JPH0847042A - 移動体検出システム - Google Patents

移動体検出システム

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JPH0847042A
JPH0847042A JP17796694A JP17796694A JPH0847042A JP H0847042 A JPH0847042 A JP H0847042A JP 17796694 A JP17796694 A JP 17796694A JP 17796694 A JP17796694 A JP 17796694A JP H0847042 A JPH0847042 A JP H0847042A
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JP17796694A
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Kiyoaki Takiguchi
清昭 滝口
Norio Fujiwara
教雄 藤原
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FUJI SOFTWARE KK
Sony Corp
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FUJI SOFTWARE KK
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動体の現在位置を検出するのに、移動体側
での特別な操作等を必要とせずに正確な移動体の現在位
置を知り、移動体の移動状態を容易に知ることが可能な
移動体検出システムを提供する。 【構成】 GPS衛星よりの無線電波を受信して現在位
置を検出する位置検出部31と、位置検出部31よりの
現在位置情報を表示する表示制御部13及び表示部14
との間に、無線モデム15及び35を有する通信制御部
32を接続することで、遠隔地にいる位置検出装置30
を容易に監視することが可能となる。また、この通信制
御部及び無線モデム以外を一般市販GPSレシーバをそ
のまま用いて適用でき、廉価なシステムとできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動体にGPS衛星より
の無線電波を受信して移動体の現在位置を検出する位置
検出装置を利用したコンパクト且つ低価格の移動***置
検出システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、タクシー会社等においては、自
社所有のタクシーが現在どの付近を走っているかを検知
し、無線での配車依頼があったような場合に、最も近い
車を効率的に認識し、顧客の要求に迅速に対処するよう
にしたいわゆるAVMシステムを備えるところも出現し
てきた。この従来のAVMシステムは、各タクシーに専
用の無線送信機及び専用の現在位置指示入力装置を備
え、タクシーの運転者がこの現在位置指示入力装置より
現在位置を指示入力するものであった。即ち、タクシー
に積載する現在位置指示入力装置は、タクシーのサービ
スエリアを複数のブロックに区分けし、各区分けしたブ
ロック毎に夫々対応するスイッチを設けたものであり、
ドライバーが回りの景色等を目視確認して現在位置に対
応するスイッチを選びだし、これを指示入力するもので
あった。そして指示入力したスイッチを示す情報を配車
センター等に直接タクシー無線を利用して送信してい
た。
【0003】配車センターでは、この情報よりタクシー
がどこにいるかを判断し、必要な指示を与えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上述したようなAVMシステムでは、ドライバーの操作
入力が必須の要件であり、この操作入力がない限り現在
位置を知ることはできなかった。このため、ドライバー
の負担が大きく、非常に面倒なものであった。更に、指
示入力ミスはそのまま現在位置の誤りとなってしまい、
タクシーの呼び出しに対して適切な対応がとれない結果
となってしまうこともあった。
【0005】また、タクシー無線を使用して位置情報を
送受信するため、タクシー無線使用中は位置確認ができ
なかった。更に、単に現在位置を入力するのみであり、
タクシーの走行状態まで知ることはできなかった。更
