JPH0853147A - ビンから内容物を排出する方法および該方法を実施するための栓要素 - Google Patents
ビンから内容物を排出する方法および該方法を実施するための栓要素Info
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
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- Sealing Of Jars (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビンから内容物を排出する実施容易な方法、
特に、該方法を実施するための栓およびビンを容易にリ
サイクル可能とする排出方法を提供すること。 【構成】 再生可能な単一の材料から形成された取外し
可能な液密の栓要素により閉塞されたビンから内容物を
排出する方法であって、栓要素が閉塞シートを具備し、
該閉塞シートが、ビンの口部にネジ等により栓要素を取
付可能とする側壁に取着されており、内容物の排出がビ
ンを排出オリフィス内に配設された穿孔手段に天地を返
して取り付けることにより実施される方法において、該
方法は、ビンの口部に閉塞するように保持された栓要素
の閉塞シートを、穿孔手段の先端にて閉塞シートを引き
裂くことにより口部の全断面に渡って閉塞シートを開い
た後に、該閉塞シートを通して内容物が直接的に排出さ
れることを特徴とする。
特に、該方法を実施するための栓およびビンを容易にリ
サイクル可能とする排出方法を提供すること。 【構成】 再生可能な単一の材料から形成された取外し
可能な液密の栓要素により閉塞されたビンから内容物を
排出する方法であって、栓要素が閉塞シートを具備し、
該閉塞シートが、ビンの口部にネジ等により栓要素を取
付可能とする側壁に取着されており、内容物の排出がビ
ンを排出オリフィス内に配設された穿孔手段に天地を返
して取り付けることにより実施される方法において、該
方法は、ビンの口部に閉塞するように保持された栓要素
の閉塞シートを、穿孔手段の先端にて閉塞シートを引き
裂くことにより口部の全断面に渡って閉塞シートを開い
た後に、該閉塞シートを通して内容物が直接的に排出さ
れることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、写真現像に使用する写
真製品等の特定の内容物を保持するビンから前記内容物
を排出する方法および該方法を実施するために使用する
栓要素に関する。
真製品等の特定の内容物を保持するビンから前記内容物
を排出する方法および該方法を実施するために使用する
栓要素に関する。
【０００２】
【従来の技術】使用に先立って、同様の性質の他の化学
製品と混合しなければならない化学製品がある。貯蔵期
間のために或いは化学製品を新鮮に保つために、使用の
直前に混合することが重要である。そして、これは、特
に、写真処理に関する化学製品の場合に重要となる。現
在、上記混合物の一部を構成する化学製品の各々は、液
密の栓により閉塞されたプラスチック製のビンに保存さ
ている。前記栓は、内側に金属（アルミニウム）のキャ
ップと、栓の頂部とキャップとの間に設けられた絶縁ワ
ッシャとを有している。絶縁ワッシャは、例えば厚紙か
ら成り、その圧縮性から栓の液密を確実に維持する。前
記ビンは、液密の栓を備えているので、混合に先立って
必要に応じ繰り返し緩嵌して開封、締結して閉塞され
る。
製品と混合しなければならない化学製品がある。貯蔵期
間のために或いは化学製品を新鮮に保つために、使用の
直前に混合することが重要である。そして、これは、特
に、写真処理に関する化学製品の場合に重要となる。現
在、上記混合物の一部を構成する化学製品の各々は、液
密の栓により閉塞されたプラスチック製のビンに保存さ
ている。前記栓は、内側に金属（アルミニウム）のキャ
ップと、栓の頂部とキャップとの間に設けられた絶縁ワ
ッシャとを有している。絶縁ワッシャは、例えば厚紙か
ら成り、その圧縮性から栓の液密を確実に維持する。前
