JPH0842659A - トルクコンバータ用カバー及びその製造方法 - Google Patents

トルクコンバータ用カバー及びその製造方法

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JPH0842659A
JPH0842659A JP17851294A JP17851294A JPH0842659A JP H0842659 A JPH0842659 A JP H0842659A JP 17851294 A JP17851294 A JP 17851294A JP 17851294 A JP17851294 A JP 17851294A JP H0842659 A JPH0842659 A JP H0842659A
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JP
Japan
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torque converter
boss
converter cover
pilot
pilot boss
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JP17851294A
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Inventor
Masakiyo Oya
雅清 大矢
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Jtekt Column Systems Corp
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Fuji Kiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 別個設けられたパイロットボスをトルクコン
バータ用カバー本体に一体的にかしめることができるよ
うにしたトルクコンバータ用カバー及びその製造方法を
提供する。 【構成】 この発明に係るトルクコンバータ用カバーE
は、所定の位置にガイドボス13を突設したトルクコン
バータ用カバー本体10と、このトルクコンバータ用カ
バー本体10のガイドボス13に挿入されるパイロット
ボス20とから構成され、パイロットボス20の内側に
は係止手段20bが設けられており、この係止手段20
bにガイドボス13をかしめることにより、トルクコン
バータ用カバー本体10とパイロットボス20とを一体
化したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用トルクコンバ
ータのフロント側、すなわちエンジン側に取付けられた
トルクコンバータ用カバー及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図12はトルクコンバータ用カバーの従
来例を示したもので、トルクコンバータ用カバー1のト
ルクコンバータ用カバー本体2には、図示しないドライ
ブプレートを取付けるときの基準となるパイロットボス
3がアーク溶接により一体的に固着されている。
【0003】また、図13はトルクコンバータ用カバー
の他の従来例を示したもので、このトルクコンバータ用
カバー4のトルクコンバータ用カバー本体5には、深絞
り加工によりパイロットボス6が一体成形されている。
【0004】なお、図12及び図13において、7はド
ライブプレート取付用ボスである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
トルクコンバータ用カバー1では、アーク溶接によりパ
イロットボス3に溶接歪が発生し、このためパイロット
ボス3の内・外径面を切削加工する必要があり、製造コ
ストが高くなるという問題がある。また、高度の溶接技
術を必要とし、溶接不良の場合はパイロットボス3の取
付強度が不足し、トルクコンバータ用カバー1の品質を
低下させるおそれがある。
【0006】また、後者のトルクコンバータ用カバー4
では、パイロットボス6を深絞り加工するためのプレス
工程が非常に多くなり、必然的に金型コスト、ひいては
製造コストが高くなる。また、パイロットボス6のボリ
ュームを出すため初工程から絞り込むため、平面部など
に絞りきずが付き、寸法精度が悪くなり、品質を低下さ
せるおそれがある。さらに、パイロットボス6が一体成
形されているので、トルクコンバータ用カバー4の仕様
の変更に際しては、トルクコンバータ用カバー4を全面
的に変える必要があり、多品種少量生産には不適であっ
た。
【0007】この発明は、上記従来技術の問題点を解決
すべくなされたもので、その目的とするところは、別個
設けられたパイロットボスをトルクコンバータ用カバー
本体に一体的にかしめることができるようにしたトルク
