JPH08502B2 - トラクタのpto軸駆動装置 - Google Patents

トラクタのpto軸駆動装置

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JPH08502B2 JP16099287A JP16099287A JPH08502B2 JP H08502 B2 JPH08502 B2 JP H08502B2 JP 16099287 A JP16099287 A JP 16099287A JP 16099287 A JP16099287 A JP 16099287A JP H08502 B2 JPH08502 B2 JP H08502B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、農業用等のトラクタにおける動力伝達装置
に関し、特に、ミッションケースに後部PTO軸と、中間P
TO軸と、前部PTO軸とを備えたトラクタにおけるPTO軸駆
動装置に関するものである。
従来技術 農業用トラクタにおいては、車体前部にエンジンが搭
載され、後部にミッションケースが搭載されている。エ
ンジンの出力軸はプロペラシャフトを介してミッション
ケースの入力軸に連結されている。ミッションケース内
には変速機構が内蔵され、前記入力軸に入力されたエン
ジン動力は該変速機構を介して最終軸に変速伝達され、
該最終軸により車輪が駆動される。
ミッションケースにはさらにPTO軸が設けられてお
り、入力されたエンジン動力はこのPTO軸にも伝達さ
れ、トラクタに連結された作業機に該PTO軸を介して動
力が伝達されるようになっているが、後部PTO軸と中間P
TO軸と前部PTO軸との3本のPTO軸を有し、これらのPTO
軸によりそれぞれ車体の後部、中間部および前部に連結
された各作業機を駆動するようにしたものがある。
車体前部に連結される作業機は例えば芝草刈りり機
(モア)であり、この場合、該芝草刈り機だけで作業が
行われることもあり、あるいはこの芝草刈り機で刈られ
た芝草を車体後部に連結された集芝機、集草機(スイパ
ー)で集めることもある。また、車体中間部にさらに芝
草刈り機を連結し、前部の芝草刈り機で粗刈りをした
後、中間部の芝草刈り機で仕上をすることもある。
発明が解決しようとする問題点 以上から分かるように、前部、中間、後部の各PTO軸
は、作業の種類に応じて適当な組合せで使用されるの
で、作業中、使用されるPTO軸だけにエンジンから動力
が伝達されるようにすることが、動力の利用効率を高め
る上で望ましい。しかし反面、これを実現しようとすれ
ば、PTO軸の駆動構造が複雑になるのを避けられない。
従って本発明は、前記3つのPTO軸への動力伝達の態
様を簡単に切換えることのできる小型で簡素なPTO軸駆
動装置を得ようとするものである。
問題点を解決するための手段および作用 このため、本発明においては、車体後部、中間部およ
び前部に取付けられる各作業機をそれぞれ駆動するため
の後部PTO軸、中間PTO軸および前部PTO軸を備えたトラ
クタのPTO軸駆動装置において、ミッションケース内に
該ミッションケースの入力軸にクラッチを介して接続さ
れたPTO伝動軸を設け、該PTO伝動軸を介して前記後部PT
O軸、中間PTO軸および前部PTO軸に動力を伝達する。
本発明によれば、前部、中間、後部の各PTO軸はすべ
て、エンジンによって駆動される入力軸にクラッチを介
して接続された1本のPTO伝動軸から駆動されるので、
余分な軸やベルト等を必要とせず、駆動系統が簡単にな
る。
また、前記クラッチを断接することにより、PTO駆動
系統を一括してエンジンから遮断、もしくはエンジンに
接続することができ、PTO駆動系統と走行駆動系統とが
互いに独立しているので、各PTO軸の駆動状態がトラク
タの走行状態によって影響を受けることがないととも
に、作業機不使用持にはPTO駆動系統をエンジンから遮
断して、該系統の軸の空転等によるエンジン動力の損失
を避けることができる。
