JPH08506369A - 接着促進剤 - Google Patents

接着促進剤

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JPH08506369A
JPH08506369A JP6517653A JP51765394A JPH08506369A JP H08506369 A JPH08506369 A JP H08506369A JP 6517653 A JP6517653 A JP 6517653A JP 51765394 A JP51765394 A JP 51765394A JP H08506369 A JPH08506369 A JP H08506369A
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レイモンド、ウィリアム、ルネ、エドワルド
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エア プロダクツ アンド ケミカルズ インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、とりわけポリマー及びコポリマーのための接着促進剤、特に塩化ビニルのポリマー及びコポリマーのための接着促進剤として使用され得るところのポリアミド樹脂に関する。これらの樹脂は多段階法においてアミンをカルボン酸と反応させることにより調製され、そして該方法における第一段階において、多価カルボン酸が、水と共沸混合物を形成するところの有機溶媒の存在下において、化学量論的不足量のポリアミンと反応され、水が除去される。反応は、縮合中に、そして多分イミダゾリン形成中に形成されそして除去される水の量により制御される。理論量又はそれより少ない量の水の除去後、更なる段階において、更にアミンが10〜300mgKOH/gの最終アミン価を達成するために十分な量で反応混合物に添加され、反応が続けられ、残存する水が完全に除去され、そして残存する溶媒が完全に又は部分的に除去される。

Description

【発明の詳細な説明】 接着促進剤 本発明は、有機酸例えば単量体、二量体及び三量体脂肪酸の混合物、及びアミ ンに基くポリアミド樹脂に関し(該ポリアミド樹脂はとりわけ、ポリマー及びコ ポリマーのための接着促進剤、より詳細には塩化ビニルのポリマー及びコポリマ ーのための接着促進剤として使用され得る)、またそのような樹脂を調製するた めの方法、及び接着促進剤としてのそれらの使用に関する。 上記タイプのポリアミド樹脂は、古くから公知である。例えば、「ウルマンズ エンサイクロペディー デル テクニシェン ヘミー(Ullmann's Encyklopa die der technischen Chemie)、第3版[ミュンヘン-ベルリン:ウルバン ウ ント シュバルツェンベルグ出版(Urban & Schwarzenberg Verlag)、1963 年]、第14巻、第73〜75頁」は、アミン、例えばエチレンジアミン及び他 のポリエチレンアミン、と不飽和脂肪酸から作られた分岐したジカルボン酸から 調製されるポリアミド樹脂を述べている。そのようなポリアミド樹脂の組成のた めに三量体脂肪酸と単量体又は三量体カルボン酸の使用が、また言及されている 。 ろう状又は樹脂状の性質であるこれらのポリアミドのための利用分野として、 とりわけ、エポキシ樹脂の硬化、材料の接着、複合構成部品の製造等が挙げられ ている。 ポリアミド樹脂は、特にいわゆるプラスチゾルにおいて、接着促進剤としての 更なる利用分野を見出す。これらは、可塑剤中の粉状重合物の液状乃至ペースト 状分散物である。 プラスチゾルは、例えば、断熱及び防音層のために、腐食及び「ストーンニン グ」(被覆された物体の表面上に石又は小石が衝突することにより該物体に生ず る損傷)に対する保護のために使用され、そしてこの場合、様々な種類の金属表 面上への施与により自動車の建造において主に利用される。プラスチゾルは確か な接着性を示すことができるとはいえ、これらは今日の高い要求に常には応じな い。