コンバータ用カバー及びその製造方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る請求項1のトルクコンバータ用カバ
ーでは、所定の位置にガイドボスを突設したトルクコン
バータ用カバー本体と、このトルクコンバータ用カバー
本体のガイドボスに挿入されるパイロットボスとから構
成され、前記パイロットボスの内側には係止手段が設け
られており、この係止手段に前記ガイドボスをかしめる
ことにより前記トルクコンバータ用カバー本体とパイロ
ットボスとを一体化したことを特徴としている。
【0009】また、請求項2のトルクコンバータ用カバ
ーでは、パイロットボスの係止手段は、パイロットボス
のトルクコンバータ用カバー本体当接面近傍の内周面に
突設した凸部であることを特徴としている。
【0010】また、請求項3のトルクコンバータ用カバ
ーでは、所定の位置にガイドボスを突設したトルクコン
バータ用カバー本体と、このトルクコンバータ用カバー
本体のガイドボスに挿入されるパイロットボスとから構
成され、前記トルクコンバータ用カバー本体のパイロッ
トボスの外側面該当位置には係止手段が設けられてお
り、この係止手段により前記パイロットボスとトルクコ
ンバータ用カバー本体とを一体化したことを特徴として
いる。
【0011】また、請求項4のトルクコンバータ用カバ
ーでは、トルクコンバータ用カバー本体の係止手段は、
トルクコンバータ用カバー本体のパイロットボスの外側
面該当位置に設けられたかしめ部であることを特徴とし
ている。
【0012】また、請求項5のトルクコンバータ用カバ
ーの製造方法では、トルクコンバータ用カバー本体の所
定の位置にガイドボスを突設した後、この突設したガイ
ドボスに、係止手段を内側に有するパイロットボスを挿
入し、しかる後、前記ガイドボスの外端を押圧して前記
パイロットボスの係止手段とガイドボスとを一体化する
ようにしたことを特徴としている。
【0013】また、請求項6のトルクコンバータ用カバ
ーの製造方法では、トルクコンバータ用カバー本体の所
定の位置にガイドボスを突設すると共に、このガイドボ
スの外側に次工程で挿入されるパイロットボスの外側面
該当位置に係止手段を設けた後、パイロットボスの内周
面を前記ガイドボスに挿入し、しかる後、前記係止手段
をパイロットボス側にかしめて前記パイロットボスの外
側面とトルクコンバータ用カバー本体とを一体化するよ
うにしたことを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1,2及び請求項5のトルクコンバータ
用カバー及びその製造方法によれば、ガイドボスをかし
めることにより、パイロットボスはトルクコンバータ用
カバー本体に固着されている。
【0015】また、請求項3,4及び請求項6のトルク
コンバータ用カバー及びその製造方法によれば、係止手
段をかしめることにより、パイロットボスはトルクコン
バータ用カバー本体に固着されている。
【0016】上記各請求項のトルクコンバータ用カバー
及びその製造方法によれば、別個設けられたパイロット
ボスをかしめ作用によりトルクコンバータ用カバー本体
に一体的に固着することができる。これによって、溶接
工程をなくして製造工程を簡易化することができると共
に、溶接歪に伴うパイロットボスの切削加工をなくすこ
とができ、製造コストの低減を図ることができる。
【0017】さらに、パイロットボスを変えるだけでト
ルクコンバータ用カバーの仕様を変更することができる
ので、多品種少量生産に極めて容易に対応することがで
きる。
【0018】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。
【0019】図1乃至図3は、この発明の第1実施例に
係り、図1はトルクコンバータ用カバーの断面説明図、
図2は図1のイ部拡大説明図、図3はトルクコンバータ
用カバーの製造工程を示す説明図である。
【0020】図において、Eはトルクコンバータ用カバ
ーで、所定の位置にガイドボス13を突設したトルクコ
ンバータ用カバー本体10と、このトルクコンバータ用
カバー本体10のガイドボス13に挿入されるパイロッ
トボス20とから構成され、パイロットボス20の内側
には係止手段20bが設けられており、この係止手段2
0bにガイドボス13をかしめることによりトルクコン
バータ用カバー本体10とパイロットボス20とを一体
化したことを特徴としている。
【0021】さらに、この発明に係る第1実施例の構造
を詳細に説明する。
【0022】トルクコンバータ用カバー本体10は金属
板から成形されており、円板状のウェブ部11と、この
ウェブ部11の外周縁に同心状に形成されたリング状の
リム部12とからなっている。また、ウェブ部11の外
周縁近傍には、周方向に沿って複数個のドライブプレー
ト取付用ボス16が固着されている。
【0023】ガイドボス13はウェブ部11の中央に押
出し加工により仮想線で示すように突設された有底の円
