JPH084645A - 浮力利用動力発生方法及びその装置 - Google Patents
浮力利用動力発生方法及びその装置Info
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- JPH084645A JPH084645A JP6134771A JP13477194A JPH084645A JP H084645 A JPH084645 A JP H084645A JP 6134771 A JP6134771 A JP 6134771A JP 13477194 A JP13477194 A JP 13477194A JP H084645 A JPH084645 A JP H084645A
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- fluid
- bag
- buoyancy
- tank
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 浮力を利用して気体を供給する手段を併設す
ることにより、浮力を回転力として取り出す浮力利用動
力発生方法及びその装置を提供する。 【構成】 流体27中に一部が埋没されて回転可能な無
端ベルト8に所定間隔で袋体9を固定し、流体27中の
袋体9に気体を供給して生じる浮力にて無端ベルト8を
上昇させる一方、流体27外において袋体9を押圧ロー
ラー12で押圧し収縮させて無端ベルト8を下降させ、
かつ、押圧した該袋体9内の気体を流体27中で上昇す
る他の袋体9に供給することにより、無端ベルト8を連
続回転させる構成とした。
ることにより、浮力を回転力として取り出す浮力利用動
力発生方法及びその装置を提供する。 【構成】 流体27中に一部が埋没されて回転可能な無
端ベルト8に所定間隔で袋体9を固定し、流体27中の
袋体9に気体を供給して生じる浮力にて無端ベルト8を
上昇させる一方、流体27外において袋体9を押圧ロー
ラー12で押圧し収縮させて無端ベルト8を下降させ、
かつ、押圧した該袋体9内の気体を流体27中で上昇す
る他の袋体9に供給することにより、無端ベルト8を連
続回転させる構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は浮力利用動力発生方法
及びその装置に関し、特に、流体中における物体が流体
圧を全表面に受けて全ての合力が鉛直上向きになる力を
回転力として取り出すことができるようにしたものであ
る。
及びその装置に関し、特に、流体中における物体が流体
圧を全表面に受けて全ての合力が鉛直上向きになる力を
回転力として取り出すことができるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に動力発生装置(原動機)として
は、古来より風力を利用した風車、水力を利用した水車
に始まり、蒸気機関等の外燃機関を発明し、やがてディ
ーゼルエンジンやガソリンエンジン等の内燃機関を発明
することにより現代文明が築かれてきた。
は、古来より風力を利用した風車、水力を利用した水車
に始まり、蒸気機関等の外燃機関を発明し、やがてディ
ーゼルエンジンやガソリンエンジン等の内燃機関を発明
することにより現代文明が築かれてきた。
【0003】しかしながら、外燃機関や内燃機関は木材
又は石炭、石油等の化石燃料からなるエネルギー源を大
量に消耗するからエネルギー源の枯渇を招来する惧れが
あるために、近時は、エネルギー源の保存が叫ばれるよ
うになり、また、排気ガス等がもたらす環境汚染等の問
題が厳しく追及されている。
又は石炭、石油等の化石燃料からなるエネルギー源を大
量に消耗するからエネルギー源の枯渇を招来する惧れが
あるために、近時は、エネルギー源の保存が叫ばれるよ
うになり、また、排気ガス等がもたらす環境汚染等の問
題が厳しく追及されている。
【0004】したがって、このような問題を提起する惧
れの少ない水車は勿論のこと風車が発電に用いられる一
方、太陽熱や地熱発電のさらなる開発がなされている。
れの少ない水車は勿論のこと風車が発電に用いられる一
方、太陽熱や地熱発電のさらなる開発がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
浮力を利用した原動機は提供されていない。すなわち、
浮力は、流体内の物体が流体圧力を全表面に受けて全て
の圧力の合力が鉛直上向きになることによりもたらされ
