JPH11502411A - アルカリ脂肪分解酵素 - Google Patents

アルカリ脂肪分解酵素

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JPH11502411A JP8528808A JP52880896A JPH11502411A JP H11502411 A JPH11502411 A JP H11502411A JP 8528808 A JP8528808 A JP 8528808A JP 52880896 A JP52880896 A JP 52880896A JP H11502411 A JPH11502411 A JP H11502411A
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哲 平山
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Abstract

(57)【要約】 アルカリ脂肪分解酵素は、脂肪分解酵素を産生することが以前には報告されていない2つの密接に関連した属であるボトリオスファエリア(Botryosphaeria)又はグイグナルジア(Guignardia)の真菌株から得ることができる。その新規の脂肪分解酵素は、pH10周辺で最適活性を有し、界面活性剤に用いるのに十分に適している。有利には、その微生物は、適切な発現系が十分に開発されている子嚢菌類である。

Description

【発明の詳細な説明】 アルカリ脂肪分解酵素 技術分野 本発明は、アルカリ脂肪分解酵素に、脂肪分解酵素産生微生物株に、脂肪分解 酵素を生産するための方法に、及び前記脂肪分解酵素を含む界面活性組成物に関 する。 背景技術 いくつかのイーストのために、布及び他の繊維から脂質又は脂肪染色を除去す るために界面活性剤として脂肪分解酵素が用いられている。 これにより、先行技術は、界面活性添加物としての種々の微生物のリパーゼの 使用を示唆する。例としてはヒュミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)( サーモマイセス・ラヌギノスス(Thermomyces lanuginosus)とも呼ばれる、EP258 068及びEP305216)、リゾムコル・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)(EP238023)、 カンジダ・アンタルクチカ(Candida antarctica)(EP214761)、P.アルカリ ゲネス(P.alcaligenes)及びP.シュードアルカリゲネス(P. pseudoalcalig enes )のようなシュードモナス(Pseudomonas)の種々の種(EP218272)、P.セ パシア(P .cepacia)(EP331376)、バチルス(Bacillus)、例えばB.サブチ リス(B .subtilis)(Dartois ら、(1993)Biochemica et Biophysica Acta 1131, 253〜260)、B.ステアロサーモフィルス(B.stearothermophilus)(JP−A 64−7 4992)及びB.プミルス(B .pumilus)(WO 91/16422)由来のリパーゼを含む。 リパーゼのような酵素の商業的生産のために、より高い収率で適切な宿主生物 内で前記酵素を発現することが好ましい。アスペルギルス(Aspergillus)内での 子嚢菌類(Ascomycetes)からの酵素の発現を含む種々の発現系が利用できる(EP2 38023)。 多くの界面活性剤は溶液中の高いpH(例えばpH10周辺)でアルカリ性であり、 高いpHにおいて高い活性を有する脂肪分解酵素についての必要性がある。脂肪分 解酵素は、適切な発現系が利用できるタイプの微生物から得られるはずである。 発明の概要 驚くことに、我々は、アルカリ脂肪分解酵素が、以前には脂肪分解酵素を産生 すると報告されていない2つの密接に関連する属であるボトリオスファエリア(Botryosphaeria )又はグイグナルジア(Guignardia)の真菌株から得ることがで きることを見い出した。新規の脂肪分解酵素は、界面活性剤に用いるのに十分に 適したpH10周辺で最適な活性を有する。有利には、微生物は、適切な発現系が十 分に開発される子嚢菌類である。 従って、本発明は、ボトリオスファエリアもしくはグイグナルジアの株から得 られ、又はそれらの株により産生される精製された脂肪分解酵素に対して生ずる 抗体と免疫学的に反応し、そして50mM Ca2+の存在下で9〜11の範囲のpHで最適 活性を有する脂肪分解酵素を提供する。 本発明の他の態様は、配列番号:1,2,3,4及び5からなる群から選択さ れるアミノ酸配列を含むアルカリ脂肪分解酵素を提供する。 本発明は、生物学的に純粋な培養物としてのボトリオスファエリアの新規な脂 肪分解酵素産生株も提供する。 他の態様において、本発明は、アルカリ脂肪分解酵素を生産するための方法で あって、適切な栄養培地でボトリオスファエリア又はグイグナルジアの脂肪分解 酵素産生株を培養し、次にアルカリ脂肪分解酵素を回収することを含むことを特 徴とする方法を提供する。 本発明は、更に、アルカリ脂肪分解酵素を生産するための方法であって、 a)ボトリオスファエリア又はグイグナルジアの脂肪分解酵素産生株から脂肪 分解酵素をコードするDNA フラグメントを単離するステップと、 b)適切なベクターにおいて適切な発現シグナルと前記DNA フラグメントを組 み合わせるステップと、 c)前記ベクター又はその一部を適切な宿主内に導入するステップと、 d)脂肪分解酵素の発現を誘導する条件下で前記宿主生物を培養するステップ と、 e)前記培養培地から脂肪分解酵素を回収するステップと、 を含むことを特徴とする方法を提供する。 最後に、本発明は、有効量の前記脂肪分解酵素と共に界面活性剤を含む界面活 性組成物を提供する。 