JPH08504587A - アルカリリパーゼ - Google Patents
アルカリリパーゼInfo
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Abstract
(57)【要約】
高アルカリ性の、位置非特異的リパーゼが、ストレプトマイセス(Streptomyces)、クラスター(cluster)1の菌株から得ることができる。ストレプトマイセスのクラスタ−1の菌株が、リパーゼを生産することはこれまで知られていなかった。リパーゼ調製品はpH10.0でその最大活性の50%超を有しそして例えば洗剤中において有用である。
Description
【発明の詳細な説明】
アルカリリパーゼ
技術分野
本発明は、例えば洗剤中において有用である新規な位置非特異性のアルカリリ
パーゼに関する。本発明は又、新規なリパーゼの製造方法および新規なリパーゼ
を含んでなる洗剤組成物に関する。
背景技術
過去5年以内において、菌類フミコラ ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)
由来の微生物リパーゼが、脂肪の汚れの除去を改善するため多くの商業ブランド
の洗剤中に導入されてきている。他の微生物リパーゼがまた洗剤中で使用するた
め提案された、例えばシュドモナス セパシア(Pseudomonas cepacia)由来の
細菌リパーゼ(米国特許4,876,024)である。
多くの洗剤は溶液中高pH(例えばpH10付近)を有するアルカリ性でありそして
Ca++イオンを結合させるためのビルダーを含有する。本発明の目的はCa++の不存
在下、高pHで高活性を有するリパーゼを提供することである。リパーゼはトリグ
リセリド中の全てのエステル結合を加水分解し得るため位置非特異性であるべき
である。
発明の要約
驚くべきことに、本発明者等は高アルカリ性の、位置非特異性リパーゼがスト
レプトマイセス(Streptomyces)、クラスター(cluster)1の菌株から得られ
ることを見出した。ストレプトマイセスのクラスター1の菌株が、リパーゼを生
産することはこれまで知られ
ていなかった。
従って、その第一の面において、本発明は
(1)位置非特異性であり、
(2)pH10で活性を有しそしてその活性は最適pHで活性の50%を超えており(
両活性を、基質としてオリーブ油そして乳化剤としてポリビニルアルコールを用
い40℃で20分間Ca++フリーアッセイにおいて測定するとき)、そして
(3)ストレプトマイセス クラスター(Streptomyces cluster)1の菌株を
培養することにより生産可能である、
リパーゼ調製品を提供する。
別の面において、本発明は
(1)位置非特異性であり、
(2)9−11の範囲内のpHで最適活性を有する(基質としてオリーブ油そして
乳化剤としてポリビニルアルコールを用い40℃で20分間測定するとき)、そして
(3)ストレプトマイセス クラスター(Streptomyces cluster)1に生来の
細胞外リパーゼと免疫学的に同一であるか又は部分的に同一である、リパーゼを
提供する。
第三の面において、本発明は炭素および窒素源並びに無機塩を含有する適当な
普通培地中で、ストレプトマイセス クラスター(Streptomyces cluster)1の
リパーゼ−生産株を培養し、次いでリパーゼ調製品を回収することを含んでなる
、リパーゼ調製品の製造方法を提供する。
更に他の面において、本発明は本発明のリパーゼを含んでなる洗剤組成物を提
供する。
図面の簡単な説明
本発明を添付の図面を参照して更に説明する。
図1−7は、次の菌株から由来する本発明のリパーゼ調製品の活性に対するpH
プロフィルを示す:S.グリセウス(griseus)LB 501(DSM 7349)、S.グリ
セウス(griseus)LB 502(DSM 7350)、S.コエリカラー(coelicolor)LB 51
1(FERM BP-4236)、S.コエリカラー(coelicolor)LB 512(FERM BP-4237)
、S.グリセウス(griseus)LB 524(DSM 8672)、S.コエリカラー(coelico
lor)N 2293(ATCC 23899)およびS.パルバス(parvus)N 2300(ATCC12433)
。更に詳しくは例6に示される。
図8は、(LB 502由来の)本発明のリパーゼ調製品および従来技術の位置特異
性リパーゼ(リポラーゼ)を用いたオリーブ油の加水分解後ラトロスカン(latr
oscan)からのクロマトグラムを示す。更に詳しくは例8に示される。
図9は本発明のリパーゼ調製品の活性に対するCa++添加の効果を示す。更に詳
しくは例11に示される。
発明の詳細な開示
微生物
本発明で用いられる微生物は、S.T.ウリアム等、Journal of General Microbi
ology(1983),129,1743-1813により定義される如き、ストレプトマイセス
クラスター(Streptomyces cluster)1に属する放線菌目の細菌である。
ストレプトマイセス クラスター1の内で、次のサブクラスタ(subclusters
)、種および菌株が好ましい。前記リパーゼを生産し得るその突然変異株および
変異株も又本発明において使用できる。
前記ATCC株は、アメリカン カルチュア コレクション(米国,メリーランド
,ロックビレ,12301 パークローン ドライブ)から自由に入手可能である。
次の菌株は、特許手続上の微生物の国際的承認に関するブダペスト条約のもと
で発明者によって寄託された。菌株は次の如く分類された。
ここで、DSMはドイッチェ ザンムルク フオン ミクロオルガニスメン ウ
ント ツェルカルツレン(DSM)(ドイツ国,3300 ブラウンシュワイク マッ
シュルオーデル ベーク 1b)になされた寄託を示す。FERHは通産産業省、工
業技術院、生命工学工業技術研究所(NIBHT)(日本国305 茨城県つくば市東1
丁目1−3)
リパーゼの位置特異性
リパーゼの位置特異性は、トリグリセリドの部分加水分解および形成されるジ
グリセリドの分析によってチェックできる。本発明のリパーゼは1,3−ジグリ
セリドおよび1,2−ジグリセリドの双方を形成しそして従って位置非特異性で
あり、すなわち本発明のリパーゼはトリグリセリド中の全ての3個のエステル結
合と反応する。
アルカリpHでのリパーゼの活性
本発明によって提供されるリパーゼ(脂肪分解酵素)は、高アルカリ性である
。本発明のリパーゼは、Ca++の不存在下基質としてオリーブ油およぴ乳化剤とし
てポリビニルアルコールを用い40℃で20分間測定するとき、pH10でその最適活性
の50%超(好ましくは80%
超)を有することを特徴とする。
択一的に、本発明のリパーゼは基質としてオリーブ油そして乳化剤としてポリ
ビニルアルコールを用い40℃で20分間測定するとき、9又はそれ以上の最適活性
