JPH0840715A - 二酸化炭素の回収方法及び二酸化炭素吸着剤 - Google Patents

二酸化炭素の回収方法及び二酸化炭素吸着剤

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JPH0840715A
JPH0840715A JP7114184A JP11418495A JPH0840715A JP H0840715 A JPH0840715 A JP H0840715A JP 7114184 A JP7114184 A JP 7114184A JP 11418495 A JP11418495 A JP 11418495A JP H0840715 A JPH0840715 A JP H0840715A
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直也 重本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水蒸気と二酸化炭素とを含む気体から低コス
トで効率的に二酸化炭素を回収する二酸化炭素の回収方
法の開示 【構成】 空孔内に2K2CO3・3H2Oを担持させて
乾燥させた多孔質物質に,水蒸気と二酸化炭素とを含む
ガスを通過させることを特徴とする二酸化炭素の回収方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二酸化炭素を含むガスか
ら効率よく二酸化炭素を回収する二酸化炭素の回収方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば,火力発電所等の大規模燃焼設備
から放出される排気ガス中には,燃焼設備の燃料が石炭
であるか石油天然ガスであるかにもよるが,通常9%〜
15%の二酸化炭素と12%〜17%の水分が含まれて
いる。
【0003】このような,排気ガスから炭酸ガスを回収
する方法としては,化学吸収法或いは物理吸着法等が知
られている。
【0004】化学吸収法としては熱炭酸カリウム法が知
られているが,この熱炭酸カリウム法は,U.S.Pa
tent 2,886,405として開示され,Ben
fieldプロセスとして工業的に実用化されている。
【0005】この方法は,K2CO3+CO2+H2O→2
KHCO3という化学反応式を利用するもので,低温に
保った炭酸カリウムの濃厚水溶液に二酸化炭素を含有す
るガスを加圧して吹き込むことにより,二酸化炭素を炭
酸水素カリウムとして捕捉する。次にこの炭酸水素カリ
ウム液を高温の放散塔に移送して減圧することにより,
2KHCO3→K2CO3+CO2+H2Oという逆反応を
おこさせて二酸化炭素を放出させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
ような化学吸収法では,大きな液タンクの温度−圧力ス
ウィングによるエネルギー損失が多いため経済性に問題
がある。なお,ほかの物理吸着法としては,乾燥ガスか
ら二酸化炭素を回収する方法として,シリカゲル,アル
ミナ,ゼオライト等の吸着剤を用いる方法があるが,煙
道ガスのように水蒸気を含むガスは,水蒸気の吸着によ
り急激に吸着能が低下する問題がある。この問題につい
ては,比較的水蒸気の影響の少ない活性炭系の吸着剤が
研究されているものの,水分共存下で実用できる技術は
完成されていない。
【0007】本発明は,上記問題に鑑みてなされたもの
であり,水蒸気と二酸化炭素とを含む気体から低コスト
で効率的に二酸化炭素を回収することにより,環境保全
に役立ち得る二酸化炭素の回収方法を提案することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明の請求項1と請求項5の二酸化炭素の回収方
法は,空孔内に,2K2CO3・3H2O,またはNa2
2・H2O,または2K2CO3・3H2Oと,Na2CO
3・H2Oとを含む混合物を,担持して乾燥させた多孔質
物質に,水蒸気と二酸化炭素とを含むガスを通過させる
ことを特徴とする。
【0009】また,本発明の請求項2の二酸化炭素の回
収方法は,請求項1と請求項2,請求項5,請求項6の
二酸化炭素の回収方法において,前記二酸化炭素を捕集
した多孔質物質に,スチームを通気させることまたは減
圧することにより,前記多孔質物質の空孔にKHC
3,または,NaHCO3またはKHCO3とNaHC
3の混合物として捕集された二酸化炭素を放出させ,
さらにこれを冷却することにより水分を液化させ高純度
の二酸化炭素を回収することを特徴とする。
