JPH084554Y2 - 窓障子用控え装置 - Google Patents

窓障子用控え装置

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JPH084554Y2
JPH084554Y2 JP7509693U JP7509693U JPH084554Y2 JP H084554 Y2 JPH084554 Y2 JP H084554Y2 JP 7509693 U JP7509693 U JP 7509693U JP 7509693 U JP7509693 U JP 7509693U JP H084554 Y2 JPH084554 Y2 JP H084554Y2
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好一 中西
保 中澤
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株式会社中西エンジニアリング
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は上下動しながら回転する
すベり出し式窓に使用される窓障子用控え装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来窓障子が上下動しながら横軸まわり
に回転するすベり出し式窓において、その窓障子の控え
装置として、図8に示すように窓障子(1)の両側面の
上端に固着されたヒンジア−ム(2)の延出部(3)を
上下方向に移動可能な駆動杆(4)に横方向の枢軸
(5)で枢着し、支持ア−ム(6)の一端をヒンジア−
ム(2)の固着部(7)に横方向の枢軸(8)で枢着
し、他端を窓の縦枠(9)に固着された取付座(10)に連
結手段で枢着し、この連結手段として、拡大円孔(11)と
これに連通する細幅の直線孔(12)を有する連結孔(13)が
取付座(10)に穿設され、両側面(14)が平らで両外周端面
(15)が円弧の細長の断面形状に形成されて連結孔(13)に
嵌合する連結ピン(16)が支持ア−ム(6)に横方向起立
されている。窓障子(1)が閉じられているときには、
連結ピン(16)はその側面(14)が連結孔(13)の直線孔(12)
に嵌合して支持ア−ム(6)の回転を阻止し、窓障子
(1)をロックする。この状態にて駆動杆(4)が下降
すると、支持ア−ム(6)も窓障子(1)を介して下降
する。その結果連結ピン(16)はその側面(14)が直線孔(1
2)に案内されて、拡大円孔(11)に達し、円弧状の両外周
端面(15)が拡大円孔(11)の内周面に沿って、回転可能に
なり、窓障子が開閉される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の窓障子
(1)の控え装置では、連結孔(13)と連結ピン(16)によ
る連結手段が、ヒンジア−ム(2)と駆動杆(4)との
枢着点(5)から遠く離れた支持ア−ム(6)と取付座
(10)との枢着点に適用されているので、この連結手段が
有するわずかのがたでも窓障子(1)の上端のがたに大
きな影響を及ぼし、その上端のがたが大きくなったり、
その上端のロックや引き寄せが十分になされない恐れが
ある。
【0004】本考案は窓障子の上端のがたつきを押え
て、その部分のロックや引き寄せが十分になされる窓障
子用の控え装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、拡大円孔とこれに連通する細幅の直線孔を
有する連結孔と、拡大円孔の内周面に沿って回転する両
外周端面と直線孔内に嵌合する平らな両側面で形成され
たほゞ長方形の横断面形状の連結ピンで構成された連結
手段を窓障子の側面に固着されるヒンジア−ムと該窓障
子を開放状態に支える支持ア−ムとの枢着点に適用して
いる。
【0006】
【実施例】図1と図2は、上下の2枚の窓障子(17),(1
8)をその右側面 (内側から見て)にて窓枠の右側縦枠
(内側から見て)(19)に取り付けた状態を示し、窓障子
(17),(18)は図1においては完全に開かれ、図2におい
ては完全に閉じられている。
【0007】窓障子(17),(18)を開閉する縦方向の一対
の駆動杆(20)は窓の相対する一対の縦枠(19)に上下動可
能に組み立てられ、ウオ−ム歯車機構(21)を介してハン
