明に
かかる案内装置では、該編集装置は、各送信装置を指定
する特有の識別情報を案内情報に付加し、該識別情報が
付加された案内情報を各送信装置に送信する構成であ
り、前記送信装置は、識別情報に基づいて自装置に係る
案内情報を受信する構成である。
【0007】請求項4の発明にかかる案内装置では、前
記送信装置の送信手段は、光を媒体として前記案内情報
を繰り返し送信し、前記受信装置の受信手段は、受信装
置を送信装置の方向に向けることで前記案内情報を受信
する構成である。請求項5の発明にかかる案内装置で
は、前記光媒体は、可視光、赤外線光、赤外線レーザ光
のうち、いずれか1つである。
【0008】請求項6の発明にかかる案内装置では、前
記受信装置の受信側記憶手段は、受信手段が案内情報を
受信したとき、記憶している情報を消去してから、受信
手段が受信した案内情報を記憶する構成である。請求項
7の発明にかかる案内装置では、前記受信側記憶手段
は、所定の情報が指定されたとき、指定された情報を選
択して記憶する構成である。
【0009】請求項8の発明にかかる案内装置では、前
記編集装置は、案内情報を数カ国語の情報で構成し、前
記受信側記憶手段は、前記送信手段から送信される数カ
国語の案内情報の中から所定言語の案内情報を選択して
記憶する構成である。請求項9の発明にかかる案内装置
では、前記携帯用受信装置の再生手段は、案内情報の再
生速度を調節する速度調節手段と、前記案内情報の所定
の再生箇所に飛び越して再生する飛び越し手段と、前記
案内情報の所定の再生範囲を繰り返し再生する反復手段
と、のうち、少なくとも1つの手段を含んで構成され
た。
【0010】
【作用】上記、請求項1の発明にかかる案内装置の構成
によれば、案内情報は、送信装置の送信側記憶手段に記
憶され、送信手段により送信される。この案内情報は、
受信装置の受信手段により受信され、受信側記憶手段に
記憶され、再生手段により再生される。したがって、見
学者によって携帯される受信装置では、受信側記憶手段
に記憶されてから再生されるので、展示物に係る案内情
報を見学者に最初から提供することが可能となる。ま
た、一度、受信側記憶手段に記憶すれば、見学者がどこ
にいても、見学者に明瞭な案内情報を提供することが可
能となる。
【0011】請求項2の発明にかかる案内装置の構成に
よれば、編集装置において、案内情報は圧縮手段により
圧縮されて送信装置に送信される。圧縮された案内情報
は、送信手段により送信され、受信装置の受信手段によ
り受信され、受信側記憶手段に記憶され、伸張手段によ
り伸張されて元の案内情報に復元される。したがって送
信側記憶手段、受信側記憶手段の記憶容量の節約が可能
となる。
【0012】請求項3の発明にかかる案内装置の構成に
よれば、各送信装置に特有の識別情報が案内情報に付加
されているので、各送信装置では、識別情報に基づいて
自装置に係る案内情報だけを選択して受信することが可
能となる。請求項4の発明にかかる案内装置の構成によ
れば、案内情報は、光を媒体として送信手段から繰り返
し送信され、受信装置では、受信装置を送信装置の方向
に向けるだけで、いつでも即座に、しかも容易に案内情
報を受信することが可能となる。
【0013】請求項5の発明にかかる案内装置の構成に
よれば、可視光、赤外線光、赤外線レーザ光のうち、い
ずれか1つを媒体として無線通信が行われ、特に単一波
長の赤外線光、赤外線レーザ光を使用すれば混信するこ
とがなく、見学者に明瞭な案内情報を提供することが可
能となる。請求項6の発明にかかる案内装置の構成によ
れば、受信側記憶手段には、受信した案内情報が記憶更
新され、必要な案内情報だけを記憶することが可能とな
る。
【0014】請求項7の発明にかかる案内装置の構成に
よれば、受信側記憶手段には、所定の情報だけを選択し
て記憶することが可能となる。請求項8の発明にかかる
案内装置の構成によれば、例えば見学者の母国語のよう
に、希望する言語を指定すれば、指定された言語の案内
情報が受信側記憶手段に記憶され、見学者に希望する言
語の案内情報を提供することが可能となる。したがって
