JPH0842385A - 内燃機関のスロットル弁全閉検出装置 - Google Patents

内燃機関のスロットル弁全閉検出装置

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JPH0842385A
JPH0842385A JP17927394A JP17927394A JPH0842385A JP H0842385 A JPH0842385 A JP H0842385A JP 17927394 A JP17927394 A JP 17927394A JP 17927394 A JP17927394 A JP 17927394A JP H0842385 A JPH0842385 A JP H0842385A
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throttle
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浩 水野
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はスロットル開度を学習する学習機能を
有したスロットル弁全閉検出装置に関し、スロットル弁
の全閉判定処理の判定精度を向上することを目的とす
る。 【構成】スロットル開度信号(TA)を出力するスロットル
開度センサ(A2)と、スロットル弁(A1)の最小弁開度を示
す学習値(GTA) を逐次更新しこの学習値を記憶する学習
手段(A3)と、スロットル開度信号(TA)と学習値(GTA) に
基づいてスロットル全閉状態を判定する判定手段(A4)
と、学習値(GTA) が初期化されたことを検知する初期化
検出手段(A5)と、学習値(GTA) が初期化されたことが検
知された際に判定手段(A4)のスロットル全閉判定処理を
禁止する判定禁止手段(A6)と、機関状態に基づきスロッ
トル弁(A1)が全閉相当状態となったことを検知した際に
判定禁止手段(A6)による判定禁止を解除する判定禁止解
除手段(A7)とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のスロットル弁
全閉検出装置に係り、特にスロットル開度を学習する学
習機能を有したスロットル弁全閉検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にコンピュータを用いて燃料噴射制
御を行う内燃機関には、減速時やアイドル状態の検知を
目的としてスロットル弁の開度を検出するスロットル開
度センサが設けられている。このスロットル開度センサ
の出力に基づき、例えばスロットル弁が全閉となってい
る時に燃料カットを実施することにより燃費の向上を図
る等の制御が行われる。
【0003】このスロットル弁が全閉していることを検
出するスロットル弁全閉検出装置としては、例えば特公
昭63−15467号公報に開示されたものが知られて
いる。同公報に開示されたスロットル弁全閉検出装置
は、スロットル開度センサから出力されるスロットル開
度信号を逐次学習する機能を有しており、スロットル開
度信号が記憶手段に記憶されている前学習値より小さく
なると、記憶手段に記憶されている学習値を更新し、こ
の更新された学習値に基づきスロットル弁の全閉検出を
行う。そして、全閉であると判定された場合には、スロ
ットル弁全閉検出装置はエンジンコントロールコンピュ
ータ等に全閉信号を出力する構成とされていた。
【0004】この構成とされたスロットル弁全閉検出装
置によれば、例えばファーストアイドル時にスロットル
弁の最小弁開度が広がっている場合や、経時変化により
スロットル弁の最小弁開度が広がってしまったような場
合においても、スロットル弁が実現可能な最小弁開度ま
で閉じた状態を検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、学習
機能を有したスロットル弁全閉検出装置は、所定条件下
で適宜更新される記憶手段に記憶されている学習値と、
スロットル開度センサから出力されるスロットル開度信
号とを比較するとによりスロットル弁の全閉検出を行う
構成とされている。
【0006】よって、例えばバッテリーの交換により記
憶手段への電源供給が停止された場合や、また学習値が
記憶されている記憶手段に外乱の影響が及んだ場合に
は、学習値は初期化されてしまう。このように、初期化
により設定される初期値は、スロットル開度センサの出
力バラツキや組立誤差等を考慮して設定されており、従
って上記したファーストアイドル時におけるスロットル
弁の開度や、経時変化により発生するスロットル弁の最
大開度よりも大きな開度に設定されている。
【0007】従って、初期化により設定される初期値
と、実現可能な最小弁開度まで閉じた状態におけるスロ
ットル弁の開度(以下、実全閉弁開度という)との間に
は大きな隔たりがある。この初期化された学習値と実全
閉弁開度との差は、上記した学習処理を実施することに
より是正される。
【0008】しかるに、初期値と実全閉弁開度との差が
大きいと、学習値が実全閉弁開度と等しくなるまでに要
する学習時間は長くなる。また、上記した従来構成のス
