JPH08505615A - ヒト腫瘍細胞におけるテモゾロミドの薬効の増強 - Google Patents

ヒト腫瘍細胞におけるテモゾロミドの薬効の増強

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JPH08505615A JP6515840A JP51584094A JPH08505615A JP H08505615 A JPH08505615 A JP H08505615A JP 6515840 A JP6515840 A JP 6515840A JP 51584094 A JP51584094 A JP 51584094A JP H08505615 A JPH08505615 A JP H08505615A
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ラファーティ,ジョセフ・アンソニー
マージソン,ジオフリー・ポール
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キャンサー・リサーチ・キャンペーン・テクノロジー・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 種々の哺乳類新生物形成の治療において有用な抗腫瘍剤、テモゾロミドの毒性は、ATアーゼ阻害剤、即ちO6-ベンジルグアニンの前もっての投与により薬効増強できる。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒト腫瘍細胞におけるテモゾロミドの薬効の増強 発明の背景 テモゾロミド(temozolomide)、即ち8-カルバモイル-3-メチルイミダゾ[5,1 -d]-1,2,3,5-テトラジン-4-(3H)-オン(CCRG 81045,NSC 362856)は有用な 抗腫瘍効果を有していることが見出されている。これについては、Newlands et al.,Br.J.Cancer,65:287(1992)を参照されたい。臨床的には、テモゾロミ ドは星状細胞腫、神経膠腫、悪性黒色腫及び菌状息肉腫に対して活性を示す。こ の薬剤は、反復投与スケジュールに従って投与された場合に最も有効である。 例えばMTIC(テモゾロミドの活性メチル化種)との反応からの、メチル化O6- アルキルグアニンは、タンパクO6-アルキルグアニンDNAアルキルトランスフェラ ーゼ(ATアーゼ)により修復される。従って、ATアーゼ発現細胞のメチル化剤に よる前処理(例えば、Zlotogoski et al.,Carcinogenesis,5:83,1984;Gibso n et al.,Cancer Res.,46:4995,1986)、O6-メチルグアニンによる前処理( 例えばDolan et al.,Biophys.Res.Commun.,132:178,1985)またはO6-ベン ジルグアニンによる前処理(O6-BG,Dolan et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.U. S.A,87:5368,1990)は、クロロエチル化剤の細胞毒性活性を増加させるが、AT アーゼを発現しない細胞においては感受性化は殆どあるいは全く見られないこと が示されている。 米国特許第5,091,430号において、Moschel、Dolan及びPeggはATアーゼ活性の 一時的な減少が、クロロエチル化剤の有効性を増強するのに必要なことの全てで あると指摘している。PCT公開出願WO91/13898は、例えば、SF767細胞中でO6-ベ ンジルグアニンと組み合わせたときにMe CCNUについてはED50の3.8分の1への減 少を指摘している。従って、Moschel et al.は、アルキルトランスフェラーゼ涸 渇剤とともに使用した場合のアルキル化剤の抗新生物形成活性の一般的な増強を 示すものである。 本出願人の発明は、ATアーゼ阻害剤の投与を含む特定の投与計画(dosing reg imen)を使用することにより、テモゾロミドの化学治療効果を劇的に増強できる (MIWI細胞系について300倍に及ぶ)ことにあり、これは驚くべきことであり、 上 記の以前の研究からは自明ではないことである。即ち、これまでテモゾロミド療 法に対して感受性を有していなかったかあるいは僅かに感受性を有していたのみ のヒト細胞癌を、テモゾロミドとATアーゼ阻害剤との組合せにより治療できるも のである。 