ドル(62)で上下動される。
【0008】上方の窓障子(17)はその両側の上端にヒン
ジア−ム(22)がその固着部(23)にて固着され、この固着
部(23)からの上方への延出部(24)が横方向の第1枢軸(2
5)で駆動杆(20)の上端に枢着されている。
【0009】支持ア−ム(26)は、その一端がヒンジア−
ム(22)の固着部(23)に連結手段で枢着され、他端が取付
座(27)に横方向の第2枢軸(28)で枢着され、取付座(27)
は窓の縦枠(19)に固着されている。
【0010】駆動杆(20)が最上昇位置に存するときには
(図2,図3)、窓障子(17)は完全に閉じられており、
駆動杆(20)が最上昇位置から下降すると、窓障子(17)は
ヒンジア−ム(22)と支持ア−ム(26)で枢軸(25)まわりに
開方向に回転しながら下降する。窓障子(17)が所定の最
大開き角度に達すると、ヒンジア−ム(22)と一体のスト
ッパ−(29)が支持ア−ム(26)に突き当って、窓障子(17)
をその角度にて停止させる(図3)。駆動杆(20)が下降
位置から逆に上昇すると、窓障子(17)はヒンジア−ム(2
2)と支持ア−ム(26)を介して枢軸(25)まわりに閉方向に
回転しながら上昇して閉位置に復帰する(図1,図
3)。
【0011】連結手段は、特に図5に示すように、拡大
円孔(30)とこの孔に連通する細幅な直線孔(31)で形成さ
れた連結孔(32)と、回転中心に対して対称的に配置され
て拡大円孔(30)の内周面に沿って回転する円弧状の両外
周端面(33)とこれらの両外周端面を平らな面で互いに細
幅の平行な関係に結んで直線孔(31)内に嵌合される一対
の側面(34)で形成されたほぼ長方形の横断面形状の連結
ピン(35)で構成されている。連結孔(32)はヒンジア−ム
(22)に穿設され、連結ピン(35)は支持ア−ム(26)に横方
向に起立され、連結孔(32)の直線孔(31)と連結ピン(35)
の両外周端面(33)を結ぶ中心線と、連結ピンの側面(34)
の各方向は、窓障子(17)が閉位置に存するときに、縦方
向の向きを取るように配置されている。
【0012】窓障子(17)が完全に閉じられているときに
は(図3)、連結ピン(35)はその側面(34)が連結孔(32)
の直線孔(31)に嵌合して、ヒンジア−ム(22)と支持ア−
ム(26)を相対的に回転できないようにロックしている。
この際、障子(17)を開こうとしても、ヒンジア−ム(22)
と支持ア−ム(26)は枢軸(25),(28)まわりに回転するこ
とができず、窓障子(17)は閉位置でロックされ、このロ
ック状態が保持される。この連結孔(32)と連結ピン(35)
による連結手段は、窓障子(17)に対するロック機能の他
に引寄せ機能をも果すことができるので、窓障子(17)が
ロックされた状態において気密手段が働くように窓障子
と窓枠との間にその気密手段の位置を定めれば、窓障子
(17)はロックされると同時に気密性も得られる。
【0013】窓障子(17)が開いているときには(図
3)、連結ピン(35)は、その外周端面(33)が拡大円孔(3
0)の内周面に沿って回転できるように、拡大円孔内に嵌
合して、本来の枢軸と同様の働きをする。
【0014】駆動杆(20)を、(図1)の窓障子(17)の開
状態において上昇させて窓障子(17)を閉じると、連結ピ
ン(35)はその外周端面(33)が連結孔(32)の拡大円孔(30)
の内周面に沿って回転する(図3)。窓障子(17)が閉位
置に達すると、連結ピン(35)の側面(34)が連結孔(32)の
直線孔(31)と1列に並ぶ。窓障子(17)は、完全に閉じら
れる際には、回転を伴わず上昇するのみであり、その結
果連結ピン(35)が拡大円孔(30)から直線孔(31)の方向に
相対的に移動し、連結ピンの側面(34)が直線孔(31)に案
内されてそこに嵌合する(図3)。これにより、窓障子
(17)の上端は前記のように自動的にロックされると共に
気密状態に保持される。
【0015】このロック状態において、駆動杆(20)を降
下させると、最初の行程においては窓障子(17)は回転せ
ず降下するのみであり、その間連結ピン(35)の側面(34)
が連結孔(32)の直線孔(31)に沿って移動し、直線孔(31)
からはずれて拡大円孔(30)に相対的に達する(図3)。
