JPH085028Y2 - 食いつき解除機構内蔵型油圧式工具 - Google Patents

食いつき解除機構内蔵型油圧式工具

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JPH085028Y2
JPH085028Y2 JP1988140850U JP14085088U JPH085028Y2 JP H085028 Y2 JPH085028 Y2 JP H085028Y2 JP 1988140850 U JP1988140850 U JP 1988140850U JP 14085088 U JP14085088 U JP 14085088U JP H085028 Y2 JPH085028 Y2 JP H085028Y2
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ram
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徳昭 伊藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電線等の端末処理作業に使用される油圧式工
具に係り、特にいわゆる食いつき現象が起った際、食い
つきの引放しができる食いつき解除機構を内蔵した油圧
式工具に関する。
〔従来の技術〕
従来、油圧式工具としては第8図及び第9図に示す如
きものが知られている。即ち、油圧式工具51のボディ52
には右方にオイルタンク53を、ボディ52の略中央部に油
圧を供給する二段ラムシリンダ54及び二段ラム(早送り
ラム55a,高圧ラム55b)を、ボディ52の左方寄りにはピ
ストン56を内蔵するシリンダ部57を設けている。また工
具の先端(左方)にはボディ52と一体的に固着された固
定ヘッド58が取付けられている。更にボディ52には筒状
のグリップ兼ハンドル59が取付けられ、前記オイルタン
ク53はこのハンドル59内に内装されている。
前記二段ラム55a,55bは上部の一段目が早送り用の低
圧ラム55aで、下部の二段目が高圧ラム55bとなってい
る。この二段ラム55a,55bには加圧ハンドル60が揺動可
能に取付けられており、該加圧ハンドル60の数次回の揺
動による二段ラム55a,55bのポンプ作用によりオイルタ
ンク53内のオイルがラムシリンダ54に吸引されシリンダ
部57に吐出され、ピストン56はピストン戻しスプリング
61に抗して上昇するようになる。
即ち、ピストン56上昇の場合、早送り用のラム55aを
通る油の流れは、オイルフィルタ62、第1油路(a)6
3,吸入弁64,第1室(b)65,ラムシリンダ54a,第1油路
(c)66,逆止弁67,第3室(a)(シリンダ部)57の順
に流れる。高圧用のラム55bを通る油の流れは、同様に
オイルフィルタ62,第1油路(a)63を通るが、以後分
岐され、吸入弁68,第2室(a)69,ラムシリンダ54b,逆
止弁70,第3室(a)(シリンダ部)57の順に流れる。
その結果、ピストン56の頭部に固定されている雄ダイ
ス(可動ヘッド)71がピストン56と共に摺動し、固定ヘ
ッド58に設けられた雌ダイス72方向へ移動して所望の端
末処理作業ができるようになる。
ピストン56下降の場合は、加圧ハンドル60で戻し弁73
を押すと、ボール74が押されて、第3室(a)(シリン
ダ部)57,第5油路(a)75,第5室(b)76,第5室
(c)77,第5油路(d)78を通りオイルタンク53に戻
り、ピストン56はピストン戻しスプリング61に押されて
下降する。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の工具を用いて電線等の端末処理を行う際、
例えば、油圧カッタを使用して電線の切断を行った場
合、電線等の切断物とカッタの刃が食いつき、ピストン
戻しスプリング61だけでは戻すことができない現象がし
ばしば起きていて、作業性を極めて悪くしている。この
食いつきを直すため、木ハンマー等により衝撃力を加え
て対処しているが、油圧式工具を損傷させる虞れもある
ため改善が要望されていた。
本考案は上記の点に鑑み創案されたもので、食いつき
現象が生じても、切換弁の操作により圧縮又は切断方向
と逆方向に圧力を掛けて食いつきの引放しが簡単且つ短
時間にできると共に、油圧式工具を損傷させる虞れをな