従って、本発明の主たる目的は、テモゾロミドの抗新生物形成剤としての治療 的有用性を、酵素O6-アルキルグアニンDNAアルキルトランスフェラーゼ(ATアー ゼ)の阻害剤である薬効増強剤(potentiator)との組合せ治療により改良し、 延長するための組成物及び方法を提供することである。 本発明の別の目的は、これらの組成物及び方法を使用した、ヒト癌細胞に対す るテモゾロミドの毒性の最適な薬効増強のための治療計画を提供することである 。 本発明のさらに別の目的は、ATアーゼ阻害剤の前もってのあるいは同時の投与 により薬効を増強されたテモゾロミドの反復投与計画を提供することである。 本発明のさらに別の目的は、特定のヒト癌細胞により生成されたATアーゼの量 を測定することにより、その癌細胞のATアーゼ阻害剤によるテモゾロミド毒性の 相対的薬効増強を測定する方法を提供することである。 発明の要旨 本発明は、O6-アルキルグアニンDNAアルキルトランスフェラーゼ(ATアーゼ) の阻害剤を用いた、ヒト癌細胞におけるテモゾロミド毒性の薬効増強に関する。 さらに、最適な治療のための投与計画、及びテモゾロミドに感受性を有する可能 性のあるヒト癌細胞を同定する方法が提供される。 図面の簡単な説明 図1は、テモゾロミド(■)及びCCNU(×)の細胞毒性(IC50)と、ヒト腫瘍 細胞系(ATアーゼレベルが増加する順に)ZR-75-1、U87MG、U373、LS174T、LOVO 、MCF-7及びMAWIにおける細胞ATアーゼレベルとのグラフである。 図2は、pZipneoSV(X)1-トランスフェクト(○、■)またはphAT-トランス フェクト(▼、▲)XP-誘導細胞系中の、10μM BG存在下(■、▲)もしくは不 存 在下(○、▼)におけるテモゾロミドの細胞毒性のグラフである。誤差線は+/-1 標準偏差を示す。 図3は、BGとの予備インキュベーションした場合のIC50(+BG)と比較した、 薬剤のみの場合のIC50(-BG)の、MAWI(×)、MCF-7(▼)またはU373(#)ヒ ト腫瘍細胞系におけるテモゾロミドの反復毎日投与量の細胞毒性比のグラフであ る。 図4は、ヒト腫瘍細胞系、LOVO(■)、MAWI(×)、MCF-7(▼)、U373(# )におけるATアーゼレベルに対するテモゾロミドの増加する濃度の効果のグラフ である。 図5は、14C-テモゾロミドにより処理された細胞による4℃での放射活性標識 の取り込みのグラフである。MAWI(■)、ZR-75-1(×)。 発明の詳細な説明 ヒト癌の治療に有用な抗腫瘍剤、テモゾロミドの毒性は、酵素O6-アルキルグ アニンDNAアルキルトランスフェラーゼ(ATアーゼ)の阻害剤である薬効増強剤 とともにそれを使用することにより大きく増大することができる。特に、ATアー ゼ阻害剤、例えばO6-ベンジルグアニン(BG)の使用は、本発明のスケジュール 化された投与計画に使用した場合、例えばMAWI細胞系において、約300倍までテ モゾロミドの毒性を増強することができ、これまでそのような治療に対しては感 受性を有さないか僅かしか感受性を有さなかったヒト癌の化学療法におけるテモ ゾロミドの使用を可能とするものである。 テモゾロミドとロムスチン(CCNU)の同様な毒性(1時間の薬剤露出の後)は 、いくつかのヒト腫瘍細胞系により示すことができ、そのATアーゼ含量と関連し ている。従って、DNA中のグアニンのO6-位置のテモゾロミドによるメチル化は細 胞毒性障害を起こす。ヒト癌細胞をその相対ATアーゼ生産についてスクリーニン グすることにより、テモゾロミドに対する感受性を測定することができる。即ち 、大きな量のATアーゼを生産する細胞は少ない量のATアーセルベルを生産するも のよりも、テモゾロミドのみに対して感受性が低い。 BGの単一投与により細胞を前処理することにより、テモゾロミド毒性の中程度 の増加(4倍未満)が起こる。テモゾロミド及びロムスチン(CCNU)についての 増強の程度は同様な大きさである。コロニーアッセイにおいて、BGにより前処理 されたヒトATアーゼcDNA-トランスフェクト繊維芽細胞は、ATアーゼタンパクが 除去されていても、対照のトランスフェクト繊維芽細胞よりもテモゾロミドに対 してより抵抗性が高いままであった。