それと同時にヒンジア−ム(22)と支持ア−ム(26)間のロ
ックが自動的に解除され、窓障子(17)を開くことができ
る。
【0016】ヒンジア−ム(22)と支持ア−ム(26)との連
結手段につき、図5を参照しながらさらに詳細に説明す
る。
【0017】ヒンジア−ム(22)は、その固着部(23)から
延出部(24)までは、正面から見てほゞ同一幅の帯状板で
形成されている。固着部(23)は、窓障子(17)の側面と平
行になるように、縦方向に延び、この固着部(23)に連結
孔(32)が穿設されている。延出部(24)は固着部(23)の上
端から駆動杆(20)の方向に右斜め上方に延びて、駆動杆
(20)に枢軸(25)で枢着されている。
【0018】ヒンジア−ム(22)の固着部(23)は、その中
央部分がコ字状に折り曲げられて***壁(36)が形成され
ている。***壁(36)には前記連結孔(32)が穿設され、こ
の***壁(36)を窓障子(17)の縦框(37)と窓の縦枠(19)と
の隙間の中間に配置して(図6)、ヒンジア−ム(22)と
支持ア−ム(26)の連結ピン(35)による連結と、窓障子(1
7)の開閉を円滑にする。
【0019】連結孔(32)の拡大円孔(30)と直線孔(31)
は、ヒンジア−ム(22)の固着部(23)の***壁(36)の中心
線に沿うように縦方向に向けられていて、その連結孔(3
2)の位置決めや,加工,組立,取付け等が正確かつ容易
にできる。
【0020】***壁(36)はさらにその側辺に直角に折り
曲げられた前記ストッパ−(29)を有し、このストッパ−
(29)が支持ア−ム(26)の側辺に係合して、ヒンジア−ム
(22)と支持ア−ム(26)の開き角度を前記のように制限す
る。ヒンジア−ム(22)の固着部(23)の孔(38)は、ヒンジ
ア−ム(22)を窓障子(17)の縦框(37)に固着する取付ねじ
用に使用される。
【0021】延出部(24)は固着部(23)との間に一段の段
差が形成されるように折り曲げられていて、この先端が
枢軸(25)で駆動杆(20)に枢着されている。この段差も、
窓障子の縦框(37)と窓の縦枠(19)の間に控え具取付用の
隙間を提供する。
【0022】支持ア−ム(26)もヒンジア−ム(22)と同様
に、連結ピン(35)から枢軸(28)まで同一幅の帯状板で形
成されている。この支持ア−ム(26)において、連結ピン
(35)を支持する部分(39)は、ヒンジア−ム(22)の固着部
(23)に、窓障子(17)の閉状態にて、重なってその固着部
(23)と同様に駆動杆(20)と窓障子(17)の縦框(37)と平行
になるように縦方向に延びている。この連結ピン(35)の
支持部分(39)には、角孔(40)が穿設され、この角孔に連
結ピン(35)の角軸(41)を挿入して、その端部をかしめて
いる。連結ピン(35)の外周端面(33)を結ぶ中心線は、ヒ
ンジ支持部(39)の縦方向の中心線に沿うように縦方向に
向けられていて、前記連結孔(32)と同様に、連結ピン(3
5)の位置決めや,加工,組立,取付け等が正確かつ容易
にできる。
【0023】連結ピン(35)の支持部分(39)の端部から枢
軸(28)までの延出部(42)は、駆動杆(20)の方向に右斜め
下方に延び、その先端に一段の段差を形成するように折
り曲げ、その先端部分を取付座(27)に枢軸(28)で枢着す
る。この段差は前記ヒンジア−ム(22)の段差と同様に、
窓障子(17)の縦框(37)と窓の縦枠(19)との間に控え具取
付用の隙間を形成する。
【0024】枢軸(25)−枢軸(28)−連結ピン(35)−枢軸
(25)を結ぶ線分は、窓障子(17)の開閉いかんにかかわら
ず、常に三角形を形成し、連結ピン(35)が枢軸(25)と枢
軸(28)を結ぶ線分より窓障子(17)の開く方向に突き出た
位置を取っているので(図3)、駆動杆(20)の上下動に
従って、ヒンジア−ム(22)と支持ア−ム(26)を円滑に開
閉することができる。
【0025】上方の窓障子(17)の両側の下端も、第2ロ
ック手段で窓障子(17)が閉じられるとき自動的にロック
され、窓障子が開かれるときそのロックが自動的に解除
される。
【0026】第2ロック手段は、ロックピン(43)とロッ
クプレ−ト(44)で構成され、ロックピン(43)は障子(17)
の側面の縦框(37)に固着される取付座(45)に横方向に起