る力である。したがって、例えば、水又は海水等の流体
中において空気を収納した袋体が水面上に上昇できるの
も浮力があるためであり、これを利用した原動機を創製
することができるならば、エネルギー源の消費がなく、
原動機に関する新しい分野を開拓するものと言い得る。
浮力を利用した原動機は提供されていない。すなわち、
浮力は、流体内の物体が流体圧力を全表面に受けて全て
の圧力の合力が鉛直上向きになることによりもたらされ
る力である。したがって、例えば、水又は海水等の流体
中において空気を収納した袋体が水面上に上昇できるの
も浮力があるためであり、これを利用した原動機を創製
することができるならば、エネルギー源の消費がなく、
原動機に関する新しい分野を開拓するものと言い得る。
【0006】しかして、このような原動機が実用化され
ていない現状に鑑みれば、浮力を生じさせる原動機、す
なわち、流体中の袋体に空気を収納させるためにはポン
プのような器具が必要となり、ポンプを使用するのであ
れば、結局、そのポンプを駆動すべき人力又は原動機が
必要となるために、浮力原動機はエネルギーの無駄が生
じて経済性等の理由で到底成立できないものとなる。
ていない現状に鑑みれば、浮力を生じさせる原動機、す
なわち、流体中の袋体に空気を収納させるためにはポン
プのような器具が必要となり、ポンプを使用するのであ
れば、結局、そのポンプを駆動すべき人力又は原動機が
必要となるために、浮力原動機はエネルギーの無駄が生
じて経済性等の理由で到底成立できないものとなる。
【0007】しかしながら、例えば浮力を利用してポン
プを駆動する手段を併設すれば、浮力を利用した原動機
もあながち成立できないものではないと言える。
プを駆動する手段を併設すれば、浮力を利用した原動機
もあながち成立できないものではないと言える。
【0008】そこで、この発明は、浮力を利用して気体
を供給する手段を併有することにより、浮力を回転力と
して取り出すことを目的としてなされた。
を供給する手段を併有することにより、浮力を回転力と
して取り出すことを目的としてなされた。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる浮力利
用動力発生方法は、流体中に一部が埋没されて回転可能
な無端ベルトに所定間隔で袋体を固定し、流体中の該袋
体に気体を供給して生じる浮力にて無端ベルトを上昇さ
せる一方、流体外において該袋体を押圧し収縮させて無
端ベルトを下降させ、かつ、押圧した該袋体内の気体を
流体中で上昇する他の袋体に供給することにより、無端
ベルトを連続回転させることを特徴とする。
用動力発生方法は、流体中に一部が埋没されて回転可能
な無端ベルトに所定間隔で袋体を固定し、流体中の該袋
体に気体を供給して生じる浮力にて無端ベルトを上昇さ
せる一方、流体外において該袋体を押圧し収縮させて無
端ベルトを下降させ、かつ、押圧した該袋体内の気体を
流体中で上昇する他の袋体に供給することにより、無端
ベルトを連続回転させることを特徴とする。
【0010】また、この発明にかかる浮力利用動力発生
装置は、流体を収納可能なタンクの内外にそれぞれロー
ラーを回転自在に配設し、該ローラー間に無端ベルトを
捲回し、該無端ベルトに所定間隔で弾性体からなる袋体
を載置固定し、該袋体間を対で連通可能に連結する連通
管を配設し、タンク外で前記袋体を押圧して収縮させる
押圧ローラー及びタンク内で収縮している袋体が摺接可
能なガイド体をそれぞれ配設してなることを特徴とす
る。
装置は、流体を収納可能なタンクの内外にそれぞれロー
ラーを回転自在に配設し、該ローラー間に無端ベルトを
捲回し、該無端ベルトに所定間隔で弾性体からなる袋体
を載置固定し、該袋体間を対で連通可能に連結する連通
管を配設し、タンク外で前記袋体を押圧して収縮させる
押圧ローラー及びタンク内で収縮している袋体が摺接可
能なガイド体をそれぞれ配設してなることを特徴とす
る。
【0011】さらに、この発明にかかる浮力利用動力発
生装置の他の態様として、流体を収納可能なタンクの内
外にそれぞれローラーを回転自在に配設し、該ローラー
間に無端ベルトを捲回し、該無端ベルトに所定間隔で弾
性体からなる袋体を載置固定し、該袋体間を対で連通可
能に連結する連通管を配設し、タンク外で前記袋体を押
圧して収縮させる押圧ローラー及びタンク内で収縮して
いる袋体が摺接可能なガイド体をそれぞれ配設し、か