に、専用の大掛かりな装置が必要であり、非常に高価で
あり、導入の大きな障害となっていた。また、ナビゲー
タシステム等も登場してきており、自車の位置を測定す
る装置としては高精度のものも登場してきている。しか
しながら、このナビゲータシステムを用いたとしても自
車の位置を検出するのが精一杯であり、自分の車の位置
を他人に知らせようとする場合にはやはり自分で現在位
置を入力等して相手に報知したりするなどの特別の操作
を行う必要があった。このため、利用範囲も非常に狭い
ものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、係る目的を達
成する一手段として以下の構成を備える。即ち、GPS
衛星よりの無線電波を受信して現在位置を検出する現在
位置検出手段と、前記現在位置検出手段よりの現在位置
情報を受け取る第1のインタフェース手段と、前記第1
のインタフェース手段よりの情報を無線送信する無線送
信手段とを備え、移動体である自装置の現在位置を検出
して出力可能な少なくとも1つの位置検出装置と、他の
装置との間で無線送受信が可能な送受信手段と、前記送
受信手段で受信した位置検出装置よりの位置情報等を受
け取る第2のインタフェース手段と、前記第2のインタ
フェース手段よりの情報を解析して前記位置検出装置の
位置を表示出力する出力手段とを備える位置解析装置と
を有することを特徴とする。
【0007】そして例えば、前記位置検出装置と前記位
置解析装置間は公衆無線回線網を介して通信を行う構成
とし、前記位置解析装置は、前記公衆無線回線網の交換
局を介してポーリング方式により前記位置検出装置より
の位置情報を収集可能であることを特徴とする。また例
えば、前記位置解析装置は、前記位置検出装置の移動の
計時変化より前記位置検出装置の移動方向、移動速度を
現在位置情報と共に表示することを特徴とする。
【0008】
【作用】以上の構成において、移動体の現在位置を検出
するのに、移動体側での特別な操作等を必要とせずに正
確な移動体の現在位置を知ることができる。このため、
移動体の位置の計時変化を調べることにより、移動体の
移動状態を容易に知ることが可能となる。また、既存の
無線通信網を利用できるため、システムを廉価に構成で
きる。また更に、移動体の現在位置を検出するのに、移
動体側での特別な操作等を必要とせずに正確な移動体の
現在位置をリアルタイムで自動的に知ることができる。
【0009】更に、解析を行う制御手順を役立つ自在の
制御手順記憶部に記憶された制御手順に従って行うこと
ができ、仕様の変更等にも容易且つ適切に対処でき、非
常に汎用性の高いシステムが構築できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。本発明は、あらゆる移動体の位置を
検出する装置に適用可能であり、小型コンパクトな形状
とすることにより、タクシー会社等のAVMシステムへ
の利用のほかに、トラック等を使用する運送会社やバイ
ク便オートバイヘの積載により、輸送状態が正確に認識
でき、客先への配送時刻の予想や、道路状況の把握にも
役立たせることができる。更に、ツーリング時等におい
て各車(自動車・自動2輪・自転車等)に本発明に係る
位置検出装置を積載することにより、他の車の位置等を
正確に知ることができる。
【0011】更に、要人の警護において警護側に位置検
出装置を装備することにより、要人の移動状態を正確に
把握でき、移動先での適切な対応が可能となる。また、
近年問題となっている放浪僻のある人への装着により、
その人がどこにいるかを正確に、容易に把握でき、自己
の未然防止にも役立たせることができる。本発明は、以
上の他にも移動体を監視するあらゆる装置に適用可能で
ある。
【0012】図1は本発明に係る一実施例の移動***置
検出システムの全体構成を示す図であり、図1において
10は本実施例の位置解析装置、20は無線公衆回線網
の交換局に相当する通信センタ、30は移動体に備えら
れた携帯型位置検出装置である。
【0013】本実施例においては、詳細を後述する通信
制御部を備えることにより、位置検出部で検出した自装
置の現在位置を無線モデムを介して送信することができ
る。更に、遠隔地等の位置検出部で検出した他装置の現
在位置を通信センタ20及び無線モデムを介して受信
し、自装置の表示部より表示することも可能となる。以
下、各タイプについて順次説明する。まず、通信制御部
