JPH08504199A - 複素環誘導体および医薬におけるそれらの使用 - Google Patents

複素環誘導体および医薬におけるそれらの使用

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JPH08504199A
JPH08504199A JP6513713A JP51371394A JPH08504199A JP H08504199 A JPH08504199 A JP H08504199A JP 6513713 A JP6513713 A JP 6513713A JP 51371394 A JP51371394 A JP 51371394A JP H08504199 A JPH08504199 A JP H08504199A
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ハイ,デイビッド
ラミ,ハーシャド・カンティラル
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スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 式(I): [式中、A1は、置換または非置換の芳香族ヘテロサイクリル基を表し;A2は、任意の置換基3個を有するベンゼン環を表し;R1およびR2は、各々、独立して、水素を表すか、または、R1は、R2と一緒になって結合を表し;R3およびR4は、各々、独立して、ニトリル基または式−COR5で示される基を表し、ここで、R5は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アリールまたは式−NR67で示される基であり、ここで、R6およびR7は、各々、独立して、水素またはアルキルを表すか、または、R6およびR7は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、複素環を形成し;Xは、NRを表し、ここで、Rは、水素原子、アルキル基、アシル基、アラルキル基(ここで、アリール部分は、置換もしくは非置換である)、または、置換もしくは非置換アリール基を表し;nは、2〜6の範囲の数を表す]で示される化合物、その互変異性体形および/またはその医薬的に許容される塩、および/またはその医薬的に許容される溶媒和物;かかる化合物の製造方法、かる化合物からなる医薬組成物および医薬におけるかかる化合物および組成物の使用。

Description

【発明の詳細な説明】 複素環誘導体および医薬におけるそれらの使用 本発明は、新規化合物、かかる化合物の製造方法、かかる化合物を含有する医 薬組成物および薬剤におけるかかる化合物および組成物の使用に関する。 国際特許出願公開番号WO/91/19702には、式(A)および(B): および [式中、Aは、 または であり; nは、0または1であり; mは、0、1または2であり; ----は、結合または非結合を表し; Rは、(C1〜C8)アルキル、(C3〜C7)シクロアルキル、(C3〜C8)ア ルケニ ル、(C3〜C8)アルキニル、フェニル、(C7〜C8)フェニルアルキル、(C2 〜C8)アルカノイルであるか、または、(C1〜C3)アルキル、トリフルオロ メチル、ヒドロキシ、(C1〜C3)アルコキシ、フルオロもしくはクロロでモノ 置換またはジ置換されている前記基のうちの1つであり; Wは、O、CO、CH2、CHOHまたは−CH=CH−であり; Xは、S、O、NR2、−CH=CH−、−CH=N−または−N=CH−で あり; R2は、水素、(C1〜C3)アルキル、フェニルまたはベンジルであり; Yは、CHまたはNであり; Zは、H)アミノ、(C1〜C7)アルキル、(C3〜C7)シクロアルキル、フ ェニル、または、(C1〜C3)アルキル、トリフルオロメチル、(C1〜C3)ア ルコキシ、フェニル、フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、フルオロもしく はクロロでモノ置換またはジ置換されているフェニルであり; Z1は、水素または(C1〜C3)アルキルであり; X1は、O、S、SOまたはSO2であり; Y1は、ヒドロキシ、(C1〜C3)アルコキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ 、アミノ、(C1〜C4)アルカノイルアミノ、(C1〜C4)アルカンスルホニル −アミノ、ベンゼンスルホニルアミノ、ナフタレンスルホニルアミノ、ジ[(C1 〜C3)アルキル]アミノスルホニルアミノ、または、(C1〜C3)アルキル、 トリフルオロメチル、ヒドロキシ、(C1〜C3)アルコキシ、フルオロもしくは クロロでモノ置換またはジ置換されている前記基のうちの1つである] で示される化合物;Y1がヒドロキシである場合、その医薬的に許容されるカチ オン塩;および該化合物が塩基性窒素原子を含有する場合、その医薬的に許容さ れる酸付加塩が開示されている。 式(A)で示される化合物は、血糖降下剤および血中コレステロール降下剤( hypocholesterolaemic agent)として有用であると開示されている。 驚くべきことに、ある種の新規化合物が良好な血糖降下活性を示し、したがっ て、高血糖症の治療および/または予防において有用であり、特に、II型糖尿病 の治療に有用であることが見いだされた。 これらの化合物は、高脂血症および高血圧症を含む他の疾患の治療および/ま たは予防に有用なものであることも示される。それらは、心臓血管疾患、特に、 アテローム性動脈硬化症の治療および/または予防に有用なものであることも示 される。さらに、これらの化合物は、ある種の摂食障害を治療するのに、特に、 神経性食欲不振などの摂食不充分(under-eating)に関連する障害ならびに肥満 症および食欲不振病的飢餓(anorexia bulimia)などの摂食過剰(over-eating )に関連する障害に罹っている患者における食欲および食物摂取の調節に有用で あると思われる。 