JPH0852511A - ダイレス伸線方法 - Google Patents
ダイレス伸線方法Info
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- JPH0852511A JPH0852511A JP19043294A JP19043294A JPH0852511A JP H0852511 A JPH0852511 A JP H0852511A JP 19043294 A JP19043294 A JP 19043294A JP 19043294 A JP19043294 A JP 19043294A JP H0852511 A JPH0852511 A JP H0852511A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 伸線される金属線の外径の変動を十分に小さ
く抑えることのできるダイレス伸線方法を提供する。 【構成】 伸線母材を供給する手段１と供給された伸線
母材Ａを加熱する手段３と加熱された伸線母材Ａを引取
る手段４を有し加熱された伸線母材Ａを引取る手段４の
引取り速度を伸線母材Ａを供給する手段１の供給速度よ
り大きくして加熱された伸線母材Ａを縮径して伸線する
ダイレス伸線方法において、伸線母材Ａの外径から所定
の外径に縮径する途中の所定位置Ｃの外径を測定して該
測定値ｄｍ 1 をもとにして引取り速度を制御５Ｂして伸
線母材Ａを一定の外径ｄｎ1 に伸線Ｂする。 【効果】 メニスカス部の変動結果を基にして引取り速
度を制御するので、伸線の引取り速度の制御がより早く
なり、その結果伸線の出来上がり寸法の変動が従来より
小さくなる。
く抑えることのできるダイレス伸線方法を提供する。 【構成】 伸線母材を供給する手段１と供給された伸線
母材Ａを加熱する手段３と加熱された伸線母材Ａを引取
る手段４を有し加熱された伸線母材Ａを引取る手段４の
引取り速度を伸線母材Ａを供給する手段１の供給速度よ
り大きくして加熱された伸線母材Ａを縮径して伸線する
ダイレス伸線方法において、伸線母材Ａの外径から所定
の外径に縮径する途中の所定位置Ｃの外径を測定して該
測定値ｄｍ 1 をもとにして引取り速度を制御５Ｂして伸
線母材Ａを一定の外径ｄｎ1 に伸線Ｂする。 【効果】 メニスカス部の変動結果を基にして引取り速
度を制御するので、伸線の引取り速度の制御がより早く
なり、その結果伸線の出来上がり寸法の変動が従来より
小さくなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は金属線の伸線方法に関す
る、より詳しくは、難加工性の金属線の伸線方法に関す
るものである。
る、より詳しくは、難加工性の金属線の伸線方法に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】難加工性の金属線、例えばＮＴ（ニッケ
ルチタン）合金線の伸線方法の一つにダイスを使用しな
いで伸線する図２に示すダイレス伸線方法がある。図２
に示すこのダイレス伸線方法は金属母線Ａ、例えばＮＴ
（ニッケルチタン）合金母線を伸線供給部１の供給ロー
ラ２により一定の供給速度Ｖｉで高周波加熱炉３に供給
する。高周波加熱炉３は供給された金属母線Ａを数百℃
に加熱する。この加熱された金属母線Ａを引取部４の引
取ローラ５で引取速度Ｖｏで引き取る。この引き取りの
際、引取速度Ｖｏを供給速度Ｖｉより大きくすると金属
母線Ａは外径が細くなり伸線される。
ルチタン）合金線の伸線方法の一つにダイスを使用しな
いで伸線する図２に示すダイレス伸線方法がある。図２
に示すこのダイレス伸線方法は金属母線Ａ、例えばＮＴ
（ニッケルチタン）合金母線を伸線供給部１の供給ロー
ラ２により一定の供給速度Ｖｉで高周波加熱炉３に供給
する。高周波加熱炉３は供給された金属母線Ａを数百℃
に加熱する。この加熱された金属母線Ａを引取部４の引
取ローラ５で引取速度Ｖｏで引き取る。この引き取りの
