JP2002307317A - 先端回転型ペンチ - Google Patents

先端回転型ペンチ

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JP2002307317A
JP2002307317A JP2001112345A JP2001112345A JP2002307317A JP 2002307317 A JP2002307317 A JP 2002307317A JP 2001112345 A JP2001112345 A JP 2001112345A JP 2001112345 A JP2001112345 A JP 2001112345A JP 2002307317 A JP2002307317 A JP 2002307317A
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blade
tip
blade portion
angle
pliers
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JP2001112345A
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Nobuaki Tawara
信昭 田原
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 先端の刃部を回転させて任意の角度に固定で
きて、傾斜面上のネジの締結時でのネジの固定や、製品
の構造上奥まった部分で固定されているナット等を先端
の刃部で容易に保持できる先端回転型ペンチを提供す
る。 【解決手段】 把持部1と刃部2とが軸部材3を介して
回転可能に連結され、軸部材3の両端が多角形に形成さ
れ、刃部2には軸部材3の六角形状部3a、3aを係止
可能とした狭幅縁部4aを有する長穴部4と、狭幅縁部
4aの長穴部4に連設された円形穴部5とが設けられ、
軸部材3の六角形状部3a、3aが円形穴部5に位置す
るとき、刃部2が回転自由な状態で且つ角度調整可能な
状態となり、刃部2を所望の角度に調整した後に、軸部
材3の六角形状部3a、3aが狭幅縁部4aの長穴部4
の部分に位置したとき、軸部材3の六角形状部3a、3
aが回転不能な状態になって刃部2が所望の角度で固定
されるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、把持部と先端の刃
部とが一体的もしくは分解取付可能に構成され、且つ刃
部の角度を任意に調整可能とした先端回転型ペンチに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のペンチは、把持部に対して先端の
刃部が一直線上になるように設けられていたので、傾斜
のある面でのネジの締結をするときには、傾斜面に沿っ
てペンチを傾けなくてはならず、その傾斜角度によって
は作業がしにくいことがあり、また製品上奥まったとこ
ろにある部品を取り外す場合には、作業を行いやすくす
るために周辺の部品を取り外してから作業を行うことが
あり、面倒であり、また、ペンチとして用途に応じた数
種類のものがあるが、これらの数種類のペンチを携帯す
ることは、量が嵩張るので困難であるという問題があっ
た。
【0003】また、特開2000−218068号公報
には、はさみが記載されている。これは、図7(a)
(b)、図8(a)(b)、図9に示すように、刃10
2と取っ手103とが一連をなす切断用部材105A、
105Bの一対が刃102と取っ手103との間の部分
で支軸106を介して互いに回動可能に取り付けられて
いるはさみであって、切断用部材105A、105Bの
それぞれが、支軸106と取っ手103との間の部分に
おいて、部材が回動して画く第1の仮想平面131と直
交する第2の仮想平面132内で折曲可能に形成され、
かつその折曲の角度を規制する手段113を備え、切断
用部材105A、105bのそれぞれは、支軸106と
取っ手103との間がヒンジ機構109を介して折曲可
能に連結し、切断用部材105A、105Bとは別体に
形成され、切断用部材105A、105Bが所要の折曲
角度にあるときにヒンジ機構109に係合して機構の動
きを阻止可能な角度規制用部材113を有し、切断用部
材105A、105Bのそれぞれは、支軸106と取っ
手103との間がヒンジ機構109を介して折曲可能に