保護層の塗布後にある場所において不十分な接着があるために、あるいはも し接着剤がやがてゆるくなるなら、腐食は非常に急速に進行し得る。また、機械 的応力の場合には、保護層は剥がれるかもしれない。 今までのところ、ある利用のためにポリアミド樹脂を適合させるために種々の ポリアミド樹脂を改善するための試みにはことかかない。この開発研究の目的は 、接着改良剤又は接着促進剤としてのそれらの使用ために、それらの接着性、加 工性、水の吸収量、貯蔵安定性、及び高温、光及び輻射に対するそれらの抵抗に 関してのポリアミド樹脂の改善であった。 このことは既に試みられた。そして従って、ドイツ国特許第3,111,81 5号公報は、不飽和脂肪酸の重合から生ずるあるポリカルボン酸の0−0.5当 量及びジカルボン酸例えばアジピン酸の0.5〜1当量を、特定の脂肪 族ポリアミンの1〜2当量と縮合することによるプラスチゾルの接着性の改善を 述べている。しかし、これらのプラスチゾルの熱安定性は、未だ要求されるべき ものを残している。 欧州特許出願公開第171,850号公報は、ポリカルボン酸と、複素環式ポ リアミン例えばピペラジン又はN‐アミノエチルピペラジンの1.0〜2.2当 量の縮合に基くポリアミド樹脂の添加によるプラスチゾルの熱安定性の改善を述 べている。その出願中に述べられた方法は制御が困難であり、そしてしばしば更 なる加工のために適切でない非常に高い分子量のポリマーをもたらす。粘度は、 混合物がもはや攪拌できないので反応の早すぎる停止をもたらす程に急速に反応 の間に増加する故に、縮合を終結することがまたしばしば不可能である。 欧州特許出願公開第378,205号公報中に述べられた方法は、同じように 挙動する。 上記方法に対する更なる欠点は、改善が大体一つの方向にいつも向かうこと、 そして例えば熱安定性における改善が加工性を犠牲にして達成されることである 。 接着促進剤としてまた使用され得るポリアミド樹脂の製造を述べるところの多 数の方法が既に公知であるけれども、様々な利用分野において利用され得るとこ ろの高められた性質を持つ生成物をもたらす改善された方法が未だ必要である。 従って、本発明の目的は、実行することが容易であり、 適切に制御でき、そして好ましい接着性、熱及び光の作用に対する抵抗、及び水 の低い吸収量を示す再現し得る生成物を生じるところの方法を提供することであ る。本発明はまた、一つ以上の特定の性質の選択的調節を可能にする、即ち様々 な利用目的及び加工条件のためにあつらえて作った生成物の製造を可能にする方 法を提供することを目的とする。本発明の追加の利点は、残りの説明及び実施例 中に続く。 目的は、10〜300mgKOH/gのアミン価を持つポリアミド樹脂の調製 のための方法により達成される。その方法は、多段階プロセスにおけるカルボン 酸とアミンの反応を要し、少なくとも二つの段階を持つプロセスにおいて、任意 的に一価のカルボン酸と共に、多価カルボン酸が化学量論的不足量のポリアミド と反応されるところの第一段階により特徴付けられる。反応は、水と共沸混合物 を形成することができ、そしてそれ故反応水を除去するために用いられるところ の有機溶媒の存在下において実行される。反応は、縮合から、及び多分イミダゾ リンの形成から集められた水の量によって制御される。理論量又はそれより少な い量の水の除去後、第二段階において、10〜300mgKOH/gの最終アミ ン価を達成するために十分な量のアミンが反応混合物に加えられる。反応は、も はや水が集められることができなくなるまで続けられる。その後、残りの水が溶 媒の全部又はある部分と共に除去される。好ましくは、アミンは、100〜16 0mgKOH/gの最終 アミン価をもたらす量で使用される。最終段階において、全てのカルボン酸基が 反応されるであろうような量でアミンを加えることが特に有利である。第一段階 において、単一のアミンの使用が好ましい。 第一段階後でかつ更なる段階より前に、追加のアミンが第二段階において添加 されるとき有利である。反応は、生成した水を除去して、第一段階に類似する方 法で続けられる。