くした食いつき解除機構内蔵型油圧式工具を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段及びその作用〕
上記の課題を解決するため、本考案においては、オイ
ルタンク(18)と、このオイルタンク(18)のオイル
(19)をシリンダ(3)に圧送するラム(15)と、前記
シリンダ(3)に内嵌され、圧送された圧油によりその
先端に取着されたダイス(13)を閉方向に摺動させ、こ
の閉方向の摺動により電線等の線材を切断または圧着す
ると共に、前記線材の切断または圧着加工終了後、前記
ダイス(13)を開方向に戻すピストン戻しスプリング
(8)により復帰摺動するピストン(7)とを備えた油
圧式工具において、 前記ピストン(7)内に穿設され大径孔部と小径孔部
を有する貫通孔(9)と、 その先端の大径部と他端の小径部との段付形状を有
し、先端大径部が前記貫通孔(9)の大径孔部に嵌入
し、他端小径部が前記貫通孔(9)の小径孔部に嵌入
し、前記貫通孔(9)内を摺動することにより前記ピス
トン(7)が開放方向に加圧摺動できるように設けられ
た逆圧ピストン(12)と、この逆圧ピストン(12)の他
端小径部側の中心に穿設された油路孔(10)と、前記逆
圧ピストン(12)の他端小径部と前記貫通孔(9)の大
径孔部との間に形成され、前記油路孔(10)と連通する
逆圧加圧通路(11)と、前記ピストン(7)が閉方向に
移動する時、その先端を前記逆圧ピストン(12)の油路
孔(10)とオイルタンク(18)に連通させる位置に保持
させ、開方向に移動する時、その先端で前記シリンダ
(3)とオイルタンク(18)への連通を遮断する逆止め
弁(32)を開弁させる弁棒(33)と、この弁棒(33)と
直列に連結し、前記ピストン(7)が開方向に移動する
時、その先端で前記逆圧ピストン(12)の油路孔(10)
とオイルタンク(18)への連通を遮断する位置に保持さ
せる第1弁体(34)と、前記弁棒(33)と直列に連結
し、前記ピストン(7)が閉方向に移動する時、前記ラ
ム(15)のラム室とシリンダ(3)を連通できる位置に
保持させ、開方向に移動する時、前記ラム(15)のラム
室より前記逆圧ピストン(12)の油路孔(10)内に導入
できる位置に保持させる第2弁体(35)と、前記弁棒
(33)の軸方向往復動作により、前記オイルタンク(1
8)から前記逆圧ピストン(12)の油路孔(10)と前記
オイルタンク(18)との連通状態を前記第1弁体(34)
と第2弁体(35)を用いて切り換えて前記ラム(15)の
ラム室より圧送された圧油を前記逆圧ピストン(12)の
油路孔(10)内に導入する切換弁(36)を設け、 前記ダイス(13)を閉方向に摺動させて前記電線等の
線材と前記ダイス(13)との間で食いつき現象が生じた
時、前記切換弁(36)を用いて前記ラム(15)のラム室
より前記逆圧ピストン(12)の油路孔(10)内に導入
し、前記ピストン(7)を開方向に移動させて食いつき
現象を解除することを特徴とする。
上記構成を採用したことにより、切換弁の操作により
圧縮又は切断方向と逆方向に強制的に圧力を掛けること
ができるので、食いつきの引放しを行うことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図は油圧式カッタの全体断面正面図、第2図は油
圧式カッタのピストン及びラム部分の要部断面図、第3
図は第2図のIII-III線断面図、第4図は第3図のIV-IV
線断面図、第5図は切換弁の断面正面図、第6図はピス
トン上昇時の油圧回路図、第7図は強制戻し時の油圧回
路図である。
本実施例では、第1図に示す如く、本考案の食いつき
解除機構を油圧カッタ1に適用したものを示す。第1図
において、油圧カッタ1のボディ2にはその上部(図中
左)にシリンダ3が該ボディ2と一体的に形成されてい
て、この先端部にシリンダヘッド4が螺着等の手段によ
り該シリンダ3の端部に密着して外嵌されている。この
シリンダヘッド4の先端には固定ヘッド5がボルト止め
され、その先端側内方にヘッドカッタ6が取付けられて
いる。
前記シリンダ3内には大径部と小径部とにより一体形
成されたピストン7が摺動自在に内装され、その小径部
にピストン戻しスプリング8が一端部を前記シリンダヘ
ッド4の内端面に当接し、他端部を前記ピストン7の大
径端部に当接する態様により外嵌されている。またピス
トン7の大径部外周には溝7aが形成され、圧油のオイル
上がりを防止するためのバックアップリング及び○リン
グが外嵌されている。前記ピストン7の中心側には貫通