【0010】さらに,本発明の二酸化炭素吸着剤は,請
求項1,2,5,6,7の二酸化炭素の回収方法に用い
る二酸化炭素吸着剤であって,乾燥させた多孔質物質
を,「炭酸カリウム」水溶液,または「炭酸ナトリウ
ム」水溶液,または「炭酸カリウムと炭酸ナトリウムと
を混合した」水溶液に浸漬した後,この「炭酸カリウム
水溶液」,または「炭酸ナトリウム」水溶液,または
「炭酸カリウムと炭酸ナトリウムを混合した」水溶液を
減圧下で蒸発させ,前記多孔質物質の空孔に「炭酸カリ
ウム水和物」,または「炭酸ナトリウム」,または「炭
酸カリウムと炭酸ナトリウムの混合物」を担持させたこ
とを特徴とする。
【0011】また,本発明の二酸化炭素吸着剤は,請求
項3または請求項7の二酸化炭素吸着剤において,前記
多孔質物質は活性炭・ゼオライト・アルミナ・珪藻土の
いずれかもしくはこれらの混合物からなることを特徴と
する。
【0012】
【作用】本発明の請求項1,2,5,6,7の二酸化炭
素の回収方法によれば,空孔内に「炭酸カリウム」また
は「炭酸ナトリウム」または「炭酸カリウムと炭酸ナト
リウムの混合物」を担持させて乾燥させた多孔質物質
に,水蒸気と二酸化炭素とを含むガスを通過させると,
炭酸カリウムは水と共に二酸化炭素と反応して炭酸水素
カリウムとなり,また炭酸ナトリウムは水と共に二酸化
炭素と反応して炭酸水素カリウムとなり,化学的に二酸
化炭素を捕捉する。このように固定床操作で,二酸化炭
素を効率的に分離・回収することが可能となり,水の分
離を必要としないため,分離時のエネルギー損失を大幅
に低減できる。
【0013】従って,火力発電所の煙道ガス或いは工場
等の水蒸気及び二酸化炭素を含む排気ガスの通路に,本
発明の炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウムまたは炭酸カ
リウムと炭酸ナトリウムの混合物を担持させた多孔質物
質を充填すると,煙道ガスや排気ガスから二酸化炭素を
炭酸水素カリウムまたは炭酸水素ナトリウムまたは炭酸
水素カリウムと炭酸水素ナトリウムの混合物として効率
的に回収できる。
【0014】また,多孔質物質の空孔に捕捉された炭酸
水素カリウム又は炭酸水素ナトリウムまたは炭酸水素カ
リウムと炭酸水素ナトリウムのとの混合物にスチームを
通気させると,2KHCO3→K2CO3+H2O+CO2
または2NaHCO3→NaCO3+H2O+CO2の反応
式により二酸化炭素を濃縮回収できる。
【0015】また,多孔質物質の空孔に捕捉された炭酸
水素カリウムまたは炭酸水素ナトリウムまたは炭酸水素
カリウムと炭酸水素ナトリウムの混合物を減圧すること
により,2KHCO3→K2CO3+H2O+CO2,また
は,2NaHCO3→Na2CO3+H2O+CO2の反応
式により二酸化炭素を濃縮回収できる。
【0016】また,本発明の請求項3,4の二酸化炭素
吸着剤によれば,多孔質物質を炭酸カリウムまたは炭酸
ナトリウムまたは炭酸カリウムと炭酸ナトリウムを混合
した水溶液に浸漬し,炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウ
ムまたは炭酸カリウムと炭酸ナトリウムを混合した水溶
液を減圧下で蒸発させ,この多孔質物質を乾燥させる
と,空孔内に炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウムまたは
炭酸カリウムと炭酸ナトリウムの混合物が担持される。
【0017】この二酸化炭素吸着剤に水蒸気と二酸化炭
素を含んだガスを通気させると,水蒸気と炭酸カリウム
または炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムと炭酸ナトリ
ウムの混合物と二酸化炭素が化合して炭酸水素カリウム
または炭酸水素ナトリウムまたは炭酸水素カリウムと炭
酸水素ナトリウムの混合物を生成する。さらに,炭酸水
素カリウムまたは炭酸水素ナトリウムまたは炭酸水素カ
リウムと炭酸水素ナトリウムの混合物にスチームを通気
するか,炭酸水素カリウムまたは炭酸水素ナトリウムま
たは炭酸水素カリウムと炭酸水素ナトリウムの混合物を
減圧すると,炭酸カリウムまたは炭酸ナトリウムまたは
炭酸カリウムと炭酸ナトリウムの混合物と二酸化炭素と
水が発生するので,二酸化炭素を濃縮回収できる。
【0018】
【実施例】以下,本発明の実施例にかかる二酸化炭素の
回収方法を図面に基づいて説明する。第1の実施例の二
酸化炭素の回収方法は,二酸化炭素及び水蒸気を排出す
る燃焼設備の排気ガス通路に適用され,燃焼設備の排気