連結し、規制手段113がヒンジ機構109に形成され
たラチェット係合部である。ところが、これにおいて
は、別体としての規制手段113が必要であり、しかも
この規制手段が外れやすく、また、はさみの開け閉めと
きの伝達が悪く、耐久性も悪いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題を解消し、先端の刃部を回転させて任意の角度に固
定することができて、傾斜面上のネジの締結時でのネジ
の固定や、製品の構造上奥まった部分で固定されている
ナット等を先端の刃部で容易に保持することができる先
端回転型ペンチを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために提案されたものであって、請求項1に記載
の発明は、把持部と先端の刃部とが一体的に構成され、
且つ刃部の角度を任意に調整可能とした先端回転型ペン
チであって、前記把持部と刃部とが軸部材を介して回転
可能に連結されていて、前記軸部材の少なくとも両端が
多角形に形成され、刃部には前記軸部材の多角形状部を
係止可能とした狭幅縁部を有する長穴部と、この狭幅縁
部の長穴部に連設された円形穴部とが設けられていて、
前記軸部材の多角形状部が前記円形穴部に位置するとき
には、前記刃部が回転自由な状態で且つ角度調整可能な
状態となり、前記刃部を所望の角度に調整した後に、前
記軸部材の多角形状部が前記狭幅縁部の長穴部の部分に
位置したときには、前記軸部材の多角形状部が回転不能
な状態になって前記刃部が所望の角度で固定されるよう
に構成したことを特徴としている。
【0006】請求項2に記載の発明は、把持部と先端の
刃部とが分解取付可能に構成され、且つ刃部の角度を任
意に調整可能とした先端回転型ペンチであって、前記把
持部の先端両側に多角形状の軸部が設けられていて、前
記刃部の根元部には前記軸部に嵌め込む貫通孔が形成さ
れ、且つ貫通孔の先端側孔縁に凹溝が形成されていて、
この凹溝にスライドピンとこのスライドピンを前記軸部
側に向けて付勢するバネが挿入されていて、前記刃部の
角度を所望の角度に調整したときに前記バネの付勢力で
前記スライドピンを前記多角形状の軸部の一外面に押圧
して、前記把持部に対して前記刃部を任意の角度に調整
固定可能としたことを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記多角形状の
軸部には、多角形の各外面にそれぞれ凹部が設けられて
いて、これらの凹部のいずれかに前記スライドピンの先
端が係入することにより、前記刃部が前記把持部に対し
て任意の角度位置に係止固定されるようにしたことを特
徴としている。請求項4に記載の発明は、前記刃部にお
けるスライドピンの位置する外面にスライド用開口が形
成され、前記スライドピンには前記スライド用開口から
外方に突出するスライドバーが一体に設けられていて、
前記スライドバーを持ち上げて移動させることによって
前記スライドピンが前記バネの付勢力に抗してスライド
されて前記多角形の軸部の凹部から離脱し、前記刃部を
回転調節可能としたことを特徴としている。
【0008】請求項5に記載の発明は、把持部と先端の
刃部とが分解取付可能に構成され、且つ刃部の角度を任
意に調整可能とした先端回転型ペンチであって、前記把
持部の刃部との合わせ面部分に雌ネジ孔が形成され、前
記刃部の前記把持部との合わせ面部分に貫通孔が形成さ
れていて、前記刃部を所望の角度に調整したときに、前
記刃部の貫通孔に挿入されたビスを前記把持部の雌ネジ
孔に螺入して前記刃部を所望の角度に取付固定するよう
に構成したことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る先端回転型ペ
ンチの実施の形態について、図を参照しつつ説明する。
図1は本発明の第1実施形態の先端回転型ペンチを示
し、(a)はその正面図、(b)はその一直線上にして
固定した状態の側面図、(c)はその角度調整時の状態
を示す側面図、(d)は刃部を斜めに傾斜させた状態の
側面図である。
【0010】第1実施形態の先端回転型ペンチは、図1
(a)(b)(c)(d)に示すように、手で握る把持
部1と先端の刃部2とが一体的に構成され、且つ刃部2
の角度を任意に調整可能としたものである。即ち、把持
部1と刃部2とが軸部材3を介して回転可能に連結され