図面の簡単な記載 図1及び2は、各々ボトリオスファエリア種CBS 102.95及びB.リビス(B.r ibis)CBS 504.94により産生された脂肪分解酵素についての脂肪分解酵素活性対 pHのグラフを示す。 発明の詳細な記載 微生物 本発明に用いた微生物の株はボトリオスファエリア(Botryosphaeria)又はグ イグナルジア(Guignardia)属に属する。その2つの属は密接に関連し、M.E. Barrにより同義語であると考えられた(Contrib.Univ.Mich.Herb.,9: 532 〜638,1972)が、ほとんどの著者はそれらは別個の属であると考える。例えばA .Sivanesan(J.Cramer,Vaduz,701 pp 1984)を参照のこと。 両方の属は、Richard.T.Hanlin(Illustrated Genera of Ascomycetes,APS Press;The American Phytopathological Society,St.Paul,Minnesota,199 0,p.46〜49)により記載される。ボトリオスファエリア属は、Punithalingam ,E及びHolliday,P.(1973)(CMI Descriptions of Pathogenic Fungi and Bac teria No.395)によっても記載される。培養した場合、その株はフシコッカム (Fusicoccum)状態又は微小分生子(microconidal)状態に進展し得る。 2つの株は単離されており、Centraalbureau Voor Schimmelcultures(CBS),Oos terstraat 1,Postbus 273, NL−3740 AG Baarn,Netherlandsに特許手続上の 微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約に従って、本発明者らにより 寄託されている。その2つの株は、普通の分類法により分類される。 株の寄託データ及び分類学的同定は次の通りである: また、次の公的に利用できる株を本発明に用いることができる。 上述の株は以下の微生物のための寄託機関から自由に利用できる。 MAFF:Ministry of Agriculture,Forestry and Fisheries,National Instit ute of Agro-Biological Research,1-2 Kannon-dai 2-chome,Tsukuba,Ibarak i 305,Japan. JCM:Japan Collection of Microorganisms,RIKEN,Wako,Sai tama 351-01,Japan. IFO:Institute for Fermentation,Osaka,17-85,Juso-honmachi 2-chome, Yodogawa-ku,Osaka 532,Japan. CBS:Centraal Bureau voor Schimmelcultures,Oosterstraatl,3740 AG Baa rn,Netherlands. ATCC:American Type Culture Collection,12301 Parklawn Drive,Rockvill e,Maryland 20852,USA。 脂肪分解酵素を産生することができるこれらの株の変異体及び突然変異体も本 発明に用いることができる。 脂肪分解酵素の生産 脂肪分解酵素は、当該技術で公知である方法に従って、又は本明細書の実施例 に記載されるように、適切な栄養培地中で上述の微生物のいずれかを培養し、必 要に応じて次に回収及び精製することにより生産することができる。 本脂肪分解酵素は、それ自体当該技術で周知である方法、例えば脂肪分解酵素 をコードするDNA フラグメントを単離し、適切なベクター内で適切な発現シグナ ルにDNA フラグメントを組み合わせ、自己複製プラスミド又は染色体内に一体化 されるもののいずれかとして、適切な宿主(例えば糸状菌、好ましくはアスペル ギルス属のメンバー)内に前記ベクター又はその一部を導入し、前記脂肪分解酵 素の発現を導く条件下で宿主生物を培養し、そしてその培地から脂肪分解酵素を 回収することにより、組換えDNA 技術によっても得ることができる。 DNA 配列の単離は、次のステップ: a)ボトリオスファエリア又はグイグナルジアの脂肪分解酵素産生株からのcD NAライブラリーを適切なベクター内にクローニングするステップと、 b)適切なイースト宿主細胞を前記ベクターで形質転換するステップと、 c)アルカリ脂肪分解酵素を発現するために適切な条件下で、形質転換された イースト宿主細胞を培養するステップと、 d)ステップ(c)で発現された脂肪分解酵素活性を決定することにより陽性 クローンについてスクリーニングするステップと、 を含むいわゆる発現クローニングにより行うことができる。 発現クローニングは、WO93/11249 に又はH.Dalboge及び H.P.Heldt−Hans en(Mol.Gen.Genet.(1994)243:253〜260)に記載されるように行うことがで きる。好ましい異種宿主細胞は、例えばEP−A−0 238 023 に記載される発現系 を用いる、アスペルギルスの株、例えばA.オリザエ(A .oryzae)又はA.ニゲ ル(A .niger)である。 培養の後、脂肪分解酵素は、疎水クロマトグラフィーイオン交換クロマトグラ フィー及びそれらの組み合わせのような慣用的方法によって培養ブイヨンから回 収し、精製することができる。 脂肪分解酵素 本発明の酵素は脂肪分解酵素である。本文脈において、“脂肪分解酵素”とい う用語は、Recommendations(1992)of the International Union of Biochemis try and Molecular Biology(IUBMB)に従って、酵素分類番号E.C.3.1.1.