好ましくは、第一段階において、任意的に何らかの単量体カル ボキシ脂肪酸及び/又はジカルボン酸を含む、二量体及び三量体カルボキシ脂肪 酸の混合物が使用される。 第一段階のために、一つ以上のアミン、例えばポリアルキレンアミン、より詳 細にはH(NH−CH2CH2X‐NH2タイプのポリエチレンアミンが、特に適 している。エチレン基に代えて、他の二価の脂肪族、脂環族、芳香族、芳香脂肪 族、複素環式、又はヘテロ原子で中断された脂肪族基であることができる。末端 アミノ基上の各々の水素原子は、対応する置換基、例えば脂肪族性の置換基で置 き換えられてよい。また、第一段階のためのアミンとして、ピペラジン、N‐ア ミノエチルピペラジン、及び次式のピペラジンから誘導されたアミン、即ち、 が大いに適している。 制限又は限定されることなしに、次のポリアミンが第一段階における使用のた めに特に適している。即ち、1,2‐エタンジアミン、 1,3‐プロパンジアミン、 1,2‐プロパンジアミン、 1,3‐ペンタンジアミン、 3‐アザペンタン‐1,5‐ジアミン、 3,6‐ジアザオクタン‐1,8-ジアミン、 3,6,9‐トリアザウンデカン‐1,11‐ジアミン、 3,6,9,12‐テトラデカン‐1,14−ジアミン、 3‐アザヘキサン‐1,6‐ジアミン、 4‐アザヘプタン‐1,7‐ジアミン、 4,7‐ジアザデカン‐1,10‐ジアミン、 3‐アミノ‐1‐メチルアミノプロパン、 3‐アミノ‐1‐シクロヘキシルアミノプロパン、 ネオペンタンジアミン、 1,6‐ヘキサンジアミン、 1,8‐オクタンジアミン、 2,2,4‐トリメチルヘキサメチレンジアミン、 2,4,4‐トリメチルヘキサメチレンジアミン、 4,9‐ジオキサドデカン‐1,12‐ジアミン、 4,7,10‐トリオキサトリデカン‐1,13‐ジアミン、 4,4´‐ジアミノジシクロヘキシルメタン、 3,3´‐ジメチル−4,4´‐ジアミノジシクロヘキシルメタン、 3‐アミノメチル‐3,5,5‐トリメチルシクロヘキシルアミン、 1,2‐ジアミノシクロヘキサン、 1,3‐ビス(アミンメチル)シクロヘキサン、 4,4´‐ジアミノジフェニルメタン、 m‐フェニレンジアミン、 ジェチルトルエンジアミン、 m‐キシリレンジアミン、 ジェファミン(Jeffamine)(商標)D‐230、 ジェファミン(商標)D‐400、 ジェファミン(商標)D‐2000、 ジェファミン(商標)ED 600、 ジェファミン(商標)ED‐900、及び ジェファミン(商標)T‐403 である。 制限又は限定されることなしに、次の化合物が、更なる段階、即ち最終段階の ための適切なモノアミンと考えられる。即ち、 ジメチルアミノプロピルアミン、 デュオミーン(Duomeen)(商標)CD(R‐NH‐CH2‐CH2‐NH2)、 アルミーン(Armeen)(商標)(アクゾケミカルズ社(AKZOChemicals)からの 脂肪族アミン)、 ヘキシルアミン、 オクチルアミン、 ジブチルアミン、 ジ‐2‐メトキシエチルアミン、 3‐エトキシ‐1‐プロパンアミン、 シクロヘキシルアミン、 ジェファミンは、テキサコケミカル社(Texaco ChemicalCompany)の商品 である。 更なる段階及び/又は任意的に第二段階において、異なる反応性のアミン官能 性を持つジ‐又は多官能性アミンが有利に用いられる。第二段階及び/又は第三 段階のために、モノアミンが使用され又は併用され得る。 本発明に従う方法の特に好ましい実施態様において、残 留水の除去に次いで、可塑剤が更なる(最後の)段階中で加えられる。この目的 のための可塑剤として、ベンジルアルコール、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジ イソプロピル、ジブチルエーテル、ジイソプロピルナフタレン、及びそれらの混 合物が特に適している。 本発明によれば、水と共沸混合物を形成する溶媒として、トルエン及び/又は キシレン並びにジブチルエーテルが特に適している。 本発明の更なる実施態様は、上記方法のいずれか一つに従って得られうるポリ アミド樹脂、及び接着促進剤としてのそれらの使用により構成される。 