JPH085013Y2 - 砥石の取付け装置 - Google Patents

砥石の取付け装置

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JPH085013Y2
JPH085013Y2 JP1990009479U JP947990U JPH085013Y2 JP H085013 Y2 JPH085013 Y2 JP H085013Y2 JP 1990009479 U JP1990009479 U JP 1990009479U JP 947990 U JP947990 U JP 947990U JP H085013 Y2 JPH085013 Y2 JP H085013Y2
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grindstone
collar
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fitting
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壮作 木村
潤一 中岡
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Hitachi Metals Ltd
Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
Sumitomo Special Metals Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、複数個の砥石を所定の間隔で取付けるため
の砥石の取付け装置に関し、特に、薄型の砥石を複数個
所定の間隔で取付けるスライサー等に好適な砥石の取付
け装置に関する。
[従来の技術] 電子部品用セラミック基板等の剛性の高いワークを所
定寸法にダイシングする場合、一般に、ダイヤモンド砥
石等の薄型砥石を複数個所定の等間隔で取付けたスライ
サーが用いられている。
第4図は従来のスライサーに使用されていた砥石取付
け装置の正面断面図を示す。この図面において、10は円
筒状のスリーブであり、スリーブ10の外周に複数個のリ
ング状スペーサ11を介して、所定間隔ごとに円板状の薄
型砥石12が複数個配置され、ナット13によって相互に圧
接して固定される。このような従来の砥石取付け装置で
は、砥石12の厚さおよびスペーサ11の厚さ寸法により各
砥石の取付け間隔が決まる。
[解決すべき課題] ところで、このスライサーに用いる砥石の厚さ精度は
さほど高いものではなく、各砥石の厚さにばらつきのあ
ることが多い。しかしながら、従来の砥石取付け装置で
は、スペーサ11の厚さ寸法と砥石12の厚さとで各砥石間
の取付け間隔および基準位置からの取付け位置が決まっ
てしまうので、砥石の厚さにばらつきがあった場合、そ
れが累積することにより砥石の取付け位置に誤差を生じ
させる欠点があり、砥石の数が多くなった場合には無視
できない誤差となっていた。
本考案は上述した課題を解決するためになされたもの
で、その目的は、砥石の厚さ精度に関係なく、高い寸法
精度で複数個の砥石を所定間隔ごとに取付けることので
きる砥石の取付け装置を提供することである。
[課題の解決手段] 上記目的を達成するために、本考案の砥石取付け装置
は、所定の厚さ寸法に仕上げられ、かつ厚さ方向の一端
または他端から所定の距離に砥石の取付け部端面を形成
し、他端から砥石の取付け部端面に向ってねじ部が形成
されたカラーと、前記カラーのねじ部に螺合して前記砥
石の取付け部端面との間で砥石を圧接するとともに、そ
の砥石嵌着部に砥石を外嵌し、かつ砥石固定時に外端面
が前記カラーの他端より内側に位置する厚さ寸法に仕上
げられたナットと、一端部にフランジを有し中央部に前
記カラーを複数個直列に嵌着する外嵌固定部が形成さ
れ、他端部に前記嵌着したカラーを相互に密接して固定
する固定手段を有するスリーブとを備えた構成としてあ
る。
[作用] 上記構成の本考案は、カラーに形成した取付け部端面
の距離を一定とするとともに、このカラーに螺合して砥
石を固定するナットの嵌着部に直接砥石を外嵌して取り
付けることにより、カラーの幅寸法のみで各砥石の取付
け間隔が決定され、かつナットに砥石を外嵌するだけで
砥石の径方向の位置がほぼ決定される。これにより、砥
石の厚さにばらつきがあってもそれが累積されて砥石の
取付け位置に誤差を生ずることがなく、径方向の位置決
めも容易に行なうことができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は本考案の実施例に係る砥石取付け装置の正面
