JPH08503627A - 一体化可能な歯科用のテンションマトリックス及び締付け装置 - Google Patents

一体化可能な歯科用のテンションマトリックス及び締付け装置

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JPH08503627A
JPH08503627A JP6510660A JP51066094A JPH08503627A JP H08503627 A JPH08503627 A JP H08503627A JP 6510660 A JP6510660 A JP 6510660A JP 51066094 A JP51066094 A JP 51066094A JP H08503627 A JPH08503627 A JP H08503627A
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ヴァイセンフルー、ハンス フォン
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ハヴェ・ネオス デンタル ドクトル ハー・フォン ヴァイセンフルー エス・アー
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Abstract

(57)【要約】 テンションマトリックス(1)と締付け装置(2)は、これらの相互を可逆可能に且つ一体化することが可能な取り付け手段(3,4,5)を備えている。これらの手段は摺動可能で、且つテンションマトリックス(1)のケーシング(6)の一面に設けられた溝部(3)に挿入される薄板状の突状体(5)と、ケーシング(6)の対向する面の内の平坦面(6a)に対して係合する平坦部を有する鉤状部(4)を有する部材でよい。前記手段は、テンションマトリックス(101)のケーシング(41)に取り付けられた部材(41a)の外周面に設けられた成形溝(40)と、フォーク状部(42)が事前に設定された範囲まで屈曲したとき、テンションマトリックス(101)のケーシング(41)の前記成形溝(40)に可逆可能に一体的に接続可能な突状部(39a,39b)を2つの端部の夫々に形成している可撓性を有するフォーク状部(39)からなる。この構成により、締付け装置を把持している手のみで、テンションマトリックスをあてがい、且つ関連するマトリックスを締め付けることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】一体化可能な歯科用のテンションマトリックス及び締付け装置 本発明は歯学に於ける歯の復元に使用されるマトリックスの取付け及び締め付 けるための装置の分野に関する。 これまでのところ、このような装置で一番進んだものとしては、ケーシングに 取り付けられた回転ピンの回転により、前記ケーシングの内部でマトリックスを 引っ張り、緊張状態に保持するように構成されたテンシヨンマトリックスと、テ ンションマトリックスにより、歯の周囲にマトリックスを既に取り付けている状 態で、前記マトリックスを締め付け、歯の外壁に付着させながら前記ピンを回転 可能にした前記ピンに取付け可能な締付け装置を有するものがある。 このように構成された装置には、例えば米国特許番号第4,396,374号に記載さ れたものがある。 この形式からなる装置の使用に於いては、その取扱いが困難である点が欠点と なる。例えば、実際の使用に於いては、先ず口腔内の所定位置に手で保持しなが ら、テンションマトリックスと緊張状態に置かれていないマトリックスとをあて がい、さらにマトリックスが緊張状態に置かれるまで手で保持しながら、テンシ ョンマトリックスを取付けることで締付け装置を口腔内に挿入する必要がある。 この作業の全てが実用的には大きな問題であり、患者にとっても不快感が長時間 続くことを意味している。 本件発明の発明者は、締付け装置にマトリックスを一体に設け、そのマトリッ クスを移動するための締付け装置を挿入し、且つ作動させるだけで、マトリック スを正確な位置にあてがい、保持し、締結することを可能とすべく、一体化する ことが可能なテンションマトリックスと締め金具の両方を有するユニットを提供 することによりこの欠点をなくすことを試みた。 