ロットル弁全閉検出装置では、学習値と実全閉弁開度と
の差が大きい状態においても、スロットル弁の全閉検出
を停止することなく実施するため、実全閉弁開度に対し
て学習値が大きい場合には、スロットル弁が全閉でない
にもかかわらず学習値を基準に算出されるスロットル弁
開度は小さく算出されスロットル弁が全閉したと誤判定
することが生じる。
【0009】このように、スロットル弁全閉検出装置が
スロットル弁が全閉したと誤判定を行うと、全閉信号に
基づき実施される各種制御処理(例えば、減速時におけ
る燃料カット処理等)が正確に行われなくなり、エンジ
ン制御を適正に実施できなくなるという問題点があっ
た。
【0010】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、学習値が初期化された際にスロットル全閉状態を
判定する処理を禁止すると共に、内燃機関の機関状態に
基づきスロットル弁が全閉相当状態となったことを検知
した際に上記全閉判定処理の禁止を解除する構成とする
ことにより、スロットル弁の全閉判定処理の判定精度を
向上した内燃機関のスロットル弁全閉検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。
【0012】同図に示されるように、本発明において
は、内燃機関のスロットル弁(A1)の開度に応じたスロッ
トル開度信号(TA)を出力するスロットル開度センサ(A2)
と、上記スロットル開度信号(TA)を学習することによ
り、上記スロットル弁(A1)の最小弁開度を示す学習値(G
TA) を逐次更新し、この学習値を記憶する学習手段(A3)
と、上記スロットル開度信号(TA)と学習値(GTA) に基づ
いてスロットル全閉状態を判定する判定手段(A4)とを具
備する内燃機関のスロットル弁全閉検出装置において、
上記学習値(GTA) が初期化されたことを検知する初期化
検出手段(A5)と、この初期化検出手段(A5)より学習値(G
TA) が初期化されたことが検知された際、上記判定手段
(A4)が実施するスロットル全閉状態を判定する処理を禁
止する判定禁止手段(A6)と、上記内燃機関の機関状態に
基づき、上記スロットル弁(A1)が全閉相当状態となった
ことを検知した際に、上記判定禁止手段(A6)による判定
禁止を解除する判定禁止解除手段(A7)とを設けたことを
特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記構成とされた内燃機関のスロットル弁全閉
検出装置では、初期化検出手段(A5)により学習値(GTA)
が初期化されたことを検知すると、判定禁止手段(A6)は
判定手段(A4)が実施するスロットル全閉状態を判定する
処理(以下、全閉判定処理という)を禁止する。
【0014】一方、学習手段(A3)は判定禁止手段(A6)に
より全閉判定処理が禁止されている状態においても学習
処理を続け、学習値(GTA) を逐次更新していく。しかる
に、初期化直後の学習値(GTA) は、実現可能な最小弁開
度まで閉じた状態におけるスロットル弁(A1)の開度(実
全閉弁開度)と大きな隔たりがあるため、学習値(GTA)
に基づき全閉判定処理を行った場合には、スロットル弁
(A1)の全閉判定を正確に行うことができないのは前述し
た通りである。
【0015】しかるに、上記のように学習値(GTA) が初
期化された際に、判定禁止手段(A6)により判定手段(A4)
が実施する全閉判定処理を禁止することにより、誤判定
を防止することができる。
【0016】また、判定禁止手段(A6)による全閉判定処
理の禁止は、判定禁止解除手段(A7)の処理により解除さ
れる。この際、判定禁止解除手段(A7)は、スロットル開
度センサ(A2)が出力するスロットル開度信号(TA)ではな
く、内燃機関の機関状態に基づき、スロットル弁(A1)が
全閉相当状態となったことを検知した際に判定禁止を解
除する。即ち、判定禁止解除手段(A7)は、学習値(GTA)
に影響を受けない判定要素(内燃機関の機関状態)に基
づきスロットル弁(A1)が全閉相当状態となったことを検
知する構成であるため、スロットル弁(A1)が全閉相当状
態となったことを正確に検知することができる。
【0017】従って、学習値(GTA) が初期化された後、
学習手段(A3)により求められる学習値(GTA) が実全閉弁
開度と等価となるまで学習が進むまで、判定手段(A4)に
よる全閉判定処理は禁止されるため、スロットル全閉状
態の誤判定を防止できる。よって、全閉検出時に実施さ
れる各種制御処理(例えば、減速時における燃料カット
処理等)を正確に行うことができ、エンジン制御を適正
に実施することができる。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。
【0019】図2は本発明の一実施例である燃料噴射量
制御装置の全体構成図である。同図において、1は内燃
機関の機関本体、2はピストン,3はシリンダヘッド、
4はピストン2とシリンダヘッド3との間に形成された
燃焼室、5は点火プラグ、6は吸気弁、7は吸気ポー
ト、8は排気弁、9は排気ポートを夫々示す。
