JPH0851635A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

Info

Publication number
JPH0851635A
JPH0851635A JP6184932A JP18493294A JPH0851635A JP H0851635 A JPH0851635 A JP H0851635A JP 6184932 A JP6184932 A JP 6184932A JP 18493294 A JP18493294 A JP 18493294A JP H0851635 A JPH0851635 A JP H0851635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical transfer
signal
circuit
solid
transfer pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6184932A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Nagata
和広 永田
Tadamasa Kurashige
忠正 倉重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6184932A priority Critical patent/JPH0851635A/ja
Priority to US08/511,706 priority patent/US5886740A/en
Publication of JPH0851635A publication Critical patent/JPH0851635A/ja
Priority to US09/175,884 priority patent/US5982850A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/646Circuits for processing colour signals for image enhancement, e.g. vertical detail restoration, cross-colour elimination, contour correction, chrominance trapping filters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/84Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
    • H04N25/11Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics
    • H04N25/13Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
    • H04N25/134Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on three different wavelength filter elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 輪郭強調処理の形式をユーザー自身で簡単に
変更できるようにして、ユーザーによる画像処理機能の
選択の幅を広げる。 【構成】 水平同期信号HD、垂直同期信号VD及びシ
ステムクロックScに基づいて垂直転送パルスφIM1
〜φIM4(φST1〜φST4)を生成する垂直転送
パルス生成回路24と、信号HD、VD及びScに基づ
いて、進み位相の開始タイミングSsを設定する開始タ
イミング設定回路31と、開始タイミングSsとシステ
ムクロックScに基づいて垂直転送パルスaφST1〜
aφST4を生成する第2の垂直転送パルス生成回路3
2と、回路24から出力されるパルスφIM1〜φIM
4(φST1〜φST4)中、輪郭強調の対象となる固
体撮像素子に供給される垂直転送パルスに、第2の垂直
転送パルス生成回路32からの垂直転送パルスaφST
1〜aφST4を合成する合成回路33とを設けて構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像装置に関し、特
に、垂直方向の輪郭強調機能を有する例えば3板式のカ
ラービデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】カラービデオカメラとして、一般的に3
板式のビデオカメラが知られている。この3板式ビデオ
カメラは、撮像レンズの後方に被写体からの入射光を
R,G,Bの3原色に分解する3色分解プリズムを設
け、更に、この3色分解プリズムにて分解された各光線
の結像位置に同一サイズの固体撮像素子を設けて構成さ
れ、各固体撮像素子の出力からそれぞれR,G,Bの色
信号が得られるようになっている。
【0003】この方式は、3原色の光路が独立している
ため、各光路にトリミングフィルタを配して自由に色補
正を行なうことができ、その結果、理想的な撮像特性が
得られ易く、色調のよいカラー再生画像が得られるとい
う利点がある。
【0004】そして、最近では、固体撮像素子のレスポ
ンス劣化や補償や鮮鋭度を強調する目的で、水平方向及
び垂直方向の輪郭強調(補償)処理が行なわれている。
【0005】特に、垂直方向の輪郭強調処理は、いわゆ
るRGB画素ずらし法を用いるようにしている。このR
GB画素ずらし法は、例えばR信号とG信号を使用して
輪郭強調させる場合(以下、単にRGディティールと記
す)を例に挙げると、Bチャンネルの固体撮像素子の位
置を基準にRチャンネル及びGチャンネルの固体撮像素
子の位置を1画素ピッチ分(即ち、1ライン分)ずらす
方法である。
【0006】具体的には、固体撮像素子をプリズムに貼
り合わせる際に、Bチャンネルの固体撮像素子における
撮像領域の中心とプリズムの光軸とを一致させて貼り合
わせ、Rチャンネル及びGチャンネルの固体撮像素子を
それぞれの中心が対応するプリズムの各光軸よりも1ラ
イン分垂直方向にずらして貼り合わせることにより、R
Gディティールに対応した上記RGB画素ずらしを実現
させることができる。
【0007】ここで、RGディティールの処理原理につ
いて図12で示すFIT方式のCCD固体撮像素子での
撮像モデルを参照しながら説明すると、この場合、Bチ
ャンネルの固体撮像素子のみが1ライン分垂直方向に下
向きにずれていることから、Rチャンネル及びGチャン
ネルにおいて、各イメージャー部の例えばNラインから
N+3ラインにかけての撮像領域にて1つのマークが撮
像された場合、Bチャンネルのイメージャー部において
は、N+1ラインからN+4ラインにかけての撮像領域
にて上記マークが撮像されることになる。
【0008】そして、次の垂直帰線期間において、イメ
ージャー部からストレージ部に撮像した信号電荷を転送
したとき、Rチャンネル及びGチャンネルにおいては、
各ストレージ部の例えばNラインからN+3ラインにか
けて、上記イメージャー部にて撮像した1つのマークに
関する信号電荷が蓄積され、Bチャンネルのストレージ
部においては、N+1ラインからN+4ラインにかけ
て、上記マークに関する信号電荷が蓄積されることにな
る。
【0009】その結果、次の有効水平走査期間におい
て、各水平帰線期間ごとに1ラインずつ信号電荷が水平
レジスタに転送されることになるが、このとき、Rチャ
ンネル及びGチャンネルにおいて撮像した画像が、Bチ
ャンネルよりも1水平走査期間(1H)分速く読み出さ
れることになる。即ち、Rチャンネル及びGチャンネル
からはBチャンネルに対して−1Hの信号が得られるこ
とになる。
【0010】次に、上記RGディティールの信号処理に
ついて説明する。このRGディティールは、図13に示
す輪郭強調回路にて行なわれる。具体的にこの回路を説
明すると、この回路は、輪郭強調処理(ディティール処
理)を行なう撮像信号ラインに2つの1H遅延回路{1
水平走査期間分の遅延処理を行なう回路:第1の1H遅
延回路(101R,101G)及び第2の1H遅延回路
(102R,102G)}が直列に接続され、その後段
に3入力加算回路(103R,103G)が接続され、
更に第1の1H遅延回路(101R,101G)と第2
の1H遅延回路(102R,102G)との接点(a
R,aG)と、加算回路(103R,103G)との間
にゲイン=2のアンプ(104R,104G)が接続さ
れて構成されている。
【0011】そして、Rチャンネルに関する前段の第1
の1H遅延回路101Rには、Rチャンネルの固体撮像
素子105Rから前段の接点bRを介して−1HのR信
号Sr(−1)が供給され、第2の1H遅延回路102
Rには、第1の1H遅延回路101Rからの0HのR信
号Sr(0)が供給されるようになっている。加算回路
103Rには、接点bRからの−1HのR信号Sr(−
1)と、アンプ104Rからの信号レベルが2倍に増幅
された0HのR信号2Sr(0)が供給され、更に第2
の遅延回路102Rからの1HのR信号Sr(1)が供
給されるようになっており、加算回路にて[2Sr
(0)−(Sr(−1)+Sr(1))]が演算される
ことにより、輪郭強調されたR信号dSrが当該加算回
路103Rの出力端子106Raより得られるようにな
っている。図14に輪郭強調処理における信号波形の変
化を示す。一方、通常の0HのR信号Sr(0)は、接
点aRから引き回された本線107Rを通じてその出力
端子106Rbより取り出されるようになっている。
【0012】Gチャンネルにおいても同様に、前段の第
1の1H遅延回路101Gに、Gチャンネルの固体撮像
素子105Gから前段の接点bGを介して−1HのG信
号Sg(−1)が供給され、第2の1H遅延回路102
Gに、第1の1H遅延回路101Gからの0HのG信号
Sg(0)が供給されるようになっている。加算回路1
03Gには、接点bGからの−1HのG信号Sg(−
1)と、アンプ104Gからの信号レベルが2倍に増幅
された0HのG信号2Sg(0)が供給され、更に第2
の遅延回路102Gからの1HのG信号Sg(1)が供
給されるようになっており、加算回路にて[2Sr
(0)−(Sr(−1)+Sr(1))]が演算される
ことにより、輪郭強調されたG信号dSgが当該加算回
路103Gの出力端子106Gaより得られるようにな
っている。通常の0HのG信号Sg(0)は、接点aG
から引き回された本線107Gを通じて出力端子106
Gbより取り出されるようになっている。
【0013】Bチャンネルにおいては、固体撮像素子1
05BからのB信号(0HのB信号)Sb(0)がその
まま本線107Bを通じてその出力端子106Bbより
取り出されるようになっている。
【0014】このように、上記輪郭強調回路からは、2
つの加算回路103R及び103Gから輪郭強調された
R信号dSr及びG信号dSgが取り出され、各本線1
07R,107G及び107Bから通常の0HのR信号
Sr(0),G信号Sg(0)及びB信号Sb(0)が
取り出されることになり、固体撮像素子における高域の
レスポンス劣化を補償することが可能となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
輪郭強調処理においては、固体撮像素子105R,10
5G及び105Bをプリズムに貼り合わせる際に、輪郭
強調すべき色信号に対応した固体撮像素子を、輪郭強調
しない色信号に対応した固体撮像素子に対して1画素ピ
ッチ分ずらして、あるいはその逆の関係で機械的に貼り
合わせて実現するようにしているため、設計段階あるい
は製造段階において輪郭強調の形式が1つの形式に限定
されてしまうことになる。
【0016】即ち、図12及び図13で示したRGディ
ティールの形式を例えばRGBディティールの形式ある
いはGディティールの形式に変更する場合、プリズムに
貼着された固体撮像素子105R,105G及び105
Bを剥して、所望のディティール形式に合った位置に貼
り合わせ直すという作業が必要となり、ディティール形
式の変更が非常に煩雑になるという問題がある。従っ
て、自ずとその用途が限定されることになる。
【0017】これを解決する方法として、プリズムに固
体撮像素子を貼り合わせてCCDブロックを作製する際