したがって、本発明は、式(I): [式中、 A1は、置換または非置換の芳香族ヘテロサイクリル基を表し; A2は、任意の置換基3個を有するベンゼン環を表し; R1およびR2は、各々、独立して、水素を表すか、または、R1は、R2と一緒 になって結合を表し; R3およびR4は、各々、独立して、ニトリル基または式−COR5で示される 基を表し、ここで、R5は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アリールまた は式−NR67で示される基を表し、ここで、R6およびR7は、各々、独立して 、水素またはアルキルを表すか、または、R6およびR7は、それらが結合してい る窒素原子と一緒になって、複素環を形成し; Xは、NRを表し、ここで、Rは、水素原子、アルキル基、アシル基、アラル キル基(ここで、アリール部分は、置換もしくは非置換である)、または、置換 もしくは非置換アリール基を表し; nは、2〜6の範囲の数を表す] で示される化合物、またはその互変異性体形および/またはその医薬的に許容さ れる塩、および/またはその医薬的に許容される溶媒和物を提供するものである 。 好適な芳香族ヘテロサイクリル基としては、各環において、酸素、硫黄または 窒素から選択される4個までのヘテロ原子からなる、置換もしくは非置換の、単 環または縮合環芳香族ヘテロサイクリル基が挙げられる。 好ましい芳香族ヘテロサイクリル基としては、4〜7個の環原子、好ましくは 5または6個の環原子を有する置換もしくは非置換の単環芳香族ヘテロサイクリ ル基が挙げられる。 特に、芳香族ヘテロサイクリル基は、1、2または3個、特に、1または2個 の、酸素、硫黄または窒素から選択されるヘテロ原子からなる。 A1が5員の芳香族ヘテロサイクリル基である場合、A1についての好適な定義 としては、チアゾリルおよびオキサゾリルが挙げられ、特に、オキサゾリルであ る。 A1が6員の芳香族ヘテロサイクリル基である場合、A1についての好適な定義 としては、ピリジルまたはピリミジニルが挙げられ、特に、ピリジルである。 好ましくは、A1は、式(a)、(b)または(c): [式中、 R8およびR9は、各々、独立して、水素もしくはハロゲン原子、アルキルもし くはアルコキシ基、または置換もしくは非置換のアリール基を表すか、または、 R8およびR9が、各々、隣接する炭素原子に結合している場合、R8およびR9は 、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ベンゼン環を形成してもよく 、ここで、一緒になるR8およびR9で表される各炭素原子は、置換または非置換 であり; 式(a)で示される基においては、 X1は、酸素または硫黄を表す] で示される基を表す。 適切には、A1は、前記式(a)で示される基を表す。 適切には、A1は、前記式(b)で示される基を表す。 適切には、A1は、前記式(c)で示される基を表す。 式(c)で示される特定の形態は、式(c’): [式中、R8およびR9は、式(c)における定義と同じである] で示される基である。 1つの好ましい態様において、一緒になるR8およびR9は、式(d): [式中、R10およびR11は、各々、独立して、水素、ハロゲン、置換もしくは非 置換アルキルまたは置換もしくは非置換アルコキシを表す] で示される基を表す。 好適には、R10およびR11は、各々、独立して、水素、ハロゲン、アルキルま たはアルコキシを表す。好ましくは、R10は、水素を表す。好ましくは、R11は 、水素を表す。好ましくは、R10およびR11は、共に、水素を表す。 別の好ましい態様においては、R8およびR9は、各々、独立して、水素、アル キルまたは置換もしくは非置換フェニル基を表し、より好ましくは、R8および R9は、各々、独立して、水素、アルキルまたはフェニルを表す。 好ましくは、式(a)で示される基について、R8およびR9は、一緒になって 、 式(d)で示される基を表す。 好ましくは、式(b)、(c)または(c’)で示される基について、R8お よびR9は、共に、水素を表す。 A2についての任意の置換基は、ハロゲン、置換もしくは非置換アルキルおよ びアルコキシからなる群から選択される。 好ましくは、A2は、式(e): [式中、R12およびR13は、独立して、水素、ハロゲン、置換もしくは非置換ア ルキルまたはアルコキシを表す] で示される基を表す。 好適には、Rは、水素またはアルキルを表し、特にアルキルを表す。 Rがアシルである場合、好適なアシル基としては、アルキルカルボニル基、例 えば、アセチルが挙げられる。 好適には、R12およびR13は、各々、独立して、水素、ハロゲン、アルキルま たはアルコキシを表す。好ましくは、R12およびR13は、各々、水素を表す。 好適には、R3およびR4は、各々、独立して、式−COR5(ここで、R5は、 前記定義と同じである)で示される基を表す。 好適には、R5は、ヒドロキシまたはアルコキシを表す。 R5がアルキルである場合、R5の例としては、メチルが挙げられる。 R5がアリールである場合、R5の例としては、フェニルが挙げられる。 R3の例は、CO2CH3である。 R4の例は、CO2CH3である。 −NR67が複素環を表す場合、好ましい複素環は、環原子5、6または7個 からなり、かつ、所望により、各環において、O、SまたはNから選択される1 または2個のさらなるヘテロ原子からなる、飽和または不飽和の、縮合環または 単環の複素環である。好ましい環は、飽和環である。好ましい環は、単環である 。好ましいさらなるヘテロ原子は、NまたはOである。かかる複素環の例として は、N−ピロリジニル、N−ピペリジニルおよびN−モルホリニルが挙げられる 。 好ましくは、nは、2である。 前記のとおり、式(I)で示される化合物およびその医薬的に許容される塩は 、いくつかの互変異性体形のうちの1つの形態で存在してもよく、その全ては、 個々の互変異性体形として、またはその混合物として本発明に包含される。式( I)で示される化合物は、少なくとも1つのキラル炭素を含有してもよく、故に 、それらは、1つ以上の立体異性体形で存在してもよい。例えば、R1=R2=H およびR3≠R4の場合、式(I)において星印(*)を付した炭素原子は、キラ ル炭素である。さらに、R1は、R2と一緒になって、結合を表し、かつ、R3≠ R4である場合、式(I)で示される化合物は、幾何異性体として存在する。本発 明は、個々の立体異性体として、またはラセミ化合物を含む異性体の混合物とし て、式(I)で示される化合物の立体異性体形の全ておよびその医薬的に許容さ れる塩を包含する。 ヘテロサイクリル基についての好適な置換基としては、アルキル、アルコキシ 、アリールおよびハロゲンからなる群から選択された4個までの置換基が挙げら れ、あるいは、隣接炭素原子の2つの置換基は、それらが結合している炭素原子 と一緒になって、アリール基、好ましくは、フェニレン基を形成してもよく、こ こで、これらの2つの置換基によって表されるアリール基の炭素原子は、自体、 置換されていても、非置換であってもよい。 