立され、ロックプレ−ト(44)は窓の縦枠(19)に固着され
る取付座(46)に横方向のピン(47)で枢着されている。
【0027】ロックプレ−ト(44)は、その下辺に開口し
て縦方向に延びる直線孔(48)を有し、この直線孔(48)
は、ロックプレ−ト(44)がロック位置に存するとき縦方
向に向き、逆にロック解除位置に存するときには斜めに
向いている。
【0028】図3において、障子(17)が完全に閉じられ
ていると、ロックピン(43)はロックプレ−ト(44)の直線
孔(48)に嵌合してロックプレ−ト(44)をその重力に抗し
て実線で示すロック位置に保持し、同時に取付座(45)の
ストッパ−(49)がロックプレ−ト(44)の下辺を支えてい
る。これにより、ロックピン(43)はロックプレ−ト(44)
でロックされ、その結果障子(17)の下端も上端と同時に
ロックされる。このロック手段も、前記障子(17)の上端
の連結孔(32)と連結ピン(35)による連結手段と同様に、
ロック機能の他に気密にするための引寄せ機能をも奏す
ることになる。
【0029】障子(17)が開いているときには、ロックプ
レ−ト(44)はその重力にてピン(47)のまわりに仮想線の
位置に回転して(図3)、その斜辺(50)が取付座(46)の
ストッパ−(51)に突き当って、その位置に保持される。
この場合、直線孔(48)は左斜め下方に向いており、また
直線孔(48)の右辺は左辺より長く形成されているので、
右辺の開口端は左辺の開口端を越えて下方に延びた位置
にて待機している。
【0030】障子(17)が、駆動杆(20)の上昇に従って、
閉じる方向に回転すると、ロックピン(43)はロックプレ
−ト(44)の直線孔(48)の右辺に当って、ロックプレ−ト
をピン(47)のまわりに反時計方向に回転させる。障子(1
7)がその閉位置に達すると、ロックプレ−ト(44)の直線
孔(48)は縦方向に向き、取付座(45)のストッパ−(49)が
ロックプレ−ト(44)の下辺の下方の位置に達する。障子
(17)は、その閉位置にては、駆動杆(20)が上昇しても、
回転せずに完全な閉位置まで引き上げられる。その結果
ロックピン(43)が直線孔(48)に沿って上昇して、この直
線孔内に嵌合する。このようにして、障子(17)の下端も
自動的にロックされる。この際、取付座(45)のストッパ
−(49)もロックプレ−ト(44)の下辺を支える。
【0031】障子(17)を開くために、駆動杆(20)を下降
させると、障子(17)は回転せずに降下して、ロックピン
(43)を直線孔(48)の右辺には係合しているが左辺からは
ずれた位置まで下降させる。次いで、障子(17)は開方向
に回転しながら、ロックピン(43)をロックプレ−ト(44)
から遠ざける。これにより、ロックピン(43)とロックプ
レ−ト(44)によるロックが自動的に解除される。
【0032】下方障子(18)のヒンジア−ム(22)と支持ア
−ム(26)と駆動杆(20)等で構成された控え装置と、その
ヒンジア−ム(22)と支持ア−ム(26)間の枢着点に適用さ
れる連結孔(32)と連結ピン(35)で構成された連結手段は
上方障子(17)に用いたものと同様に構成され、下方障子
(18)の上端も上方障子(17)と同様に自動的なロックとそ
の解除及び引き寄せき引き寄せ解除がなされる(図
3)。ただしヒンジア−ム(22)は駆動杆(20)の上端では
なく、その中間に枢軸(25)で枢着されている点が異る。
また下方障子(18)の下端のロック手段も上方障子(17)も
のとは次のように異る。
【0033】下方障子(18)の下端のロック手段は、図4
に示すように、ロックピン(52)と押圧面を有するロック
カム(53)で構成されている。ロックピン(52)は障子(18)
の両側面に固着される取付座(54)に横方向に起立され、
ロックカム(53)はクランクア−ム(55)に起立され、この
クランクア−ム(55)は、窓の一方の縦枠(19)から他方の
縦枠(図示略)までのびる回転伝動軸(56)まわりにこの
軸と一体に回転する。
【0036】この閉状態にて、ハンドル(62)でウオ−ム
歯車(58)の動作ア−ム(59)を枢軸(66)まわりに回転させ
ると、伝動杆(57)を介してクランクア−ム(55)も伝動軸
(56)と一体に反時計方向に回転し、このクランクア−ム