ていて、軸部材3の両端が六角形に形成され、刃部2に
は軸部材3の六角形状部3a、3aを係止可能とした狭
幅縁部4aを有する長穴部4と、この狭幅縁部4aの長
穴部4に連設された円形穴部5とが設けられている。
尚、軸部材3から刃部2が抜けなくするためには、軸部
材3の先端に円形穴部5より径が大きい頭部を設けると
よい。
【0011】そして、軸部材3の六角形状部が円形穴部
5に位置するときには、刃部2が回転自由な状態で且つ
角度調整可能な状態となり、刃部2を所望の角度に調整
した後に、軸部材3の六角形状部3a、3aが狭幅縁部
4aの長穴部4の部分に位置したときには、軸部材3の
六角形状部が回転不能な状態になって刃部2が所望の角
度で固定されるようになっている。したがって、第1実
施形態の先端回転型ペンチによれば、先端の刃部2を回
転させて任意の角度に固定することができて、傾斜面上
のネジの締結時でのネジの固定や、製品の構造上奥まっ
た部分で固定されているナット等を先端の刃部2で容易
に保持することができる
【0012】図2は第2実施形態の先端回転型ペンチを
示し、(a)はその正面図、(b)は先端の刃部を傾斜
した角度にした状態の側面図、(c)はその斜視図であ
る。第2実施形態の先端回転型ペンチは、図2(a)
(b)(c)に示すように、把持部1と先端の刃部2と
を回転可能になるように、固定ピン6で連結している。
そして、図2(c)に示すように、先端の刃部2を所
望の角度に調整して斜め向きにして使用することができ
る。したがって、第2実施形態の先端回転型ペンチによ
れば、先端の刃部2を回転させて任意の角度に固定する
ことができて、傾斜面上のネジの締結時でのネジの固定
や、製品の構造上奥まった部分で固定されているナット
等を先端の刃部2で容易に保持することができる。
【0013】図3は第3実施形態の先端回転型ペンチを
示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図、
(c)は(b)におけるA−A線断面図、図4は第3実
施形態の先端回転型ペンチの要部を示し、(a)は刃部
の周面断面図、(b)は刃部の側面図、(c)は把持部
と刃部の連結状態を示す拡大断面図、(d)は(c)の
側面図、(e)はスライドピンの正面図、(f)はスラ
イドピンの側面図、(g)は軸部の部分斜視図である。
【0014】この第3実施形態の先端回転型ペンチは、
図3(a)(b)(c)に示すように、手で握る把持部
1と先端の刃部2とが分解取付可能に構成され、且つ刃
部2の角度を任意に調整可能としたものである。即ち、
把持部1の先端両側に八角形状の軸部7が設けられてい
て、刃部2の根元部には軸部7に嵌め込む貫通孔2aが
形成され、且つ貫通孔2aの先端側孔縁に凹溝2bが形
成されていて、この凹溝2bにスライドピン8とこのス
ライドピン8を軸部7側に向けて付勢するバネ9が挿入
されている。更に、八角形状の軸部7には、図3(g)
に示すように、八角形の各外面にそれぞれ凹部7bが設
けられていて、これらの凹部7bのいずれかにスライド
ピン8の先端が係入することにより、刃部2が把持部1
に対して任意の角度位置に係止固定されるようにしてい
る。
【0015】また、刃部2におけるスライドピン8の位
置する外面にスライド用開口2cが形成され、スライド
ピン8にはスライド用開口2cから外方に突出するスラ
イドバー10が設けられていて、スライドバー10を持
ち上げて移動させることによってスライドピン8がバネ
9の付勢力に抗してスライドされて八角形の軸部7の凹
部7aから離脱し、刃部2を回転調節可能としている。
そして、スライドバー10を持ち上げてスライドピン8
をフリーな状態としてから、刃部2の角度を所望の角度
に調整した後に、バネ9の付勢力でスライドピン8を八
角形状の軸部7の一外面に押圧してその先端を凹部7b
に圧入し、把持部1に対して刃部2を所望の角度に調整
固定する。
【0016】また、刃部2を取り外すときには、スライ
ドバー10を持ち上げることによってスライドピン8と
凹部7bとの圧入状態を解除させると、刃部2を外側向
きに簡単に取り外すことができる。従って、この第3実
施形態の先端回転型ペンチによれば、先端の刃部2を回
転させて任意の角度に固定することができて、傾斜面上
のネジの締結時でのネジの固定や、製品の構造上奥まっ
た部分で固定されているナット等を先端の刃部2で容易
に保持することができる。また、刃部2は取外しができ
