JPH08503298A - パウダ圧縮を特徴づけ制御する方法とその装置 - Google Patents

パウダ圧縮を特徴づけ制御する方法とその装置

Info

Publication number
JPH08503298A
JPH08503298A JP6511749A JP51174993A JPH08503298A JP H08503298 A JPH08503298 A JP H08503298A JP 6511749 A JP6511749 A JP 6511749A JP 51174993 A JP51174993 A JP 51174993A JP H08503298 A JPH08503298 A JP H08503298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compression
powder
frequency
sound
band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6511749A
Other languages
English (en)
Inventor
ライーネ,エンシオ
ヤロネン,ハリュー
ハカネン,アルビ
リンサーリ,カリ
ヨキネン,ユハ
Original Assignee
ライーネ,エンシオ
ヤロネン,ハリュー
ハカネン,アルビ
リンサーリ,カリ
ヨキネン,ユハ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ライーネ,エンシオ, ヤロネン,ハリュー, ハカネン,アルビ, リンサーリ,カリ, ヨキネン,ユハ filed Critical ライーネ,エンシオ
Publication of JPH08503298A publication Critical patent/JPH08503298A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/14Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object using acoustic emission techniques
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/02Indexing codes associated with the analysed material
    • G01N2291/025Change of phase or condition
    • G01N2291/0251Solidification, icing, curing composites, polymerisation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/02Indexing codes associated with the analysed material
    • G01N2291/028Material parameters
    • G01N2291/02827Elastic parameters, strength or force

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明の対象は、パウダの圧縮結果を特徴づけ、あるいは圧縮処理中の圧縮動作をモニタする装置と方法である。この処理により生じるサウンドエミッション(音の放出)は、処理装置の付近に置かれる検出器により測定され、音声強度が周波数の関数として表される周波数スペクトルに変換される。このパウダの圧縮から生じるアサウンドエミッションに関するバンドの強度は、大きさが異なる圧縮力を用いて記録され、パウダの圧縮結果は、圧縮から生じるサウンドエミッションに関するバンドの強度の関数として得られる。この方法は、パイロット(試験)方法およびプロセス制御方法の両方に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 パウダ圧縮を特徴づけ制御する方法とその装置 本発明の対象は、パウダ(粉末)状材料を圧縮する段階中に発生するアコース チックエミッシヨンに基づく方法およびその材料の圧縮度を試験し、その圧縮処 理をモニタする装置である。 圧縮とはパウダ材料を高密度かつ小体積に圧縮することを意味する。圧縮は工 業、特に冶金学および製陶工学の多くの分野において一般的な材料工学的処理で ある。圧縮は通常他の段階、例えば焼結に先行する。 製薬産業において、圧縮は粒状体が湿気にセンシティブ(敏感)な材料から生 成されるとき粒状体、特に乾燥した粒状体を生成するときに使用される。圧縮中 に生成される小片は所望の形状と寸法の粒状体に破壊される。粒状化は、他方、 製薬工学においてタブレット(錠剤)状にする最も重要な部分処理の1つである 。粒状化方法は、概して粉末の固まりに液体を加えるか加えないかに依存して湿 式方法または乾燥式方法に分類される。粒状化の目的は、パウダから適切な寸法 と強度を有する粒状体を粒子または球体の形状に生成することである。より広く 言えば、粒状化はパウダ粒子の寸法を拡大することを意味する。