言語の選択の幅が広くなる。
【0015】請求項9の発明にかかる案内装置の構成に
よれば、速度調節手段を備えることにより、見学者に最
適な速度で案内情報が提供され、飛び越し手段を備える
ことにより、案内情報を飛ばして見聞きすることが可能
となり、反復手段を備えることにより、何回でも案内情
報を見聞きすることが可能となり、見学者には個人の立
場とペースに応じた適切な案内情報を提供することが出
来る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。本実施例を示す図1において、編集セン
タには、操作盤1と、多チャンネル・メモリ装置2と、
デジタル多重化ファイリング装置3と、信号伝送装置4
と、が備えられている。
【0017】操作盤1には、音声を音声信号としての案
内情報を入力するマイク等が備えられている。多チャン
ネル・メモリ装置2は、操作盤1からの音声による案内
情報をサンプリングして符号化圧縮を行った後、ファイ
リングして記憶する装置であり、記憶装置として例えば
デジタル・オーディオ・メモリ、光磁気ディスク装置等
を備えている。案内情報のサンプリング周波数は例えば
8kHz であり、サンプリングデータを8ビットで量子化
して符号化圧縮を行う。これにより、元のデータは1/2
程度のデータ量に圧縮される。この圧縮したデータをグ
ループ別にID情報を付加して記憶装置に記憶し、後述
する信号分配器5−1〜5−N、ターミナル・ラジエー
タ(以後、「ラジエータ」と記す)6−1〜6−N毎に
アドレス登録する。尚、展示内容及びその場所が決まっ
た時には、その展示物毎に案内情報を再編集してファイ
リングする。記憶装置には、展示物の数にもよるが、1
展示物の案内情報を1チャンネルとして、例えば1000〜
2000チャンネルのものを備えておく。また、1チャンネ
ル当たりの記憶容量としては、5カ国語の案内情報を用
意し、データを8ビットとして、2.1 Mbyte(=8bit
×14kHz ×60秒×5言語×1/2 圧縮)程度のものが必
要となってくる。
【0018】デジタル多重化ファイリング装置3は、多
チャンネル・メモリ装置2でファイリングされ、圧縮さ
れた各案内情報から、配信に必要な案内情報を取り出
し、伝送ファイルにファイリングする装置である。かか
る伝送ファイルを図3に示す。図3において、ID情報
は、各ラジエータが認識することが可能な識別情報であ
り、フレームの先頭に付加されている。ラジエータ選択
(以後、単に「ラ選択」と記す)は、ラジエータの場所
を選択するためのデータであり、レシーバ選択(以後、
単に「レ選択」と記す)は、言語を選択するためのデー
タである。そしてこれらのデータの後に、例えば5カ国
語の案内情報が組み込まれている。
【0019】信号伝送装置4は、かかるデータを、同期
調歩、シリアル・ブロック高速伝送又は、パラレル・ブ
ロック伝送により、通信ケーブル10を介して各信号分配
器5−1〜5−Nに送信する装置である。各信号分配器
5−1〜5−Nへの送信は、操作部1からの指令に基づ
いて行われる。尚、通信ケーブル10には、例えば専用の
通信ケーブル又は電力搬送線を利用する。また、光通信
を利用してもよい。
【0020】尚、操作盤1、多チャンネル・メモリ装置
2、デジタル多重化ファイル装置3、信号伝送装置4
が、編集装置に相当する。図4は、信号分配器5−1〜
5−N,ラジエータ6−1〜6−Nを配設した博物館等
の展示会場の一例を示す。図4において、展示会場に
は、A,Bホールがあり、各ホールには、展示物が展示
されている展示棚が備えられている。信号分配器5−1
〜5−N,送信手段としてのラジエータ6−1〜6−N
は、夫々、Aホール、Bホールの案内対象である各展示
物に対応するように例えば天井等に配設されている。ま
た、ラジエータ6−1〜6−Nは、夫々、信号分配器5
−1〜5−Nに接続している。
【0021】信号分配器5−1〜5−Nは、転送された
データから必要なデータを受信する。図2に示すよう
に、この信号分配器5−1〜5−Nには、夫々、ラ選択
器51と、送信側記憶手段としてのメモリ52と、が備えら
