JPH085523Y2 - 正特性サーミスタ装置 - Google Patents

正特性サーミスタ装置

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JPH085523Y2
JPH085523Y2 JP8754389U JP8754389U JPH085523Y2 JP H085523 Y2 JPH085523 Y2 JP H085523Y2 JP 8754389 U JP8754389 U JP 8754389U JP 8754389 U JP8754389 U JP 8754389U JP H085523 Y2 JPH085523 Y2 JP H085523Y2
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純博 安田
通一 竹内
志延 山本
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、液体気化発散型の蚊取器や芳香器等のヒー
ター機構部として用いられる正特性サーミスタ装置に関
するものである。
従来の技術 従来、この種の正特性サーミスタ装置としては液体の
収容瓶から突出する吸上げ芯を差込み挿置する放熱筒を
備え、その放熱筒の周囲近傍に一対の電極板で挾込み支
持した正特性サーミスタを配置し、この正特性サーミス
タの発熱を放熱筒に熱伝導させて吸上げ芯を加熱するこ
とにより殺虫剤や薫香剤等の液体を気化可能に構成した
ものが知られている(実開昭63−112301号,同63−1676
96号)。
考案が解決しようとする課題 然し、上述した正特性サーミスタ装置においては電極
板を含む発熱部を収容する絶縁ケースのケース中央に設
けられた筒部の貫通孔や絶縁ケースの内部に組付けられ
る絶縁筒の径内に放熱筒を嵌着固定するものであり、そ
の絶縁ケース乃至は絶縁筒がアルミナ磁器で形成されて
いても絶縁ケースの筒部や絶縁筒を隔てなければ正特性
サーミスタの発熱を放熱筒に熱伝導できないから熱伝導
効率が劣ることを免れ得ない。
茲において、本考案は正特性サーミスタの発熱を効率
よく放熱筒に熱伝導できるよう改良した正特性サーミス
タ装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案に係る正特性サーミスタ装置においては、絶縁
ケースに固定する放熱筒のケース開口からケース内に挿
通する外周面に絶縁層を設け、その放熱筒を介して相対
する一対の電極板を放熱筒の絶縁層に密接させて備付
け、これら各電極板の金属筒よりも側方に突出位置する
平板部の板面間に正特性サーミスタを挾込み装着すると
共に、その正特性サーミスタ並びに電極板を絶縁ケース
の内部に収容配置することにより構成されている。この
正特性サーミスタ装置においては一対の電極板で絶縁層
が設けられた放熱筒を挾圧支持すると共に各電極板の平
板部を交叉位置させ、その平板部の板面間に正特性サー
ミスタを挾込み装着するように組立てることができる。
また、各電極板の平板部を放熱筒よりも左右に突出位置
させ、その平板部の各板面間に正特性サーミスタを夫々
挾込み装着するよう構成でき、この場合には放熱筒を円
筒形に形成し、その放熱筒の絶縁層に密接させて夫々略
Ω状に湾曲成形した電極板を組付けるとよい。
作用 この正特性サーミスタ装置では絶縁ケースの開口から
ケース内に挿通させて絶縁ケースに固定する放熱筒に絶
縁層を介して一対の電極板を密接させて備え、その電極
板の放熱筒よりも側方に突出位置する平板部に正特性サ
ーミスタを挾込み装着するから、この正特性サーミスタ
の発熱を電極板から放熱筒に効率よく熱伝導できるよう
になる。この一対の電極板で絶縁層が設けられた放熱筒
を挾圧支持すると共に各電極板の平板部を交叉位置さ
せ、その平板部の板面間に正特性サーミスタを挾込み装
着すれば、電極板を放熱筒に圧着できしかも正特性サー
ミスタを電極板の平板部に圧着できるから、これらを機
械的に確実に組立て得ると共に相互の密着性も向上する
ようにできる。また、この各電極板の平板部を放熱筒よ
りも左右に突出位置させ、その平板部の各板面間に正特
性サーミスタを夫々挾込み装着すると、これら各正特性
サーミスタの発熱を放熱筒に熱伝導することにより放熱
筒による加熱温度を適度に保てるようになる。また、こ
の放熱筒を円筒形に形成し、その放熱筒の絶縁層に密接
させて夫々略Ω状に湾曲成形した電極板を組付ければ放
熱筒と電極板とを面接触でき、更には、電極板を折り曲
げずにアール状に形成すれば熱伝導性も極めて良好なも
のになる。
実施例 以下、添付図面を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