よって、本件発明の目的は、マトリックスの端部を挿入するための長孔を備え たピンと、長孔を備え内部でピンを保持するケーシングからなるテンションマト リックスと、前記テンションマトリックスと可逆可能に−体化するための取付け 手段を設けることにより、前記ピンを取り付け可能で且つ回転可能にする締付け 装置からなる歯科に於いて使用されるユニットを提供することにある。 好ましき実施態様に従うユニットとしての本件発明の詳細な機能の説明を、添 付した図面とともに次に説明する。 図1は本件発明のユニットに於けるテンションマトリックスの実施態様の拡大 透視図を示す。 図2は、その断面図。 図3は、前記テンションマトリックスのピンのみの拡大側面図であり、その一 端部に設けられた歯車体の歯は省略している。 図4は、前記歯車体の好ましき実施態様の上から見た拡大図。 図5は、テンションマトリックスに連結された状態の締付け装置の実施態様の 縦断面図である。 図6は、図5の締付け装置にテンションマトリックスを閉塞している状態で、 2個のウィンチを有する小型の連接棒の位置を推測することが可能な詳細図であ る。 図7は、テンションマトリックスと一体化させることにより、本件発明のユニ ットを構成した締付け装置の縦断面図。 図8は、図7に図示した状態での前記連接棒の位置を示した詳細図である。 図9は、締付け装置とテンションマトリックスが一体に構成された状態での、 本件発明のユニットの他の好ましきi実施態様の縦断面図。 図10は、図9の実施態様のテンションマトリックスと締付け装置との接続部 の拡大図。 図11は、本件発明のユニットに使用可能な特定のテンションマトリックスの 他の実施態様の縦断面に沿った分解図。 図12は、図11のテンションマトリックスを下方向から見た図である。 図13は、同じテンションマトリックスの側面図。 図1及び図2を検討するとき、1つの実施態様でのテンションマトリックス1 のケーシング6が、マトリックスの挿入のための長孔6bを有するその外壁に、治 療する歯の形状に実質的に合うように形成された凹状部6cをいかに設けているか 注意すべきである。 この凹状部は、本実施態様では弾性力を有する材質のもので形成されているケ ーシング6とにより、あらゆる形状の歯に対し可能な限り良好にテンションマト リックス1を付着させることを可能とする。 ピン7は硬質の材料からなりケーシング6内に僅かに押し込まれるため、必要 時にこれら2つの部材間での必要な付着力が確保されることとなる。 図1、図2及び図3に於いては、テンションマトリックス1のピン7が如何に 歯車7cを移動させるか、又ピン7に、それ自体を支持する端部に向かって延設さ れた円錐部7aが如何に形成されているかが図示されている。 このような特徴は、ピン7を−定角度回転することにより、マトリックスが前 記歯車7cに近い側から前記円錐の底部近傍の他の側への索引力の増加を被ること を意味する。 テンションマトリックス1は、歯冠に対して回転する前記歯車7cとともにあて がわれるため、歯の周方向の成長が赤道部より少ない頚部に対応してマトリック スは、より大きな索引力を被り、且つ歯の全面へより正確に付着されることとな る。 図1から明らかなように、テンションマトリックスのケーシング6は矩形状で あり、一対の相互に対面する平行な平坦面を有する。 これら面のうち少なくとも一方(図示された好ましき実施態様では対面する2 面)には、2つの溝部3が形成されることにより、締付け装置の適切な形状を有 する2つの突状体4、5が一方の面の溝部3と、他の面6aの基準面として機能す る平坦な面に対して夫々係合することによりテンションマトリックス1を把持す ることが可能となる。 これは、図5〜8に記載の締付け装置2の一対の部材4、5により可能となり 、一方の部材4は鉤形状で、ケーシング6の面6aの前記基準面上に支持可能とさ れる平坦部狛を有しており、又他の突状体5は薄板状であり、対向する面に形成 された前記溝部3に係合可能とすべく末端部5aに向かって適切な形状を有する。 これら部材4、5は前述したように一旦係合すると、ペンチとしての機能を果た し、又口腔にあてがった際、又はマトリックスが巻き上げられ且つ締め付けられ た際に、締付け装置2にテンションマトリックス1を一体化させることとなる。 マトリックスの位置及び形状は、図面で示すことで当業者にとり僅かでも問題 提起するようなことは考えられないため省略した。 突状体4、5のうち、第一部材4は、鉤状に形成さわ、且つ一端部には締付け 装置2のハンドル16の延設部17を備えている。