JPH08507782A - 記憶障害および学習障害の治療のためのトリアジン化合物の使用 - Google Patents

記憶障害および学習障害の治療のためのトリアジン化合物の使用

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JPH08507782A JP6520807A JP52080794A JPH08507782A JP H08507782 A JPH08507782 A JP H08507782A JP 6520807 A JP6520807 A JP 6520807A JP 52080794 A JP52080794 A JP 52080794A JP H08507782 A JPH08507782 A JP H08507782A
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Abstract

(57)【要約】 3,5−ジアミノ−6−(2,3−ジクロロフェニル)−1,2,4−トリアジンならびにその製薬上および獣医学上容認しうる酸付加塩を使用して記憶障害および学習障害を治療することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 記憶障害および学習障害の治療のためのトリアジン化合物の使用 本発明は、3,5−ジアミノ−6−(2,3−ジクロロフェニル)−1,2, 4−トリアジンならびにその製薬上およひ獣医学上容認しうる酸付加塩の療法上 の使用に関する。 欧州特許第A−0,021,121号明細書は、3,5−ジアミノ−6−(2 ,3−ジクロロフェニル)−1,2,4−トリアジンを含めて一群のトリアジン 類を記載しており、これらは中枢神経系障害、例えば精神医学的および神経学的 障害、の治療に有効で、とりわけ抗けいれん薬として、例えばてんかんの治療に 有用であるとされる。これらトリアジン類は抑圧性がなく、従ってフェノバルビ トンのような抑圧性抗てんかん薬と比べて有利である。欧州特許第A−0,24 7,892号明細書は、3,5−ジアミノ−6−(2,3−ジクロロフェニル) −1,2,4−トリアジンのイセチオン酸塩を記載している。このものは溶解性 が良いので特に適当な塩である。 作用機作の研究によると、3,5−ジアミノ−6−(2,3−ジクロロフェニ ル)−1,2,4−トリアジンは、電圧感受性ナトリウムチャンネルの使用量依 存性遮断を起こすことが示された(Lang等、1993,J.Pharm.Exp.Therap. ,266,829;Lees,G and Leach,M.J.,1993,Brain Res.,612 ,190)。またこのものは抗けいれん薬脳濃度において興奮性アミノ酸、主と してグルタメート、の放出を抑制することが示された(Leach,M.J.等、198 6,Epilepsia,27,490〜497;Zhu,S.G.and McGee,E.G.,199 0,Neurosci.Lett.,112,348〜351)。グルタメートは哺乳動物の 中枢神経系において重要な神経伝達物質として働き、また末梢神経系において特 別な作用を有することも認められている。従って、この化合物の公知の抗けいれ ん効果は、グルタメート放出の抑制物質として電圧感受性ナトリウムチャンネル のところで作用する能力に帰せられている。 記憶喪失および学習能力障害は一連の臨床的症状の特徴である。例えば記憶喪 失はアルツハイマー病およびアルツハイマー型老年性痴呆(これら二つの異なる 用語は、本明細書中では若年で発症した症例と老年で発症した症例とを区別する ものである)を含めて痴呆状態の最も一般的な症状である。事実、アルツハイマ ー病は加齢しつつある人口において、進行性痴呆の原因となる最も重要な臨床的 実体である。欧州特許第A−0,275,668号明細書は、5HT3−受容体 拮抗物質であるオンダンセトロン、1,2,3,9−テトラヒドロ−9−メチル −3−〔(2−メチル−1−イミダゾール−1−イル)メチル〕−4−カル バゾール−4−オン、がアルツハイマー型老年性痴呆を含めて記憶欠失および痴 呆状態の治療に利用できることを報告している。 