のほかに表示部を備える位置解析装置10を説明する。
位置解析装置10において、13は無線モデム15を介
して必要なデータ通信を行うと共に表示部14への表示
データを制御する表示制御部であり、14は各位置検出
装置の位置及び移動状態を表示する表示部であり、本実
施例では液晶表示器を用いている。
【0014】また、15は通信センタ20を介して他の
位置検出装置に位置情報の送信を要求するポーリングデ
ータを送信すると共に当該ポーリングに応じて送られて
くる他の位置検出装置よりの位置情報を受信する無線モ
デムである。本実施例の位置解析装置10は以上の構成
を備えることにより、遠隔地の移動体であっても、容易
にその位置を表示することができ、移動体を監視する装
置として機能させることができる。
【0015】次に、位置検出装置30を説明する。携帯
型位置検出装置30において、31は米国の国防総省に
より運行・管理されているGPS衛星よりの電波を検出
して、自装置の現在位置を検出する位置検出部、32は
位置検出部31及び無線モデム35とのインタフェース
を司ると共に、無線モデム35よりの指示に従って位置
検出部31で検出した自装置の検出位置を無線モデム3
5の仕様に合わせて出力する通信制御部(インタフェー
スアダプタ)、35は通信センタ20とのデータ通信を
行う無線モデムであり、通信センタ20を介して他の装
置、例えば位置解析装置10に自装置の位置情報を送信
する。
【0016】このような構成とすることにより、小型計
量化が達成できる。また、自装置の位置は無線モデム3
5を介しての他装置よりの送信要求の受信に従って、他
装置に送ることができ、何等の特別の操作無しに自動的
に自装置の現在位置を送信することができる。
【0017】なお、図1においては、アンテナ21,2
2を備えた通信センタ20としては一ヶ所のみ備える例
を示しているが、本発明は以上の例に限定されるもので
はなく、交換局(基地局)として一ヶ所のみではなく、
アンテナを備えた基地局を所定領域毎に複数備え、各基
地局より例えば基幹基地局に情報を中継し、基幹基地局
より送信先にもっとも近い基地局より送信、あるいは基
幹基地局より相手先に送信する構成として、広範囲のエ
リアをカバーするため多数の基地局が各所に配設されて
おり、各通信センタで受信した情報を相手先に応じた他
の通信センタより送信するなどして良好な通信状態を得
られるようにしてもよい。また、基幹基地局を特定せ
ず、受信基地局より直接送信基地局に情報を送るように
制御しても良い。この基地局同士の情報の授受は、無線
を用いて行う方法であっても、あるいは通信ケーブルを
介して行う方法であってもよく、その方法は問わない。
【0018】図2は本実施例の通信制御部32の詳細構
成を示す図である。図2において、301はROM30
2に格納された制御手順等に従い本実施例通信制御部全
体の制御を司るCPU、302は上述したCPU301
の制御手順や固定パラメータ等を記憶するROM、30
3は中継データなどを一時記憶するRAM、304は通
信制御部で備えているスイッチ305及び表示器306
とのインタフェースを司る操作部インタフェース、30
5は操作スイッチ、306は表示器である。本実施例に
おいては、操作スイッチは、装置の電源のオン/オフス
イッチ、リセットスイッチ、再起動スイッチ(特定の端
末への呼び出しを行うスイッチ)等があり、自装置を起
動等できるようにしている。また、表示器306は装置
に電源が入っているか否かを示す表示、及び送受信中で
あることを示す表示、位置検出が可能な状態であること
を示す表示、他の特定端末で自装置を呼び出しているこ
との表示等が行なえる。この表示器は例えばLED等で
構成できる。
【0019】また、308は無線モデム(例えば無線モ
デム35)とのインタフェースを司るモデムインタフェ
ース、309は位置検出部(例えば位置検出部31)と
のインタフェースを司る位置検出部インタフェースであ
る。以上の各構成はCPUバスを介して互いに接続され
ている。また、310は本実施例装置の電源を示してい
る。
【0020】以上の構成を備える本実施例の通信制御部
においては、位置検出部31などで検出した位置情報
(測位データ)を無線モデム35等を介して他装置に送
信する機能を有している。
【0021】次に図3を参照して本実施例の表示制御部
13の詳細構成例を説明する。図3は本実施例の表示制