つ、前記タンク内のローラーのシャフトを延伸して該シ
ャフトと連動する出力車及びフライホイールを配設して
なることを特徴とする。
生装置の他の態様として、流体を収納可能なタンクの内
外にそれぞれローラーを回転自在に配設し、該ローラー
間に無端ベルトを捲回し、該無端ベルトに所定間隔で弾
性体からなる袋体を載置固定し、該袋体間を対で連通可
能に連結する連通管を配設し、タンク外で前記袋体を押
圧して収縮させる押圧ローラー及びタンク内で収縮して
いる袋体が摺接可能なガイド体をそれぞれ配設し、か
つ、前記タンク内のローラーのシャフトを延伸して該シ
ャフトと連動する出力車及びフライホイールを配設して
なることを特徴とする。
【0012】
【作用】流体中の袋体に気体を供給するとその浮力で無
端ベルトが上昇し、その袋体が流体外に移動すると押圧
し収縮されて流体中に没して無端ベルトが下降し、か
つ、押圧された袋体内の気体が流体中で上昇する他の袋
体に供給されることにより、無端ベルトは連続回転す
る。
端ベルトが上昇し、その袋体が流体外に移動すると押圧
し収縮されて流体中に没して無端ベルトが下降し、か
つ、押圧された袋体内の気体が流体中で上昇する他の袋
体に供給されることにより、無端ベルトは連続回転す
る。
【0013】
【実施例】以下この発明を図示の一実施例に基づき説明
する。図1,2に示すように、所定高さのタンク1内に
ローラー2を回転自在に配設し、そのシャフト3をタン
ク1の外部に延伸し、シャフト3の端部にプーリー4を
軸着するとともに、タンク1の上部に一対のローラー
5,5をタンク1の上部端に連結した支持台6に並列し
てそれぞれ回転自在にシャフト7,7に軸支し、これら
のローラー2,5,5に無端ベルト8を捲回する。
する。図1,2に示すように、所定高さのタンク1内に
ローラー2を回転自在に配設し、そのシャフト3をタン
ク1の外部に延伸し、シャフト3の端部にプーリー4を
軸着するとともに、タンク1の上部に一対のローラー
5,5をタンク1の上部端に連結した支持台6に並列し
てそれぞれ回転自在にシャフト7,7に軸支し、これら
のローラー2,5,5に無端ベルト8を捲回する。
【0014】無端ベルト8にはゴム等の弾性体からなる
袋体9が例えば4個にてそれぞれ等間隔で固定されてい
る。そして、これらの袋体9間には連通管10が連結さ
れる。連通管10と袋体9の連結状態は、図3に示すよ
うに、袋体9aと袋体9cとが連通管10aで、袋体9
bと袋体9dとが連通管10bで、それぞれ互いに連通
することができるように結ばれている。連通管10はホ
ース等の可撓性のあるものからなり、無端ベルト8に沿
って固定されている。連通管10と袋体9との間には、
例えば、図3中の袋体9aを収縮させて内部の空気を他
の袋体8cに供給することができるように、逆止弁11
(11a〜11d)がそれぞれ配設されている。
袋体9が例えば4個にてそれぞれ等間隔で固定されてい
る。そして、これらの袋体9間には連通管10が連結さ
れる。連通管10と袋体9の連結状態は、図3に示すよ
うに、袋体9aと袋体9cとが連通管10aで、袋体9
bと袋体9dとが連通管10bで、それぞれ互いに連通
することができるように結ばれている。連通管10はホ
ース等の可撓性のあるものからなり、無端ベルト8に沿
って固定されている。連通管10と袋体9との間には、
例えば、図3中の袋体9aを収縮させて内部の空気を他
の袋体8cに供給することができるように、逆止弁11
(11a〜11d)がそれぞれ配設されている。
【0015】ローラー5,5の上方に、無端ベルト8に
摺接して回転可能な一対の押圧ローラー12をアーム1
3に回転自在に軸支し、そのアーム13を支持台6に揺
動自在に支持する。そしてアーム13の軸14にはコイ
ルばね等の弾機15を弾装して押圧ローラー12が無端
ベルト8に圧接するように付勢する。押圧ローラー12
に対して無端ベルト8の下部に当板6aを支持台6に懸
架固定される。当板6aの上面には無端ベルト8 が摺
接して抵抗を生じない加工、例えばテフロン樹脂等の減
摩加工がなされる。
摺接して回転可能な一対の押圧ローラー12をアーム1
3に回転自在に軸支し、そのアーム13を支持台6に揺
動自在に支持する。そしてアーム13の軸14にはコイ
ルばね等の弾機15を弾装して押圧ローラー12が無端
ベルト8に圧接するように付勢する。押圧ローラー12
に対して無端ベルト8の下部に当板6aを支持台6に懸
架固定される。当板6aの上面には無端ベルト8 が摺