パウダまたはパ ウダ化合物を粒状化する目的は、例えばその固まりの流れと分布の正確さを改善 し、ダストを減少し、タブレットを圧縮するとき結合を改善し、コンポーネント (成分)の分離を減少し、そして圧縮パウダの所定の微細構成を達成することで ある。 圧縮は通常バッチ処理として実行されるが、例えばローラ圧縮機による連続処 理としてもまた実行される。圧縮は室温または上昇した温度下で実行される。通 常使用される圧力は70〜700MPaの範囲内で変化する。 圧縮されたパウダの挙動に最も密接に関係する特性は、その小片の圧縮率とグ リーン(未加工)強度である。圧縮率は圧縮中に得られる濃度の変化の表示器で ある。グリーン(未加工)強度は圧縮された小片の粘着の表示器である。 圧縮処理に共通の問題は、圧縮されるべきパウダは予期されるようには圧縮さ れるようにならないことである。特に、圧縮された製品がさらに粒状体に作用す るとき、解放されたパウダが内部で圧縮された製品の状態を保持するとすれば極 めて不利益である。何故ならば、この処理は粒状化処理において拒絶するからで ある。他方、例えば焼結のためまたは他の作用の段階のため圧縮されるべき製品 が1つの小片のままであるべきとき、圧縮された製品が圧縮処理中に分割される とすれば極めて不利益である。 圧縮問題に対する1つの理由は、間違った圧縮圧力が圧縮されるべきパウダの 圧縮率に影響をもつ特性によって選択されたことにある。有機パウダの圧縮率に 影響を及ぼすこの最も重要な特性は、ファンデルワールス結合力(van der Wall s' bonds)を形成するパウダの能力、粒子の寸法や形状、および粒子分布である 。適切な圧縮圧力は主としてこれらの特性に依存する。異なるパウダ形式が、生 成処理の見地から、各パウダおよびパウダ化合物形式に対する適切な圧縮圧力を 調査する試みとして実験室およびパイロットスケール (試験基準)で試験されている。しかしながら実際上、単にこれらのパラメータ に基づいて圧縮圧力を選択することが、満足する圧縮結果を与えないことが判っ た。このように、実際上、生成処理に対する適切な圧縮圧力を調査するために、 圧縮されるべきパウダまたはパウダ化合物を有する一連の広範な試験圧縮が、行 われなければならない。このような試験バッチを準備するには労力と時間を要す ることが明白である。 本発明の目的は、上記問題を無くし、圧縮処理中に圧縮されたパウダの圧縮率 をモニタし、あるいは圧縮処理を制御する新規な方法および装置を提供すること にある。本発明はアコースチックエミッションが圧縮率の良き表示器を与えると いう観察に基づくものであり、それ故本発明は圧縮処理中に発生するアコースチ ックエミッションを分析することに基づく。パウダが有機物質または有機物質の 化合物のとき、圧縮率から生じるアコースチックエミッションは少なくとも聴覚 領域の大部分に対し発生する。 M J Waring et al. (ウォーニング等)による文献“Int. JPharmaceutics, 36(1987) 29-36”に基づけば、製薬用パウダの圧縮率特性はアコースチックエミ ッションに基づいて減少し得ることが知られている。超音波領域における時間関 数としてアコースチックエミッションの総増幅度を測定することによりタブレッ トと関連した圧縮の研究が行われてきた。この文献はアコースチックエミッショ ンのスペクトルを分析しておらず、それ故、圧縮処理を制御するための観察方法 に関して何等の示唆もしていない。 欧州特許出願第EP-347303号は、圧電検出器によるウラニウムの ペレット(小球)の圧縮試験に関して開示していない。この文献によれば、アコ ースチックエミッション信号が超音波領域において現れることが開示されている 。圧縮誤差の発生と拡張は増幅度の曲線上の時間関数として従われ得る。アコー スチックエミッションのスペクトルはこの文献においても分析されなかった。 それ故、アコースチックエミッションに基づく圧縮処理のモニタ方法および制 御方法に関してはこれまで開示されていなかった。圧縮された材料の圧縮特性に 基づく研究と結合して可聴領域において発生するアコースチックエミッションを 測定することに関する文献の研究は何等進展がなかった。 有機物質の圧縮はファンデルワールス力がパウダ粒子間に結合を引き起こすと いう事実に基づいており、この粒子間の距離は1000オングストローム(10-7 m)より小さい。パウダ粒子間の結合点の数が増加するとき結合は改善される 。 摩擦の作用は起こり得るパウダ粒子の***に伴ってパウダが圧縮されるときア コースチックエミッシヨンを発生する。有機物質が不明のとき音は主として可聴 領域において発生する。ファンデルワールス結合力を形成する能力のような物質 の一般的特性、および粒子の形状や寸法と粒子寸法の分布のような不明な物質バ ッチの特別な特性は、圧縮率に影響する最も重要なパラメータである。 本発明の特徴は、請求項1、2および7の記載から読み取ることができる。 このように本発明はパウダの圧縮結果を特徴づける方法に関し、特にその処理 中の圧縮率に関する。本発明によれば、a)処理により発生されるサウンドエミ ッション(音の放出)は処理装置の付近に置かれる検出器により測定され、音の 強度が周波数の関数で表される周波数スペクトルに変換され、b)該パウダの圧 縮から発生する音の出力に関する周波数バンドの強度が記録され、あるいは所定 の圧縮強度を用いて統合され、そして得られた圧縮結果が記録される。