記憶および学習の障害に関する分野は、記憶および学習の過程の種々な特徴を 実証できる動物モデルが豊富であるが、どのモデルが臨床上の使用に最良の予言 的妥当性を提供するかに関しては現在のところ意見の一致がない(Hollister,L .E.,1990,Pharmacopsychiat.,23,(補遺II)33−36)。 痴呆の場合、新皮質および海馬への伝達を媒介するコリン作動性ニューロンが 顕著に失なわれているという証拠がある。この消失が記憶欠損と相関する(Bart us等、1982,Science,217,408〜417)。動物実験で、学習試行前 にあるいは直後にスコポラミンのようなコリン作動性拮抗物質を与えると、この ものが記憶を完全に破壊することを、二度目の場合に対する応答に変化がないこ とによって証拠だてることができる(Spencer & Lal,1983,Drug.Dev.Res .,,489〜502)。従って、抗痴呆化合物(認識増進剤としても知られて いる)のスクリーニングにスコポラミン効果の逆が使われた。このモデルにおい て、コリン作動性アゴニストおよびコリン作動系の増進物質は肯定的な結果を与 え、コリン作動系とは明らかに相互作用しないピラセタムおよび関連化合物も同 様である〔Pepeu & Spignoli,1989,Prog.Neuropsychopharmacol.Biol.Psy chiat.,13,(補遺)577〜588〕。種々な他の化合物、例えば血管作 動性化合物、TRHおよび類縁体、5−HT3拮抗物質(例えば、オンダンセト ロン、前出)、中枢刺激物質、ACE抑制物質、あへんおよびドーパミン拮抗物 質、ベンゾジアゼピン受容体拮抗物質、ACTH類縁物質およびアルファーアゴ ニスト、も陽性の結果を与えた。 しかし、現在比較のための標準的抗痴呆薬が無いため個々の動物モデルの確認 が妨げられている。記憶喪失および学習障害に対し現在行なわれている少数の治 療形式は、患者毎に有意差を生ずる程有効とは考えられない(Hollister,L.E. 同誌)。従って記憶欠損および学習障害の治療に臨床的に有効な新しい薬剤に対 する要望がある。 3,5−ジアミノ−6−(2,3−ジクロロフェニル)−1,2,4−トリア ジンおよびその塩類が記憶および学習の過程の本質的部分に影響を及ぼしうるこ とが意外にもここに発見された。従って、本発明は記憶障害あるいは学習障害の 治療用薬剤の製造のための、3,5−ジアミノ−6−(2,3−ジクロロフェニ ル)−1,2,4−トリアジンあるいはその製薬上または獣医学上容認しうる酸 付加塩の使用を提供するものである。 3,5−ジアミノ−6−(2,3−ジクロロフェニル)−1,2,4−トリア ジンのことを以後化合物Aと呼ぶことにする。化合物Aとその塩を一括して本発 明化合物と呼ぶことにする。本発明化合物は予防および治療に有効な用量で無毒 性である。 化合物Aの適当な酸付加塩は有機酸および無機酸両方から生成するものを包含 する。適当な酸付加塩は製薬上および獣医学上容認しうるのが普通であろう。こ のような塩の例は、塩酸、硫酸、クエン酸、酒石酸、リン酸、乳酸、ピルビン酸 、酢酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン 酸、オキサロ酢酸およびイセチオン酸を用いてつくられる塩類である。イセチオ ン酸との塩は特に溶解性がよいので好ましい。 本発明化合物は式(II): の化合物を環化し、そして必要に応じ、このようにして得られた化合物Aを製薬 上あるいは獣医学上容認しうる酸付加塩に変える方法により製造できる。 この環化は、強塩基、例えば水酸化カリウム、の存在下に、式IIの化合物をア ルカノール、なるべくはC1-4アルカノール、例えばメタノールまたはエタノー ル、中で還流加熱することにより行なうのが一般的である。この方法は、例えば 欧州特許第A−0,021,121号明細書の例1に記載のようにして実施でき る。化合物Aを酸付加塩に変えるその後の任意工程は常法により、例えば室温に おいて適当な酸で処理することにより行なわれる。イセチオン酸との塩は、例え ば欧州特許第A−0,247,892号明細書中特に例3に記載のようにして調 製できる。 