この正特性サーミスタ装置は液体気化発散型の蚊取器
や芳香器等のヒーター機構部として用いられるものであ
り、そのヒーター機構部は液体の吸上げ芯を差込み挿置
する放熱筒1と、この放熱筒1の外周面を被覆する絶縁
層2と、その絶縁層2に密接させしかも放熱筒1を介し
て相対する一対の電極板3,4と、各電極板3,4の放熱筒1
よりも側方に突出位置する平板部3a,4a、3b,4bの各板面
間に挾込み装着する正特性サーミスタ5,6とを備えて構
成されている。
このヒーター機構部を構成する放熱筒1としてはアル
ミ等の熱伝導性の良好な金属材料で円筒状に形成したも
のを用いるとよく、その放熱筒1の外周面はマイカやエ
ポキシ樹脂等の絶縁材料を被着することにより絶縁層2
で被覆するようにできる。電極板3,4としては、ステン
レス等の導電性を有する金属薄板で打抜き成形したもの
を用いることができる。この各電極板3,4は絶縁層2と
密接する板面部3c,4cを円弧状に湾曲成形すると共に、
その板面部3c,4cから緩やかなアール状の湾曲部3d,3e、
4d,4eを介して平板部3a,3b、4a,4bを放熱筒1の側方に
突出位置するよう形成するとよい。また、この電極板3,
4には平板部3a,3b、4a,4bを左右に夫々突出させて設け
るとよく、その平板部3a,3b、4a,4bの片側からは反対方
向或いは同一方向に突出させて引出し端子部3f,4fを連
続成形することができる。この電極板3,4の平板部3a,4
a、3b,4bには円盤形を有する正特性サーミスタ5,6を夫
々挾込み装着でき、その正特性サーミスタ5,6の平板部3
a,4a、3b,4bと対接する個所には電極が設けられてい
る。
このように構成するヒーター機構部では電極板3,4の
引出し端子部3f,4fと接続する電源から電極板3,4に通電
すると平板部3a,4a、3b,4bの板面間に挾込み装着された
正特性サーミスタ5,6が発熱し、その発熱が電極板3,4を
介して絶縁層2で被覆された放熱筒1に直ちに熱伝導で
きるから、放熱筒1を効率よく昇温できて径内に差込み
挿置する液体の吸上げ芯を速やかに加熱できるようにな
る。その発熱源となる正特性サーミスタ5,6は電極板3,4
の放熱筒1を介して左右に突出する平板部3a,4a、3b,4b
の各板面間に夫々装着できるから、各正特性サーミスタ
5,6の発熱量を合せて放熱筒1を速やかに昇温できるこ
とにより吸上げ芯の液体を短時間で気化させるようでき
る。また、略Ω状に形成した電極板3,4を円筒形の放熱
筒1に組付ければ、電極板3,4の円弧板面部3c,4cを絶縁
層2で被覆した放熱筒1の側面に嵌合せて面接触できて
正特性サーミスタ5,6の発熱を更に効率よく熱伝導でき
る。それに加えて、平板部3a,3b、4a,4bと円弧板面部3
c,4cとをアール状の湾曲部3d,3e、4d,4eで連続成形すれ
ば、正特性サーミスタ5,6の発熱を電極板3,4で熱的に遮
断せずに放熱筒1に極めて速やかに熱伝導できるように
なる。
電極板3,4は放熱筒1を介して全体的に相対する如く
組付けるのに代えて、第2図で示すように円弧板面部3
c,4cで放熱筒1を挾圧支持すると共に、放熱筒1の上下
で絶縁間隔を隔てて湾曲部3d,3e、4d,4eを交叉させるこ
とにより平板部3a,4a、3b,4bを相対するよう組付けるこ
ともできる。この場合には円弧板面部3c,4cで放熱筒1
を挾圧支持する反力が平板部3a,4a、3b,4bに作用するか
ら、その平板部3a,4a、3b,4bの板面間に正特性ーミスタ
5,6を確りと挾込めしかも放熱筒1を電極板3,4で機械的
に確実に挾圧支持することができる。これと共に、電極
板3,4と放熱筒1との対接面積を相対的に大きく取れ且
つ電極板3,4と放熱筒1並びに正特性サーミスタ5,6との
密接度合を向上できて電極板3,4の熱伝導効率を高め得
るようになる。また、左右の湾曲部3d,3e、4d,4eを上下
で互い違いに位置させると電極板3,4を安定よく放熱筒
1に組付けることができる。
そのヒーター機構部は絶縁ケースに組み付けてサーミ
スタ装置として構成でき、この絶縁ケースには第3図で
示すように左右を一部開放したケース本体7にケース蓋
8を嵌合せ固定する磁器,樹脂製等のものを用いること
ができる。その絶縁ケース7,8にはケース蓋8で示す如
く開口8aが板面略中央に設けられ、この開口8aからケー
ス内に挿通することにより放熱筒1を絶縁ケース7,8に
組み付け装備することができる。この放熱筒1は第4図
に示す如く片端側に張出し成形した止め鍔部1aをケース
蓋8の開口縁に係合させ、他端側をケース本体7の開口
7aに挿通させて突端部1bをケース本体7の裏面側でカシ
メ止めることにより絶縁ケース7,8に固定できる。その