に、予めディティール形式の種類に応じた貼り合わせを
行なったCCDブロックを用意しておき、ディティール
形式の変更時に対応するCCDブロックに交換するとい
う方法が考えられる。
【0018】しかし、ディティール形式の種類は、R,
G,B,RG,RB,GB,RGBの7種類もあり、こ
れら7種類のCCDブロックをディティール形式の変更
に対処するために多数個在庫管理することは、無駄が多
く、コストの高価格化につながるという問題が生じ、し
かも、機械的に例えば自動化システムを用いて貼り合わ
せるにしても、7種類のCCDブロックを作製するため
に、撮像領域の1ラインという僅かな変位を位置決め
し、更に種類に応じて貼り合わせ位置を基準位置からず
らす固体撮像素子を適宜変更させながら貼り合わせるこ
とは、製造工程の煩雑化につながり、工数の増大化及び
製造コストの高価格化を招来させるという問題がある。
【0019】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、被写体又は背景によっ
て、あるいはユーザーの好みに応じて適宜輪郭強調処理
の形式をユーザー自身で簡単に変更することができ、ユ
ーザーによる画像処理機能の選択の幅を広げることがで
きる撮像装置を提供することにある。
【0020】また、本発明の他の目的は、固体撮像素子
の固着をディティール形式の種類によらず、垂直方向に
対してすべて同じ位置(同位相)に貼り合わせることが
でき、CCDブロックの共通化を図ることができる撮像
装置を提供することができる。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の基本色
に対応して配設された固体撮像素子25R,25G及び
25Bと、各固体撮像素子25R,25G及び25Bに
対して少なくとも垂直転送パルスφIM1〜φIM4
(φST1〜φST4)を供給するパルス発生回路系2
1と、各固体撮像素子25R,25G及び25Bからの
基本色色信号Sr,Sg及びSb中、全ての色信号ある
いはその中のいくつかの色信号を使用して、対象となる
色信号を出力する固体撮像素子の基準となる読出しの位
相に対して1水平走査期間分進み位相とされた色信号と
遅れ位相とされた色信号と基準位相の色信号を合成し
て、垂直方向の輪郭強調信号を生成する輪郭強調信号生
成回路を具備し、上記パルス発生回路系21は、水平同
期信号HD、垂直同期信号VD及びシステムクロックS
cに基づいて垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φS
T1〜φST4)を生成する垂直転送パルス生成回路2
4と、この垂直転送パルス生成回路24からの垂直転送
パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φST4)のう
ち、上記輪郭強調の対象となる色信号を出力する固体撮
像素子に対する垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φ
ST1〜φST4)を相対的に進み位相とする位相制御
回路27とを設けて構成する。
【0022】この場合、上記位相制御回路27を、水平
同期信号HD、垂直同期信号VD及びシステムクロック
Scに基づいて、進み位相の開始タイミングSsを設定
する開始タイミング設定回路31と、この開始タイミン
グ設定回路31にて設定された開始タイミングSsと、
システムクロックScに基づいて垂直転送パルスaφS
T1〜aφST4を生成する第2の垂直転送パルス生成
回路32と、上記垂直転送パルス生成回路24から出力
される上記垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φST
1〜φST4)中、輪郭強調の対象となる固体撮像素子
に供給される垂直転送パルスに、上記第2の垂直転送パ
ルス生成回路32からの垂直転送パルスaφST1〜a
φST4を合成する合成回路33とを設けて構成するこ
とができる。
【0023】また、上記パルス発生回路系21に、垂直
転送パルス生成回路24からの垂直転送パルスφIM1
〜φIM4(φST1〜φST4)を各固体撮像素子2
5R,25G及び25B別に分岐させる信号分岐路41
及び42を設けて構成し、上記合成回路33を、上記分
岐路41及び42にて分岐された垂直転送パルスφIM
1〜φIM4(φST1〜φST4)中、輪郭強調の対
象となる固体撮像素子に供給される垂直転送パルスに、
上記第2の垂直転送パルス生成回路32からの垂直転送
パルスaφST1〜aφST4を合成するように構成し
てもよい。
【0024】また、この場合、上記合成回路33を、外
部から入力される選択信号SlR,SlG及びSlBに
基づいて、垂直転送パルス生成回路24からの垂直転送
パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φST4)中、
上記第2の垂直転送パルス生成回路32からの垂直転送
パルスaφST1〜aφST4と合成すべき垂直転送パ
ルスを選択する選択回路45R,45G及び45Bを設
けて構成してもよい。
【0025】また、上記構成において、上記位相制御回
路21を、垂直転送に寄与しない転送待機電位V1〜V
4を発生する電位発生回路71と、水平同期信号HD及
び垂直同期信号VDに基づいて、切換えタイミングSp
を設定する切換えタイミング設定回路72と、この切換
えタイミング設定回路72からの切換えタイミングSp
に基づいて、垂直転送パルス生成回路24からの垂直転
送パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φST4)
中、輪郭強調の対象となっていない垂直転送パルスを上
記転送待機電位V1〜V4に切り換える切換え回路74
を設けて構成してもよい。
【0026】この場合、上記切換え回路74を、外部か
ら入力される選択信号SlR,SlG及びSlBに基づ
いて、上記垂直転送パルス生成回路24からの垂直転送
パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φST4)中、
上記転送待機電位V1〜V4に切り換えるべき垂直転送
パルスを選択する選択回路73を設けて構成することが
できる。
【0027】
【作用】本発明に係る撮像装置においては、まず、被写
体からの光が、この撮像装置に入射されることにより、
複数の基本色(例えばR,G,B)に対応した光がそれ
ぞれ対応する固体撮像素子25R,25G及び25Bに
入射されることになる。各固体撮像素子25R,25G
及び25Bに入射された光は、その光量に応じた電荷量
の信号電荷に光電変換される。
【0028】そして、次の垂直転送時において、通常
は、各固体撮像素子25R,25G及び25Bにおける
垂直転送が同時に開始されることになるが、この発明で
は、位相制御回路21によって、輪郭強調の対象となる
色信号を出力する固体撮像素子に対する垂直転送パルス
を相対的に進み位相としているため、輪郭強調の対象と
なる固体撮像素子のみが、他の固体撮像素子よりも速く
垂直転送が行なわれることになる。
【0029】これによって、同一ラインに関する画像の
読み出しタイミングは、輪郭強調の対象となっている固
体撮像素子と対象となっていない固体撮像素子とで異な
り、対象となっている固体撮像素子の方が1水平走査期
間(1H)分速くなる。従って、輪郭強調の対象となっ
ていない固体撮像素子の読出しタイミングを基準とした
とき、対象となっている固体撮像素子からは、−1Hの
色信号が読み出されることになる。つまり、対象となっ
ている固体撮像素子の水平レジスタに1ライン目の信号
電荷が転送されたとき、対象となっていない固体撮像素
子においては、1ライン目の信号電荷は依然1ライン目
に保持されたままとなっており、これを0Hとしたと
き、対象となっている固体撮像素子からは−1Hの信号
電荷が転送されたことになる。
【0030】そして、後段の輪郭強調信号生成回路に
て、当該輪郭強調の対象となっている固体撮像素子から
の色信号に関し、−1Hの色信号と1Hの色信号と0H
の色信号とが合成されて輪郭強調信号が生成されること
になる。
【0031】この場合、各固体撮像素子25R,25G
及び25Bをプリズムに固着する際、各固体撮像素子2
5R,25G及び25Bにおける撮像領域の中心と対応
するプリズムの光軸とを合わせて各固体撮像素子25
R,25G及び25Bを固着しても、疑似的にRGBず
らし法が実現できることになり、各固体撮像素子25
R,25G及び25Bを互いに同じ位置に固着しても、
輪郭強調の対象となっている固体撮像素子から−1Hの
色信号,0Hの色信号及び1Hの色信号を得ることがで
きることになり、機械的なRGBずらし法を用いなくと
も容易に輪郭強調信号を得ることができる。
【0032】従って、各固体撮像素子25R,25G及
び25Bの固着位置をディティール形式の種類によら
ず、垂直方向に対してすべて同じ位置(同位相)に貼り
合わせることができ、CCDブロックの共通化を図るこ
とができる。これにより、ディティール形式の種類に応
じたCCDブロックを作製する必要がなくなり、しか
も、撮像領域の1ラインという僅かな変位を位置決め
し、更に種類に応じて貼り合わせ位置を基準位置からず
らすという位置決め工程も省略することが可能となるた
め、製造工程の簡略化、工数の低減化及び製造コストの
低廉化を実現させることができる。
【0033】次に、上記構成において、上記位相制御回
路21を、水平同期信号HD、垂直同期信号VD及びシ
ステムクロックScに基づいて、進み位相の開始タイミ
ングSsを設定する開始タイミング設定回路31と、こ
の開始タイミング設定回路31にて設定された開始タイ
ミングSsと、システムクロックScに基づいて垂直転
送パルスaφST1〜aφST4を生成する第2の垂直
転送パルス生成回路32と、上記垂直転送パルス生成回
路24から出力される垂直転送パルスφIM1〜φIM
4(φST1〜φST4)中、輪郭強調の対象となる固
体撮像素子に供給される垂直転送パルスに、上記第2の
垂直転送パルス生成回路32からの垂直転送パルスaφ
ST1〜aφST4を合成する合成回路33とを設けて
構成した場合においては、以下の動作を行なうことにな
る。
【0034】まず、開始タイミング設定回路31にて水
平同期信号HD、垂直同期信号VD及びシステムクロッ
クScに基づいて、進み位相の開始タイミングSsが設
定され、第2の垂直転送パルス生成回路32にて、上記
開始タイミングSsとシステムクロックScに基づい
て、垂直転送パルスaφST1〜aφST4が生成され
る。そして、この生成された垂直転送パルスaφST1
〜aφST4が合成回路33にて、上記垂直転送パルス
生成回路24から出力される垂直転送パルスφIM1〜
φIM4(φST1〜φST4)中、輪郭強調の対象と
なる固体撮像素子に供給される垂直転送パルスに合成さ
れることになる。
【0035】即ち、輪郭強調の対象となる固体撮像素子
に供給される垂直転送パルスは、通常の垂直転送パルス
生成回路24からの垂直転送パルスφIM1〜φIM4
(φST1〜φST4)に、第2の垂直転送パルス生成
回路32から出力される上記開始タイミングSs時の垂
直転送パルスaφST1〜aφST4が付加された信号
形態となる。これにより、輪郭強調の対象となる固体撮
像素子に供給される垂直転送パルスが、他の固体撮像素
子に供給される垂直転送パルスと比して疑似的に進み位
相となる。
【0036】これにより、後段の輪郭強調信号生成回路
にて、当該輪郭強調の対象となっている固体撮像素子か
らの色信号に関し、−1Hの色信号と1Hの色信号と0
Hの色信号とが合成されて輪郭強調信号が生成されるこ
とになる。
【0037】この場合も、各固体撮像素子25R,25
G及び25Bを互いに同じ位置に固着しても、輪郭強調
の対象となっている固体撮像素子から−1Hの色信号,
0Hの色信号及び1Hの色信号を得ることができること
になり、機械的なRGBずらし法を用いなくとも容易に
輪郭強調信号を得ることができる。
【0038】また、上記構成において、上記パルス発生
回路系21に、上記垂直転送パルス生成回路24からの
垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φST
4)を各固体撮像素子25R,25G及び25B別に分