本発明に従う方法は、下記に示すように実行され得る。例えば不飽和脂肪酸の 重合から得られうる、縮合されるべき多価カルボン酸が、水と共沸混合物を形成 する溶媒中に溶解され又は分散される。これらのカルボン酸は、不飽和脂肪酸の 重合を経て得られうるところの二量体及び三量体から主に成る。加えて、単量体 の脂肪酸が、混合物中に存在してもよい。飽和したモノカルボン酸並びに、脂肪 酸の重合を経て得られたものでないジカルボン酸例えばアジピン酸を添加するこ とが、また可能である。 採用され得るカルボン酸は、主に市場で入手可能な製品である。好ましいカル ボン酸は、不飽和脂肪酸から得られるところのいわゆる重合した脂肪酸である。 そのような酸に関するより詳細は、例えば欧州特許出願公開第84,111号公 報、とりわけ第6及び7頁の記載中に見出され得 る。そして、該開示はとりわけ本明細書に引用される。 ポリアミンが次に、重合した脂肪酸の溶液又は分散物に化学量論的不足量で添 加される。化学量論的不足量は、酸のカルボキシル基の1当量当り、反応性アミ ン基の1当量より少ない量が添加されることを意味する。好ましい比は、例えば カルボキシル基の1当量当り反応性アミン基の0.3〜0.8当量である。反応 性アミン基は、カルボキシル基と縮合又は重縮合し得るところのアミン基である 。ジアミン例えばエチレンジアミン又はピペラジンに関して、それらは二つの第 一級又は、あるいは第二級アミン基である。ポリエチレンポリアミン、例えばジ エチレントリアミン、トリエチレンテトラミンのような二つより多いアミン基を 含むポリアミンの場合においては、二つの第一級アミン基のみが反応性アミン基 であると考えられる。 第一段階において、ポリアミド樹脂の「骨格」が形成される。この骨格の形成 は、所望なら、最終の(更なる)段階に先行する段階において続けられ得る。好 ましくは、ジアミンが第一段階において採用される。異なるアミン官能性を持つ ジアミン、例えばN‐アミノエチルピペラジンを使用することが可能であるけれ ども、二つの同等のアミン官能性を持つアミン、とりわけ式I及び/又はIIのア ミンが、第一段階のために最も適している。 適切なアミンは、例外なく市場で入手可能な製品である。本発明の枠内で使用 され得るアミンの例は、例えば、欧州特許出願公開第98,372号公報、より 詳細には第6及 び7頁において見出され、そして該開示はとりわけ本明細書に引用される。ジェ ファミン(商標)がまた、適している。 酸、二量体と三量体及び任意的な単量体(存在する場合)の比、及びアミンを 選択することにより、本発明によれば、広い範囲のあつらえた性質を持つポリア ミド樹脂骨格を形成することが可能である。即ち、接着性は三量体酸の割合によ って代り得る。その一方、ピペラジン又はN‐アミノエチルピペラジンの使用は 熱安定性に影響を与えるであろう。 反応は、高められた反応温度で実行される。該温度は、通常少なくとも120 ℃のレベルであろう。要求される温度は、溶媒の使用、反応物の濃度、及び圧力 により影響され得る。もし、ある量のイミダゾリン形成が要求されるなら、通常 、イミダゾリン形成はアミド形成より高温で起こる故に、温度は高められなけれ ばならない。 反応中に形成する水は、共沸蒸留によって除去される。留出する水の量は測定 され、そして水の所望量が分離された時、更なる段階において、更にアミンが添 加される。これは、例えば、採用された反応性基の0.8当量に相当する理論量 又はより少ない量でありうる。除去されるべき水の所望量は予め計算されること ができ、そしてアミド基を形成するためのアミンとカルボキシル基の縮合により 、そして、必要な時には、イミダゾリンの形成から放出されるところの水の量に 相当する。 更なる段階において、及び、所望の時には、間にはさまる第二段階において、 異なる反応性のアミン官能性を持つアミン、例えばN‐アミノエチルピペラジン から総て又は部分的に成るところのアミンが有利に導入される。