記ビンは、液密の栓を備えているので、混合に先立って
必要に応じ繰り返し緩嵌して開封、締結して閉塞され
る。
【０００３】混合されるとき、充填され栓が施されたビ
ンは誘導作用により加熱される。これにより、絶縁ワッ
シャの栓への溶接を防止しながら、金属製のキャップが
加熱してビンの口の頂端部と接触する部分が溶接され
る。溶接されたキャップを解放するためには栓を緩嵌す
ればよい。この溶接されたキャップは、一時的に充分な
液密を提供しビンを傾けることを可能となる。この状態
で、ビンは、角錐要素の内側に設けられたオリフィスを
含む周知の排出支持手段を使用することが可能となる。
上記角錐要素は、単に押圧することにより金属キャップ
を突き破ることができる。ビンから内容物が完全に排出
されると、ビンは取り外されて一般的にリサイクルされ
る。このリサイクルは多くの国で義務付けされつつあ
る。
ンは誘導作用により加熱される。これにより、絶縁ワッ
シャの栓への溶接を防止しながら、金属製のキャップが
加熱してビンの口の頂端部と接触する部分が溶接され
る。溶接されたキャップを解放するためには栓を緩嵌す
ればよい。この溶接されたキャップは、一時的に充分な
液密を提供しビンを傾けることを可能となる。この状態
で、ビンは、角錐要素の内側に設けられたオリフィスを
含む周知の排出支持手段を使用することが可能となる。
上記角錐要素は、単に押圧することにより金属キャップ
を突き破ることができる。ビンから内容物が完全に排出
されると、ビンは取り外されて一般的にリサイクルされ
る。このリサイクルは多くの国で義務付けされつつあ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の栓には多くの欠
点がある。第１に栓は、少なくとも３つの要素、すなわ
ち、栓自体の本体部と、絶縁ワッシャと、金属キャップ
を具備しているので相対的に高価である。更に、従来の
栓は誘導加熱装置を必要とするので使用に際して高価と
なる。最後にビンの口に金属キャップが取り付けられる
ので、ビンはプラスチック材料を簡単にリサイクルする
ことができない。
点がある。第１に栓は、少なくとも３つの要素、すなわ
ち、栓自体の本体部と、絶縁ワッシャと、金属キャップ
を具備しているので相対的に高価である。更に、従来の
栓は誘導加熱装置を必要とするので使用に際して高価と
なる。最後にビンの口に金属キャップが取り付けられる
ので、ビンはプラスチック材料を簡単にリサイクルする
ことができない。
【０００５】本発明は、こうした従来技術の問題点を解
決することを技術課題としており、ビンから内容物を排
出する実施容易な方法、特に、該方法を実施するための
栓およびビンを容易にリサイクル可能とする排出方法を
提供することを目的としている。本発明による栓は一体
的に鋳造成形できるので製造が簡単である。
決することを技術課題としており、ビンから内容物を排
出する実施容易な方法、特に、該方法を実施するための
栓およびビンを容易にリサイクル可能とする排出方法を
提供することを目的としている。本発明による栓は一体
的に鋳造成形できるので製造が簡単である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、再生可能な単
一の材料から形成された取外し可能な液密の栓要素によ
り閉塞されたビンから内容物を排出する方法であって、
前記栓要素が閉塞シートを具備しており、該閉塞シート
が、前記ビンの口部にネジ等により前記栓要素を取付可
能とする側壁に取着されており、内容物の排出が前記ビ
ンを排出オリフィス内に配設された穿孔手段に天地を返
して取り付けることにより実施される排出方法におい
て、該方法は、前記ビンの口部に閉塞するように保持さ
れた栓要素の閉塞シートを、前記穿孔手段の先端にて前
記閉塞シートを引き裂くことにより前記口部の全断面に
渡って前記閉塞シートを開いた後に、該閉塞シートを通
して内容物が直接的に排出されることを特徴とする排出
方法を要旨とする。
一の材料から形成された取外し可能な液密の栓要素によ
り閉塞されたビンから内容物を排出する方法であって、