ステップ a)とb)は圧縮力を変更して繰り返され、それ故、圧縮により発生されるサウ ンドエミッションに関する周波数バンドの強度の関数としての圧縮結果を得る。 本発明はまた、この処理中のパウダの圧縮作用をモニタする方法を有し、この 場合圧縮作用は少なくともパウダの圧縮率および圧縮装置の機能に依存する。こ の処理により発生されるサウンドエミッシヨン(音の放出)は、処理装置の付近 に置かれる検出器により測定され、音声強度が周波数の関数として表される周波 数スペクトルに変換され、そしてパウダの圧縮から発生されるサウンドエミッシ ョンに関する周波数バンドの強度が記録されあるいは統合され、そしてパウダの 圧縮に関する周波数バンドの音声強度は、標準値として使用される圧縮されたパ ウダの標準スペクトルの音声強度に対応して比較され、偏差が記録される。所望 であれば、圧縮装置により引き起こされるサウンドエミッションに関する周波数 バンドの強度が、記録されあるいは統合され、圧縮装置の機能に関する周波数バ ンドの音声強度は、標準値として使用される標準スペクトルの対応する音声強度 と比較され、その偏差が記録される。 本発明はさらに、上記方法に使用される装置を含み、その装置は 処理装置の付近に接続されるマイクロフォン、増幅器、アナログ/デジタルコン バータ、周波数分析器およびモニタを有する。 本発明の一実施例によれば、圧縮処理の圧縮力は記録された偏差に基づいて自 動的に制御される。この目的は、圧縮力を調節することにより最も適切な圧縮特 性に関する音声強度を最大にすることである。 本発明の他の実施例によれば、パウダの圧縮率から生じるサウンドエミッショ ンは可聴領域内で測定される。これは粒子が比較的柔らかいので有機物によく適 合する。 本発明に関する方法は、第一に実験室またはパイロットスケールで異なる大き さの圧縮力を使用して圧縮されるべきパウダ形式の音声スペクトルを発生させる ことによって実現される。最も適切な圧縮特性に関するスペクトルは、この処理 を制御する標準スペクトルとして選択される。いくつかの点で同一周波数強度ス ペクトルにおける処理制御に狙いを定めることにより、たとえパウダバッチ内の 圧縮された粒子の形状や寸法が変化したとしても良好な圧縮率の結果が達成され る。 標準スペクトルに対する研究において、パウダ形式により音声強度が標準強度 より高いかまたは低いかは、強過ぎるかまたは弱過ぎる圧縮力に依存することは 注目すべきことであり、このように偏差はパウダ形式に極度に依存する。あるパ ウダ形式に関し、標準強度より低い音声強度は強過ぎた圧縮力の印であろうし、 パウダは例えば溶かされている。他方、他のパウダ形式に関し、標準強度と比較 して低過ぎる音声強度は圧縮が不十分であった印であろう。パウダ形式によるこ れらの点が分析されたとき、この処理が音声強度スぺクトルにより自動的に制御 されるならば、圧縮力が圧縮中に何れの方向に変えられねばならないかをもまた 導くことができる。 本発明に関する方法は、全ての形式のパウダおよび他の形式の処理、すなわち バッチ圧縮および連続圧縮に適用できる。 後続する試験は本発明の有用性を示す他の材料の圧縮中の音響測定について記 載する。 アコースチックエミッションは、3つの異なる製薬補助材料、すなわち結晶ラ クトース単一含水化合物、微結晶のセルロースおよびトウモロコシの澱粉を0〜 60KNの範囲内で変化する圧縮力で圧縮中に測定される。アコースチックエミッ ション信号は、マイクロフォンにより磁気テープ上に記録され、そしてFFT( 高速フーリエ変換)分析器を使用することにより周波数スペクトルに変換された 。種々の周波数バンド内に現れるピークを大雑把に識別した後、各スペクトルは 3つのバンドに分割された。種々のバンドの全音響力を計算することにより、す なわち種々の周波数バンドの音声強度を積分することにより、種々のバンドの音 響活動は量的に比較できる。 研究された補助材料、結晶ラクトース単一含水化合物(DeMelkindustrie Vegh el B.V., Veghel Holland)、微結晶のセルロース(Edward Mendell Finland Oy ,Nastola, Finland)およびトウモロコシの澱粉(Cerestar Scandinavi a A/S, Holte, Denmark)は、0〜60KNの範囲内の圧縮力で圧縮された。微結 晶のセルロ ースの結晶サイズは50μmであり、研究された材料の中で実際に圧縮されたっ た1つの材料であった。0KNの値は何等圧縮力なしで圧縮機が少量の材料をロー ラに通した状態を表す。ラクトース単一結晶の圧縮において、35KNを越える圧 縮力は使用できなかった。従って、材料は粘着性をおびた。 材料はローラ圧縮機、Bepex Pharmapaktor 200/50 Pにより圧縮された。波状 に輪郭されたローラが各研究に対して使用された。この機械の形式において、両 回転ローラの軸は強固に固定されている。 圧縮処理において、ローラは従って実際上放射状には弾力性がない。 ローラ間の間隔は一定に保持される。