JPH0843669A - 光ファイバ型カプラとその製造方法 - Google Patents

光ファイバ型カプラとその製造方法

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JPH0843669A
JPH0843669A JP18139494A JP18139494A JPH0843669A JP H0843669 A JPH0843669 A JP H0843669A JP 18139494 A JP18139494 A JP 18139494A JP 18139494 A JP18139494 A JP 18139494A JP H0843669 A JPH0843669 A JP H0843669A
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JP
Japan
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optical
optical fiber
wavelength
band
type coupler
Prior art date
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Pending
Application number
JP18139494A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Furukawa
幸一 古川
Masanobu Shimizu
正信 清水
Akio Hasemi
明男 長谷見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光送受信モジュールの小型化を可能とした光
ファイバ型カプラを提供する。 【構成】 3本の光ファイバ2が添接して加熱融着して
延伸されて3方向に分岐する光分岐結合部3が形成さ
れ、光分岐結合部3が3方向の出射光ファイバに対して
波長選択性を有している。 【効果】 部品点数が減った分、光送受信モジュールの
小型化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3本の光ファイバを融
着、延伸して形成される光ファイバ型のカプラに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、光伝送路網の敷設が盛んになって
きている。その光伝送路網の一つに2波長多重伝送路網
がある。この2波長多重伝送路網は一本の光ファイバ伝
送路にλ1 、λ2 の2つの波長を同時に伝送するもので
ある。
【0003】従って、2波長多重伝送路網の受信側、例
えば、ユーザー側の光伝送路端末にはONU(OPTICAL
NETWORK UNIT) と呼ばれる、ユーザー端末装置と結び付
けられる装置が設置され、このONU等の端末では、2
つの波長を分離する部品、例えば2波長多重光送受信モ
ジュールが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4に従来の光送受信
モジュールの一例を示す。入射光は、WDM11(Wave
length division multiplexer )と呼ばれる波長選択性
を持った光分波器により1.30μm帯域の波長、及び1.55
μm帯域の波長の光信号に分けられる。1.55μm帯域の
波長の光信号は、例えば主に映像信号の伝送に使われ、
1.31μm帯域の波長の光信号は通信用に使われる。1.31
μm帯域の波長の光信号は3dBカプラ12によって図
示していない受信、送信装置に接続される。
【0005】上記光送受信モジュール内にはWDM1
1、3dBカプラ12、それらの融着接続部13および
余長部14が配されることになる。この光送受信モジュ
ールはFTTH(Fiber To The Home )が実現されれば
各家庭に配置されるので小型化が要求されている。しか
るに、WDM11、3dBカプラ12、それらの融着接
続部13及び、余長部14を必ず含む上記光送受信モジ
ュールの小型化は制約を受けているのが現状である。
【0006】本発明は上記の課題を解決し、光送受信モ
ジュールの小型化を可能とした光ファイバ型カプラを提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。
【0008】本発明のうち請求項1の光ファイバ型カプ
ラは、3本の光ファイバが添接され加熱融着して延伸さ
れて3方向に分岐する光分岐結合部が形成された光ファ
イバ型カプラであって、前記光分岐結合部が3方向の出
射光ファイバに対して波長選択性を有していることを特
徴とする。
【0009】本発明のうち請求項2の光ファイバ型カプ