本明細書で使用する場合、特記しない限り、「アリール」なる語は、フェニル およびナフチルを含んでいる;ここで記載するアリール基は、所望により、ハロ ゲン、アルキル、フェニル、アルコキシ、ハロアルキル、ヒドロキシ、アミノ、 ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、 アルキルカルボニルオキシ、またはアルキルカルボニル基から選択される5個ま で、好ましくは、3個までの基で置換されていてもよい。 本明細書で使用する場合、「ハロゲン」なる語は、フッ素、塩素、臭素および ヨウ素を表し、好ましくは、塩素を表す。 本明細書で使用する場合、アルキル基は、単独で存在する場合であっても、ア ルコキシまたはアラルキル基などの他の基の一部として存在する場合であっても 、炭素原子を12個まで含有する直鎖状または分枝鎖状の炭素鎖を有するアルキ ル基である。かくして、好適なアルキル基は、C1-12アルキル基、特に、C1-6 アルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブ チル、イソブチルまたはtert−ブチル基である。 アルキル基についての好適な置換基としては、「アリール」なる語に関して前 記したものが挙げられる。 好適なアシル基としては、アルキルカルボニル基が挙げられる。 好適な医薬的に許容される塩としては、カルボキシ基の塩および酸付加塩が挙 げられる。 好適な、カルボキシ基の医薬的に許容される塩としては、アルミニウムなどの 金属塩、リチウム、ナトリウムまたはカリウムなどのアルカリ金属塩、カルシウ ムまたはマグネシウムなどのアルカリ土類金属塩およびアンモニウムもしくは置 換アンモニウム塩、例えば、トリエチルアミンなどの低級アルキルアミン、2− ヒドロキシエチルアミン、ビス−(2−ヒトロキシエチル)−アミンもしくはト リ−(2−ヒドロキシエチル)−アミンなどのヒドロキシアルキルアミン、ビシ クロヘキシルアミンなどのシクロアルキルアミン、または、プロカイン、ジベン ジルピペリジン、N−ベンジル−β−フェネチルアミン、デヒドロアビエチルア ミン、N,N’−ビスデヒドロアビエチルアミン、グルカミン、N−メチルグル カミン、または、ピリジン、コリジン、キニンもしくはキノリンなどのピリジン 型の塩基を有するアンモニウム塩が挙げられる。 好適な酸付加塩としては、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩、塩酸塩およ び臭化水素酸塩などの医薬的に許容される無機塩ならびに酢酸塩、酒石酸塩、マ レイン酸塩、クエン酸、コハク酸塩、安息香酸塩、アスコルビン酸塩、メタンス ルホン酸塩、α−ケトグルタル酸塩およびα−グリセロリン酸塩などの医薬的に 許容される有機酸付加塩が挙げられる。 好適な医薬的に許容される溶媒和物としては、水和物が挙げられる。 さらなる態様において、本発明は、式(II): [式中、A2、R1およびR2は、式(I)における定義と同じであり、R3'は、式 (I)において定義したR3と同じであるか、またはその保護形であり、R4'は、 式(I)において定義したR4と同じであるか、またはその保護形であり、Raは 、式(f): A1−X−(CH2n−O− (f) (式中、A1、Xおよびnは、式(I)における定義と同じである) で示される基に転換可能な基である] で示される化合物を、Raを基(f)に転換させる能力を有する適切な試薬と反 応させ、次いで、所望により、以下の任意の工程: (i)式(I)で示される化合物を式(I)で示される別の化合物に転換させる 工程、 (ii)必要な保護基を除去する工程、 (iii)式(I)で示される化合物の医薬的に許容される塩および/またはその 医薬的に許容される溶媒和物を製造する工程 のうち1つ以上を行うことを特徴とする、式(I)で示される化合物、またはそ の互変異性体形、および/またはその医薬的に許容される塩、および/またはそ の医薬的に許容される溶媒和物の製造方法を提供するものでもある。 好ましくは、Raは、OHを表す。 RaがOHである場合、Raを基(f)に転換させる能力を有する適切な試薬は 、式(III): A1−X−(CH2n−OL1 (III) [式中、A1、Xおよびnは、式(I)における定義と同じであり、L1は、トシ ラートまたはメシラート基などの離脱基を表す] で示される化合物である。 好ましくは、RaがOHである場合、式(II)で示される化合物は、活性形で ある。 式(II)で示される化合物の好適な活性形は、塩形、特に、アルカリ金属塩形 、例えば、ナトリウム塩形などのアニオン形である。 式(II)で示される化合物の活性形は、適切な方法を使用して製造されてもよ く、かくして、活性形が塩形である場合、式(II)で示される化合物は、適切な 塩形成剤、例えば、水素化ナトリウムなどの適切な水素化金属塩基で処理されて もよい。式(II)で示される化合物と塩形成剤との間の反応は、所望の生成物の 形成の好都合な速度を提供するいずれかの温度で、例えば、室温よりも低い温度 、例えば、−10℃〜30℃の範囲の温度、好都合には、0℃で、ジメチルホル ムアミドなどの非プロトン性溶媒のような適切な溶媒中で行われてもよい。 式(II)で示される化合物と、Raを基(f)に転換させる能力を有する適切 な試薬との反応は、式(II)で示される特定の化合物および選択された試薬に好 適な条件下で行われる。例えば、RaがOHを表す式(II)で示される化合物の 活性形と、前記式(III)で示される試薬との間の前記反応は、慣用のアルキル 化条件下で、例えば、ジメチルホルムアミドなどの非プロトン性溶媒中、所望の 生成物の形成の好都合な速度を提供する温度、例えば、高温、例えば、40℃〜 120℃の範囲、例えば、80℃で行われる。 好ましくは、(II)の活性形の形成、例えば、(II)の塩形の形成は、(II) の活性形と前記定義の式(III)で示される化合物との反応前にin-situで行われ る。 式(II)で示される化合物は、公知化合物であるか、または、それらは、公知 化合物を製造するために使用される方法、例えば、ケミカル・アブストラクツ( Chemical Abstracts)101(4)31523fまたはChem.Pharm.Bull.、19 83、31、560に開示されている方法と同様の方法を使用して製造される。 式(III)で示される化合物は、公知化合物であるか、それらは、公知化合物 を製造するために使用される方法、例えば、EP0306228に開示されてい る方 法と同様の方法を使用して製造される。 