又、第二突状体5は、その末端部 に事前に設定した前記延設部に対して平行な摺動経路上を移動可能なように前記 延設部17の下方に取り付けられた板状体5を備えている。 前記突状体5も又、ウィンチ14の移動のための長方形の孔を有しており、その 機能は次に説明される。 この実施態様に於いて、第二突状体5は、ハンドル16の前記延設部17に取り付 けられた2個の締結ネジ32、33が挿通する2つの長方形の切欠30、31を有してお り、これら締結ネジ32、33は前記長方形の切欠により、ハンドル16の延設部17に 対しての摺動経路上を移動する間に、第二部彬を支持可能とすべく長方形の切欠 30,31の幅より大径のスペーサー36,37とワッシャー34,35が取り付けられた大 径の頭部を備えている。 前述した摺動動作は、両端部に2個の連接棒11,13を備えた前記ウィンチ14を 回転させることにより前記第二突状体5に伝達される。 一方の連接棒13は、第二突状体5に穿設された孔18にスラブ13aとともに挿通 されている。尚、孔18は第二突状体に対して偏芯して設けられているため、連接 棒14と一体のその回転は前述した摺動動作(図6、8)に変換される。 ウィンチ14の他端部に取り付けられた他方の連接棒11はその全長の内、十分な 長さをハンドル16の延設部17の軸に対して平行な、即ち装置2の軸に対して平行 な同軸シャフト10に沿って摺動可能なラチェット12に設けられたドーナツ状の溝 部23内に係入される。 ラチェット12の摺動によりウィンチ14が回転し、更に連接棒13を介して突状体 5が最終的に移動することになる。 突状体5の摺動動作は、ラチェット12の移動との関係において平行であり、結 果的に事前に設定した範囲まで減少することとなる。 このラチェットはその軸に沿って、軸10の一部に形成した溝部21に摺動自在 に接続された突状部22を備えた摺動保持部が形成され、且つラチェット12は、前 述したように軸10に沿ってハンドル16の延設部17と同軸状に且つ平行に移動し、 又その両端部の夫々は、延設部17の末端に設けられた支持部19とハンドル16の− 部に設けられた支持部20により回転自在に支持されている。 ハンドル16とラチェット12との間には、ラチェット12の中に設けられたケーシ ング25に収納された圧縮バネ24が、軸10と同軸状に挿入されている。 この点において、先ず操作者が、ハンドル16を把持した同じ手により、軸10に ラチェット12をその軸と同軸状に摺動させることで、前述したように第二突状体 5を摺動させ、且つ同時にそれ自体の軸を中心に回転させることにより、ラチェ ット12に取り付けられた軸10を回転させることが可能であることは明らかである 。 前記バネ24はその際にラチェット12を元の位置に戻す働きをする。 前記軸10の末端には、支持部19の他に円錐状のピニオン9が取り付けられてい る。 ハンドル16の延設部17の端部にはこれに対応するように、相互が一体に且つ同 軸状に設けられた円錐状の歯車8aと歯付き冠8bら構成された部材8が、同じよう に回転自在に取り付けられている。 円錐状の歯車8aは軸10のピニオン9に螺合しており、又歯付き冠8bは、前述し たテンションマトリックス1のピン7の歯車7cに噛合可能なような大きさを有し ている。 したがって、本件発明に基づくユニットでは、締付け装置2を把持した手のみ でラチェット12を操作することにより、次の操作が可能となる。 軸10に第二突状体を”螺合”させることにより、テンションマトリックス1を 挿入可能とすべく第二突状体5を移動すること:テンションマトリックス1と締 付け装置2を相互に一体化させるべく第一固定突状体4の平坦部狛に対してテン ションマトリックス1を押圧させ、且つテンションマトリックス1のケーシング 6の溝部3に第二突状体5を係合させるべくバネ24を介して第二突状体5を元の 位置に戻すこと、 復元すべき歯にテンションマトリックス1(関連するマトリックスを事前に取 り付けている)をあてがうこと、 マトリックスを締め付けることにより、テンションマトリックス1のピン7を 回転させること、 締付け装置の突状体5の端部5aを(テンションマトリックス1から)取り外す べく第二突状体5を再度後退させ、患者の口腔から装置を取り除くこと。 これらの操作が実用的であり且つ有効であることは明らかであり、これにより 前述したように患者の不快感を最小限に抑制することになる。 