式IIの出発化合物は米国特許第3,637,688号明細書記載の方法により 製造できる。 記憶欠損および学習障害が顕著な臨床的症状には、前記の通り、アルツハイマ ー病(AD)およびアルツハイマー型老年性痴呆(SDAT)が包含される。A Dは65才前に発症した痴呆を指し、一方SDATは65才後の発症を指す。し かし、ADおよびSDATに罹った患者に見られる神経病理学的変化は実質的に 同じである。ADおよびSDATの初期段階で起こる認識、特に記憶、の障害を 和らげる薬剤に対して臨床上の要望がある。 記憶欠損はまた他の種類の痴呆、例えば多梗塞痴呆(MID)、脳血管不全に より起こる老年性痴呆、およびアルツハイマー病のLewy−ボデーバリアント(パ ーキンソン病を伴う場合もあれば、伴なわないこともある)によっても起こる。 クロイツフェルト−ヤコブ病は稀な痴呆で、記憶障害を伴う。これはプリオンタ ンパク質によるスポンジ状脳障害で、他の患者からうつされることもあれば、遺 伝子の突然変異から起こることもある。 記憶喪失は脳に損傷を受けた患者の一般的特徴である。脳損傷は、例えば古典 的な卒中後に、あるいは麻酔事故、頭部外傷、低血糖症、一酸化炭素中毒、リチ ウム中毒、ビタミン(B1、チアミンおよびB12)欠乏、または過度のアルコー ル飲用の結果としても起こりうる。 コルサコフ病は稀な記憶障害で、根深い記憶喪失と談笑を特徴としている。そ の場合患者は物語を作り出して自分自身の記憶喪失を隠そうとする。この病気は しばしば過度のアルコール摂取と関係がある。 更にまた記憶障害は年齢とも関係がある。名前、場所および言葉といった情報 を思い出す能力が年齢の増加と共に低下するようである。電気けいれん療法(E CT)後、重い抑うつ症に罹った患者にも一時的な記憶喪失が起こることがある 。 記憶喪失および学習障害の現在入手できる動物モデルは、動物が個々の出来事 を覚える能力の測定である。受動的回避法(passive avoidance procedure)は 最も広く用いられる試験法である。その場合、動物はおだやかな電気ショックが 加えられる特有の環境を記憶し、次の場合にはそこを避ける。しかし、この試験 法は幾つかの欠点をもつ。そこでこの受動的回避法の変法は、齧歯動物が、明る い解放された環境よりも暗い閉ざされた環境の方を好む習性を利用するもので、 ショックは使用しない。マウスでの抗不安薬に対する試験として、明るい箱から 暗い箱への移動が用いられた:Crawley,J.N.,1981,Pharmacol.Biochem .Behav.,15,695−699;Costall,B.等、1987,Neuropharmacol. ,26,195−200;Costall,B.等、1989,Pharmacol.Biochem.Beha v.,32,777−785。この試験法は探検の衝動と未知環境に対する恐怖と の間の葛藤を利用すると考えられる。 一つの仕切りから他の仕切りへと移動する潜在期を測定し、幾つかの場合につ いて試験することにより、上記の試験の立場をマウスにおける学習および記憶の 試験が得られるように修飾した:Barnes,J.M.等、1989,Br.J.Pharmacol.,98 (補遺)、693頁;Barnes,J.M.等、1990,Pharmacol.Biochem. Behav.,35,955−692。この試験で、2度目の場合には暗い箱「安全な 」場所として記憶され、入ることにためらいが無い。 本発明化合物は上記の修飾された明−暗環境モデルにおいて活性があり、試験 動物はスコポラミンにより記憶欠失を誘発させた。後述の実施例で報告するよう に、スコポラミンで誘発させた記憶欠失に及ぼす化合物Aの効果を、この試験で 、あるいは類似の試験で、活性であると報告された他の化合物と比較して測定し た。従って、本発明は動物における記憶障害あるいは学習障害の治療法を提供す るものであり、本法は動物へ治療上有効な量の本発明化合物の一つを投与するこ とからなる。従って本発明化合物は、記憶欠損あるいは学習障害を起こした臨床 的症状の治療に使用することができる。この方法により、記憶および学習を向上 させることができる。これによりヒトあるいは動物の症状を改善できる。 