のロックカム(53)が取付座(54)のロックピン(52)から遠
ざかる(図4)。これにてロックピン(52)に対するロッ
クカム(53)のロックが自動的に解除される。その結果、
障子(18)は図1のように開くことができる。
【0034】クランクア−ム(55)は伝動杆(57)に、該伝
動杆はウオ−ム歯車(58)の動作ア−ム(59)に横方向のピ
ン(60),(61)で順次枢着され、ウオ−ム歯車(58)をハン
ドル(62)の軸と一体に回転するウオ−ム(図示略)に噛
み合わせている。クランクア−ム(55)と伝動杆(57)はさ
らに伝動杆(63)に共通のピン(60)で枢着され、伝動杆(6
3)を駆動杆(20)の下端にピン(64)で枢着している。ハン
ドル(62)を回転させると、ウオ−ムとウオ−ム歯車(58)
のウオ−ム歯車機構(21)から動作ア−ム(59)、伝動杆(5
7),(63)を介して駆動杆(20)が上下動して上下の障子(1
7),(18)を同時に開閉する。尚伝動軸(56)は障子(18)の
反対側に存するクランクア−ム(55)と伝動杆(63)と駆動
杆(20)を駆動するもので、共通の動作ア−ム(59)と伝動
杆(57)で回転される。
【0035】図2において、下方障子(18)は完全に閉じ
られていて、クランクア−ム(55)のロックカム(53)のロ
ック面が取付座(54)のロックピン(52)に噛み合って(図
4)、障子(18)の下端をロックすると共に気密性をもた
らすために引き寄せている。
【0036】この閉状態にて、ハンドル(62)でウオ−ム
歯車(58)の動作ア−ム(59)を枢軸(66)まわりに回転さ
せると、伝動杆(57)を介してクランクア−ム(55)も伝動
軸(56)と一体に反時計方向に回転し、このクランクア−
ムのロックカム(53)が取付座(54)のロックピン(52)から
遠ざかる(図3)。これにてロックピン(52)に対するロ
ックカム(53)のロックが自動的に解除される。その結
果、障子(18)は図1のように開くことができる。
【0037】障子(18)を図1の状態から閉じると、取付
座(54)のロックピン(52)が枢軸(25)まわりに反時計方向
に回転すると共に、クランクア−ム(55)のロックカム(5
3)が伝動軸(56)まわりに時計方向に回転する(図4)。
障子(18)が完全に閉じられる寸前に、ロックカム(53)の
押圧面がロックピン(52)に係合して該ピンを押しつける
(図4)。これにより、障子(18)の下端も自動的にロッ
クされると共に引き寄せられる。
【0038】
【考案の効果】本考案は上記のように、窓障子の側面の
上端に固着されるヒンジア−ム(22)と、該ヒンジア−ム
(22)に枢着されて上下動する駆動杆(20)と、ヒンジア−
ム(22)に枢着された一端と駆動杆(20)に枢着された他端
を有する支持ア−ム(26)を具備する窓障子用控え装置に
おいて、ヒンジア−ム(22)と支持ア−ム(26)の枢着点
を、拡大円孔(30)とこれに連通する細幅な直線孔(31)で
形成されてヒンジア−ム(22)に穿設された連結孔(32)
と、支持ア−ム(26)に起立されて拡大円孔(30)内にて回
転する一対の外周端面(33)とこれらの外周端面の両端を
結び直線孔(31)内に嵌合して相対的回転を阻止する一対
の側面(34)とで細長の横断面形状に形成された連結ピン
(35)で構成されているので、窓障子(17),(18)の両側上
端のロックや引き寄せが十分になされて、その部分のが
たつきを十分に防止することができると共に十分な気密
性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】窓障子を開いた状態を示す本考案の実施例の窓
の縦断側面図である。
【図2】窓障子を閉じた状態を示す図1に類似の窓の縦
断側面図である。
【図3】図1の上方障子の開閉状態を示す窓の部分的拡
大縦断側面図である。
【図4】図1の下方障子の開閉状態を示す窓の部分的拡
大縦断側面図である。
【図5】本考案のヒンジア−ムと支持ア−ムの分解斜視
図である。
【図6】図2のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図7】図2のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図8】窓を開いた状態を示す従来例の窓の縦断側面図
である。
