JPH0847784A - ブリスタ包装シートのマーキング方法 - Google Patents

ブリスタ包装シートのマーキング方法

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JPH0847784A
JPH0847784A JP6184641A JP18464194A JPH0847784A JP H0847784 A JPH0847784 A JP H0847784A JP 6184641 A JP6184641 A JP 6184641A JP 18464194 A JP18464194 A JP 18464194A JP H0847784 A JPH0847784 A JP H0847784A
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JP
Japan
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marking
laser beam
film
blister packaging
laser
Prior art date
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Pending
Application number
JP6184641A
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English (en)
Inventor
Toshio Kiyosaki
敏雄 洌崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブリスタ包装における包装フィルムの材料を
特定しまたブリスタ包装にレーザマーキング技術を応用
することによって、マーキング工程の簡素化及びコスト
ダウンを図る。 【構成】 ブリスタ包装シートのマーキング方法は、容
器フィルムFに包装される品物の品名、ロット番号等の
マークをレーザ光線で刻印する。マーキング方法は、容
器フィルムFとしてPVCを使用し、レーザ光線として
気体レーザ光線を使用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブリスタ包装シートのマ
ーキング方法に関し、更に詳細には、包装フィルムの材
料としてPVCを使用したブリスタ包装シートに気体レ
ーザ光線を使用して品名、ロット番号等のマークを刻印
するマーキング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薬品等を包装するブリスタ包装において
は、通常ロット番号及び品名等の表示を各包装シートに
行っている。かかる包装シートにおけるロット番号及び
品名等の表示を行うマーキング方法として、従来は、
(イ)ロット番号表示においては加熱した活字又は受け
台を使用してブリスタ包装時にプレスすることにより凹
凸刻印を行い、(ロ)品名表示においては予め品名が印
刷された包装フィルムを使用することによって行ってい
る。
【0003】しかしながら、このような従来のマーキン
グ方法では、前記(イ)の場合には製造ロットの変更時
に包装機を運転を一時的に停止して包装機の刻印装置に
セットされた活字を次のロット番号の活字と取り換える
必要があり包装機の稼働率の低下を招くだけでなく、加
熱された活字、受け台の取り換えに手数がかかりまた火
傷を起こし易い等危険である。更に凹凸刻印では見えに
くい問題がある。また、(ロ)の場合には、品種毎に予
め印刷した包材を在庫させておかなければならない問題
がある。
【0004】一方、近年、所謂レーザマーキングのよう
なレーザ光線を使用した印字技術が開発されてきた。こ
れは、マーキングを行うべき品物の表面にレーザ光線を
当ててその熱エネルギによって品物を構成している物質
を部分的に昇華又は蒸発させて品物の表面に凹部を形成
するものである。このため、例えばブリスタ包装で使用
される包装フィルムのように透明な物質にレーザマーキ
ングによって単に凹部を形成しても、その凹部によって
限定されるマークを外から判読するのが困難である。こ
のため、フィルムの表面の一部(例えば片側縁又は両側
縁)に不透明のインク層を形成しておき、そのインク層
にレーザ光線を当ててインク層を部分的に(文字、図柄
等のマーク状に)昇華又は蒸発させることによってその
部分の不透明なインク層を取り除いて外部から見えるよ
うにすることも考えられるが、これでは、予めインク層
を形成した包装フィルムを用意しておかなければならな
い繁雑さ及びフィルム材料のコストアップにつながる問
題がある。
【0005】ところで、ブリスタ包装のフィルム材料と
しては、現在PVC(塩化ビニル)、ポリプロピレン等
が使用されているが、発明者はこれら材料にレーザ光線
を当てて種々実験した結果、ポリプロピレンでは、レー
ザ光線の照射によって物質の一部が単に昇華又は蒸発し
て凹部が形成されるだけであるが、PVCでは凹凸が形
成されると同時に凹部、特に凹部の境界面が変色するこ
とを見いだした。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決使用とす
る課題は、ブリスタ包装における包装フィルムの材料を
特定しまたブリスタ包装にレーザマーキング技術を応用
することによって、マーキング工程の簡素化及びコスト
ダウンを図ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブリスタ包装
シートの容器フィルムに包装される品物の品名、ロット
番号等のマークをレーザ光線で刻印するマーキング方法
において、容器フィルムとしてPVCを使用し、レーザ
光線として気体レーザ光線を使用した点に特徴を有す
る。
【0008】
【作用】上記マーキング方法によれば、包装フィルムに
形成するマークの形状、例えば包装される品物の品名、
ロット番号を変えるにも、包装フィルムの変更或いは活
字の変更を行う必要がないので、マーキング工程が簡素
化され、コストダウンを図ることができる。またレーザ
光線を照射しても単に凹部が形成されるだけでなくその
フィルムに形成されたマークの部分が変色するので、外
部から視覚により容易に判読できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1において本発明のマーキング方法の一実施例を採用し
たブリスタ包装ライン1が概略的に示されている。同図
において、Fは容器フィルム、2は容器フィルムFを加
熱装置する加熱装置、3は容器フィルムFに複数の容器
すなわちポケットpを形成する成形装置、4はポケット
内に品物を充填する充填装置、5はポケット内に品物が
充填されているか否か或いは品物が正常なもの(一部欠
けていたりしないもの)か否かを検出するイメージセン
サ式の検査装置、6はポケットに品物が充填された包装