筒体13aからなり、この円筒体13aの頂面を押圧し
てかしめることにより膨出部13bが形成されている。
【0024】パイロットボス20は円筒状で、トルクコ
ンバータ用カバー本体10当接面該当位置にフランジ部
20aが形成されており、このパイロットボス20の内
側、例えば、トルクコンバータ用カバー本体10当接面
に接する内周面に係止手段としての凸部20bが周方向
に全域にわたって形成されている。この凸部20bの内
径は、ガイドボス13の円筒体13a直径より圧入代だ
け僅か小さく設定されている。
【0025】そして、パイロットボス20は、そのフラ
ンジ部20aをウェブ部11に当接するようにしてガイ
ドボス13の円筒体13aに圧入しており、円筒体13
aの頂面をかしめて形成された膨出部13bにより凸部
20bが押圧されている。これによって、パイロットボ
ス20はトルクコンバータ用カバー本体10に一体的に
固着されている。
【0026】つぎに、第1実施例に係るトルクコンバー
タ用カバーEの製造方法を説明する。
【0027】この実施例に係るトルクコンバータ用カバ
ーEの製造方法は、トルクコンバータ用カバー本体10
の所定の位置にガイドボス13を突設した後、この突設
したガイドボス13に、係止手段としての凸部20bを
内側に有するパイロットボス20を挿入し、しかる後、
ガイドボス13の外端を押圧してパイロットボス20の
凸部20bとガイドボス13とを一体化するようにした
ことを特徴としている。
【0028】さらに、第1実施例に係るトルクコンバー
タ用カバーEの製造方法を図3に基づいて詳細に説明す
る。
【0029】まず、図3(a)に示すように、トルクコ
ンバータ用カバー本体10のウェブ部11中央をパンチ
用金型30及びストリッパ31により挟持する。
【0030】ついで、図3(b),(c)に示すよう
に、パンチ32によりガイドボス13の円筒体13aを
成形する。
【0031】ついで、図3(d)に示すように、凸部2
0bを有するパイロットボス20を、フランジ部20a
をウェブ部11に当接するようにしてガイドボス13の
円筒体13aに圧入する。
【0032】ついで、図3(e)に示すように、ガイド
ボス13の円筒体13aをかしめパンチ33により押圧
してかしめ、膨出部13bを成形する。これにより、パ
イロットボス20はトルクコンバータ用カバー本体10
に一体的に固着され、トルクコンバータ用カバーEが完
成する。
【0033】なお、上記第1実施例において、パイロッ
トボス20の係止手段としての凸部20bは周方向に全
域にわたって形成されているが、図4及び図5に示すよ
うに、周方向に沿って所定の間隔をおいて部分的に、例
えば6個設けるようにしてもよい。また、ガイドボス1
3の変形例として、図6に示すように、ボス出しボリュ
ーム部13cを設けるようにしてもよい。
【0034】上記した第1実施例によれば、ガイドボス
13をかしめることにより、パイロットボス20をトル
クコンバータ用カバー本体10に一体的に固着すること
ができる。これにより、溶接工程をなくして製造工程を
簡易化することができると共に、溶接歪に伴うパイロッ
トボス20の切削加工をなくすことができ、製造コスト
の低減化を図ることができる。
【0035】また、パイロットボス20を変えるだけで
トルクコンバータ用カバーEの仕様を変更することがで
きるので、多品種少量生産に極めて容易に対応すること
ができる。さらに、フランジ部20aによりパイロット
ボス20のトルクコンバータ用カバー本体10当接面が
拡大し、パイロットボス20の固着性能を良好にするこ
とができる。
【0036】図7乃至図9はこの発明の第2実施例に係
り、図7はトルクコンバータ用カバーの断面説明図、図
8は図7のロ部拡大説明図、図9はトルクコンバータ用
カバーの製造工程の一部を示す説明図であり、第1実施
例と同一の部品には同一の符号を付して説明する。
【0037】この第2実施例に係るトルクコンバータ用
カバーEは、所定の位置にガイドボス13を突設したト
ルクコンバータ用カバー本体10Aと、このトルクコン
バータ用カバー本体10Aのガイドボス13に挿入され
るパイロットボス20Aとから構成され、パイロットボ
ス20Aの内側には係止手段としての凸部20bが設け
られており、この凸部20bによりガイドボス13とパ
イロットボス20Aとを一体化し、さらに、トルクコン
バータ用カバー本体10Aのパイロットボス20A外側
面該当位置に係止手段としてのかしめ部15を設け、こ
のかしめ部15をパイロットボス20A側にかしめるこ
とによりパイロットボス20Aとトルクコンバータ用カ
バー本体10Aとを一体化したことを特徴としている。
【0038】さらに、この発明に係る第2実施例の構造
を詳細に説明する。
【0039】トルクコンバータ用カバー本体10Aのパ
イロットボス20A当接該当部には、パイロットボス2
0Aが嵌合する凹部14が形成されており、この凹部1
4に連続して周方向に全域にわたってかしめ部15が突
