JPH05133269A - スロツトル弁開度検出装置 - Google Patents

スロツトル弁開度検出装置

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JPH05133269A
JPH05133269A JP29174591A JP29174591A JPH05133269A JP H05133269 A JPH05133269 A JP H05133269A JP 29174591 A JP29174591 A JP 29174591A JP 29174591 A JP29174591 A JP 29174591A JP H05133269 A JPH05133269 A JP H05133269A
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gta
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fully closed
vehicle
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はスロットル弁の全閉位置の経時変化を
学習するスロットル弁開度検出装置に関し、スロットル
弁全閉位置の誤判定を防止してスロットル弁微開時にお
ける燃料カット制御の誤作動を防止することを目的とす
る。 【構成】ステップ103でGTAインクリメント許可フ
ラグXGTAがセットされている場合(XGTA=1)
には、GTAをインクリメントしてつぎのステップ10
5で上記フラグXGTAをクリアする。ステップ110
にて、スロットル弁の実際の全閉位置TAADよりGT
Aが大きい時にはGTAをデクリメントする。XGTA
は他のルーチンにおいて車両が停止した直後にのみセッ
トされるものであり、上記ステップ103,105の処
理と共に、GTAのインクリメントを車両停止後の1回
のみに制限する。このため、GTAの誤学習が防止さ
れ、スロットル弁全閉位置の誤判定が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスロットル弁開度検出装
置に係り、特にスロットル弁全閉位置の経時変化を学習
するスロットル弁開度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スロットル弁開度検出装置につい
ては、例えば特公平 2-45014号公報に開示されたものが
ある。この公報に開示されたスロットル弁開度検出装置
は、スロットル弁の開度に応じた可変電気信号を出力す
るスロットル弁開度検出手段を有し、スロットル弁の基
準開度位置における電気信号の値と、任意の開度位置に
おける電気信号の値とを補間してスロットル弁の開度検
出を行っている。また、このスロットル弁開度検出装置
では、スロットル弁の基準開度位置で作動するスイッチ
を設け、このスイッチがオンとされた時の電気信号の値
を記憶することにより、常に一定ではない基準開度位置
に対応する基準電気信号の値をその都度学習している。
【0003】また、上記のような学習を行うスロットル
弁開度検出装置の従来の一例として、例えば基準開度位
置を全閉位置とした場合、付着物により全閉位置が開方
向へずれたり、あるいは弁座の磨耗により全閉位置が閉
方向へずれたりするような全閉位置の経時変化をいち早
く感知するため、アイドルOFFからアイドルON(ス
ロットル弁全閉)が検出された直後に上記基準電気信号
に相当する学習値を所定値だけインクリメントし、その
後インクリメントされた学習値とスロットル弁全閉時の
実際の弁位置とを比較することにより全閉位置の経時変
化を学習値が学習し、これによって常に全閉位置の経時
変化が反映された正確な弁開度の信号を得ることのでき
るスロットル弁開度検出装置がある。上記学習方法にお
いて、インクリメントされた学習値が実際の弁位置より
大きい場合にはその後学習値を所定値デクリメントし、
小さい場合には次のルーチンにおけるインクリメントを
実行するために、そのままの値として次のルーチンに進
む構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した学習方法を有
する従来の開度検出装置において、例えば学習値と比較
される全閉時の実際の弁位置信号に一時的に大きな信号
が入力され、しかも、この信号が更新される間にアイド