断面図、第2図は同装置の使用状態を示す正面断面図で
ある。
本考案の砥石取付け装置は、円筒状のスリーブ1と、
このスリーブ1に外嵌される複数個のカラー2と、この
カラー2に螺合するナット3と、スリーブ1の端部に螺
合する固定ナット4とを備えている。
スリーブ1の一端部にはフランジ1aが形成されてお
り、一方、他端部には固定ナット4を螺合するためのね
じ部1bが形成されている。フランジ1aとねじ部1bの中間
部外周面はカラー2の外嵌固定部1cとなっている。この
外嵌固定部1cの長さは、各カラー2の厚さ寸法を足した
値とほぼ等しくまたはわずかに小さい。また、スリーブ
1は、第2図に示すごとく、スピンドル100に外嵌して
固定できる内径を有しており、スピンドル100は固定さ
れた支持軸101に図示しない静圧軸受で回転可能に保持
されていて、プーリー102、ベルト103等からなる駆動機
構により回転駆動される。
カラー2は、取付ける砥石の個数に対応して複数個用
意されており、各々所定の厚さ寸法D1に仕上げられてい
る。カラー2は、基部2a,一端部に設けられた肩部2b,他
端部に設けられたねじ部2cの各部からなり、肩部2bの他
端部側の端面が砥石取付け部端面2dとなっている。ねじ
部2cは、カラー2の他端部から砥石取付け部端面2d方向
に向かって形成されている。
カラー2の砥石取付け部端面2dの内径側には、肩部2b
の段差のほぼ半分に達する充分に大きい逃げ部2eが設け
られている。この逃げ部2eは、砥石取付け部端面2dの研
削面を小さくすることによって高精度の研削を容易に行
なえるようにするとともに、ねじ部2cの加工の逃げを構
成するものであり、後述するナット3の砥石嵌着部3aが
挿入される空間を形成する。
ここで、肩部2bの外側端(カラー2の一端部)から砥
石取付け部端面2dまでの厚さD2は所定の寸法に仕上げら
れている。また、全厚さD1も所定寸法に仕上げられてい
るので、ねじ部2cの外側端(カラー2の他端部)から砥
石取付け部端面2dまでの厚さD3も一定となる。さらに、
カラー2は、前述したスリーブ1の外嵌固定部1cに所定
の嵌め合い公差をもって外嵌できる内径を有している。
このナット3のカラー2と対向する端面には、カラー
2の肩部2bより内径側に位置し、カラー2の取付け部端
面2dの内径側に向かって突出する砥石嵌着部3aを形成し
てある。この砥石嵌着部3aは、カラー2の逃げ部2eに隙
間をもって挿入されるもので、座金5と砥石6を外嵌し
て支持し、かつカラー2の逃げ部2eと干渉しない程度の
突出量となっている。この砥石嵌着部3aは、砥石6の内
径寸法のばらつきに応じた所定の嵌め合い公差をもって
外嵌できる外径を有している。したがって、砥石嵌着部
3aに砥石6を外嵌すると砥石6の径方向の位置決めがほ
ぼ自動的に容易に行なわれることになる。
座金5は、砥石6を介してカラー2の砥石取付け部端
面2dとナット3との間に介在することになるが、ここ
で、ナット3の厚さに座金5の厚さと砥石6の厚さを加
えた寸法dは、前記カラー2における厚さD3よりも小さ
く設定してある。したがって、ナット3の外端面は、カ
ラー2に螺合したとき、ねじ部2cの外側端より内側に位
置する。
固定ナット4はスリーブ1のフランジ1aと協同してカ
ラー2の固定手段を構成する。すなわち、スリーブ1の
ねじ部1bに螺合し、外嵌固定部1cに外嵌された複数個の
カラー2をスリーブ1のフランジ1aの方向に押圧するこ
とによってカラー2が相互に密接して固定される。
上述した構成の砥石取付け装置は、まず、円板状の砥
石6と座金5を、砥石6がカラー2の砥石取付け部端面
2dと接するようナット3の砥石嵌着部3aに外嵌し、次い
で砥石6の側面に位置するよう座金5をナット3の砥石
嵌着部3aに外嵌し、続いてナット3をカラー2のねじ部
2cに螺合することにより砥石6をカラー2に仮固定す
る。この状態で芯合せ、振れとり等の調整を行ない、更
にナット3をねじ込むことにより座金5を介して砥石6
を砥石取付け部端面2dに圧接固定する。
砥石6は、ナット3の砥石嵌着部3aに外嵌しているの
で、比較的容易に芯合わせ、振れとり等の調整を行なう
ことができ、砥石6の精度が高い場合には、芯合わせ、
振れとり等の調整を省略することもできる。各カラー2
について砥石6の取付けが終了した後、各カラー2をス
リーブ1の外嵌固定部1cに外嵌し、固定ナット4をねじ
部1bに螺合することにより各カラー2を固定する。
スリーブ1に固定された各カラー2は、所定の厚さD1
で相互に密接している。そして、各砥石6は、それぞれ
独立して各カラー2に固定されており、砥石6の厚さに
ばらつきがあっても上記密接する各カラー2の厚さは変