際、引取速度Ｖｏを供給速度Ｖｉより大きくすると金属
母線Ａは外径が細くなり伸線される。
【０００３】伸線された金属線Ｂは冷却部６、例えば水
冷プール、シャワー等により冷却され外径測定されて巻
取部７の巻取コイルに巻き取られる。この伸線に際し
て、供給速度Ｖｉが一定であれば供給速度Ｖｉと引取速
度Ｖｏの差を大きくすれば伸線される金属線Ｂは縮径が
大きく線径が細くなり、供給速度Ｖｉと引取速度Ｖｏの
差を小さくすれば伸線される金属線Ｂの縮径が小さくな
る。したがって、一般的なダイレス伸線は引取部４の引
取ローラ５の回転数を制御することで伸線の外径を制御
する方法が一般的な伸線方法となっている。
冷プール、シャワー等により冷却され外径測定されて巻
取部７の巻取コイルに巻き取られる。この伸線に際し
て、供給速度Ｖｉが一定であれば供給速度Ｖｉと引取速
度Ｖｏの差を大きくすれば伸線される金属線Ｂは縮径が
大きく線径が細くなり、供給速度Ｖｉと引取速度Ｖｏの
差を小さくすれば伸線される金属線Ｂの縮径が小さくな
る。したがって、一般的なダイレス伸線は引取部４の引
取ローラ５の回転数を制御することで伸線の外径を制御
する方法が一般的な伸線方法となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記に説明
した一般的なダイレス伸線方法には次のような問題点が
ある。 供給速度Ｖｉが一定で引取速度Ｖｏが一定であっても
供給する金属母線の外径に変動があると伸線される金属
線の外径も変動する。 供給する金属母線が加熱炉を通過する際に加熱炉の温
度変動、例えば外乱により金属母線の加熱温度が変動を
受けた場合も伸線される金属線の外径が変動する。 伸線される金属線の外径が変動すると伸線される金属
線の一部分がくびれを起こし、金属線が断線をする場合
がある。
した一般的なダイレス伸線方法には次のような問題点が
ある。 供給速度Ｖｉが一定で引取速度Ｖｏが一定であっても
供給する金属母線の外径に変動があると伸線される金属
線の外径も変動する。 供給する金属母線が加熱炉を通過する際に加熱炉の温
度変動、例えば外乱により金属母線の加熱温度が変動を
受けた場合も伸線される金属線の外径が変動する。 伸線される金属線の外径が変動すると伸線される金属
線の一部分がくびれを起こし、金属線が断線をする場合
がある。
【０００５】この対策として金属母線が加熱炉を通過し
て伸線が完了した間際の線径を測定して伸線外径に変動
が生じたかどうかを検知して伸線引取速度を制御する方
法が取られている。ところが、上記の対策では伸線され
る金属線の外径の変動を十分に小さく抑えるにはまだ不
十分なところがある。
て伸線が完了した間際の線径を測定して伸線外径に変動
が生じたかどうかを検知して伸線引取速度を制御する方
法が取られている。ところが、上記の対策では伸線され
る金属線の外径の変動を十分に小さく抑えるにはまだ不
十分なところがある。
【０００６】本発明は上記の課題を解決し、伸線される
金属線の外径の変動を十分に小さく抑えることのできる
ダイレス伸線方法を提供することを目的とするものであ
る。
金属線の外径の変動を十分に小さく抑えることのできる
ダイレス伸線方法を提供することを目的とするものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。
決するために以下のような手段を有している。
【０００８】本発明のダイレス伸線方法は、伸線母材を
供給する手段と供給された伸線母材を加熱する手段と加
熱された伸線母材を引取る手段を有し、前記加熱された
伸線母材を引取る手段の引取り速度を前記伸線母材を供
給する手段の供給速度より大きくして加熱された伸線母
材を縮径して伸線するダイレス伸線方法において、前記
伸線母材の外径から所定の外径に縮径する途中の所定位
置の外径を測定して該測定値をもとにして前記引取り速
度を制御して伸線母材を一定の外径に伸線することを特
徴とする。
供給する手段と供給された伸線母材を加熱する手段と加