ルOFFからONの状態がチャタリングするように繰り
返し行われると、学習値はデクリメントされずに繰り返
されるルーチンによりインクリメントされ続けてしま
う。その結果、全閉位置の学習値が増大してスロットル
弁の全閉とされる位置が開方向へ誤判定される。このた
め、スロットル弁がある程度開いているにもかかわらず
全閉あるいは全閉に近いスロットル弁開度が検出されて
アイドルON状態となり、しかも実際にはスロットル弁
が開いておりエンジン回転数が上昇しているため、燃料
カット条件(アイドルON、かつエンジン回転数がカッ
ト回転数NCUT 以上)が成立してしまう。そして、燃料
カットによりエンジン回転数が復帰回転数NRT以下とな
った時に燃料カットが復帰して、以降このような燃料カ
ットと復帰のハンチングが発生してしまう。
【0005】そこで本発明は上記課題に鑑みなされたも
ので、スロットル弁全閉位置の誤判定を防止して、スロ
ットル弁微開時における燃料カット制御の誤作動を防止
しうるスロットル弁開度検出装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は上記目的を達成す
る本発明の原理構成図を示す。同図に示すように本発明
は、変化するスロットル弁1の全閉位置を補正するため
に設けられた前記スロットル弁の全閉位置の学習値2
と、前記スロットル弁1の全閉後に前記学習値2を所定
量増大させる学習値増大手段3と、前記学習値増大手段
3により増大された前記学習値2と全閉時の実際の弁位
置4とを比較する比較手段5と、前記学習値2が前記実
際の弁位置4よりも大きい場合に前記学習値2を所定量
減少させる学習値減少手段6とを有し、前記学習値2に
より変化するスロットル弁1の全閉位置を学習する車両
7のスロットル弁開度検出装置において、前記車両7の
停止状態を検出する停止状態検出手段8と、前記停止状
態検出手段8により検出された前記車両7の停止状態を
入力して、前記学習値増大手段3による前記学習値2の
増大を車両停止後の1回に制限する学習値増大制限手段
9とを設けた構成である。
【0007】
【作用】本発明において、学習値2は、学習値増大手段
3、比較手段5、学習減少手段6の夫々により変化する
スロットル弁1の全閉位置を学習し、スロットル弁1の
全閉位置の変化分の補正を行う。また、学習値増大制限
手段9は、学習値増大手段3による学習値2の増大を、
停止状態検出手段8によって検出される車両7の停止後
の1回のみに制限することにより、学習値2の不当な増
大を防止する。このため、学習値2は誤学習が防止さ
れ、変化するスロットル弁1の全閉位置を正確に補正す
る値となる。その結果、スロットル弁1の全閉位置の誤
判定が防止され、従来において発生していた燃料カット
制御の誤作動が防止される。
【0008】
【実施例】図2は本発明が適用されるスロットル弁開度
検出装置を有する内燃機関(エンジン)およびその周辺
装置の一実施例を示している。本実施例のエンジンおよ
びその周辺装置は図1に示す車両7に該当する車両に搭
載されているものである。
【0009】図2中、11は機関本体、12はピスト
ン、13はシリンダ、14は点火プラグ、15は吸気バ
ルブ、16は排気バルブ、17は吸気マニホールド、1
8は排気マニホールド、19は燃料噴射弁、20は吸気
通路21に介装され吸気通路21の通過面積を調整する
前記スロットル弁1に該当するスロットル弁、22はス
ロットル弁20の開度に応じた電気信号を出力するスロ
ットルポジションセンサ、23は車両の前後方向の速度
を検出する車速センサ、24は図示しないクランクシャ
フトに連動し図示しないイグナイタで発生した高電圧を
各気筒の点火プラグ14に分配供給するディストリビュ
ータ、25はディストリビュータ24の1回転(クラン
クシャフト2回転)につき24回のパルス信号を出力
し、本実施例におけるエンジン回転数の信号を出力する
回転角センサ、26はディストリビュータ24の1回転
につき1回のパルス信号を出力する気筒判別センサであ
る。
【0010】ここで、スロットルポジションセンサ22
の構造は、スロットル弁20の回動軸20aに連結され
るシャフト22aにレバー22bが設けられ、また、セ
ンサ本体22cには円弧状の電気抵抗体22dが設けら
れている。レバー22bが電気抵抗体22d上を摺動す
ることにより、レバー22bの回動位置に応じて分圧さ
れた電圧が取り出され、その結果、スロットル弁20の