これはテモゾロミド輸送の相違によるもの ではなく、単にphAT繊維芽細胞によりATアーゼが再合成され阻害剤による前処理 の効果が減じられたことを示しているようである。 しかし、最も驚くべきことは、BGによるテモゾロミド毒性の大きな薬効増強( 約300倍まで)が、MAWI細胞系において5日間の処置の後に見られたことである 。同じく高いレベルのATアーゼを含有するMCF-7細胞においても同様の増強の程 度が見られたが、低いレベルを有するU373細胞では小さな効果しか見られなかっ た。MAWI及びMCF-7細胞系の試験における結果は、ATアーゼ阻害剤が連続的に存 在することにより、DNA損傷を形成し得ることを示している。 従って本発明は、ATアーゼ阻害量のATアーゼ阻害剤を投与することによる、ヒ ト癌細胞中でテモゾロミドの毒性の薬効を増強する方法、及びヒト癌細胞の治療 における同時の、あるいは別々の、あるいは連続的な投与のための、テモゾロミ ドとATアーゼ阻害剤とを混合調製物として含む製品を提供するものである。 好ましくは、ATアーゼ阻害剤のこの投与は、数日または多数日の期間にわたっ て反復されるものであり、テモゾロミドの投与量の投与の前に行われる。反復投 与量は1、2、3、4あるいは5日において投与されることができ、4または5 日が好ましい治療の期間である。 さらに最も好ましくは、テモゾロミドは複数日の期間にわたって反復投与量に より患者に投与され、ATアーゼ阻害剤のATアーゼ阻害量はテモゾロミドの各投与 量の前に投与され、その結果、ヒト癌細胞に対するテモゾロミドの顕著に増加し た毒性、例えばMAWI細胞系について約300倍の毒性が得られる。 好ましい態様においては、ATアーゼ阻害剤は、ATアーゼ阻害量、即ち、ATアー ゼ阻害剤をテモゾロミドと同時に使用した場合に、正常な組織に過度な感受性化 を起こすことなく、インビボで腫瘍を感受性にさせるのに充分な量で投与される 本発明において使用される使用するATアーゼ阻害剤の量は、腫瘍細胞を治療す るのに必要とされる有効量の程度により変化する。適した投与量は、それにより 生じる治療される腫瘍細胞におけるATアーゼ阻害剤の濃度が、ATアーゼ活性の消 失を生じるようなものであり、例えば、化学療法の前に、約1〜2000mg/kg、及 び好ましくは約10〜800mg/kgである。 テモゾロミドが特に適した治療である新生物としては、カルシノーマ、黒色腫 、肉腫、リンパ腫、及び白血病があり、具体的な用途としては、星状細胞腫、神 経膠腫、悪性黒色腫、菌状息肉腫、ユーイング肉腫、慢性リンパ球白血病、並び に肺癌及び乳癌がある。ATアーゼ阻害剤によるテモゾロミド活性の特に劇的な増 強は乳癌、星状細胞腫、及び結直腸癌細胞において見られる。 テモゾロミドの典型的な投与量範囲は、一般的には1日あたりO.1〜200mg/kg 体重、好ましくは1〜20mg/kg体重であり、あるいは体表面積で表すと、1日あ たり約40〜400mg/m2、好ましくは約150〜300mg/m2である。 ATアーゼ阻害剤による薬効増強の量は、特定の癌細胞種に通常存在するATアー ゼの量に依存する。ATアーゼのより高いレベルを有する癌細胞において、ATアー ゼ阻害剤の予備的投与により、より劇的に薬効が増強されることになる。 本発明において使用できるATアーゼ阻害剤は、そのような活性を有するものと して知られているものであり、例えば、O6-メチルグアニンのようなO6-アルキル グアニン、O6-アリルグアニンのようなO6-アルケニルグアニン、O6-ベンジルグ アニンのようなO6-アリールグアニン、及びPCT国際出願WO91/13898(1991年9月 19日公開)に記載されたO6-ベンジル化グアニン、グアノシン、及び2'-デオキシ グアノシン化合物がある。本発明における使用に特に適しているのはO6-ベンジ ルグアニンである。 ATアーゼ阻害剤の具体的な投与量は、治療される癌細胞に通常見られるATアー ゼの量、患者の年齢及び症状、使用される具体的なATアーゼ阻害剤に依存する。 テモゾロミドは連続的な日において反復没与量で投与されるのが最も好ましい ことが判明し、本発明の劇的な薬効増強効果は、投与されるテモゾロミドの各投 与量の投与に先立って、あるいはそれと同時にATアーゼ阻害剤のATアーゼ阻害投 与量を投与することを含む非常に好ましい投与計画において実現される。