フィルムFの上にカバーフィルムfを接合して密封シー
ルするシール装置、7は密封シールされた包装済みフィ
ルムにミシン目を入れるミシン目形成装置、8は連続す
る包装済みフィルムから所望の大きさの包装体に打ち抜
く打ち抜き装置である。なお上記各装置の構造及び動作
は従来のものと同じでよいので、その詳細な説明は省略
する。
【0010】本発明の方法によって容器フィルムの一部
に品名等のマークを付けるレーザマーキング装置10
は、上記ブリスタ包装ライン1の検査装置5とシール装
置6との間に配置されている。レーザマーキング装置1
0は、レーザ発振器11とそのレーザ発振器に光学的に
接続されていてそこからのレーザ光線を容器フィルムの
表面に照射する照射部12とを有するもので、例えば、
容器フィルムの表面の印字場所にレーザ光線のビームス
ポットを照射し、そのビームスポットを文字、記号等の
マークの形状に合わせて走査させることによってそのビ
ームスポットが照射された部分の物質を昇華又は蒸発さ
せて容器フィルムの表面に凹部をマークの形状に対応し
て形成させる公知のマーキング方式或いは特開平2−4
1784号に開示されている方式を使用する公知の構造
のものでよい。
【0011】本発明において重要な点は、容器フィルム
の材料としてPVCを使用したことである。これは、容
器フィルムの材料としては、前述のように、PVC、ポ
リプロピレン等が広く使用されているが、ポリプロピレ
ンにレーザ光線を照射して凹部を形成した場合、それら
ポリプロピレン自体は変色しないので、その凹部を外部
から視覚的に判読しにくい。しかるに、容器フィルムの
材料としてPVCを使用し、そのPVCにレーザ光線を
照射してその物質の一部を昇華又は蒸発させて凹部を形
成すると、その凹部の表面が変色する。このため、凹部
によって限定される文字、記号等のマークは外部から視
覚的に容易に判別できる。レーザ光線としては固体レー
ザでなく気体レーザを使用し、その気体レーザとしてC
2レーザ光線を使用している。これは、固体レーザで
は波長が1μm前後と短く包装フィルムを通過してしま
って容器フィルムを加熱させることができなが、Co2
レーザであれば波長が10μm近くでフィルムを加熱で
きるからである。
【0012】上記レーザマーキング方法では、例えば図
3[A]に示されるブリスタ包装体すなわち包装シート
Sの各ポケットp毎に、包装した品物の品名を示す文字
又はマークm1を刻印する。この場合、容器フィルムの
マークが刻印される面はポケットpが突出する側、すな
わち、図3[C]において上側の表面s1である。な
お、容器フィルムFのカバーフィルムfが接着される面
(図3[C]で下側の面)s2にマークを刻印する場合
には、レーザマーキング装置10の照射部12を容器フ
ィルムFの移送経路の上側に配置して上側から容器フィ
ルムの表面にレーザ光線を照射すればよい。
【0013】図2において、マーキング方法の他の実施
例を採用したブリスタ包装ライン1aが概略的に示され
ている。このブリスタ包装ラインの基本構成は、レーザ
マーキング装置10aの位置が打ち抜き装置8の直前に
配置されている以外は、図1のブリスタ包装ラインと同
じである。またレーザマーキング装置の構成、機能自体
も図1のブリスタ包装ラインのレーザマーキング装置1
0と同じである。したがって、それらの詳細な説明は省
略する。
【0014】図2のブリスタ包装ライン1aのレーザマ
ーキング装置10aでは、例えば図4[A]に示される
ように、包装シートSの端縁に製品のロット番号を示す
文字又はマークm2を刻印する。このレーザマーキング
装置においても容器フィルムの印字される面はポケット
pが突出する側、すなわち、図3[C]において上側の
表面s2である。
【0015】なお、上記実施例では図1のレーザマーキ
ング装置10で包装される品物の品名を個々に印字する
場合を、また、図2のレーザマーキング装置10aで包
装シートのロット番号を印字する場合を示したが、逆で
もよい。また、レーザマーキング装置10又は10aで
品名の刻印とロット番号の刻印とを同じ場所で行っても
よい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、活字による刻印するも
のでなく、レーザ光線で印字するものであるから、例え
ば包装する品物の品名の変更或いはロット番号の変更の
際に活字を変更する必要なく安全で操作が簡単である。
またフィルムの材料がレーザ光線の照射により変色する
ので活字により凹凸刻印で表示するより視覚的に判別し
易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマーキング方法の一実施例を採用
しているブリスタ包装ラインの概略説明図である。
【図2】本発明によるマーキング方法の他の実施例を採
用しているブリスタ包装ラインの概略説明図である。
【図3】包装シートに品名を刻印した例を示す図であ
る。
【図4】包装シートにロット番号を刻印した例を示す図
である。
【符号の説明】
1、1a ブリスタ包装ライン 4 充填装置 5 検査装置 6 シール装置 8 打ち抜き装置 10、10a
マーキング装置 11 レーザ発振器 12 照射部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブリスタ包装シートの容器フィルムに包
    装される品物の品名、ロット番号等のマークをレーザ光
    線で刻印するマーキング方法において、容器フィルムと
    してPVCを使用し、レーザ光線として気体レーザ光線
    を使用したことを特徴とするブリスタ包装シートのマー
    キング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブリスタ包装シートの
    マーキング方法において、レーザ光線を、該容器フィル
    ムにカバーフィルムを接着する前にそのカバーフィルム
    が接着される容器フィルムの面に照射するマーキング方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のブリスタ包装シートの
    マーキング方法において、レーザ光線を、カバーフィル
    ムが接着される面と反対側の容器フィルムの面に照射す
    るマーキング方法。
JP6184641A 1994-08-05 1994-08-05 ブリスタ包装シートのマーキング方法 Pending JPH0847784A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006206070A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Ckd Corp Ptpシート及びptpシートの製造装置
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