式(I)で示される化合物、またはその互変異性体形、および/またはその医 薬的に許容される塩および/またはその医薬的に許容される溶媒和物は、式(IV ): A1−X−(CH2n−O−A2−CHO (IV) [式中、A1、A2、Xおよびnは、式(I)における定義と同じである] で示される化合物を式(V): CH23'4' (V) [式中、R3'は、式(I)において定義されたR3と同じであるか、またはその保 護形であり、R4'は、式(I)において定義されたR4と同じであるか、またはそ の保護形である] で示される化合物と反応させ、次いで、所望により、以下の任意の工程: (i)R1およびR2が一緒になって結合を表す式(I)で示される化合物を還元 させて、R1およびR2が各々水素を表す式(I)で示される化合物を得る工程; (ii)式(I)で示される化合物を式(I)で示される別の化合物に転換させる 工程; (iii)保護基を除去する工程; (iv)式(I)で示される化合物の医薬的に許容される塩および/またはその 医薬的に許容される溶媒和物を製造する工程 の1つ以上を行うことによって製造することもできる。 式(IV)および(V)で示される化合物間の反応は、トルエンなどの溶媒中、 好適には、該溶媒の還流温度などの高温で、好ましくは、酢酸ピペリジニウムま たは安息香酸ピペリジニウムなどの好適な触媒の存在下で行われる;好ましくは 、該反応で生成された水を、例えば、ディーン・アンド・スターク装置によって 、該反応混合物から除去する。 式(I)で示される所望の化合物におけるR3または(R4)がCOOHである 場合、式(V)で示される化合物における対応する基R3'(またはR4')は、通 常、保護されたCOOH基、好適には、エステル、例えば、C1-6アルキルエス テルの形である。 一般に、R3'は、R3であり、R4'は、R4である。 R1およびR2が一緒になって結合を表す式(I)で示される化合物の還元は、 下記に従って行われる。 式(IV)で示される化合物は、公知化合物であるか、または、それらは、公知 化合物を製造するために使用される方法、例えば、EP0306228に開示さ れている方法と同様の方法を使用して製造される。 式(V)で示される化合物は、公知化合物であるか、または、それらは、公知 化合物を製造するために使用される方法、例えば、アドバンスト・オーガニック ・ケミストリー(Advanced Organic Chemistry)、ジェイ・マーチ(J.March) 、ニューヨーク、ウィリィに開示されている方法と同様の方法を使用して製造さ れる。 式(I)で示される化合物の式(I)で示される別の化合物への前記転換として は、 a)基Rの、別の基Rへの転換; b)R1およびR2が一緒になって結合を表す化合物の、R1およびR2が各々水 素を表す化合物への転換;および c)基R3の、別の基R3への転換および/または基R4の、別の基R4への転換 が挙げられる。 前記転換は、所望により、本明細書に記載の中間化合物について行ってもよい 。 式(I)で示される化合物の、式(I)で示される別の化合物への転換は、適切 な慣用方法を使用して行われる。 基Rの、別の基Rへの好適な転換としては、水素を表す基Rを、アシル基を表 す基Rに転換させることが挙げられる;かかる転換は、適切な慣用のアシル化法 を使用して行われる、例えば、適切に保護された式(I)で示される化合物をア シル化剤で処理する。かくして、無水酢酸を使用して、Rがアセチルである式( I)で示される化合物を製造することができる。 前記転換(b)は、接触水素添加などの慣用の水素添加法を使用して、または 、例えば、テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Lett.)、1986、27 、2409に開示されているようなメタノール還元においてマグネシウムを使用 す ることによるような金属還元を溶解することによって行われる。 前記転換(c)は、適切な慣用方法を使用して行われる。例えば、R3および R4が、各々、独立して、基CO2CH3を表す場合、それらは、各々、水性テト ラヒドロフランまたは水性メタノール中、水酸化リチウムを使用することによっ て、基CO2Hに転換される。 前記転換(a)、(b)および(c)を含む前記反応のいずれにおいても、基 体分子中の反応性基は、慣用の化学的プラクティスに従って保護される。 前記反応のいずれにおける好適な保護基も、当該技術分野で慣用されているも のである。かくして、例えば、好適なヒドロキシル保護基としては、ベンジルま たはトリアルキルシリル基が挙げられる。 かかる保護基の形成および除去方法は、保護される分子に適切な慣用の方法で ある。かくして、例えば、ベンジルオキシは、適切な化合物を臭化ベンジルなど のハロゲン化ベンジルで処理し、次いで、所望により、接触水素添加またはヨウ 化トリメチルシリルもしくは三臭化ホウ素などの緩エーテル開裂試薬を使用して ベンジル基を慣用的に除去することによって製造される。 所望により、式(I)で示される化合物の異性体形およびその医薬的に許容さ れる塩は、慣用の化学的方法を使用して、個々の異性体として製造される。 前記のとおり、本発明化合物は、有用な治療特性を有すると示されている。し たがって、本発明は、活性治療物質として有用な式(I)で示される化合物、ま たはその互変異性体形および/またはその医薬的に許容される塩および/または その医薬的に許容される溶媒和物を提供するものである。 かくして、本発明は、高血糖症の治療および/または予防において有用な式( I)で示される化合物、またはその互変異性体形および/またはその医薬的に許 容される塩および/またはその医薬的に許容される溶媒和物を提供するものであ る。 さらなる態様において、本発明は、高脂血症の治療および/または予防におい て有用な式(I)で示される化合物、またはその互変異性体形および/またはそ の医薬的に許容される塩および/またはその医薬的に許容される溶媒和物を提供 す るものでもある。 前記のとおり、本発明は、高血圧症、心臓血管疾患およびある種の摂食障害の 治療において有用な式(I)で示される化合物またはその互変異性体形および/ またはその医薬的に許容される塩および/またはその溶媒和物を提供するもので もある。 心臓血管障害としては、特に、アテローム性動脈硬化症が挙げられる。 ある種の摂食障害としては、特に、神経性食欲不振などの摂食不充分(under- eating)に関連する障害ならびに肥満症および食欲不振病的飢餓(anorexia bul imia)などの摂食過剰(over-eating)に関連する障害に罹っている患者におけ る食欲および食物摂取の調節が挙げられる。 