好まし くは、4〜5日の連続した日において150〜300mg/m2の1日あたりの量での4ま たは5の分割された投与量(合計投与量750〜1500mg/m2)で投与されるテモゾロ ミドとともに、O6-ベンジルグアニンがATアーゼ阻害剤として使用される。好ま しくは、ATアーゼ阻害剤の各投与量は、テモゾロミドの各投与量の2〜8時間前 に投与される。これによりテモゾロミド毒性の最大の薬効増強が得られ、患者の 特定の新生物の最も有効な治療が得られる。最も好ましくは、この投与計画は約 4週の間隔をおいて反復される。 O6-ベンジルグアニンとともにテモゾロミドを投与するための別の投与スケジ ュールは、前記2種の薬剤を4日以上の期間毎日投与する、連続的なスケジュー ルである。この組合せによる治療は、緩解が得られるまで必要により連続的に延 長することができる。 さらに、特定のヒト癌細胞のATアーゼ生産は、該細胞に対するテモゾロミド毒 性の薬効増強を測定するスクリーニング方法として使用することができる。好ま しい方法においては、特定の細胞系のATアーゼ含量を、例えばLee et al.,Canc er Res.,51:619(1991)により記載された方法によりアッセイし、テモゾロミ ドに対する潜在的な感受性を測定する。そしてこのような測定により、治療計画 において投与されるテモゾロミド及びATアーゼ阻害剤の適当な組合せが可能とな る。 本発明により開示される化合物から医薬組成物を製造するためには、不活性な 医薬上許容されるキャリアは固体でも液体でもよい。固体形態の調製物としては 、散剤、錠剤、分散可能な顆粒、カプセル、カシェ及び座剤がある。散剤及び錠 剤は、約5〜約70%の活性成分を含むことができる。適当な固体キャリアは当分 野で知られており、例えば、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タ ルク、砂糖、ラクトース等である。錠剤、散剤、カシエ及びカプセルを経口投与 に適した固体投与形態として使用することができる。 座剤を製造するためには、低い融点のワックス、例えば脂肪酸グリセリドある いはカカオバターの混合物を最防に溶融し、その中に攪拌により活性成分を均一 に分散させる、。溶融状態の均一な混合物を好適なサイズの型に注入し、冷却し て 固化させる。 液体形態の調製物は、溶液、懸濁液、及び乳液を含む。例としては、非経口注 射用の水または水−プロピレングリコール溶液が挙げられる。 使用の直前に経口または非経口投与用の液体形態の調製物にされる固体形態の 調製物も含まれる。そのような液体形態は、溶液、懸濁液、及び乳液を含む。 本発明の化合物は、経皮的にも投与することができる。経皮的組成物は、クリ ーム、ローション、エアロゾル、及び/または乳液の形態を取ることができ、マ トリックスあるいはレザバータイプの経皮パッチ中に含めることもでき、これら はこの目的で当分野において慣用なものである。 好ましくは、前記医薬調製物は単位投与量形態にあるものである。そのような 形態においては、この調製物は活性成分の適当な量、例えば所望の目的を達成す るのに有効な量を含む複数の単位投与量にさらに分けられている。 調製物の単位投与量中の活性化合物の量は、特定の用途により、約0.1mg〜100 0mg、より好ましくは約1mg〜500mgに変化させ、調整することができる。 実際に使用する投与量は、患者における要請、及び治療する症状の重篤度によ り変化させることができる。特定の場合における適当な投与量の決定は、当分野 の技術の範囲である。便宜的には、所望により、1日あたりの全投与量をその日 の間に部分的に分けて投与してもよい。 テモゾロミドは、Wasserman et al.,Cancer,36:1258-1268(1975)に記載さ れたもののような慣用の方法を使用して投与することができる。適当な場合には 、1日あたり40〜400mg/m2、好ましくは150〜300mg/m2の量で、1〜5、好まし くは4〜5の投与量を1〜5日、好ましくは4〜5日の連続した日にわたって経 口投与することが特に好ましい。連続的投与治療計画については25〜250mg/m2の 1日投与量の静脈内投与が好ましい。経口投与は反復投与計画に使用することが できる。 ΛTアーゼ阻害剤は別にテモゾロミドより前に、あるいはそれと同時に投与す ることができる。そのようにすることが望ましい場合には、ATアーゼ阻害剤及び テモゾロミドを1つの単位投与形態に合わせ、患者への投与を容易にすることが できる。