れている。ラ選択器51は、信号伝送装置4から転送され
たデータに含まれているID情報及びラ選択データを識
別するものである。尚、信号伝送装置4と信号分配器5
−1〜5−Nとの間で光通信を利用する場合には、信号
分配器5−1〜5−Nに光信号を電気信号に変換するo/
e 変換器を備えておく。
【0022】ラジエータ6−1〜6−Nは、夫々、信号
分配器5−1〜5−Nのメモリ52に記憶されたデータ
を、光信号に変換して所定の放射角で空間に繰り返し放
射するものである。図2に示すように、ラジエータ6−
1〜6−Nには、夫々、電気信号を光信号に変換するe/
o 光変換器61が備えられている。尚、ラジエータ6−1
〜6−Nの放射光には、例えば可視光、単一波長の赤外
線、微弱な赤外レーザー光が使用可能であるが、高速の
信号伝送、及び混信防止という点で赤外線、赤外レーザ
ー光がふさわしい。
【0023】各ラジエータ6−1〜6−Nから光信号を
転送する速度は、50Mbps/sec 程度であり、5.25Mbyte
のデータを1/4 に圧縮した場合、データは1回の放射に
つき約200msec で転送される。また、空間に放射する信
号には、光信号の代わりに電波信号を利用することもで
きる。
【0024】この信号分配器5−1〜5−Nと、ラジエ
ータ6−1〜6−Nと、が送信装置に相当する。携帯用
受信装置としてのライト・レシーバ(以後、「レシー
バ」と記す)7−1〜7−Mは、夫々、図4に示すよう
に、見学者11が携帯して各展示物の案内情報を聞くため
に博物館等の展示会場に備えられたものであり、ラジエ
ータ6−1〜6−Nからの光信号を受信して電気信号に
変換する受信手段としてのo/e 変換器71と、レ選択器72
と、受信側記憶手段としてのメモリ73と、伸張手段とし
てのデータ伸張器74と、伸張されたデータを音声信号に
変換して例えばヘッドホン、イアホン等の音声再生器9
に出力する音声信号変換器75と、を備えている。
【0025】このレシーバ7−1〜7−Mと音声再生器
9とが受信装置に相当し、音声信号変換器75と音声再生
器9が再生手段に相当する。レシーバ7−1〜7−M
は、夫々、新しいデータを受信すると、メモリ73に記憶
していた今までのデータを消去し、新しいデータに書き
換える。このレシーバ7−1〜7−Mには、自動受信と
手動受信との切替スイッチが備えられている。自動受信
とは、一定レベル以上の光データを受信する方式、手動
受信とは、希望する案内情報を指定する方式のものであ
る。
【0026】この他にもレシーバ7−1〜7−Mには、
リピート機能、速度調節機能、スキップ機能、言語選択
機能等、様々な機能が付加されており、これらの機能
は、ボタン又はボリューム等の操作により使用される。
ここで、リピート機能とは、音声信号を、その場の音声
信号の例えば5〜10フレーズ前より繰り返し出力する機
能であり、速度調節機能とは、読み出し音声スピードを
例えば±20%の範囲で可変する機能であり、スキップ機
能とは、1単位毎に早送り又は戻す機能であり、言語選
択機能とは、5カ国語から、例えば見学者の母国語、あ
るいは聞きたい言語を選択する機能である。
【0027】次に動作を説明する。図2において、編集
センタの操作盤1では、図4に示すようなAホール、B
ホールの各セクション毎に、見学者に提供される案内情
報がマイク8から音声情報として入力される。この案内
情報は例えば5カ国語で入力される。マイク8から入力
された案内情報は多チャンネル・メモリ装置2におい
て、符号化圧縮が行われ、元のデータ量の1/2 〜1/8 程
度に圧縮される。そして圧縮されたデータは、ファイル
1〜Nに分類されてID化され、多チャンネル・メモリ
装置2に備えられた光磁気ディスク装置等に記憶され
る。尚、展示内容及びその場所が決まったときには再編
集されてファイリングされる。
【0028】多チャンネル・メモリ装置2に記憶された
データは、デジタル多重化ファイリング装置3におい
て、図3に示すような伝送ファイルに編集され、配信制
御が行われる。そして、信号伝送装置4から通信ケーブ
ル10を介して各信号分配器5−1〜5−Nに、このデー