【0020】各吸気ポート7は対応する枝管10を介し
てサージタンク11に接続され、各枝管10には対応す
る吸気ポート7内に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁1
2が取り付けられている。各燃料噴射弁12からの燃料
噴射は電子制御ユニット30の出力信号に基づいて制御
される。
【0021】サージタンク11は、吸気ダクト13を介
してエアクリーナ14に連結され、吸気ダクト13内に
スロットル弁15が配設される。バイパス通路16はス
ロットル弁15を迂回するよう形成されており、このバ
イパス通路16内にアイドルスピードコントロールバル
ブ(ISCV)17が配設されている。また、各排気ポ
ート9は排気マニホルド18に接続され、排気マニホル
ド18内にはヒータを内蔵した酸素センサ(O2 セン
サ)19が取り付けられている。
【0022】電子制御ユニット30はディジタルコンピ
ュータからなり、双方向性バス31によって相互に接続
されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセ
ッサ)34、入力ポート35及び出力ポート36を具備
する。尚、CPU34にはバックアップRAM33aが
バス31aを介して接続される。
【0023】機関本体1には機関冷却水温に比例した出
力電圧を発生する水温センサ20が取り付けられ、この
水温センサ20の出力電圧はA/D変換器37を介して
入力ポート35に入力される。また、O2 センサ19の
出力電圧はA/D変換器38を介して入力ポート35に
入力される。
【0024】サージタンク11にはサージタンク11内
の絶対圧に比例した出力電圧を発生する絶対圧センサ2
1が取り付けられ、この絶対圧センサ21の出力電圧は
A/D変換器39を介して入力ポート35に入力され
る。
【0025】スロットル弁15には、スロットル弁15
の弁開度を検出するスロットル開度センサ22が取り付
けられている。スロットル開度センサ22は、スロット
ル弁15と連動する摺動抵抗等により構成されており、
スロットル弁15の開度に比例した電圧信号(スロット
ル開度信号)を出力する構成とされている。このスロッ
トル開度センサ22で生成されるスロットル開度信号は
A/D変換器42を介して入力ポート35に入力され
る。
【0026】回転数センサ23はクランクシャフトが所
定のクランク角度回転する毎に出力パルスを発生する構
成とされており、この回転数センサ23の出力パルスは
入力ポート35に入力される。この出力パルスからCP
U34において機関回転数が計算される。
【0027】また、車速センサ24は車両の速度を検出
するセンサであり、例えばスピードメータケーブルやト
ランスミッションのギヤの回転を検出することにより、
車両の速度を検出する構成とされている。車速センサ2
4で生成された車速信号も入力ポート35に入力され
る。更に、イグニションスイッチ25はエンジンの始動
・停止を検出するためのスイッチであり、このイグニシ
ョンスイッチ25で生成される始動・停止信号も入力ポ
ート35に入力される。
【0028】一方、出力ポート36は対応する駆動回路
40,41を介して燃料噴射弁12及びISCV17等
(図では燃料噴射弁12,ISCV17のみ示す)に接
続される。尚、ISCV17は、機関アイドリング回転
数を制御するために設けられており、機関アイドリング
運転時には機関アイドリング回転数が目標回転数となる
ようにこのISCV17によってバイパス通路16内を
流れるバイパス空気量が制御される。
【0029】続いて、上記ハード構成を有する内燃機関
において、電子制御ユニット30が実行する制御動作に
ついて説明する。尚、上記した学習手段(A1), 判定手段
(A4), 初期化検出手段(A5), 判定禁止手段(A6), 判定禁
止解除手段(A7)は、電子制御ユニット30が実行するソ
フトウェアープログラムとして構成される。また、スロ
ットル弁全閉検出装置は、前記したスロットル弁15,
スロットル開度センサ22,回転数センサ23,車速セ
ンサ24,イグニションスイッチ25,及び電子制御ユ
ニット30等により構成される。
【0030】図3乃至図5は、本発明の第1実施例であ
るスロットル弁全閉検出装置の動作を示すフローチャー
トである。
【0031】先ず、図3を用いてスロットル弁全閉検出
装置が実行する学習値(TA)の学習処理について説明す
る。この図3に示す学習処理は学習手段(A1)の処理に対
応するものである。
【0032】同図に示す学習処理が起動すると、先ずス
テップ100において、CPU34はスロットル開度セ
ンサ22から出力されるスロットル開度(TA)を読み
取る。続くステップ102では、前回依然の学習処理に
より求められバックアップRAM33aに記憶されてい
る全閉学習値(GTA)と、ステップ100で読み込ま
れた今回のスロットル開度(TA)を比較する。
【0033】そして、ステップ102において肯定判断
がされた場合、即ち今回のスロットル開度(TA)が全
閉学習値(GTA)より小さいと判断された場合には、
ステップ104において全閉学習値(GTA)の値を今
回のスロットル開度(TA)に置き換えて、新たにRA