従って、横断方向にローラに作用しローラ 間で圧縮された材料から生じる力は圧縮力の測定として使用できる。 圧縮力は圧縮された材料を送り流す方向を変化させることにより調節される。 この送り流しは圧縮装置のフィーダ圧縮ネジの回転速度を変えることにより調節 でき、一方ローラの回転速度は一定に保持される。このことはアコースチックエ ミッション測定にとって重要である。ローラにより発生される音はこのように一 定であり、それ故圧縮された材料によって発生される音とは容易に識別できる。 試験において、ローラ速度は6rpmである。 フィーダ圧縮ネジの回転速度は圧縮力測定ゲージに接続された調整装置により 自動的に調整される。この圧縮力信号は、連続的にモニタされ、フィーダ圧縮ネ ジへのフィードバックと結合する。圧縮力はデジタル表示器上で読むことができ る。試験中、測定が開始されるまで圧縮力の安定は絶えず待たされる。圧縮信号 もまた圧縮中 その安定を分析するために記録できる。 アコースチックエミッションを検出するため、約50Hz〜13KHzの周波 数感度を有する全方向性エレクトレットコンデンサマイクロフォンが使用された 。このマイクロフォンは、プラスチックフォームのフードにより埃から保護され て圧縮機のローラから約10cm離れ三脚台上に置かれる。信号はバッテリで動 作するプリアンプとカセットテープ上のデッキとにより記録され、そこから信号 は分析のため0〜100KHzの範囲内の周波数を測定できる周波数分析器に送 られる。得られるスペクトルはコンピュータのディスク上に記録される。 音響信号は一般的に5KNの間隔で2分間毎に記録される。分析機はこのような 信号から500のサンプルを取り、これらのサンプルに基づいてFFTプログラ ムにより平均スペクトルを計算する。スペクトルにおいて、X軸は50Hz〜1 2.85Hzの領域の周波数を示し、Y軸は音の強度レベルLを示す。そのスケ ール(基準)は−60〜−10dBVrmsである。 Lは下式から計算できる。 L〔dBVrms〕=20log(U/Uo)、ここで U〔Vrms〕は信号電圧であり、Uoは基準電圧であり、または1Vrmsは最大 信号電圧である。簡略rmsは平均二乗根を意味する。 スペクトルは所定周波数バンド内のアコースチックエミッション の全出力を計算することによって分析することができる。この出力の単位は、そ れ自身電圧の二乗と比較できる出力である強度レベルの単位と同一である。スペ クトルの一般的形状はマイクロフォンの感度曲線に部分的に依存する。 集積化された強度は強度周波数スペクトル内の強度ピークの領域を計算するこ とによって得られる。この集積値を計算することは、起こり得る量の比較を行う のに有用である。図3、4および5(図3A〜3F、図4A〜4Iおよび図5A 〜5K)のY軸は、強度の対数に比較できる強度レベル〔dB〕であり、この場 合視覚される観察はピークの真の領域に対応しない。コンピュータは、それ故、 強度を計算するが、dB単位に変換する。積分は下記の式によって実行される。 ここで、fは周波数。 図面の簡単な説明 図1は使用されるローラ圧縮機の主な特徴を示す図であり、 図2はサウンドエミッションを記録し処理するために用いられる装置の主な特 徴を示す図であり、 図3A〜3Fは種々の圧縮力に対するラクトース(乳糖)の単一含水化合物の 周波数強度スペクトルを示すグラフであり、 図4A〜4Iは種々の圧縮力に対する微結晶セルロースの周波数強度スペクト ルを示すグラフであり、 図5A〜5Kは種々の圧縮力に対するトウモロコシ澱粉の周波数強度スペクト ルを示すグラフであり、 図6は圧縮処理を制御するための本発明に関する装置の一実施例を示す図であ る。 本発明の実施態様 図1はローラ圧縮機を示し、参照番号10はフィーダ圧縮ネジ11のモータを 示す。ローラ12と12’の軸は強固に支持されている。参照番号13は圧縮力 測定ゲージを示す。 図2において、記録用に使用され、さらにサウンドエミッション(音の放出) を処理する装置が示され、参照番号20はマイクロフォンを示す。参照番号21 は増幅器、番号22はアナログ/デジタルコンバータ、番号23は周波数分析器 、および番号24はモニタを示す。 表1は、研究された種々の材料および種々の圧縮力として見なされる全バンド および種々のより狭いバンドに関する全音響力、または集積強度を示す。全バン ドとは50Hz〜12.85KHzを言い、バンドIは50〜3.8KHz、バ ンドIIは3.8〜7.7KHzおよびバンドIIIは7.7〜12.85KHzを 言う。材料の特 別な簡略は次のように意味する。すなわち、LMはラクトース単一含水化合物、 MCは微結晶セルロース、およびMSはトウモロコシデンプンをそれぞれ意味す る。 ローラ圧縮機によって発生される音が独特の周波数ピークを形成し、一方圧縮 された材料により発生された音がより広いバンド内に現れることが判った。この 機械によって発生された音が圧縮力が変化している間スペクトル上の同一場所に おいて比較的良く保持されることが判った。 全スペクトル(50〜12.85KHz)は、圧縮力内の変化に依存するスペ クトル内で観察された変化に基づく3つのバンドに分割される。このバンドの強 度〔dBVrms〕は各バンド内で集積される。その結果が表Iに示される。 