を有する。好ましくは、最適pHは9−11の範囲内にあり、例えば9.5又はそれ以
上のpHであり、最も好ましくは10又はそれ以上のpH、例えばpH9.5〜pH10.5の範
囲内にある。
洗剤の存在下でのリパーゼ活性
本発明の好ましいリパーゼは、洗剤の存在下で高活性を維持している。本発明
のリパーゼは、pH10.2の洗剤溶液中で活性を有することを特徴とし、この活性は
pH10のグリシン又はジエタノールアミン緩衝液中50%を超える活性である(双方
の活性を基質としてオリーブ油を用い60分の反応時間で測定するときである)、
そして洗剤溶液は0.35g/lの直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、0.15g/l
のアルコール エトキシレート、1.25g/lのトリポリリン酸ナトリウム、1.00
g/lの硫酸ナトリウム、0.45g/lの炭酸ナトリウムおよび0.15g/lのメタ
珪酸ナトリウムから成る。
択一的に、好ましいリパーゼはpH7.5の洗剤溶液中で活性を有することを特徴
とし、その活性は同じpHの緩衝液中の活性の少なくとも75%である(双方の活性
を、基質としてp−ニトロフェニル ブチラートを用い40℃で30分の反応時間測
定する)、緩衝液は0.2Mトリス−HClであり、そして洗剤溶液は0.1%アルコー
ル エトキシレート又は直鎖アルキルスルホネートである。
洗剤溶液中で示される活性を有するリパーゼは、ストレプトマイセス サブク
ラスター(Streptomyces subcluster)1A又は1B、例えば種S.グリセウス
(griseus)、S.コエリカラー(coelicolor)又はS.パルバス(parvus)、
特に菌株S.グリセウス(griseus)DSM 7349,DSM 7350,DSM 8672、S.コエ
リカラー(coelicol
or)FERM BP-4236,FERM BP-4237,ATCC 23899又はS.パルバス(parvus)ATCC
12433から得ることができる。
Ca++の不存在下のリパーゼ活性
特に好ましい態様において、本発明のリパーゼは、50mM Ca++での活性の50%
を超えるCa++の不存在下での活性を有する(双方の活性は下記のオリーブ油/PV
A法により測定するとき)。
Ca++の不存在下で述べられた活性を有するリパーゼを生産し得る微生物菌株は
、新規でありそして本発明によって提供される。好ましい菌株は、S.グリセウ
ス(griseus)DSM 7350である。
免疫化学的性質
ストレプトマイセス クラスター1の菌株に生来の細胞外リパーゼの免疫学的
性質と同一又は部分的同一の免疫学的性質を有しそして高pHで言及された活性を
有する位置非特異性リパーゼは、本発明の範囲内である。免疫化学的性質は、免
疫学的交差反応同定試験によって測定できる。同定試験は公知のオクテロニー二
重免疫拡散法又は双頭交差免疫電気泳動(I.M.ロリット;lmmunology,Gower Me
dical Publishing(1985)およびN.X.アレクセン;Handbook of Immunoprecipit
ation-in-Gel Techniques,Blackwell Scientific Publications(1983)、5章
および14章による)。語句免疫学的同一(抗原同一)および部分的免疫同一(部
分的抗原同一)は、アレクセン等同上、5,9および20章およびロリット同上6
章に記載されている。
免疫学試験において使用するための単一特異性抗血清は、例えばN.H.アレクセ
ン同上の41章又はN.H.アレクセン等、A Manual of Quantitative immuno electr
ophoresis,Blackwell Scientific Publications(1973)に記載される如く、例
えば家兎において精製されたリパーゼに対して生じ得る。
リパーゼ活性の測定
リパーゼ活性は、基質としてポリビニルアルコールと共にオリーブ油(容量比
1:3のオリーブ油および2%PVA溶液;PVA、n=1750±50)を用いて測定する
。0.1mlのリパーゼ溶液、0.2mlの200mMジエタノールアミン緩衝液および0.2mlの
オリーブ油/PVAエマルションの混合物を40℃で10分又は20分間撹拌する。反応
は、0.1mlの1N HClを加えることにより停止する。
停止後、内部標準として0.1%のリトコール酸を含有するクロロホルムおよび
メタルールの1対1混合物2.0mlを反応媒質に加え、次いでこの媒質を激しく撹
拌する。沈降後、溶剤相を除去しそしてTLC-FID分析(ラトスカン(商標))を
より遊離した脂肪酸の測定に委ねる。
リパーゼの生産
本発明のリパーゼは、炭素および窒素源並びに無機塩を含有する、適当な普通
培地中で前記微生物の1種を培養し、引き続きリパーゼを回収することによって
生産できる。
リパーゼは又当業者に公知の方法による組換えDNA工学により、例えばリパー
ゼをエンコードするDNA断片を単離し、DNA断片を適当なベクター内の適当な発現
シグナルと結合させ、ベクター又はその一部を自己複製プラミドとして又は染色
体に組込まれたものとして適当な宿主(すなわち、大腸菌、属バシラス、ストレ
プトマイセス又はサッカロマイセスの一員、又は線維状菌類、好ましくはアスペ
ルギルス属の一員)に導入し、リパーゼの発現に至る条件下で宿主生物を培養し
、次いで培地よりリパーゼを回収することにより得ることができる。
培養後、リパーゼは常法により、例えば疎水性クロマトグラフィー法、イオン
交換クロマトグラフィー法およびそれらの組合せによ
り培養ブロスから回収されそして精製される。
リパーゼの適用
本発明のリパーゼは、リパーゼの通常の適用において特に高pHで例えば洗たく
物および皿洗い用洗剤中、社会のおよび産業上の洗浄において並びに皮革加工に
おいて用いることができる。
本発明のリパーゼは、位置非特異性であり(すなわち、トリグリセリド中全て
の3個のエステル結合を加水分解し得る)そして該リパーゼは油脂の全加水分解
に対して使用できる。適当な条件はpH7、60℃であってよい、何故ならリパーゼ
は中性pH付近でより熱安定であるからである。
洗たく物洗剤組成物
本発明によれば、リパーゼは典型的には洗剤組成物の一成分であってよい。そ
のようなものとして、そのリパーゼは無粉塵性粒質物、安定化液体、又は保護さ
れた酵素の形態で洗剤組成物に含ましめることができる。無粉塵性粒質物は、例
えば米国特許4,106,991および4,661,452(両特許ともノボ インダストリー A
/Sに付与)に開示される如く製造されそして所望により当業者に公知の方法で
塗布され得る。ワックスの塗布材料の例は、平均モル重量1000〜20000を有する
ポリ(エチレンオキシド)製品(ポリオキシエチレングリコール、PEG)、16〜1