− (カルボン酸エステルヒドロラーゼ)下に分類される酵素を示す。これにより脂 肪分解酵素は、E.C.3.1.1.の文脈に言及されるエステル結合のタイプの少く とも1つに対して加水分解活性を示す。本発明の脂肪分解酵素は、好ましくは( 基質としてトリグリセリドとの)リパーゼ活性を有する。 酵素の特性 本発明の脂肪分解酵素は、アルカリ性pHでの高い活性を特徴とする。更に詳し くは、それらは50mM Ca2+の存在下で9超、特に9〜11の範囲のpHで最適活性を 有する。 図1及び2は、各々ボトリオスファエリアCBS 102.95及びB.リビスCBS 504. 94により産生された脂肪分解酵素についての脂肪分解酵素活性対pHのグラフを示 す。 等電点はCBS 102.95からの脂肪分解酵素について3.8であり、CBS 504.94から の脂肪分解酵素について 3.4である。分子量にCBS 102.95からの脂肪分解酵素に ついて55,000ダルトンであり、CBS 504.94からの脂肪分解酵素について64,000で ある。特異的脂肪分解酵素活性は、CBS 102.95からの脂肪分解酵素について400L U/A280であり、CBS 504.94からの脂肪分解酵素について300LU/A280である( A280=280nm における吸光度から決定された蛋白質のmg)。 1脂肪分解酵素単位(LU)は、標準的条件(即ち30.0℃;pH 7.0;及びトリブ チリン基質)下で、分当りに1μmol の滴定可能な酪酸を遊離する酵素の量であ る。 免疫化学特性 ボトリオスファエリア又はグイグナルジアの株に対してネイティブであり、言 及される特性を有する脂肪分解酵素の特性と同一又は部分的に同一である免疫化 学特性を有するアルカリ脂肪分解酵素は本発明の範囲内である。 免疫化学特性は、免疫学的交差反応同一性テストにより決定することができる 。その同一性テストは、公知のオクタロニ−二重免疫拡散法により、又はI .M. Roitt(Immunology,Gower Medical Publishing(1985)及びN .H.Axelsen(Hand book of Immunoprecipitation−in−Gel Techniques,Blackwell Scientific Pu blications(1983),Chapters5及び14)に従う双頭交差免疫電気泳動によ り行うことができる。免疫化学的同一性(抗原同一性)及び部分的免疫化学的同 一性(部分的抗原同一性)という用語はAxelsen、前掲、Chapters5,19及び20 並びにRoitt、前掲、Chapter 6に記載される。 免疫学的テストに用いるための一特異的抗血清は、例えばN.H.Axelsen、前 掲のChapter 41又はN.H.Axelsen ら(A Manual of Quantitative Immunoelect rophoresis,Blackwell Scientific Publications(1973))のChapter 23に記載 されるように、精製された脂肪分解酵素に対して、例えばウサギにおいて発生さ せることができる。 界面活性添加物 本発明によれば、脂肪分解酵素は、典型的には、界面活性組成物中の添加物と して用いることができる。この添加物は、非ダスト性粒子、安定化液、スラリー 又は保護酵素として便利には製剤化される。 本発明の脂肪分解酵素を含む界面活性添加物についての適切な活性範囲は、界 面活性添加物のg当り純粋な酵素蛋白質0.01〜100mgである。 界面活性剤 本発明の脂肪分解酵素は、界面活性剤中に便利に用いられる濃度で組み込むこ とができる。脂肪分解酵素蛋白質の量は、界面活性剤のグラム当り 0.001〜10mg 又は洗浄液のリッター当り0.01〜100mgであり得る。 界面活性組成物 本発明によれば、脂肪分解酵素は、典型的には、界面活性組成物の構成物であ り得る。これにより、それは非ダスト性粒子、安定化液、保護された酵素の形態 における界面活性組成物中に含まれ得る 。非ダスト性粒子は、US 4,106,991及び 4,661,452(両方ともNovo Industri A/S )に開示されるように製造することができ、必要に応じて当該技術で周知である 方法によって、被覆することができる。ワックス様被覆材料の例は、平均分子量 1000〜20000 のポリ(エチレンオキシド)製品(ポリエチレングリコール、PEG );16〜50エチレンオキシド単位を有するエトキシ化ノニルフェノール;アルコ ールが12〜20炭素原子を含み、15〜80エチレンオキシド単位があるエトキシ化脂 肪アルコール;脂肪アルコール;脂肪酸;並びに脂肪酸のモノ−、ジ−及びトリ グリセリドである。流動床技術による適用に適したフィルム形成性被覆材料の例 は、特許GB 1483591に供される。液状酵素調製物は、例えば確立された方法に従 って、プロピレングリコール、糖もしくは糖アルコール、乳酸又はホウ酸のよう なポリオールを添加することにより安定化することができる。他の酵素安定剤は 、当該技術で公知である。保護された酵素は、EP 238,216に開示される方法に従 って調製することができる。 本発明の界面活性組成物は、いずれかの便利な形態、例えば粉末、粒状体、ペ ースト又は液体としての形態であり得る。液体状界面活性剤は、典型的には70% までの水及び0〜30%の有機溶媒を含む水性又は非水性であり得る。 本界面活性組成物は、その各々が陰イオン性、非イオン性、陽イオン性又は双 性イオン性であり得る1又は複数の界面活性剤を含む。本界面活性剤は、通常、 0〜50%の直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、α−オレフィンスルホネ ート(AOS)、アルキルスルフェート(脂肪アルコールスルフェート)(AS)、ア ルコールエトキシスルフェート(AEOS又はAES)、第2アルカンスルホネート(SAS) 、α−スルホ脂肪酸メチルエステル、アルキル−もしくはアルケニルコハク酸、 又はセッケンのような陰イオン性界面活性剤を含む であろう。