M33に記憶させる。
【0034】以上の処理による作用を図10(A)を用
い説明する。
【0035】同図において、細線の実線で示すのはスロ
ットル開度(TA)であり、太線の実線で示すのは全閉
学習値(GTA)である。同図に示されるように、全閉
学習値(GTA)はスロットル開度(TA)が以前に学
習して求められている全閉学習値(GTA)より小さい
値になる毎に更新される構成となっている。そして、最
終的には全閉学習値(GTA)はスロットル弁15の最
小弁開度を示す値(このスロットル弁15の全閉相当状
態を示す値を最小弁開度MINTAという)に収束する
こととなる。
【0036】従って、学習処理により求められる最小弁
開度MINTAとスロットル開度(TA)とを比較する
ことにより、スロットル開度(TA)が最小弁開度であ
るかどうか、即ち全閉状態であるかどうかを判定するこ
とができる。
【0037】続いて、初期化処理について説明する。図
4は全閉学習値(GTA)が初期化された際に実施され
る初期化処理を示すフローチャートであり、この初期化
処理は初期化検出手段(A5)及び判定禁止手段(A6)の処理
に対応する。
【0038】同図に示す初期化処理が起動すると、先ず
ステップ200において初期化条件が成立しているかど
うかが判定される。ここで、初期化条件とは学習されて
いた全閉学習値(GTA)が消去されてしまうような機
関条件であり、具体的にはバッテリ接続・交換等により
バックアップRAM33aの記憶内容が消去された場
合、或いは電気トラブルや大きな外乱ノイズの侵入によ
りバックアップRAM33aの記憶内容に異常が生じた
ような場合である。
【0039】電子制御ユニット30は、上記のようにバ
ッテリ電源が停止されたり、またRAM33の記憶内容
に異常が発生した場合には、これを検出する自己診断機
能を有している。従って、ステップ200において実施
される初期化条件が成立しているかどうかの判定は、こ
の自己診断機能を利用して行われる構成となっている。
【0040】ステップ200において、初期化条件が成
立していると判定された場合には、具体的には学習して
きた全閉学習値(GTA)が破壊されたと判定された場
合には、処理はステップ202に進み、全閉学習値(G
TA)の初期化が行われる。
【0041】このステップ202では、全閉学習値(G
TA)として新たに学習を始める基準となる初期値(G
TA0)が設定される。この初期値(GTA0)は、ス
ロットル開度センサ22の出力バラツキや組立誤差等を
考慮して設定されており、従ってその値は図5に示され
るように実際の最小弁開度(MINTA)に対してかな
り大きな値に設定されている。また、この初期値(GT
A0)は電子制御ユニット30のROM32に記憶され
ており、従ってバッテリが取り外されたとしてもそのデ
ータが消滅してしまうようなことはない。
【0042】ステップ202おいて初期値(GTA0)
が設定されると、図3を用いて説明した学習処理では、
ステップ102において全閉学習値(GTA)に代えて
初期値(GTA0)に基づき新たな全閉学習値の更新処
理を行う。
【0043】そして、学習処理が進むことにより、最終
的には全閉学習値(GTA)は最小弁開度(MINT
A)に収束するととなるが、上記のように初期値(GT
A0)は実際の最小弁開度(MINTA)に対してかな
り大きな値であるため、全閉学習値(GTA)が最小弁
開度(MINTA)に収束するまでに長い時間が必要と
なる。図10(A)に示す例では、全閉学習値(GT
A)が最小弁開度(MINTA)に収束するまで時間T
1を要している。
【0044】従って、時間T1が経過するまでは、全閉
学習値(GTA)に基づき全閉判定を行うと誤判定を行
うおそれがある。このため、ステップ202で全閉学習
値(GTA)の初期化が実施されると、ステップ204
において全閉判定を禁止するための全閉判定禁止フラグ
XGTAIをセット(XGTAI=1)する構成とされ
ている。尚、ステップ200で初期化条件が成立してい
ないと判断された場合には、全閉学習値(GTA)を初
期化する必要はないため、直ちに初期化処理を終了する
構成となっている。
【0045】続いて全閉判定処理について説明する。図
5は全閉判定処理を示すフローチャートであり、判定手
段(A4)及び判定禁止手段(A6)の処理に相当するものであ
る。
【0046】同図に示す全閉判定処理が起動すると、先
ずステップ300において全閉判定処理の実施が許可さ
れているかどうかが判定される。具体的には、図4を用
いて説明した初期化処理のステップ204で全閉判定禁
止フラグXGTAIがセットされているかどうかが判定
される。
【0047】そして、ステップ300において全閉判定
処理の実施が許可されていないと判断された場合、即ち
全閉判定禁止フラグ(XGTAI)がセットされている
(XGTAI=1)と判定された場合には、上記したよ
うに全閉学習値(GTA)が最小弁開度(MINTA)
に収束しておらず全閉判定において誤判定を行うおそれ
があるため、ステップ304以降の全閉判定を実施しな
い構成とされている。具体的には、ステップ300にお
いて否定判断がされると、処理はステップ302に進