実際の回動位置に応じた電気信号(後述するTAAD)
を得ることができる。
【0011】エンジン制御コンピュータ30は、マイク
ロコンピュータからなり、上記スロットルポジションセ
ンサ22、車速センサ23、回転角センサ25、気筒判
別センサ26および図示されていない他の各種センサか
らの信号を入力すると共に、これらの入力信号に基づい
て所定の演算、制御を行うことにより、図示されていな
い各種アクチュエータに所定の信号を出力し、また本実
施例のスロットル弁全閉位置の学習処理を実行する。
【0012】図3はエンジン制御コンピュータ30の具
体的な構成要素を示す。
【0013】図3中、中央処理ユニット(CPU)31
は、上記各種センサから出力されるデータを制御プログ
ラムに従って入力、演算することにより、燃料噴射弁1
9の噴射量や点火プラグ14による点火時期等を制御す
るための処理、および上記スロットル弁全閉位置の学習
処理等を行うようになっている。リードオンリメモリ
(ROM)32は、上記制御プログラム、点火時期演算
マップ等のデータを格納する記憶装置であり、ランダム
アクセスメモリ(RAM)33は、各センサから出力さ
れるデータや演算制御に必要なデータを一時的に読み書
きする記憶装置であり、バックアップランダムアクセス
メモリ(バックアップRAM)34は、図示しないイグ
ニッションスイッチがオフになっても機関駆動に必要な
データ等がバッテリー電源によりバックアップされる記
憶装置である。バスライン35は、上記CPU31、R
OM32、RAM33等の各素子および入出力ポート3
6を結び各種データを送るものである。
【0014】スロットルポジションセンサ22および車
速センサ23夫々はバッファ37,38、A/D変換器
39,40を夫々介して入出力ポート36に接続され、
上記CPU31、RAM33等に信号の入力を行う。ま
た、回転角センサ25からの信号はバッファ41を介し
て同様に入出力ポート36に接続されている。
【0015】入出力ポート36はスロットルポジション
センサ22、車速センサ23および回転各センサ25等
の出力信号を図示しない波形整形回路により波形整形
し、この信号を図示しないマルチプレクサによりCPU
31,RAM33に選択的に出力するようにしている。
【0016】エンジン制御コンピュータ30は、各セン
サから入力される検出データに基づいて運転条件に応じ
た燃料噴射量、点火時期等を演算すると共に、各種制御
で使用されるスロットル弁20の全閉位置の経時変化を
補正する制御を行っている。即ち、スロットル弁20の
全閉位置が、例えば付着物により開方向へずれたり、弁
座の磨耗により閉方向へずれたりするスロットル弁全閉
位置の経時変化に対して、スロットルポジションセンサ
22の全閉位置学習値(前記学習値2に該当する。以
下、GTAという)を設け、このGTAによりスロット
ルポジションセンサ22から出力される電気信号TAA
Dを補正するものである。このGTAは上記制御におい
て常に更新されるものであり、これによって全閉位置の
経時変化が反映された正確な弁開度の信号を常に得るこ
とができる。
【0017】上記構成のエンジン制御コンピュータ30
内のCPU31は、ROM32内に格納されたプログラ
ムに従い前記した学習値増大手段3、比較手段5、学習
値減少手段6、停止状態検出手段8、学習値増大制限手
段9夫々を実現する。
【0018】図4は前記学習値増大手段3、比較手段
5、学習値減少手段6、学習値増大制限手段9を実現す
る学習ルーチンのフローチャートを示す。同図に示す学
習ルーチンは所定周期で割り込み起動される。
【0019】同図中、ステップ101でアイドルON状
態であることを示すフラグXIDLの判定を行い、XI
DL≠1、即ちアイドルOFFの状態である場合にステ
ップ102に進みアイドルONの条件判定を行う。この
アイドルONの条件判定とは、例えばアイドルスイッチ
信号のポート入力が4msecルーチンで連続して2回アイ
ドルONである場合にステップ102におけるアイドル
ONの条件を成立させる。そして、アイドルONの条件
が成立した場合に、次のステップ103にて上記フラグ
XIDLをセット(XIDL←1)する。従って、上記
ステップ101〜103では、エンジンがアイドルOF
Fの状態からアイドルONの状態になった直後であるか
どうかを判別している。
【0020】ここで、上述したアイドルスイッチ信号の
ポート入力のアイドルONとは、上記GTAによる補正