さらに、前記PTO伝動軸上に、各PTO軸に選択的に動力
を伝達できる動力伝達切換え装置を設けることにより、
簡素でコンパクトな装置で前記3つのPTO軸へ動力伝達
を多様な組合せに亘って切換えることができる。
実 施 例 第3図は本発明を適用したトラクタ80の全体側面図
で、車体フレーム81の前部に前輪82、後部に後輪83が装
架されている。単体フレーム81の前方上部にエンジン84
が搭載され、該エンジン84の出力軸はフライホイール8
5、プロペラシャフト86を介してミッションケース1の
入力軸に連結されている。ミッションケース1の内部に
は後述する動力伝達装置が内蔵されており、前記入力軸
に入力されたエンジン動力は、該動力伝達装置を経て適
宜変速された後、後車輪28および前輪駆動軸87に出力さ
れる。
ミッションケース1からはまた、前部PTO軸70、中間P
TO軸41および後部PTO軸44の3本のPTO軸が延出してお
り、前記入力軸に入力されたエンジン動力はこれらのPT
O軸にも伝達される。各PTO軸にはそれぞれ作業機駆動軸
70a、41a、44aを介して前部作業機F、中間作業機Mお
よび後部作業機Rが連結される。図示の例においては、
前部作業機Fおよび中間作業機Mは芝刈り機、後部作業
機Rは集芝機で、前部作業機Fで高芝を荒刈りし、中間
作業機Mで芝を仕上げ刈りし、後部作業機で刈り芝を集
める。もちろん、トラクタ80の使用形態はこれに限られ
ることはなく、各PTO軸70、41、44のすべて、またはそ
の一部に、各種の作業機を各種の組合わせで連結し、そ
れぞれ目的に応じた作業を行うことができる。
第2図は、トラクタ80のミッションケース1内におけ
る動力伝達装置の系統図である。ミッションケース1の
前端に主クラッチケース2が一体に取付けられており、
ミッションケース1の前壁1aと主クラッチケース2とに
それぞれ軸受3,4を介して入力軸5が枢支されている。
入力軸5は前述のようにプロペラシャフト86、フライホ
イール85を介してエンジン84に連結され、エンジン運転
時には常時回転している。入力軸5には歯車6が固設さ
れ、該歯車6は主軸7に遊嵌された歯車8と常時噛合っ
ている。歯車8の回転は主クラッチケース2内に設けら
れた濕式多板型の主クラッチ9を介して主軸7に伝えら
れる。主軸7は軸受10,11を介してミッションケース1
の前壁1aおよび中間壁1bに回転自在に支承されている。
ミッションケース1内には主軸7に隣接して、同様に前
壁1aと中間壁1bに回転自在に支承されたカウンタ軸12が
配設され、両軸7,12間に主変速装置13が設けられてい
る。
主変速装置13は主軸7に固設された3速駆動歯車14,2
速駆動歯車15,1速駆動歯車16、後進駆動歯車17およびカ
ウンタ軸12に遊嵌され前記歯車14,15,16とそれぞれ噛合
う3速被駆動歯車18,2速被駆動歯車19,1速被駆動歯車20
ならびに前記後進駆動歯車17にアイドル歯車を介して係
合する後進被駆動歯車21から成り、上記被駆動歯車18〜
21のいずれか1つを、カウンタ軸12と一体的に回転しか
つ軸線方向に摺動可能なセレクタ22を介してカウンタ軸
12に連結することにより、主軸7の回転が所望の変速比
でカウンタ軸12に伝達される。
カウンタ軸12は前記中間壁1bを超えてミッションケー
ス1の後部まで延びており、該後部において前記主変速
装置13とほぼ同様な歯車機構から成る副変速装置23を介
して最終軸24に連結され、カウンタ軸12の回転がさらに
変速されて最終軸24に伝達される。最終軸24は、ミッシ
ョンケース1の後端に付設された後部ケース25内に延出
し、該軸の後端に設けられた出力傘歯車26が差動装置27
の入力大傘歯車と噛合っており、該差動装置27を介して
後車輪28が駆動される。最終軸24はまた歯車29を介して
前輪駆動軸87(第3図)を駆動する。
入力軸5から歯車6によって分岐した最終軸24に至る
上述の動力伝達経路は、トラクタの車輪を駆動する走行
駆動系統を構成する。
入力軸5からはさらに他の駆動系統すなわちPTO駆動