熱された伸線母材を引取る手段を有し、前記加熱された
伸線母材を引取る手段の引取り速度を前記伸線母材を供
給する手段の供給速度より大きくして加熱された伸線母
材を縮径して伸線するダイレス伸線方法において、前記
伸線母材の外径から所定の外径に縮径する途中の所定位
置の外径を測定して該測定値をもとにして前記引取り速
度を制御して伸線母材を一定の外径に伸線することを特
徴とする。
【０００９】
【作用】本発明のダイレス伸線方法によれば、伸線母材
を供給する手段と供給された伸線母材を加熱する手段と
加熱された伸線母材を引取る手段を有し、加熱された伸
線母材を引取る手段の引取り速度を伸線母材を供給する
手段の供給速度より大きくして加熱された伸線母材を縮
径して伸線するダイレス伸線方法において、伸線母材の
外径から所定の外径に縮径する途中の所定位置の外径を
測定して該測定値をもとにして引取り速度を制御して伸
線母材を一定の外径に伸線するので、以下の作用により
伸線の出来上がり外径寸法の変動を従来より小さくする
ことができる。
を供給する手段と供給された伸線母材を加熱する手段と
加熱された伸線母材を引取る手段を有し、加熱された伸
線母材を引取る手段の引取り速度を伸線母材を供給する
手段の供給速度より大きくして加熱された伸線母材を縮
径して伸線するダイレス伸線方法において、伸線母材の
外径から所定の外径に縮径する途中の所定位置の外径を
測定して該測定値をもとにして引取り速度を制御して伸
線母材を一定の外径に伸線するので、以下の作用により
伸線の出来上がり外径寸法の変動を従来より小さくする
ことができる。
【００１０】伸線の出来上がり外径寸法に変動が生じた
場合には先ず、伸線途中の部分（以下この部分をメニス
カス部という）の外径に変動が生じる。本発明はこのメ
ニスカス部の変動結果を基にして引取り速度を制御する
ので、従来のように出来上がりの伸線の外径を測定して
その結果を基にして引取り速度を制御するやり方よりも
早く変動結果を検知できる。したがって、伸線の引取り
速度の制御がより早くなる。その結果伸線の出来上がり
寸法の変動が従来より小さくなる。
場合には先ず、伸線途中の部分（以下この部分をメニス
カス部という）の外径に変動が生じる。本発明はこのメ
ニスカス部の変動結果を基にして引取り速度を制御する
ので、従来のように出来上がりの伸線の外径を測定して
その結果を基にして引取り速度を制御するやり方よりも
早く変動結果を検知できる。したがって、伸線の引取り
速度の制御がより早くなる。その結果伸線の出来上がり
寸法の変動が従来より小さくなる。
【００１１】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。なお、従来のものと同様の部分については従来のも
のと同符号を付して詳細な説明は省略する。
る。なお、従来のものと同様の部分については従来のも
のと同符号を付して詳細な説明は省略する。
【００１２】本発明のダイレス伸線方法を図１を参照し
て説明する。図１において、Ａは金属母線、例えばＮＴ
（ニッケルチタン）合金母線である。ＮＴ合金母線を伸
線供給部１の供給ローラ２により一定の供給速度Ｖｉで
高周波加熱炉３に供給する。供給ローラ２は供給ローラ
駆動用モータ２Ａにより駆動される。高周波加熱炉３は
供給された金属母線Ａを数百℃に加熱する。ＮＴ合金母
線にあっては７５０〜８５０℃程度に加熱する。
て説明する。図１において、Ａは金属母線、例えばＮＴ
（ニッケルチタン）合金母線である。ＮＴ合金母線を伸
線供給部１の供給ローラ２により一定の供給速度Ｖｉで
高周波加熱炉３に供給する。供給ローラ２は供給ローラ
駆動用モータ２Ａにより駆動される。高周波加熱炉３は
供給された金属母線Ａを数百℃に加熱する。ＮＴ合金母
線にあっては７５０〜８５０℃程度に加熱する。
【００１３】この加熱された金属母線Ａを引取部４の引
取ローラ５で引取速度Ｖｏで引き取る。この引き取りの
際、引取速度Ｖｏを供給速度Ｖｉより大きくすると金属