本発明化合物は、中枢性として、または関連症状として記憶障害あるいは学習 障害を起こした臨床的状態および患者の治療に利用される。本発明化合物を治療 に使用できるこのような症状の例は、アルツハイマー病、アルツハイマー型老年 性痴呆、多梗塞痴呆、およびアルツハイマー病のLewy−ボデーバリアント(パー キンソン病を伴なうこともあれば伴わないこともある);クロイツフェルト−ヤ コブ病;およびコルサコフ病である。 本発明化合物は、年齢と関係がある記憶または学習の障害、電気けいれん療法 による結果起きた記憶または学習の障害、あるいは、例えば発作、麻酔事故、頭 部外傷、低血糖、一酸化炭素中毒、リチウム中毒またはビタミン欠乏によって起 きた脳損傷の結果としての記憶あるいは学習の障害の治療にも使用できる。 本発明化合物は予防上および治療上有効な用量で無毒性である。マウスにおけ る化合物Aの急性経口毒性(LD50)は250mg/kgであり、ラットでは640 mg/kgである。これらは化合物Aの投与後動物の50%が10日間生残る用量レ ベルである。 本発明化合物は種々な経路によりまた種々な剤形で、例えば経口、直腸、非経 口(例えば、皮下、筋肉内および静脈内)、硬膜外、くも膜下、関節内、局所お よび口腔投与に向けた剤形で投与できる。 本発明化合物は上記剤形のいずれかで、1日当り1mg/kgから40mg/kg、例 えば5mg/kgから40mg/kg、適量としては10mg/kgから30mg/kgの用量で 投与できる。経口投与に対しては40mg/kgの用量が特に適している。成人に対 する用量範囲は、年齢、体重および患者の体調ならびに投与経路を含め幾つかの 因子に左右されるであろう。典型的な投薬計画は20mgから3200mg/日、典 型的には350mgから1400mg/日、なるべくは600mgから1070mg/日 である。ある状況においては、本発明化合物の作用が長く持続するので、治療の 第1日目に初用量として70mgから3200mgを投与し、次にその後に続けて2 0mgから1600mgの低用量(すべての用量は塩基として表わした)を投与する のが有利なことがある。 本発明は製薬上あるいは獣医学上容認しうる担体または希釈剤および、活性成 分として、本発明化合物の一つを含有してなる組成物を更に提供する。本組成物 は常法を用いて製造でき、製薬上容認しうる形で投与される。 経口投与に対しては、希釈剤、分散剤および(または)界面活性剤を含む微細 粉末または顆粒を水またはシロップ中の頓服剤として、乾燥状態でカプセルまた は小袋に詰めて、非水性懸濁系(懸濁剤を添加することがある)として、あるい は水またはシロップ中の懸濁系として提供することができる。望ましい場合には 、あるいは必要に応じ、フレーバ剤、防腐剤、懸濁剤、濃厚化剤または乳化剤を 含めることができる。本発明に従い水中の懸濁系を調製する場合には、かかる薬 剤の少なくとも一つは存在するであろう。 混合物として含むことのできる他の化合物は、例えば医薬として不活性な成分 、例えば固体および液体希釈剤、例えば乳糖、ブドウ糖、ショ糖、セルロース、 デンプンまたはリン酸カルシウム(錠剤またはカプセル用)、オリーブ油または オレイン酸エチル(軟質カプセル用)および水または植物油(懸濁系または乳濁 系用);滑沢剤、例えばシリカ、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシ ウムまたはカルシウムおよび(または)ポリエチレングリコール;ゲル化剤、例 えばコロイド状クレー;粘稠化剤、例えばトラガカントガムまたはアルギン酸ナ トリウム;結合剤、例えばデンプン、アラビアガム、ゼラチン、メチルセルロー ス、カルボキシメチルセルロースまたはポリビニルピロリドン;崩壊剤、例えば デンプン、アルギン酸、アルギン酸塩またはグリコール酸デンプンナトリウム; 発泡性混合物;染料;甘味料;湿潤剤、例えばレシチン、ポリソルベートまたは ラウリルサルフェート;および他の療法上容認しうる補助成分、例えばヒュメク タント、防腐剤、緩衝剤および酸化防止剤であり、これらはかかる製剤に対する 公知の添加物である。 経口投与用液体分散系はシロップ、乳濁液または懸濁液のいずれでもよい。