系統が、前記走行駆動系統に対して並列的に分岐してい
る。すなわち、入力軸5にはワンウェイクラッチ30を介
して歯車31が取付けられており、該歯車31を通じてPTO
軸を駆動する動力が取出される。ワンウェイクラッチ30
は入力軸5から歯車31へのトルク伝達は許すが、歯車31
から入力軸5へのトルク伝達は阻止する。歯車31は主軸
7に回転自在に遊嵌された中間歯車32aと噛合ってお
り、該中間歯車32aと一体の中間歯車32bが歯車33と噛合
っている。歯車33は、前記前壁1aと中間壁1bに軸受34,3
5を介して支承されたPTO伝動軸36に遊嵌され、かつPTO
クラッチ37を介してPTO伝動軸36に接続されている。
PTO伝動軸36と平行に前部PTO軸70が配設され、軸36に
固設された駆動歯車71と軸70に固設された被駆動歯車72
とが噛合っている。前記前部PTO軸70とは別に、同様にP
TO伝動軸36と平行に中間PTO軸41が配設されている。さ
らに、PTO伝動軸36の後方に該軸36と同軸線上に、前端
を軸36の後端に回転自在に枢支され、後端を後部ケース
25の後壁に軸受38を介して枢支された後部PTO伝動軸39
が配設されている。
そしてPTO伝動軸36の後端部に動力伝達切換え装置S
が設けられている。この切換え装置Sは軸線方向に摺動
自在なセレクタギヤ40から成り、該セレクタギヤ40がPT
O伝動軸36と後部PTO伝動軸39とにまたがることにより両
軸36、39が連結されるようになっている。セレクタギヤ
40はまた、軸線方向に摺動することにより、中間PTO軸4
1に装着された歯車42に係脱するようになっている。そ
してこのセレクタギヤ40は、歯車42と噛合わず後部PTO
伝動軸39とも係合しない最左方位置、歯車42と噛合い後
部PTO伝動軸39とは係合しない中間左方位置、歯車42と
噛合うとともに後部PTO伝動軸39とも係合する中間右方
位置および歯車42とは噛合わず後部PTO伝動軸39と係合
する最右方位置の4位置を占めることができ、これらの
位置に応じてPTO伝動軸36の回転が前部PTO軸70のみ、前
部PTO軸70と中間PTO軸41の両方、前部PTO軸70と中間PTO
軸41と後部PTO伝動軸39のすべて、もしくは前部PTO軸70
と後部PTO伝動軸39の両方に伝達される。
前部PTO軸70はミッションケース1から前方へ延出
し、該軸にユニバーサルジョイントを介して連結された
作業機駆動軸70a(第3図)を通じて、トラクタ車体の
前部に取付けられる作業機Fに動力を伝達する。同様に
中間PTO軸41はトラクタ車体の中間部に取付けられる作
業機Mに動力を伝達する。後部PTO伝動軸39は歯車装置4
3を介して後部PTO軸44に連結され、該後部PTO軸44は、
トラクタ車体の後部に取付けられる作業機Rに動力を伝
達する。
45はミッションケース1内の各潤滑部に潤滑油を送給
する油圧ポンプで、ポンプ駆動軸46を介して入力軸5に
より駆動される。47は図示してない作業機昇降用の油圧
シリンダに油圧を供給する油圧ポンプで、前記ポンプ駆
動軸46に歯車連結されたポンプ駆動軸48により駆動され
る。
第2図は前記走行駆動系統とPTO駆動系統の一部の構
造をさらに具体的に示した断面図で、第1図と第2図に
おいて同様な部分には同じ参照符号を付してある。前記
説明を第2図により補足すると、入力軸5に装着された
歯車6と常時噛合っている歯車8は、ニードル軸受49を
介して主軸7に回転自在に遊嵌されており、該歯車8に
主クラッチ9のクラッチアウタ50が連結されている。主
クラッチ9は湿式多板型のクラッチで、そのクラッチイ
ンナ51は主軸7の前端にこれと一体に回転するように装
着されている。クラッチアウタ50とクラッチインナ51と
にはそれぞれ互い違いに配列された多数のクラッチ板52
が軸線方向に変位可能に設けられている。クラッチイン
ナ51のボス部に圧接板53が軸線方向に変位可能に嵌合さ
れており、該圧接板53はクラッチインナ51に設けられた
開口部を貫通して前方へ突出する突出部片53aを介して