【符号の説明】
1 窓障子 2 ヒンジア−ム 4 駆動杆 6
支持ア−ム 9 縦枠 10 取付座 13 連結
孔 16 連結ピン 17 上方窓障子 18下方窓障
子 19 縦枠 20 駆動杆 21 ウオ−ム歯車機
構 22 ヒンジア−ム 25 第1枢軸 26 支持
ア−ム 27 取付座 28 第2枢軸 32 連結孔 35 連結ピン 37 縦框 43 ロッ
クピン 44 ロックプレ−ト 45 取付座 46
取付座 47 ピン 48 直線孔 52 ロックピン
53 ロックカム 54 取付座 55 クランクア
−ム 56 回転伝動軸 57 伝動杆 58 ウオ−
ム歯車 59 動作ア−ム 62 ハンドル 63
伝動杆

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓の縦枠に組込まれてその縦方向に沿っ
    て上下動する縦長の駆動杆と、窓障子の縦框の上端に固
    着されかつその上方の延出部が上記駆動杆に第1枢軸で
    枢着されるヒンジア−ムと、窓の縦枠に上記ヒンジア−
    ムの下方位置にて固着される取付座と、該取付座に第2
    枢軸で枢着される一端と上記ヒンジア−ムに連結手段で
    枢着される他端を有する支持ア−ムを具備し、上記駆動
    杆の上下動に従って窓障子を上下させながら該窓障子の
    第1枢軸を回転中心として開閉させるものであって、上
    記連結手段は上記ヒンジア−ムに穿設された拡大円孔と
    該拡大円孔に連通する細幅な直線孔で形成された連結孔
    と、上記支持ア−ムの他端に起立されて回転中心に対す
    る対称位置に存して上記拡大円孔の内周面に沿って回転
    する一対の外周端面とこれらの外周端面を互いに細幅の
    平行な関係に結び上記直線孔に嵌合してヒンジア−ムと
    支持ア−ムの相対的回転を阻止する一対の平らな側面で
    細長に形成された横断面形状の連結ピンで構成され、上
    記連結孔の直線孔と連結ピンの外周端面を結ぶ中心線と
    連結ピンの側面の各方向が窓障子の閉状態において上記
    駆動杆と平行な縦方向に向けられ、拡大円孔に対する連
    結ピンの外周端面の回転にて窓障子を開閉させ、上記直
    線孔に対する連結ピンの側面の嵌合にて窓障子をその閉
    位置にてロックする窓障子用の控え装置。
  2. 【請求項2】 前記連結孔と連結ピンとの連結手段によ
    るヒンジア−ムと支持ア−ムの連結部分は窓障子の閉状
    態において上記駆動杆と平行な縦方向に延び、連結孔の
    直線孔と連結ピンの外周端面を結ぶ中心線と連結ピンの
    側面の各方向は上記ヒンジア−ムと支持ア−ムの連結部
    分と同様に窓障子の閉状態において上記駆動杆と平行な
    縦方向に向けられてなる請求項1に記載の窓障子用控え
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒンジア−ムは窓障子の縦框に固着
    される固着部が縦方向に延び、この固着部に前記連結孔
    がその直線孔を縦方向に向けた状態にて穿設され、さら
    にこの固着部に連なる延出部が駆動杆方向に斜めに延び
    て前記第1枢軸で駆動杆に枢着され、前記支持ア−ムは
    窓障子の閉状態にてヒンジア−ムの固着部に重なる連結
    ピン支持部も縦方向に延び、この連結ピンがその平らな
    両側面を縦方向に向けた状態にて突設されて連結孔の直
    線孔に嵌合する関係にあり、さらにこの連結ピン支持部
    分に連なる延出部が駆動杆方向に斜めに延びて前記第2
    枢軸で前記取付座に枢着されてなる請求項1または2の
    いずれかに記載の窓障子用控え装置。
  4. 【請求項4】 前記連結ピンの外周端面は上記拡大円孔
    の内周面とほぼ同じ曲率半径の円弧に形成された請求項
    1から3までのいずれかに記載の窓障子用控え装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動杆はウオ−ム歯車機構を介して
    手動ハンドルで上下動される請求項1から4までのいず
    れかに記載の窓障子用控え具。
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