式(I)で示される化合物、またはその互変異性体形および/またはその医薬 的に許容される塩および/またはその医薬的に許容される溶媒和物は、それ自体 で、または好ましくは、医薬的に許容される担体からなる医薬組成物として投与 される。 したがって、本発明は、また、式(I)で示される化合物、またはその互変異 性体形、またはその医薬的に許容される塩、またはその医薬的に許容される溶媒 和物、およびその医薬的に許容される担体からなる医薬組成物を提供するもので もある。 本明細書で使用する場合、「医薬的に許容される」なる語は、ヒトおよび獣医 学的使用の両方についての化合物、組成物および成分を包含する:例えば、「医 薬的に許容される塩」なる語は、獣医学的に許容される塩を包含する。 当該組成物は、所望により、使用のための指示書を添付したパックの形態であ ってもよい。 通常、本発明の医薬組成物は、経口投与に適応されるが、注射および経皮吸収 によるような他の経路による投与のための組成物も考えられる。 経口投与のための特に好適な組成物は、錠剤およびカプセル剤などの単位投与 形態である。他のサシェ中に存在する粉末剤などの他の固定された単位投与形態 も使用される。 慣用の製薬業務にしたがって、担体は、希釈剤、充填剤、崩壊剤、湿潤剤、滑 沢剤、着色剤、フレーバー剤および他の慣用の補助剤からなる。 典型的な担体としては、例えば、微結晶性セルロース、デンプン、デンプング リコール酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、ポリビニルポリピロリドン、ス テアリン酸マグネシウムまたはラウリル硫酸マグネシウムが挙げられる。 最も好適には、組成物は、単位投与形態で製剤化される。かかる単位投与は、 一般には、0.1〜1000mg、より一般には、0.1〜500mg)より特 には、0.1〜250mgの範囲の活性成分の量を含有する。 本発明は、治療および/または予防を必要とする高血糖症のヒトまたは非ヒト 哺乳動物に一般式(I)で示される化合物、またはその互変異性体形および/ま たはその医薬的に許容される塩および/またはその医薬的に許容される溶媒和物 の有効な非毒性量を投与することからなる、ヒトまたは非ヒト哺乳動物における 高血糖症の治療および/または予防方法を提供するものである。 本発明は、さらに、治療を必要とする高脂血症のヒトまたは非ヒト哺乳動物に 式(I)で示される化合物、またはその互変異性体形および/またはその医薬的 に許容される塩および/またはその医薬的に許容される溶媒和物の有効な非毒性 量を投与することからなる、ヒトまたは非ヒト哺乳動物における高脂血症の治療 方法を提供するものである。 好都合には、当該活性成分は、前記定義の医薬組成物として投与され、これは 、本発明の特定の態様を形成する。 高血糖症のヒトの治療および/または予防、および/または、高脂血症のヒト の治療および/または予防において、一般式(I)で示される化合物、またはそ の互変異性体形および/またはその医薬的に許容される塩および/またはその医 薬的に許容される溶媒和物は、70kgの成人についての合計日用量が、一般に は、0.1〜6000mg、より一般的には、約1〜1500mgの範囲になる ような方法で、1日1〜6回、前記のような投与量で投与される。 高血糖症の非ヒト哺乳動物、特に、イヌの治療および/または治療において、 活性成分は、通常、1日1または2回、約0.025mg/kg〜25mg/k g、例えば、0.1mg/kg〜20mg/kgの範囲の量を経口投与される。 同様の投与方針は、非ヒト哺乳動物における高脂血症の治療および/または予防 に好適である。 高血圧症、心臓血管疾患および摂食障害の治療のための投与方針は、一般に、 高血糖症に関して前記した投与方針である。 さらなる態様において、本発明は、高血糖症の治療および/または予防のため の薬物の調製のための式(I)で示される化合物、またはその互変異性体形およ び/またはその医薬的に許容される塩および/またはその医薬的に許容される溶 媒和物の使用を提供するものである。 本発明は、高脂血症、高血圧症、心臓血管疾患またはある種の摂食障害の治療 および/または予防のための薬物の調製のための式(I)で示される化合物、ま たはその互変異性体形および/またはその医薬的に許容される塩および/または その医薬的に許容される溶媒和物の使用を提供するものでもある。 前記投与量範囲の式(I)で示される化合物については、毒物学的影響は、全 く確認されなかった。 以下の製造例および実施例は、本発明を説明するものであり、如何なる場合も 限定するものではない。 製造例1 2−(4−ヒドロキシフェニルメチル)プロパン−1,3−二酸ジメチル 室温および大気圧で5時間、2−(4−ヒドロキシフェニルメチレン)プロパ ン−1,3−二酸ジメチル[ケミカル・アブストラクツ、101(4)、315 23f](8.6g)のメタノール(250mL)中溶液を10%パラジウム− 炭(1.72g)で水素添加した。該混合物を濾過し、蒸発させて、ガム状の標 記化合物を得、これをさらに精製せずに使用した。 1H NMRδ(CDCl3) 3.20(2H,見かけのd)、3.60(1H,t)、3.73(6H,s )、4.90(1H,ブロード,D2Oと交換)、6.79(2H,d)および 7.10(2H,d)。 製造例2 (E/Z)−2−アセチル−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロペン酸メチ ル 4−ヒドロキシベンズアルデヒド(10g)およびアセト酢酸メチル(9.5 2g)の、ピペリジン(0.25mL)および酢酸(0.25mL)を含有する トルエン(150mL)中溶液を、ディーン・アンド・スターク装置を使用して 、還流させながら2時間加熱した。該反応混合物を冷却し、減圧下で溶媒を除去 して、油状物を得た。これを、ヘキサン中20〜50%(勾配溶離)酢酸エチル を使用して、シリカゲル上でクロマトグラフィーに付して、固体を得た。次いで 、アセトン/ヘキサンからの2つの結晶化により、4:1の幾何異性体混合物( オレフィンシグナルの1H NMRインテグレーションによる)として標記化合 物を得、次工程において直接使用した。 1H NMRδ(CDCl3) 2.41(3H,s)、3.90(3H,s)、6.93(2H,d)、7. 40(2H,d)、7.50(1H,br,D2Oと交換)、7.58(0.8 H*,s)および7.68(0.2H*,s)。 シグナルH*は、一緒になって、オレフィンプロトン共鳴を構成する。 