リフタプレート54に連結されている。リフタプレート54
とクラッチインナ51との間にはスプリング55が介挿され
ており、圧接板53はスプリング55の弾発力によってクラ
ッチ板52を押圧し、これによってクラッチ板52が互いに
圧接して主クラッチ9が接続し、エンジン動力が入力軸
5から主クラッチ9を経て主軸7に伝達される。単体に
設けられたペダル等の操作部材を操作すると、該操作部
材に連動する差動機構56を介して軸57が後方(図におい
て右方)へ移動し、これとともにリフタプレート54も移
動するので、圧接板53が後退して主クラッチ9が離放さ
れる。
前記歯車31はニードル軸受58を介して入力軸5に遊嵌
され、かつワンウェイクラッチ30を介して入力軸5に連
結されている。この歯車31と噛合う中間歯車32aはこれ
と一体の中間歯車32bとともに主軸7上にニードル軸受5
9を介して回転自在に支持されており、中間歯車32bと噛
合う歯車33はニードル軸受60を介してPTO伝動軸36に遊
嵌されている。歯車33にはPTOクラッチ37のクラッチイ
ンナ61が一体に形成され、該クラッチ37のクラッチアウ
タ62はPTO伝動軸36に固設されている。クラッチアウタ6
2の内周面とクラッチインナ61の外周面とにはそれぞれ
クラッチ板63が互い違いにかつ軸線方向に変位可能に設
けられており、作動部材64がその背後に油通路65を通じ
て供給される油圧によりクラッチ板63を押圧することに
より、該クラッチ板63が互いに圧接してPTOクラッチ37
が接続し、歯車33の回転がPTOクラッチ37を介してPTO伝
動軸36に伝えられる。
PTO伝動軸36には歯車71、72を介して前部PTO軸70が連
結されている。PTO伝動軸36の後端には後部PTO伝動軸39
の前端がニードル軸受66を介して回転自在に嵌合され、
PTO伝動軸36と後部PTO伝動軸39の同径の周面にそれぞれ
スプライン67a,67bが刻設されている。そしてこれらの
スプライン67a,67bにセレクタギヤ40が摺動自在に係合
している。中間PTO軸41に設けられた歯車42とセレクタ
ギヤ40との間には中間歯車68が介在し、該中間歯車68の
歯巾はセレクタギヤ40の歯巾の約2倍に形成されてい
る。セレクタギヤ40が、図に実線で示すように、スプラ
イン67aとだけ係合しかつ中間歯車68と噛合っている時
には、PTO伝動軸36の回転は該軸36に歯車71、72を介し
て直結されている前部PTO軸70と、中間PTO軸41だけに伝
えられ、破線40aで示すようにセレクタギヤ40がスプラ
イン67aとスプライン67bとにまたがって係合しかつ中間
歯車68と噛合っている時には、PTO伝動軸36の回転は前
部PTO軸70と中間PTO軸41と後部PTO伝動軸39のすべてに
伝えられる。セレクタギヤ4がさらに後方へ変位し、破
線40bで示すように、中間歯車68との噛合いが外れしか
もスプライン67aとスプライン67bとにまたがって係合す
る位置を占めると、PTO伝動軸36の回転は前部PTO軸70と
後部PTO伝動軸39だけに伝えられる。
セレクタギヤ40が、破線40Cで示すように、最前方位
置へ摺動して中間歯車68との噛合いが外れると、PT伝動
軸36の回転は前部PTO軸70だけに伝えられる。
以上のように、本実施例においては、エンジンにより
駆動される唯1本の入力軸5から、ミッションケース1
内において、それぞれ歯車6,31を介して走行駆動系統と
PTO駆動系統とが互いに並列に分岐しており、これらの
両系統がそれぞれ主クラッチ9およびPTOクラッチ37に
よって前記入力軸5に接続されるようになっている。従
って走行駆動系統を経由する動力伝達とPTO駆動系統を
経由する動力伝達とが互いに独立に行われ、PTO軸によ
る作業機の駆動状態がトラクタの走行状態によって影響
されることがなく、また、作業機不使用時にはPTO駆動
系統をエンジンから完全に遮断しておくことができる。
さらに、PTO伝動軸36と後部PTO伝動軸39とにわたって
摺動可能にセレクタギヤ40をスプライン係合させた極め