タが信号伝送される。信号分配器5−1〜5−Nへのデ
ータ伝送は、時間をかけて行ってもよく、伝送速度は遅
くてもよい。
【0029】各信号分配器5−1〜5−Nでは、ラ選択
器51によりID情報及びラ選択が識別され、必要なデー
タであると認識したとき、このデータは、信号分配器5
−1〜5−Nによって受信され、メモリ52に記憶され
る。メモリ52に記憶されたデータは、ラジエータ6−1
〜6−Nから一定間隔でサイクリックに光放射される。
【0030】一方、見学者11には、例えばレシーバ7−
1が渡され、見学者11は、レシーバ7−1を携帯してA
ホールから順に各展示場を回る。見学者11が最初のAホ
ールに入った際、見学者11は、まず、レシーバ7のスイ
ッチを操作して自動又は手動を選択する。例えば見学者
11の母国語だけ受信したい場合には手動を選択し、言語
を指定する。選択・指定を行ったらレシーバ7−1をラ
ジエータ6−1に向けてデータを受信する。
【0031】Aホールでは、Aホールの展示物の案内情
報がラジエータ6−1から繰り返し光放射されているの
で、レシーバ7−1をラジエータ6−1に向けることに
より、光放射されている案内情報がレシーバ7−1によ
って受信される。また、転送速度は、前述のように約20
0msec/1回であるので、受信は一瞬にして行われる。自
動を選択した場合には、一定レベル以上の光放出データ
が受信され、手動を選択した場合には、レ選択器72によ
り指定した言語が選択され、選択された言語の案内情報
だけが受信される。
【0032】受信された案内情報は、レシーバ7−1の
o/e 変換器71で電気信号に変換され、メモリ73に記憶さ
れ、見学者11が操作ボタンを押すことにより、データ伸
張器74において元のデータに復元され、音声情報として
ヘッドホン等の音声再生器9で再生される。ラジエータ
6−1から受信した案内情報はメモリ73に記憶されるの
で、見学者11がスタート・ボタンを押すと、Aホールの
展示物の案内情報が音声再生器9により最初から再生さ
れる。
【0033】見学者11は、自分の立場とペースで案内情
報が聞けるようにレシーバ7−1を操作する。例えば、
見学者11が、説明を聞き洩らしたときは、リピート・ボ
タンを押せば、もう一度、同じ説明が繰り返される。説
明を聞き飛ばしたいときには、スキップ・ボタンを押せ
ば、1ブロック分、先の説明に進む。また、早い速度で
聞きたいときは、早く方向に速度ボリュームを操作し、
ゆっくりした速度で聞きたいときは、遅く方向に速度ボ
リュームを操作する。これにより、音声は、音程を変え
ないで見学者11に聞取り易い最適スピードで再生され
る。
【0034】次に、見学者11がAホールの展示物を見終
わってBホールに入り、レシーバ7−1をラジエータ6
−2に向けると、今度はBホールのセクション1の案内
情報が受信される。Bホールのセクション1の案内情報
が受信したとき、レシーバ─1のメモリ73に記憶されて
いたAホールの展示物の案内情報は消去され、メモリ73
には、新たに受信したBホールのセクション1の案内情
報が記憶される。
【0035】そして、見学者11がスタート・ボタンを押
すとBホールのセクション1の案内情報が音声再生器9
により最初から再生される。かかる構成によれば、各展
示場のラジエータからは、その展示物の案内情報が繰り
返し光放射され、レシーバをラジエータに向けると、展
示物の案内情報がレシーバのメモリに記憶されるので、
見学者は最初から各展示物の説明を聞くことができる。
【0036】そして、レシーバをどこの位置において
も、見学者は混信のない明瞭な説明を聞くことが出来
る。また、信号分配器にメモリが備えられているので、
信号分配器には、低速でデータ転送することが出来る。
ラジエータからは、データが繰り返し光放射されている
ので、見学者がレシーバをラジエータに向けてスタート
・ボタンを押すことにより、いつでもデータを受信する
ことが出来、しかも瞬時にして受信することが出来る。
【0037】レシーバには、自動・手動の切換機能が付
加されているので、自動に切り換えれば、一定レベルの