岐させる信号分岐路41及び42を設けて構成し、上記
合成回路33を、分岐路41及び42にて分岐された垂
直転送パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φST
4)中、輪郭強調の対象となる固体撮像素子に供給され
る垂直転送パルスに、上記第2の垂直転送パルス生成回
路32からの垂直転送パルスaφST1〜aφST4を
合成するように構成した場合においては、以下の動作を
行なうことになる。
【0039】まず、垂直転送パルス生成回路24からの
垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φST
4)が、後段の信号分岐路41及び42にて各固体撮像
素子25R,25G及び25B別に分岐され、個々の固
体撮像素子25R,25G及び25Bに垂直転送パルス
φIM1〜φIM4(φST1〜φST4)が供給され
ることになる。このとき、上記分岐路41及び42にて
分岐された上記垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φ
ST1〜φST4)中、輪郭強調の対象となる固体撮像
素子に供給される垂直転送パルスに、上記第2の垂直転
送パルス生成回路32からの垂直転送パルスaφST1
〜aφST4が合成回路33にて合成されることにな
る。
【0040】この場合も、輪郭強調の対象となる固体撮
像素子に供給される垂直転送パルスは、通常の垂直転送
パルス生成回路24からの垂直転送パルスφIM1〜φ
IM4(φST1〜φST4)に加えて、第2の垂直転
送パルス生成回路32から出力される開始タイミングS
s時の垂直転送パルスaφST1〜aφST4が付加さ
れた信号形態となり、輪郭強調の対象となる固体撮像素
子に供給される垂直転送パルスが、他の固体撮像素子に
供給される垂直転送パルスと比して疑似的に進み位相と
なる。
【0041】これにより、各固体撮像素子25R,25
G及び25Bを互いに同じ位置に固着しても、輪郭強調
の対象となっている固体撮像素子から−1Hの色信号,
0Hの色信号及び1Hの色信号を得ることができること
になり、機械的なRGBずらし法を用いなくとも容易に
輪郭強調信号を得ることができる。
【0042】また、上記構成において、上記合成回路3
3を、外部から入力される選択信号SlR,SlG及び
SlBに基づいて、上記垂直転送パルス生成回路24か
らの垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φ
ST4)中、上記第2の垂直転送パルス生成回路32か
らの垂直転送パルスaφST1〜aφST4と合成すべ
き垂直転送パルスを選択する選択回路45R,45G及
び45Bを設けて構成した場合においては、垂直転送パ
ルス生成回路24からの垂直転送パルスφIM1〜φI
M4(φST1〜φST4)中、外部から入力される選
択信号SlR,SlG及びSlBに基づいて、選択回路
45R,45G及び45Bにて選択された垂直転送パル
スに対して第2の垂直転送パルス生成回路32からの垂
直転送パルスaφST1〜aφST4が合成されること
になる。
【0043】これにより、輪郭強調すべき固体撮像素子
がその後の仕様変更やユーザーの好みによって変更され
たとしても、外部から入力される選択信号SlR,Sl
G及びSlBを変えるだけで、変更に係る固体撮像素子
に供給される垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φS
T1〜φST4)に第2の垂直転送パルス生成回路32
からの垂直転送パルスaφST1〜aφST4を簡単に
付加することが可能となり、変更に係る固体撮像素子か
ら出力される色信号に対して容易に輪郭強調処理を行な
うことができる。
【0044】即ち、被写体又は背景によって、あるいは
ユーザーの好みに応じて適宜輪郭強調処理の形式をユー
ザー自身で簡単に変更することができることにつなが
り、ユーザーによる画像処理機能の選択の幅を広げるこ
とができる。
【0045】また、上記構成において、上記位相制御回
路27を、垂直転送に寄与しない転送待機電位V1〜V
4を発生する電位発生回路71と、水平同期信号HD及
び垂直同期信号VDに基づいて、切換えタイミングSp
を設定する切換えタイミング設定回路72と、この切換
えタイミング設定回路72からの切換えタイミングSp
に基づいて、垂直転送パルス生成回路24からの垂直転
送パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φST4)
中、輪郭強調の対象となっていない垂直転送パルスを上
記転送待機電位V1〜V4に切り換える切換え回路74
を設けて構成した場合においては、以下の動作を行なう
ことになる。
【0046】まず、切換えタイミング設定回路72にて
水平同期信号HD及び垂直同期信号VDに基づいて、転
送待機電位V1〜V4と切り換える切換えタイミングS
pが設定され、後段の切換え回路74において、上記切
換えタイミングSpに基づいて、上記垂直転送パルス生
成回路24からの垂直転送パルスφIM1〜φIM4
(φST1〜φST4)中、輪郭強調の対象となってい
ない垂直転送パルスが上記転送待機電位V1〜V4に切
り換えられることになる。
【0047】即ち、輪郭強調の対象となっていない固体
撮像素子に供給される垂直転送パルスは、通常の垂直転
送パルス生成回路24からの垂直転送パルスφIM1〜
φIM4(φST1〜φST4)から切換えタイミング
Sp時の垂直転送パルスが差し引かれた信号形態とな
る。これにより、輪郭強調の対象となる固体撮像素子に
供給される垂直転送パルスが、他の固体撮像素子に供給
される垂直転送パルスと比して疑似的に進み位相とな
る。
【0048】これにより、後段の輪郭強調信号生成回路
にて、当該輪郭強調の対象となっている固体撮像素子か
らの色信号に関し、−1Hの色信号と1Hの色信号と0
Hの色信号とが合成されて輪郭強調信号が生成されるこ
とになる。
【0049】従って、各固体撮像素子25R,25G及
び25Bを互いに同じ位置に固着しても、輪郭強調の対
象となっている固体撮像素子から−1Hの色信号,0H
の色信号及び1Hの色信号を得ることができることにな
り、機械的なRGBずらし法を用いなくとも容易に輪郭
強調信号を得ることができる。
【0050】次に、上記構成において、上記切換え回路
74を、外部から入力される選択信号SlR,SlG及
びSlBに基づいて、垂直転送パルス生成回路24から
の垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φS
T4)中、上記転送待機電位V1〜V4に切り換えるべ
き垂直転送パルスを選択する選択回路73を設けて構成
した場合においては、垂直転送パルス生成回路24から
の垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φS
T4)中、外部から入力される選択信号SlR,SlG
及びSlBに基づいて、選択回路73にて選択された垂
直転送パルスから切換えタイミングSp時の垂直転送パ
ルスが差し引かれることになる。
【0051】これにより、輪郭強調すべき固体撮像素子
がその後の仕様変更やユーザーの好みによって変更され
たとしても、外部から入力される選択信号SlR,Sl
G及びSlBを変えるだけで、変更に係る固体撮像素子
以外の固体撮像素子に供給される垂直転送パルスから切
換えタイミングSp時の垂直転送パルスを簡単に差し引
くことが可能となり、変更に係る固体撮像素子から出力
される色信号に対して容易に輪郭強調処理を行なうこと
ができる。
【0052】即ち、被写体又は背景によって、あるいは
ユーザーの好みに応じて適宜輪郭強調処理の形式をユー
ザー自身で簡単に変更することができることにつなが
り、ユーザーによる画像処理機能の選択の幅を広げるこ
とができる。
【0053】
【実施例】以下、本発明に係る撮像装置を、FIT(フ
レームインターライン転送)方式のCCD固体撮像素子
を搭載した3板式のカラービデオカメラに適用した2つ
の実施例(以下、第1実施例及び第2実施例に係るビデ
オカメラと記す)を図1〜図12を参照しながら説明す
る。
【0054】まず、この第1実施例に係る撮像装置に搭
載される固体撮像素子は、図1に示すように、入射光量
に応じた量の電荷に光電変換する受光部1が多数マトリ
クス状に配され、更にこれら多数の受光部1のうち、列
方向に配列された受光部1に対して共通とされた垂直レ
ジスタ2が多数本、行方向に配列されたイメージャー部
3と、このイメージャー部3に隣接して配され、イメー
ジャー部3に形成されているような受光部1はなく、イ
メージャー部3における多数本の垂直レジスタ2に連続
してそれぞれ多数本の垂直レジスタ4のみが延長形成さ
れたストレージ部5とを有する。
【0055】また、ストレージ部5に隣接し、かつ多数
本の垂直レジスタ4に対して共通とされた水平レジスタ
Hが例えば1本設けられている。
【0056】そして、ストレージ部5と水平レジスタH
間には、ストレージ部5における垂直レジスタ4の最終
段に転送された信号電荷を水平レジスタHに転送するた
めの2つの垂直−水平レジスタVH1及びVH2が多数
の垂直レジスタ4に対して共通に、かつそれぞれ並列に
形成されている。これら2本の垂直−水平レジスタVH
1及びVH2には、それぞれ垂直−水平転送パルスφV
H1及びφVH2が供給されるようになっており、これ
ら転送パルスφVH1及びφVH2の供給によって、垂
直レジスタ4からの信号電荷が水平レジスタHに転送さ
れることになる。
【0057】また、上記水平レジスタHの最終段には、
出力部6が接続されている。この出力部6は、水平レジ
スタHの最終段から転送されてきた信号電荷を電気信号
(例えば電圧信号)に変換する例えばフローティング・
ディフュージョンあるいはフローティング・ゲート等で
構成される電荷−電気信号変換部7と、この電荷−電気
信号変換部7にて電気信号の変換が行われた後の信号電
荷を、リセットパルスPrの入力に従ってドレイン領域
Dに掃き捨てるリセットゲートRGと、電荷−電気信号
変換部7からの電気信号を増幅するアンプ8を有して構
成されている。なお、ドレイン領域Dには電源電圧Vd
dが印加されている。
【0058】上記イメージャー部3における垂直レジス
タ2上、及び上記ストレージ部5における垂直レジスタ
4上には、図示しないが例えば2層の多結晶シリコン層
による4枚の垂直転送電極がそれぞれ絶縁膜を介して形
成されている。即ち、4枚の垂直転送電極を1組とし
て、その組が多数、縦方向に順次配列されて形成されて
いる。そして、イメージャー部3における4枚の垂直転
送電極には、互いに位相の異なる4つの垂直転送パルス
φIM1〜φIM4がそれぞれ供給され、ストレージ部
5における4枚の垂直転送電極には、互いに位相の異な
る4つの垂直転送パルスφST1〜φST4がそれぞれ
供給されるようになっている。
【0059】図2に垂直転送パルスφIM1〜φIM4
(φST1〜φST4)の一例を示す。これら垂直転送
パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φST4)は、
水平同期信号HD、特に、水平帰線期間HBLKにおい
て互いに位相の異なるパルス波形に変形され、この位相
の変化に伴って、垂直レジスタ2(4)に転送された信
号電荷が水平レジスタHに向かって1行単位に転送され
ることになる。
【0060】これら垂直転送パルスφIM1〜φIM4
(φST1〜φST4)は、奇数フィールド(Odd Fiel
d )と偶数フィールド(Even Field)で各パルス波形の
位相変化が異なる。
【0061】これらイメージャー部3における垂直転送
パルスφIM1〜φIM4及びストレージ部5における
4つの垂直転送パルスφST1〜φST4の供給によっ
て、イメージャー部3及びストレージ部5における各垂
直転送電極下のポテンシャル分布が順次変化し、これに
よって、信号電荷がそれぞれイメージャー部3における
垂直レジスタ2及びストレージ部5における垂直レジス
タ4に沿って垂直方向(水平レジスタH側)に転送され
ることになる。
【0062】特に、イメージャー部3においては、受光
部1に蓄積されている信号電荷を垂直帰線期間におい