て簡単な構造の動力伝達切換え装置Sによって、エンジ
ン動力の伝達を、前部PTO軸70のみ、前部PTO軸70と
中間PTO軸41、前部PTO軸70と中間PTO軸41と後部PTO伝
動軸39、前部PTO軸70と後部PTO伝動軸39の4通りに切
換えて設定することができ、トラクタの多様な使用形態
に能率よく対応することができる。
発明の効果 以上から明らかなように、本発明によれば、前部、中
間および後部の3本のPTO軸を有するトラクタにおけるP
TO軸駆動系統を簡素、単純化することができる。また各
PTO軸の駆動状態がトラクタの走行状態によって影響を
受けることがなく、かつ、作業機不使用時にはPTO軸駆
動系統をエンジンから遮断してエンジン動力の損失を防
止することができる。さらに簡単な構造の動力伝達切換
え装置によって、各PTO軸へのエンジン動力伝達を多様
に切換えて設定することができ、トラクタの多様な使用
形態に能率よく対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による動力伝達装置を示す系統図、第2
図は第1図の動力伝達装置の一部の構造を具体的に示し
た断面図、第3図は本発明を適用したトラクタの全体側
面図である。 1……ミッションケース、2……主クラッチケース、3,
4……軸受、5……入力軸、6……歯車、7……主軸、
8……歯車、9……主クラッチ、10,11……軸受、12…
…カウンタ軸、13……主変速装置、14……3速駆動歯
車、15……2速駆動歯車、16……1速駆動歯車、17……
後進駆動歯車、18……3速被駆動歯車、19……2速被駆
動歯車、20……1速被駆動歯車、21……後進被駆動歯
車、22……セレクタ、23……副変速装置、24……最終
軸、25……後部ケース、26……出力傘歯車、27……差動
装置、28……後車軸、29……歯車、30……ワンウェイク
ラッチ、31……歯車、32……中間歯車、33……歯車、3
4,35……軸受、36……PTO伝動軸、37……PTOクラッチ、
38……軸受、39……後部PTO伝動軸、40……セレクタギ
ヤ、41……中間PTO軸、42……歯車、43……歯車装置、4
4……後部PTO軸、45……油圧ポンプ、46……ポンプ駆動
軸、47……油圧ポンプ、48……ポンプ駆動軸、49……ニ
ードル軸受、50……クラッチアウタ、51……クラッチイ
ンナ、52……クラッチ板、53……圧接板、54……リフタ
プレート、55……スプリング、56……作動機構、57……
軸、58,59,60……ニードル軸受、61……クラッチイン
ナ、62……クラッチアウタ、63……クラッチ板、64……
作動部材、65……油通路、66……ニードル軸受、67……
スプライン、68……中間歯車、70……前部PTO軸、71、7
2……歯車、80……トラクタ、81……車体フレーム、82
……前輪、83……後輪、84……エンジン、85……フライ
ホイール、86……プロペラシャフト、87……前輪駆動
軸。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体後部、中間部および前部に取付けられ
    る各作業機をそれぞれ駆動するための後部PTO軸、中間P
    TO軸および前部PTO軸を備えたトラクタのPTO軸駆動装置
    において、ミッションケース内に該ミッションケースの
    入力軸にクラッチを介して接続されたPTO伝動軸を設
    け、該PTO伝動軸を介して前記後部PTO軸、中間PTO軸お
    よび前部PTO軸に動力を伝達することを特徴とするトラ
    クタのPTO軸駆動装置。
  2. 【請求項2】前記PTO伝動軸上に、前記各PTO軸に選択的
    に動力を伝達できる動力伝達切換え装置を設けたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のトラクタのPTO
    軸駆動装置。
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