シ ロップは担体として、例えばショ糖あるいはショ糖をグリセリンおよび(または )マンニトールおよび(または)ソルビトールと一緒に含有できる。特に、糖尿 病患者に対するシロップは、担体として、例えばソルビトールといった物質だけ を含むのがよい。このものはグルコースに代謝されないか、あるいはごく少量の グルコースに代謝されるに過ぎないものである。懸濁液および乳濁液は、担体、 例えば天然のガム、寒天、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、メチルセルロース 、 カルボキシメチルセルロースまたはポリビニルアルコールを含むことができる。 筋肉内注射用懸濁系あるいは溶液は、活性化合物と共に、製薬上容認しうる担 体、例えば無菌水、オリーブ油、オレイン酸エチル、グリコール類、例えばプロ ピレングリコール、また必要に応じ適量のリドカイン塩酸塩を含むことができる 。静脈注射あるいは点滴用溶液は担体、例えば無菌水を含み、このものは一般に 注射用の水である。しかし、なるべくは、これらは無菌の等張食塩水溶液の形を とるのがよい。別法として、本発明化合物をリポソーム内にカプセル化すること もできる。 本発明化合物は他の添加物を伴なわずに純粋な形で投与することもでき、その 場合、カプセル、小袋または錠剤が特に適当な剤形である。 錠剤および他の個々の単位で提供される投与形は、本発明化合物の1日分量ま たはその適当な分割量を含むのが便利である。例えば、単位は本発明化合物の一 つを5mgから500mg、しかしもっと普通には10mgから250mg、含むことが できる(塩基として表示)。 本発明を下記の例により更に説明する。例1: 記憶欠失のマウスモデルによる化合物Aの比較試験 方法および材料 (a)動物および投与法 急性投与 Charles Riverから入手した雄アルビノCD−1マウスを使用した。これらを 使用前の1週間管理された条件(温度21±2度C、湿度およそ50%、12時 間明/暗サイクル、食物および水随時)下で飼育した。試験の前日に6頭からな る群に分け、研究室内のポリテンボックス中で飼育し、識別のため印をつけた。 食物と水は随時供給した。試験の日に動物の目方を秤り、次いで試験の30分前 (ピラセタム、オンダンセトロン)、試験の1時間前(化合物A)、あるいは試 験直後のいずれかで投薬した。 全ての薬剤は0.25%(w/v)水性セラコールに溶かすか懸濁させ、経口 で(胃管による)、腹腔内にあるいは皮下に投与した。投与量(体積)はすべて の経路について10ml/kgとした。 (b)薬剤 下記の薬物を用いた。すべての用量はmg/kg(塩基)として表示した。 化合物A オンダンセトロン塩酸塩 ピラセタム スコポラミン臭化水素酸塩 (c)装置 装置は二つの箱からなっていて、それらの間に90mm×60mmの開口部が床の 高さにつけられている。プラスチックのドアーを用いて必要な時にこの通り口を 閉じるようにした。小さい方の箱(290mm×120mm×高さ120mm)は不透 明プラスチック製で、上部があいていて普通の実験室の明かりにより照明される ようになっている。大きい方の箱(305mm平方×高さ280mm)は通り口を避 けて囲いをした。 (d)手順 この手順は訓練からなり、24時間後に再試験を行なう。訓練中、端から離し て通り口に面するように開放箱の中に個別に動物を入れた。探検の時間後、動物 は普通暗い箱に入るが、入る潜在期を秒単位で記録した。暗い箱へのドアーを閉 じ、30秒経過後、動物をおだやかに取り出し、保持箱に戻した。24時間後、 全く同じ手順を用いるが、ただし動物が暗い箱に入ったならば直ぐに訓練時間を 終りにした。再び潜在期を記録した。この間隔の間は動物に手を触れず、できる だけ動揺を与えないようにした。各動物は一回だけ使用した。 急性投与 試験薬剤あるいは対照液体は、訓練時間の前かあるいは直後に与えた。食塩水 またはスコポラミンは訓練時間の15分前に投与した。訓練時間中記憶獲得を妨 げるのに十分なスコポラミンの用量は、公表された研究に基づき、マウスにおい て1mg/kgとした(Barzaghi,F.and Galliani,G.,1985,Br.J.Pharmacol ,86,661頁)。 (e)統計学的分析 群の比較は最初と2回目の場合に暗い仕切りに入る潜在期の間で行なった。訓 練および再試験両方の場合に対しては、ビヒクル群と処置群との間で比較を行な った。潜在期の分布が学習試行および再試験試行の両方で非対称となったので、 ノンパラメトリックのMann-Whitney U−試験を用いた。しかし、説明し易くす るため、群平均値±SEMを表に加えた。二つの場合に対する潜在期間の差は1 日目と比べた2日目の減少%として示した。0.06から0.1の有意値をカッ コ内に示す。*は二つの試験日における潜在期間の差は有意でないが、同じ日の 対照群と薬剤処理群との間には有意差(p<0.05)があったことを示す。 結果を次の表1と表2に示し、その後に考察する。 暗い箱に入る平均潜在期±平均の標準偏差を12頭の動物からなる群から計算 した。与えられた処置に対し、「1日目」および「2日目」と分けたコラム内の 数字は同じ群の動物からとった平均潜在期を示す。この2日で得たデータ間の差 は減少%を示すことにより表わされ、Mann-Whitney U−試験を用いてデータを 比較した。 NSはp値>0.1を示す。 表1の考察化合物A: 訓練の1時間前に、スコポラミン欠如下でビヒクルで処置するかま たは化合物Aの一回分量(40mg/kg経口)で処置したマウスは、再試験におい て潜在期に期待通りの減少を示した(それぞれ、43%、p<0.001および 45%、p<0.01)。スコポラミン(1mg/kg)はビヒクル処置動物におけ るこの効果を破壊した。化合物Aはスコポラミン誘発記憶欠失に対し10mg/kg 経口では有意な効果を及ぼさなかったが(潜在期13%減少)、20mg/kgでは 有意な逆転を示し(潜在期28%減少、p<0.05)、そして40mg/kgでは 記憶欠失がなくなった(潜在期56%減少、p<0.001)。ピラセタム: ピラセタム(2000mg/kg腹腔内)は、1日目と2日目の間の 潜在期の差により判断すると(27%減少、p>0.05)、スコポラミン誘発 記憶欠失を逆転させなかった。しかし、ピラセタム/スコポラミン処置動物にお ける2日目の潜在期は、同じ日のスコポラミン処理対照動物とは有意差(p<0 .05)があった。オンダンセトロン: 訓練の30分前に腹腔内投与されたオンダンセトロン(1 00μg/kg)は、スコポラミン誘発記憶欠失を有意に逆転させた(潜在期28 %減少、p<0.05)が、1.0または0.1μg/kgでは不可であった。こ の場合にはビヒクル/ビヒクル対照を用いなかった。 表2の考察 表2は、暗い箱からマウスを出した直後に薬剤を与えるという実験の結果を示 し、試験前に与えられた薬剤によって得られた表1の結果とは著しく異なる。化 合物A(40mg/kg経口あるいは20mg/kg静脈内、後者の方法は薬物効果が現 われるまでの遅れを最小限に減らそうという試みである)は、スコポラミン誘発 記憶欠失の逆転を示さなかった。ピラセタム(2000mg/kg腹腔内)は、1日 目と2日目の潜在期の差(6%減少、p>0.05)から判断されるように、ス コポラミンで誘発された記憶欠失を逆転しなかった。しかし、ピラセタム/スコ ポラミン処置動物における2日目の潜在期は、同じ日に行なわれたスコポラミン 処理対照動物とは有意差があった(p<0.05)。例2: 記憶欠失のラットモデルにおける化合物Aの比較試験 方法および材料 (a)動物および投薬法 急性投与 Charles Riverから得た雄 Wister ラットを用いた。これらを使用前の1週間 制御された条件下(温度21±2度C、湿度およそ50%、12時間明/暗サイ クル、食物および水随時)で飼育した。試験の前日に、ラットを6頭の群に分け て長期的に飼育した。食物と水は随時支給した。試験の日に、動物の目方を秤り 、次に試験30分前(ミダゾラム)、試験1時間前(化合物A)あるいは試験直 後のいずれかで投与した。 亜急性投与 亜急性投与計画(「手順」参照)においては、上記のように飼育されたラット に、各回24時間離して経口経路により薬剤またはビヒクルを6回投与した。 すべての薬剤は0.25%(w/v)水性セラコールに溶かすか、懸濁させ、 経口で(胃管により)、腹腔内にまたは皮下に投与した。