JPH084529B2 - 左右に巻き方向を変えるパーマネント用リングコーム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パーマネントがけ時に
使用する、左右に巻き方向を変えるパーマネント用リン
グコームに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、パーマネントをかける時に使用さ
れている従来のリングコームは、図６に示されるよう
な、先細となっている柄からなるリングコームが用いら
れている、該リングコームを使用の場合、柄先で髪毛を
取りだしコームですいて、左手で小片ペーパーと髪をお
さえ、人差し指と親指でロッドに髪を固定させて、ロッ
ドに平行に密着させながら巻き込んでワイディングして
いた。しかし、従来のリングコームによるワイディング
では、全部が独立したカールであり、つながったウェー
ブは求められず髪毛の重なり工合や、毛根の位置の差に
より根元部に於けるカールの不揃いを生じ、また同じ方
向にしかロッドに巻き込めないため、ウエーブの揃った
パーマネントをかけることができないという欠点があっ
た。

【０００３】この改善策として、左右にウェーブを変え
るには、手により髪毛を巻いてカールしピンで止めてウ
ェーブを整えるへアーセットを、その都度たびたびしな
ければならないという煩雑さがあった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来のリングコームではウェーブの揃ったパーマ
ネントがかけられない点である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、ウェーブの揃
ったパーマネントをかけるため、左右に巻き方向を変え
てロッドに髪毛を巻き込める方法として、コームによっ
て方向を自由に変えることにより解決して、目的を実現
した。従来の、コームに於ける櫛歯の垂直な方向に対
し、本発明の櫛歯は途中より極端な傾斜をし、上下が反
対方向の両歯とすることを主要な特徴とする。

【０００６】

【作 用】本発明を、パーマネントがけに使用する使用
法は、従来のリングコームと同じで、柄先で髪毛を取り
だし、左巻きにする場合は、使用例の如く櫛歯が右上に
傾斜した方の櫛歯で、下から髪毛をすくい取ってロッド
に巻き込むと、左巻きのカールができる。また左上に傾
斜歯にて同じ作業をすると右巻きのカールができるもの
で、自由にカールの向きを変えることが、上下の櫛歯の
使い分けで簡単に可能となる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の実施例に基づいて説明する。 実施例１ 先細の柄（３）となるコーム中央軸（２）を中心に垂直
な先部から途中より屈曲傾斜し、拡巾した形の櫛歯
（１），（１）’を、上下に設けた両歯形のコームに形
成する。本実施例により、コームを廻し櫛歯の向きを変
えることにより、歯の傾斜が常に左右、反対となり、髪
毛の巻き方向を変えることになる。

【０００８】実施例２ 実施例１における、屈曲傾斜し、拡巾した櫛歯（１），
（１）’を、屈曲部より横に、よじった形の櫛歯
（４），（４）’により形成したコームでもよい。本実
施例によれば、巻き方向の変換がスムーズになる。

【０００９】実施例３ 先細で基部になるに従って巾広となる櫛歯（５），
（５）’をコーム中央軸（２）を中心に上下両面に垂直
に斜向列設、上下相反する方向になるよう形成したコー
ム。

【００１０】

【発明の効果】本発明によって、従来のコームで髪毛を
すくってロッドに巻き込でパーマネントがけをする場
合、カールの不揃いが生じ、ウェーブの揃ったパーマネ
ントをかけることができなかったものが、髪毛の巻き方
向を変えることが簡単にできることにより、ウェーブの
揃ったパーマネントをかけることが容易になる。またウ
ェーブを整えるヘアーセットも容易になる効果もある。
尚、左巻用、右巻用と分割したコーム又は、図７の左右
兼用持替へコームや、図８．９のような通常のリングコ
ームと組合せた左巻き用、右巻き用リングコームとする
ことにより、軽量、簡易化や、髪毛を整えながらの作業
に便利で能率的な業務用リングコームとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す側面斜視図である。

【図２】本発明の実施例を示す側面斜視図である。

【図３】本発明の実施例を示す正面図である。

【図４】本発明請求項３上面図である。

【図５】本発明の使用例図である。

【図６】従来の垂直櫛歯リングコーム正面図。

【図７】本発明の簡易化例の正面図である。

【図８】本発明の組合せコームの左巻用コーム正面図で
ある。

【図９】本発明の組合せコームの右巻用コーム正面図で
ある。

【符号の説明】

１，１′ 傾斜櫛歯 ２． コーム中央軸 ３． 先細柄 ４，４′ 傾斜偏角櫛歯 ５，５′ 斜向列設櫛歯 ６． ロッド ７． 垂直櫛歯コーム８ ． 左右兼用持替へコーム ９ ． 左巻用組合せリングコーム １０ ． 右巻用組合せリングコーム

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コームの歯を、垂直な先部歯の途中より
   屈曲、傾斜し、かつ拡巾となる歯とし、該コームの背部
   と先細の柄となる中央軸を中心にコーム歯部を上下両歯
   とし、該上下両歯のコーム歯を上下が反対の方向に傾斜
   するように設け、該コームですくことにより髪毛の巻き
   方向を変えることを特徴としてなる左右に巻き方向を変
   えるパーマネント用リングコーム。
2. 【請求項２】 請求項１のコームの、垂直先部歯の途中
   より屈曲、傾斜歯の、該屈曲部よりよじって偏角して設
   けることを特徴としてなる請求項１の左右に巻き方向を
   変えるパーマネント用リングコーム。
3. 【請求項３】 先細で基部になるに従って巾広となる櫛
   歯を、中央軸を中心に上下両面に垂直に斜向列設するこ
   とを特徴としてなる請求項１の左右に巻き方向を変える
   パーマネント用リングコーム。