化しない。したがって、砥石6の厚さのばらつきがあっ
ても累積されることなく、常に同じ間隔で砥石6を取付
けることができる。
通常、スライサー等において使用する砥石は、きわめ
て薄肉のものであるため割れやすい。したがって、砥石
が破損した場合に補修を行なえるようにしておく必要が
ある。本実施例の砥石取付け装置では、砥石6が破損し
た場合、スリーブ1から各カラー2を取り外すととも
に、破損した砥石6のみカラー2から取り外して新しい
砥石6と交換する。他の正常な砥石6は各カラー2に固
定したままでよく、したがって砥石の芯合せ、振れとり
等の調整および外径寸法合せのための砥石成形は、交換
した砥石のみに対して行なえばよく、作業が容易であ
る。
なお、本考案は上述した一実施例に限定されるもので
はなく、要旨を変更しない範囲で種々変形して実施する
ことができる。
例えば、上記実施例では、スピンドル100は、固定さ
れた支持軸101に静圧軸受で回転自在に支持されている
が、通常の砥石軸の軸端に本発明の砥石の取付け装置を
使用することも可能であることは勿論であり、スリーブ
1に対するカラー2の取付け個数は第1図に示した個数
(5個)に限定されるものではなく、ワークの加工条件
に応じて任意に設定することができる。また、カラーの
厚さD1および肩部2bまたはねじ部2cの外側端から砥石取
付け部端面2dまでの厚さD2またはD3もワークの加工位置
に応じて任意に設定することができる。ここで、砥石の
取付けピッチは等間隔に限らず、厚さD1,D2,D3のいずれ
かを変えることにより各砥石間で異なった間隔に設定し
てもよい。
更に、第3図に示すように、従来技術と組み合わせて
1個のカラー2に複数個の砥石と座金とを交互に取付け
て固定して砥石群とし、これを直列に複数個併設するこ
とも可能である。この場合には砥石群の中では砥石のば
らつきによる誤差が累積するが、砥石の数が少ない場合
には累積した誤差も少なく、あまり問題が生じず、砥石
群間では誤差が生じないので、全体として砥石位置の精
度は大幅に改善される。
座金5は、砥石6を確実に固定するために有効な部材
であるが、本考案にとって必須のものではない。スリー
ブ1の構成についても研削装置への装着条件に応じて適
宜変更が可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の砥石取付け装置によれ
ば、砥石の厚さ精度に関係なく、高い寸法精度で複数個
の砥石を所定間隔ごとに取付けることができるという効
果がある。
さらに、いずれかの砥石が破損した場合、交換した砥
石に対してのみ芯合せ、振れとり、外径合せなどの調整
を行なえばよく、砥石の交換作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る砥石取付け装置の正面断
面図、第2図は同装置の使用状態を示す正面断面図、第
3図は本考案の他の実施例を示す正面断面図、第4図は
従来の砥石取付け装置の正面断面図である。 1:スリーブ、2:カラー 3:ナット、4:固定ナット 5:座金、6:砥石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の砥石を所定の間隔で取付けるため
    の砥石の取付け装置であって、 所定の厚さ寸法に仕上げられ、かつ厚さ方向の一端から
    所定の距離に砥石の取付け部端面を形成し、他端から砥
    石の取付け部端面に向ってねじ部が形成されたカラー
    と、 前記カラーのねじ部に螺合して前記砥石の取付け部端面
    との間で砥石を圧接するとともに、前記砥石取付け部端
    面の内径部側に向かって突出形成された砥石嵌着部に砥
    石を外嵌し、かつ砥石固定時に外端面が前記カラーの他
    端より内側に位置する厚さ寸法に仕上げられたナット
    と、 一端部にフランジを有し中央部に前記カラーを複数個直
    列に嵌着する外嵌固定部が形成され、他端部に前記嵌着
    したカラーを相互に密接して固定する固定手段を有する
    スリーブと、 を備えたことを特徴とする砥石の取付け装置。
JP1990009479U 1990-02-01 1990-02-01 砥石の取付け装置 Expired - Fee Related JPH085013Y2 (ja)

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JPS56102470A (en) * 1980-01-11 1981-08-15 Honda Motor Co Ltd Grind stone

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