これまでに説明した好ましき実施態様での更に注目すべき点としては、テンシ ョンマトリックスのピン7の歯つき部相7cが歯車であるため、アタッチメントの 信頼性に対する偏見なしに、現在で必要と考えられるものよりもかなり小型のも のでもよく、それによりテンションマトリックス1を妨げることが殆どなくなり 、隣接する複数の歯に対してあらゆるテンションマトリックスを同時にあてがう ことが可能にしたということである。 本件発明の発明者は、さらに発明に係るユニットに於ける操作性、特にテンシ ョンマトリックスとそれに取り付けられたマトリックスを締付け装置又は復元が 終わった歯から取り外す際の操作性をさらに高めるために次の装置を作り上げた 。 これまでのところで説明されたユニットは、実際にはマトリックスを巻き上げ 且つ締め付けるためにテンションマトリックスのピンを回転させ、又治療後の歯 からそれを取り外すべく反対方向に回転させることにより、マトリックスを緩め ることが可能な締付け装置を有していることは認識されている。しかし、両方向 に回転させることは、ある場合、特に最後の取外しの際には、一般的に、非弾性 で変形する金属の材質からなるマトリックスが前記ピンを中心にして巻き上げら れるため、ある程度の困難さを伴うことがあった。 この欠点は、前述したようなテンションマトリックスのピンを二度回転させる ことなしにマトリックスを解放し、且つそれをあてがった歯から取り外すために 、テンションマトリックスからの締付け装置のスムーズで且つ迅速な離脱を可能 とする違ったデザインからなる次に記載のユニットを考案することによって到達 出来た。 図9及び図10に於いて、その両端部の夫々が突状部39a,39bとして形成され 、且つ屈曲した際に、テンションマトリックス101のケーシング41に取り付けら れた部材41に形成された成形溝40に可逆可能に係合する可撓性を有するフォーク 状部39を介して締付け装置38とテンションマトリックス101を一体化させる連結 状態が図示されている。 図面に記載のこの実施態様に於いては、小型の中空状のフレキシブルケーブル 42を介して、フォーク状部39に対して索引力を働かせることにより、フォーク状 部39は屈曲可能となり、これにより締付け装置38の部材47の空洞部43の内方向に そのフォーク状部39が挿入されることになる。この状態で、フォーク状部39の内 壁に付着して設けられた2面39c,39dによりこのフォーク状部39が保持可能とな る。 この小型の中空状のフレキシブルケーブル42の両端部は、フォーク状部39の中 間部39mと、締付け装置38に取り付けられた作動体53の夫々に取り付けられる。 締付け装置38については次に詳細に説明される。 テンションマトリックス101のケーシング41に取り付けられた部材はこの実施 態様においてはリング体41aからなり、これによりフォーク状部39が接続される 。又、実質的に左右対称に形成された相互に対面するテンションマトリックス10 1のケーシング41の部材41f,41gの夫々には、同様に左右対称に形成された2個 の突状部41d,41eが設けられ、これら突状部はリング体41aにより僅かな力で嵌 合されている。 これら2個の部材41f,41g(図13)は、それらが作られた材料を介して縦線 H-Hに沿って組み合わされる。この材料は可撓性及び弾性を十分な程度有するも のから選択される。部材41f,41gはケーシング41を形成するため、又それらの中 にピン44を収納するために、相互に対面させるよう、又はそれらを離間させるこ とにより、ピン44と最終的にそれに取り付けられるマトリックスが解除されるよ う、相互に回転自在に構成されている。 明らかなように、この回転は、それらの接合点の領域を通過するH-H線を中心 に正確に行われる。 よって、前述したようにフォーク状部39は前記リング体41aの成形溝40に一体 的に取り付けられることになり、これにより締付け装置38にテンションマトリッ クス101が一体化することになる。 中空状のフレキシブルケーブル42に一体的にピン44を回転させるために、ケー ブル42に取り付けられた本体48は、ピン44の”頭部”に位置する空洞部44aが回 転時に一体的に係合するような形状を有している。 