あるいは、この 段階で、モノアミン又は、ただ一つの第一級アミン基及び第三級アミン基を持ち 、モノアミンのように挙動するであろうところのポリアミン例えばジメチルアミ ノプロピルアミンを使用することができる。 二段階法における第二段階、又は三段階法における第三段階等であるところの 更なる段階、即ち最終段階は、縮合プロセスを続けかつ完結すること及び、なん かずく本出願の目的に対して主に重要である最終アミン価を決定することに役に 立つ。それはまた、コンパウンドの加工性及び熱安定性に影響を与えることによ り接着促進剤としてのポリアミド樹脂の使用において重要な役割を果たす。ここ で、該コンパウンドは、ポリマー例えばPVC、及び可塑剤の他に、種々の他の 成分、例えば顔料、炭酸カルシウム、添加剤等をも含む。 最終段階はまた、もし可能なら定量的に、残余のカルボキシル基を反応させる ことに役立つ。好ましくは、種々の段階において使用されるアミンの全体量は、 カルボン酸から誘導される反応混合物中のカルボキシル基全てを反応させるため に正確に十分なアミノ基を与えるように選ばれる。 プラスチゾル中の接着促進剤として使用されることを意図されるところの本発 明に従うポリアミド樹脂の調製にお いて、残りの水の除去及び溶媒の一部又は完全な除去後に、更なる(最終)段階 において可塑剤を添加することは、とりわけ有利である。このことは、プラスチ ゾルにおける接着促進剤の更なる処理を容易にする。所望なら、可塑剤に加えて あるいは可塑剤の代りに、物質の更なる処理に適切であり得る他の物質、例えば ホワイトスピリットが添加されてよい。 ここで、二つの段階、即ち第一段階及び更なる段階、又は三つの段階、即ち第 一段階、第二段階及び更なる段階について一般的に言及するけれども、本発明に よれば、三つの段階より多い段階において製造方法を実行することがまた可能で ある。例えば、第一段階はまた、いくつかの分割された段階(sub-steps)にお いて実行されることができ、そして同じことが他の段階に当てはまる。 本発明に従う方法が、広い範囲の用途を持ち、そして優れた性質を持つポリア ミド樹脂の選択的調製を可能にすることは特に驚くべきことである。該製造方法 は容易に制御可能であり、そして縮合が制御できなくなる時に生じ、そして役に 立たない廃棄物をもたらすところの非常に望ましくないゲル形成が発生しない。 粘度及び加工性のような性質は、化学組成と同様に、注意深く調節される得る。 従って、特定の性質プロフィールを持つポリアミド樹脂が選択的に調製され得る 。 実際、「普遍的な」接着促進剤を調製することは殆ど不可能であることが示さ れていた。従って、例えば、自動車 工業において、使用されるシート状金属のタイプ、浸液コーティングのタイプ等 は、コンパウンドの性質及び加工性が接着促進剤により大いに影響を及ぼされる であろうコンパウンドの有利性に影響を有する。本発明に従う方法は、非常に変 化に富む顧客の要望にさえ、また性質プロフィールの成功した最適化に柔軟に対 応することを可能にする手法を提供する。 更に、本発明に従うポリアミド樹脂は、エポキシ樹脂及びイソシアネートのた めの硬化剤として、並びにポリアミド樹脂が普通に使用される分野において採用 され得る。 本発明は、つづく実施例に関して更に説明される。 実施例1 二段階プロセスによる、プラスチゾルのための接着促進剤として使用され得る ポリアミド樹脂の調製。酸/第一のアミン/第二のアミンの当量比は、21/1 2/9である。 対応するフランジを持つ頭部、電気的に作動される攪拌機、温度計、及びディ ーン‐スターク(Dean-Stark)水トラップを備えた700mlのガラス反応器中 に、171gのプリポール(Pripol)1040(0.6当量)が仕込まれた。プ リポールは、約80%の三量体と約20%の二量体から本質的に成る重合された 脂肪酸である。また、150gのキシレンが添加された。 混合物は攪拌され、そして同時に100℃まで加熱された。5分間内で、14 .8gのピペラジン(0.344当量)が加えられ、温度が約112℃まで上が った。その後、 温度が還流が開始されるまで上げられ、そして反応が6.2g(0.344当量 )の水が除去されるまで続けられた。