孔9が穿設され、該貫通孔9内には大径部と小径部とに
より一体形成され、その小径部の中心に油路孔10を持
ち、且つ大径部端部と前記貫通孔9の中途段部の間に逆
圧加圧通路11を有する逆圧ピストン12がボディ2側に螺
着されて固定して設けられている。即ち、逆圧加圧通路
11に圧油が供給されると強制的に前記ピストン7がボデ
ィ2側に摺動する。なお、逆圧ピストン12の大径部外周
及び、逆圧ピストン12に接したピストン7の大径部貫通
孔9の内周には溝12a及び溝7bが形成され、圧油のオイ
ル上がりを防止するためのバックアップリング及び○リ
ングが夫々嵌着されている。
前記ピストン7の先端はシリンダヘッド4を貫通して
延設され、ピストン7と一体的に移動する可動ヘッド即
ちピストンカッタ13に継がれている。そして、該ピスト
ンカッタ13と前記ヘッドカッタ6により電線等の切断が
成されるようになっている。
一方、工具ボディ2の略中央部には、第1図乃至第3
図に示す如く、圧油を供給するための二段ラムシリンダ
14と、該ラムシリンダ14に内挿される二段ラム(早送り
ラム15,高圧ラム16)が設けられ、この二段ラム15,16の
上方端には加圧ハンドル17が取付けられている。そし
て、加圧ハンドル17の上下揺動によって二段ラム15,16
がラムシリンダ14内を往復摺動し、ポンプ作用により圧
油を前記シリンダ3内へ供給するようになっている。工
具ボディ2の右側方(下方)には、オイルタンク18が設
けられ、オイル19が貯留されている。また、ボディ2の
右側方には中空状のグリップ兼ハンドル20が前記オイル
タンク18を内蔵する態様により取付けられている。
工具ボディ2の略中央の前記二段ラムシリンダ14の右
側には、第1図及び第2図に示す如く、中空の油路兼バ
ルブ室21が穿設され、その一端はプラグ22の螺入により
密栓されている。バルブ室21には、スプリング23とボー
ル24とからなる戻しバルブ25が内蔵されている。バルブ
室21の他端部には、加圧ハンドル17により押圧すること
によりその先端に捲装されたスプリング26の弾圧力に抗
して前記戻しバルブ25のボールを開弁する押圧ピン27が
摺動可能に嵌装されている。
工具ボディ2の略中央の前記二段ラムシリンダ14の左
側には、第1図,第5図及び第6図に示す如く、中空の
油路兼第1バルブ室兼第2バルブ室28が穿設され、その
一端はプラグ29により密栓されている。第1バルブ室28
には、プラグ29側端に一端を当接したスプリング30によ
って第2バルブ室側にボール31を押付けている逆止弁32
が設けられている。第2バルブ室には前記逆止弁32のボ
ール31に対向して先端を有する弁棒33が設けられ、該弁
棒33の中途に上から第1弁体34,第2弁体35が一体的に
形成されて切換弁36を構成している。前記弁棒33の他端
は、前記第2バルブ室の端部に螺入されたプラグ37より
ボディ2外部に延設され、その端部にハンドル38が設け
られる。そして、ハンドル38をネジ方向に回わすと弁棒
33がボディ内に押出し可能となる。
前記切換弁36はピストン7上昇時、弁棒33の先端を逆
圧ピストン12の油路孔10からオイルタンク18に連通でき
る位置に保持させ、且つ第2弁体35を高圧ラム16からシ
リンダ3に連通させる位置に保持させてなる。そして、
食いつき等を解除する強制戻し時、ハンドル38を回して
弁棒33を押し出すことにより、弁棒33先端で逆止弁32を
開弁させシリンダ3からオイルタンク18に連通できる位
置にし、且つ第1弁体34を逆圧ピストン12の油路孔10か
らオイルタンク18への通路を遮断できる位置とする共
に、第2弁体35を高圧ラム16より逆圧ピストン12の油路
孔10内に導入できる位置にする。
このように構成すると、油圧カッタで電線等の切断物
を切断する際、食いつきが発生しても、切換弁36のハン
ドル38を操作して、弁棒33を押し上げることにより、逆
圧ピストン12の油路孔10を介して逆圧加圧通路11に圧油
を導入することができ、ピストン7に切断方向と逆方向
に強制的に圧力をかけて、食いつきの引放しを行うこと
ができる。
次に本考案の油圧式カッタの圧油の流れについて油圧
回路図(第6図及び第7図)を基に詳しく説明する。
a.ピストン上昇の場合 まず、早送り用ラム15から述べる。加圧ハンドル17を
操作してラム15を動かすことにより、圧油の流れはオイ
ルタンク18のオイルフィルタ101を介して第1油路