中空状のフレキシブルケーブル42内に同軸状に設けられ、一端部45bがピン44 の上面に位置し、且つ他端部45aが作動体46に取り付けられた小型のフレキシブ ルワイヤー45を介して、ピン44に力を働かせると、ピン44を軸方向に摺動するこ とが可能となり、それによりテンションマトリックス101の前記部材41f,41gと ともにリング体41aからピン44が離脱することになる。その際にテンションマト リックス101の部材41f,41gは、例えばそれらが作られた材料が有するある程度 限られた弾力性による保持状態から解除されることにより半開きの状態になり、 ピン44とそれに取り付けられたマトリックスが係合状態から解除され、処置され た歯からスムーズに取り外されることになる。 前述した作業を行うことを可能とする締付け装置38は以下のものからなる。 締付け装置38の縦軸に対して傾斜し、且つ前記フォーク状部39を内部で保持す ることが可能な空洞部43を有している長形状の末端部47と、 長形状部47内に同軸状に設けられ、前述したように前記フォーク状部39の中間 部39mと、締付け装置38の第一作動体53の夫々に両端部が取り付けられた小型の 中空状のフレキシブルケーブル42と、 前記中空ケーブル42内に同軸状に設けられ、且つテンションマトリックスが締 付け装置と一体になっているときに、一端部がこのテンションマトリックス101 のケーシング41に回転自在に取り付けられているピン44上に載置され、又他端部 45aは締付け装置38の第二作動体46と一体になっているフレキシブルワイヤー45 。 締付け装置38は前記長形状部47と一体になったハンドル49と、回転時及び摺動 時に於いて、中空状のフレキシブルケーブル45と一体となる回転ラチェット53と 、フレキシブルワイヤー45をその一体となったものに対して摺動させるべくハン ドル49に対して摺動可能な第二作動体46とからなる。 前述したような摺動動作が完了した後に、戻しバネ51,52は元の位置に戻るこ とになる。 図11,12,及び13に於いて、テンションマトリックスはユニット内で使用可能 な例が示されており、マトリックスを挿通させることができるように、テンショ ンマトリックスのケーシング41を歯に対して間隔を置く働きがある複数(これら の図では4個)の柄部41kを備えている。 テンションマトリックスの材料は、一般に入手可能な多様な材質及び合成樹脂 の中から選択可能であり、テンションマトリックス自体を容易に滅菌させること が可能となるよう120℃以上の温度に耐え得るものが特に好ましい。 実際に使用する際に要求されるあらゆることに対して、当業者が実現可能な締 付け装置、又はテンションマトリックスの何れかについてのその他の実施態様は 、添付の請求項により与えられる保護の範囲を越えることなしに可能である。こ れまでに説明及び図示した例は、本件発明のユニットの好ましき実施態様として 見なされ、特にあらゆる部材の形状、相対的な位置、大きさを束縛し制限するも のではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN ,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SK,UA,US,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.マトリックスの端部を挿入するための長孔を備えたピンと、長孔を備え内部 でピンを保持するケーシングとを有するテンションマトリックスと、前記ピンに 取り付け可能で且つ前記ピンを回転させることにより、前記ピンを中心にマトリ ックスを巻き上げることが可能な締付け装置からなる歯学に於いて使用されるテ ンションマトリックスと締付け装置のユニットであり、テンションマトリックス (1)と締付け装置(2)には、相互を可逆可能に一体化可能な取り付け手段(3 ,4,5)が備えられていることを特徴とする。 2.テンションマトリックスと締付け装置の相互を一体化可能な前記取り付け手 段が、 テンションマトリックス(1)のケーシング(6)の外周面の対向する2面の夫 々に設けられた1つ以上の溝部(3)と対応する平坦面(6a)と、 前記溝部(3)の内少なくとも1つと可逆可能に、且つテンションマトリック ス(1)のケーシング(6)の前記対応する平坦面(6a)と係合可能な締付け装置 (2)の一対の突状体(4,5)とからなる請求項1記載のユニット。 3.