5個の酸化エチレン単位を有するノニルフェノール;エトキシル化脂肪アルコー
ル(ここにおいてアルコールは12〜20個の炭素原子を有しそしてここにおいて15
〜18個の酸化エチレン単位が存在する);脂肪アルコール;脂肪酸;および脂肪
酸のモノ−およびジ−およびトリグリセリドである。流動床技術により適用に対
して適当なフィルム形成性塗布材料の例は、英国特許1483591に示される。流体
酵素調製品は、確立された方法に従い、ポリオール例えばポリエチレングリコー
ル、糖もしくは糖アルコー
ル、乳酸もしくはホウ酸を添加することにより安定化できる。他の酵素安定剤は
当業者に周知である。保護された酵素は、ヨーロッパ特許238,216に開示される
方法に従って調製できる。
本発明の洗剤組成物は、如何なる好都合の形態であってよく、例えば粉末、顆
粒、ペースト又は液体として存在し得る。液体洗剤は、水性(典型的には70%の
水および0−30%の有機溶剤を含有する)、又は非水性である。
洗剤組成物は1種又はそれ以上の界面活性剤を含んでなり、それらの各々はア
ニオン性、カチオン性又は双性イオン性であってよい。洗剤は通常0−50%のア
ニオン界面活性剤例えば直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)、α−オレ
フィンスルホネート(AOS)、アルキルスルフェート(脂肪アルコールスルフェ
ート)(AS)、アルコール エトキシスルフェート(AEOS又はAES)、第二級ア
ルカンスルホネート(SAS)、α−スルホ脂肪酸メチルエステル、アルキル−又
はアルケニルコハク酸又は石けんを通常含有するであろう。洗剤は又0−40%の
非イオン界面活性剤、例えばアルコール エトキシレート(AEO又はAE)、カル
ボキシル化アルコール エトキシレート、ノニルフェノールエトキシレート、ア
ルキルポリグリコシド、アルキルジメチルアミンオキシド、エトキシル化脂肪酸
モノエタノールアミド、脂肪酸モノエタノールアミド、アルキル(N−メチル)
−グリコサミド又はポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミド(例えば国際公開92/
06154に記載される如く)を含有できる。
洗剤組成物は追加的に1種又はそれ以上の他の酵素、例えばアミラーゼ、クチ
ナーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、ペルオキシダーゼおよびオキシダーゼを含
んでもよい。
洗剤は1−65%の洗剤用ビルダー又は錯化剤例えばゼオライト、ジホスフェー
ト、トリホスフェート、ホスホネート、シトラート、
ニトリロトリ酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリ
アミンペンタ酢酸(DTMPA)、アルキル−又はアルケニルコハク酸、可溶性シリ
ケート、加層シリケート(例えばヘキスト社からのSKS-6)を含有できる。洗剤
は又ビルダーを加えなくてもよい、すなわち洗浄用ビルダーが本質的に無くても
よい。
洗剤は1種又はそれ以上のポリマーを含んでもよい。そのポリマーの例は、カ
ルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリ(ビニルピロリドン)(PVP)、ポリエ
チレングリコール(PEG)、ポリ(ビニルアルコール)(PVA)、ポリカルボキシ
レート例えばポリアクリレート、マレイン酸/アクリル酸コポリマーおよびラウ
リルメタクリレート/アクリル酸コポリマーである。
洗剤は漂白系を含んでいてもよくその漂白系はH2O2源例えばパーボレート又
はパーカーボネートを含んでよくこれらは過酸−形成漂白活性化剤例えばテトラ
アセチルエチレンジアミン(TAED)又はノナノイルオキシベンゼンスルホネート
(NOBS)と組合せてもよい。択一的に、漂白系は例えばアミド、イミド又はスル
ホンタイプのペルオキシ酸を含んでいてもよい。
本発明の洗剤組成物の酵素は、通常の安定化剤、例えばポリオール例えばプロ
ピレングリコール又はグリセロール、糖もしくは糖アルコール、乳酸、ホウ酸、
又はホウ酸誘導体例えば芳香族ボレートエステルを用いて安定化できそして組成
物は例えば国際公開92/19709および国際公開92/19708に記載される如く製剤化
され得る。
洗剤は又他の通常の洗剤成分、例えば粘土を含む布帛柔軟剤、起泡増進剤、起
泡抑制剤、耐蝕剤、土壌−沈殿防止剤、抗土壌−再付着剤、染料、殺菌剤、螢光
増白剤又は香料を含むことができる。
pH(使用濃度で水性溶液中に測定された)は通常、中性又はアルカリ性、例え
ば7−11であろう。
本発明の範囲内の洗剤組成物の特定の形態には次のものが含まれる:
1)以下の成分を含んでなる少なくとも600g/lの嵩密度を有する粒質物とし
て製剤化される洗剤組成物;
−直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(酸として計算) 7−12%
−アルコールエトキシスルフェート(例えばC12-18
アルコール、1−2EO)又はアルキルスルフェート
(例えばC16-18) 1−4%
−アルコール エトキシレート(例えばC14ー15アル
コール、7EO) 5−9%
−炭酸ナトリウム(Na2CO3として) 14−20%
−可溶性シリケート(Na2O,2SiO2として) 2−6%
−ゼオライト(NaAlSiO4として) 15−22%
−硫酸ナトリウム(Na2SO4として) 0−6%
−クエン酸ナトリウム/クエン酸(C6H5Na3O7/C6H8O7
として) 0−15%
−ナトリウムパーボレート(NaBO3・H2Oとして) 11−18%
−TAED 2−6%
−カルボキシメチルセルロース 0−2%
−ポリマー(例えばマレイン酸/アクリル酸コポリマ
ー、PVP,PEG) 0−3%
−酵素 0−5%
−少量成分(例えば起泡抑制剤、香料、螢光増白剤、
光漂白剤) 0−5%
2)次の成分を含んでなる少なくとも600g/lの嵩密度を有する粒質物として
製剤化される洗剤組成物;
−直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(酸として計算) 6−11%
−アルコールエトキシスルフェート(例えばC12-18
アルコール、1−2EO)又はアルキルスルフェート
(例えばC16-18) 1−3%
−アルコール エトキシレート(例えばC14-15アル
コール、7EO) 5−9%
−炭酸ナトリウム(Na2CO3として) 15−21%
−可溶性シリケート(Na2O,2SiO2として) 1−4%
−ゼオライト(NaAlSiO4として) 24−34%
−硫酸ナトリウム(Na2SO4として) 4−10%
−クエン酸ナトリウム/クエン酸(C6H5Na3O7/C6H8O7
として) 0−15%
−カルボキシメチルセルロース 0−2%
−ポリマー(例えばマレイン酸/アクリル酸コポリマ