そのような組み合わせた投与形態は上記した投与形態のいずれのもので も よいが、上記したように、好ましくは経口あるいは静脈投与形態のものである。 テモゾロミド及びΛTアーゼ阻害剤はキットの形態に包装することができる。 そのようなキットにおいては、テモゾロミド及びATアーゼ阻害剤は、特定の投与 経路のための特定の投与量形態に個々に配合され、内容物の投与のための説明書 を含む。経口用配合物についての典型的な態様においては、そのようなキットは 、別々に配合されたテモゾロミドとATアーゼ阻害剤の経口投与形態を含むブリス ターパッケージの形態のものとすることができる。 投与量における任意の必要な調整を行い、個々の患者の化学療法の要請に容易 に適合させることができ、習熟した実務者であればしかるべく調整することがで きる。 ここに開示される本発明を以下の調製実施例により例示するが、開示の範囲を 限定するものと解されるべきではない。 実施例1 材料及び方法 材料 組織培養培地は、ICN Biomedicals Ltd.(High Wycombe,UK)から購入し、胎 児子ウシ血清はGibco Ltd(Pais1ey,UK)から購入した。O6-ベンジルグアニン (BG)はDr.R.C.Moschel(NCI-Frederick Cancer Research & Development Ce nter,Frederick,Maryland,USA)からその好意により提供を受けた。テモゾロ ミド及びそのクロロエチル類似体、ミトゾロミド(8-カルバモイル-3-(2-クロ ロエチル)イミダゾ[5,1-d]-1,2,3,5-テトラジン-4-(3H)-オン)はMay and Baker Ltd(Dagenham,UK)により合成されたものであり、DSMO中の溶液として -70℃で貯蔵した。その他の全ての化学物質はSigma Chemical Co.Ltd.(Poole ,UK)から購入した。細胞毒性試験 細胞系は、通常は10%胎児子ウシ血清、25mM HEPES、グルタミン及びペニシ リン/ストレプトマイシンを補充したDMEM中で単層として増殖させた。細胞毒性 試験は5%CO2雰囲気中でHEPESを含まない培地中で実施した。96ウェルプレート 中、750〜1000細胞/ウェルをプレーティングし、一晩インキュベートした後、3 3μM BGにより2時間処理するかまたはその処理を行わなかった。次いでテモゾ ロミドまたはCCNUを同じ培地に1時間にわたって加えた。最終的なDMSO濃度は1 %を越えなかった。細胞を新鮮な培地中でさらに7日間増殖させ、Skehan et al. ,J.Natl.Cancer Inst.,82:1107(1990)により記載されたNCIスルホローダ ミンアッセイによりタンパク含量についてアッセイした。増殖試験により細胞が アッセイ期間中に対数増殖期にあったことが示された。反復テモゾロミド投与ス ケジュールについては、各日新鮮な培地で細胞に連続的な24時間処理を行った。 アッセイは少なくとも2つずつ行った。 ヒトATアーゼcDNAトランスフェクトまたは対照XP細胞(Fan et al.,Nucleic Acid.Res.,18:5723(1990))をMEM中で増殖させ、1000細胞/ウェルをプレー ティングした。3時間のインキュベーションの後、MEM中に新たに希釈したテモ ゾロミドを加え、プレートを5日間インキュベートした。Morten et al.,Carci nogenesis,13:483(1992)に記載されたようにして生存細胞をアッセイした。B G実験においては、9cmプレートに300細胞をプレーティングし、5時間接着させ た。これは3つずつ行った。BG(MEM中10μM)を加え、3時間後に10μM BGを含 むMEM中に新たに希釈したテモゾロミドで処理した。7日間の後、コロニーをギ ームザ法で染色しカウントした。O6-アルキルグアニンDNAアルキルトランスフエラーゼアッセイ このアッセイは、Lee et al.,Cancer Res.,51:619(1991)に記載されたよ うにして行った。即ち、種々の量の細胞抽出物を、メチル基を[H3]で標識され たO6-メチルグアニンを含むDNAと、好ましくは37℃で2時間、バッファー1中の 1mg/mlのウシ血清アルブミンの300μlの全容量中でインキュベートする。イン キュベートの後、ウシ血清アルブミン(バッファー1中の10mg/ml溶液の100μl )及び過塩素酸(4M溶液の100μl)を素早く連続的に加目える。