て、まず、垂直レジスタ2に読出し、その後、この垂直
帰線期間内において、上記垂直レジスタ2に転送された
信号電荷を高速にストレージ部5の垂直レジスタ4に転
送する。
【0063】ストレージ部5は、垂直帰線期間において
垂直レジスタ4に転送された信号電荷を、その後の水平
帰線期間HBLKにおいて1行単位に水平レジスタH側
に転送する。これによって、垂直レジスタ4の最終段に
あった信号電荷は、2つの垂直−水平レジスタVH1及
びVH2を経て、水平レジスタHに転送される。
【0064】そして、次の水平走査期間において、水平
レジスタH上に形成された例えば2層の多結晶シリコン
層による水平転送電極への互いに位相の異なる2相の水
平転送パルスφH1及びφH2の印加によって、信号電
荷が順次出力部6側の電荷−電気信号変換部7に転送さ
れ、各電荷−電気信号変換部7において電気信号に変換
されて、アンプ8を介して出力端子9より撮像信号Sと
して取り出されることになる。
【0065】そして、この第1実施例に係るビデオカメ
ラは、撮像レンズの後方に被写体からの入射光をR,
G,Bの3原色に分解する3色分解プリズムが設けら
れ、更に、この3色分解プリズムにて分解された各光線
の結像位置に同一サイズの上記固体撮像素子が設けて構
成されている。そして、各固体撮像素子の出力からはそ
れぞれR,G,Bの色信号が得られるようになってい
る。各固体撮像素子の出力後段には、各固体撮像素子の
レスポンス劣化や補償や鮮鋭度を強調する目的で垂直方
向の輪郭強調(補償)処理を行なう輪郭強調処理回路が
組み込まれている。この回路の詳細は後述する。
【0066】各固体撮像素子に供給する垂直転送パルス
は、図3で示すパルス発生回路系21にて作成される。
【0067】このパルス発生回路系21は、図示するよ
うに、このビデオカメラの仕様にて決定されたシステム
クロックScを発生するタイミングオシレータ22と、
このタイミングオシレータ22からのシステムクロック
Scに基づいて水平同期信号HD及び垂直同期信号VD
を発生する同期信号発生回路23と、タイミングオシレ
ータ22からのシステムクロックScと同期信号発生回
路23からの水平同期信号HD及び垂直同期信号VDに
基づいて垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φST1
〜φST4)を生成する垂直転送パルス生成回路24
と、各固体撮像素子(25R,25G,25B)に対応
して各固体撮像素子(25R,25G,25B)の前段
に接続され、かつ垂直転送パルス生成回路24からの垂
直転送パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φST
4)を所定のゲインにて増幅する垂直駆動回路(26
R,26G,26B)を有する。
【0068】そして、この第1実施例に係るビデオカメ
ラにおいては、垂直転送パルス生成回路24と各垂直駆
動回路(26R,26G,26B)との間に、輪郭強調
の対象となる色信号を出力する固体撮像素子に対する上
記垂直転送パルスを相対的に進み位相とする位相制御回
路27が接続されて構成されている。
【0069】ここで、通常は、図4のタイミングチャー
トに示すように、電荷読出し期間TR経過後のフレーム
シフト期間TFS(イメージャー部3にある信号電荷を
ストレージ部5にすべて転送する期間)の後において、
ストレージ部5にある信号電荷を水平レジスタHに1行
毎に転送するために、各固体撮像素子(25R,25
G,25B)のストレージ部5に対して水平帰線期間毎
に垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φS
T4)が供給されることになるが、上記位相制御回路2
7は、輪郭強調対象の固体撮像素子に対してのみ、上記
フレームシフト期間TFS経過後の最初の水平同期期間
HD(水平帰線期間HBLK)の到来に先立って1つの
垂直転送パルスaφIM1〜aφIM4(aφST1〜
aφST4)を供給するようにその回路が構成されてい
る。なお、上記最初の水平同期信号の出力とともに垂直
クランプパルスVCLPが出力されて各固体撮像素子2
5R,25G及び25Bにおいて、基準レベルが決定さ
れる。
【0070】具体的には、図3に示すように、タイミン
グオシレータ22からのシステムクロックSc並びに同
期信号発生回路24からの水平同期信号HD及び垂直同
期信号VDに基づいて、フレームシフト期間TFS後の
所定期間tを計数し、その計数が完了した段階で開始タ
イミング信号Ssを出力する計数回路31と、この計数
回路31からの開始タイミング信号Ssの入力に基づい
て垂直転送パルスaφIM1〜aφIM4(aφST1
〜aφST4)を作成し出力する第2の垂直転送パルス
生成回路32と、上記垂直転送パルス生成回路24から
の垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φST1〜φS
T4)中、輪郭強調の対象となっている固体撮像素子に
供給すべき垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φST
1〜φST4)に、上記第2の垂直転送パルス生成回路
32からの垂直転送パルスaφIM1〜aφIM4(a
φST1〜aφST4)を合成する合成回路33を有し
て構成されている。
【0071】計数回路31は、図5に示すように、その
内部に例えば2つのカウンタ(第1及び第2のカウンタ
C1及びC2)を有して構成される。第1のカウンタC
1は、例えばリセット入力端子に供給される垂直同期信
号VDの入力に基づいて、クロック端子に供給される水
平同期信号HDを順次計数して、フレームシフト期間T
FSが終了する時点の水平同期信号HDを数えた段階で
桁上げ出力するカウンタにて構成でき、第2のカウンタ
C2は、例えばリセット入力端子に供給される第1のカ
ウンタC1からの桁上げ出力の入力に基づいて、クロッ
ク端子に供給されるシステムクロックScを順次計数
し、次の水平同期信号HDが到来するまでの任意の時間
tまでシステムクロックScを数えた段階で桁上げ出力
するカウンタにて構成することができる。この第2のカ
ウンタC2からの桁上げ出力が上記開始タイミング信号
Ssとなる。
【0072】第2の垂直転送パルス生成回路32は、タ
イミングオシレータ22からの垂直同期信号VD及び計
数回路31からの開始タイミング信号Ssの入力に基づ
いて、図2で示す垂直転送パルスのうち、水平帰線期間
HBLKにおける位相の変化を伴った垂直転送パルス波
形と同じ信号波形を有する垂直転送パルスaφIM1〜
aφIM4(aφST1〜aφST4)を生成し出力す
る。奇数フィールドと偶数フィールドの識別は、上記垂
直同期信号VDの入力回数によって行なわれ、垂直同期
信号VDの入力回数によって奇数フィールドに対応した
垂直転送パルス又は偶数フィールドに対応した垂直転送
パルスaφIM1〜aφIM4(aφST1〜aφST
4)が生成されて出力される。
【0073】この実施例に係るビデオカメラに搭載され
る固体撮像素子がFIT方式であるため、垂直転送パル
スとしては上記のように8つ必要だが、上記第2の垂直
転送パルス生成回路からは後述するように後段の分岐路
にて8つに分岐するようにしているため、実際には、4
つの垂直転送パルス(例えばaφST1〜aφST4)
のみが生成されて出力される。
【0074】合成回路33は、図6に示すように、垂直
転送パルス生成回路24からのイメージャー部用垂直転
送パルス(4線)φIM1〜φIM4を各固体撮像素子
別(R,G,Bチャンネル用)に4線単位に分岐させる
イメージャー部用分岐路41と、垂直転送パルス生成回
路24からのストレージ部用垂直転送パルス(4線)φ
ST1〜φST4を各固体撮像素子別(R,G,Bチャ
ンネル用)に4線単位に分岐させるストレージ部用分岐
路42とを有し、第2の垂直転送パルス生成回路32か
らの垂直転送パルス(4線)aφST1〜aφST4を
各固体撮像素子別(R,G,Bチャンネル用)に4線単
位に分岐させる第1の分岐路43と、この第1の分岐路
43にて分岐された各垂直転送パルス(4線)aφST
1〜aφST4をそれぞれイメージャー部用とストレー
ジ部用に分岐させる第2の分岐路44を有する。
【0075】また、上記合成回路33は、第1の分岐路
43と第2の分岐路44の間に、それぞれ3つのスイッ
チング回路(R用,G用及びB用のスイッチング回路4
5R,45G及び45B)が接続されている。これらス
イッチング回路45R,45G及び45Bには、このビ
デオカメラの外部に設けられた図示しないキー操作部か
らの輪郭強調選択スイッチからの選択信号(R選択信
号,G選択信号及びB選択信号SlR,SlG及びSl
B)が、例えば図示しないシステムコントローラから供
給されるようになっている。各スイッチング回路45
R,45G及び45Bは、対応する選択信号が例えば論
理的に「1」(高レベル信号)であるときオン動作し、
対応する選択信号が論理的に「0」(低レベル信号)で
あるときオフ動作するようになっている。
【0076】また、上記合成回路33は、R用スイッチ
ング回路45Rがオン動作したときに、該R用スイッチ
ング回路45R及び第2の分岐路44を通じて供給され
る垂直転送パルスaφST1〜aφST4を、Rチャン
ネル用の垂直転送パルスφIM1〜φIM4及びφST
1〜φST4に加算するR用加算回路46R1及び46
R2と、G用スイッチング回路45Gがオン動作したと
きに、該G用スイッチング回路45G及び第2の分岐路
44を通じて供給される垂直転送パルスaφST1〜a
φST4を、Gチャンネル用の垂直転送パルスφIM1
〜φIM4及びφST1〜φST4に加算するG用加算
回路46G1及び46G2と、B用スイッチング回路4
5Bがオン動作したときに、該B用スイッチング回路4
5B及び第2の分岐路44を通じて供給される垂直転送
パルスaφST1〜aφST4を、Bチャンネル用の垂
直転送パルスφIM1〜φIM4及びφST1〜φST
4に加算するB用加算回路46B1及び46B2とを有
する。
【0077】次に、輪郭強調処理回路について図7を参
照しながら説明する。この回路は、図示するように、各
固体撮像素子25R,25G及び25Bの出力信号ライ
ンに対応して輪郭強調回路51R,51G及び51Bと
本線52R,52G及び52Bが並列に配されて構成さ
れ、各輪郭強調回路51R,51G及び51Bの入力側
を第1の固定接点(53Ra,53Ga及び53B
a)、本線52R,52G及び52Bの入力側を第2の
固定接点(53Rb,53Gb及び53Bb)とし、各
固体撮像素子25R,25G及び25Bの出力側を可動
接点(53Rc,53Gc及び53Bc)とする第1の
スイッチング回路(53R,53G及び53B)が接続
されている。
【0078】各輪郭強調回路51R,51G及び51B
は、2つの1H遅延回路{1水平走査期間分の遅延処理
を行なう回路:第1の1H遅延回路(54Ra,54G
a及び54Ba)及び第2の1H遅延回路(54Rb,
54Gb及び54Bb)}が直列に接続され、その後段
に3入力加算回路55R,55G及び55Bがそれぞれ
接続され、更に第1の1H遅延回路(54Ra,54G
a及び54Ba)と第2の1H遅延回路(54Rb,5
4Gb及び54Bb)との接点aR,aG及びaBと、
加算回路55R,55G及び55Bとの間にゲイン=2
のアンプ56R,56G及び56Bが接続されて構成さ
れている。
【0079】また、上記輪郭強調回路51R,51G及
び51Bの接点aR,aG及びaBと本線52R,52
G及び52Bとの間に、例えば本線側を可動接点、輪郭
強調回路側を固定接点とする第2のスイッチング回路5
7R,57G及び57Bが接続されている。
【0080】第1及び第2のスイッチング回路(53
R,53G及び53B)及び(57R,57G及び57
B)には、キー操作部における輪郭強調選択スイッチか
らの選択信号SlR,SlG及びSlBが、例えば図示
しないシステムコントローラから供給されるようになっ
ている。第1のスイッチング回路53R,53G及び5
3Bは、対応する選択信号SlR,SlG及びSlBが
例えば論理的に「1」(高レベル信号)であるとき第1
の固定接点(53Ra,53Ga及び53Ba)と可動
接点(53Rc,53Gc及び53Bc)とが電気的に