第1バンド、バンドI(50Hz〜3.8KHz)は、主として機械により発 生された音を含み、その積分強度は全バンドの集積された強度の主な部分を示す 。 概して言えば、第2バンド、バンドII(3.8〜7.7KHz)は、圧縮力が 変化する間ほとんど変化しない。しかしながら、微結晶セルロースを圧縮すると き、シリンダ壁面上で擦る圧縮装置のフィーダ圧縮ネジにより数個のピークが検 出される(図4B、C、D、EおよびF)。これらの音もまた明瞭に聴くことが きる。 概して言えば、バンドIIとIIIの出力はバンドIの出力より明らかに弱い。特 に、バンドIIIの活動はパウダの圧縮に効果があった。 スペクトルは研究された材料の圧縮率の特性に関連する特徴を示す。5KNの圧 縮力を有するトウモロコシデンプンを圧縮するとき、活動中に重大な増加がバン ドI内に検出された。パウダの密度はラクトース単一含水化合物や微結晶セルロ ースの密度より極めて低く、パウダの圧縮により発生される大きくキーキーきし む(squeakingする)音もまた圧縮中に明瞭に聴くことができる。圧縮力として 消失する音は増加するが機械が開始する毎に現れる。信号を記録する度に圧縮力 が安定化するため、それは絶えず待たされた。バンドI内で同様な活動は研究さ れた他の材料に関し検出されなかった。 概して言えば、バンドIの出力は初期に絶えず幾分か減少する。 何故ならば、パウダは機械に基づく音を弱まらせるからである。同時にパウダの 圧縮に関するバンドIIIの活動は増加を開始する。微結晶セルロースに関し、こ れは15KNで増加を開始する。ラクトース単一含水化合物15KNに関し、圧縮力 が最も小さく、この圧縮力では材料はパウダとして圧縮機を通過しない。バンド IIIの出力は、その時までに明瞭に増加する。ラクトース単一含水化合物に関し ては35KNの微結晶セルロースに関しては40KNの圧縮力でその出力が安定とな るまで圧縮力が増加するとき、全材料に関しバンドIIIの出力は増加する。また トウモロコシデンプンに関し、35KNを越えた後変化は比較的小さい。 第3バンド、バンドIII(7.7〜12.85KHz)は、圧縮の点からして 最も興味ある。特に注意すべき点は、30KNにおけるラクトース単一含水化合物 および20KNにおける微結晶セルロースに関しバンドIII内の成長噴出であり、 この場合圧縮された製品もまたよりよく圧縮されている。トウモロコシデンプン もまた25KN周辺 で成長噴出を示すが、これは圧縮と関連して示すことはできない。トウモロコシ デンプンは結合を行うのにより長い圧縮時間を要する思われる。固いデンプンの 粒子間の結合点の数はプラスチックの変形を介して時間を増加させる。 第3のバンドにおいて、所定の現象に関する情報を提供する顕著なピークを検 出することができる。例えば、微結晶セルロースの場合、ピークは30、35お よび40KNの圧縮力において現れ、これはキャッピング(他をしのぐ)現象を示 すことができ、この場合、圧縮された製品は長さの問題から2つの部分に破壊さ れる。このような顕著な正確に識別可能なピークはこのような現象の量的分析を 可能とする。 圧縮処理を制御する本発明に関する装置の一実施例を示し、図1に関する装置 により圧縮が行われる所を示す図6において、サウンドエミッション(音の放出 )はマイクロフォン20により測定され、その発散は増幅器21を介してアナロ グ/デジタルコンバータ22へ、さらに周波数分析機23を介してモニタ24へ 通過する。調節器25はモニタ24により与えられた値を観察された偏差に基づ いて標準スペクトルの設定値と比較し、制御信号をアクチェータ26へ供給する 。この信号に従ってアクチュエータ26は圧縮力を増加または減少する。 信号−騒音率は、特により高い周波数でデジタル記録を使用し、より高感度の マイクロフォンを使用することによって改善できる。ピークの重なりは量の分析 に関する他の問題である。第3バンドにおける音声の広い周波数範囲はパウダ内 の広い粒子寸法分布による であろう。量的分析に関する第3の問題は、圧縮力が増加するとき、ローラ間の 材料の流れもまた増加することである。より大きい圧縮力において、起こり得る 音声の影響がより大きいのは、この理由によるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV,MG ,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SK,UA,US,VN (71)出願人 リンサーリ,カリ フィンランド国,エフイーエン―20610 ツルク,タルピアンクヤ 6 アス 12 (71)出願人 ヨキネン,ユハ フィンランド国,エフイーエン―20880 ツルク,ヤルスティンカツ 7 アー 1 (72)発明者 ライーネ,エンシオ フィンランド国,エフイーエン―21290 ルスコ,アリンポルク 5 (72)発明者 ヤロネン,ハリュー フィンランド国,エフイーエン―20610 ツルク,フルティンカツ 11 アー 4 (72)発明者 ハカネン,アルビ フィンランド国,エフイーエン―20610 ツルク,ベーステレーキンポルク 3 セ ー 82 (72)発明者 リンサーリ,カリ フィンランド国,エフイーエン―20610 ツルク,タルピアンクヤ 6 