前記栓要素が閉塞シートを具備しており、該閉塞シート
が、前記ビンの口部にネジ等により前記栓要素を取付可
能とする側壁に取着されており、内容物の排出が前記ビ
ンを排出オリフィス内に配設された穿孔手段に天地を返
して取り付けることにより実施される排出方法におい
て、該方法は、前記ビンの口部に閉塞するように保持さ
れた栓要素の閉塞シートを、前記穿孔手段の先端にて前
記閉塞シートを引き裂くことにより前記口部の全断面に
渡って前記閉塞シートを開いた後に、該閉塞シートを通
して内容物が直接的に排出されることを特徴とする排出
方法を要旨とする。
【０００７】本発明は、また、上記方法を実施する栓要
素、すなわち、該栓要素を前記ビンの口部にネジ等によ
り取付可能とする側壁に取着された閉塞シートを具備す
る着脱可能な液密の栓要素において、前記栓要素が再生
可能な単一の材料から形成され、前記閉塞シートが、該
閉塞シートの内面または外面に少なくとも１つの脆弱部
が設けられていることを特徴とする栓要素を要旨とす
る。
素、すなわち、該栓要素を前記ビンの口部にネジ等によ
り取付可能とする側壁に取着された閉塞シートを具備す
る着脱可能な液密の栓要素において、前記栓要素が再生
可能な単一の材料から形成され、前記閉塞シートが、該
閉塞シートの内面または外面に少なくとも１つの脆弱部
が設けられていることを特徴とする栓要素を要旨とす
る。
【０００８】更に、本発明による栓要素により閉塞され
たビンは、栓が施された後に排出オリフィスの中心部に
配設された適当な穿孔手段に天地を返して取り付けられ
る。前記栓要素に液密を提供する前記閉塞シートは、前
記排出オリフィスの中心部に配設された前記穿孔手段に
より引き裂かれる。
たビンは、栓が施された後に排出オリフィスの中心部に
配設された適当な穿孔手段に天地を返して取り付けられ
る。前記栓要素に液密を提供する前記閉塞シートは、前
記排出オリフィスの中心部に配設された前記穿孔手段に
より引き裂かれる。
【０００９】
【作用】本発明による排出方法は、実際に金属キャップ
を具備する栓要素を使用した排出方法と同様に作用する
が、成形可能な材料から一体成形され密封ジョイントや
特殊の装置を必要としない栓要素を使用することが可能
であるので費用がかからない。更に、取扱が単純にな
る。と言うのは、ビンから内容物を排出する前に栓要素
を取り外す必要がないからである。最後に、本発明によ
る方法によればビンは容易にリサイクルされ、そして、
ビンからは異なる材料が排除される。ビンのリサイクル
は洗浄後にビンを純粋に単純に再利用できる利点があ
る。
を具備する栓要素を使用した排出方法と同様に作用する
が、成形可能な材料から一体成形され密封ジョイントや
特殊の装置を必要としない栓要素を使用することが可能
であるので費用がかからない。更に、取扱が単純にな
る。と言うのは、ビンから内容物を排出する前に栓要素
を取り外す必要がないからである。最後に、本発明によ
る方法によればビンは容易にリサイクルされ、そして、
ビンからは異なる材料が排除される。ビンのリサイクル
は洗浄後にビンを純粋に単純に再利用できる利点があ
る。
【００１０】
【実施例】本発明によるビンから内容物を排出する方法
は、ビン１を閉塞する栓要素２を使用する。栓要素２は
少なくとも１つの閉塞シート３を備えている。閉塞シー
ト３は栓要素２の側壁部４に取着されている。側壁部４
は、栓要素２をビン１の口部に取り付けるためにネジ等
の周知の取付手段を備えている。ビン１を天地を返し
て、すなわち、口部を下にして穿孔手段５に取り付ける
ことにより内容物が排出される。穿孔手段５は排出オリ
フィス６の内部に配設されている。
は、ビン１を閉塞する栓要素２を使用する。栓要素２は
少なくとも１つの閉塞シート３を備えている。閉塞シー
ト３は栓要素２の側壁部４に取着されている。側壁部４
は、栓要素２をビン１の口部に取り付けるためにネジ等
の周知の取付手段を備えている。ビン１を天地を返し
て、すなわち、口部を下にして穿孔手段５に取り付ける
ことにより内容物が排出される。穿孔手段５は排出オリ