それは、0〜40%のアルコールエトキシレート(AEO又はAE)、カルボ キシル化アルコールエトキシレート、ノニルフェノールエトキシレート、アルキ ルポリグリコシド、アルキルジメチルアミンオキシド、エトキシ化脂肪酸モノエ タノールアミン、脂肪酸モノエタノールアミン、又はポリヒドロキシアルキル脂 肪酸アミドのような非イオン性界面活性剤(例えばWO92/06154 に記載)も含む ことができる。 本界面活性組成物は、アミラーゼ、クチナーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、 ペルオキシダーゼ、及びオキシダーゼ、例えばラッカーゼのような1又は複数の 他の酵素を更に含むことができる。 本界面活性剤は、1〜65%のゼオライト、ジホスフェート、トリホスフェート 、ホスホネート、シトレート、ニトリロトリ酢酸(NTA)、エチレンジアミンテト ラ酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTMPA)、アルキル−もしく はアルケニルコハク酸、可溶性シリケート又は層状シリケート(例えばHoechst からの SKS−6)のような界面活性剤ビルダー又は錯化剤を含むことができる。 本界面活性剤は、1又は複数のポリマーを含むことができる。例としては、カ ルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリ(ビニルピロリドン)(PVP)ポリエチレン グリコール(PEG)、ポリ(ビニルアルコール)(PVA)、ポリアクリレートのような ポリカルボキシレート、マレイン酸/アクリル酸コポリマー及びラウリル・メタ クリル酸/アクリル酸コポリマーである。 本界面活性剤は、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)又はノナノイロキ シベンゼンスルホネート(NOBS)のような過酸形成性漂白アクティベーターと組 み合わせることができるペルボレート又はペルカーボネートのようなH2O2源を含 むことができる漂白系を含むことができる。あるいは、漂白系は、例えばアミド 、イミド又は スルホンタイプの過酸を含むことができる。 本発明の界面活性組成物の酵素は、慣用的な安定化剤、例えばプロピレングリ コールもしくはグリセロールのようなポリオール、糖もしくは糖アルコール、乳 酸、ホウ酸、又は例えば芳香族ホウ酸エステルのようなホウ酸誘導体を用いて安 定化することができ、そして本組成物は、例えばWO92/19709 及びWO92/19708 に記載されるように製剤化することができる。 本界面活性剤は、クレー、泡ブースター、セッケン泡抑制剤、防腐剤、汚れ懸 濁剤、抗汚れ再沈着剤、染料、殺菌剤、光沢剤、又は香料のような他の慣用的界 面活性剤成分も含むことができる。 (使用濃度において水溶液中で測定された)pHは、通常、中性又はアルカリ性 、例えば7〜11の範囲であろう。 本発明の範囲内の界面活性剤の特定の形態は次のものを含む。 1)次のものを含む少くとも 600g/lのかさ密度を有する粒状体として製剤 化された界面活性組成物。 2)次のものを含む少くとも 600g/lのかさ密度を有する粒状体として製剤 化された界面活性組成物。 3)次のものを含む少くとも 600g/lのかさ密度を有する粒状体として製剤 化された界面活性組成物。 4)次のものを含む少くとも 600g/lのかさ密度を有する粒状体として製剤 化された界面活性組成物。 5)次のものを含む水溶液界面活性組成物。 6)次のものを含む水性構造液体界面活性剤組成物。 7)次のものを含む少くとも 600g/lのかさ密度を有する粒状体として製剤 化された界面活性組成物。 8)次のものを含む粒状体として製剤化された界面活性組成物。 9)次のものを含む粒状体として製剤化された界面活性組成物。 10)次のものを含む水溶液界面活性組成物。 11)次のものを含む水溶液界面活性組成物。 12)次のものを含む少くとも 600g/lのかさ密度を有する粒状体として製剤 化された界面活性組成物。 13)直鎖アルキルベンゼンスルホネートの全部又は一部を(C12−C18)アル キルスルフェートで置換した1)〜12)に記載されるように製剤化された界面活 性剤。 14)次のものを含む少くとも 600g/lのかさ密度を有する粒状体として製剤 化された界面活性組成物。 15)次のものを含む少くとも 600g/lのかさ密度を有する粒状体として製剤 化された界面活性組成物。 16)既に特定される漂白システムのための更なる構成物又は基質のいずれかと して、安定化又は被包された過酸を含む1)〜15)に記載の界面活性剤。 17)過ホウ酸塩が過炭酸塩で置換された1),3),7),9)及び12)に記 載の界面活性組成物。 18)マンガン触媒を更に含む1),3),7),9),12),14)及び15)に 記載される界面活性組成物。マンガン触媒は、例えば“Ffficient manganese ca talysts for low-temperature bleaching ”,Nature 369,1994,pp.637〜639 に記載される化合物の1つであり得る。 19)例えば直鎖アルコキシル化第1アルコール、ビルダーシステム(例えばホ スホネート)、酵素及びアルカリのような液状非イオン性界面活性剤を含む非水 性界面活性剤として製剤化された界面活性組成物。 本発明の脂肪分解酵素は、界面活性剤に便利に用いられる濃度で組み込むこと ができる。本発明の界面活性組成物において、脂肪分解酵素は、洗浄液のリッタ ー当り 0.00001〜1mg(純粋な酵素蛋白質として計算)の脂肪分解酵素に相当す る量で添加することができることが考慮される。 実施例 実施例1 ボトリオスファエリア種からの脂肪分解酵素の産生 本実施例に次の培地を用いた。 