母線Ａは外径が細くなり伸線される。５Ａは引取ローラ
５の駆動用モータである。５Ｂは駆動用モータ５Ａのコ
ントローラである。
取ローラ５で引取速度Ｖｏで引き取る。この引き取りの
際、引取速度Ｖｏを供給速度Ｖｉより大きくすると金属
母線Ａは外径が細くなり伸線される。５Ａは引取ローラ
５の駆動用モータである。５Ｂは駆動用モータ５Ａのコ
ントローラである。
【００１４】この伸線の状態は、高周波加熱炉３の場
合、高周波加熱炉３の出口側で金属母線Ａの温度が最高
温度に達する。このとき、金属母線Ａの元の太い部分か
ら細い伸線された部分に到るまでのメニスカス部Ｃはち
ょうど高周波加熱炉３の出口側の端部を中央にしてほぼ
半々となり高周波加熱炉３の内部と外部に跨がる形にな
る。
合、高周波加熱炉３の出口側で金属母線Ａの温度が最高
温度に達する。このとき、金属母線Ａの元の太い部分か
ら細い伸線された部分に到るまでのメニスカス部Ｃはち
ょうど高周波加熱炉３の出口側の端部を中央にしてほぼ
半々となり高周波加熱炉３の内部と外部に跨がる形にな
る。
【００１５】高周波加熱炉３の出口側から出た金属母線
Ａのメニスカス部Ｃの所定の部分の外径（以下この部分
の外径をメニスカス外径という）ｄｍ1 を非接触型の公
知のレーザー外径測定器等の外径寸法測定装置８で測定
する。このメニスカス外径ｄｍ1 を外径寸法比較器９に
入力して、予め測定して入力されている一定の所定出来
上がり伸線外径となる目標メニスカス外径ｄｍ0 と測定
したメニスカス外径ｄｍ1 とを外径寸法比較器９で比較
する。外径寸法比較器９としては公知のＰＩＤ（比例、
積分、微分）制御で行うことができる。
Ａのメニスカス部Ｃの所定の部分の外径（以下この部分
の外径をメニスカス外径という）ｄｍ1 を非接触型の公
知のレーザー外径測定器等の外径寸法測定装置８で測定
する。このメニスカス外径ｄｍ1 を外径寸法比較器９に
入力して、予め測定して入力されている一定の所定出来
上がり伸線外径となる目標メニスカス外径ｄｍ0 と測定
したメニスカス外径ｄｍ1 とを外径寸法比較器９で比較
する。外径寸法比較器９としては公知のＰＩＤ（比例、
積分、微分）制御で行うことができる。
【００１６】外径寸法比較器９のメニスカス外径ｄｍ1
と目標メニスカス外径ｄｍ0 との比較演算結果を駆動用
モータ５Ａのコントローラ５Ｂに入力して、駆動用モー
タ５Ａの回転を変えることによって、引取部４の引取ロ
ーラ５の引取速度を制御する。例えば、メニスカス外径
ｄｍ1 が目標メニスカス外径ｄｍ0 より大きい場合は出
来上がり伸線外径ｄｎ1 も太くなるので駆動用モータ５
Ａの回転を早くする。その結果、引取部４の引取ローラ
５の引取速度が早くなりメニスカス外径ｄｍ 1 が細くな
り目標メニスカス外径ｄｍ0 と一致することになり、出
来上がり伸線外径ｄｎ1 も所定の目標伸線外径ｄｎ0 と
なる。
と目標メニスカス外径ｄｍ0 との比較演算結果を駆動用
モータ５Ａのコントローラ５Ｂに入力して、駆動用モー
タ５Ａの回転を変えることによって、引取部４の引取ロ
ーラ５の引取速度を制御する。例えば、メニスカス外径
ｄｍ1 が目標メニスカス外径ｄｍ0 より大きい場合は出
来上がり伸線外径ｄｎ1 も太くなるので駆動用モータ５
Ａの回転を早くする。その結果、引取部４の引取ローラ
５の引取速度が早くなりメニスカス外径ｄｍ 1 が細くな
り目標メニスカス外径ｄｍ0 と一致することになり、出
来上がり伸線外径ｄｎ1 も所定の目標伸線外径ｄｎ0 と
なる。
【００１７】また、反対にメニスカス外径ｄｍ1 が目標
メニスカス外径ｄｍ0 より小さい場合は出来上がり伸線
外径ｄｎ1 も細くなるので駆動用モータ５Ａの回転を遅
くする。その結果、引取部４の引取ローラ５の引取速度
が遅くなりメニスカス外径ｄｍ 1 が太くなり目標メニス
カス外径ｄｍ0 と一致することになり、出来上がり伸線
外径ｄｎ1 も所定の目標伸線外径ｄｎ0 となる。
メニスカス外径ｄｍ0 より小さい場合は出来上がり伸線