後のスロットル弁開度TAiが所定角度(例えば 1.2
°)よりも閉側にある場合(この時、TAi=0°を全
閉状態とする)のことであり、アイドルOFFとは、所
定角度よりも開側にある場合のことである。そして、G
TAとスロットル弁開度TAiとの間には次式に示す関
係がある。
【0021】TAi=TAAD−GTA 上式において、TAADは上述したようにスロットルポ
ジションセンサ22出力のAD変換値でありスロットル
弁20の実際の回動位置を表している。従って、スロッ
トル弁開度TAiは、スロットル弁20の実際の回動位
置TAADに対して全閉位置の経時変化分(GTA)が
補正された値であり、経時変化によりずれた全閉位置を
基準とする真の開度を示している。従って、このスロッ
トル弁開度TAiが上記アイドルON,OFFを決定す
る弁開度に使用される他、各種制御に使用されるスロッ
トル弁20の弁開度となる。
【0022】このため、従来の問題点のようにGTAが
増大してしまうと、スロットル弁20の実際の回動位置
が開弁方向にありTAADが大きな値を示しているにも
係わらず、上式で補正されたスロットル弁開度TAiは
1.2°より小さい値となり、アイドルONの状態となっ
てしまう。即ち、スロットル弁20の全閉位置は開方向
へ誤判定され上述した燃料カットの問題が発生する。
【0023】次にステップ104では後述するGTAイ
ンクリメント許可フラグXGTAをチェックする。許可
中(XGTA=1)であれば、ステップ105に進んで
GTAを所定値(例えば、1)インクリメントし、次の
ステップ106にてGTAインクリメント許可フラグX
GTAをクリアする。従って、ステップ104,106
の処理により、GTAは次にGTAインクリメント許可
フラグXGTAがセットされるまでの間インクリメント
されることが禁止される。また、上記ステップ105に
よるGTAのインクリメントの処理内容が前記学習値増
大手段3に該当する。
【0024】ステップ107,108ではGTAに所定
値(例えば、195)の上限ガードを設定し、次のステ
ップ109に進む。
【0025】ステップ109では、上記TAADとGT
Aとを比較する。このステップ109におけるTAAD
は、上述したアイドルON状態、即ちスロットル弁の全
閉位置におけるスロットルポジションセンサ22の出力
信号であり、スロットル弁20が経時変化によりずれて
いる場合には、そのままずれた信号を出力している。従
って、全閉位置が付着物により開方向へずれていれば、
ずれが発生する当初の値より大きな値となり、磨耗によ
り閉方向へずれていれば当初の値より小さな値となって
いる。また、このTAADは図1に示す全閉時の実際の
弁位置4に該当するものである。
【0026】ステップ109にて、GTAがTAADよ
りも大きい場合には、ステップ105によるインクリメ
ントが不要、もしくはインクリメント値が大き過ぎたと
判断し、ステップ110に進んでGTAから所定値(例
えば、1)デクリメントする。そして、ステップ11
1,112にてGTAに20の下限ガードを設定してこ
のルーチンを終了する。GTAがTAADよりも小さい
場合には、GTAを更にインクリメントする必要がある
ことを意味し、次のルーチンにおけるインクリメントを
実行するためにGTAをそのままの値としてこのルーチ
ンを終了する。従って、上記ステップ109による処理
が前記比較手段5に該当し、ステップ110による処理
が前記学習値減少手段6に該当する。
【0027】このように、ステップ105でGTAを予
めインクリメントし、ステップ109で全閉位置でのT
AADとGTAとを比較し、GTAが大き過ぎた場合ス
テップ110でGTAをデクリメントする学習ルーチン
を繰り返すことにより、学習値GTAは経時変化により
ずれたスロットル弁全閉位置に対応したTAADの値を
記憶、即ち学習することができる。
【0028】従って、例えば経時変化が起きていない新
品のエンジンにおいて、スロットル弁の全閉位置におけ
るスロットルポジションセンサ22の出力TAADが3
0であったとすると、上記学習ルーチンによりGTAも
30となる。このため、上述した式により補正後のスロ
ットル弁開度TAiは0(ゼロ)となる。そして、スロ
ットル弁20に付着物が固着することにより全閉位置か
開方向に変化し、この時のTAADが30から45にず
れた場合、上記学習ルーチンを繰り返すことにより学習
値GTAはずれた全閉位置を学習してGTAの値を45