アス 12 (72)発明者 ヨキネン,ユハ フィンランド国,エフイーエン―20880 ツルク,ヤルスティンカツ 7 アー 1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. パウダの圧縮結果、特に処理中の圧縮率を特徴づける方法において、 a)処理装置による発生されるサウンドエミッションが該処理装置の付近に置 かれる検出器により測定され、かつ音声強度が周波数の関数とて表される周波数 スペクトルに変換され、 b)前記パウダの圧縮から生じるサウンドエミッションに関する周波数バンド の強度が所定圧縮力を用いることにより記録され、あるいは統合され、得られた 圧縮結果が記録され、 c)ステップa)とステップb)が圧縮力を変えつつ繰り返され、従って圧縮 から生じるサウンドエミッションに関する周波数バンドの強度の関数としてその 圧縮結果が与えられることを特徴とするパウダの圧縮結果を特徴づける方法。 2. 圧縮の動作が少なくともパウダの圧縮率および圧縮装置の機能に依存す る処理中のパウダの圧縮動作をモニタする方法において、 該処理により発生される前記サウンドエミッションは、処理装置の付近に置か れる検出器により測定され、かつ音声強度が周波数の関数として示される周波数 スペクトルに変換され、 前記パウダの圧縮から生じるサウンドエミッションに関する周波数バンドの強 度は記録され、あるいは統合され、該パウダの圧縮に関する周波数バンドの音声 強度は、一般値として使用される圧縮されたパウダの標準スペクトルの音声強度 に対応して比較され、その偏差が記録され、そして/または、 前記圧縮装置により発生されるサウンドエミッションに関する周 波数バンドの強度は記録され、あるいは統合され、該圧縮装置の機能に閲する周 波数バンドの音声強度は、基準値として使用される標準スペクトルの音声強度に 対応して比較され、その偏差が記録されることを特徴とするパウダの圧縮動作を モニタする方法。 3. 前記パウダの圧縮率から生じるアコースチックエミッションが、実質的 に可聴領域内で発生することを特徴とする請求の範囲1または2に記載の方法。 4. 記録された偏差に基づいて圧縮処理中に変更が実行されることを特徴と する請求の範囲2または3に記載の方法。 5. 圧縮された材料が、通常の材料から離れた進路に沿って導かれ、該処理 があるいは中断されることを特徴とする請求の範囲4に記載の方法。 6. パウダ圧縮にセンシティブなバンドの音声強度が対応する標準スペクト ルの設定された基本範囲を逸脱するとき、パウダ圧縮にセンシティブなバンドの 音声強度が通常範囲外に導かれるように、圧縮装置の圧縮力が変更されることを 特徴とする請求の範囲4に記載の方法。 7. パウダの圧縮結果、特に圧縮率を特徴づけるかまたは処理中の該パウダ の圧縮動作をモニタする装置において、 前記装置は、処理装置の付近に接続されるマイクロフォン(20)と、増幅器 (21)と、アナログ/デジタルコンバータ(22)と、周波数分析器(23) と、モニタ(24)と、を備えたこ とを特徴とするパウダの圧縮結果を特徴づけるかまたは処理中のパウダの圧縮動 作をモニタする装置。 8. 前記モニタ(24)に後続して調節器(25)が接続され、該調節器( 25)は、該モニタ(24)により与えられた値と標準スペクトルの設定値とを 比較し、その検出された偏差に基づいて、アクチュエータ(26)に制御信号を 与え、該アクチュエータは、それに従い圧縮力を増加または減少することを特徴 とする請求の範囲7に記載の装置。
JP6511749A 1992-11-13 1993-11-09 パウダ圧縮を特徴づけ制御する方法とその装置 Pending JPH08503298A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI925158A FI93996C (fi) 1992-11-13 1992-11-13 Menetelmä ja laite jauhemaisten materiaalien kompaktoinnin luonnehtimiseksi ja tarkkailemiseksi
FI925158 1992-11-13
PCT/FI1993/000462 WO1994011731A1 (en) 1992-11-13 1993-11-09 Method and apparatus for the characterization and control of powder compaction

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08503298A true JPH08503298A (ja) 1996-04-09

Family

ID=8536208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6511749A Pending JPH08503298A (ja) 1992-11-13 1993-11-09 パウダ圧縮を特徴づけ制御する方法とその装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5648610A (ja)