外径ｄｎ1 も細くなるので駆動用モータ５Ａの回転を遅
くする。その結果、引取部４の引取ローラ５の引取速度
が遅くなりメニスカス外径ｄｍ 1 が太くなり目標メニス
カス外径ｄｍ0 と一致することになり、出来上がり伸線
外径ｄｎ1 も所定の目標伸線外径ｄｎ0 となる。
【００１８】伸線された金属線Ｂは冷却部６、例えば水
冷プール、シャワー等により冷却され外径測定されて巻
取部７の巻取コイルに巻き取られる。
冷プール、シャワー等により冷却され外径測定されて巻
取部７の巻取コイルに巻き取られる。
【００１９】（その他の実施例）上記の実施例におい
て、外径寸法測定装置として非接触型の公知のレーザー
外形測定器を用いてメニスカス外径を測定したが、メニ
スカス外径を測定する手段としてはＣＣＤカメラを用い
て画像処理により行っても良い。ＣＣＤカメラを用いて
画像処理を行った場合はメニスカス部の形状も観察する
ことができる。
て、外径寸法測定装置として非接触型の公知のレーザー
外形測定器を用いてメニスカス外径を測定したが、メニ
スカス外径を測定する手段としてはＣＣＤカメラを用い
て画像処理により行っても良い。ＣＣＤカメラを用いて
画像処理を行った場合はメニスカス部の形状も観察する
ことができる。
【００２０】以上説明したように、本発明は出来上がり
伸線の外径の変動は先ず、メニスカス部の変動として現
れることを利用したもので、出来上がり伸線の外径の変
動を予測して早めにメニスカス部の外径を測定すること
によって、引取部の引取ローラの引取速度の制御を行う
ことで出来上がり伸線外径を所定の目標外径とするもの
である。
伸線の外径の変動は先ず、メニスカス部の変動として現
れることを利用したもので、出来上がり伸線の外径の変
動を予測して早めにメニスカス部の外径を測定すること
によって、引取部の引取ローラの引取速度の制御を行う
ことで出来上がり伸線外径を所定の目標外径とするもの
である。
【００２１】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のダイレス伸
線方法によれば、伸線母材を供給する手段と供給された
伸線母材を加熱する手段と加熱された伸線母材を引取る
手段を有し、加熱された伸線母材を引取る手段の引取り
速度を伸線母材を供給する手段の供給速度より大きくし
て加熱された伸線母材を縮径して伸線するダイレス伸線
方法において、伸線母材の外径から所定の外径に縮径す
る途中の所定位置の外径を測定して該測定値をもとにし
て引取り速度を制御して伸線母材を一定の外径に伸線す
るので、以下の効果を有する。
線方法によれば、伸線母材を供給する手段と供給された
伸線母材を加熱する手段と加熱された伸線母材を引取る
手段を有し、加熱された伸線母材を引取る手段の引取り
速度を伸線母材を供給する手段の供給速度より大きくし
て加熱された伸線母材を縮径して伸線するダイレス伸線
方法において、伸線母材の外径から所定の外径に縮径す
る途中の所定位置の外径を測定して該測定値をもとにし
て引取り速度を制御して伸線母材を一定の外径に伸線す
るので、以下の効果を有する。
【００２２】本発明はメニスカス部の変動結果を基にし
て引取り速度を制御するので、従来のように出来上がり
の伸線の外径を測定してその結果を基にして引取り速度
を制御するやり方よりも早く変動結果を検知できる。し
たがって、伸線の引取り速度の制御がより早くなり、そ
の結果伸線の出来上がり寸法の変動が従来より小さくな
る。また、伸線の出来上がり寸法の変動が小さいので伸
線中の変動によるくびれがなくなり断線が生じることも
ない。
て引取り速度を制御するので、従来のように出来上がり
の伸線の外径を測定してその結果を基にして引取り速度
を制御するやり方よりも早く変動結果を検知できる。し
たがって、伸線の引取り速度の制御がより早くなり、そ
の結果伸線の出来上がり寸法の変動が従来より小さくな
る。また、伸線の出来上がり寸法の変動が小さいので伸
線中の変動によるくびれがなくなり断線が生じることも
ない。