とする。従って、この場合にも補正後のスロットル弁開
度TAiは0(ゼロ)となる。このように、上記学習ル
ーチンにてGTAは変化したスロットル弁の全閉位置を
学習することにより、補正後のスロットル弁開度TAi
は、経時変化によりずれた全閉位置を基準とした真の開
度を示すことができる。
【0029】尚、ステップ102にてアイドルON条件
が不成立、即ち前回のルーチン時からアイドルOFF状
態が継続されている場合、およびステップ104でGT
Aインクリメント許可フラグXGTAがクリアされてい
る場合にはには、上記ステップ105,109,110
によるGTAの学習処理は行われず、そのままこの学習
ルーチンを終了する。
【0030】また、上記ステップ101にてアイドルO
N状態のフラグXIDLがセット(XIDL=1)され
ている時、即ち前回のルーチン時からアイドルON状態
が継続されている場合にはステップ113に進む。ステ
ップ113では上述したステップ102の処理内容と同
様にアイドルOFFの条件判定を行う。即ち、アイドル
スイッチ信号のポート入力が4msecルーチンで連続して
2回アイドルOFFの状態とされた場合にアイドルOF
F条件を成立させる。そして、ステップ113にてアイ
ドルOFF条件が成立した場合、即ちアイドルONの状
態からアイドルOFFの状態になった場合には次のステ
ップ114に進み、XIDLをクリア(XIDL←0)
して次回ルーチンにおけるステップ101の処理に備え
る。また、ステップ113にてアイドルOFF条件が不
成立の場合、即ちアイドルONの状態が前回のルーチン
から継続されている場合には、XIDLをセットしたま
まこの学習ルーチンを終了する。
【0031】図5はGTAのインクリメントを車両停止
後の1回に制限する、前記停止状態検出手段8および学
習値増大制限手段9を実現する停止状態検出ルーチンの
フローチャートを示す。同図に示す停止状態検出ルーチ
ンは所定周期で割り込み起動される。
【0032】先ずステップ201では車両が停止状態で
あること示す車両停止フラグXVΦの判定を行い、XV
Φ≠1、即ち車両が移動中である場合にステップ202
に進む。ステップ202では車速センサ23から車速V
の信号を取り入れて車速Vの判定を行い、車速Vが0
(ゼロ)である場合に次のステップ203に進んで上記
フラグXVΦをセット(XVΦ←1)する。従って、上
記ステップ201〜203では車両が移動状態から停止
した停止直後であることを判定し、フラグXVΦをセッ
トしている。ステップ203でXVΦがセットされた後
は、ステップ204に進み上記GTAインクリメント許
可フラグXGTAをセット(XGTA←1)し、このル
ーチンを終了する。
【0033】上記ステップ201において車両停止フラ
グXVΦがセット(XVΦ=1)されている場合はステ
ップ205に進み、ここで再び車速Vの判定を行う。ス
テップ205にてV≠0の場合、即ち車両が停止状態か
ら移動を開始した直後の状態ではステップ206に進
み、上記フラグXVΦをクリア(XVΦ←0)して次回
ルーチンのステップ201の処理に備える。また、ステ
ップ205にてV=0の場合、即ち、車両の停止状態が
継続されている場合は、フラグXVΦをそのままとして
このルーチンを終了する。更に、ステップ202におい
てV≠0の場合、即ち車両の移動状態が前回のルーチン
時から継続されている場合には、フラグXVΦをそのま
まとし、また、GTAインクリメント許可フラグXGT
Aをセットせずにこのルーチンを終了する。
【0034】以上のように、この停止状態検出ルーチン
のステップ201,202において車両の停止直後の状
態が検出され、前記停止状態検出手段8が実現される。
【0035】また、ステップ204でフラグXGTAが
セットされた時のみに、上記学習ルーチンのステップ1
04においてステップ105に進むこと、即ちGTAに
インクリメントすることが許可される。そして、ステッ
プ105でGTAがインクリメントされた後、ステップ
106でGTAインクリメント許可フラグXGTAがク
リアされ、しかも、GTAインクリメント許可フラグX
GTAを再びセットするステップは上記停止状態検出ル
ーチンのステップ204でしか行われない構成のため、
GTAのインクリメントは車両の停止直後、即ち一停止
期間内において1回だけに制限されるようになる。この
ように、学習ルーチンのステップ104,106および