案内情報を受信することが出来、手動に切り換えれば、
見学者が希望する言語の案内情報だけを受信することが
出来る。レシーバには、その他にも様々な機能が付加さ
れており、例えば、速度調節機能を利用することによ
り、見学者は聞取り易い最適スピードの話し言葉を音程
を変えないで聞くことが出来、リピート機能を利用する
ことにより、聞き漏らした案内情報を再度聞くことが出
来、スキップ機能を利用することにより、送って聞いた
り急ぎ飛ばして聞いたりすることが出来、言語選択機能
を利用することにより、見学者が希望する言語で案内情
報を聞くことが出来る。このように見学者は個人の立場
とペースに応じて適切な案内情報を聞くことが出来る。
【0038】尚、本実施例では、案内情報の符号化圧縮
を行ってから記憶装置に記憶するようにしたが、これに
限らず、配信制御のあとで符号化圧縮してもよい。この
場合、案内情報を信号分配器で符号化圧縮して記憶する
ようにする。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
かかる案内装置では、展示物に係る案内情報を見学者に
最初から提供することが出来、また、一度、受信側記憶
手段に記憶すれば、見学者がどこにいても、見学者に明
瞭な案内情報を提供することが出来る。
【0040】請求項2の発明にかかる案内装置では、送
信側記憶手段、受信側記憶手段の記憶容量を節約するこ
とが出来る。請求項3の発明にかかる案内装置では、各
送信装置が識別情報に基づいて自装置に係る案内情報だ
けを選択して受信することが出来る。請求項4の発明に
かかる案内装置では、受信装置では、受信装置を送信装
置の方向に向けるだけで、いつでも即座に、しかも容易
に案内情報を受信することが出来る。
【0041】請求項5の発明にかかる案内装置では、特
に単一波長の赤外線光、赤外線レーザ光を使用すれば混
信することがなく、見学者に明瞭な案内情報を提供する
ことが出来る。請求項6の発明にかかる案内装置では、
受信側記憶手段には、受信した案内情報が記憶更新さ
れ、必要な案内情報だけを記憶することが出来る。
【0042】請求項7の発明にかかる案内装置では、受
信側記憶手段には、所定の情報だけを選択して記憶する
ことが出来る。請求項8の発明にかかる案内装置では、
見学者に希望する言語の案内情報を提供することが出
来、言語の選択の幅が広くなる。請求項9の発明にかか
る案内装置では、見学者には、個人の立場とペースに応
じて適切な案内情報を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図。
【図2】図1のシステムの流れ図。
【図3】図1の案内情報の伝送ファイルの構成図。
【図4】図1の動作を示す説明図。
【符号の説明】
2 多チャンネル・メモリ装置 3 デジタル多重化ファイリング装置 4 信号伝送装置 5−1〜5−N 信号分配器 6−1〜6−N(ターミナル・)ラジエータ 7−1〜7−M(ライト・)レシーバ 51 ラ選択器 52 メモリ 72 レ選択器72 73 メモリ73 74 データ伸張器74
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04H 1/00 Z

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】展示物に係る案内情報を見学者に提供する
    案内装置において、 案内対象の展示物毎に備えられた送信装置と、見学者携
    帯用の受信装置と、を備える一方、 前記送信装置は、 前記案内情報を記憶する送信側記憶手段と、 該送信側記憶手段に記憶された案内情報を送信する送信
    手段と、 を備えて構成され、 前記受信装置は、 送信手段から送信された案内情報を受信する受信手段
    と、 該受信した情報を記憶する受信側記憶手段と、 該受信側記憶手段に記憶された案内情報を再生する再生
    手段と、を備えて構成されたことを特徴とする案内装
    置。
  2. 【請求項2】前記案内情報を作成・編集して送信装置に
    送信する編集装置を備える一方、 該編集装置は、案内情報を圧縮する圧縮手段を備えて構