製造例3 2−アセチル−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチル (E/Z)−2−アセチル−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロペン酸メチル (2.67g)、メタノール(30mL)、10%パラジウム−炭(0.20g )お よびシクロヘキセン(5mL)の混合物を還流させながら2時間加熱し、次いで 、冷却した。触媒を濾去し、濾液を蒸発させて、油状物として標記化合物を得た 。 1H NMRδ(CDCl3) 2.18(3H,s)、3.09(2H,d)、3.70(3H,s)、3. 77(1H,t)、4.90(1H,br,D2Oと交換)、6.72(2H, d)および7.01(2H,d)。 実施例1 2−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ]エ トキシ]フェニルメチル]プロパン−1,3−二酸ジメチル 窒素雰囲気下、2−(4−ヒドロキシフェニルメチル)プロパン−1,3−二 酸ジメチル(8.5g)の乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(100mL)中 氷***液に水素化ナトリウム(油中60%分散;1.51g)を滴下した。該混 合物を0℃で30分間撹拌した後、2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N −メチルアミノ]エタノールメタンスルホニルエステル[欧州特許出願公開第0 306228号](9.64g)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL )中溶液を添加し、次いで、得られた混合物を80℃で22時間加熱した。該混 合物を冷却し、水(1.5L)で希釈し、酢酸エチル(3×500mL)で抽出 し、合わせた酢酸エチル溶液を水(4×1.5L)および食塩水(1.5L)で 洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させた。得られたガム状物を、溶離液と してジクロロメタン中1.5%メタノールを用いてシリカゲル上でクロマトグラ フィーに付して、ガム状の標記化合物を得た。 1H NMRδ(CDCl3) 3.15(2H,d)、3.33(3H,s)、3.61(1H,t)、3. 68(6H,s)、3.92(2H,t)、4.22(2H,t)、6.78( 2H,d)および7.00−7.40(6H,複雑)。 実施例2 2−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ]エ トキシ]フェニルメチレン]プロパン−1,3−二酸ジメチル 実施例1に記載の方法と同様の方法によって、2−(4−ヒドロキシフェニル メチレン)プロパン−1,3−二酸ジメチル[ケミカル・アブストラクツ、10 1(4)31523f]からガム状の標記化合物を製造した。 1H NMRδ(CDCl3) 3.40(3H,s)、3.89(3H,s)、3.92(3H,s)、4. 02(2H,t)、4.35(2H,t)、6.94(2H,d)、7.09( 1H,t)、7.24(1H,t)、7.34(1H,d)、7.44(3H, 複雑)および7.76(1H,s)。 実施例3 (E)−3−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルア ミノ]−エトキシ]フェニル]−2−シアノプロペン酸メチル トルエン(125mL)に溶解させた4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾ リル)−N−メチルアミノ]エトキシ]−ベンズアルデヒド[欧州特許出願公開 第0306228号](2.96g)、シアノ酢酸メチル(0.88mL)、ピ ペリジン(3滴)および酢酸(2滴)の混合物を還流させながら7時間加熱した 。該混合物を冷却し、蒸発させ、残留物をジクロロメタン−ヘキサンから結晶化 して、標記化合物を得た。融点128−30℃。 1H NMRδ(CDCl3) 3.35(3H,s)、3.91(3H,s)、3.98(2H,t)、4. 36(2H,t)、6.90−7.05(3H,複雑)、7.17(1H,t) 、7.25(1H,d)、7.35(1H,d)、7.99(2H,d)および 8.16(1H,s)。 二重結合の幾何学は、明白に、長い範囲のプロトン−炭素結合定数によってE とされた[J.Chem.Res.、1984、311を参照]。測定された結合3J(H, CO2Me)=6.7Hzおよび3J(H,CN)=13.8Hzは、E異性体に ついての文献値と一致する。 実施例4 3−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ]エ トキシ]−フェニル]−2−シアノプロパン酸メチル 大気圧および室温で、10%パラジウム−炭(0.20g)で16時間、(E )−3−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ] エトキシ]フェニル]−2−シアノプロペン酸メチル(1g)のメタノール(3 0mL)中溶液を水素添加した。触媒を濾去し、濾液を蒸発させた。粗製生成物 をヘキサン中10〜40%(勾配溶離)酢酸エチルを用いてシリカゲル上でクロ マトグラフィーに付して、油状物として標記化合物を得た。 1H NMRδ(CDCl3) 3.17(2H,m)、3.35(3H,s)、3.68(1H,m)、3. 78(3H,s)、3.95(2H,m)、4.25(2H,m)および6.8 3−7.37(8H,m)。 実施例5 2−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ]エ トキシ]−ベンジル]プロパン−1,3−二酸ジエチル 実施例1に記載された方法と同様の方法によって、2−(4−ヒドロキシフェ ニルメチル)プロパン−1,3−二酸ジエチル[ケミカル・アブストラクツ、1 14、121755f]および2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メ チル アミノ]エタノールメタンスルホニルエステル[欧州特許出願公開第03062 28号]から標記化合物(融点71〜72℃)を得た。 1H NMRδ(CDCl3) 1.20(6H,t)、3.14(2H,d)、3.34(3H,s)、3. 