EP (1) EP0668998A1 (ja)
JP (1) JPH08503298A (ja)
AU (1) AU5422694A (ja)
CA (1) CA2147364A1 (ja)
FI (1) FI93996C (ja)
WO (1) WO1994011731A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE329256T1 (de) * 2001-03-08 2006-06-15 Novozymes As Methode zur analyse granularer zusammensetzungen durch akustische emissionen
US7114392B2 (en) * 2001-03-08 2006-10-03 Novozymes A/S Method of analyzing granular composition by acoustic emission
US7247013B2 (en) * 2003-10-20 2007-07-24 Roland Edward J Powder compacting apparatus for continuous pressing of pharmaceutical powder
DK201170370A (en) 2011-07-07 2012-07-12 Gea Pharma Systems Ltd Method and system for controlling process parameters in a pharmaceutical product processing system
CN112903523B (zh) * 2021-01-27 2022-10-18 武汉裕大华纺织有限公司 一种粉尘压紧器压紧密度调整方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3946600A (en) * 1973-12-26 1976-03-30 Lockheed Aircraft Corporation Acoustic emission method for detection and monitoring of corrosion
US4494408A (en) * 1982-07-27 1985-01-22 Ford Aerospace & Communications Corporation Method and apparatus for non-destructive testing of composite materials
JPS5979852A (ja) * 1982-10-29 1984-05-09 Asahi Chem Ind Co Ltd 微視的破壊検出装置
US5140858A (en) * 1986-05-30 1992-08-25 Koyo Seiko Co. Ltd. Method for predicting destruction of a bearing utilizing a rolling-fatigue-related frequency range of AE signals
GB8722262D0 (en) * 1987-09-22 1987-10-28 British Petroleum Co Plc Determining particle size distribution
GB8727178D0 (en) * 1987-11-20 1987-12-23 British Petroleum Co Plc Monitoring accoustic emissions
US4959638A (en) * 1987-12-09 1990-09-25 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Combustion efficiency analyzer, acoustic
FR2633049B1 (fr) * 1988-06-15 1990-09-21 Commissariat Energie Atomique Procede et dispositif de controle non destructif de pastilles crues au cours de la phase de pressage des poudres
DE3829825A1 (de) * 1988-09-02 1990-03-15 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren und vorrichtung zur ueberwachung der spanabhebenden bearbeitung eines werkstueckes
WO1991010904A1 (en) * 1990-01-11 1991-07-25 Pulp And Paper Research Institute Of Canada Acoustic emission monitoring of wood chip refiners
US5052215A (en) * 1990-10-18 1991-10-01 Lewis Donald E Leak detection in storage tank bottoms by pneumatic enhancement of acoustic emissions