PDA のスラント(Difco の製品)からの株CBS 102.95を 100mlのYS−2培地を 含む2つの振とうフラスコに接種し、そして27℃で2日間、振とうしながら振と うフラスコをインキュベートすることにより、種培養物を調製した。最終的なpH は 7.5であった。 種培養物を用いて 100mlのYS−25培地を含む50の振とうフラスコに接種し、振 とうしながら27℃で2日間、振とうすることにより、主要培養物を調製した。 細胞量を除去した後、17LU/mlの脂肪分解酵素活性を有する無細胞ブイヨン 2 ,900mlを回収した。これを脱イオン化して凍結乾燥し、 3,540LU/gの脂肪分解 酵素活性を有する11.9gの粉状サンプルを得た。 実施例2 ボトリオスファエリア・リビスからの脂肪分解酵素の産生 株CBS 504.94を用い、主要な培養を3日間、行った他は、実施例1と同様に脂 肪分解酵素を生産した。細胞量を除去した後、I0LU/mlの脂肪分解酵素活性を有 する無細胞ブイヨンを回収した。これを 脱イオン化して凍結乾燥して、3,050LU/gの脂肪分解酵素活性を有する17.8g の粉末状サンプルを得た。 実施例3 ボトリオスファエリア種からの脂肪分解酵素の精製及びキャラクタリゼーショ ン 精製手順 ボトリオスファエリア種CBS 102.95からの粗脂肪分解酵素を、次のように陰イ オン交換及び疎水クロマトグラフィーを用いて2段階プロトコルを用いて精製し た。 陰イオン交換クロマトグラフィー 実施例1からの脂肪分解酵素調製物 6.2gを10mM Tris−HCl,pH7に溶かし、 同じ緩衝液に対して透析した。その溶液を同じ緩衝液で平衡化されたQ Sepharos e(Pharmaciaの製品)が充填されたカラム上に5ml/分の流速で適用した。結合 しない材料を同緩衝液で洗浄し、同緩衝液中0〜1MのNaCl濃度の直線勾配で脂 肪分解酵素を溶出した。得られた画分を脂肪分解酵素活性についてアッセイし、 プールした。このステップの収率は54%であった。 疎水クロマトグラフィー 脂肪分解酵素プールに、 0.8Mの最終濃度を供するように酢酸アンモニウムを 加えた。その溶液を 0.8M酢酸アンモニウムで先に平衡化されたButyl Sepharos e(Pharmaciaの製品)で充填されたカラムに適用した。大量の同じ緩衝液で全体 を洗浄した後、最初にミリQ水で、次に30%イソプロパノールで溶出を行った。 その水画分は59%の適用された活性を含んでおり、イソプロパノール画分は27% を含んでいた。 精製の概要 キャラクタリゼーション 標準条件下で4.20%勾配 SDS−PAGEゲル(Novex)を用いて脂肪分解酵素の純度 及び分子量を分析した。分子量マーカー蛋白質はPharmacia から購入した。電気 泳動後、蛋白質をCoomassie ブリリアントブルーで染色した。水のプール及びイ ソプロパノールの両方からの脂肪分解酵素の分子量は55,000であることが見い出 された。 脂肪分解酵素のpIを、Ampholine PAG プレート、pH 3.5〜9.5(Pharmaciaの製 品)を用いて測定した。Pharmacia からのpIマーカー蛋白質を用いた。両方のプ ールから脂肪分解酵素のpIはpI3.8 であった。 これらの結果は、Butyl Sepharose から得られた2つのプールからの脂肪分解 酵素が同じであることを示した。より高純度のためのキャラクタリゼーションに 用いるために、水プールからの脂肪分解酵素を選択した。 脂肪分解酵素の特異活性は、約400LU/A280(280nmにおける吸光度により決 定された蛋白質成分)であることが見い出された。 実施例4 ボトリオスファエリア・リビスからの脂肪分解酵素の精製及びキャラクタリゼ ーション 精製手順 ボトリオスファエリアCBS 504.94からの粗脂肪分解酵素を以下の3段階により 精製した。 STREAM LINETM カラムクロマトグラフィー 最初のステップはSTREAM LINE カラムクロマトグラフィーであった。実施例2 からの凍結乾燥粉末14.3g及び(本質的に実施例2と同様に作られ、1780LU/g の脂肪分解酵素活性を有する)他の凍結乾燥粉末 3.5gを50mM Tris−HCl緩衝 液(pH7.6)に溶かした。その脂肪分解酵素を同緩衝液で平衡化されたDEAE樹脂の カラム上に吸着させ、そのカラムを同緩衝液で洗浄した。脂肪分解酵素を 0.5M のNaClを含む同緩衝液で溶出した。このステップの収率は45%であった。 疎水カラムクロマトグラフィー 第2のステップは、予め充填されたButyl Toyopearl(Toyo Sodaの製品)及び HPLCを用いる疎水カラムクロマトグラフィーであった。濃縮された脂肪分解酵素 を、1M酢酸アンモニウムの塩濃度に調節した。1〜0M酢酸アンモニウムの直 線勾配及び20%エタノールにより溶出を行った。脂肪分解酵素活性を示す画分を 収集した。濃縮して脱塩するために限外ろ過を行った。このステップの収率は89 %であった。 陰イオン交換カラムクロマトグラフィー 第3のステップは、予め充填されたDEAE Toyopearl(Toy Sodaの製品)を用い る陰イオン交換カラムクロマトグラフィーであった。脂肪分解酵素とpH7.6 及び 0.1M NaClに調節した。これを0.1M NaClを含む50mM Tris−HCl 緩衝液(pH 7.6)で平衡化されたカラムに適用し、脂肪分解酵素を 0.1〜2M NaCl の直線勾 配で溶出した。そのクロマトグラムは脂肪分解酵素活性で2つのピークを示し た。最初のピークに対応する画分を収集し、脂肪分解酵素のキャラクタリゼーシ ョンに用いるために透析した。 精製の概要 分子量 精製された脂肪分解酵素の分子量を SDS−PAGE及びゲルろ過カラムクロマトグ ラフィーにより計算した。標準条件下で10〜15勾配ゲル(Pharmacia の製品)及 びPhast SystemTMを用いて SDS−PAGEを行った。分子量マーカー蛋白質はPharma cia から購入した。