58(IH,t)、3.93(2H,t)、4.10−4.18(6H,t)、 6.79(2H,d)およひ7.00−7.37(6H,m)。 実施例6 3−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ]エ トキシ]フェニル]−2−アセチルプロパン酸メチル 実施例1に記載された方法と同様の方法によって、2−アセチル−3−(4− ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチルおよび2−[N−(2−ベンゾオキサゾ リル)−N−メチルアミノ]エタノールメタンスルホニルエステル[欧州特許出 願公開第0306228号]から標記化合物を製造した。粗製生成物をヘキサン 中10〜50%(勾配溶離)酢酸エチルを使用して、シリカゲル上でクロマトグ ラフィーに付した。溶離液としてヘキサン中50〜75%ジエチルエーテルを用 いてシリカゲル上での別のクロマトグラフィーに付して、油状物として標記化合 物を得た。 1H NMRδ(CDCl3) 2.16(3H,s)、3.08(2H,d)、3.34(3H,s)、3. 68(3H,s)、3.71(1H,t)、3.93(2H,m)、4.23( 2H,m)、6.78(2H,d)および7.00−7.37(6H,m)。 実施例7 2−[4−[2−[N−(2−ピリジル)−N−メチルアミノ]エトキシ]− ヘンジリデン]プロパン−1,3−二酸ジメチル 4−[2−[N−(2−ピリジル)−N−メチルアミノ]エトキシ]ベンズア ルデヒド(1g)[欧州特許出願公開第0306228号]およびマロン酸ジメ チル(0.52g)の、ピペリジン(0.25mL)および酢酸(0.25mL )を含有するトルエン(30mL)中溶液を、ディーン・アンド・スターク装置 を使用して、還流させながら18時間加熱した。減圧下、溶媒を除去し、粗製生 成物を、ヘキサン中5〜20%(勾配溶離)アセトンを使用して、シリカゲル上 でクロマトグラフィーに付して、油状物として標記化合物を得た。 1H NMRδ(CDCl3) 3.13(3H,s)、3.83(3H,s)、3.85(3H,s)、3. 99(2H,t)、4.22(2H,t)、6.51(1H,d)、6.56( 1H,dd)、6.88(2H,d)、7.36(2H,d)、7.46(1H ,dd)、7.70(1H,s)および8.15(1H,d)。 実施例8 2−[4−[2−[N−(2−ピリジル)−N−メチルアミノ]エトキシ]− ベンジル]プロパン−1,3−二酸ジメチル 実施例4に記載の方法と同様の方法によって、2−[4−[2−[N−(2− ピリジル)−N−メチルアミノ]エトキシ]ベンジリデン]プロパン−1,3− 二酸ジメチルから油状の標記化合物を得た。 1H NMRδ(CDCl3) 3.14(3H,s)、3.15(2H,d)、3.61(1H,t)、3. 69(6H,s)、3.96(2H,t)、4.14(2H,t)、6.56( 2H,m)、6.80(2H,d)、7.08(2H,d)、7.44(1H, dd)および8.14(1H,d)。 実施例9 3−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ]エ トキシ]フェニル]−2−シアノプロパン酸 3−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ]エ トキシ]フェニル]−2−シアノプロパン酸メチル(439mg)および水酸化 リチウム・一水和物(155mg)のメタノール:水混合物(1:1、10mL )中溶液を室温で2時間撹拌した。次いで、減圧下、有機溶媒を除去し、水性残 留物を水(25mL)で希釈した。これを希塩酸で酸性化し、酢酸エチル(3× 20mL)で抽出し、合わせた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させた。濾過し 、次いで、溶媒を除去して、該生成物を得た。融点172〜173℃。 1H NMRδ(CDCl3) 3.06(2H,m)、3.23(3H,s)、3.89(2H,t)、4. 25(3H,m)、6.88−7.29(8H,複雑)および13.5(1H, br s;D2Oと交換)。 化合物の効力の証明 肥満体のマウス、経口耐グルコース試験 C57b11/6肥満体(ob/ob)マウスに粉末のオキソイド餌を給餌し た。少なくとも1週間後、該マウスに粉末のオキソイド餌を給餌し続けるか、ま たは、試験化合物を含有する粉末のオキソイド餌を給餌した。補足した餌を8日 間給餌した後、マウスの全てを5時間絶食させた後、グルコース(3g/kg) を経口投与した。グルコース投与から0、45、90および135分後にグルコ ース分析用血液試料を採取し、結果を、試験化合物処置グループを対照グループ と比較して血液グルコース曲線下面積の減少%として以下に示す。各処置につい て、8匹のマウスを使用した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07D 239/42 Z 8615−4C 263/58 9283−4C (72)発明者 ラミ,ハーシャド・カンティラル イギリス国サリー・ケイティー18・5エッ クスキュー、エプソム、ユー・トゥリー・ ボトム・ロード、グレート・バーグ(番地 の表示なし) スミスクライン・ビーチャ ム・ファーマシューティカルズ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): [式中、 A1は、置換または非置換の芳香族ヘテロサイクリル基を表し; A2は、任意の置換基3個を有するベンゼン環を表し; R1およびR2は、各々、独立して、水素を表すか、または、R1は、R2と一緒 になって結合を表し; R3およびR4は、各々、独立して、ニトリル基または式−COR5で示される 基を表し、ここで、R5は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アリールまた は式−NR67で示される基であり、ここで、R6およびR7は、各々、独立して 、水素またはアルキルを表すか、または、R6およびR7は、それらが結合してい る窒素原子と一緒になって、複素環を形成し; Xは、NRを表し、ここで、Rは、水素原子、アルキル基、アシル基、アラル キル基(ここで、アリール部分は、置換もしくは非置換である)、または、置換 もしくは非置換アリール基を表し; nは、2〜6の範囲の数を表す] で示される化合物、またはその互変異性体形および/またはその医薬的に許容さ れる塩、および/またはその医薬的に許容される溶媒和物。 