み、CPU34はスロットル弁15が全閉状態ではない
(非全閉)と判断し、全閉フラグ(WIDL)をリセッ
ト(WIDL=0)する。
【0048】一方、ステップ300において全閉判定禁
止フラグXGTAIがリセットされている(XGTAI
=0)と判定された場合には、ステップ304以降の全
閉判定を実施する。
【0049】全閉判定処理では、先ずステップ304に
おいて今回読み込まれたスロットル開度(TA)と全閉
判定値とを比較する。ここで、全閉判定値とは全閉学習
値(GTA)にセンサ誤差等を考慮して設定された不感
帯(DELTA)を加算した値である。そして、ステッ
プ304において、今回読み込まれたスロットル開度
(TA)が全閉判定値(GTA+DELTA)よりも大
きいと判断された場合には、今回読み込まれたスロット
ル開度(TA)は最小弁開度MINTAとはなっていな
いため処理はステップ302に進み、CPU34はスロ
ットル弁15が全閉状態ではない(非全閉)と判断して
全閉フラグ(WIDL)をリセット(WIDL=0)す
る。
【0050】一方、ステップ304において、今回読み
込まれたスロットル開度(TA)が全閉判定値(GTA
+DELTA)と等しいか或いは小さいと判断された場
合には、今回読み込まれたスロットル開度(TA)は最
小弁開度(MINTA)或いはこれより小さい弁開度と
なっている。このため、ステップ304で肯定判断がさ
れると処理はステップ306に進み、CPU34はスロ
ットル弁15が全閉状態であると判断して全閉フラグ
(WIDL)をセット(WIDL=1)する。従って、
スロットル弁15が全閉状態において実行される各種制
御処理(例えば燃料カット処理)は、この全閉フラグ
(WIDL)のセット状態に基づいて実行することがで
きる。
【0051】続いて全閉判定禁止のリセット処理につい
て説明する。図6は全閉判定禁止のリセット処理を示す
フローチャートであり、判定禁止解除手段(A7)の処理に
相当するものである。
【0052】同図に示すリセット処理が起動すると、ス
テップ400でリセット条件が成立しているかどうかが
判定される。このステップ400の処理は、全閉判定処
理のステップ300(図5参照)で実行される全閉判禁
止状態を解除するに足る条件が成立したかどうかを判定
する処理である。
【0053】本実施例においては、(1) 車両が停止中で
あり、かつ(2) エンジン回転数が所定値未満であり、か
つ(3) 始動後所定時間が経過している場合にリセット条
件が成立していると、換言すれば全閉判禁止を解除しう
る状態であると判定する構成とされている。ここで、上
記(1) 及び(2) の条件が満たされた状態は、運転者がア
クセルペダルを踏んでいない安定した状態であり、また
(3)の条件が満たされた状態は、全閉学習値(GTA)
の値が最小弁開度(MINTA)に収束するに足る十分
な時間(図10(A)の例では時間T1)が経過した状
態である。
【0054】従って、上記の(1) 〜(3)の条件が満たさ
れた状態下にあっては、全閉学習値(GTA)の値は最
小弁開度(MINTA)に収束しており、全閉学習値
(GTA)に基づいてスロットル弁15の全閉判定を行
っても精度の高い判定を行うことができる。よって、ス
テップ400において上記の(1) 〜(3)の条件が満たさ
れたと判定され場合には、処理をステップ402に進
め、全閉判定禁止フラグ(XGTAI)をリセットする
構成とした(XGTAI=0)。
【0055】尚、上記(1) の条件は車速センサ24によ
り検知することができ、上記(2) の条件は回転数センサ
23により検知することができ、更に上記(3)の条件は
イグニションスイッチ25及び電子制御ユニット30に
内蔵されているタイマ装置(図示せず)により検知する
ことができる。
【0056】図6に示すリセット処理により全閉判定禁
止フラグ(XGTAI)がリセットされると、図5に示
した全閉判定処理のステップ300では肯定判断が行わ
れることとなり、ステップ304以降の全閉判定が実施
されることとなる。
【0057】続いて、上記した本実施例に係るスロット
ル弁全閉検出装置の効果について図10を用いて説明す
る。
【0058】本実施例に係るスロットル弁全閉検出装置
では、初期化処理のステップ200において全閉学習値
(GTA)が初期化されたことが検知されると、全閉判
定処理のステップ300において全閉学習値(GTA)
に基づく全閉判定処理が禁止される。
【0059】全閉学習値(GTA)が初期値(GTA
0)に初期化され、その後この初期値(GTA0)が最
小弁開度(MINTA)に収束するまでの時間(T1)
においては、全閉学習値(GTA)とスロットル弁15
が全閉相当状態となる弁開度(即ち、最小弁開度MIN
TA)との差は大きい。このため、従来のように初期値
(GTA0)が最小弁開度(MINTA)に収束しない
間において、全閉学習値(GTA)に基づき全閉判定を
行うと、図5(B)に示すようにスロットル弁15が全
閉相当状態となっていないにも拘わらず全閉判定が行わ
れてしまうおそれがある。
【0060】しるかに本実施例では、図5(D)及び
(E)に示されるように、全閉学習値(GTA)が初期