【図１】本発明のダイレス伸線方法の一実施例を示す説
明図である。
明図である。
【図２】従来のダイレス伸線方法の一例を示す説明図で
ある。
ある。
１ 伸線供給部 ２ 供給ローラ ２Ａ 供給ローラ駆動用モータ ３ 高周波加熱炉 ４ 引取部 ５ 引取ローラ ５Ａ 引取ローラ駆動用モータ ５Ｂ 駆動用モータコントローラ ６ 冷却部 ７ 巻取部 ８ 外径寸法測定装置 ９ 外径寸法比較器 Ａ 金属母線 Ｂ 伸線された金属線 Ｃ メニスカス部 ｄｍ1 メニスカス外径 ｄｍ0 目標メニスカス外径 ｄｎ1 出来上がり伸線外径 ｄｎ0 目標伸線外径
Claims (1)
- 【請求項１】 伸線母材を供給する手段と供給された伸
線母材を加熱する手段と加熱された伸線母材を引取る手
段を有し、前記加熱された伸線母材を引取る手段の引取
り速度を前記伸線母材を供給する手段の供給速度より大
きくして加熱された伸線母材を縮径して伸線するダイレ
ス伸線方法において、前記伸線母材の外径から所定の外
径に縮径する途中の所定位置の外径を測定して該測定値
をもとにして前記引取り速度を制御して伸線母材を一定
の外径に伸線することを特徴とするダイレス伸線方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19043294A JPH0852511A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | ダイレス伸線方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19043294A JPH0852511A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | ダイレス伸線方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0852511A true JPH0852511A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16258041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19043294A Pending JPH0852511A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | ダイレス伸線方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0852511A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102423769A (zh) * | 2011-10-17 | 2012-04-25 | 江苏巨力钢绳有限公司 | 一种在线丝径测量装置 |
| CN108126992A (zh) * | 2017-12-19 | 2018-06-08 | 贵州航天南海科技有限责任公司 | 一种永磁直驱拉丝机 |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP19043294A patent/JPH0852511A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102423769A (zh) * | 2011-10-17 | 2012-04-25 | 江苏巨力钢绳有限公司 | 一种在线丝径测量装置 |
| CN108126992A (zh) * | 2017-12-19 | 2018-06-08 | 贵州航天南海科技有限责任公司 | 一种永磁直驱拉丝机 |
| WO2019148966A1 (zh) * | 2017-12-19 | 2019-08-08 | 贵州航天南海科技有限责任公司 | 一种永磁直驱拉丝机 |
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