ー、PVP,PEG) 1−6%
−酵素 0−5%
−少量成分(例えば起泡抑制剤、香料) 0−5%
3)次の成分を含んでなる少なくとも600g/lの嵩密度を有する粒質物として
製剤化される洗剤組成物;
−直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(酸として計算) 5−9%
−アルコールエトキシレート(例えばC12-15アル
コール、7EO) 7−14%
−脂肪酸としての石けん(例えばC16-22) 1−3%
−炭酸ナトリウム(Na2CO3として) 10−17%
−可溶性シリケート(Na2O,2SiO2として) 3−9%
−ゼオライト(NaAlSiO4として) 23−33%
−硫酸ナトリウム(Na2SO4として) 0−4%
−ナトリウムパーボレート(NaBO3・H20として) 8−16%
−TAED 2−8%
−ホスホネート(例えばEDTMPA) 0−1%
−カルボキシメチルセルロース 0−2%
−ポリマー(例えばマレイン酸/アクリル酸コポリマ
ー、PVP,PEG) 1−3%
−酵素 0−5%
−少量成分(例えば起泡抑制剤、香料、螢光増白剤) 0−5%
4)次の成分を含んでなる少なくとも600g/lの嵩密度を有する粒質物として
製剤化される洗剤組成物;
−直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(酸として計算) 8−12%
−アルコール エトキシレート(例えばC12-15アル
コール、7EO) 10−25%
−炭酸ナトリウム(Na2CO3として) 14−22%
−可溶性シリケート(Na2O,2Si02として) 1−5%
−ゼオライト(NaAlSiO4として) 25−35%
−硫酸ナトリウム(Na2SO4として) 0−10%
−カルボキシメチルセルロース 0−2%
−ポリマー(例えばマレイン酸/アクリル酸コポリマ
ー、PVP,PEG) 1−3%
−酵素 0−5%
−少量成分(例えば起泡抑制剤、香料) 0−5%
5)次の成分を含んでなる水性液体組成物;
−直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(酸として計算) 15−21%
−アルコール エトキシレート(例えばC12-15アル
コール、7EO又はC12-15アルコール、5EO) 12−18%
−脂肪酸としての石けん(例えばオレイン酸) 3−13%
−アルケニルコハク酸(C12-14) 0−13%
−アミノエタノール 8−18%
−クエン酸 2−8%
−ホスホネート 0−3%
−ポリマー(例えばPVP,PEG) 0−3%
−ボレート(B4O7として) 0−2%
−エタノール 0−3%
−プロピレングリコール 8−14%
−酵素 0−5%
−少量成分(例えば分散剤、起泡抑制剤、香料、螢光
増白剤) 0−5%
6)次の成分を含んでなる水性に組立てられた液体洗剤組成物;
−直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(酸として計算) 15−21%
−アルコール エトキシレート(例えばC12-15アル
コール、7EO又はC12-15アルコール、5E0) 3−9%
−脂肪酸として石けん(例えばオレイン酸) 3−10%
−ゼオライト(NaAlSiO4として) 14−22%
−クエン酸カリウム 9−18%
−ボレート(B4O7として) 0−2%
−カルボキシメチルセルロース 0−2%
−ポリマー(例えばPEG,PVP) 0−3%
−定着ポリマー(anchoring polymer)
例えばラウリルメタクリレート/アクリル酸コポリ
マーとして;モル比25:1;MW 3800 0−3%
−グリセロール 0−5%
−酵素 0−5%
−少量成分(例えば、分散剤、起泡抑制剤、香料、螢
光増白剤) 0−5%
7)次の成分を含んでなる少なくとも600g/lの嵩密度を有する粒質物として
製剤化される洗剤組成物;
−脂肪アルコールスルフェート 5−10%
−エトキシル化脂肪酸モノエタノールアミド 3−9%
−脂肪酸のような石けん 0−3%
−炭酸ナトリウム(Na2CO3として) 5−10%
−可溶性シリケート(Na2O,2Si02として) 1−4%
−ゼオライト(NaAlSiO4として) 20−40%
−硫酸ナトリウム(Na2SO4として) 2−8%
−ナトリウムパーボレート(NaBO3・H2Oとして) 12−18%
−TAED 2−7%
−ポリマー(例えばマレイン酸/アクリル酸コポリマ
ー、PEG) 1−5%
−酵素 0−5%
−少量成分(例えば螢光増白剤、起泡抑制剤、香料) 0−5%
8)次の成分を含んでなる粒質物として製剤化される洗剤組成物;
−直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(酸として計算) 8−14%
−エトキシル化脂肪酸モノエタノールアミド 5−11%
−脂肪酸のような石けん 0−3%
−炭酸ナトリウム(Na2CO3として) 4−10%
−可溶性シリケート(Na2O,2Si02として) 1−4%
−ゼオライト(NaAlSiO4として) 30−50%
−硫酸ナトリウム(Na2SO4として) 3−11%
−クエン酸ナトリウム(C6H5Na3O7として) 5−12%
−ポリマー(例えばPVP、マレイン酸/アクリル酸コ
ポリマー、PEG) 1−5%
−酵素 0−5%
−少量成分(例えば起泡抑制剤、香料) 0−5%
9)次の成分を含んでなる粒質物として製剤化される洗剤組成物;
−直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(酸として計算) 6−12%
−非イオン界面活性剤 1−4%
−脂肪酸のような石けん 2−6%
−炭酸ナトリウム(Na2CO2として) 14−22%
−ゼオライト(NaAlSiO4として) 18−32%
−硫酸ナトリウム(Na2SO4として) 5−20%
−クエン酸ナトリウム(C6H5Na3O7として) 3−8%
−ナトリウムパーボレート(NaBO3・H2Oとして) 4−9%
−漂白活性化剤(例えばNOBS又はTAED) 1−5%
−カルボキシメチルセルロース 0−2%
−ポリマー(例えばポリカルボキシレート又はPEG) 1−5%
−酵素 0−5%
−少量成分(例えば螢光増白剤、香料) 0−5%
10)次の成分を含んでなる水性液洗剤組成物;
−直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(酸として計算) 15−23%
−アルコール エトキシレート(例えばC12-15アル
コール、2−3EO) 8−15%
−アルコール エトキシレート(例えばC12-15アル
コール、7EO又はC12-15 アルコール、5EO) 3−9%
−脂肪酸のような石けん(例えばラウリン酸) 0−3%
−アミノエタノール 1−5%