停止状態検出ルーチンのステップ204の各処理により
GTAのインクリメントは車両の一停止期間内において
1回だけに制限され、前記学習値増大制限手段9が実現
される。
【0036】以上のように、本実施例においてはGTA
のインクリメントが車両停止後の1回のみに制限される
ため、従来の如くスロットルポジションセンサ22の信
号が更新される間にGTAのインクリメントが連続して
行われGTAが不当に増大してしまうことが防止され
る。従って、GTAは、誤学習が防止されて経時変化し
たスロットル弁の全閉位置を正確に補正する値となるた
め、スロットル弁20の全閉位置が実際よりも開方向へ
誤判定されることが防止される。
【0037】即ち、スロットル弁がある程度開いている
にもかかわらず全閉あるいは全閉に近いスロットル弁開
度が検出されてアイドルON状態となることを防止する
ことができ、これによって、燃料カット条件(アイドル
ON、かつ回転角センサ25から得られるエンジン回転
数がカット回転数NCUT 以上)が成立することを防止す
ることができ、ひいては、従来において発生していたス
ロットル弁微開時における燃料カット/復帰のハンチン
グを防止するとこができる。
【0038】尚、上述した付着物の固着によるスロット
ル弁全閉位置の開方向へのずれ、あるいは弁座の磨耗に
よる閉方向へのずれ等はそれほど短期間に一度に発生す
るものではなく、長期間のうちに徐々に発生するもので
ある。従って、本実施例の如く学習値GTAのインクリ
メントを車両停止後の1回のみに制限した場合であって
も、スロットル弁全閉位置の経時変化を学習して経時変
化を反映した正確な弁開度を得るという装置本来の効果
は一切損なわれることはない。
【0039】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、学習値の
誤学習が防止されて、学習値が変化するスロットル弁の
全閉位置を正確に補正する値となるため、スロットル弁
全閉位置の誤判定を防止することができ、従来の装置に
おいて発生していたスロットル弁微開時における燃料カ
ット制御の誤作動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明が適用されるスロットル弁開度検出装置
を有する内燃機関およびその周辺装置の一実施例の構成
図である。
【図3】エンジン制御コンピュータの具体的な構成要素
を示す図である。
【図4】学習ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】停止状態検出ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 スロットル弁 2 学習値 3 学習値増大手段 4 全閉時の実際の弁位置 5 比較手段 6 学習値減少手段 7 車両 8 停止状態検出手段 9 学習値増大制限手段 11 機関本体 12 ピストン 13 シリンダ 14 点火プラグ 17 吸気マニホールド 18 排気マニホールド 19 燃料噴射弁 20 スロットル弁 21 吸気通路 22 スロットルポジションセンサ 23 車速センサ 24 ディストリビュータ 25 回転角センサ 26 気筒判別センサ 30 エンジン制御コンピュータ(ECU)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変化するスロットル弁の全閉位置を補正
    するために設けられた前記スロットル弁の全閉位置の学
    習値と、前記スロットル弁の全閉後に前記学習値を所定
    量増大させる学習値増大手段と、該学習値増大手段によ
    り増大された前記学習値と全閉時の実際の弁位置とを比
    較する比較手段と、前記学習値が前記実際の弁位置より
    も大きい場合に前記学習値を所定量減少させる学習値減
    少手段とを有し、前記学習値により変化するスロットル
    弁の全閉位置を学習する車両のスロットル弁開度検出装
    置において、 前記車両の停止状態を検出する停止状態検出手段と、 該停止状態検出手段により検出された前記車両の停止状
    態を入力して、前記学習値増大手段による前記学習値の
    増大を車両停止後の1回に制限する学習値増大制限手段
    とを設けたことを特徴とするスロットル弁開度検出装
    置。
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