接して抵抗を生じない加工、例えばテフロン樹脂等の減
摩加工がなされる。
【0016】また、タンク1内において、タンク1の上
下方向へ無端ベルト8と一定の間隔を有して平行にガイ
ド体16が適宜の支持体17にて固定される。このガイ
ド体16は押圧ローラー12で押圧され収縮した袋体9
が、このガイド体16と無端ベルト8との間に挟まれて
その収縮状態が保持できるるように配置している。した
がって、その収縮状態を保持する程度で大きな抵抗を生
じることがないような構造及び材質が望ましい。したが
って、ガイド体16には、袋体9が摺接面にテフロン樹
脂等の減摩加工がなされる。
下方向へ無端ベルト8と一定の間隔を有して平行にガイ
ド体16が適宜の支持体17にて固定される。このガイ
ド体16は押圧ローラー12で押圧され収縮した袋体9
が、このガイド体16と無端ベルト8との間に挟まれて
その収縮状態が保持できるるように配置している。した
がって、その収縮状態を保持する程度で大きな抵抗を生
じることがないような構造及び材質が望ましい。したが
って、ガイド体16には、袋体9が摺接面にテフロン樹
脂等の減摩加工がなされる。
【0017】このような構成の無端ベルト8を、図2に
示すように、タンク1内に少なくとも一対等の複数基配
設し、共有するシャフト3に軸着したプーリー4から回
転力を取り出す。この場合、ガイド体16は個々に設け
てもよいが一体形成してもよい。そこで、図2に示すよ
うに、プーリー4に対応してプーリーベルト18を捲回
する径小のプーリー19をタンク1に隣接して立設した
基台20に回転自在に配置し、このプーリー19のシャ
フト21に同軸で径大のプーリー22を軸着し、このプ
ーリー22と対応してプーリーベルト23を捲回する径
小のプーリー24を基台20に回転自在に配置し、プー
リー24のシャフト25には出力プーリー26とフライ
ホイール27が軸着される。フライホイール27にはハ
ンドル28が取り付けられている。
示すように、タンク1内に少なくとも一対等の複数基配
設し、共有するシャフト3に軸着したプーリー4から回
転力を取り出す。この場合、ガイド体16は個々に設け
てもよいが一体形成してもよい。そこで、図2に示すよ
うに、プーリー4に対応してプーリーベルト18を捲回
する径小のプーリー19をタンク1に隣接して立設した
基台20に回転自在に配置し、このプーリー19のシャ
フト21に同軸で径大のプーリー22を軸着し、このプ
ーリー22と対応してプーリーベルト23を捲回する径
小のプーリー24を基台20に回転自在に配置し、プー
リー24のシャフト25には出力プーリー26とフライ
ホイール27が軸着される。フライホイール27にはハ
ンドル28が取り付けられている。
【0018】次に、上記実施例の作用を説明する。上記
浮力利用動力発生装置を始動させる際は、タンク1内に
水を注入することなく、図1において、無端ベルト8を
時計回りに回転させるため、連通管10で結ばれて対に
なっている袋体9の一方(図3中の袋体9b,9c)に
それぞれ所定量の空気を注入して膨張させておく。つい
でタンク1内に水等の流体27を注入し、ハンドル28
を回転させて無端ベルト8を時計回りに強制回転させて
始動させる。
浮力利用動力発生装置を始動させる際は、タンク1内に
水を注入することなく、図1において、無端ベルト8を
時計回りに回転させるため、連通管10で結ばれて対に
なっている袋体9の一方(図3中の袋体9b,9c)に
それぞれ所定量の空気を注入して膨張させておく。つい
でタンク1内に水等の流体27を注入し、ハンドル28
を回転させて無端ベルト8を時計回りに強制回転させて
始動させる。
【0019】無端ベルト8の始動により、押圧ローラー
12に最も接近している一つの袋体9がローラー5と押
圧ローラー12間に進入して圧し潰され、ガイド体16
を摺接して下降し始めると、内部の空気は連通管10で
結ばれた対となる袋体9に逆止弁11を介し、ローラー
2付近において供給されてポンプ作用を果し、その袋体
9がローラー2付近で上昇側になり、タンク1内で膨張
することにより浮力を生じる結果、無端ベルト8は時計
回りに自動回転を始めるというものである。
12に最も接近している一つの袋体9がローラー5と押
圧ローラー12間に進入して圧し潰され、ガイド体16
を摺接して下降し始めると、内部の空気は連通管10で
結ばれた対となる袋体9に逆止弁11を介し、ローラー
2付近において供給されてポンプ作用を果し、その袋体