フィス６の内部に配設されている。
【００１１】本発明の栓要素２により閉塞された２つの
ビンの内容物の混合は図４、５のように実施される。図
４、５において排出オリフィス６には角錐状の穿孔手段
５が設けられているが、穿孔手段５は同様の機能を有す
る他の手段にて置換することができる。
ビンの内容物の混合は図４、５のように実施される。図
４、５において排出オリフィス６には角錐状の穿孔手段
５が設けられているが、穿孔手段５は同様の機能を有す
る他の手段にて置換することができる。
【００１２】上記２つのビン１は、対応形状に形成され
た凹部７に天地を返して取り付けられている。ビン１の
各々の栓要素２が穿孔されると、ビン１内に保持された
内容物が排出オリフィス６を通過して混合タンク８内に
流出する。
た凹部７に天地を返して取り付けられている。ビン１の
各々の栓要素２が穿孔されると、ビン１内に保持された
内容物が排出オリフィス６を通過して混合タンク８内に
流出する。
【００１３】つまり、ビン１の口部に取り付けられた栓
要素２の閉塞シート３を通して内容物が直接的に流出す
ることにより内容物の排出が行われる。従って、ビン１
から内容物を排出させるために栓要素２を取り外す必要
はなくなる。穿孔手段５の突起部により閉塞シート３を
穿孔または引き裂くことにより、ビン１の口部の全断面
に渡って閉塞シート３が開く。穿孔手段５の突起部で穿
孔することにより、以下に説明する栓要素の好適実施例
に従って、脆弱部の少なくとも一点において閉塞シート
３の裂け目が開始し、引き裂くことにより上記裂け目が
前記脆弱部に沿って広がり、前記ビン１の口部の全断面
に渡って閉塞シート３が開く。
要素２の閉塞シート３を通して内容物が直接的に流出す
ることにより内容物の排出が行われる。従って、ビン１
から内容物を排出させるために栓要素２を取り外す必要
はなくなる。穿孔手段５の突起部により閉塞シート３を
穿孔または引き裂くことにより、ビン１の口部の全断面
に渡って閉塞シート３が開く。穿孔手段５の突起部で穿
孔することにより、以下に説明する栓要素の好適実施例
に従って、脆弱部の少なくとも一点において閉塞シート
３の裂け目が開始し、引き裂くことにより上記裂け目が
前記脆弱部に沿って広がり、前記ビン１の口部の全断面
に渡って閉塞シート３が開く。
【００１４】上記栓要素２の好適実施例を図１に示す。
栓要素２は再生またはリサイクル可能な単一材料から成
形され、閉塞シート３は少なくとも１つの脆弱部を有し
ている。栓要素２は、側壁部４と同心に形成された内側
壁９を有している。内側壁９は、栓要素をビンに取り付
ける際に、ビン１の口部の頂端部を受承するように閉塞
シート３から垂れ下がるように延びている。
栓要素２は再生またはリサイクル可能な単一材料から成
形され、閉塞シート３は少なくとも１つの脆弱部を有し
ている。栓要素２は、側壁部４と同心に形成された内側
壁９を有している。内側壁９は、栓要素をビンに取り付
ける際に、ビン１の口部の頂端部を受承するように閉塞
シート３から垂れ下がるように延びている。
【００１５】好適実施例において、閉塞シート３の脆弱
部は、半径方向に延びる複数の線や周方向に延びる複数
の線または両者を組み合わせた線に沿って、シートの厚
さを薄くした薄肉部により形成することができる。前記
脆弱部を構成する上記線は、穿孔手段５により閉塞シー
ト３を引き裂く際に、閉塞シート３を引き裂く応力を最
大とするように、好ましくは栓要素２の内面に溝を設け
ることにより形成することができる。図２において前記
脆弱部は、栓要素２の閉塞シートの周縁部に沿って薄肉
に形成されたリング状の周部１０と、該周部１０と閉塞
シート３の中心とを接続するように半径方向に薄肉に形
成された半径部１１とにより構成することができる。
部は、半径方向に延びる複数の線や周方向に延びる複数
の線または両者を組み合わせた線に沿って、シートの厚
さを薄くした薄肉部により形成することができる。前記
脆弱部を構成する上記線は、穿孔手段５により閉塞シー
ト３を引き裂く際に、閉塞シート３を引き裂く応力を最
大とするように、好ましくは栓要素２の内面に溝を設け