化された時点で全閉判定を禁止し、スロットル弁15が
非全閉状態であると判定する構成とされているため、ス
ロットル弁15が全閉相当状態となっていないにも拘わ
らず全閉判定が行われてしまう誤判定を確実に防止する
ことができる。
【0061】また、全閉判定処理の禁止は、全閉学習値
(GTA)が全閉相当状態を示す最小弁開度(MINT
A)に収束した後に解除される。この際、全閉判定禁止
の解除は、スロットル開度センサ22が出力するスロッ
トル開度信号(TA)に基づくのではなく、内燃機関の
機関状態(車速,エンジン回転数,時間)に基づき決定
されるため、スロットル弁15が全閉相当状態となった
ことを正確に検知することができる。
【0062】従って、学習値(GTA)が初期化された
後、学習値(GTA)が実全閉弁開度と等価となるまで
学習が進むまで全閉判定処理は禁止されるため、スロッ
トル全閉状態の誤判定を確実に防止することができ、よ
って全閉検出時に実施される各種制御処理を正確に行う
ことが可能となる。
【0063】続いて、本発明の第2実施例について説明
する。本実施例では第1実施例に係るスロットル弁全閉
検出装置を、アイドル運転時に実施される燃料カット処
理に適応したものである。以下、図7乃至図9を用いて
第2実施例に係る燃料カット処理について説明する。
尚、第2実施例に係るスロットル弁全閉検出装置のハー
ド構成は、図2を用いて説明した第1実施例に係るスロ
ットル弁全閉検出装置と同一であるため、その説明を省
略し、電子制御ユニット30が実行する制御動作につい
てのみ説明するものとする。
【0064】アイドル運転時に実施される燃料カット
は、例えば高速運転時に減速を行うためにアクセルペダ
ルを離しアイドル状態となった時に、燃費の低減等を目
的として燃料の噴射を一時的に停止する処理をいう。
【0065】この燃料カットは、スロットル開度センサ
22からのスロットル開度センサ出力(TA)に基づ
き、機関状態が所定状態下(これについては後述する)
で、かつスロットル弁15が全閉状態となった時に実施
される。従って、スロットル弁15の全閉判定が正確に
行われないと、燃料カットが適切に行われなくなり運転
性が大きく低下してしまう。そこで本実施例では、スロ
ットル弁15の全閉判定を正確に行うことにより燃料カ
ットの適正化を図り、よって運転性の向上を図ることを
目的としてなされたものである。
【0066】先ず、初期化処理について説明する。
【0067】図7は初期化処理を示すフローチャートで
ある。同図に示す初期化処理が起動すると、先ずステッ
プ500において初期化条件が成立しているかどうかが
判定される。ここで、初期化条件とは学習されていた全
閉学習値(GTA)が消去されてしまうような機関条件
であり、第1実施例において図4のステップ200で説
明した条件と同一である。
【0068】ステップ200において、初期化条件が成
立していると判定された場合には、具体的には学習して
きた全閉学習値(GTA)が破壊されたと判定された場
合には、処理はステップ502に進み、全閉学習値(G
TA)の初期化が行われ全閉学習値(GTA)として初
期値(GTA0)が設定される。
【0069】ステップ502で全閉学習値(GTA)の
初期化が実施されると、続くステップ504では、上記
したスロットル弁15が全閉した時に実施される燃料カ
ット(以下、全閉燃料カットという)を禁止する。具体
的には、燃料カットの実施及び実施停止を指示する全閉
燃料カットフラグ(XGTAFC)をセットする(XG
TAFC=1)。この全閉燃料カットフラグ(XGTA
FC)がセットされている時は、機関状態が燃料カット
実施条件となっても全閉燃料カットの実施は禁止される
構成となっている。
【0070】このように、ステップ500において肯定
判断がされた場合、ステップ504において全閉燃料カ
ットの実施を停止するのは、前記したように全閉学習値
(GTA)の初期化が行われた後は、全閉学習値(GT
A)に基づいて行う全閉判定の精度が低下し、よってこ
の精度が低下した全閉判定結果に基づいて全閉燃料カッ
トを実施すると全閉燃料カットの実施が適正に行われな
くなり運転性が低下するからである。
【0071】尚、ステップ500において否定判断が行
われた場合には、全閉学習値(GTA)に基づいて行う
全閉判定の精度は高く維持されており、よってこの全閉
判定に基づいて全閉燃料カットを実行しても問題はない
ため、ステップ502,504の処理を実行することな
く初期化処理を終了する構成とした。
【0072】続いて、全閉燃料カット処理について説明
する。
【0073】図8は全閉燃料カット処理を示すフローチ
ャートである。同図に示す全閉燃料カット処理が起動す
ると、先ずステップ600において全閉燃料カット(図
ではF/Cと示している)の実行条件が成立しているか
どうかが判定される。ステップ600において判定され
る全閉燃料カットの実行条件は、本実施例特有の条件で
はなく、全閉燃料カットを行う場合に一般に判定される
ものである。具体的には、ステップ600では、(1) 全
閉判定が行われていること,(2) エンジン回転数が所定
値以上であること、(3) ダッシュポット制御中でないこ
と等が判定される。