−クエン酸ナトリウム 5−10%
−ヒドロトロープ(例えばナトリウムトルエンスルホ
ネート) 2−6%
−ボレート(B4O7として) 0−2%
−カルボキシメチルセルロース 0−1%
−エタノール 1−3%
−プロピレングリコール 2−5%
−酵素 0−5%
−少量成分(例えばポリマー、分散剤、香料、螢光増
白剤) 0−5%
11)次の成分を含んでなる水性液体洗剤組成物;
−直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(酸として計算) 20−32%
−アルコール エトキシレート(例えばC12-15アル
コール、7EO又はC12-15アルコール、5EO) 6−12%
−アミノエタノール 2−6%
−クエン酸 8−14%
−ボレート(B4O7として) 1−3%
−ポリマー(例えばマレイン酸/アクリル酸コポリマ
ー、定着ポリマー例えばアウリルメタクリレート/
アクリル酸コポリマーおよび CMCとして) 0−3%
−グリセロール 3−8%
−酵素 0−5%
−少量成分(例えばヒドロトロープ、分散剤、香料、
螢光増白剤) 0−5%
12)次の成分を含んでなる少なくとも600g/lの嵩密度を有する粒質物として
製剤化される洗剤組成物;
−アニオン界面活性剤(直鎖アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、アルキルスルフェート、α−オレフィンス
ルホネート、α−スルホ脂肪酸メチルエステル、ア
ルカンスルホネート、石けん) 25−40%
−非イオン界面活性剤(例えば、アルコールエトキシ
レート) 1−10%
−炭酸ナトリウム(Na2CO3として) 8−25%
−可溶性シリケート(Na2O,2Si02として) 5−15%
−硫酸ナトリウム(Na2SO4として) 0−5%
−ゼオライト(NaAlSi04として) 15−28%
−ナトリウムパーボレート(NaBO3・4H2Oとして) 0−20%
−漂白活性化剤(TAED又はNOBS) 0−5%
−酵素 0−5%
−少量成分(例えば、香料、螢光増白剤) 0−3%
13)1)−12)で記載されるような洗剤組成物であって直鎖アルキルベンゼンス
ルホン酸塩の含量又はその一部がアルキルスルフェート(C12−C18)により置
換されている。
14)1)−13)で記載されるような洗剤組成物であって、追加成分又は既に述べ
た漂白系の代替物として安定化又は封入された過酸を含有する。
15)3),7),9)および12)で記載される洗剤組成物であって、パーボレー
トの含量がパーカーボネートにより置換されている。
16)例えば直鎖アルコキシル化一級アルコールのような液体非イオン界面活性剤
、ビルダー系(例えばホスフェート)、酵素およびアルカリを含んでなる非水性
洗剤液体として製剤化される洗剤組成物。洗剤は又アニオン界面活性剤および/
又は漂白系を含んでいてもよい。
本発明のリパーゼは好都合には洗剤中で用いられる濃度で配合され得る。今日
次のように考えられている;すなわち本発明の洗剤組成物中でリパーゼは洗液1
l当たり50〜10,000LU、好ましくは100〜2,000LU/l、又は洗剤1g当たり50〜
50,000LU、好ましくは500〜10,000LU/gに対応する量で添加され得る。リパー
ゼタンパク
質の量は、洗液1l当たり0.001〜100mg又は洗剤1g当たり0.001〜100mgであっ
てよい。
皿洗い用組成物
皿洗い用洗剤組成物は、界面活性剤を含んでなり、これはアニオン、非イオン
、カチオン、双性イオン又はこれらのタイプの混合物であってよい。洗剤は、0
−90%の非イオン界面活性剤例えば低−もしくは非−発泡エトキシル化プロポキ
シル化直鎖アルコールを含有するであろう。
洗剤組成物は、無機および/又は有機タイプの洗剤用ビルダー塩を含有してよ
い。洗剤用ビルダーはリン−含有および/又は非リン−含有タイプであってよい
。洗剤組成物は、通常1−90%の洗剤ビルダーを含有する。
リン−含有無機アルカリ洗剤用ビルダーの例には、水溶性塩、特にアルカリ金
属ピロホスフェート、オルソホスフェート、ポリホスフェート、およびホスホネ
ートが含まれる。非−リン−含有無機ビルダーの例には、水溶性アルカリ金属カ
ーボネート、ボレートおよびシリケート並びに種々のタイプの水不溶性結晶又は
非晶質アルミノシリケートが含まれこの内ゼオライトが最も良く知られた代表例
である。
適当な有機ビルダーの例には、アルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモ
ニウム、シトレート、スクシネート、マロネート、脂肪酸スルホネート、カルボ
キシメトキシ スクシネート、アンモニウムポリアセテート、カルボキシレート
、ポリカルボキシレート、アミノポリカルボキシレート、ポリアセチル カルボ
キシレートおよびポリヒドロキシスルホネートが含まれる。
他の適当な有機ビルダーには、ビルダーの性質を有することが知られている高
分子量ポリマーおよびコポリマー、例えば適当なポリ
アクリル酸、ポリマレイン酸およびポリアクリル酸/ポリマレイン酸コポリマー
およびそれらの塩が含まれる。
皿洗い用洗剤組成物は、塩素/臭素系又は酸素系の漂白剤を含有できる。無機
塩素/臭素系漂白剤の例は、リチウム、ナトリウム又はカルシウムハイポクロラ
イトおよびパイポブラマイト並びに塩素化三ナトリウムホスフェートである。有
機塩素/臭素系漂白剤の例は、複素環式N−ブロモおよびN−クロロイミド例え
ばトリクロロイソシアヌル酸、トリブロモイソシアヌル酸、ジブロモイソシアヌ
ル酸およびジクロロイソシアヌル酸並びに水可溶性カチオン例えばカリウムおよ
びナトリウムとそれらの塩である。ヒダントイン化合物も又適当である。
酸素漂白剤は、無機過塩の形態で、好ましくは漂白剤前駆体と共に又はペルオ
キシ酸化合物として好ましい。適当なペルオキシ化合物の典型的例は、アルカリ
金属パーボレート、四水和物および一水和物の双方、アルカリ金属パーカーボネ
ート、パーシリケートおよびパーホスフェートである。好ましい活性剤の物質は
TAEDおよびグリセロールトリアセテートである。
本発明の皿洗浄用洗剤組成物は、(1以上の)酵素に対する通常の安定剤、例
えばポリオール例えばプロピレングリコール、糖もしくは糖アルコール、乳剤、
ホウ酸、又はホウ酸誘導体、例えは芳香族ボレートエステルを用いて安定化でき
る。
本発明の皿洗浄用洗剤組成物は又、他の通常の成分、例えば解膠剤物質、充て
ん物、発泡抑制剤、耐蝕剤、土壌−沈殿防止剤、金属イオン封鎖剤、抗土壌−再
付着剤、脱水剤、染料、殺菌剤、螢光剤、シックナーおよび香料を含有してもよ
い。
最後に、本発明のリパーゼは通常の皿洗浄用洗剤、例えば次の特許公報のいず
れかに記載されている任意の洗剤中に用いることがで
きる:
ヨーロッパ特許551670、ヨーロッパ特許533239、国際公開9303129、ヨーロッ