投与体積はどの経路に 対しても5ml/kgとした。 (b)薬剤 下記薬剤を用いた。用量はすべて塩基mg/kgとして表示した。 化合物A ミダゾラム塩酸塩 スコポラミン臭化水素酸塩 (c)装置 例1記載のものと同一の装置を用いるが、ただし小さい方の箱の寸法を370 mm×260mm×190mmとした。 (d)手順 これは例1の(d)節でマウスについて述べた訓練からなる。 急性投与 試験薬物あるいは対照液体を訓練時間の前あるいは直後に与えた。食塩水また はスコポラミンは訓練時間の15分前に投与した。訓練時間中記憶獲得を妨げる のに十分なスコポラミンの用量は、一つの組織内部の未公表観察に基づき0.1 mg/kgとした。 亜急性投与 この手順は上記のものと同一であるが、ただしラット7群に、下記のように各 回24時間離して6回の経口用量として化合物Aまたは対照前処置を与えた。 訓練は5回目の投与の1時間後に(即ち5日目に)行なった。上記処理計画の各 各について、同数のラットに訓練の15分前食塩水またはスコポラミン0.1mg /kgを与えた。即ち、合計192頭のラットを用いた。通常の再試験を24時間 後(6日目)に、6回目の経口処置の1時間後に行なった。 (e)統計学的分析 これは例1(e)で述べた通りに行なった。 結果を次の表3から表5に示し、下で考察を行なった。 表3の考察 訓練1時間前に化合物Aまたはビヒクルを経口投与されたラットは、マウスに ついて得られた結果(例1中表1)と非常によく似た結果を示した。ビヒクルを 投与されたラットは再試験で期待された潜在期減少を示した(56%、p<0. 001)。スコポラミンはこの効果を逆転させた。化合物A(40mg/kg)は、 スコポラミンで誘発される記憶欠失を逆転させた(潜在期45%減少、p<0. 01)。 最初の場合にラットを明るい箱の中に長く留めさせる抗不安薬効果は、疑似の 現実として試験化合物の一部に現われるであろう。従って、この可能性を調べる ため、典型的なベンゾジアゼピン抗不安薬であるミダゾラムを試験した。 表4の考察 ビヒクル処理ラットは再試験で平均潜在期に期待通りの減少を示した(潜在値 の50%減少、p<0.01)。スコポラミンはこの効果を妨げた。ミダゾロン 単独(0.5mg/kg、腹腔内)の存在下では、再試験で潜在値減少(潜在値29 %減少)が見られ、これは有意までには達しなかった(p=0.09)。ミダゾ ラムのこの用量はスコポラミン誘発記憶欠失を逆転させず、抗不安薬作用はこの モデルで化合物Aにより得られた結果を説明するには不十分であることを示して いる。 暗い箱に入る平均潜在期=平均の標準偏差は、24頭の動物(第一のブロック における対照)あるいは12頭の動物(他のすべての処置)の群から計算した。 与えられた一つの処置に対し、「5日目」および「6日目」と分類されたコラム 中の数字は、同じ群の動物からとった平均潜在期を示す。これら2日で得たデー タ間の差は減少%を示すことにより例示され、Mann-Whitney U−試験を用いて データを比較した。 NSはp値>0.1を示す。 表5の考察 ビヒクル処理ラットは平均潜在期に期待通りの減少を示し(50%、p<0. 001)、これはスコポラミンにより逆転された。表5(第二のブロック)は、 学習試行の前に投与された10mg/kgの一回用量の化合物Aが、スコポラミン誘 発記憶欠失を変えなかったことを示す。しかし、40mg/kgの化合物Aは完全な かつきわめて有意な逆転(平均潜在期46%減少、p<0.001)を生じた。 この結果は上記の結果を効果的に複製するものであるが、ただしビヒクル量を更 に追加している。 表5(第三ブロック)は、二番目の用量の化合物Aを再試験前に投与したとき 、10mg/kgは、スコポラミンで誘発された記憶欠失の逆転の傾向を示し(平均 潜在期28%減少、p=0.1)(一回分量投与後では見られず)、40mg/kg は最大限に有効である(平均潜在期48%減少、p<0.01)ことを示してい る。 表5(第四ブロック)は化合物A、毎日2.5あるいは10mg/kg(即ち、合 計で6回投与)による更に4回の前処置の効果を示す。