さらに2mlの 1M過塩素酸を加え、混合物を75℃で40分間加熱しDNAを酸に可溶な物質に分解す る 。次にメチル化ATアーゼを含むタンパク質を遠心分離により回収し、4mlの1M 過塩素酸で洗浄し、その後300μlの0.01M水酸化ナトリウム中に再懸濁し、3ml の水性シンチレーシヨン液体(Ecoscint A: National Diagnostics)中に溶解 し、カウントする。細胞のタンパク質含量を、ウシ血清アルブミンを標準として 使用して、BioRadタンパク質アッセイキットにより測定した。ATアーゼ活性を、 抽出物中の全タンパク質のmgあたりタンパク質に転位されたfmolメチルとして表 した。[C14]-標識テモゾロミドの細胞取り込み 8-カルバモイル-3-[C14]メチルイミダゾ[5,1-d]-1,2,3,5-テトラジン-4- (3H)-オン(比活性26.3mCi/mmole)をDr.John Slack(Aston Molecules Ltd ,Birmingham,UK)から、その好意により提供を受けた。細胞懸濁物(5x106/ ml)を4℃において平衡化させ、200μMの前記標識薬剤で処理した。106細胞を ピペットでエッペンドルフ管中に取り、250μlのオイル混合物(4:1“Three-in- One”/Dow Corningシリコンオイル)を通して遠心分離にかけた。水性層を吸引 し、油層を別の300μlの塩水により穏やかに洗浄した。遠心分離の後、両層を吸 引し、 )を含むシンチレーションバイアルに加えた。細胞毒性試験の結果 データを下記表Iに示す。 表Iのデータは図1にグラフとして示したが、腫瘍細胞系のテモゾロミド(r =相関係数=0.87)またはCCNU(r=相関係数=0.92)に対する感受性(50%の増殖 を与える濃度、即ちIC50により測定)と、それらのATアーゼ含量との間の理にか なった相関を示している。CCNUがモルベースにおいて約5倍毒性が高いことを除 いて、傾斜は殆ど平行である。1つの例外はMCF-7系であり、これはテモゾロミ ドに対して中程度の感受性を有し、比較的高いATアーゼ活性を有する。非毒性投 与量のBGで前処理された細胞系は、テモゾロミド及びCCNUに対してそれぞれ3.5 倍及び6倍感受性が高かった。 対照のXP細胞(pZipneoSV(X)1によりトランスフェクトされた色素性乾皮症 (xeroderma pigmentosa)細胞(Fan et al.,Nucleic Acids Res.,18:5723,1 990)はかろうじて検出できるレベルのATアーゼを発現するが、テモゾロミドま たはCCNU-関連薬剤ミトゾロミドに対して、ヒトATアーゼcDNAトランスフェクト 細胞よりも4〜5倍高い感受性を有する(表I参照)。テモゾロミドの細胞毒性 についてのコロニー形成アッセイにおいては(図2参照)、BG前処理によりヒト ATアーゼトランスフェクトXP細胞について、ヒト腫瘍細胞についてと同様の程度 の薬効増強を示したが、ATアーゼを発現しない対照のXP細胞に対しては何等測定 可能な影響を及ぼさなかった。BGは前者の細胞中においてATアーゼ活性を消失さ せるが(下記参照)、これらは対照のpZipトランスフェクト繊維芽細胞よりもテ モゾロミドに対してより高い抵抗性を有するままであった。 反復投与スケジュールのデータを下記表IIに示す。 反復投与スケジュールは、MAWI及びMCF-7細胞においてBGにより劇的なテモゾ ロミド毒性の薬効増強を示した(図3も参照)。 5回の24時間投与量による処置の後、MAWI細胞系は、BGが存在する場合、テモ ゾロミドに対して300倍を越えて感受性が強くなった。テモゾロミドの複数回の 投与それ自体では、いずれの細胞系においても単一の24時間投与量よりも毒性が 強いということはない。低いレベルのATアーゼを有するU373細胞についての同様 の実験において、BGの存在は4回の24時間投与量の後に3倍の薬効増強を起こし ただけであった。アルキルトランスフエラーゼレベル 使用したBGの濃度は、MAWI細胞及びヒトATアーゼcDNAトランスフェクトXP繊維 芽細胞の当初は高かったATアーゼ含量を検出できないレベルに急速に減少させた 。HPLC分析により、BGは組織培養培地において37℃で少なくとも24時間安定であ ることが判った。 