US5172597A (en) * 1990-11-14 1992-12-22 General Electric Company Method and application for measuring sound power emitted by a source in a background of ambient noise

Also Published As

Publication number Publication date
FI925158A0 (fi) 1992-11-13
WO1994011731A1 (en) 1994-05-26
FI925158A (fi) 1994-05-14
FI93996B (fi) 1995-03-15
EP0668998A1 (en) 1995-08-30
FI93996C (fi) 1995-06-26
AU5422694A (en) 1994-06-08
US5648610A (en) 1997-07-15
CA2147364A1 (en) 1994-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7163435B2 (en) Real time monitoring of CMP pad conditioning process
JP2020500101A (ja) 乾式造粒工程を制御するための方法および装置
Daniher et al. End-point detection in high-shear granulation using sound and vibration signal analysis
JPH08503298A (ja) パウダ圧縮を特徴づけ制御する方法とその装置
CN106031197A (zh) 声学处理设备、声学处理方法及声学处理程序
Papp et al. Monitoring of high-shear granulation using acoustic emission: predicting granule properties
Hakanen et al. Acoustic emission during powder compaction and its frequency spectral analysis
US4410970A (en) Method and apparatus for measuring and analyzing sound characteristics of record discs
Attal et al. Experimental characterization of foliage and substrate samples by the three-microphone two-load method
Fleischmann et al. A spectrum analysis of acoustic emission
Salonen et al. Monitoring the acoustic activity of a pharmaceutical powder during roller compaction
O'Brien et al. Head/disk interface contact detection using a refined acoustic emission technique
Zeng et al. Vibration signal emission from mono-size particle breakage
CN113490098A (zh) 一种anc耳机主动降噪滤波器主动优化算法
Alfredson The direct measurement of acoustic energy in transient sound fields
KR20050091192A (ko) 스피커의 특성을 계측하는 방법 및 그 장치
Ryan et al. Sound communication in Nezara viridula (L.)(Heteroptera: Pentatomidae): further evidence that signal transmission is substrate-borne
WO2001044753A1 (en) A method and an apparatus for measuring roundness errors
US5555311A (en) Electro-acoustic system analyzer
JPS6120837A (ja) ラビング検出方法
JPH05172621A (ja) 歪測定装置
JPH02248837A (ja) 土質判別装置
Ranachowski et al. Investigation of acoustic properties of compressed wheat bran flakes
JP2000131291A (ja) 鋳物の材質検査装置
Foreman et al. Instrumentation for Noise Measurement