ラは、光分岐結合部が並列に添接していることを特徴と
する。
【0010】本発明のうち請求項3の光ファイバ型カプ
ラは、3方向の出射光ファイバの内1本はλ1 帯域の波
長を他の2本はλ2 帯域の波長を選択的に透過し他の帯
域の波長を透過しないことを特徴とする。
【0011】本発明のうち請求項4の光ファイバ型カプ
ラは、3方向の出射光ファイバの内中央の1本はλ1
域の波長を他の両側の2本はλ2 帯域の波長を選択的に
透過し他の帯域の波長を透過しないことを特徴とする。
【0012】本発明のうち請求項5の光ファイバ型カプ
ラは、λ1 帯域の波長が1.55μmで、λ2 帯域の波長が
1.31μmであることを特徴とする。
【0013】本発明のうち請求項6の光ファイバ型カプ
ラの製造方法は、3本の光ファイバが添接され加熱融着
して延伸し3方向に分岐する光分岐結合部を形成する光
ファイバ型カプラの製造方法において、前記加熱融着し
て延伸する際に少なくとも1本の光ファイバの延伸長を
他の光ファイバの延伸長と変えることによって光分岐結
合部の3方向の出射光ファイバに波長選択性を与えるこ
とを特徴とする。
【0014】本発明のうち請求項7の光ファイバ型カプ
ラの製造方法は、光分岐結合部を並列に添接して加熱融
着して延伸することを特徴とする。
【0015】本発明のうち請求項8の光ファイバ型カプ
ラの製造方法は、延伸長を変える光ファイバが中央の光
ファイバであることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明のうち請求項1ないし請求項5の光ファ
イバ型カプラによれば、3本の光ファイバが添接され加
熱融着して延伸されて3方向に分岐する光分岐結合部が
形成され、前記光分岐結合部が3方向の出射光ファイバ
に対して波長選択性を有している光ファイバ型カプラと
なっているので、従来の光送受信モジュールが必要とし
たWDM、3dBカプラ、それらの融着接続部及び余長
部を有していることになり部品点数がその分減るので光
送受信モジュールの小型化が可能となる。
【0017】本発明のうち請求項6の光ファイバ型カプ
ラの製造方法によれば、3本の光ファイバが添接され加
熱融着して延伸し3方向に分岐する光分岐結合部を形成
する光ファイバ型カプラの製造方法において、前記加熱
融着して延伸する際に少なくとも1本の光ファイバの延
伸長を他の光ファイバの延伸長と変えることによって光
分岐結合部の3方向の出射光ファイバに波長選択性を与
えることが可能となるので、本製造方法で製造された光
ファイバ型カプラは従来の光送受信モジュールが必要と
したWDM、3dBカプラ、それらの融着接続部及び余
長部を有していることになり部品点数がその分減るので
光送受信モジュールの小型化が可能となる。
【0018】
【実施例】
(実施例1)以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。図1において、1は本発明の一実施例を示す光ファ
イバ型カプラである。光ファイバ型カプラ1は3本の裸
光ファイバ2が並列に添接されて加熱融着して延伸さ
れ、3方向に分岐する光分岐結合部3が形成されてい
る。図2は光分岐結合部3の断面図である。図2におい
て4は各裸光ファイバ2のコアである。光分岐結合部3
は加熱融着して延伸する際に少なくとも1本例えば中央
の裸光ファイバ2の延伸長が他の両側の裸光ファイバ
2、2の延伸長に比べて長くなるように延伸して形成さ
れている。
【0019】この光ファイバ型カプラ1は入射光λ1
λ2 の帯域の波長の光信号が入射ポートA1 から入射さ
れた場合、図3のAの位置に示すように出射ポートB2
からはλ1 の帯域の波長の光信号が1出力され、λ2
帯域の波長の光信号は0となる結合長となっている。こ
の場合、出射ポートB1 、B3 からはλ2 の帯域の波長
の光信号が1出力されλ1 の帯域の波長の光信号は0と
なる結合長となっている。
【0020】上記の光ファイバ型カプラ1は以下のよう
にして製造される。裸光ファイバ2を3本並列に揃えて
添接した状態でガスバーナで加熱しつつ、先ず中央の裸
光ファイバ2を両側の裸光ファイバ2、2に先立って若
干延伸する。その後3本の裸光ファイバ2を融着して一
体にし、一体になった3本の裸光ファイバ2を延伸し
て、3方向に分岐する光分岐結合部3を形成する。一体
になった3本の裸光ファイバ2を延伸する際に、入射ポ
ート側例えば入射ポートA1 から入射光λ1 として波長
帯域が1.55μm、入射光λ2 として波長帯域が1.31μm
の2つの光信号を入射する。
【0021】上記の入射光λ1 、λ2 を出射ポート側の
各ポートでモニタしつつ一体になった3本の裸光ファイ
バ2を延伸して図3に示す出射ポートB2 からはλ1