3時間のインキュベーションの後、テモゾロミドは、U373、MCF-7、LOVO及びM AWI細胞系中のATアーゼ含量を減少させることが判った。各細胞系について50〜 100μMにおいて50%の減少が見られたが(図4参照)、単一投与量によるテモゾ ロミド細胞毒性においてMCF-7及び結直腸系(LOVO及びMAWI)の間には3〜4倍 の違いがあった。同様の減少がより感受性の高いU373系において見られたが、AT アーゼレベルはアッセイの検出限界に近いものであった。 テモゾロミド輸送における相違の可能性を除去するために、前記[C14]-標識 化合物の細胞取り込みを、最も感受性の高い細胞系と最も抵抗性の強い細胞系( それぞれZR-75-1及びMAWI)により試験した。図5に示した結果は、4℃におい て取り込みが非常に急速であり、両方の細胞系において5分以内に終了したこと を示している。タンパク質濃度について調整した場合、同様な量の薬剤が両方の 細胞系において見られた。4℃における急速な取り込みは、2つのリンパ系にお いて以前にBull et al.,Biochem.Pharmacol.,36:3215(1987)により示され た、テモゾロミドの受動的拡散に合致するものである。 実施例2 経口用配合物 カプセルあたりmg テモゾロミド 100 ラクトース,USP 213 微結晶セルロース 30 ラウリル硫酸ナトリウム 20 コーンスターチ 25 ステアリン酸マグネシウム 2 テモゾロミドとラクトース、微結晶セルロース、ラウリル硫酸ナトリウム及び コーンスターチを混合する。No.80のスクリーンを通し、ステアリン酸マグネシ ウムを加え、混合し、適当なサイズの2ピースゼラチンカプセル内に封入する。 実施例3 経口用配合物 カプセルあたりmg O6-ベンジルグアニン 100 ラクトース,USP 213 微結晶セルロース 30 ラウリル硫酸ナトリウム 20 コーンスターチ 25 ステアリン酸マグネシウム 2 O6-ベンジルグアニン、ラクトース、微結晶セルロース、ラウリル硫酸ナトリ ウム及びコーンスターチを混合する。No.80のスクリーンを通し、ステアリン酸 マグネシウムを加え、混合し、適当なサイズの2ピースゼラチンカプセル内に封 入する。 実施例4 経口用配合物 カプセルあたりmg テモゾロミド 100 O6-ベンジルグアニン 100 ラクトース,USP 213 微結晶セルロース 30 ラウリル硫酸ナトリウム 20 コーンスターチ 25 ステアリン酸マグネシウム 2 テモゾロミド及びO6-ベンジルグアニン、ラクトース、微結晶セルロース、ラ ウリル硫酸ナトリウム及びコーンスターチを混合する。No.80のスクリーンを通 し、ステアリン酸マグネシウムを加え、混合し、適当なサイズの2ピースゼラチ ンカプセル内に封入する。 実施例5 静脈内配合物 mg/ml テモゾロミド 100 亜硫酸水素ナトリウム,USP 3.2 エデト酸2ナトリウム,USP 0.1 注射液用水,q.s.ad 1.0ml 実施例6 静脈内配合物 mg/ml テモゾロミド 100 O6-ベンジルグアニン 100 亜硫酸水素ナトリウム,USP 3.2 エデト酸2ナトリウム,USP O.1 注射液用水,q.s.ad 1.Oml 本発明は、その概念あるいは必須の特徴を逸脱することなく別の形態に具体化 しあるいは別のやり方で実施することができる。従って、本明細書における開示 はあらゆる点において例示的なものであって制限的なものではないと考えるべき で、本発明の範囲は添付の請求の範囲により示されるものであり、均等なものの 意味及び範囲内にある全ての変更はその範囲内に含まれるものであることを意図 するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CZ,FI,HU,JP,KR,KZ,LK,L V,MG,MN,MW,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SK,UA,US,UZ,VN (72)発明者 フリーマン,アザデ・アリソン イギリス国シーアール4・3エスビー ク ロイドン,ミッチャム,ヴィールス・ミー ド 51 (72)発明者 ニューランズ,エドワード・スチュアート イギリス国ロンドン エヌダブリュー1・ 4キューピー,ニューイントン・グリー ン・ロード 3 (72)発明者 ワトソン,アマンダ・ジーン イギリス国エスケイ14・2エスダブリュー