ることにより形成することができる。図２において前記
脆弱部は、栓要素２の閉塞シートの周縁部に沿って薄肉
に形成されたリング状の周部１０と、該周部１０と閉塞
シート３の中心とを接続するように半径方向に薄肉に形
成された半径部１１とにより構成することができる。
【００１６】図２に示すように、直径を挟んで半径部１
１の反対側に取着部としての周部１０の不連続部１０′
が設けられている場合、穿孔手段５により閉塞シート３
が引き裂かれるとき、裂け目は、先ず、中心部から半径
部１１に沿って拡がり、次いで周部１０に沿って拡がっ
て閉塞シート３が口部の全断面に渡って開放する。閉塞
シート３は、周部１０の不連続部１０′において閉塞シ
ート３の一部により栓要素２に取着され、該不連続部１
０′は閉塞シート３のヒンジ部または取着部として作用
する。
１の反対側に取着部としての周部１０の不連続部１０′
が設けられている場合、穿孔手段５により閉塞シート３
が引き裂かれるとき、裂け目は、先ず、中心部から半径
部１１に沿って拡がり、次いで周部１０に沿って拡がっ
て閉塞シート３が口部の全断面に渡って開放する。閉塞
シート３は、周部１０の不連続部１０′において閉塞シ
ート３の一部により栓要素２に取着され、該不連続部１
０′は閉塞シート３のヒンジ部または取着部として作用
する。
【００１７】半径方向および周方向に延びる脆弱部は、
図３に示すように取着部１３により栓要素２に取り付け
られた扇部１２が形成されるように設けてもよい。一例
として、閉塞シート３は３つの扇部１２、すなわち、薄
肉部から成る３つの半径部１４と３つの周部１５とによ
り形成され、取着部１３により栓要素２の本体に取着さ
れた３つの扇部１２を有している。この場合、裂け目は
閉塞シート３の中心から半径部１４に沿って、次いで、
周部１５に沿って拡がり、扇部１２が取着部１３により
栓要素２に取着された状態で、閉塞シート３が口部の全
断面に渡って開放する。周部１５は、円、楕円、放物線
または双曲線の一部から成る弧形状とすることができ
る。添付図面において半径部１１、１４は直線状に図示
されているが湾曲していてもよい。好ましい実施例にお
いて、取着部１０′、１３は３ｍｍから１０ｍｍ範囲の
長さを有するヒンジとして作用する。図３では３つの扇
部１２が図示されているが、扇部１２は３つに限定され
ない。
図３に示すように取着部１３により栓要素２に取り付け
られた扇部１２が形成されるように設けてもよい。一例
として、閉塞シート３は３つの扇部１２、すなわち、薄
肉部から成る３つの半径部１４と３つの周部１５とによ
り形成され、取着部１３により栓要素２の本体に取着さ
れた３つの扇部１２を有している。この場合、裂け目は
閉塞シート３の中心から半径部１４に沿って、次いで、
周部１５に沿って拡がり、扇部１２が取着部１３により
栓要素２に取着された状態で、閉塞シート３が口部の全
断面に渡って開放する。周部１５は、円、楕円、放物線
または双曲線の一部から成る弧形状とすることができ
る。添付図面において半径部１１、１４は直線状に図示
されているが湾曲していてもよい。好ましい実施例にお
いて、取着部１０′、１３は３ｍｍから１０ｍｍ範囲の
長さを有するヒンジとして作用する。図３では３つの扇
部１２が図示されているが、扇部１２は３つに限定され
ない。
【００１８】他の好ましい実施例では、閉塞シート３は
図１に示すように平面状のシートではなく、図６に示す
ような円錐形状としてもよい。閉塞シート３を円錐形状
とすることにより、閉塞シート３を引き裂くために必要
な力は小さくすることができる。円錐形状の頂点の角度
は１２０°から１６０°の間で適宜に選定し、好ましく
は１４０°とする。
図１に示すように平面状のシートではなく、図６に示す
ような円錐形状としてもよい。閉塞シート３を円錐形状
とすることにより、閉塞シート３を引き裂くために必要
な力は小さくすることができる。円錐形状の頂点の角度
は１２０°から１６０°の間で適宜に選定し、好ましく
は１４０°とする。
【００１９】本発明による栓要素は、高分子材料または