加水分解した後、蛋白質をクーマシーブリリアントブルーで 染色した。脂肪分解酵素の分子量は64,000であることが見い出された。 Superdex 200pg 26/60(Pharmacia の製品)及びHPLCでゲルろ過クロマトグ ラフィーを行った。精製された脂肪分解酵素2mlを 0.1M NaCl を含む50mM Tr is−HCl 緩衝液で平衡化したカラム上に適用し、同緩衝液で脂肪分解酵素を溶出 した。流速は3ml/分であった。ゲルろ過較正キット(Gel Filtration Calibra tion Kit)(Pharmacia の製品)を標準蛋白質として用いた。分子量は54,000で あることが見い出された。 等電点 脂肪分解酵素のpIを3〜9勾配ゲル及びPhast SystemTMを用いて IEF−PAGEに より決定した。Pharmacia からのpIマーカー蛋白質を用いた。電気泳動後、クー マシーブリリアントブルー染色でpH3.5 未満の1つのバンドがあった。脂肪分解酵素活性はオリーブ油エマルション及び ブリリアントグリーンを用いて同じ位置に見い出された。 特異活性 特異活性は約 300LU/mgであることが見い出された。蛋白質量を蛋白質アッセ イキットにより測定し、ウシ血奨グロブリン凍結乾燥物(Bovine Plasma Globul in Lyophilized)を(Bio-Rad の製品)を標準として用いた。 実施例5 種々の種からの脂肪分解酵素の産生 以下に列記される各々の株を寒天スラント上で培養した。そのスラント培養物 の約1cm2を削り取り、2つのバッフルを備えた 500mlの振とうフラスコ中のYS −2培地 100mlに接種するのに用いた。この種培養物を2日間、振とうしながら (約220rpm)30℃でインキュベートした。 2つのバッフルを備えた 500ml振とうフラスコ中 100mlのYS−25に種培養物3 mlを接種し、振とうしながら(約220rpm)30℃で培養することにより主要培養物 を調製した。その培養を、他の株よりゆっくりと増殖することが観察されたので 、株NN102563及びNN102564については6日間まで延長した他は、3日間、続けた 。培養の終りに、ブイヨンの脂肪分解活性を測定した。 各々の実験を2回行った。結果(2つの実験の平均)は次の通りであった。 脂肪分解酵素はテストした株全てから得ることができたことが分かる。本発明 者らにより単離された株ボトリオスアエリアNN143554(CBS 102.95)での収率は 他の株より著しく高いことが更にわかる。 実施例6 pH10における脂肪分解酵素についてのプレートテスト (JP−W 1−501120に対応する)WO88/02775 の実施例11に記載されるプレ ートテストを、先の実施例からの培養ブイヨンを用い て、Ca2+の添加あり及びなしでのpH10における脂肪分解酵素活性について検査す るのに用いた。実施例5でテストされた全ての株からのサンプルが、Ca2+の添加 あり及びなしの両方でpH10において脂肪分解酵素活性を示すことが見い出された 。 実施例7 部分的アミノ酸配列の決定 B.リビスNN115210及びボトリオスアエリア種NN143554からの精製されたリパ ーゼを配列決定した。 2つのリパーゼの直接の配列決定によってはN末端アミノ酸配列は得られなか った。これは、N末端アミノ基がブロックされていることを示す。 2つのリパーゼをリシル特異的プロテアーゼでのデグラデーションの前に還元 し、S−カルボキシメチル化した。結果として生ずるペプチドを、逆相HPLCを用 いて分画して再精製し、次にN末端アミノ酸配列にかけた。 NN115210リパーゼから5つのペプチド配列を得た。それらを配列番号:1〜5 として配列表に示す。 配列番号:4のXaa 残基はおそらくグリコシル化Asn 残基である。 NN143554リパーゼから1つのペプチド配列を得た。このアミノ酸配列はNN1152 10リパーゼからの配列番号:1に示されるアミノ酸配列と同一であった。 そのペプチド配列を、534アミノ酸を有するカンジダシリンドラセア(Candida cylindracea )CBS 6330からのリパーゼLIP1の周知の配列にアラインした。5つ のペプチドはLIP1の次の位置にアラインされることが見い出された。そのペプ チド中の適合したアミノ酸及び全体のアミノ酸の数を括弧で示す。アラインメン トを改良す るために、LIP1配列の位置 374〜374 の間にギャップを挿入した。 配列番号:1:位置35−47(12/13) 配列番号:2:位置 148−187(22/40) 配列番号:3:位置 255−276(7/22) 配列番号:4:位置 296−331(11/36) 配列番号:5:位置 365−403(18/40、ギャップを挿入) このアラインメントに基づいて、この5つのペプチドはこの順番で存在する部 分的配列であることが確信される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年4月2日 【補正内容】 請求の範囲 8.ボトリオスファエリア種CBS 102.95又はその脂肪分解酵素産生性変異体の 生物学的に純粋な培養物。 9.脂肪分解酵素を生産するための方法であって、適切な栄養培地中でボトリ オスファエリア又はグイグナルジアの脂肪分解酵素産生株を培養し、次にアルカ リ脂肪分解酵素を回収することを含むことを特徴とする方法。 10.前記脂肪分解酵素が、50mM Ca2+の存在下で9〜11の範囲のpHで最適活性 を有するアルカリ脂肪分解酵素であることを特徴とする請求項9に記載の方法。 11.前記株が、B.ベレンゲリアナMAFF06−45001、B.ベレンゲリアナf. 種ピリコラMAFF06−45002、B.ドチデアJCM 2733,JCM 2735,JCM 2736,JCM 2 737,JCM 2738、B.パルバATCC 58191、B.リビスCBS 504.94,ATCC 56125、 B.リビス変種クロモゲナCBS 121.26、B.