【0074】このステップ600で肯定判定された場
合、即ち上記の(1) 〜(3) の全ての条件が成立している
と判定された場合には、処理はステップ602に進み全
閉燃料カット処理の実施が許可されているかどうかが判
定される。具体的には、図7を用いて説明した初期化処
理のステップ504で全閉燃料カットフラグ(XGTA
FC)がセットされているかどうかが判定される。
【0075】そして、ステップ602において全閉燃料
カットの実施が許可されていると判断された場合、即ち
全閉燃料カットフラグ(XGTAFC)がリセットされ
ている(XGTAI=0)と判定された場合には、処理
はステップ604に進み、全閉燃料カット実行フラグ
(XFCIDL)をセットする(XFCIDL=1)。
【0076】一方、ステップ602において全閉燃料カ
ットの実施が許可されていないと判断された場合、即ち
全閉判定禁止フラグXGTAIがセットされている(X
GTAI=1)と判定された場合には、上記したように
全閉学習値(GTA)が最小弁開度(MINTA)に収
束しておらず全閉判定において誤判定を行うおそれがあ
り、これに伴い全閉燃料カットを実施した場合には運転
性の低下のおそれがある。よって、ステップ602で否
定判断が行われた場合には、ステップ604の処理を実
行することなく全閉燃料カット処理を終了する構成とし
た。
【0077】一方、ステップ600において否定判断が
された場合、即ちステップ600において説明した(1)
〜(3) の全て或いはいずれかの条件が成立していないと
判定された場合には、処理はステップ606に進み、燃
料カット復帰条件が成立しているかどうかが判定され
る。
【0078】このステップ606の処理は、機関状態が
全閉燃料カットを必要としない状態となったかどうかを
判定する処理である。具体的には、スロットル弁15が
開弁状態となった場合(即ち、全閉判定が解除された場
合)、或いはエンジン回転数が所定値以上となった場合
に、CPU34は機関状態が全閉燃料カットを必要とし
ない状態になったと判断する。
【0079】ステップ606において肯定判断がされた
場合には、機関状態が全閉燃料カットを必要としない状
態であるため、処理はステップ608に進み、全閉燃料
カット実行フラグ(XFCIDL)をリセットする(X
FCIDL=0)。一方、ステップ606において否定
判断がされた場合は、依然として機関状態が全閉燃料カ
ットを必要とする状態であるため、ステップ608の処
理を実行することなく全閉燃料カット処理を終了する構
成とした。
【0080】尚、全閉燃料カットの実行は、ステップ6
04或いはステップ608で設定される全閉燃料カット
実行フラグ(XFCIDL)のセット状態に基づいて実
行される構成となっている。
【0081】続いて、全閉燃料カットフラグ(XGTA
FC)のリセット処理について説明する。
【0082】図9は全閉燃料カットフラグ(XGTAF
C)のリセット処理を示すフローチャートである。同図
に示す処理が起動すると、先ずステップ700において
全閉判定処理の実施が許可されているかどうかが判定さ
れる。このステップ700の処理は、第1実施例におい
て図5を用いて説明した全閉判定処理のステップ300
の処理と等価の処理であり、具体的には全閉判定禁止フ
ラグXGTAI(図4のステップ204参照)がセット
されているかどうかが判定される。
【0083】ステップ700において、全閉判定処理の
実施が許可されていると判断されると、処理はステップ
702に進み、全閉燃料カット禁止を解除(リセット)
するリセット条件が成立しているかどうかを判定する。
具体的には、このステップ702の処理は、全閉燃料カ
ット処理のステップ602(図8参照)で実行される全
閉燃料カット禁止状態を解除するに足る条件が成立した
かどうかを判定する処理である。
【0084】本実施例においては、(1) 車両が停車中で
あること、かつ(2) 車速が15Km/h以上になったことが
あることをリセット条件としている。そして、ステップ
702において、上記(1) と(2) の条件が共にみたされ
たと判定され場合には、処理はステップ704に進み、
ステップ504で設定された全閉燃料カットフラグ(X
GTAFC)をリセットする(XGTAFC=0)。こ
れにより、全閉燃料カットの禁止が解除され、全閉学習
値(GTA)に基づいて判定される全閉判定結果に基づ
き全閉燃料カットが実行されるようになる。
【0085】続いて、上記した本実施例に係る全閉燃料
カット処理の効果について図10を用いて説明する。
【0086】本実施例に係るスロットル弁全閉検出装置
では、初期化処理のステップ500において全閉学習値
(GTA)が初期化されたことが検知されると、全閉燃
料カット処理のステップ602において全閉燃料カット
の実行が禁止される。
【0087】前記したように、全閉学習値(GTA)が
初期値(GTA0)に初期化され、その後最小弁開度
(MINTA)に収束するまでの時間(T1)において
は、適正な全閉判定を行うことができず、これに伴い全
閉判定処理に基づき実施される全閉燃料カットも適正に
行うことができなくなる。即ち、図5(C)に示すよう