接続され、対応する選択信号SlR,SlG及びSlB
が論理的に「0」(低レベル信号)であるとき第2の固
定接点(53Rb,53Gb及び53Bb)と可動接点
(53Rc,53Gc及び53Bc)とが電気的に接続
されるようになっている。
【0081】第2のスイッチング回路57R,57G及
び57Bは、対応する選択信号SlR,SlG及びSl
Bが例えば論理的に「1」(高レベル信号)であるとき
オン動作し、対応する選択信号SlR,SlG及びSl
Bが論理的に「0」(低レベル信号)であるときオフ動
作するように構成されている。これら第1及び第2のス
イッチング回路(53R,53G及び53B)及び(5
7R,57G及び57B)は、実際には、例えばNMO
SFETやPMOSFET等からなるアナログスイッチ
にて構成することができる。
【0082】次に、このビデオカメラの動作、特に輪郭
強調処理動作について図8も参照しながら説明する。
【0083】いま、R及びGチャンネルの固体撮像素子
25R及び25GからのR信号Sr及びG信号Sgをそ
れぞれ輪郭強調処理する場合は、キー操作部における輪
郭強調選択スイッチにて「R」及び「G」を選択する。
この選択により、図6に示す合成回路33におけるスイ
ッチング回路45中、R用及びG用のスイッチング回路
45R及び45Gがオン動作し、B用のスイッチング回
路45Bはオフ動作することになる。
【0084】また、輪郭強調処理回路において、上記
「R」及び「G」の選択により、Rチャンネル及びGチ
ャンネルの固体撮像素子25R及び25Gに対応する各
第1のスイッチング回路53R及び53Gがそれぞれ輪
郭強調回路51R及び51G側を選択するとともに、各
第2のスイッチング回路57R及び57Gがオン動作す
ることになる。一方、Bチャンネルの固体撮像素子25
Bに対応する第1のスイッチング回路53Bは本線52
B側を選択し、第2のスイッチング回路57Bはオフ動
作することになる。
【0085】この状態において、撮像を開始した場合、
例えば電荷蓄積期間TDにおいて、被写体からの入射光
の光量に応じた信号電荷が各固体撮像素子25R,25
G及び25Bのイメージャー部3における多数の受光部
1に蓄積される。この電荷蓄積期間TDにおいて電子シ
ャッタパルスが各固体撮像素子25R,25G及び25
Bの例えば基板に供給されて上記蓄積されていた信号電
荷が基板側に掃き出されることになる。そして、最後の
電子シャッタパルスの印加時点から次の読出しパルス印
加時までの露光期間TCにおいて、被写体からの入射光
に応じた信号電荷が蓄積されることになる。尚、上記電
子シャッタパルスは、残像を防止するために印加される
ものであり、すでに周知の技術となっている。従って、
その詳細は省略する。
【0086】そして、その後の読出し期間TRにおい
て、各固体撮像素子25R,25G及び25Bに垂直転
送パルス生成回路24から供給された読出しパルスPr
が印加されて、受光部1から垂直レジスタ2に信号電荷
が読み出される。
【0087】次のフレームシフト期間TFSにおいて、
イメージャー部3及びストレージ部5にそれぞれフレー
ムシフト用の垂直転送パルスφIM1〜φIM4及びφ
ST1〜φST4が供給されて、イメージャー部3の垂
直レジスタ2に蓄積されていた信号電荷が高速にストレ
ージ部5の垂直レジスタ4に転送される。
【0088】上記フレームシフト期間TFS経過後、最
初の水平同期信号HD(水平帰線期間HBLK)の到来
に先立って、位相制御回路27における計数回路31か
ら開始タイミング信号Ssが出力され、この出力時に第
2の垂直転送パルス生成回路32から垂直転送パルスa
φST1〜aφST4が出力される。この垂直転送パル
スaφST1〜aφST4は、この場合、R用のスイッ
チング回路45R及びG用のスイッチング回路45Gが
オン動作していることから、垂直転送パルス生成回路2
4から出力される垂直転送パルスφIM1〜φIM4
(φST1〜φST4)中、R用及びG用の垂直転送パ
ルスφIM1〜φIM4(φST1〜φST4)にそれ
ぞれ加算回路46R1,46R2,46G1及び46G
2を通じて第2の垂直転送パルス生成回路32からの垂
直転送パルスaφST1〜aφST4が加算される。
【0089】従って、Rチャンネル及びGチャンネルの
固体撮像素子25R及び25Gに対して垂直転送パルス
aφST1〜φST4が余分にかつ規定のタイミングよ
りも先に供給されることになる。その結果、図8に示す
ように、フレームシフト期間TFS経過後の最初の水平
同期信号HDの到来に先立って、Rチャンネル及びGチ
ャンネルの各固体撮像素子25R及び25Gにおいて既
に1行分の転送が完了しており、このときの各固体撮像
素子25R,25G及び25Bのそれぞれのストレージ
部5における信号電荷の蓄積状態は、Rチャンネル及び
Gチャンネルの固体撮像素子25R及び25GがBチャ
ンネルの固体撮像素子25Bよりも1行分水平レジスタ
側にずれたかたちとなる。
【0090】具体的に説明すると、各固体撮像素子25
R,25G及び25Bのイメージャー部3において、例
えばN+1ラインからN+4ラインにかけての撮像領域
にて1つのマークが撮像された場合、その後のフレーム
シフト期間TFSにおいて、そのままの状態で上記マー
クがストレージ部5に転送されることになる。即ち、ス
トレージ部5の例えばN+1ラインからN+4ラインに
かけて上記1つのマークの信号電荷が転送蓄積されるこ
とになる。
【0091】その後、最初の水平同期信号HDの到来に
先立って、Rチャンネル及びGチャンネルの固体撮像素
子25R及び25Gに第2の垂直転送パルス生成回路3
2からの垂直転送パルスaφST1〜aφST4が供給
されて1行分の垂直転送が行なわれることから、上記2
つの固体撮像素子25R及び25Gにおいては、上記マ
ークの信号電荷がNラインからN+3ラインにかけて転
送されて蓄積されることになる。このとき、Bチャンネ
ルの固体撮像素子25Bにおいては、依然N+1ライン
からN+4ラインにかけて上記マークの信号電荷が蓄積
された状態となっている。
【0092】この段階で、RGB画素ずらし法、即ち機
械的にRチャンネル及びGチャンネルの固体撮像素子2
5R及び25GをBチャンネルの固体撮像素子25Bよ
りも1ライン分ずらしたことと等価になる。
【0093】従って、次の水平走査期間TSにおいて、
垂直転送パルス生成回路24からの垂直転送パルスφI
M1〜φIM4(φST1〜φST4)が順次各固体撮
像素子25R,25G及び25Bに供給されることによ
り、ストレージ部5に蓄積されていた信号電荷が水平帰
線期間HBLKに同期して順次1行単位に水平レジスタ
H側に転送されることになることになる。このとき、R
チャンネル及びGチャンネルにおいて撮像した画像が、
Bチャンネルよりも1水平走査期間(1H)分速く読み
出されることになる。即ち、Rチャンネル及びGチャン
ネルからはBチャンネルに対して−1Hの信号が得られ
ることになる。
【0094】このことから、同時刻において、Bチャン
ネルの固体撮像素子25Bからは0HのB信号Sbが出
力され、Rチャンネルの固体撮像素子25Rからは−1
HのR信号Srが出力され、Gチャンネルの固体撮像素
子25Gからは−1HのG信号Sgが出力される。
【0095】これらのR信号Sr(−1H),G信号S
g(−1H)及びB信号Sb(0H)は後段の輪郭強調
処理回路に供給される。輪郭強調処理回路は、Rチャン
ネル及びGチャンネルにおいては、各第1のスイッチン
グ回路53R及び53Gによってそれぞれ輪郭強調回路
51R及び51Gが選択され、Bチャンネルにおいて
は、第1のスイッチング回路53Bによって本線52B
が選択されていることから、R信号Sr及びG信号Sg
の2種類の信号が輪郭強調処理されることになる。
【0096】具体的には、Rチャンネルに関する前段の
第1の1H遅延回路54Raには、Rチャンネルの固体
撮像素子25Rから第1のスイッチング回路53R及び
前段の接点bRを介して−1HのR信号Sr(−1)が
供給され、第2の1H遅延回路54Rbには、第1の1
H遅延回路54Raからの0HのR信号Sr(0)が供
給される。そして、加算回路55Rには、接点bRから
の−1HのR信号Sr(−1)と、アンプ56Rからの
信号レベルが2倍に増幅された0HのR信号2Sr
(0)が供給され、更に第2の遅延回路54Rbからの
1HのR信号Sr(1)が供給されるようになってお
り、加算回路にて[2Sr(0)−(Sr(−1)+S
r(1))]が演算されることにより、輪郭強調された
R信号dSrが当該加算回路55Rの出力端子61Ra
より得られることになる。通常のR信号Sr(0)は、
接点aRから第2のスイッチング回路57R及び本線5
2Rを通じて本線52Rの出力端子61Rbから取り出
されることになる。
【0097】Gチャンネルにおいても同様に、前段の第
1の1H遅延回路54Gaに、Gチャンネルの固体撮像
素子25Gから第1のスイッチング回路53G及び前段
の接点bGを介して−1HのG信号Sr(−1)が供給
され、第2の1H遅延回路54Gbに、第1の1H遅延
回路54Gaからの0HのG信号Sg(0)が供給され
る。加算回路55Gには、接点bGからの−1HのG信
号Sg(−1)と、アンプ56Gからの信号レベルが2
倍に増幅された0HのG信号2Sg(0)が供給され、
更に第2の遅延回路54Gbからの1HのG信号Sg
(1)が供給されるようになっており、加算回路にて
[2Sg(0)−(Sg(−1)+Sg(1))]が演
算されることにより、輪郭強調されたG信号dSgが当
該加算回路55Gの出力端子61Gaより得られること
になる。通常のG信号Sg(0)は、接点aGから第2
のスイッチング回路57G及び本線52Gを通じて出力
端子61Gbから取り出されることになる。
【0098】Bチャンネルにおいては、固体撮像素子2
5Bからの通常の0HにおけるB信号Sb(0)が第1
のスイッチング回路53Bを介して本線52Bに供給さ
れ、輪郭強調処理は施されずにそのままの状態で本線5
2Bの出力端子61Bbより取り出されることになる。
なお、加算回路55Bの出力端子61Baからは、第2
のスイッチング回路57Bがオフ動作していることか
ら、無効の信号成分、例えば0レベルの信号が出力され
ることになる。
【0099】このように、上記輪郭強調処理回路から
は、Rチャンネル及びGチャンネルの各出力端子61R
a及び61Gaから輪郭強調されたR信号dSr及びG
信号dSgが取り出され、各本線52R及び52Gの出
力端子61Rb,61Gb及び61Bbから通常のR信
号Sr,G信号Sg及びB信号Sb(0HのR信号,G
信号及びB信号)が取り出されることになり、各固体撮
像素子25R,25G及び25Bにおける高域のレスポ
ンス劣化を補償することが可能となる。
【0100】次に、Gチャンネルの固体撮像素子25G
から出力されるG信号Sgのみを輪郭強調処理する場合
は、キー操作部における輪郭強調選択スイッチにて
「G」のみを選択することで実現できる。
【0101】具体的には、上記輪郭強調選択スイッチに
て「G」のみを選択した場合、合成回路33におけるス
イッチング回路45R,45G及び45B中、G用のス
イッチング回路45Gのみがオン動作し、R用及びB用
のスイッチング回路45R及び45Bはオフ動作するこ
とになる。
【0102】また、輪郭強調処理回路において、上記
「G」のみの選択により、Gチャンネルの固体撮像素子
25Gに対応する第1のスイッチング回路53Gのみが
輪郭強調回路51G側を選択するとともに、該Gチャン
ネルにおける第2のスイッチング回路57Gのみがオン
動作することになる。一方、Rチャンネル及びBチャン
ネルの固体撮像素子25R及び25Bに対応する各第1
のスイッチング回路53R及び53Bはそれぞれ本線5
2R及び52B側を選択し、各第2のスイッチング回路
57R及び57Bはオフ動作することになる。
【0103】その結果、Gチャンネルの固体撮像素子2
5Gに対してのみ垂直転送パルスaφST1〜aφST
4が余分に供給され、該固体撮像素子25Gから−1H
のG信号Sgが得られることになる。他のRチャンネル
及びBチャンネルの固体撮像素子25R及び25Bから
は、通常の0HのR信号Sr及びB信号Sbが取り出さ
れることになる。
【0104】このことから、Gチャンネルの輪郭強調回
路51Gの出力端子61GaのみからG信号Sgの輪郭