パ特許507404、米国特許5141664、英国特許2247025、ヨーロッパ特許414285、英
国特許2234980、ヨーロッパ特許408278、英国特許2228945、英国特許2228944、
ヨーロッパ特許387063、ヨーロッパ特許385521、ヨーロッパ特許373851、ヨーロ
ッパ特許364260、ヨーロッパ特許349314、ヨーロッパ特許331370、ヨーロッパ特
許318279、ヨーロッパ特許318204、英国特許2204319、ヨーロッパ特許266904、
米国特許5213706、ヨーロッパ特許530870、カナダ特許2006687、ヨーロッパ特許
481547、ヨーロッパ特許337760、国際公開93/14183、米国特許5223179、国際公
開93/06202、国際公開93/05132、国際公開92/19707、国際公開92/09680、国
際公開92/08777、国際公開92/06161、国際公開92/06157、国際公開92/06156
、国際公開91/13959、ヨーロッパ特許399752、米国特許4941988、米国特許4908
148。
実施例
次の実施例は更に本発明を説明するが、いかなる場合も請求の範囲で請求され
る本発明の範囲を制限するものではない。
例 1
リパーゼの生産
下記の組成(g/l)のワックスマン培地中で菌株LB 501(DSM7349),LB 50
2(DSM 7350),LB 511(FERM BP-4236)、およびLB 512(FERM BP-4237)の各
々から、振とうフラスコ中で種培養物を生産した:
グルコース 10
ペプトン 5
肉エキス 5
NaCl 5
pHを7.0に調節
30℃でかつ230rpmで2日後、5mlの種培養物を下記の培地(g/l)100mlを
含有する振とうフラスコ中で接種した:
ファルマメディア(Pharmamedia)(商標)(トラデルス
プロテイン、ザ プロクター アンド ギャンブル
オイルシード プロダクツ社より提供) 20g
コーン スティープ パウダー 10g
グリセロール 10g
K2HPO4 1g
MgSO4,7H2O 0.5g
オートクレーブ処理前にpHを7.0に調節
オートクレーブ処理20分/121℃
ホホバ油1mlを各振とうフラスコに加え、次いでフラスコを27℃で4日間230r
pmで培養した。
培養ブロスを遠心分離により液体/固体分離に委ねた。上澄みを凍結乾燥しそ
して粗製粉末調製品を得た。
例 2
リパーゼの調製
下記に示すように、次の組成(ml/SFは振とうフラスコ当たりのmlを示す)を
有する、ACT-1,ACT-2,ACT-3,ACT-4およびACT-5と表示される培地 100mlを有
する 250mlの振とうフラスコ中で菌株を培養した:
各菌株を27℃で4日間培養した。培養の終了時に培養ブロスのpHとリパーゼ活
性(LU)を測定した。1リパーゼ単位(LU)は、標準条件下(すなわち、30.0℃
で;pH 7.0;およびトリブチリン基質)、毎分当たり1μmol の滴定可能な酪酸
を遊離する酵素の量である。
結果:
例 3
リパーゼの生産
以下に示すように、菌株を培地ACT-1(例2に示す)を含有する振とうフラス
コ中で27℃で培養した。培養ブロスのpHおよびリパーゼ活性を3日、4日および
5日後に測定した。結果は次の通りであった。
例 4
S.グリセウス(griseus)LB 502(DSM 7350)からリパーゼの生
産
菌株を以下の組成を有する培地上振とうフラスコ内で27℃で培養した:
4日後、収率は約30LU/mlであった。
例 5
リパーゼの精製
S.グリセウス(griseus)LB 501(DSM 7349)からの粗製リパーゼを次の如
く、疎水性クロマトグラフィー次いでイオン交換クロマトグラフィーにより精製
した。
疎水性クロマトグラフィー:例1で生産された粗製リパーゼ粉末を溶解し次い
で 3.5M CH3COONH4に調節した。これをt−ブチルマクロペプHIC(バイオラボ
社の製品)のカラムに適用し、次いでカラムを同じ濃度の CH3COONH4で洗い大部
分の色とタンパク質を除いた。公配を開始後、最初に急速に1Mに降下させ、次
いでゆっくり0Mに下げる。2つのピークがクロマトグラム中に見られ、従って
2つのプールのリパーゼを採取した。リパーゼ活性の全回収は80%を超えていた
。
イオン交換クロマトグラフィー:限外濾過による濃縮および脱イオン化後(高
粘度のため、回収率60−70%)、各プールをDEAE−ト
ヨパール(Toyopearl)のカラムに適用した。リパーゼ活性を含有する1個の幅
広いピークがクロマトグラム上に認められそして集められた。幾分かの色彩を除
きそしてリパーゼ活性の回収は80%を超えていた。最後に、各プールを再たび限
外濾過した(80%を超える回収率)。
出発物質は16,500LUの総リパーゼ活性を有していた。プール1およびプール2
は、それぞれ74.4LU/mgタンパク質および43.3LU/mgタンパク質のリパーゼ比活
性、並びに3350LUおよび1860LUの総リパーゼ活性を有していた。従って、リパー
ゼ活性の全体の回収は32%であった。
両プールは、5.5又はそれ以下の等電点(等電点電気泳動による)および28〜4
3kDの分子量を有する少なくとも2個のリパーゼを含有することが見出された。
例 6
リパーゼ調製品のpH活性曲線
pHプロフィルを次の菌株からのリパーゼ調製品に対して測定した:
菌株:
S.グリセウス(griseus)LB 501(DSM 7349)
S.グリセウス(griseus)LB 502(DSM 7350)
S.コエリカラー(coelicolor)LB 511(FERM BP-4236)
S.コエリカラー(coelicolor)LB 512(FERM BP-4237)
S.グリセウス(griseus)LB 524(DSM 8672)
S.コエリカラー(coelicolor)N 2293(ATCC 23899)
S.パルバス(parvus)N 2300(ATCC 12433)
リパーゼ調製品のpHプロフィルを、Ca++の不存在下基質としてオリーブ油そし
て乳化剤として PVAを用い、20分の反応時間でpH 8.5
−10.5の緩衝液を用いて測定した。結果をpHに対する相対活性(相対活性%)と
して図1−7に示す。
図より、リパーゼがCa++の不存在下約pH9−10に最適活性を有しそしてリパー
ゼはpH10で最適活性の50%を超えていることが明らかである。
例 7
アルカリpHでリパーゼの活性
リパーゼ調製品を、拡散プレート法によりpH6−10でリパーゼ活性に対して試
験した。
例3で3日および4日培養後に得られたリパーゼ調製品を試験した。拡散プレ
ートを、それぞれpH6,8.5および10で、オリーブ油および PVAを含有する試験
培地を用い国際公開88/02775の例11に記載されるように調製し、そして培地のp
Hにおけるリパーゼ活性の存在又は不存在をクリアリング ゾーン(clearing zo