9がローラー2付近で上昇側になり、タンク1内で膨張
することにより浮力を生じる結果、無端ベルト8は時計
回りに自動回転を始めるというものである。
【0020】すなわち、図3において、タンク1外部に
て押圧ローラー12で袋体9aが圧し潰されると、その
内部の空気は逆止弁11bで閉じられると共に、連通管
10aを介し逆止弁11aが開いて袋体9cに圧入され
る。このとき、袋体9cはタンク1内でローラー2の付
近に移動して上昇側になろうとしてる。したがって、無
端ベルト8は袋体9b,9cの浮力で時計回りに回転し
始める。
て押圧ローラー12で袋体9aが圧し潰されると、その
内部の空気は逆止弁11bで閉じられると共に、連通管
10aを介し逆止弁11aが開いて袋体9cに圧入され
る。このとき、袋体9cはタンク1内でローラー2の付
近に移動して上昇側になろうとしてる。したがって、無
端ベルト8は袋体9b,9cの浮力で時計回りに回転し
始める。
【0021】ついで、図4に示すように、後続する袋体
9bが押圧ローラー12で圧し潰されると、その内部の
空気は逆止弁11dで閉じられる共に、連通管10cを
介し逆止弁11cが開いて袋体9dに圧入される。この
とき、袋体9dはタンク1内でローラー2の付近に移動
して上昇側になろうとしている。したがって、無端ベル
ト8は袋体9c,9dの浮力で時計回りの回転を継続す
る。
9bが押圧ローラー12で圧し潰されると、その内部の
空気は逆止弁11dで閉じられる共に、連通管10cを
介し逆止弁11cが開いて袋体9dに圧入される。この
とき、袋体9dはタンク1内でローラー2の付近に移動
して上昇側になろうとしている。したがって、無端ベル
ト8は袋体9c,9dの浮力で時計回りの回転を継続す
る。
【0022】さらに、図5に示すように、後続する袋体
9cが押圧ローラー12で圧し潰されると、その内部の
空気は逆止弁11aで閉じられると共に、連通管10b
を介し逆止弁11bが開いて袋体9aに圧入される。こ
のとき、袋体9aはタンク1内でローラー2の付近に移
動して上昇側になろうとしている。したがって、無端ベ
ルト8は連続して時計回りの回転を継続する。
9cが押圧ローラー12で圧し潰されると、その内部の
空気は逆止弁11aで閉じられると共に、連通管10b
を介し逆止弁11bが開いて袋体9aに圧入される。こ
のとき、袋体9aはタンク1内でローラー2の付近に移
動して上昇側になろうとしている。したがって、無端ベ
ルト8は連続して時計回りの回転を継続する。
【0023】また、図6に示すように、後続する袋体9
dが押圧ローラー12で圧し潰されると、その内部の空
気は逆止弁11cで閉じられると共に、連通管10aを
介し逆止弁11dが開いて袋体9bに圧入される。この
とき、袋体9bはタンク1内でローラー2の付近に移動
して上昇側になろうとしている。したがって、無端ベル
ト8は連続して時計回りの回転を継続する。
dが押圧ローラー12で圧し潰されると、その内部の空
気は逆止弁11cで閉じられると共に、連通管10aを
介し逆止弁11dが開いて袋体9bに圧入される。この
とき、袋体9bはタンク1内でローラー2の付近に移動
して上昇側になろうとしている。したがって、無端ベル
ト8は連続して時計回りの回転を継続する。
【0024】なお、押圧ローラー12で圧し潰された下
降側の袋体9は無端ベルト8とガイド体16に挟まれて
膨張できない状態にあるから、たとえ、空気が漏れ込ん
でも浮力を生じる程に膨満することはない。
降側の袋体9は無端ベルト8とガイド体16に挟まれて
膨張できない状態にあるから、たとえ、空気が漏れ込ん
でも浮力を生じる程に膨満することはない。
【0025】このように袋体9a〜9dが押圧ローラー
12で順次圧し潰された段階では、フライホイール27
に慣性力がつき、無端ベルト8,8は自動的に回転を始
めるから、ハンドル28の回転操作を停止する。
12で順次圧し潰された段階では、フライホイール27
に慣性力がつき、無端ベルト8,8は自動的に回転を始
めるから、ハンドル28の回転操作を停止する。
【0026】かくして、無端ベルト8,8の回転はロー
ラー2,2を介してシャフト3、プーリー4、プーリー
ベルト18、プーリー19、シャフト21、プーリー2
2、プーリーベルト23、プーリー24、シャフト25
を経て出力プーリー26から回転力として取り出すこと
ができる。
ラー2,2を介してシャフト3、プーリー4、プーリー