2.A1が式(a)、(b)または(c): [式中、 R8およびR9は、各々、独立して、水素もしくはハロゲン原子、アルキルもし くはアルコキシ基、または置換もしくは非置換のアリール基を表すか、または、 R8およびR9が、各々隣接する炭素原子に結合している場合、R8およびR9は、 それらが結合している炭素原子と一緒になって、ベンゼン環を形成してもよく、 ここで、一緒になるR8およびR9で表される各炭素原子は、置換または非置換で あり; 式(a)で示される基においては、 X1は、酸素または硫黄を表す] で示される基を表す請求項1記載の化合物。 3.A2が式(e): [式中、R12およびR13は、各々、独立して、水素、ハロゲン、置換または非置 換アルキルまたはアルコキシである] で示される基を表す請求項1または2記載の化合物。 4.R3およびR4が、各々、独立して、式−COR5で示される基を表し、こ こで、R5は、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アリールまたは式−NR67 を表し、ここで、R6およびR7は、各々、独立して、水素またはアルキルを表 すか、または、R6およびR7は、それらが結合している窒素原子と一緒になって 複素環を形成する請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物。 5.R5がヒドロキシまたはアルコキシを表す請求項1〜4のいずれか1項記 載の化合物。 6.R5がヒドロキシまたはアルコキシを表す請求項1〜4のいずれか1項記 載の化合物。 7.R3がCO2CH3を表し、R4がCO2CH3である請求項1〜5のいずれか 1項記載の化合物。 8.a)式(II): [式中、A2、R1およびR2は、式(I)における定義と同じであり、R3'は、式 (I)において定義したR3と同じであるか、またはその保護形であり、R4'は、 式(I)において定義したR4と同じであるか、またはその保護形であり、Raは 、式(f): A1−X−(CH2n−O− (f) (式中、A1、Xおよびnは、式(I)における定義と同じである) で示される基に転換可能な基である] で示される化合物を、Raを基(f)に転換させる能力を有する適切な試薬で反 応させるか、あるいは、 b)式(IV): A1−X−(CH2n−O−A2−CHO (IV) [式中、A1、A2、Xおよびnは、式(I)における定義と同じである] で示される化合物を式(V): CH23'4' (V) [式中、R3'は、式(I)において定義されたR3と同じであるか、またはその保 護形であり、R4'は、式(I)において定義されたR4と同じであるか、またはそ の保護形である] で示される化合物と反応させ、 次いで、所望により、以下の任意の工程: (i)式(I)で示される化合物を式(I)で示される別の化合物に転換させる 工程、 (ii)必要な保護基を除去する工程、 (iii)式(I)で示される化合物の医薬的に許容される塩および/またはその 医 薬的に許容される溶媒和物を製造する工程 のうち1つ以上を行うことを特徴とする、式(I)で示される化合物、またはそ の互変異性体形、および/またはその医薬的に許容される塩、および/またはそ の医薬的に許容される溶媒和物の製造方法。 9.2−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ ]エトキシ]フェニルメチル]プロパン−1,3−二酸ジメチル; 2−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ]エ トキシ]フェニルメチレン]プロパン−1,3−二酸ジメチル; (E)−3−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルア ミノ]−エトキシ]フェニル]−2−シアノプロペン酸メチル; 3−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ]エ トキシ]−フェニル]−2−シアノプロパン酸メチル; 2−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ]エ トキシ]−ベンジル]プロパン−1,3−二酸ジエチル; 3−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ]エ トキシ]フェニル]−2−アセチルプロパン酸メチル; 2−[4−[2−[N−(2−ピリジル)−N−メチルアミノ]エトキシ]− ベンジリデン]プロパン−1,3−二酸ジメチル; 2−[4−[2−[N−(2−ピリジル)−N−メチルアミノ]エトキシ]− ベンジル]プロパン−1,3−二酸ジメチルおよび 3−[4−[2−[N−(2−ベンゾオキサゾリル)−N−メチルアミノ]エ トキシ]フェニル]−2−シアノプロパン酸;またはその互変異性体形、および /またはその医薬的に許容される塩、および/またはその医薬的に許容される溶 媒和物からなるリストから選択される請求項1記載の化合物。 10.式(I)で示される化合物、またはその互変異性体形、またはその医薬 的に許容される塩、またはその医薬的に許容される溶媒和物、およびその医薬的 に許容される担体からなる医薬組成物。 11.活性治療物質として有用な式(I)で示される化合物、またはその互変 異 性体形、および/またはその医薬的に許容される塩、および/またはその医薬的 に許容される溶媒和物。 12.高血糖症、高脂血症、高血圧症、心臓血管疾患およびある種の摂食障害 の治療および/または予防において有用な式(I)で示される化合物、またはそ の互変異性体形、および/またはその医薬的に許容される塩、および/またはそ の医薬的に許容される溶媒和物。 13.治療および/または予防を必要とするヒトまたは非ヒト哺乳動物に式( I)で示される化合物、またはその互変異性体形、および/またはその医薬的に 許容される塩、および/またはその医薬的に許容される溶媒和物の非毒性有効量 を投与することを特徴とする、ヒトまたは非ヒト哺乳動物における高血糖症、高 脂血症、高血圧症、心臓血管疾患および摂食障害の治療および/または予防方法 。 14.高血糖症、高脂血症、高血圧症、心臓血管疾患またはある種の摂食障害 の治療および/または予防用薬物の調製のための、式(I)で示される化合物、 またはその互変異性体形、および/またはその医薬的に許容される塩、および/ またはその医薬的に許容される溶媒和物の使用。
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