ne)の出現から測定した。
結果は、例3からの全てのリパーゼ調製品はpH6,8.5および10で活性を示す
ことを表わしていた、すなわち全てのリパーゼ調製品はpH10までの高いpHで全て
活性であった。
例 8
位置特異性
位置特異性をトリグリセリドの加水分解および本発明のリパーゼ調製品で形成
されたジグリセリドの分析により測定した。
S.グリセウス(griseus)LB 502(DSM 7350)からのリパーゼ調製品を、pH1
0で乳化剤として PVAを用いグリシン緩衝液中、pH10で30分間基質としてのオリ
ーブ油を加水分解するために用い、しかる後加水分解生成物をラトロスカン(la
troscan)により分析した。
リポラーゼ、すなわちフミコラ ラヌギノサ(Humicola lanugino
sa)由来の従来技術の位置特異性リパーゼを比較のため用いた。
結果を図8に示す。図より本発明のリパーゼ調製品に関して、より多くの1,
3−ジグリセリドが1,2−ジグリセリドよりも形成されており、このことは本
発明のリパーゼ調製品は位置非特異性であり、トリグリセリドの1位および3位
よりも2位により高い活性を有することを示している。リポラーゼは殆ど1,3
−ジグリセリドの形成を与えず、位置特異的であることが確認される、すなわち
リポラーゼはトリグリセリドの1位および3位中にのみ反応する。
S.グリセウス(griseus)LB 524(DSM 8672)、S.コエリカラー(coelico
lor)N 2293(ATCC 23899)およびS.パルバス(parvus)N 2300(ATCC 12433
)からの本発明のリパーゼ調製品は、LB 502と同様の結果を生ぜしめた。
例 9
リパーゼ活性に関する洗剤の効果
種々のリパーゼ調製品のリパーゼ活性を、pH7.5で0.1%の非イオン又はアニオ
ン界面活性剤(アルコール エトキシレート又は直鎖アルキルベンゼンスルホン
酸塩)の存在下で測定しそして洗剤を含まない対照と比較した。
例2のリパーゼ調製品を用いた。各試験において、0.lmlのリパーゼ溶液を、0
.2Mのトリス−HCI(pH7.5)に溶解したp−ニトロフェル ブチラートの 1.0mM
溶液 0.4mlおよび 0.2%洗剤溶液 0.5mlと混合した。対照は洗剤溶液の代わりに
水を用いて作成した。混合物を40℃で30分間インキュベートし、次いで加水分解
の程度を、415nmで光学濃度を測定することにより測定した。
結果を対照と比較して洗剤の存在下で相対活性として表わす。
以下の内容は明らかである、すなわちアルコール エトキシレートの存在下、
全てのリパーゼ調製品はそれらの活性の50%超、を保持し、大抵は75%超を保持
しそして幾つかは90%超の活性を保持する。直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩
の存在下、大抵のリパーゼ調製品はそれらの活性の少なくとも50%を保持し、大
抵のこれらの菌株は少なくとも75%の活性そして幾つかは90%超の活性を保持す
る。
例 10
洗剤中のリパーゼ活性
種々のリパーゼ調製品のリパーゼ活性を、高pHのビルダー入り洗剤溶液中で測
定しそして洗剤なしの対照と比較した。
各試験において、リパーゼ調製品を次の組成(活性物質として示
される)の洗剤溶液に添加した。混合物を40℃で60分間基質としてのオリーブ油
および乳化剤として PVAと共にインキュベートし、しかる後形成した遊離酸の量
を測定した。対照は、洗剤溶液の代わりに同じpHのグリシン又はジエタノール緩
衝剤を用いて作成した。
結果は、対照と比較して洗剤の存在下相対活性として表わされる。
上記リパーゼ調製品が、対照と比較して洗剤溶液中50%を超える相対活性を有
することは明らかである。
例 11
リパーゼ活性に対するCa++の効果
本発明のリパーゼ調製品の活性を、Ca++の添加なしでおよび種々の量のCa++を
添加して測定した。
S.グリセウス(griseus)LB 502(DSM 7350)からのリパーゼ調製品を、pH1
0のジエタノールアミン緩衝液中40℃で10分間基質としてオリーブ油および乳化
剤として PVAと共にインキュベートし、しかる後加水分解の程度を測定した。種
々の濃度のカルシウム塩を添加して実験を繰り返した。
結果を図9に示す。この調製品のリパーゼ活性は、Ca++濃度が低下したとき減
少しないことが明らかである。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年1月9日
【補正内容】
7.菌株が、S.グリセウス(griseus) DSM 7349,DSM 7350,DSM 8672、S
.コエリカラー(coelicolor) FERM BP-4236,FBRM BP-4237,ATCC 23899又は
S.パルバス(parvus) ATCC 12433である、請求の範囲第6項記載のリパーゼ
調製品。
8.Ca++の不存在下で活性を有しそしてその活性は50mMのCa++で活性の50%を
超えるものである(両活性を基質としてオリーブ油そして乳化剤としてポリビニ
ルアルコールを用いpH10で測定するとき)、請求の範囲第4項記載のリパーゼ調
製品。
9.菌株がS.グリセウス(griseus) DSM 7350である、請求の範囲第8項記
載のリパーゼ調製品。
10.無粉塵性粒質物、安定化液体、スラリー又は保護された酵素の形態で洗剤
用添加剤として提供される、請求の範囲第1〜9項のいずれか1項に記載リパー
ゼ調製品。
11.(1)位置非特異性であり、
(2)9−11の範囲内のpHで最適活性を有する(基質としてオリーブ油そして
乳化剤としてポリビニルアルコールを用い40℃で20分間Ca++フリーアッセイにお
いて測定するとき)、そして
(3)ストレプトマイセス クラスター(Streptomyces cluster)1に生来の
細胞外リパーゼと免疫学的に同一であるか又は部分的に同一である、リパーゼ。
12.請求の範囲第6項記載のリパーゼ調製品を生産することのできるストレプ
トマイセス グリセウス(Streptomyces griseus)の菌株。
13.前記リパーゼ調製品を生産することのできるS.グリセウス(griseus)
DSM 7350又はその突然変異株又は変異株である、請求の範囲第12項記載の菌株。
14.炭素および窒素源並びに無機塩を含有する適当な普通培地中
で、ストレプトマイセス クラスター(Streptomyces cluster)1のリパーゼ−
生産株を培養し、次いでリパーゼ調製品を回収することを含んでなる、請求の範
囲第1〜10項のいずれか1項に記載のリパーゼ調製品の製造方法。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(31)優先権主張番号 442/93
(32)優先日 1993年4月20日