設されている。また、パイロットボス20のトルクコン
バータ用カバー本体10Aのかしめ部15と対向する位
置に周方向に全域にわたってかしめ係止部20cが設け
られている。
【0040】つぎに、第2実施例に係るトルクコンバー
タ用カバーEの製造方法を説明する。
【0041】この実施例に係るトルクコンバータ用カバ
ーEの製造方法は、トルクコンバータ用カバー本体10
Aの所定の位置に、ガイドボス13を突設すると共に、
このガイドボス13の外側に次工程で挿入されるパイロ
ットボス20Aの外側面該当位置にかしめ部15を突設
した後、係止手段としての凸部20bを内側に有するパ
イロットボス20Aの内周面をガイドボス13を挿入す
ると共に、パイロットボス20A外側面をかしめ部15
に挿入し、しかる後、ガイドボス13の外端を押圧して
パイロットボス20Aの凸部20bとガイドボス13と
を一体化し、さらに、かしめ部15をかしめてパイロッ
トボス20Aの外側面とトルクコンバータ用カバー本体
10Aとを一体化するようにしたことを特徴としてい
る。
【0042】さらに、この第2実施例に係るトルクコン
バータ用カバーEの製造方法において、第1実施例と異
なる個所について詳細に説明する。
【0043】図9(a)に示すように、トルクコンバー
タ用カバー本体10Aのウェブ部11にガイドボス13
の円筒体13aを成形した後、押し出しパンチ34によ
りトルクコンバータ用カバー本体10Aのパイロットボ
ス20A当接該当部にパイロットボス20Aが嵌合する
リング状の凹部14を形成すると共に、この凹部14に
連続して周方向に全域にわたってかしめ部15を突設す
る。
【0044】そして、図9(b)に示すように第1実施
例と同様パイロットボス20Aをガイドボス13に挿入
し、かしめパンチ33によりガイドボス13の頂面を押
圧してかしめ、膨出部13bを成形し、これによりパイ
ロットボス20Aの凸部20bとガイドボス13とを一
体化する。この後、かしめパンチ35によりかしめ部1
5をかしめ、かしめ部15とパイロットボス20Aのか
しめ係止部20cとを一体化、すなわち、トルクコンバ
ータ用カバー本体10Aとパイロットボス20Aを一体
化している。
【0045】上述した第2実施例によれば、ガイドボス
13に加えてかしめ部15をかしめることにより、パイ
ロットボス20Aをトルクコンバータ用カバー本体10
Aに一体的に固着しているので、パイロットボス20A
の固着力を第1実施例の場合より強固にすることができ
る。
【0046】また、凹部14によりかしめ部15を容易
に形成することができ、さらに、かしめ係止部20cに
よりかしめ部15のかしめ作業を容易に行うことができ
る。
【0047】図10及び図11は、この発明の第3実施
例に係り、図10はトルクコンバータ用カバーの断面説
明図、図11は図10のハ部拡大説明図であり、第2実
施例と同一の部品には同一の符号を付して説明する。
【0048】この第3実施例に係るトルクコンバータ用
カバーEは、所定の位置にガイドボス13Bを突設した
トルクコンバータ用カバー本体10Bと、このトルクコ
ンバータ用カバー本体10Bのガイドボス13Bに挿入
されるパイロットボス20Bとから構成され、トルクコ
ンバータ用カバー本体10Bのパイロットボス20Bの
外側面該当位置には係止手段としてのかしめ部15が設
けられており、このかしめ部15によりパイロットボス
20Bとトルクコンバータ用カバー本体10Bとを一体
化したことを特徴としている。
【0049】さらに、この発明に係る第3実施例の構造
を詳細に説明する。
【0050】パイロットボス13Bは第1及び第2実施
例のガイドボス13より低く形成されており、円筒体1
3aのみになっている。これに伴ってパイロットボス2
0Bの内周面には係止手段としての凸部20bは形成さ
れていない。また、トルクコンバータ用カバー本体10
Bのパイロットボス20B当接該当部には、第2実施例
と同様の凹部14及びかしめ部15が形成されている。
【0051】その他の構成は第2実施例と同様であり、
その説明は省略する。
【0052】そして、この第3実施例に係るトルクコン
バータ用カバーEの製造方法は、トルクコンバータ用カ
バー本体10Bの所定の位置にガイドボス13Bを突設
すると共に、このガイドボス13Bの外側に次工程で挿
入されるパイロットボス20Bの外側面該当位置にかし
め部15を突設した後、パイロットボス20Bの内周面
をガイドボス13Bに挿入すると共に、パイロットボス
20Bの外側面をかしめ部15に挿入し、しかる後、か
しめ部15をかしめてパイロットボス20Bの外側面の
かしめ係止部20cとトルクコンバータ用カバー本体1
0Bとを一体化したことを特徴としており、その詳細は
第2実施例に示したものと同様であり、説明は省略す
る。
【0053】
【発明の効果】上述した通り、この発明に係るトルクコ
ンバータ用カバー及びその製造方法によれば、別個設け