るので、この刃部2が破損した場合等に刃部2を簡単に
交換することができ、また、刃部2を取り外すことによ
って、ペンチ自体をコンパクトにすることができて、収
納時等に便利である。
【0017】図5は第4実施形態の先端回転型ペンチを
示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図、
(c)はその先端の刃部を傾けて固定した状態の側面図
である。この第4実施形態の先端回転型ペンチは、図5
(a)(b)(c)に示すように、手で握る把持部1と
先端の刃部2とが分散取付可能に構成され、且つ刃部2
の角度を任意に調整可能としたものである。即ち、把持
部1の刃部2との合わせ面部分に雌ネジ孔1aが形成さ
れ、刃部2の把持部1との合わせ面部分に貫通孔2dが
形成されていて、刃部2を所望の角度に調整したとき
に、刃部2の貫通孔2dに挿入されたビス11を把持部
1の雌ネジ孔1aに螺入して刃部2を所望の角度に取付
固定するようにしている。
【0018】従って、この第4実施形態の先端回転型ペ
ンチによれば、先端の刃部2を回転させて任意の角度に
固定することができて、傾斜面上のネジの締結時でのネ
ジの固定や、製品の構造上奥まった部分で固定されてい
るナット等を先端の刃部2で容易に保持することができ
る。また、刃部2は取外しができるので、この刃部2が
破損した場合等に刃部2を簡単に交換することができ、
また、刃部2を取り外すことによって、ペンチ自体をコ
ンパクトにすることができて、収納時等に便利である。
【0019】図6は本発明の先端回転型ペンチの構造を
ニッパーに適用した例を示し、(a)はそのニッパーの
正面図、(b)はそのニッパーの側面図、(c)は
(b)のB−B線正面断面図である。この実施形態のニ
ッパーは、手で握る把持部1Aと先端の切断刃部2Aと
が分解取付可能に構成され、且つ切断刃部2Aの角度を
任意に調整可能としたものである。即ち、把持部1Aの
先端両側に八角形状の軸部7Aが設けられていて、切断
刃部2Aの根元部には軸部7Aに嵌め込む貫通孔2Aが
形成され、且つ貫通孔2Aの先端側孔縁に凹溝2Bが形
成されていて、この凹溝2Bにスライドピン8とこのス
ライドピン8を軸部7A側に向けて付勢するバネ9が挿
入されている。
【0020】更に、八角形状の軸部7Aには、八角形の
各外面にそれぞれ凹部(図示略)が設けられていて、こ
れらの凹部(図示略)のいずれかにスライドピン8の先
端が係入することにより、切断刃部2Aが把持部1に対
して任意の角度位置に係止固定されるようにしている。
また、切断刃部2Aにおけるスライドピン8の位置する
外面にスライド用開口2Cが形成され、スライドピン8
にはスライド用開口2Cから外方に突出するスライドバ
ー10が一体に設けられていて、スライドバー10を持
ち上げて移動させることによってスライドピン8がバネ
9の付勢力に抗してスライドされて八角形の軸部7Aの
凹部(図示略)から離脱し、切断刃部2Aを回転調節可
能としている。
【0021】従って、この実施形態のニッパーによれ
ば、先端の切断刃部2Aを回転させて任意の角度に固定
することができて、傾斜面上の製品の余分な箇所等を容
易に切断でき、製品の構造上奥まった部分に有る余分な
箇所等を容易に切断することができる。また、切断刃部
2Aは取外しができるので、この切断刃部2Aが破損し
た場合等に切断刃部2Aを簡単に交換することができ、
また、切断刃部2Aを取り外すことによって、ニッパー
自体をコンパクトにすることができて、収納時等に便利
である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、把持部と先端の刃部とが一体的に構成され、且
つ刃部の角度を任意に調整可能とした先端回転型ペンチ
であって、把持部と刃部とが軸部材を介して回転可能に
連結されていて、軸部材の少なくとも両端が多角形に形
成され、刃部には軸部材の多角形状部を係止可能とした
狭幅縁部を有する長穴部と、この狭幅縁部の長穴部に連
設された円形穴部とが設けられていて、軸部材の多角形
状部が円形穴部に位置するときには、刃部が回転自由な
状態で且つ角度調整可能な状態となり、刃部を所望の角
度に調整した後に、軸部材の多角形状部が狭幅縁部の長
穴部の部分に位置したときには、軸部材の多角形状部が
回転不能な状態になって刃部が所望の角度で固定される
ようしたので以下に述べる効果を奏する。