キサントセファラATCC 60638、ボト リオスファエリア種CBS 102.95、G.ラルシナIFO 7887,IFO 7888又はG.パウ ロウニアエMAFF03−05151 であることを特徴とする請求項9又は10に記載の方法 。 12.脂肪分解酵素を生産するための方法であって、 a)ボトリオスファエリア又はグイグナルジアの脂肪分解酵素産生株から、脂 肪分解酵素をコードするDNA 配列を単離するステップと、 b)そのDNA フラグメントを、適切なベクター内で適切な発現シグナルと組み 合わせるステップと、 c)前記ベクターで適切な異種宿主生物を形質転換するステップと、 d)脂肪分解酵素の発現を誘導する条件下で前記形質転換された宿主生物を培 養するステップと、 e)その培養培地から脂肪分解酵素を回収するステップと、 を含むことを特徴とする方法。 13.前記脂肪分解酵素が、50mM Ca2+の存在下で9〜11の範囲のpHで最適活性 を有するアルカリ脂肪分解酵素であることを特徴とする請求項12に記載の方法。 14.前記脂肪分解酵素産生株が、B.ベレンゲリアナMAFF06−45001、B.ベ レンゲリアナf.種ピリコラMAFF06−45002、B.ドチデアJCM 2733,JCM 2735 ,JCM 2736,JCM 2737,JCM 2738、B.パルバATCC 58191、B.リビスCBS 504. 94,ATCC 56125、B.リビス変種クロモゲナCBS 121.26、B.キサントセファラ ATCC 60638、ボトリオスファエリア種CBS 102.95、G.ラルシナIFO 7887,IFO 7888又はG.パウロウニアエMAFF03−05151 であることを特徴とする請求項12又 は13に記載の方法。 15.前記宿主生物が糸状菌、好ましくはアスペルギルス(Aspergillus)属の株 であることを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載の方法。 16.請求項12〜15のいずれかに記載の方法であって、前記DNA 配列が、 a)ボトリオスファエリア又はグイグナルジアの脂肪分解酵素産生株からのcD NAライブラリーを適切なベクター内にクローニングするステップと、 b)前記ベクターで適切なイースト宿主細胞を形質転換するステップと、 c)アルカリ脂肪分解酵素を発現するための適切な条件下で前記形質転換され たイースト宿主細胞を培養するステップと、 d)ステップ(c)で発現された脂肪分解酵素活性を決定することにより、陽 性クローンについてスクリーニングするステップと、 を含む方法により単離されることを特徴とする方法。 17.a)ボトリオスファエリア又はグイグナルジアの株から得ることができ、 b)50mM Ca2+の存在下で9〜11の範囲のpHで最適活性を有し、 そして c)配列番号:1,2,3,4及び5からなる群から選択されるアミノ酸を含 む アルカリ脂肪分解酵素と、界面活性剤と、を含む界面活性組成物。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年5月30 【補正内容】 請求の範囲 1.a)ボトリオスファエリア(Botryosphaeria)又はグイグナルジア(Guig nardia )の株から得ることができ、 b)50mM Ca2+の存在下で9〜11の範囲のpHで最適活性を有し、そして c)配列番号:2,3,4及び5からなる群から選択されるアミノ酸配列を含 む ことを特徴とするアルカリ脂肪分解酵素。 2.前記株が、ボトリオスファエリア、好ましくはB.ベレンゲリアナ(B .be rengeriana )、B.ベレンゲリアナf.種ピリコラ(B .berengeriana f.sp.pil icola )、B.ドチデア(B .dothidea)、B.パルバ(B .parva)、B.リビス(B .ribis )、Bリビス変種クロモゲナ(B .ribis var,chromogena)又はB.キ サントセファラ(B .xanthocephala)に属することを特徴とする請求項1に記載 の脂肪分解酵素。 3.前記株が、B.ベレンゲリアナMAFF06−45001、B.ベレンゲリアナf. 種ピリコラMAFF06−45002、B.ドチデアJCM 2733,JCM 2735,JCM 2736,JCM 2 737,JCM 2738、B.パルバATCC 58191、B.リビスCBS 504.94,ATCC 56125、 B.リビス変種クロモゲナCBS 121.26、B.キサントセファラATCC 60638又はボ トリオスファエリア種CBS 102.95であることを特徴とする請求項2に記載の脂肪 分解酵素。 4.前記株がグイグナルジア、好ましくはG.ラリシナ(G .laricina)又はG .パウロウニアエ(G .paulowniae)に属することを特徴とする請求項1に記載の 脂肪分解酵素。 5.前記株がG.ラリシナIFO 7887,IFO 7888又はG.パウロウ ニアエMAFF03−05151 に属することを特徴とする請求項4に記載の脂肪分解酵素 。 6.前記配列が前記配列の全てを、好ましくは示される順番で含むことを特徴 とする請求項1〜5のいずれに記載の脂肪分解酵素。 7.非ダスト性粒状体、安定化された液体、スラリー、又は保護された酵素の 形態で、界面活性剤添加物として供される請求項1〜6のいずれかに記載の脂肪 分解酵素。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a)ボトリオスファエリア(Botryosphaeria)又はグイグナルジア(Guig nardia )の株により産生される精製された脂肪分解酵素に対して生ずる抗体と免 疫学的に反応し、そして b)50mM Ca2-の存在下で9〜11の範囲のpHで最適活性を有することを特徴と するアルカリ脂肪分解酵素。 2.前記株が、ボトリオスファエリア、好ましくはB.ベレンゲリアナ(B .be rengeriana )、B.ベレンゲリアナf.