御部13の詳細構成を示すブロック図である。図3にお
いて、101はROM102に格納されたプログラムに
従って装置全体の制御を司るCPU、102はCPU1
01の基本プログラム(位置検出データを元にして当該
位置検出データの示す位置を表示するプログラム等)を
格納するROM、103は位置検出部よりの位置情報を
一時貯えたりするRAM、104は無線モデムとのイン
タフェースを(位置検出部とのインタフェース)を司る
通信インタフェース、105は液晶表示器106の表示
制御を司る表示制御インタフェース、107は各種指示
入力などを行う操作部であり、後述するメッセージ交換
の場合や表示形態の変更指示などを行う。106は移動
体の位置情報等を表示する液晶表示器であり、図1の表
示部14に該当する。また、110はスロットであり、
ICカードが着脱可能であり、CPU101で記憶内容
を読み出し可能に構成されている。なお、本実施例では
スロットが備えられており、スロットにICカードが装
着可能であるが、一例として本実施例では、スロット1
10に移動体の位置及び自装置の位置がどこかを知るた
めの地図情報の記憶された地図ROMカード156が装
着可能に構成されている。
【0022】更に本実施例の位置検出部31の詳細構成
例を図4に示す。図4において、201はアンテナ部で
あり、各GPS衛星よりの電波を効率良く受信するため
に高感度の8チャンネルのアンテナとなっている。20
2は受信電波を調べてどの衛星よりの電波を受信してい
るかをサーチするスキャン部、203はスキャンした受
信衛星の受信感度を比較し、受信精度の高い受信衛星を
選択する受信感度比較部、204は受信感度比較部20
3の比較した受信感度より位置検出に用いる衛星を特定
する使用衛星特定部、205は特定した衛星よりの受信
情報を元に自装置の位置を緯度及び経度として算出する
位置算出部、206は位置検出部305での検出位置情
報を使用衛星情報と共に通信制御部に出力する検出情報
出力部である。
【0023】なお、位置検出装置が別途通信制御部32
内に例えばディップスイッチなどで構成した、あるいは
内蔵メモリ(ROM302又はRAM303)の所定領
域に書き込まれる不図示のIDコード設定部を有してお
り、不用意に他の装置より位置情報を収集できないよう
に構成されている。また、複数のGPS衛星の電波を受
信して各衛星との位置関係より自装置の位置を算出する
構成については公知であるため詳細説明を省略する。
【0024】以上の構成を備える本実施例においては、
各位置検出部より出力される位置情報は、経度情報及び
緯度情報であり、通信量としてはごくわずかな容量とす
ることができる。このため、位置検出装置側で自装置を
特定する情報を附加したとしても少ない通信量に抑える
ことが可能となる。このため、無線公衆回線網として
は、例えは日本シティーメディア株式会社がサービスし
ているテレターミナルシステムを利用することにより、
通信によする料金を低く抑えることができる。しかも、
無線モデムとしてこのテレターミナルの無線モデムを利
用することにより、特別の開発などを行うことなく、信
頼性の高いシステムが構築できる。
【0025】更に本実施例で用いる位置検出装置及び位
置解析装置として、ソニー株式会社が市販している「ポ
ータブルGPSレシーバIPS−760(PYXI
S)」を利用することも可能である。このソニー製の
「ポータブルGPSレシーバIPS−760」は、本体
にROMカードを装着して装着したROMカードに格納
されたプログラムに従った制御が可能に構成されてお
り、かつポータブルながら自装置の位置を正確に検出し
て表示することが可能で本実施例の位置検出部に相当す
るアンテナは本体と切り離し可能に構成されている。こ
のため、このアンテナと本体との間に本実施例の通信制
御部を配置し、本体に自装置のアンテナよりのデータと
他装置よりの位置情報も本体に転送可能に構成すること
により、装置の有する基本機能をうまく使用することが
でき、位置情報の解析結果の表示等を容易に行うことが
可能となる。
【0026】即ち、ポータブルGPSレシーバの表示部
(表示制御部及び表示部)及びGPSアンテナ部(位置
検出部)を分離し、夫々無線モデムの接続された通信制
御部を接続することで、遠隔地にいる移動体を監視する
ことができる。更に、無線モデム間を公衆回線網を介し
て通信し、各装置に固有のIDコード(電話番号等)を