(a)102に導入され、吸入弁103を介して第1室(b)
104に入り、該第1室(b)104の出口からラム15の大径
ラム室に入り、圧送されて第1油路(c)105を通って
逆止弁106を開弁してシリンダ〔第3室(a)〕3に導
入される。シリンダ3内の圧力が設定値を超えると、ラ
ム15から圧送さる圧油は低圧規制弁107を開いてオイル
タンク18に戻される。
次に、高圧ラム16について述べる。同様に、圧油の流
れは、オイルタンク18のオイルフィルタ101を介して第
1油路(a)102に導入され、吸入弁108を通り第2室
(a)109に流入する。第2室(a)109に導入れた油は
ラム16の小径ラム室に入って逆止弁110を開いて第2油
路(b)111を介して切換弁36に圧送され、第2弁体35
によって開いている第2油路(e)112を介してシリン
ダ〔第3室(a)〕3に送り込まれる。
なお、逆圧ピストン12内の残留油の流れは、逆圧加圧
通路〔第4室(a)〕11,油路孔〔第4室(b)〕10,第
4通路(c)113を通り、切換弁36の弁棒33の先端を逆
止弁32のボール31との隙間を通って、第4通路(d)11
4に流れ、オイルタンク18に戻される。
b.ピストン下降の場合 ピストン下降がピストン戻しスプリング8による場合
は従来技術と略同じである。即ち、加圧ハンドル17で戻
し弁25を押し下げると、第2図に示す如く、弁25のボー
ル24が開いて、シリンダ〔第3図(a)〕3から第5油
路(a)115,油路兼バルブ室〔第5室(b),第5室
(c)〕21,第5油路(d)116を通ってオイルタンク18
に戻され、ピストン戻しスプリング8に押されてピスト
ン7は下降する。
c.強制戻しの場合 ピストン7が上昇したまま食いつきにより戻らない場
合は、切換弁36のハンドル38を回わして、弁棒33を押し
上げ、加圧ハンドル17を操作してラム15,16を動かすこ
とにより、次のように圧油が流れ、強制戻しが行なわれ
る。即ち、油はオイルタンク18より、第1油路(a)10
2,吸入弁108,第2室(a)109,ラム16,逆止弁110,第2
油路(b)111,切換弁36(第2弁体35が押し上げられて
開かれた通路)、第4油路(d)117,油路孔〔第4通路
(b)〕10,逆圧加圧通路〔第4室(a)〕1に入りピ
ストン7に逆方向の圧力をかけてピストン7を引き下げ
る。シリンダ〔第3室(a)〕3に残っている油は第3
通路(b)118,切換弁36(弁棒33の先端により開弁した
逆止弁32の隙間より流れる)、第4油路(d)114を介
してオイルタンク18の順に戻る。ラム15の大径ラム室に
送り込まれた油は第1油路(c)105よりシリンダ〔第
3室(a)〕3に送り込まれるが、この油は第3油路
(b)118,切換弁36,第4油路(d)114を介してオイル
タンク18に戻される。
なお、本考案の実施例ではピストン式の油圧カッタを
示しているが、実施例と同様に油圧式圧縮工具にも応用
できるとこは勿論である。また、本実施例には記載され
ていないが、シリンダ3内の内圧を規制する必要がある
場合は、内圧規制用のリリーフ弁の内蔵も可能である。
更に、早送り装置の必要ない場合はストレートのラムで
も良く、切換弁36のハンドル38はレバー構造のものでも
良い。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案の食いつき解除機構内蔵型
油圧式工具によれば、切換弁の操作により圧縮又は切断
方向と逆方向に強制的に圧力を掛けることができるの
で、食いつきの引放しが簡単且つ短時間にでき、作業性
が向上する。また、従来の如く、食いつきがおきても木
ハンマー等でたたくという操作が不要となったので、油
圧工具を損傷させる虞れがなくなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は油圧式カッタの全体断面正面図、第2図は油圧
式カッタのピストン及びラム部分の要部断面図、第3図
は第2図のIII-III線断面図、第4図は第3図のIV-IV線
断面図、第5図は切換弁の断面正面図、第6図はピスト
ン上昇時の油圧回路図、第7図は強制戻し時の油圧回路
図、第8図は従来の油圧式カッタの全体断面正面図、第