テンションマトリックス(1)のケーシング(6)が矩形状部を有し、且つ前 記溝部(3)がその両端部の何方か一方の近傍に設けられ、 テンションマトリックス(1)のピン(7)は第一歯状部(7c)を有した一端部 により、ケーシング(6)から突出し、 締付け装置(2)には、テンションマトリックス(1)の前記第一歯状部(7c) と接続可能な第二歯状部(8)が備えられ、且つこの第二歯状部(8)は締付け装 置(2)の1つ以上の部材が移動することにより回転するように構成され、 締付け装置(2)は、それを前記一対の突状体(4,5)に取り付けるための手 段を有し、この手段により前記溝部(3)とテンションマトリックス(1)のケー シング(6)の対応する面(6a)と、前記突状体(4,5)を係合又はそれらから 離脱させるべく、少なくとも一方の突状体(5)をそれらの動きによって移動可 能としている請求項2に記載のユニット。 4.ハンドル(16)は延設部(17)を一体的に備え、この延設部のハンドルの近 傍には円形の孔(18)が穿設され、鉤状の形状を有した突状体(4)が平坦部(4 a)からなり、 前記歯状体(8)が相互が一体に且つ同軸状に設けられた歯付き冠(8b)と円 錐状の歯車(8a)から形成され、これらは回転可能なように前記延設部(17)の 端部に取り付けられており、 軸(10)は、その両端部を前記延設部(17)の末端と前記ハンドル(16)の一 点の夫々に設けられた2つの支持部(19,20)により回転自在に且つ前記延設部 (17)に平行に支持され、軸(10)は一端部に前記円錐状の歯車(8a)に噛合可 能な円錐状の歯付きピニオン9を設け、他端部近傍には軸(10)の軸方向に対して 平行な少なくとも1つの縦溝を有する溝部(21)を設けており、 ハンドル(16)により支持された前記軸の端部近傍にラチェット(12)が設け られ、ラチェット(12)は軸(10)の前記溝部(21)に摺動するように噛合可能 な突状部(22)を内部に設けた孔を介して軸(10)に対して同軸方向に摺動可能 であり、ラチェット(12)の外周面にはドーナツ状のネック部(23)が備えられ ており、 ラチェット(12)とハンドル(16)間には圧縮バネ(24)が設けられ、 前記延設部(17)の末端に取り付けられた鉤状に形成された第一突状体(4) は、その平坦面(4a)をテンションマトリックス(1)のケーシング(6)の対応 する面(6a)に当接することにより支持可能となるような形状を有し、 第二突状体(5)はテンションマトリックス(1)の前記溝部(3)に係合可能 な形状からなる端部(5a)を有し、且つ事前に設定された延設部(17)に対して 平行な経路を摺動可能なようにハンドル(16)の延設部(17)上に取り付けらわ 、さらにハンドル(16)近傍の端部には対応する長孔(5b)が穿設されており、 ウィンチ(14)が2つの連接棒(11,13)を有し、第一連接棒(11)はラチェ ット(12)の前記ドーナツ状のネック部(23)に侵入して係合し、第二連接棒( 13)は、ハンドル(16)の延設部(17)に穿設された円形の孔(18)を挿通した 後、第二突状体(5)の前記長孔(5b)に係合し、且つ第二連接棒(13)の直径 は、第二連接棒(13)の大径部(13a)により閉塞される円形の孔(18)より小 径であり、これにより第二連接棒 (13)は孔(18)に対して偏芯して設けられることになり、 テンションマトリックス(1)の内部では、締付け装置(2)の前記歯付き冠( 8b)に噛合可能な歯車(7c)がピン(7)の一端部に設けられている請求項3に 記載のユニット。 5.前記ケーシング(6)の面の内少なくとも外壁にはマトリックスの挿入のた めの切欠(6b)が設けられ、テンションマトリックスがあてがわれる歯の形状に 実質的に合うような凹状部(6c)が形成されている請求項3又は4に記載のユニ ット。 6.テンシヨンマトリックスのピン(7)には少なくとも1つの円錐部(7a)が 形成され、その円錐線はその上に設けられた前記第一歯状部(7c)の方向に集中 している請求項3から5の何れかに記載のユニット。 7.ケーシング(6)が弾性を有する材質から形成され、一方ピン(7)は本質的 に弾力的に変形不能の材質から形成される請求項1から6の何れかに記載のユニ ット。 8.