高分子材料の混合物により形成することができる。この
高分子材料はポリアクリルアミド、ポリプロピレン、ポ
リカーボネートおよび高密度または低密度ポリエチレン
を含むことができる。好ましい実施例において、栓要素
１２は、８０％の高密度ポリエチレンと２０％の低密度
ポリエチレンの混合材料より成る。薄肉の脆弱部は０．
１ｍｍから０．３ｍｍの厚さとし、好ましくは０．２ｍ
ｍとする。本発明の好ましい特徴に従い形成され平坦な
閉塞シートを有する栓要素は、引き裂くために１７ｄａ
Ｎから２０ｄａＮの力を必要とする。円錐形状の閉塞シ
ートを有する栓要素は９．５ｄａＮから１３ｄａＮの力
を必要とする。本発明による栓要素２は、特に写真材料
を保持するビン１に適用することができる。
高分子材料の混合物により形成することができる。この
高分子材料はポリアクリルアミド、ポリプロピレン、ポ
リカーボネートおよび高密度または低密度ポリエチレン
を含むことができる。好ましい実施例において、栓要素
１２は、８０％の高密度ポリエチレンと２０％の低密度
ポリエチレンの混合材料より成る。薄肉の脆弱部は０．
１ｍｍから０．３ｍｍの厚さとし、好ましくは０．２ｍ
ｍとする。本発明の好ましい特徴に従い形成され平坦な
閉塞シートを有する栓要素は、引き裂くために１７ｄａ
Ｎから２０ｄａＮの力を必要とする。円錐形状の閉塞シ
ートを有する栓要素は９．５ｄａＮから１３ｄａＮの力
を必要とする。本発明による栓要素２は、特に写真材料
を保持するビン１に適用することができる。
【図１】本発明による栓要素の好ましい実施例の断面図
である。
である。
【図２】本発明による栓要素の第１の実施例の平面図で
ある。
ある。
【図３】本発明による栓要素の第２の実施例の平面図で
ある。
ある。
【図４】本発明による栓要素により閉塞されたビンの内
容物の混合を可能とする装置の部分断面図である。
容物の混合を可能とする装置の部分断面図である。
【図５】図４の装置の平面図であり、１つのビンが設置
されている。
されている。
【図６】本発明による栓要素の第３の実施例であり、図
２において矢視線６−６に沿う断面図である。
２において矢視線６−６に沿う断面図である。
１…ビン ２…栓要素 ３…閉塞シート ４…側壁 ５…穿孔手段 ６…排出オリフィス
Claims (11)
- 【請求項１】 再生可能な単一の材料から形成された取
外し可能な液密の栓要素（２）により閉塞されたビン
（１）から内容物を排出する方法であって、前記栓要素
（２）が閉塞シート（３）を具備しており、該閉塞シー
ト（３）が、前記ビン（１）の口部にネジ等により前記
栓要素（２）を取付可能とする側壁（４）に取着されて
おり、内容物の排出が前記ビン（１）を排出オリフィス
（６）内に配設された穿孔手段（５）に天地を返して取
り付けることにより実施される排出方法において、 該方法は、前記ビン（１）の口部に閉塞するように保持
された栓要素（２）の閉塞シート（３）を、前記穿孔手
段（５）の先端にて前記閉塞シート（３）を引き裂くこ
とにより前記口部の全断面に渡って前記閉塞シート
（３）を開いた後に、該閉塞シート（３）を通して内容
物が直接的に排出されることを特徴とする排出方法。 - 【請求項２】 前記閉塞シート（３）は、該閉塞シート
（３）の内面または外面に設けられた少なくとも１つの
脆弱部により引き裂かれることを特徴とする請求項１に
記載の方法。 - 【請求項３】 前記閉塞シート（３）は、前記穿孔手段
（５）の突起部において脆弱部の少なくとも一点を引き
裂くことにより裂け目が開始され、次いで、前記脆弱部
に沿って引き裂くことにより前記裂け目が拡がり、前記
口部の全体に渡って前記閉塞シート（３）が開放される
ことを特徴とする請求項１または２に記載の方法。 - 【請求項４】 ビン（１）を閉塞する栓要素（２）、す
なわち、該栓要素を前記ビン（１）の口部にネジ等によ
り取付可能とする側壁（４）に取着された閉塞シート
（３）を具備する着脱可能な液密の栓要素（２）におい
て、 前記栓要素（２）が再生可能な単一の材料から形成さ
れ、前記閉塞シート（３）が、該閉塞シート（３）の内