【0023】即ち、先端の刃部を回転させて任意の角度
に固定することができて、傾斜面上のネジの締結時での
ネジの固定や、製品の構造上奥まった部分で固定されて
いるナット等を先端の刃部で容易に保持することができ
【0024】請求項2に記載の発明は、把持部と先端の
刃部とが分解取付可能に構成され、且つ刃部の角度を任
意に調整可能とした先端回転型ペンチであって、把持部
の先端両側に多角形状の軸部が設けられていて、刃部の
根元部には軸部に嵌め込む貫通孔が形成され、且つ貫通
孔の先端側孔縁に凹溝が形成されていて、この凹溝にス
ライドピンとこのスライドピンを軸部側に向けて付勢す
るバネが挿入されていて、刃部の角度を所望の角度に調
整したときにバネの付勢力でスライドピンを多角形状の
軸部の一外面に押圧して、把持部に対して刃部を任意の
角度に調整固定可能としたので、以下に述べる効果を奏
する。
【0025】即ち、先端の刃部を回転させて任意の角度
に固定することができて、傾斜面上のネジの締結時での
ネジの固定や、製品の構造上奥まった部分で固定されて
いるナット等を先端の刃部で容易に保持することができ
るまた、刃部は取外しができるので、この刃部が破損し
た場合等に刃部を簡単に交換することができ、また、刃
部を取り外すことによって、ペンチ自体をコンパクトに
することができて、収納時等に便利である。
【0026】請求項3に記載の発明は、多角形状の軸部
には、多角形の各外面にそれぞれ凹部が設けられてい
て、これらの凹部のいずれかにスライドピンの先端が係
入することにより、刃部が把持部に対して任意の角度位
置に係止固定されるようにしたので、刃部を任意の角度
位置に強固に固定することができて不用意に外れること
がないので、作業が行い易い。
【0027】請求項4に記載の発明は、刃部におけるス
ライドピンの位置する外面にスライド用開口が形成さ
れ、スライドピンにはスライド用開口から外方に突出す
るスライドバーが一体に設けられていて、スライドバー
を持ち上げて移動させることによってスライドピンがバ
ネの付勢力に抗してスライドされて多角形の軸部の凹部
から離脱し、刃部を回転調節可能としたので、刃部を簡
単に取り外すことが゛きて、刃部が損傷したとき等に、
この刃部を容易に取り換えることができる。
【0028】請求項5に記載の発明は、把持部と先端の
刃部とが分解取付可能に構成され、且つ刃部の角度を任
意に調整可能とした先端回転型ペンチであって、把持部
の刃部との合わせ面部分に雌ネジ孔が形成され、刃部の
把持部との合わせ面部分に貫通孔が形成されていて、刃
部を所望の角度に調整したときに、刃部の貫通孔に挿入
されたビスを把持部の雌ネジ孔に螺入して刃部を所望の
角度に取付固定するように構成したので、以下に述べる
効果を奏する。
【0029】即ち、先端の刃部を回転させて任意の角度
に固定することができて、傾斜面上のネジの締結時での
ネジの固定や、製品の構造上奥まった部分で固定されて
いるナット等を先端の刃部で容易に保持することができ
るまた、刃部は取外しができるので、この刃部が破損し
た場合等に刃部を簡単に交換することができ、また、刃
部を取り外すことによって、ペンチ自体をコンパクトに
することができて、収納時等に便利である。しかも、ビ
スで固定するようになっているので、その構造を簡単化
できて、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の先端回転型ペンチを示
し、(a)はその正面図、(b)はその一直線上にして
固定した状態の側面図、(c)はその角度調整時の状態
を示す側面図、(d)は刃部を斜めに傾斜させた状態の
側面図である。
【図2】第2実施形態の先端回転型ペンチを示し、
(a)はその正面図、(b)は先端の刃部を傾斜した角
度にした状態の側面図、(c)はその斜視図である。
【図3】第3実施形態の先端回転型ペンチを示し、
(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)は
(b)におけるA−A線断面図である。
【図4】第3実施形態の先端回転型ペンチの要部を示
し、(a)は刃部の周面断面図、(b)は刃部の側面
図、(c)は把持部と刃部の連結状態を示す拡大断面
図、(d)は(c)の側面図、(e)はスライドピンの
正面図、(f)はスライドピンの側面図、(g)は軸部
の部分斜視図である。
【図5】第4実施形態の先端回転型ペンチを示し、