毎日2.5mg/kgで処置 した群には有意な効果が見られなかった(潜在期16%減少)。これに対し、毎 日10mg/kgで処置した群はスコポラミン誘発記憶欠失のきわめて有意なかつ最 大の逆転(即ち、平均潜在期41%減少、p<0.01)を生じ、これは40mg /kgの一回投与により生じた逆転と同様であった。例3: ラットにおける唾液分泌および瞳孔測定試験による化合物Aの試験 雄のWistarラット(例2で使用したものと同じ)に、観察の1時間前化合物A (10または40mg/kg経口)またはセラコール対照を、そして観察15分前 にスコポラミン臭化水素酸塩(0.1mg/kg皮下、塩基として計算)または食塩 水対照を一回だけ投与した。これら条件下で(これら条件は例2記載の学習実験 で用いた条件と同一である)、唾液分泌および瞳孔直径を測定した。唾液分泌は 一片のたたんだ濾紙をラットの口中に入れ1分間後しみの直径をmmで測ることに より測定した。瞳孔直径は通常の照明条件下で拡大レンズおよび方眼線を用いて 測った。両方の測定に対し、StudentのT−試験を用い独立した試料で対照群と 薬物処置群の間で比較を行なった。 結果を下の表6に示す。6頭の動物からなる群を用いた。 表6の考察 ビヒクルで前処置したラットにおいては、スコポラミンが瞳孔直径に有意に増 大させ、唾液分泌を減少させた(p<0.01比較全て)。化合物Aによる前処 置は、スコポラミンで誘発される変化に影響を及ぼさなかった(ビヒクルと化合 物A処置群との間の全比較p>0.05)。例4 医薬品組成物 下記成分を用いて経口投与用錠剤を処方した: 活性成分を乳糖およびデンプンと混合し、ポリビニルピロリドンの水溶液で顆粒 化した。得られた顆粒を乾燥し、ステアリン酸マグネシウムと混合し、圧縮して 平均重量408mgの錠剤を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK ,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,S K,TJ,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.記憶障害あるいは学習障害の治療用薬剤の製造のための、3,5−ジアミ ノ−6−(2,3−ジクロロフェニル)−1,2,4−トリアジンまたはその製 薬上あるいは獣医学上容認しうる酸付加塩の使用。 2.3,5−ジアミノ−6−(2,3−ジクロロフェニル)−1,2,4−ト リアジンイセチオン酸塩の、請求項1記載の使用。 3.記憶障害あるいは学習障害は痴呆と関係がある、請求項1あるいは請求項 2記載の使用。 4.記憶障害あるいは学習障害は、アルツハイマー病またはアルツハイマー型 老年性痴呆と関係がある、請求項1、請求項2あるいは請求項3記載の使用。 5.記憶障害あるいは学習障害は、多梗塞痴呆またはクロイツフェルト−ヤコ ブ病と関係がある、請求項1、請求項2または請求項3記載の使用。 6.記憶障害あるいは学習障害は脳損傷の結果である、請求項1または請求項 2記載の使用。 7.記憶障害あるいは学習障害は、発作、麻酔事故、頭部外傷、低血糖症、一 酸化炭素中毒、リチウム中毒、ビタミン欠乏または過度のアルコール飲用の結果 である、請求項1、請求項2または請求項6記載の使用。 8.記憶障害あるいは学習障害は年齢と関係があるか、コルサコフ病と関係が あるか、あるいは電気けいれん療法による結果である、請求項1または請求項2 記載の使用。 9.哺乳動物における記憶障害あるいは学習障害の治療法において、3,5− ジアミノ−6−(2,3−ジクロロフェニル)−1,2,4−トリアジンならび にその製薬上および獣医学上容認しうる酸付加塩から選ばれる化合物の治療上有 効な量を哺乳動物へ投与することからなる上記方法。 10.哺乳動物はヒトである、請求項9記載の方法。 11.記憶障害あるいは学習障害の治療用薬剤において、3,5−ジアミノ−6 −(2,3−ジクロロフェニル)−1,2,4−トリアジンあるいはその製薬上 または獣医学上容認しうる酸付加塩を含有してなる上記薬剤。
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