ベルト18、プーリー19、シャフト21、プーリー2
2、プーリーベルト23、プーリー24、シャフト25
を経て出力プーリー26から回転力として取り出すこと
ができる。
【0027】なお、図1に示すガイド体16は必ずしも
設けなくともよい場合が有り得る。すなわち、袋体9を
ゴム風船状のものとすれば、例えば図3において、ガイ
ド体16がなくとも、袋体9dが膨張している袋体9b
によって均等に膨張することはない現象が実証されてい
る。また、図2に示す一対の無端ベルト8,8の袋体9
の配置は同じ位置(等高)にあってもよいが、高さを異
にした交互の配置にしてもよい。そして、無端ベルト8
の材質はなるべく軽量で防水性材からなることが望まし
い。また、プーリー4と19,22と24はそれぞれ噛
合する歯車に置換してプーリーベルト18,23を省略
してもよく、加えて、これらの回転による摩擦抵抗を極
力少なくすることが望ましい。
設けなくともよい場合が有り得る。すなわち、袋体9を
ゴム風船状のものとすれば、例えば図3において、ガイ
ド体16がなくとも、袋体9dが膨張している袋体9b
によって均等に膨張することはない現象が実証されてい
る。また、図2に示す一対の無端ベルト8,8の袋体9
の配置は同じ位置(等高)にあってもよいが、高さを異
にした交互の配置にしてもよい。そして、無端ベルト8
の材質はなるべく軽量で防水性材からなることが望まし
い。また、プーリー4と19,22と24はそれぞれ噛
合する歯車に置換してプーリーベルト18,23を省略
してもよく、加えて、これらの回転による摩擦抵抗を極
力少なくすることが望ましい。
【0028】さらに、無端ベルト8に設ける袋体9の個
数は4個に限定するものではなく、可能な限り多くの個
数にすれば出力が増す。そして、袋体9の材質は天然又
は合成ゴム、合成樹脂、前記ゴムと布等のその他の材質
との組み合わせ等、弾性を有する気密室を形成できるも
のであれば、材質の如何を問わない。
数は4個に限定するものではなく、可能な限り多くの個
数にすれば出力が増す。そして、袋体9の材質は天然又
は合成ゴム、合成樹脂、前記ゴムと布等のその他の材質
との組み合わせ等、弾性を有する気密室を形成できるも
のであれば、材質の如何を問わない。
【0029】加えて、袋体9内には空気を収納したが、
空気以外の気体、すなわちタンク1内に収納された水よ
りも比重の小さい気体であればどのようなものでもよ
い。さらに、タンク1内に収納する水に代えて他の液体
又は流体を用いてもよい。
空気以外の気体、すなわちタンク1内に収納された水よ
りも比重の小さい気体であればどのようなものでもよ
い。さらに、タンク1内に収納する水に代えて他の液体
又は流体を用いてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、浮力を
用いてポンプ作用を形成せしめ、そのポンプでさらなる
浮力を生じさせることにより、回転する力を連続して取
り出せる浮力利用動力発生及びその装置であるので、燃
料等のエネルギー源を消費することなく、したがって、
クリーンで環境汚染等の問題を提起することもなく、一
定の水量を確保さえすれば永久的に動力を取り出せるた
め、従来にない新たな原動機として発電その他に利用で
きる。
用いてポンプ作用を形成せしめ、そのポンプでさらなる
浮力を生じさせることにより、回転する力を連続して取
り出せる浮力利用動力発生及びその装置であるので、燃
料等のエネルギー源を消費することなく、したがって、
クリーンで環境汚染等の問題を提起することもなく、一
定の水量を確保さえすれば永久的に動力を取り出せるた
め、従来にない新たな原動機として発電その他に利用で
きる。
【図1】この発明の一実施例を示す断面正面図
【図2】図1の断面側面図
【図3】作用説明図
【図4】作用説明図
【図5】作用説明図
【図6】作用説明図
1…タンク 2,5…ローラー 4,19,22,24…プーリー 8…無端ベルト 9…袋体 10…連通管 11…逆止弁 12…押圧ローラー 13…アーム 15…弾機 16…ガイド体 18,23…プーリーベルト 26…出力プーリー 27…フライホイール 28…ハンドル
Claims (3)
- 【請求項1】 流体中に一部が埋没されて回転可能な無
端ベルトに所定間隔で袋体を固定し、流体中の該袋体に
気体を供給して生じる浮力にて無端ベルトを上昇させる
一方、流体外において該袋体を押圧し収縮させて無端ベ
ルトを下降させ、かつ、押圧した該袋体内の気体を流体