られたパイロットボスをかしめ作用によりトルクコンバ
ータ用カバー本体に一体的に固着することができる。こ
れによって、溶接工程をなくして製造工程を簡易化する
ことができると共に、溶接歪に伴うパイロットボスの切
削加工をなくすことができ、製造コストの低減化を図る
ことができる。
【0054】さらに、パイロットボスを変えるだけでト
ルクコンバータ用カバーの仕様を変更することができる
ので、多品種少量生産に極めて容易に対応することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るトルクコンバータ
用カバーの断面説明図である。
【図2】図1のイ部拡大説明図である。
【図3】図1に示すトルクコンバータ用カバーの製造工
程を示す説明図である。
【図4】図1に示すパイロットボスの変形例を示す平面
説明図である。
【図5】図4のV−V矢視断面説明図である。
【図6】図1に示すガイドボスの変形例を示す断面説明
図である。
【図7】この発明の第2実施例に係るトルクコンバータ
用カバーの断面説明図である。
【図8】図6のロ部拡大説明図である。
【図9】図6に示すトルクコンバータ用カバーの製造工
程の一部を示す説明図である。
【図10】この発明の第3実施例に係るトルクコンバー
タ用カバーの断面説明図である。
【図11】図9のハ部拡大説明図である。
【図12】従来例に係るトルクコンバータ用カバーの断
面説明図である。
【図13】他の従来例に係るトルクコンバータ用カバー
の断面説明図である。
【符号の説明】
E トルクコンバータ用カバー 10 トルクコンバータ用カバー本体 10A トルクコンバータ用カバー本体 10B トルクコンバータ用カバー本体 13 ガイドボス 13B ガイドボス 13a 円筒体 13b 膨出部 15 係止手段(かしめ部) 20 パイロットボス 20A パイロットボス 20B パイロットボス 20a フランジ部 20b 係止手段(凸部) 20c かしめ係止部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の位置にガイドボスを突設したトル
    クコンバータ用カバー本体と、このトルクコンバータ用
    カバー本体のガイドボスに挿入されるパイロットボスと
    から構成され、前記パイロットボスの内側には係止手段
    が設けられており、この係止手段に前記ガイドボスをか
    しめることにより、前記トルクコンバータ用カバー本体
    とパイロットボスとを一体化したことを特徴とするトル
    クコンバータ用カバー。
  2. 【請求項2】 パイロットボスの係止手段は、パイロッ
    トボスのトルクコンバータ用カバー本体当接面近傍の内
    周面に突設した凸部であることを特徴とする請求項1記
    載のトルクコンバータ用カバー。
  3. 【請求項3】 所定の位置にガイドボスを突設したトル
    クコンバータ用カバー本体と、このトルクコンバータ用
    カバー本体のガイドボスに挿入されるパイロットボスと
    から構成され、前記トルクコンバータ用カバー本体の、
    パイロットボスの外側面該当位置には係止手段が設けら
    れており、この係止手段により前記パイロットボスとト
    ルクコンバータ用カバー本体とを一体化したことを特徴
    とするトルクコンバータ用カバー。
  4. 【請求項4】 トルクコンバータ用カバー本体の係止手
    段は、トルクコンバータ用本体のパイロットボスの外側
    面該当位置に設けられたかしめ部であることを特徴とす
    る請求項3記載のトルクコンバータ用カバー。
  5. 【請求項5】 トルクコンバータ用カバー本体の所定の
    位置にガイドボスを突設した後、この突設したガイドボ
    スに、係止手段を内側に有するパイロットボスを挿入
    し、しかる後、前記ガイドボスの外端を押圧して前記パ
    イロットボスの係止手段とガイドボスとを一体化するよ
    うにしたことを特徴とするトルクコンバータ用カバーの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 トルクコンバータ用カバー本体の所定の
    位置にガイドボスを突設すると共に、このガイドボスの
    外側に次工程で挿入されるパイロットボスの外側面該当
    位置に係止手段を設けた後、パイロットボスの内周面を
    前記ガイドボスに挿入し、しかる後、前記係止手段をか
    しめて前記パイロットボスの外側面とトルクコンバータ
    用カバー本体とを一体化するようにしたことを特徴とす
    るトルクコンバータ用カバーの製造方法。
JP17851294A 1994-07-29 1994-07-29 トルクコンバータ用カバー及びその製造方法 Pending JPH0842659A (ja)

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