割り当てることにより、複数の位置検出部よりの測位デ
ータを受信することが可能となり、容易に移動体の監視
システムを構成できる。
【0027】以上の様に無線通信機器として既存の公衆
無線回線網(他の携帯電話を使用してもまったく同様の
効果が得られ、かかる携帯電話を使用しても良いことは
勿論である。)構成とすることにより、無線免許や特別
の設備工事などが不要となり、システムをそろえたその
日より直ちに稼動させることができる。以上の構成を備
える本実施例の制御を以下に説明する。
【0028】図1に示す本実施例においては、位置解析
装置10は、一定時間毎に、あるいは必要に応じて所望
の位置検出装置に特有のIDコードを附加して、各位置
検出装置を通信センタ20を介してポーリングする。こ
のポーリングを受けた位置検出装置では、位置検出部で
検出した自装置の現在の位置を示す緯度情報及び経度情
報を自装置のIDコードと共に所定の圧縮処理を行った
後に無線送信する。このデータは通信センタを介して位
置解析装置10に送られることになる。
【0029】以上の様な制御とすることにより、この位
置検出装置側では何等の特別の操作をする必要がなく、
単に装置の電源をいれておくだけで後は自動的に任意の
時間に所望の位置検出装置の位置を知ることができる。
次に以上の様にして位置検出装置よりの位置情報を受信
した位置解析装置の処理について説明する。図5は本実
施例の位置解析装置に基本的な移動***置表示制御を示
すフローチャートである。
【0030】本実施例の位置解析装置10に電源が投入
されると、CPU101はプログラムに従って図5の処
理を実行する。即ち、まずステップS1で操作部107
よりの操作入力の有無を調べる。指示入力がなければ初
期設定されている表示モードでの表示制御となるため、
続くステップS2で各移動体に備えられている位置検出
装置に対するポーリングを実行する。このポーリング
は、すべての装置に対して順に行うことを基本とし、必
要に応じて特定の移動体のみ選択して集中的にポーリン
グしても良い。このポーリングには上述したように位置
検出装置に特有のIDコードが附加されている、不用意
に他の装置よりの位置情報が送られてくることを防止で
きる。例えば、無線公衆回線網としては、例えは日本シ
ティーメディア株式会社がサービスしているテレターミ
ナルシステムを利用する場合には、IDコードが即ち電
話番号となり、位置検出装置側よりの送信先(通信相手
先)を予め位置解析装置に特定しておくことにより、位
置検出装置側で不必要な他の相手と通信してしまう事態
を未然に防止でき、管理上も好都合である。
【0031】続いてステップS3でポーリングに対して
対応する位置検出装置より送られてくる位置情報(測位
データ)を受け取る。そしてRAM103中の所定領域
に格納する。この領域は、位置検出装置の数分位置検出
装置毎に用意されており、夫々後述する移動軌跡を算出
可能な数のデータが保持可能な分だけ順次格納すること
ができる。なお、この位置情報は通信制御部12内のR
AM303に格納するように構成してもよい。
【0032】そして受信した測位データより液晶表示器
106に表示されている位置のなかのどの位置にあたる
かを算出する。同時にステップS5でRAM103に格
納されている当該位置検出装置の以前の位置情報より移
動状態を算出する。即ち、前回の位置より移動した距離
より、現在の移動方向及び移動速度を算出する。そして
ステップS6でステップS4で算出した表示器106の
表示位置に当該位置検出装置を特定するマーク表示と共
に移動状態を示すベクトル表示を行う。
【0033】続いてステップS7で位置検出装置が予め
特定された領域に到達しているかを判断する。予め定め
た領域に到達していなければステップS1に戻り、次の
位置検出装置へのポーリング動作を行う。一方、予め定
めた領域に到達している場合、即ち目的地に到達した場
合や、危険領域に到達したような場合(指定した領域内
に進入した場合)には、その旨を報知するアラームを出
力する。本実施例では操作部107に備えられている不
図示のブザーよりブザー音を出力している。そしてステ
ップS1に戻る。
【0034】一方、ステップS1で操作部107よりの
指示入力がある場合にはステップS10に進み、操作入
力に従った処理を実行する。
【0035】以上説明したように、無線回線を利用して
移動***置を収集可能に構成したことにより、廉価で且