中で上昇する他の袋体に供給することにより、無端ベル
トを連続回転させることを特徴とする浮力利用動力発生
方法。 - 【請求項2】 流体を収納可能なタンクの内外にそれぞ
れローラーを回転自在に配設し、該ローラー間に無端ベ
ルトを捲回し、該無端ベルトに所定間隔で弾性体からな
る袋体を載置固定し、該袋体間を対で連通可能に連結す
る連通管を配設し、タンク外で前記袋体を押圧して収縮
させる押圧ローラー及びタンク内で収縮している袋体が
摺接可能なガイド体をそれぞれ配設してなることを特徴
とする浮力利用動力発生装置。 - 【請求項3】 流体を収納可能なタンクの内外にそれぞ
れローラーを回転自在に配設し、該ローラー間に無端ベ
ルトを捲回し、該無端ベルトに所定間隔で弾性体からな
る袋体を載置固定し、該袋体間を対で連通可能に連結す
る連通管を配設し、タンク外で前記袋体を押圧して収縮
させる押圧ローラー及びタンク内で収縮している袋体が
摺接可能なガイド体をそれぞれ配設し、かつ、前記タン
ク内のローラーのシャフトを延伸して該シャフトと連動
する出力車及びフライホイールを配設してなることを特
徴とする浮力利用動力発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6134771A JPH084645A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 浮力利用動力発生方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6134771A JPH084645A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 浮力利用動力発生方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084645A true JPH084645A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15136185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6134771A Pending JPH084645A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 浮力利用動力発生方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084645A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2161572A1 (es) * | 1998-03-20 | 2001-12-01 | Cubas Perez Sergio | Maquina transformadora de movimiento. |
GB2464547A (en) * | 2008-10-22 | 2010-04-28 | Peter Joseph Crowley | Water filled bags on unbalanced belt intended to produce power |
JP2013234612A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Yoshiaki Tsunoda | 浮力式回転装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5964917A (ja) * | 1982-10-05 | 1984-04-13 | Nec Corp | 2値化方式 |
JPS61108878A (ja) * | 1984-11-01 | 1986-05-27 | Shigeru Ueki | 動力装置のレ−ル |
JPH01113578A (ja) * | 1987-10-26 | 1989-05-02 | Shiro Kaneshiro | 浮力利用水車装置 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP6134771A patent/JPH084645A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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