    成され、 前記受信装置は、受信側記憶手段に記憶された案内情報
    を伸張して元の案内情報に復元する伸張手段を備えて構
    成されたことを特徴とする請求項1に記載の案内装置。
  3. 【請求項3】該編集装置は、各送信装置を指定する特有
    の識別情報を案内情報に付加し、該識別情報が付加され
    た案内情報を各送信装置に送信する構成であり、 前記送信装置は、識別情報に基づいて自装置に係る案内
    情報を受信する構成であることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の案内装置。
  4. 【請求項4】前記送信装置の送信手段は、光を媒体とし
    て前記案内情報を繰り返し送信し、前記受信装置の受信
    手段は、受信装置を送信装置の方向に向けることで前記
    案内情報を受信する構成であることを特徴とする請求項
    1〜請求項3のいずれか1つに記載の案内装置。
  5. 【請求項5】前記光媒体は、可視光、赤外線光、赤外線
    レーザ光のうち、いずれか1つであることを特徴とする
    請求項4に記載の案内装置。
  6. 【請求項6】前記受信装置の受信側記憶手段は、受信手
    段が案内情報を受信したとき、記憶している情報を消去
    してから、受信手段が受信した案内情報を記憶する構成
    であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか
    1つに記載の案内装置。
  7. 【請求項7】前記受信側記憶手段は、所定の情報が指定
    されたとき、指定された情報を選択して記憶する構成で
    あることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1
    つに記載の案内装置。
  8. 【請求項8】前記編集装置は、案内情報を数カ国語の情
    報で構成し、 前記受信側記憶手段は、前記送信手段から送信される数
    カ国語の案内情報の中から所定言語の案内情報を選択し
    て記憶する構成であることを特徴とする請求項1〜請求
    項7のいずれか1つに記載の案内装置。
  9. 【請求項9】前記携帯用受信装置の再生手段は、 案内情報の再生速度を調節する速度調節手段と、 前記案内情報の所定の再生箇所に飛び越して再生する飛
    び越し手段と、 前記案内情報の所定の再生範囲を繰り返し再生する反復
    手段と、のうち、少なくとも1つの手段を含んで構成さ
    れたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1
    つに記載の案内装置。
JP6189214A 1994-08-11 1994-08-11 案内装置 Pending JPH0856183A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7180427B2 (en) 1998-09-30 2007-02-20 Sennheiser Electronics Gmbh Co. Kg Information system
WO2008111337A1 (ja) * 2007-03-13 2008-09-18 Kabushiki Kaisha Toshiba 可視光通信の受信装置及び可視光通信システム
JP2009177372A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Outstanding Technology:Kk 可視光通信装置、可視光通信方法、及びプログラム
JP2011004162A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Maspro Denkoh Corp 地上デジタル放送によるエリア限定放送システム及び当該システムに使用される送信アンテナの配設方法

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