面または外面に少なくとも１つの脆弱部が設けられてい
ることを特徴とする栓要素（２）。 - 【請求項５】 前記脆弱部が、薄肉に形成された半径部
（１１、１４）または周部（１０、１５）若くは半径部
と周部の組合せを含む請求項４に記載の栓要素（１
２）。 - 【請求項６】 前記脆弱部が、前記栓要素（２）の閉塞
シート（３）の周縁部に沿って概ねリング状に延びる周
部（１０）と、該リング状の周部（１０）を前記閉塞シ
ート（３）の中心に接続する半径部（１１）とを具備す
る請求項４に記載の栓要素（２）。 - 【請求項７】 前記リング状の周部（１０）が、前記半
径部（１１）に対して直径上反対側に設けられた不連続
部を有している請求項６に記載の栓要素（２）。 - 【請求項８】 前記半径部（１４）と周部（１５）とに
より、栓要素（１２）の本体部に取着部（１３）を介し
て取着された複数の扇部（１２）が形成されることを特
徴とする請求項５に記載の栓要素（２）。 - 【請求項９】 前記閉塞シート（３）が円錐形に形成さ
れていることを特徴とする請求項５に記載の栓要素
（２）。 - 【請求項１０】 前記栓要素（２）が前記ビン（１）に
取り付けられている間、前記ビン（１）の口部の頂端部
を受承して密封するために、前記栓要素（２）が前記側
壁（４）と同心に前記閉塞シート（３）から垂設された
内側壁（９）を具備していることを特徴とする請求項４
から９の何れか１項に記載の栓要素（２）。 - 【請求項１１】 前記ビン（１）が写真製品を保持する
請求項４から９の何れか１項に記載の栓要素（２）。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9405165A FR2716668B1 (fr) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | Elément de bouchage étanche et amovible pré-découpé. |
| FR9412618 | 1994-10-21 | ||
| FR9412618A FR2716669A1 (fr) | 1994-04-28 | 1994-10-21 | Procédé de vidage d'un flacon et élément de bouchage conforme pour sa mise en Óoeuvre. |
| FR9405165 | 1994-10-21 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0853147A true JPH0853147A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=26231131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10650495A Pending JPH0853147A (ja) | 1994-04-28 | 1995-04-28 | ビンから内容物を排出する方法および該方法を実施するための栓要素 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0679585A1 (ja) |
| JP (1) | JPH0853147A (ja) |
| FR (1) | FR2716669A1 (ja) |
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-
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-
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- 1995-04-10 EP EP95420095A patent/EP0679585A1/en not_active Withdrawn
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