チェシャー,ゴッドリー・ハイド,セン ト・ポールズ・ヒル・ロード 44 (72)発明者 ラファーティ,ジョセフ・アンソニー イギリス国エスケイ3・9エルジェイ チ ェシャー,エッジリー・ストックポート, レイ・ストリート 14 (72)発明者 マージソン,ジオフリー・ポール イギリス国エスケイ12・1ティーエイチ チェシャー,ポイントン,ライム・ロード (番地なし),ヒルトップ・バンガロー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ヒト癌細胞中でテモゾロミドの毒性の薬効を増強する方法であって、そのよ うな治療を必要とする患者に、ATアーゼ阻害量のATアーゼ阻害剤と有効量のテモ ゾロミドを投与することによる前記方法。 2.ATアーゼ阻害剤がテモゾロミドの投与の前に投与される請求項1に記載の方 法。 3.ATアーゼ阻害剤が、O6-アルキルグアニン、O6-アルケニルグアニン、O6-ア リールグアニン、及びO6-ベンジル化グアニン、グアノシン、及び2'-デオキシグ アノシン化合物からなる群から選択される請求項1に記載の方法。 4.ATアーゼ阻害剤がO6-ベンジルグアニンである請求項1に記載の方法。 5.投与される前記阻害剤の投与量が患者体重kgあたり約1〜2000mgである請求 項1に記載の方法。 6.投与されるATアーゼ阻害剤の投与量が患者体重kgあたり10〜800mgである請 求項1に記載の方法。 7.テモゾロミドが1日に体表面積m2あたり150〜300mgの割合で投与される請求 項6に記載の方法。 8.ATアーゼ阻害剤及びテモゾロミドが分割された投与量で連続した日において 投与される請求項1に記載の方法。 9.ATアーゼ阻害剤が患者体重kgあたり10〜800mgの投与量でテモゾロミドの投 与の前に投与され、テモゾロミドが1日に体表面積m2あたり150〜300mgの量で投 与され、ATアーゼ阻害剤及びテモゾロミドが分割された投与量で連続した日にお いて投与される請求項1に記載の方法。 10.ATアーゼ阻害剤がO6-ベンジルグアニンである請求項9に記載の方法。 11.テモゾロミドの全投与量が少なくとも4つの個々の投与量に分割され、それ が少なくとも4日の連続した日に投与される請求項10に記載の方法。 12.ATアーゼ阻害剤がテモゾロミドの投与の2〜8時間前に投与される請求項11 に記載の方法。 13.ヒト癌細胞が、乳癌腫瘍細胞、星状細胞腫腫瘍細胞、結直腸腫瘍細胞、黒色 腫腫瘍細胞、菌状息肉腫腫瘍細胞、または神経膠腫腫瘍細胞である請求項1に記 載の方法。 14.最初にATアーゼ阻害剤を投与し、次にテモゾロミドを投与することを含む組 合せ治療によるヒト癌細胞の治療における使用のための医薬組成物の製造におけ るATアーゼ阻害剤の使用。 15.最初にATアーゼ阻害剤を投与し、次にテモゾロミドを投与することを含む組 合せ治療によるヒト癌細胞の治療における使用のための医薬組成物の製造におけ るテモゾロミドの使用。 16.ヒト癌細胞の治療を必要とする患者におけるそのような治療のためのATアー ゼ阻害剤及びテモゾロミドの使用。 17.ヒト癌細胞の治療を必要とする患者におけるそのような治療のための薬剤の 製造のためのATアーゼ阻害剤及びテモゾロミドの使用。 18.有効量のATアーゼ阻害剤と有効量のテモゾロミドとを含む、ヒト癌細胞の治 療を必要とする患者におけるそのような治療での使用のための医薬組成物。 19.医薬投与形態のテモゾロミドと別の医薬投与形態のATアーゼ阻害剤とを含む 、ヒト癌細胞の治療を必要とする患者におけるそのような治療における使用のた めのキット。 20.テモゾロミド及びATアーゼ阻害剤を1以上の医薬的に許容されるキャリアと 混合することを含む医薬組成物の製造方法。 21.テモゾロミドとATアーゼ阻害剤を、ヒト癌細胞の治療を必要とする患者に対 する、そのような治療における、同時の、あるいは別々の、あるいは連続的な投 与のための組み合わせた調製物として含む製品。 22.ATアーゼ阻害剤によるテモゾロミド毒性の薬効増強についてヒト癌細胞をス クリーニングする方法であって、前記細胞のATアーゼ含量をアッセイし、その含 量がATアーゼ阻害剤の前もっての投与により減少されるのに充分なものであるか どうかを決定することを含む前記方法。
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