これを成し遂げるために約6時間を要した 。 混合物は次に、120℃まで冷却された。そして10分間内で、33.2g( 0.2574当量)のN‐アミノエチルピペラジンが添加された。混合物は、還 流が開始するまで再び加熱され、そして4.5g(0.2500当量)の水(理 論量は4.6gであった)が除去されるまで反応が続けられた。 その後、混合物は120℃まで冷却された。ディーン‐スターク水トラップを 蒸留装置ヘッドで取替え、圧力を20mbarに減じ、そしてキシレン及び水の 残量が除去された。該方法において、約160〜170℃の最高温度が反応器中 で達成された。 もはや何等の留出物も蒸留されなくなった時、混合物は、再び標準圧力にさら される前に真空下で120℃まで冷却された。その後、208.6gのジイソプ ロピルナフタレンが、粘度を減じそして加工性を改善するために添加された。 417gの濃い茶色の液体が得られた。この生成物の分析は次の値を示した。 即ち、 アミン価:82mgKOH/g(過塩素酸法) 20℃での粘度:89.4Pa・s プリポール1040は、ユニヘマヘミー(Unichema Chemie)有限責任会社、 D4240エメリッヒ(Emmerich)から の商品である。 実施例2〜8 同様な方法で、プリポール1040が二段階プロセスにおいて異なるアミンと 反応された。 更なる詳細は、表Iから把握され得る。 実施例9 三段階プロセスによる、プラスチゾルのための接着促進剤として使用され得る ポリアミド樹脂の調製。 酸/第一のアミン/第二のアミン/第三のアミンの当量比は、21/12/4/ 5である。 実施例1において採用されたと同じやり方で備えられた700mlのガラス反 応器中に、171.0g(0.6当量)のプリポール1040が仕込まれた。ま た、150gのキシレンが添加され、そして全体が攪拌により混合され、そして 100℃まで加熱された。5分間内で、25.7g(0.345当量)のTET Aが加えられ、温度が113.6℃まで上がった。その後、温度は還流が開始さ れるまで上げられた(139〜141℃)。反応は6.4gの水が除去されるま で続けられた。これは、約40分間かかった。混合物は次に、120℃まで冷却 された。 10分間内で、30.9g(0.114当量)のデュオミーンCD[アクゾケ ミカルズ(Akzo Chemicals)有限責任会社、デューレン(Duren)により製造さ れた脂肪族アミン]が添加された。混合物は、還流が開始するまで再び加熱され た(152〜154℃)。次いでそれは、2.1gの水が除去されるまで、6時 間還流下に保持された。次に、混合物は120℃まで冷却された。その後、10 分間内で、18.4g(0.143当量)のN‐アミノエチルピペラジンが添加 された。反応は、水の全てが除去されるまで続けられた。この最終段階は約4時 間を要し、このプロセス において、6.5gの水が除去された。理論値(2.6g)と比較して増加した 量は、イミダゾリン形成において起こる。 その後、混合物は120℃まで冷却された。キシレン及び残存する水が実施例 1と同じ手法で除去された。231.2gのジィソプロピルナフタレンが、粘度 及び加工性を改善するために添加された。462gの濃い赤色の生成物が得られ た。生成物は次の性質を持っていた。即ち、 アミン価:97mgKOH/g(過塩素酸法) 20℃での粘度:33.1Pa・s 実施例10〜15 同一の手法で、プリポール1040が三段階法において異なるアミンと反応さ れた。 更なる詳細は、表IIから把握され得る。 実施例16〜17 実施例1で述べたと同じ方法で、プリポール1017(約80%の二量体及び 20%の三量体)がプリポール1040に代って使用された。 更なる詳細は、表IIIから把握され得る。 