つ広範囲の移動***置をサーチすることができ、更に、
導入にあたっての面倒な作業もほとんどなく、直ちに利
用できる。更に、本発明は以上に説明した各場合に適用
できるほか、移動体の位置を検出する必要なあるあらゆ
るものに適用でき、例えば子供につけることにより迷子
になったような場合にも居場所が容易に認識できるほ
か、重要人物に持ってもらうことにより、特別の操作等
なくその居場所が常時監視でき、セキュリティの面から
も有用性の高いシステムとできる。この結果、放浪僻の
ある老人等に装着することにより居場所を容易に認識で
きるようになるほか、あらゆる場合に対処することがで
き応用範囲の広い移動***置検出システムが提供でき
る。
【0036】また、ポータブル型のGPSレシーバのア
ンテナ部と表示部とに夫々本実施例の無線モデムを接続
した通信制御部を接続することにより、両者が離れてい
ても、容易に表示部でGPSレシーバの位置を知ること
が可能となり、遠隔地にいる移動体を開始することが可
能となる。上記場合において、両装置の間を公衆無線回
線網を介して通信することにより、容易に遠隔地の移動
体監視が可能となり、各位置検出装置毎に固有のコード
を割り当てることにより、数多くの移動***置を監視す
ることも可能となり、その監視区域の制限も非常に少な
いものとできる。更に、位置検出部と無線モデム付きの
通信制御部との組み合わせとすることにより、位置検出
装置を小型軽量且つ操作のほとんど必要のないものとで
きる。
【0037】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、移動
体側である位置検出装置側で特別な操作等を必要とせず
に正確な移動体の現在位置を順次知ることがでる。この
ため、移動体の位置の計時変化を調べることにより、移
動体の移動状態を容易に知ることが可能となる。また、
既存の無線通信網を利用できるため、システムを廉価に
構成できる。また更に、移動体の現在位置を検出するの
に、移動体側での特別な操作等を必要とせずに正確な移
動体の現在位置をリアルタイムで自動的に知ることがで
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の移動***置検出システムの全体構成を
示す図である。
【図2】実施例の通信制御部の詳細構成を示す図であ
る。
【図3】実施例の表示制御部の詳細構成を示すブロック
図である。
【図4】実施例の位置検出部の詳細構成例を示す図であ
る。
【図5】実施例の位置解析装置に基本的な移動***置表
示制御を示すフローチャートである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS衛星よりの無線電波を受信して現
    在位置を検出する現在位置検出手段と、前記現在位置検
    出手段よりの現在位置情報を受け取る第1のインタフェ
    ース手段と、前記第1のインタフェース手段よりの情報
    を無線送信する無線送信手段とを備え、移動体である自
    装置の現在位置を検出して出力可能な少なくとも1つの
    位置検出装置と、 他の装置との間で無線送受信が可能な送受信手段と、前
    記送受信手段で受信した位置検出装置よりの位置情報等
    を受け取る第2のインタフェース手段と、前記第2のイ
    ンタフェース手段よりの情報を解析して前記位置検出装
    置の位置を表示出力する出力手段とを備える位置解析装
    置と、 を有することを特徴とする移動体検出システム。
  2. 【請求項2】 前記位置検出装置と前記位置解析装置間
    は公衆無線回線網を介して通信を行う構成とし、 前記位置解析装置は、前記公衆無線回線網の交換局を介
    してポーリング方式により前記位置検出装置よりの位置
    情報を収集可能であることを特徴とする請求項1に記載
    の移動体検出システム。
  3. 【請求項3】 前記位置解析装置は、前記位置検出装置
    の移動の計時変化より前記位置検出装置の移動方向、移
    動速度を現在位置情報と共に表示することを特徴とする
    請求項1又は2いずれかに記載の移動体検出システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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