強調信号dSgが取り出され、他のRチャンネル及びB
チャンネルの各輪郭強調回路51R及び51Bの出力端
子61Ra及び61Baからは無効の信号成分が取り出
される。一方、各本線52R,52G及び52Bからは
それぞれ0HのR信号Sr,G信号Sg及びB信号Sb
が取り出されることになる。
【0105】このように、上記第1実施例に係るビデオ
カメラにおいては、各固体撮像素子25R,25G及び
25Bをプリズムに固着する際、各固体撮像素子25
R,25G及び25Bにおける撮像領域の中心と対応す
るプリズムの光軸とを合わせて各固体撮像素子25R,
25G及び25Bを固着しても、疑似的にRGBずらし
法が実現できることになり、各固体撮像素子25R,2
5G及び25Bを互いに同じ位置に固着しても、輪郭強
調の対象となっている固体撮像素子から−1Hの色信号
を得ることができることになり、機械的なRGBずらし
法を用いなくとも後段の輪郭強調処理回路にて容易に輪
郭強調信号を得ることができる。
【0106】従って、各固体撮像素子25R,25G及
び25Bの固着位置をディティール形式の種類によら
ず、垂直方向に対してすべて同じ位置(同位相)に貼り
合わせることができ、CCDブロックの共通化を図るこ
とができる。これにより、ディティール形式の種類に応
じたCCDブロックを作製する必要がなくなり、しか
も、撮像領域の1ラインという僅かな変位を位置決め
し、更に種類に応じて貼り合わせ位置を基準位置からず
らすという位置決め工程も省略することが可能となるた
め、製造工程の簡略化、工数の低減化及び製造コストの
低廉化を実現させることができる。
【0107】また、輪郭強調すべき固体撮像素子がその
後の仕様変更やユーザーの好みによって変更されたとし
ても、キー操作部の輪郭強調選択スイッチから入力され
る選択信号SlR,SlG及びSlBを変えるだけで、
変更に係る固体撮像素子に供給される垂直転送パルスφ
IM1〜φIM4(φST1〜φST4)に第2の垂直
転送パルス生成回路32からの垂直転送パルスaφST
1〜aφST4を簡単に付加することが可能となり、変
更に係る固体撮像素子から出力される色信号に対して容
易に輪郭強調処理を行なうことができる。
【0108】即ち、被写体又は背景によって、あるいは
ユーザーの好みに応じて適宜輪郭強調処理の形式をユー
ザー自身で簡単に変更することができることにつなが
り、ユーザーによる画像処理機能の選択の幅を広げるこ
とができる。
【0109】次に、第2実施例に係るビデオカメラにつ
いて図9〜図11を参照しながら説明する。なお、第1
実施例と対応するものについては同符号を記し、その重
複説明を省略する。
【0110】この第2実施例に係るビデオカメラは、図
9に示すように、上記第1実施例に係るビデオカメラと
ほぼ同じ構成を有するが、位相制御回路27が、垂直転
送に寄与しない転送待機電位V1〜V4を発生する電位
発生回路71と、同期信号発生回路23からの水平同期
信号HD及び垂直同期信号VDに基づいて、切換えタイ
ミング信号Spを設定する切換えタイミング設定回路7
2と、この切換えタイミング設定回路72からの切換え
タイミング信号Spに基づいて、上記垂直転送パルス生
成回路24からの上記垂直転送パルスφIM1〜φIM
4(φST1〜φST4)中、輪郭強調の対象となって
いない垂直転送パルスをスイッチング制御回路73から
の制御信号に基づいて上記転送待機電位V1〜V4に切
り換える切換え回路74を有して構成されている点で異
なる。
【0111】電位発生回路71は、垂直転送パルスとし
て印加される電位V1〜V4を発生し、出力ラインとし
て延びる第1,第2,第3及び第4の信号ラインにそれ
ぞれ一定の高レベル電位V1,高レベル電位V2,低レ
ベル電位V3及び低レベル電位V4を出力する回路であ
る。
【0112】切換えタイミング設定回路72は、同期信
号発生回路23からの水平同期信号HD及び垂直同期信
号VDをそれぞれ計数して、フレームシフト期間TFS
経過後における最初の水平同期信号HDの到来に対応し
た計数値になった段階で、切換えタイミング信号Spを
出力する回路である。この切換えタイミング信号Sp
は、例えば水平帰線期間HBLKに相当する期間だけ例
えば高レベルの信号波形を有する。そして、この切換え
タイミング信号Spは、スイッチング制御回路73に供
給されるように配線接続されている。
【0113】切換え回路74は、図10に示すように、
上記第1実施例に係るビデオカメラにて示した2つの分
岐路41及び42と、これら分岐路41及び42にて分
岐された4線毎の垂直転送パルス供給線の途中に接続さ
れたスイッチング回路群を有して構成されている。これ
らスイッチング回路群はスイッチング制御回路73によ
って制御されるようになっている。
【0114】スイッチング回路群は、大きく分けて2種
類のスイッチング回路群(第1のスイッチング回路群及
び第2のスイッチング回路群)から構成されている。
【0115】第1のスイッチング回路群は、Rチャンネ
ルの固体撮像素子25Rのイメージャー部3に延びる垂
直転送パルス供給線接続され、かつ分岐路41側を第1
の固定接点、電位発生回路71側を第2の固定接点、固
体撮像素子25R側を可動接点とするR用の第1のスイ
ッチング回路75Riと、Gチャンネルの固体撮像素子
25Gのイメージャー部3に延びる垂直転送パルス供給
線に接続され、かつ分岐路41側を第1の固定接点、電
位発生回路71側を第2の固定接点、固体撮像素子25
G側を可動接点とするG用の第1のスイッチング回路7
5Giと、Bチャンネルの固体撮像素子25Bのイメー
ジャー部3に延びる垂直転送パルス供給線に接続され、
かつ分岐路41側を第1の固定接点、電位発生回路71
側を第2の固定接点、固体撮像素子25B側を可動接点
とするB用の第1のスイッチング回路75Biとから構
成されている。
【0116】第2のスイッチング回路群は、Rチャンネ
ルの固体撮像素子25Rのストレージ部5に延びる垂直
転送パルス供給線に接続され、かつ分岐路42側を第1
の固定接点、電位発生回路71側を第2の固定接点、固
体撮像素子25R側を可動接点とするR用の第2のスイ
ッチング回路75Rsと、Gチャンネルの固体撮像素子
25Gのストレージ部5に延びる垂直転送パルス供給線
に接続され、かつ分岐路42側を第1の固定接点、電位
発生回路71側を第2の固定接点、固体撮像素子25G
側を可動接点とするG用の第2のスイッチング回路75
Gsと、Bチャンネルの固体撮像素子25Bのストレー
ジ部5に延びる垂直転送パルス供給線に接続され、かつ
分岐路42側を第1の固定接点、電位発生回路71側を
第2の固定接点、固体撮像素子25B側を可動接点とす
るB用の第2のスイッチング回路75Bsとから構成さ
れている。
【0117】スイッチング制御回路73は、3つの2入
力AND回路(R用,G用及びB用AND回路76R,
76G及び76B)を有して構成され、各AND回路7
6R,76G及び76Bの一方の入力端子には、切換え
タイミング設定回路72からの切換えタイミング信号S
pが入力されるように配線接続され、各AND回路76
R,76G及び76Bの他方の入力端子には、図示しな
いシステムコントローラからのR選択信号SlR,G選
択信号SlG及びB選択信号SlBがそれぞれ個別に、
かつそれぞれ反転回路77R,77G及び77Bを通じ
て入力されるようになっている。そして、各AND回路
76R,76G及び76Bは、切換えタイミング信号S
pが論理的に「1」(高レベル)で対応する選択信号が
論理的に「1」(高レベル)のときに論理的に「1」
(高レベル)のオン信号を出力する。
【0118】各スイッチング回路(75Ri,75Gi
及び75Bi)及び(75Rs,75Gs及び75B
s)は、スイッチング制御回路73からのオン信号の入
力に基づいて可動接点と第2の固定接点とを電気的に接
続し、スイッチング制御回路73からのオフ信号の入力
に基づいて可動接点と第1の固定接点とを電気的に接続
するようにその回路が構成されている。
【0119】具体的には、例えば、キー操作部における
輪郭強調選択スイッチの例えば「R」及び「G」を選択
した場合、R選択信号SlR及びG選択信号SlGが高
レベルとなり、各AND回路76R,76G及び76B
の他方の入力端子のうち、B用AND回路76Bの他方
の入力端子には高レベルの信号が供給され、R用AND
回路76R及びG用AND回路76Gの各他方の入力端
子に低レベルの信号が供給されることになる。この状態
で、切換えタイミング設定回路72から高レベルの切換
えタイミング信号Spが各AND回路76R,76G及
び76Bの一方の入力端子に供給されると、B用AND
回路76Bのみからオン信号が出力され、これにより、
B用の第1及び第2のスイッチング回路75Bi及び7
5Bsのみについて、それぞれ可動接点と第1の固定接
点とが電気的に接続されることになる。その結果、Bチ
ャンネルの固体撮像素子25Bに延びるB用の垂直転送
パルス供給線には、電位発生回路71からの転送待機電
位V1〜V4が各スイッチング回路75Bi及び75B
sを通じて供給されることになる。
【0120】従って、図11に示すように、フレームシ
フト期間TFS経過後の最初の水平同期信号HD(水平
帰線期間HBLK)において、Rチャンネル及びGチャ
ンネルの固体撮像素子25R及び25Gに対して電荷転
送に寄与する垂直転送パルスφIM1〜φIM4(φS
T1〜φST4)が供給され、Bチャンネルの固体撮像
素子25Bには、電荷転送に寄与しない一定電位(転送
待機電位)V1〜V4が供給されることになる。
【0121】即ち、Rチャンネル及びGチャンネルの固
体撮像素子25R及び25Gに、垂直転送パルスφIM
1〜φIM4(φST1〜φST4)が余分に、かつB
チャンネルの固体撮像素子25Bよりも先に供給される
ことになる。その結果、フレームシフト期間TFS経過
後の最初の水平同期信号HDの到来によってRチャンネ
ル及びGチャンネルの固体撮像素子25R及び25Gに
ついて1行分の電荷転送が完了し、Bチャンネルの固体
撮像素子25Bは、その電荷転送が次の水平同期信号H
Dの到来まで待機されることになる。このときの各固体
撮像素子25R,25G及び25Bのストレージ部5に
おける信号電荷の蓄積状態は、図8に示すように、Rチ
ャンネル及びGチャンネルの各固体撮像素子25R及び
25GがBチャンネルの固体撮像素子25Bよりも1行
分水平レジスタ側にずれたかたちとなる。
【0122】この段階で、RGB画素ずらし法、即ち機
械的にRチャンネル及びGチャンネルの固体撮像素子2
5R及び25GをBチャンネルの固体撮像素子25Bよ
りも1ライン分ずらしたことと等価になる。
【0123】従って、以後の水平走査期間TSにおい
て、垂直転送パルス生成回路24からの垂直転送パルス
φIM1〜φIM4(φST1〜φST4)が順次各固
体撮像素子25R,25G及び25Bに供給されること
により、ストレージ部5に蓄積されていた信号電荷が水
平同期信号HDに同期して順次1行単位に水平レジスタ
H側に転送されることになることになる。このとき、R
チャンネル及びGチャンネルにおいて撮像した画像が、
Bチャンネルよりも1水平走査期間(1H)分速く読み
出されることになる。即ち、Rチャンネル及びGチャン
ネルからはBチャンネルに対して−1Hの信号が得られ
ることになる。
【0124】このことから、同時刻において、Bチャン
ネルの固体撮像素子25Bからは0HのB信号Sbが出
力され、Rチャンネルの固体撮像素子25Rからは−1
HのR信号Srが出力され、Gチャンネルの固体撮像素
子25Gからは−1HのG信号Sgが出力される。
【0125】これらのR信号(−1H),G信号(−1
H)及びB信号(0H)は後段の輪郭強調処理回路に供
給される。輪郭強調処理回路は、Rチャンネル及びGチ
ャンネルにおいては、各第1のスイッチング回路53R
及び53Gによってそれぞれ輪郭強調回路51R及び5
1Gが選択され、Bチャンネルにおいては、第1のスイ
ッチング回路53Bによって本線52Bが選択されてい
ることから、R信号Sr及びG信号Sgの2種類の信号
が輪郭強調処理されることになる。
【0126】このように、上記第2実施例に係るビデオ
カメラにおいては、上記第1実施例に係るビデオカメラ
と同様に、輪郭強調すべき固体撮像素子がその後の仕様
変更やユーザーの好みによって変更されたとしても、キ