実施例中で使用した略語の説明: ジェファミンD‐400 400の平均分子量を持つポリオキシプロピレンジ アミン N‐AEP N‐アミノエチルピペラジン DETA ジエチレントリアミン TETA トリエチレンテトラミン TEPA テトラエチレンペンタミン PEHA ペンタエチレンヘキサミン NN‐DAPP 1,4‐ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン Amine N4 バスフ(BASF)社からの線状ポリアミン DMAPA ジメチルアミノプロピルアミン P‐101 アクゾケミカルズ有限責任会社デューレンのフェニルグリシジル エーテル/DETA付加生成物 ラロミン(Laromine)C252 バスフ社の製品‐脂環式ジアミン デュオミーン CD アクゾの製品‐脂肪族ポリアミン RV1805 Emsヘミー(Ems Chemie)社の製品 o‐クレジルグリシジ ルエーテル GE グリシジルエーテル KMC 非反応性希釈剤 DOP ジ‐オクチルフタレート BZA ベンジルアルコール

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.多段階法においてアミンをカルボン酸と反応させることにより10〜300 mgKOH/gのアミン価を持つポリアミド樹脂を調製する方法において、少な くとも二段階のプロセスにおいて、第一段階において、多価カルボン酸を、任意 的に一価のカルボン酸と共に、水と共沸混合物を形成するところの有機溶媒の存 在下に化学量論的不足量のポリアミンと反応させ、水が蒸留により除去され、そ して反応が縮合により(及び任意的にイミダゾリン形成により)形成された水の 量によって制御され、そして、理論量又はそれより少ない量の水の除去後に、更 なる段階において、更にアミンが10〜300mgKOH/gの最終アミン価を 達成するために十分な量で反応混合物に添加され、反応が続けられ、実質的に全 ての残存する水が除去され、そして残存する溶媒が完全に又は部分的に除去され ることを特徴とする方法。 2.使用されるアミン量が、アミン価が100〜160mgKOH/gであるよ うな量であることを特徴とする請求項1記載の方法。 3.使用されるアミン量が、最終段階においてカルボキシル基の全量が反応され るであろうような量であることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。 4.第一段階において、単一のポリアミンを使用することを特徴とする請求項1 〜3のいずれか一つに記載の方法。 5.第一段階後かつ更なる段階より前に、更にアミンが第二段階において添加さ れ、そして反応が第一段階と類似した手法で続けられ、そして水が除去されるこ とを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。 6.第一段階において二量体及び三量体脂肪酸の混合物が使用され、該混合物は 任意的にまた、単量体脂肪酸及び/又はジカルボン酸を含むことを特徴とする請 求項1〜5のいずれか一つに記載の方法。 7.更なる段階及び/又は任意的に第二段階において、異なる反応性のアミン官 能性を持つジ−又は多官能性アミンが使用されることを特徴とする請求項1〜6 のいずれか一つに記載の方法。 8.第二段階及び/又は更なる段階においてモノアミンが使用されることを特徴 とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の方法。 9.更なる段階において可塑剤が添加されることを特徴とする請求項1〜8のい ずれか一つに記載の方法。 10.使用される可塑剤がベンジルアルコール、フタル酸ジオクチル又はジイソ プロピルナフタレン、又はそれらの混合物であることを特徴とする請求項9記載 の方法。 11.水と共沸混合物を形成するために使用される溶媒がトルエン及び/又はキ シレンであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の方法。 12.請求項1〜11のいずれか一つに記載の方法により得られうるポリアミド 樹脂。 13.接着促進剤として請求項12記載のポリアミド樹脂を用いる方法。
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