9図は第8図のIX-IX線要部断面図である。 1……油圧カッタ、2……ボディ 3……シリンダ、7……ピストン 8……ピストン戻しスプリング 10……油路孔、11……逆圧加圧通路 12……逆圧ピストン、15……早送りラム 16……高圧ラム、17……加圧ハンドル 18……オイルタンク、25……戻しバルブ 32……逆止弁、33……弁棒 34……第1弁体、35……第2弁体 36……切換弁、37……プラグ 38……ハンドル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルタンク(18)と、このオイルタンク
    (18)のオイル(19)をシリンダ(3)に圧送するラム
    (15)と、前記シリンダ(3)に内嵌され、圧送された
    圧油によりその先端に取着されたダイス(13)を閉方向
    に摺動させ、この閉方向の摺動により電線等の線材を切
    断または圧着すると共に、前記線材の切断または圧着加
    工終了後、前記ダイス(13)を開方向に戻すピストン戻
    しスプリング(8)により復帰摺動するピストン(7)
    とを備えた油圧式工具において、 前記ピストン(7)内に穿設され大径孔部と小径孔部を
    有する貫通孔(9)と、 その先端の大径部と他端の小径部との段付形状を有し、
    先端大径部が前記貫通孔(9)の大径孔部に嵌入し、他
    端小径部が前記貫通孔(9)の小径孔部に嵌入し、前記
    貫通孔(9)内を摺動することにより前記ピストン
    (7)が開放方向に加圧摺動できるように設けられた逆
    圧ピストン(12)と、 この逆圧ピストン(12)の他端小径部側の中心に穿設さ
    れた油路孔(10)と、 前記逆圧ピストン(12)の他端小径部と前記貫通孔
    (9)の大径孔部との間に形成され、前記油路孔(10)
    と連通する逆圧加圧通路(11)と、 前記ピストン(7)が閉方向に移動する時、その先端を
    前記逆圧ピストン(12)の油路孔(10)とオイルタンク
    (18)に連通させる位置に保持させ、開方向に移動する
    時、その先端で前記シリンダ(3)とオイルタンク(1
    8)への連通を遮断する逆止め弁(32)を開弁させる弁
    棒(33)と、 この弁棒(33)と直列に連結し、前記ピストン(7)が
    開方向に移動する時、その先端で前記逆圧ピストン(1
    2)の油路孔(10)とオイルタンク(18)への連通を遮
    断する位置に保持させる第1弁体(34)と、 前記弁棒(33)と直列に連結し、前記ピストン(7)が
    閉方向に移動する時、前記ラム(15)のラム室とシリン
    ダ(3)を連通できる位置に保持させ、開方向に移動す
    る時、前記ラム(15)のラム室より前記逆圧ピストン
    (12)の油路孔(10)内に導入できる位置に保持させる
    第2弁体(35)と、 前記弁棒(33)の軸方向往復動作により、前記オイルタ
    ンク(18)から前記逆圧ピストン(12)の油路孔(10)
    と前記オイルタンク(18)と連通状態を前記第1弁体
    (34)と第2弁体(35)を用いて切り換えて前記ラム
    (15)のラム室より圧送された圧油を前記逆圧ピストン
    (12)の油路孔(10)内に導入する切換弁(36)を設
    け、 前記ダイス(13)を閉方向に摺動させて前記電線等の線
    材と前記ダイス(13)との間で食いつき現象が生じた
    時、前記切換弁(36)を用いて前記ラム(15)のラム室
    より前記逆圧ピストン(12)の油路孔(10)内に導入
    し、前記ピストン(7)を開方向に移動させて食いつき
    現象を解除することを特徴とする食いつき解除機構内蔵
    型油圧式工具。
JP1988140850U 1988-10-28 1988-10-28 食いつき解除機構内蔵型油圧式工具 Expired - Lifetime JPH085028Y2 (ja)

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JPS59118377A (ja) * 1982-12-27 1984-07-09 三和テッキ株式会社 油圧工具の油圧解除装置
JPS61159382A (ja) * 1984-12-28 1986-07-19 三和テッキ株式会社 手動油圧工具

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JPH0265022U (ja) 1990-05-16

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