放熱筒1を固定すれば、ケース本体7とケース蓋8とを
互いに放熱筒1で機械的に嵌合せ固定することができ
る。この絶縁ケース7,8には第1図で示す発熱部の場合
は電極板3,4並びに正特性サーミスタ5,6をケース本体7
に組付けてから上述した如く放熱筒1を嵌込み固定し、
また、第2図で示す発熱部の場合は放熱筒1をケース蓋
8の開口8aに嵌込んで放熱筒1の外側面に電極板3,4並
びに正特性サーミスタ5,6を組付けてからケース本体7
に挿置すれば電極板3,4及び正特性サーミスタ5,6をケー
ス内に収容することができる。その絶縁ケース7,8の内
部に収容される正特性サーミスタ5,6はケース蓋8の内
面側に突出成形する突条部8bでケース本体7の内面に押
付けまたは引出し端子3f,4fをケース外に突出する間隔
を設けてケース本体7並びにケース蓋8に左右の側壁部
7a,7b、8c,8dを形成すれば絶縁ケース7,8から離脱する
のを防止することができる。また、電極板3,4には平板
部3a,3b、4a,4bの板面を外方に突き出させて突起3g,3
h、4g,4hを設け或いは平板部3a,3b、4a,4bの端部を外方
に折り曲げて突片(図示せず)を設けることができる。
この場合には突起3g,3h、4g,4h或いは突片をケース内面
に当接させて絶縁ケース7,8に組み付ければ正特性サー
ミスタ5,6を更に確実に挾み込み支持でき、しかも電極
板3,4をガタ付かせないよう絶縁ケース7,8に組み付ける
ことができる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る正特性サーミスタ装置に依
れば、正特性サーミスタの発熱を効率よく放熱筒に熱伝
導することができ、その伝達熱で放熱筒の筒内に挿置す
る被加熱体を速やかに加熱することを可能にするもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る正特性サーミスタ装置を構成する
加熱部の一例を示す部分切欠平面図、第2図は同加熱部
の別例を示す部分切欠平面図、第3図は本考案に係る正
特性サーミスタ装置の展開斜視図、第4図は同装置の側
断面図である。 1:放熱筒、2:絶縁層、3,4:電極板、3a,3b、4a,4b:平板
部、5,6:正特性サーミスタ、7,8:絶縁ケース、7a,8a:開
口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 竹内 通一 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)考案者 山本 志延 広島県廿日市市城内1―4―8 (72)考案者 武井 康治 広島県広島市西区井口4丁目31―3

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁ケース(7,8)に固定する放熱筒
    (1)のケース開口(7a,8a)からケース内に挿通する
    外周面に絶縁層(2)を設け、その放熱筒(1)を介し
    て相対する一対の電極板(3,4)を放熱筒(1)の絶縁
    層(2)に密接させて備付け、これら各電極板(3,4)
    の放熱筒(1)よりも側方に突出位置する平板部(3a,3
    b、4a,4b)の板面間に正特性サーミスタ(5,6)を挾込
    み装着すると共に、その正特性サーミスタ(5,6)並び
    に電極板(3,4)を絶縁ケース(7,8)の内部に収容配置
    してなることを特徴とする正特性サーミスタ装置。
  2. 【請求項2】上記一対の電極板(3,4)で絶縁層(2)
    が設けられた放熱筒(1)を挾圧支持すると共に各電極
    板(3,4)の平板部(3a,3b、4a,4b)を交叉位置させ、
    その平板部(3a,3b、4a,4b)の板面間に正特性サーミス
    タ(5,6)を挾込み装着したことを特徴とする請求項1
    記載の正特性サーミスタ装置。
  3. 【請求項3】上記各電極板(3,4)の平板部(3a,3b、4
    a,4b)を放熱筒(1)よりも左右に突出位置させ、その
    平板部(3a,3b、4a,4b)の各板面間に正特性サーミスタ
    (5,6)を夫々挾込み装着したことを特徴とする請求項
    1または2記載の正特性サーミスタ装置。
  4. 【請求項4】上記放熱筒(1)を円筒形に形成し、その
    放熱筒(1)の絶縁層(2)に密接させて夫々略Ω状に
    湾曲成形した電極板(3,4)を組付けたことを特徴とす
    る請求項3記載の正特性サーミスタ装置。
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