(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)はそ
の先端の刃部を傾けて固定した状態の側面図である。
【図6】本発明の先端回転型ペンチの構造をニッパーに
適用した例を示し、(a)はその正面図、(b)はその
側面図、(c)は(b)のB−B線正面断面図である。
【図7】従来のはさみを示し、(a)はその斜視図、
(b)はその部分拡大斜視図である。
【図8】同はさみの(a)は第1〜3仮想平面斜視図、
(b)はヒンジ部分解斜視図である。
【図9】同はさみのストッパー部材が嵌合している状態
の斜視図である。
【符号の説明】
1 把持部 1a 雌ネジ孔 2 先端の刃部 2a 貫通孔 2b 凹溝 2c スライド用開口 2d 貫通孔 3 軸部材 3a 六角形状部 4 長穴部 4a 狭幅縁部 5 円形穴部 7 軸部 7a 凹溝 8 スライドピン 9 バネ 10 スライドバー 11 ビス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部と先端の刃部とが一体的に構成さ
    れ、且つ刃部の角度を任意に調整可能とした先端回転型
    ペンチであって、前記把持部と刃部とが軸部材を介して
    回転可能に連結されていて、前記軸部材の少なくとも両
    端が多角形に形成され、刃部には前記軸部材の多角形状
    部を係止可能とした狭幅縁部を有する長穴部と、この狭
    幅縁部の長穴部に連設された円形穴部とが設けられてい
    て、前記軸部材の多角形状部が前記円形穴部に位置する
    ときには、前記刃部が回転自由な状態で且つ角度調整可
    能な状態となり、前記刃部を所望の角度に調整した後
    に、前記軸部材の多角形状部が前記狭幅縁部の長穴部の
    部分に位置したときには、前記軸部材の多角形状部が回
    転不能な状態になって前記刃部が所望の角度で固定され
    るように構成したことを特徴とする先端回転型ペンチ。
  2. 【請求項2】 把持部と先端の刃部とが分解取付可能に
    構成され、且つ刃部の角度を任意に調整可能とした先端
    回転型ペンチであって、前記把持部の先端両側に多角形
    状の軸部が設けられていて、前記刃部の根元部には前記
    軸部に嵌め込む貫通孔が形成され、且つ貫通孔の先端側
    孔縁に凹溝が形成されていて、この凹溝にスライドピン
    とこのスライドピンを前記軸部側に向けて付勢するバネ
    が挿入されていて、前記刃部の角度を所望の角度に調整
    したときに前記バネの付勢力で前記スライドピンを前記
    多角形状の軸部の一外面に押圧して、前記把持部に対し
    て前記刃部を任意の角度に調整固定可能としたことを特
    徴とする先端回転型ペンチ。
  3. 【請求項3】 前記多角形状の軸部には、多角形の各外
    面にそれぞれ凹部が設けられていて、これらの凹部のい
    ずれかに前記スライドピンの先端が係入することによ
    り、前記刃部が前記把持部に対して任意の角度位置に係
    止固定されるようにしたことを特徴とする請求項2に記
    載の先端回転型ペンチ。
  4. 【請求項4】 前記刃部におけるスライドピンの位置す
    る外面にスライド用開口が形成され、前記スライドピン
    には前記スライド用開口から外方に突出するスライドバ
    ーが一体に設けられていて、前記スライドバーを持ち上
    げて移動させることによって前記スライドピンが前記バ
    ネの付勢力に抗してスライドされて前記多角形の軸部の
    凹部から離脱し、前記刃部を回転調節可能としたことを
    特徴とする請求項3に記載の先端回転型ペンチ。
  5. 【請求項5】 把持部と先端の刃部とが分解取付可能に
    構成され、且つ刃部の角度を任意に調整可能とした先端
    回転型ペンチであって、前記把持部の刃部との合わせ面
    部分に雌ネジ孔が形成され、前記刃部の前記把持部との
    合わせ面部分に貫通孔が形成されていて、前記刃部を所
    望の角度に調整したときに、前記刃部の貫通孔に挿入さ
    れたビスを前記把持部の雌ネジ孔に螺入して前記刃部を
    所望の角度に取付固定するように構成したことを特徴と
    する先端回転型ペンチ。
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