にスロットル弁15が全閉相当状態となっていないにも
拘わらず全閉燃料カットが実施されてしまうおそれがあ
る。
【0088】しるかに本実施例では、図5(F)及び
(G)に示されるように、全閉学習値(GTA)が初期
化された時点で全閉燃料カットを禁止する構成とされて
いるため、誤判定された全閉判定に基づいて全閉燃料カ
ットが実施されることを確実に防止することがてき、よ
って運転性の向上を図ることができる。尚、全閉燃料カ
ットの禁止は、全閉学習値(GTA)が全閉相当状態を
示す最小弁開度(MINTA)に収束し、かつ機関状態
が全閉燃料カットを実施すべき状態となった後に解除さ
れる。従って、全閉燃料カットの禁止解除後において
は、適切なタイミングで全閉燃料カットを実施すること
ができ、全閉燃料カットの本来的な機能である燃費低減
を確実に図ることができる。
【0089】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、学習値が初
期化された後、学習手段により求められる学習値が実全
閉弁開度と等価となるまで学習が進むまで、判定手段に
よる全閉判定処理は禁止されるため、スロットル全閉状
態の誤判定を防止でき、よって全閉検出時に実施される
各種制御処理を正確に行うことが可能となりエンジン制
御を適正に実施することができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例である燃料噴射量制御装置の
全体構成図である。
【図3】本発明の第1実施例において実行される学習処
理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1実施例において実行される初期化
処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施例において実行される全閉判
定処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1実施例において実行されるリセッ
ト処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例において実行される初期化
処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例において実行される全閉燃
料カット処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施例において実行されるリセッ
ト処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1実施例及び第2実施例の効果を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 機関本体 12 燃料噴射弁 15 スロットル弁 22 スロットル開度センサ 23 回転数センサ 24 車速センサ 25 イグニションスイッチ 30 電子制御ユニット 32 ROM 33 RAM 34 CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のスロットル弁の開度に応じた
    スロットル開度信号を出力するスロットル開度センサ
    と、 該スロットル開度信号を学習することにより、該スロッ
    トル弁の最小弁開度を示す学習値を逐次更新し、該学習
    値を記憶する学習手段と、 該スロットル開度信号と該学習値に基づいてスロットル
    全閉状態を判定する判定手段とを具備する内燃機関のス
    ロットル弁全閉検出装置において、 該学習値が初期化されたことを検知する初期化検出手段
    と、 該初期化検出手段より該学習値が初期化されたことが検
    知された際、該判定手段が実施するスロットル全閉状態
    を判定する処理を禁止する判定禁止手段と、 該内燃機関の機関状態に基づき、該スロットル弁が全閉
    相当状態となったことを検知した際に、該判定禁止手段
    による判定禁止を解除する判定禁止解除手段とを設けた
    ことを特徴とする内燃機関のスロットル弁全閉検出装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09317548A (ja) * 1996-05-23 1997-12-09 Daihatsu Motor Co Ltd スロットルバルブの基準位置学習方法
US7691020B2 (en) 2006-07-10 2010-04-06 Tsubakimoto Chain Co. Chain transmission device
CN102840060A (zh) * 2011-06-24 2012-12-26 株式会社电装 用于内燃机的egr控制器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7691020B2 (en) 2006-07-10 2010-04-06 Tsubakimoto Chain Co. Chain transmission device
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