種ピリコラ(B .berengeriana f.sp.pil icola )、B.ドチデア(B .dothidea)、B.パルバ(B .parva)、B.リビス(B .ribis )、B.リビス変種クロモゲナ(B .ribis var,chromogena)又はB. キサントセファラ(B .xanthocephala)に属することを特徴とする請求項1に記 載の脂肪分解酵素。 3.前記株が、B.ベレンゲリアナMAFF06−45001、B.ベレンゲリアナf. 種ピリコラMAFF06−45002、B.ドチデアJCM 2733,JCM 2735,JCM 2736,JCM 2 737,JCM 2738、B.パルバATCC 58191、B.リビスCBS 504.94,ATCC 56125、 B.リビス変種クロモゲナCBS 121.26、B.キサントセファラATCC 60638又はボ トリオスファエリア種CBS 102.95であることを特徴とする請求項2に記載の脂肪 分解酵素。 4.前記株がグイグナルジア、好ましくはG.ラリシナ(G .laricina)又は G.パウロウニアエ(G .paulowniae)に属することを特徴とする請求項1に記載 の脂肪分解酵素。 5.前記株がG.ラリシナIFO 7887,IFO 7888又はG.パウロウニアエMAFF03 −05151 に属することを特徴とする請求項4に記載の脂肪分解酵素。 6.配列番号:1,2,3,4及び5からなる群から選択されるアミノ酸配列 を含むことを特徴とするアルカリ脂肪分解酵素。 7.前記配列が前記配列の全てを、好ましくは示される順番で含むことを特徴 とする請求項6に記載の脂肪分解酵素。 8.非ダスト性粒状体、安定化された液体、スラリー、又は保護された酵素の 形態で、界面活性剤添加物として供される請求項1〜7のいずれかに記載の脂肪 分解酵素。 9.ボトリオスファエリア種CBS 102.95又はその脂肪分解酵素産生性変異体の 生物学的に純粋な培養物。 10.脂肪分解酵素を生産するための方法であって、適切な栄養培地中でボトリ オスファエリア又はグイグナルジアの脂肪分解酵素産生株を培養し、次にアルカ リ脂肪分解酵素を回収することを含むことを特徴とする方法。 11.前記脂肪分解酵素が、50mM Ca2+の存在下で9〜11の範囲のpHで最適活性 を有するアルカリ脂肪分解酵素であることを特徴とする請求項10に記載の方法。 12.前記株が、B.ベレンゲリアナMAFF06−45001、B.ベレンゲリアナf. 種ピリコラMAFF06−45002、B.ドチデアJCM 2733,JCM 2735,JCM 2736,JCM 2 737,JCM 2738、B.パルバATCC 58191、B.リビスCBS 504.94,ATCC 56125、 B.リビス変種クロモゲナCBS 121.26、B.キサントセファラATCC 60638、ボト リオスファエリア種CBS 102.95、G.ラルシナIFO 7887,IFO 7888又はG.パウ ロウニアエMAFF03−05151 であることを特徴とする請求項10又は11に記載の方法 。 13.脂肪分解酵素を生産するための方法であって、 a)ボトリオスファエリア又はグイグナルジアの脂肪分解酵素産生株から、脂 肪分解酵素をコードするDNA 配列を単離するステップ と、 b)そのDNA フラグメントを、適切なベクター内で適切な発現シグナルと組み 合わせるステップと、 c)前記ベクターで適切な異種宿主生物を形質転換するステップと、 d)脂肪分解酵素の発現を誘導する条件下で前記形質転換された宿主生物を培 養するステップと、 e)その培養培地から脂肪分解酵素を回収するステップと、 を含むことを特徴とする方法。 14.前記脂肪分解酵素が、50mM Ca2-の存在下で9〜11の範囲のpHで最適活性 を有するアルカリ脂肪分解酵素であることを特徴とする請求項13に記載の方法。 15.前記脂肪分解酵素産生株が、B.ベレンゲリアナMAFF06−45001、B.ベ レンゲリアナf.種ピリコラMAFF06−45002、B.ドチデアJCM 2733,JCM 2735 ,JCM 2736,JCM 2737,JCM 2738、B.パルバATCC 58191、B.リビスCBS 504. 94,ATCC 56125、B.リビス変種クロモゲナCBS 121.26、B.キサントセファラ ATCC 60638、ボトリオスファエリア種CBS 102.95、G.ラルシナIFO 7887,IFO7 888又はG.パウロウニアエMAFF03−05151 であることを特徴とする請求項13又 は14に記載の方法。 16.前記宿主生物が糸状菌、好ましくはアスペルギルス(Aspergillus)属の株 であることを特徴とする請求項13〜15のいずれかに記載の方法。 17.請求項13〜15のいずれかに記載の方法であって、前記DNA 配列が、 a)ボトリオスファエリア又はグイグナルジアの脂肪分解酵素産生株からのcD NAライブラリーを適切なベクター内にクローニングす るステップと、 b)前記ベクターで適切なイースト宿主細胞を形質転換するステップと、 c)アルカリ脂肪分解酵素を発現するための適切な条件下で前記形質転換され たイースト宿主細胞を培養するステップと、 d)ステップ(C)で発現された脂肪分解酵素活性を決定することにより、陽 性クローンについてスクリーニングするステップと、 を含む方法により単離されることを特徴とする方法。 18.a)ボトリオスファエリア又はグイグナルジアの株により産生される精製 された脂肪分解酵素に対して生ずる抗体と免疫学的に反応し、そして b)50mM Ca2+の存在下で9〜11の範囲のpHで最適活性を有するアルカリ脂肪 分解酵素と、界面活性剤と、を含む界面活性組成物。 19.配列番号:1,2,3,4及び5からなる群から選択されるアミノ酸配列 を含むアルカリ脂肪分解酵素と、界面活性剤と、を含む界面活性組成物。
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