(33)優先権主張国 デンマーク(DK)
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),BR,CA,FI,JP,K
R,US
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.(1)位置非特異性であり、 (2)pH10で活性を有しそしてその活性は最適pHで活性の50%を超えており( 両活性を、基質としてオリーブ油そして乳化剤としてポリビニルアルコールを用 い40℃で20分間Ca++フリーアッセイにおいて測定するとき)、そして (3)ストレプトマイセス クラスター(Streptomyces cluster)1の菌株を 培養することにより生産可能である、リパーゼ調製品。 2.菌株が、S.コエリカラー(coelicolor)、S.リモサス(limosus)、 S.アルボビリジス(alboviridis)、S.グリセウス(griseus)、S.パルバ ス(parvus)、S.セトニー(setonii)又はS.ニトロスポレウス(nitrospor eus)である、請求の範囲第1項記載のリパーゼ調製品。 3.菌株が、S.コエリカラー(coelicolor)FERM BP-4236,FERM BP-4237, ATCC 23899、S.リモサス(limosus)ATCC 19778、S.アルボビリジス(albov iridis)ATCC 25425、S.グリセウス(griseus)ATCC 23345、DSM 7349,DSM 7 350,DSM 8672、S.パルバス(parvus)ATCC 12433、S.セトニー(setonii) ATCC 25497又はS.ニトロスポレウス(nitrosporeus)ATCC 27472である、請求 の範囲第2項記載のリパーゼ調製品。 4.pH10.2の洗剤溶液中で活性を有しそしてその活性はpH10のジエタノールア ミン緩衝液中活性の50%を超えており(両活性を、基質としてオリーブ油そして 乳化剤としてポリビニルアルコールを用い60分の反応時間で測定した場合)、そ して洗剤溶液が0.35g/lの直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、0.15g/lの アルコール エトキシレート、1.25g/lのトリポリリン酸ナトリウム、1.00g/lの硫酸ナ トリウム、0.45g/lの炭酸ナトリウムおよび0.15g/lのメタ珪酸ナトリウム から成る、請求の範囲第1項記載のリパーゼ調製品。 5.菌株がストレプトマイセス サブクラスター(Streptomyces subcluster )1A又は1Bである、請求の範囲第4項記載のリパーゼ調製品。 6.菌株が、S.グリセウス(griseus)、S.コエリカラー(coelicolor) 又はS.パルバス(parvus)である、請求の範囲第5項記載のリパーゼ調製品。 7.菌株が、S.グリセウス(griseus)DSM 7349,DSM 7350,DSM 8672、S .コエリカラー(coelicolor)FERM BP-4236,FERM BP-4237,ATCC 23899又はS .パルバス(parvus)ATCC 12433である、請求の範囲第6項記載のリパーゼ調製 品。 8.Ca++の不存在下で活性を有しそしてその活性は50mMのCa++で活性の50%を 超えるものである(両活性を基質としてオリーブ油そして乳化剤としてポリビニ ルアルコールを用いpH10で測定するとき)、請求の範囲第4項記載のリパーゼ調 製品。 9.菌株がS.グリセウス(griseus)DSM 7350である、請求の範囲第8項記 載のリパーゼ調製品。 10.無粉塵性粒質物、安定化液体、スラリー又は保護された酵素の形態で洗剤 用添加剤として提供される、請求の範囲第1〜9項のいずれか1項に記載リパー ゼ調製品。 11.(1)位置非特異性であり、 (2)9−11の範囲内のpHで最適活性を有する(基質としてオリーブ油そして 乳化剤としてポリビニルアルコールを用い40℃で20分間測定するとき)、そして (3)ストレプトマイセス クラスター(Streptomyces cluster)1に生来の 細胞外リパーゼと免疫学的に同一であるか又は部分的に同一である、リパーゼ。 12.請求の範囲第6項記載のリパーゼ調製品を生産することのできるストレプ トマイセス グリセウス(Streptomyces griseus)の菌株。 13.前記リパーゼ調製品を生産することのできるS.グリセウス(griseus)D SM 7350又はその突然変異株又は変異株である、請求の範囲第12項記載の菌株。 14.炭素および窒素源並びに無機塩を含有する適当な普通培地中で、ストレプ トマイセス クラスター(Streptomyces cluster)1のリパーゼ−生産株を培養 し、次いでリパーゼ調製品を回収することを含んでなる、請求の範囲第1〜10項 のいずれか1項に記載のリパーゼ調製品の製造方法。 15.菌株が、S.コエリカラー(coelicolor)、S.リモサス(limosus)、 S.アルボビリジス(alboviridis)、S.グリセウス(griseus)、S.パルバ ス(parvus)、S.セトニー(setonii)又はS.ニトロスセポレウス(nitrosp oreus)である、請求の範囲第14項記載の方法。 16.菌株がS.コエリカラー(coelicolor)FERM BP-4236,FERM BP-4237,AT CC 23899、S.リモサス(limosus)ATCC 19778、S.アルボビリジス(albovir idis)ATCC 25425、S.グリセウス(griseus)ATCC 23345、DSM 7349,DSM 735 0,DSM 8672、S.パルバス(parvus)ATCC 12433、S.セトニー(setonii)AT CC 25497又はS.ニトロスポレウス(nitrosporeus)ATCC 27472又はそれらのリ パーゼ−生産突然変異株もしくは変異株である、請求の範囲第15項記載の方法 。 17.界面活性剤および請求の範囲第1〜10項のいずれか1項に記載のリパーゼ 調製品を含んでなる、洗剤組成物。 18.更に1〜40%の洗剤用ビルダーを含んでなり、そして水性溶液中で測定し てPH7−11を有する、請求の範囲第17項記載の洗剤組成物。 19.ビルダーが、ホスフェートビルダー、ゼオライト又はクエン酸ナトリウム である、請求の範囲第18項記載の洗剤組成物。 20.更にプロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、オキシダーゼおよびペルオ キシダーゼから成る群から選ばれる第二の洗剤用酵素を含んでなる、請求の範囲 第17〜19項のいずれか1項に記載の洗剤組成物。
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