テンションマトリックスと締付け装置の相互を一体化することが可能な取り 付け手段が、 テンションマトリックスのケーシング(41)に取り付けられた部材(41a)の 外周面に形成された成形溝(40)と、 2端部の夫々には、事前に設定した範囲まで屈曲した際に前記溝部(40)に一 体的に且つ可逆可能に接続可能な突状部(39a,39b)が形成されている可撓性を 有するフォーク状部(39)である請求項1に記載のユニット(102,第9図)。 9.テンションマトリックス(101)のケーシング(41)に取り付けられた前記 部材が、テンションマトリックスのケーシング(41)の一部分に同軸状に取り付 けられたリング体(41a)であり、一方ケーシング(41)は相互に対面する実質 的に左右対 象な部材(41f,41g)からなり、これら部材は末端に突状部(41d,41e)が形成 され、前記部材の突状部(41d,41e)の両方により、リング体(41a)に強制的 に接続されることにより同軸状に保持されるケーシング(41)の前記一部を形成 する請求項8に記載のユニット。 10.フォーク状部(39)は、リング体(41a)に一体的に接続されるように屈 曲し、且つその内部に貼着された2面(39c,39d)によりフォーク状部(39)内 に保持されることが可能な形状と大きさを有する空洞部(43)内に挿入され、一 方この空洞部(43)内への挿入は、締付け装置(38)に取り付けられた手段(42 )によりフォーク状部(39)に対して索引力を働かせることにより行う請求項9 に記載のユニット。 11.フォーク状部(39)に対して前記索引力を働かせる締付け装置の前記手段 が、小型の中空状のフレキシブルケーブル(42)であり、その両端部の夫々がフ ォーク状部(39)と、締付け装置(38)に取り付けられた第一作動体(53)とに 取り付けられている請求項10に記載のユニット。 12.フレキシブルワイヤー(45)が前記中空状のフレキシブルケーブル(42) 内に同軸状に取り付けられ、且つその一端部(45a)が第二作動体(46)に、又 他端部(45b)が中間部(39m)に対応する前記フォーク状部の内部に事前に決め られた範囲まで突出し、さらにテンションマトリックス(101)と締付け装置(3 8)が相互に一体的に取り付けられるとき、テンションマトリックス(101)のピ ン(44)に当接するよう屈曲する請求項11に記載のユニット。 13.テンシヨンマトリックス(101)のケーシング(41)の前記左右対象の2 つの部材(41f,41g)は、夫々が相互に対して回転可能なように縦線(H-H)に 沿って組み合わされる請求項12に記載のユニット。 14.ケーシング(41)の前記2つの部材(41f,41g)は一個の部品を構成し、 これら部材は可撓性の材質から作られ、相互に前記縦線(H-H)に沿って組み合 わされ 、その線を中心にそれらが作られた材料の有する可撓性により回転可能である請 求項13に記載のユニット。 15.締付け装置(38)が、 締付け装置(38)の縦軸に対して傾斜し、且つその内部てフォーク状部(39) を保持可能な空洞部(43)を有している末端の長形状部(47)と、 その両端部の内の一方をフォーク状部(39)の中間部(39m)に一体に、又他 端部を締付け装置(38)の第一作動体(53)に一体にして前記長形状部(47)内 に同軸状に設けられた中空状のフレキシブルケーブル(42)と、 前記中空ケーブル(42)内に同軸状に設けられ、且つテンションマトリックス (101)が締付け装置と一体で、且つ一端部(45a)が締付け装置(38)の第二作 動体(46)に一体であるとき、このテンションマトリックスのケーシング(41) に回転自在に取り付けられるピン(44)に当接する他端部(45b)を有している フレキシブルワイヤー(45)とからなり、 締付け装置(38)は前記長形状部(47)に一体なハンドル(49)と、前記中空 状のフレキシブルワイヤー(42)に回転時及び摺動時に−体である回転ラチェッ ト(53)からなる第一作動体と、前記フレキシブルワイヤー(45)をその一体に なったものに対して摺動自在にすべくハンドル(49)に対して摺動自在である第 二作動体とを有している請求項8又は14に記載のユニット。 16.ケーシング(6)とピン(7)の両方は120℃以上での殺菌処理を施すこ とが可能な合成の材料から作られた請求項1から15に記載の何れかに記載のユニ ット。
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