帯域の波長の光信号が1出力されλ2 の帯域の波長の光
信号は0となる結合長となり、かつ出射ポートB1 、B
3 からはλ2 の帯域の波長の光信号が1出力されλ1
帯域の波長の光信号は0となる結合長となった時点で延
伸を停止する。以上のように行うことにより本実施例の
光ファイバ型カプラ1は製造される。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のうち請求項
1ないし請求項5の光ファイバ型カプラによれば、3本
の光ファイバが添接され加熱融着して延伸されて3方向
に分岐する光分岐結合部が形成され、前記光分岐結合部
が3方向の出射光ファイバに対して波長選択性を有して
いる光ファイバ型カプラとなっているので、従来の光送
受信モジュールが必要としたWDM、3dBカプラ、そ
れらの融着接続部及び余長部を有していることになり部
品点数がその分減るので光送受信モジュールの小型化が
可能となる。
【0023】本発明のうち請求項6ないし請求項8の光
ファイバ型カプラの製造方法によれば、3本の光ファイ
バが添接され加熱融着して延伸し3方向に分岐する光分
岐結合部を形成する光ファイバ型カプラの製造方法にお
いて、前記加熱融着して延伸する際に少なくとも1本の
光ファイバの延伸長を他の光ファイバの延伸長と変える
ことによって光分岐結合部の3方向の出射光ファイバに
波長選択性を与えることが可能となるので、本製造方法
で製造された光ファイバ型カプラは従来の光送受信モジ
ュールが必要としたWDM、3dBカプラ、それらの融
着接続部及び余長部を有していることになり部品点数が
その分減るので光送受信モジュールの小型化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ型カプラの一実施例を示す
正面図である。
【図2】図1の光ファイバ型カプラのA−A線断面図で
ある。
【図3】図1の光ファイバ型カプラの出射ポートと出射
量と結合長の関係図である。
【図4】従来の光ファイバ型カプラを用いた光送受信モ
ジュールの一例を示す関係図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ型カプラ 2 裸光ファイバ 3 光分岐結合部 4 コア A1 入射ポート B1 、B2 、B3 出射ポート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3本の光ファイバが添接され加熱融着し
    て延伸されて3方向に分岐する光分岐結合部が形成され
    た光ファイバ型カプラであって、前記光分岐結合部が3
    方向の出射光ファイバに対して波長選択性を有している
    ことを特徴とする光ファイバ型カプラ。
  2. 【請求項2】 光分岐結合部が並列に添接していること
    を特徴とする請求項1記載の光ファイバ型カプラ。
  3. 【請求項3】 3方向の出射光ファイバの内1本はλ1
    帯域の波長を他の2本はλ2 帯域の波長を選択的に透過
    し他の帯域の波長を透過しないことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の光ファイバ型カプラ。
  4. 【請求項4】 3方向の出射光ファイバの内中央の1本
    はλ1 帯域の波長を他の両側の2本はλ2 帯域の波長を
    選択的に透過し他の帯域の波長を透過しないことを特徴
    とする請求項1ないし請求項3記載の光ファイバ型カプ
    ラ。
  5. 【請求項5】 λ1 帯域の波長が1.55μmで、λ2 帯域
    の波長が1.31μmであることを特徴とする請求項1ない
    し請求項4記載の光ファイバ型カプラ。
  6. 【請求項6】 3本の光ファイバが添接され加熱融着し
    て延伸し3方向に分岐する光分岐結合部を形成する光フ
    ァイバ型カプラの製造方法において、前記加熱融着して
    延伸する際に少なくとも1本の光ファイバの延伸長を他
    の光ファイバの延伸長と変えることによって光分岐結合
    部の3方向の出射光ファイバに波長選択性を与えること
    を特徴とする光ファイバ型カプラの製造方法。
  7. 【請求項7】 光分岐結合部を並列に添接して加熱融着
    して延伸することを特徴とする請求項6記載の光ファイ
    バ型カプラの製造方法。
  8. 【請求項8】 延伸長を変える光ファイバが中央の光フ
    ァイバであることを特徴とする請求項7記載の光ファイ
    バ型カプラの製造方法。
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Effective date: 20040618