ー操作部における輪郭強調選択スイッチから入力される
選択信号を変えるだけで、変更に係る固体撮像素子以外
の固体撮像素子に供給される垂直転送パルスから切換え
タイミング時の垂直転送パルスを等価的に差し引くこと
が可能となり、変更に係る固体撮像素子から出力される
色信号に対して容易に輪郭強調処理を行なうことができ
る。
【0127】即ち、被写体又は背景によって、あるいは
ユーザーの好みに応じて適宜輪郭強調処理の形式をユー
ザー自身で簡単に変更することができることにつなが
り、ユーザーによる画像処理機能の選択の幅を広げるこ
とができる。
【0128】上記第1実施例及び第2実施例に係るビデ
オカメラにおいては、固体撮像素子としてFIT方式の
固体撮像素子を用いた例を対象にして説明したが、その
他、IT(インターライン転送)方式の固体撮像素子を
用いても同じである。
【0129】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る撮像装置に
よれば、複数の基本色に対応して配設された固体撮像素
子と、上記各固体撮像素子に対して少なくとも垂直転送
パルスを供給するパルス発生回路系と、上記各固体撮像
素子からの基本色色信号中、全ての色信号あるいはその
中のいくつかの色信号を使用して、対象となる色信号を
出力する固体撮像素子の基準となる読出しの位相に対し
て1水平走査期間分進み位相とされた色信号と遅れ位相
とされた色信号と基準位相の色信号を合成して、垂直方
向の輪郭強調信号を生成する輪郭強調信号生成回路を具
備し、上記パルス発生回路系は、水平同期信号、垂直同
期信号及びシステムクロックに基づいて上記垂直転送パ
ルスを生成する垂直転送パルス生成回路と、上記垂直転
送パルス生成回路からの上記垂直転送パルスのうち、上
記輪郭強調の対象となる色信号を出力する固体撮像素子
に対する上記垂直転送パルスを相対的に進み位相とする
位相制御回路とを設けるようにしたので、各固体撮像素
子の固着位置をディティール形式の種類によらず、垂直
方向に対してすべて同じ位置(同位相)に貼り合わせる
ことができ、CCDブロックの共通化を図ることができ
る。これにより、ディティール形式の種類に応じたCC
Dブロックを作製する必要がなくなり、しかも、撮像領
域の1ラインという僅かな変位を位置決めし、更に種類
に応じて貼り合わせ位置を基準位置からずらすという位
置決め工程も省略することが可能となるため、製造工程
の簡略化、工数の低減化及び製造コストの低廉化を実現
させることができる。
【0130】また、本発明に係る撮像装置によれば、上
記構成において、上記位相制御回路を、水平同期信号、
垂直同期信号及びシステムクロックに基づいて、進み位
相の開始タイミングを設定する開始タイミング設定回路
と、上記開始タイミング設定回路にて設定された開始タ
イミングと、上記システムクロックに基づいて垂直転送
パルスを生成する第2の垂直転送パルス生成回路と、上
記垂直転送パルス生成回路から出力される上記垂直転送
パルス中、輪郭強調の対象となる固体撮像素子に供給さ
れる垂直転送パルスに、上記第2の垂直転送パルス生成
回路からの上記垂直転送パルスを合成する合成回路とを
設けるようにしたので、各固体撮像素子を互いに同じ位
置に固着しても、輪郭強調の対象となっている固体撮像
素子から−1Hの色信号,0Hの色信号及び1Hの色信
号を得ることができることになり、機械的なRGBずら
し法を用いなくとも容易に輪郭強調信号を得ることがで
きる。
【0131】また、本発明に係る撮像装置によれば、上
記構成において、上記パルス発生回路系に、上記垂直転
送パルス生成回路からの上記垂直転送パルスを上記各固
体撮像素子別に分岐させる信号分岐回路を設けて構成
し、上記合成回路を、上記分岐回路にて分岐された上記
垂直転送パルス中、輪郭強調の対象となる固体撮像素子
に供給される垂直転送パルスに、上記第2の垂直転送パ
ルス生成回路からの上記垂直転送パルスを合成するよう
にしたので、各固体撮像素子を互いに同じ位置に固着し
ても、輪郭強調の対象となっている固体撮像素子から−
1Hの色信号,0Hの色信号及び1Hの色信号を得るこ
とができることになり、機械的なRGBずらし法を用い
なくとも容易に輪郭強調信号を得ることができる。
【0132】また、本発明に係る撮像装置によれば、上
記構成において、上記合成回路を、外部から入力される
選択信号に基づいて、上記垂直転送パルス生成回路から
の上記垂直転送パルス中、上記第2の垂直転送パルス生
成回路からの垂直転送パルスと合成すべき垂直転送パル
スを選択する選択回路を設けるようにしたので、輪郭強
調すべき固体撮像素子がその後の仕様変更やユーザーの
好みによって変更されたとしても、外部から入力される
選択信号を変えるだけで、変更に係る固体撮像素子に供
給される垂直転送パルスに第2の垂直転送パルス生成回
路からの垂直転送パルスを簡単に付加することが可能と
なり、変更に係る固体撮像素子から出力される色信号に
対して容易に輪郭強調処理を行なうことができる。
【0133】即ち、被写体又は背景によって、あるいは
ユーザーの好みに応じて適宜輪郭強調処理の形式をユー
ザー自身で簡単に変更することができることにつなが
り、ユーザーによる画像処理機能の選択の幅を広げるこ
とができる。
【0134】また、本発明に係る撮像装置によれば、上
記構成において、上記位相制御回路を、垂直転送に寄与
しない転送待機電位を発生する電位発生回路と、水平同
期信号及び垂直同期信号に基づいて、切換えタイミング
を設定する切換えタイミング設定回路と、上記切換えタ
イミング設定回路からの切換えタイミングに基づいて、
上記垂直転送パルス生成回路からの上記垂直転送パルス
中、輪郭強調の対象となっていない垂直転送パルスを上
記転送待機電位に切り換える切換え回路を設けるように
したので、各固体撮像素子を互いに同じ位置に固着して
も、輪郭強調の対象となっている固体撮像素子から−1
Hの色信号,0Hの色信号及び1Hの色信号を得ること
ができることになり、機械的なRGBずらし法を用いな
くとも容易に輪郭強調信号を得ることができる。
【0135】また、本発明に係る撮像装置によれば、上
記構成において、上記切換え回路を、外部から入力され
る選択信号に基づいて、上記垂直転送パルス生成回路か
らの上記垂直転送パルス中、上記転送待機電位に切り換
えるべき垂直転送パルスを選択する選択回路を設けるよ
うにしたので、輪郭強調すべき固体撮像素子がその後の
仕様変更やユーザーの好みによって変更されたとして
も、外部から入力される選択信号を変えるだけで、変更
に係る固体撮像素子以外の固体撮像素子に供給される垂
直転送パルスから切換えタイミング時の垂直転送パルス
を簡単に差し引くことが可能となり、変更に係る固体撮
像素子から出力される色信号に対して容易に輪郭強調処
理を行なうことができる。
【0136】即ち、被写体又は背景によって、あるいは
ユーザーの好みに応じて適宜輪郭強調処理の形式をユー
ザー自身で簡単に変更することができることにつなが
り、ユーザーによる画像処理機能の選択の幅を広げるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置を、FIT(フレームイ
ンターライン転送)方式のCCD固体撮像素子を搭載し
た3板式のカラービデオカメラに適用した第1の実施例
(以下、第1実施例に係るビデオカメラと記す)に搭載
される上記固体撮像素子の概略構成を示す平面図であ
る。
【図2】固体撮像素子に印加される垂直転送パルスの一
例を示すタイミングチャートである。
【図3】第1実施例に係るビデオカメラに組み込まれる
パルス発生回路系の構成を示すブロック図である。
【図4】第1実施例に係るビデオカメラに搭載される固
体撮像素子のうち、輪郭強調の対象となる固体撮像素子
に印加される垂直転送パルスの一例を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】第1実施例に係るビデオカメラに組み込まれる
位相制御回路を構成する回路のうち、計数回路の構成を
示すブロック図である。
【図6】第1実施例に係るビデオカメラに組み込まれる
位相制御回路を構成する回路のうち、合成回路の構成を
示す回路図である。
【図7】第1実施例に係るビデオカメラに組み込まれる
輪郭強調処理回路の構成を示すブロック図である。
【図8】第1実施例に係るビデオカメラに搭載される3
つの固体撮像素子の電荷転送状態を示すモデル図であ
る。
【図9】本発明に係る撮像装置を、FIT(フレームイ
ンターライン転送)方式のCCD固体撮像素子を搭載し
た3板式のカラービデオカメラに適用した第2の実施例
(以下、第2実施例に係るビデオカメラと記す)に組み
込まれるパルス発生回路系の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】第2実施例に係るビデオカメラに組み込まれ
る位相制御回路を構成する回路のうち、切換え回路の構
成を示す回路図である。
【図11】第2実施例に係るビデオカメラに搭載される
固体撮像素子のうち、輪郭強調の対象とならない固体撮
像素子に印加される垂直転送パルスの一例を示すタイミ
ングチャートである。
【図12】従来例に係るビデオカメラにおいて、機械的
なRGB画素ずらし法による3つの固体撮像素子の電荷
転送状態を示すモデル図である。
【図13】従来例に係るビデオカメラに組み込まれる輪
郭強調処理回路の構成を示すブロック図である。
【図14】色信号の輪郭強調処理を示す信号波形図であ
る。
【符号の説明】
1 受光部 2及び4 垂直レジスタ 3 イメージャー部 5 ストレージ部 φIM1〜φIM4 イメージャー部に印加される垂直
転送パルス φST1〜φST4 ストレージ部に印加される垂直転
送パルス aφST1〜aφST4 正規の垂直転送パルスに付加
される垂直転送パルス 21 パルス発生回路系 22 タイミングオシレータ 23 同期信号発生回路 24 垂直転送パルス生成回路 25R Rチャンネルの固体撮像素子 25G Gチャンネルの固体撮像素子 25B Bチャンネルの固体撮像素子 27 位相制御回路 31 計数回路 32 第2の垂直転送パルス生成回路 33 合成回路 41,42 分岐路 45R,45G,45B スイッチング回路 46R1,46R2,46G1,46G2,46B1,
46B2 加算回路 51R,51G,51B 輪郭強調回路 52R,52G,52B 本線 53R,53G,53B 第1のスイッチング回路 54Ra,54Ga,54Ba 第1の遅延回路 54Rb,54Gb,54Bb 第2の遅延回路 55R,55G,55B 加算回路 56R,56G,56B アンプ 57R,57G,57B 第2のスイッチング回路 71 電位発生回路 72 切換えタイミング設定回路 73 スイッチング制御回路 74 切換え回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基本色に対応して配設された固体
    撮像素子と、 上記各固体撮像素子に対して少なくとも垂直転送パルス
    を供給するパルス発生回路系と、 上記各固体撮像素子からの基本色色信号中、全ての色信
    号あるいはその中のいくつかの色信号を使用して、対象
    となる色信号を出力する固体撮像素子の基準となる読出
    しの位相に対して1水平走査期間分進み位相とされた色
    信号と遅れ位相とされた色信号と基準位相の色信号を合
    成して、垂直方向の輪郭強調信号を生成する輪郭強調信
    号生成回路を具備し、 上記パルス発生回路系は、水平同期信号、垂直同期信号
    及びシステムクロックに基づいて上記垂直転送パルスを
    生成する垂直転送パルス生成回路と、 上記垂直転送パルス生成回路からの上記垂直転送パルス
    のうち、上記輪郭強調の対象となる色信号を出力する固
    体撮像素子に対する上記垂直転送パルスを相対的に進み
    位相とする位相制御回路を有することを特徴とする撮像
    装置。
  2. 【請求項2】 上記位相制御回路は、水平同期信号、垂
    直同期信号及びシステムクロックに基づいて、進み位相
    の開始タイミングを設定する開始タイミング設定回路
    と、 上記開始タイミング設定回路にて設定された開始タイミ
    ングと、上記システムクロックに基づいて垂直転送パル
    スを生成する第2の垂直転送パルス生成回路と、 上記垂直転送パルス生成回路から出力される上記垂直転
    送パルス中、輪郭強調の対象となる固体撮像素子に供給
    される垂直転送パルスに、上記第2の垂直転送パルス生
    成回路からの上記垂直転送パルスを合成する合成回路と
    を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記パルス発生回路系は、上記垂直転送
    パルス生成回路からの上記垂直転送パルスを上記各固体
    撮像素子別に分岐させる信号分岐路を有し、 上記合成回路は、上記信号分岐路にて分岐された上記垂
    直転送パルス中、輪郭強調の対象となる固体撮像素子に
    供給される垂直転送パルスに、上記第2の垂直転送パル
    ス生成回路からの上記垂直転送パルスを合成することを
    特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記合成回路は、外部から入力される選
    択信号に基づいて、上記垂直転送パルス生成回路からの
    上記垂直転送パルス中、上記第2の垂直転送パルス生成
    回路からの垂直転送パルスと合成すべき垂直転送パルス
    を選択する選択回路を有することを特徴とする請求項2
    又は3記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 上記位相制御回路は、垂直転送に寄与し
    ない転送待機電位を発生する電位発生回路と、 水平同期信号及び垂直同期信号に基づいて、切換えタイ
    ミングを設定する切換えタイミング設定回路と、 上記切換えタイミング設定回路からの切換えタイミング
    に基づいて、上記垂直転送パルス生成回路からの上記垂
    直転送パルス中、輪郭強調の対象となっていない垂直転
    送パルスを上記転送待機電位に切り換える切換え回路を
    有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記切換え回路は、外部から入力される
    選択信号に基づいて、上記垂直転送パルス生成回路から
    の上記垂直転送パルス中、上記転送待機電位に切り換え
    るべき垂直転送パルスを選択する選択回路を有すること
    を特徴とする請求項5記載の撮像装置。
JP6184932A 1994-08-05 1994-08-05 撮像装置 Pending JPH0851635A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6184932A JPH0851635A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 撮像装置
US08/511,706 US5886740A (en) 1994-08-05 1995-08-04 Camera apparatus with detail enhancement processing
US09/175,884 US5982850A (en) 1994-08-05 1998-10-20 Camera apparatus with detail enhancement processing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6184932A JPH0851635A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0851635A true JPH0851635A (ja) 1996-02-20

Family

ID=16161873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6184932A Pending JPH0851635A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US5886740A (ja)
JP (1) JPH0851635A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015090986A (ja) * 2013-11-05 2015-05-11 ソニー株式会社 撮像装置および撮像装置の制御方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0851635A (ja) * 1994-08-05 1996-02-20 Sony Corp 撮像装置
EP0945030A2 (en) * 1997-09-11 1999-09-29 Koninklijke Philips Electronics N.V. Electronic half pixel offset
US7122496B2 (en) * 2003-05-01 2006-10-17 Bp Corporation North America Inc. Para-xylene selective adsorbent compositions and methods
JP2017099616A (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 ソニー株式会社 手術用制御装置、手術用制御方法、およびプログラム、並びに手術システム
KR20210139061A (ko) * 2020-05-13 2021-11-22 엘지이노텍 주식회사 이미징 장치 및 이미징 방법

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60838B2 (ja) * 1976-05-28 1985-01-10 ソニー株式会社 カラー固体撮像装置
DE2715097A1 (de) * 1977-04-04 1978-10-12 Bosch Gmbh Robert Farbfernsehaufnahmeverfahren
JPS58100590A (ja) * 1981-12-11 1983-06-15 Sony Corp サンプリング出力の合成方法
US4527193A (en) * 1982-09-30 1985-07-02 Hazeltine Corporation Image storage system
US4635116A (en) * 1984-02-29 1987-01-06 Victor Company Of Japan, Ltd. Video signal delay circuit
JPH0693756B2 (ja) * 1985-02-08 1994-11-16 ソニー株式会社 固体カラ−撮像装置の輪郭強調装置
FR2577669B1 (fr) * 1985-02-21 1992-05-15 Fuji Photo Film Co Ltd Procede et appareil de lecture d'image
GB2203919B (en) * 1987-04-22 1991-02-20 Sony Corp Registration adjustment in colour television cameras
EP0350794B1 (en) * 1988-07-13 1996-06-12 Hitachi, Ltd. Misregistration correction for a solid-state image pick-up apparatus
JP2773900B2 (ja) * 1989-06-07 1998-07-09 池上通信機 株式会社 Ntscカラーテレビジョンカメラの映像処理装置
JPH04100487A (ja) * 1990-08-20 1992-04-02 Ikegami Tsushinki Co Ltd 輪郭補正方法
JP2919110B2 (ja) * 1990-08-28 1999-07-12 池上通信機株式会社 固体撮像装置の出力信号処理回路
JPH0724422B2 (ja) * 1990-09-12 1995-03-15 池上通信機株式会社 カラーテレビカメラの輝度信号作成回路
JP2640030B2 (ja) * 1990-10-26 1997-08-13 三洋電機株式会社 固体撮像装置
DE69226111T2 (de) * 1991-03-16 1998-12-24 Kabushiki Kaisha Toshiba, Kawasaki, Kanagawa Farbbilderzeugungsmethode mit Steuerung der Integrationszeit
JP3284583B2 (ja) * 1992-03-31 2002-05-20 ソニー株式会社 多重露光カメラ
EP0605738B1 (en) * 1992-07-22 2000-02-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Imaging device with horizontal line interpolation function
JPH06169466A (ja) * 1992-07-24 1994-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像素子駆動装置および輪郭補正装置
DE69326208T2 (de) * 1992-10-09 1999-12-30 Sony Corp., Tokio/Tokyo Festkörper-Bildaufnahmegerät mit Datenratenwandlung des digitalen Ausgangssignals
JP3163886B2 (ja) * 1994-03-02 2001-05-08 松下電器産業株式会社 輪郭補正装置
JPH0851635A (ja) * 1994-08-05 1996-02-20 Sony Corp 撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015090986A (ja) * 2013-11-05 2015-05-11 ソニー株式会社 撮像装置および撮像装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5982850A (en) 1999-11-09
US5886740A (en) 1999-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7148927B2 (en) Signal readout structure for an image sensing apparatus
JP4600315B2 (ja) カメラ装置の制御方法及びこれを用いたカメラ装置
US20120154644A1 (en) Image sensing apparatus
KR100798241B1 (ko) 화상 신호 처리 장치, 그것을 구비한 촬상 장치 및 화상신호 처리 방법
JPH0851635A (ja) 撮像装置
JP4317117B2 (ja) 固体撮像装置および撮像方法
KR20050039626A (ko) 화소 배열 장치, 고체 촬상 장치 및 카메라
JP2001078210A (ja) 固体撮像装置および信号読出し方法
JPWO2019189892A1 (ja) 撮像素子および撮像装置
JP2010161739A (ja) 複眼撮像装置及び撮像制御方法
JP2005020276A (ja) 固体撮像素子および撮像装置
JPS59104880A (ja) 撮像装置
JPH0530429A (ja) 固体撮像素子の信号処理回路
JP6988874B2 (ja) 撮像素子および撮像装置
JP3890095B2 (ja) 画像処理装置
JPH01165270A (ja) Mos型固体撮像装置
JP2004153710A (ja) 撮像装置の制御方法および撮像装置
JP3515191B2 (ja) 固体撮像素子の駆動方法
JPH04258091A (ja) 固体撮像素子
JPH07336565A (ja) 固体撮像素子の欠陥補正方法及びその欠陥補正回路
JPH04192890A (ja) 信号処理方式
JPH0420311B2 (ja)
JPH10327423A (ja) 固体撮像装置およびその信号発生方法
JP2007020223A (ja) 撮像装置
JPH08154253A (ja) 固体撮像素子及びその駆動方法