通路に空孔内に炭酸カリウムを担持させて乾燥させた多
孔質物質を充填した固定床吸着塔を配設し,この多孔質
物質に水蒸気と二酸化炭素とを含むガスを通過させ,多
孔質物質に担持させた炭酸カリウムに二酸化炭素を捕集
させるものである。また,第2の二酸化炭素の回収方法
は,二酸化炭素を回収した多孔質物質にスチームを通気
させて多孔質物質の空孔に捕集された二酸化炭素を濃縮
して回収するものである。
【0019】図1は,この実施例の二酸化炭素の回収装
置の概略構成を示した模式図であり, この二酸化炭素
回収装置は,二酸化炭素及び水蒸気を含むガスを導入す
るガス導入経路と,このガス導入経路に接続されると共
に二酸化炭素吸着剤を充填した固定床吸着塔と,この固
定床吸着塔に接続されると共に前記固定床吸着塔から二
酸化炭素捕集済みのガスを排出するガス排出経路と,前
記固定床吸着塔に接続されると共に前記固定床吸着塔に
スチームを導入するスチーム導入経路と,前記固定床吸
着塔に接続されると共に前記固定床吸着塔に捕集した二
酸化炭素を回収する二酸化炭素回収通路と,前記ガス導
入経路と前記ガス排出経路とを開閉する1組の第1バル
ブ手段と,この第1バルブ手段の開閉状態と反対になる
ように開閉されて前記スチーム導入経路と前記二酸化炭
素回収通路とを開閉する1組の第2バルブとを備えたこ
とを特徴とする。
【0020】すなわち,この二酸化炭素回収装置は,例
えば火力発電所の燃焼設備やエンジン型発電機の燃焼設
備の排気経路1に接続される排ガス導入経路2を有し,
この排ガス導入経路2にブロア3が備えられている。ブ
ロア3の排気口には下流側が二股に分岐する排ガス導入
経路4が接続され,排ガス導入経路4の下流側の端部の
各々に二酸化炭素吸着剤を充填した固定床吸着塔8a,
8bが接続されている。排ガス導入経路4の下流側分岐
部にはバルブ6a,6bが設けられ,バルブ6a,6b
と固定床吸着塔8a,8bの間にバルブ7a,7bを介
してスチームを導入するスチーム導入経路5がそれぞれ
接続されている。固定床吸着塔8a,8bには後述する
二酸化炭素吸着剤が充填されている。固定床吸着塔8
a,8bには,バルブ11a,11bを介して排気経路
1に二酸化炭素回収済みのガスを排出する排ガス排出経
路9と,バルブ12a,12bを介して二酸化炭素を回
収する二酸化炭素回収経路10が接続され,二酸化炭素
回収経路10には冷却塔13が設けられている。
【0021】固定床吸着塔8a,8bが並列に設けられ
ているのは,例えば一方の固定床吸着塔8aに排ガスを
送るときに,他方の固定床吸着塔8bに温度の高いスチ
ームを送り,一方の固定床吸着塔8aにスチームを送る
ときに,他方の固定床吸着塔8bに排気ガスを送る動作
を交互に行うためである。
【0022】従って,バルブ6aとバルブ11aは同時
に開閉され,バルブ7aとバルブ12aとは同時に開閉
される。又,バルブ6bとバルブ11bは同時に開閉さ
れ,バルブ7bとバルブ12bは同時に開閉される。固
定床吸着塔8aに排ガスを導入し,固定床吸着塔8bに
スチームを通気するとき,バルブ6a,11aがあけら
れてブロア3が固定床吸着塔8a側に排ガスを送り,バ
ルブ7a,12aは閉じられ,バルブ6b,11bは閉
じられ,バルブ7b,12bはあけられる。固定床吸着
塔8aにスチームを通気させ,固定床吸着塔8bに排ガ
スを導入するとき,バルブ6a,11aは閉じ,バルブ
7a,12aは開き,バルブ6b,11bは開き,バル
ブ7b,12bは閉じる。尚,バルブ6a,6b,7
a,7b,11a,11b,12a,12bの開閉動作
は手動操作によって行ってもよいが,ソレノイドバルブ
及び制御回路により通電制御してもよい。
【0023】固定床吸着塔8a,8bに充填された二酸
化炭素吸着剤は,乾燥させた多孔質物質を炭酸カリウム
水溶液に浸漬した後,この炭酸カリウム水溶液を減圧下
で蒸発させて多孔質物質を乾燥させ,多孔質物質の空孔
に炭酸カリウム水和物を担持させたものである。具体的
には,活性炭に,炭酸カリウムを濃厚水溶液(50wt
%〜60wt%)として空孔容積の20%〜50%を占
めるように含浸させたものである。尚,多孔質物質とし
ては,活性炭,ゼオライト,アルミナ,珪藻土等が挙げ
られるが,好ましくは活性炭が用いられる。この実施例
では活性炭を用いている。ゼオライトは天然のものと人
工的なものとが含まれる。
【0024】以下に,二酸化炭素吸着剤の調製法の一例
を示すが,担持量等の数値は限定されるものではない。
本実施例の二酸化炭素吸着剤は,先ず,粉末状の活性炭
を乾燥器で例えば150°c一昼夜乾燥させる。次に,
この活性炭を例えば20g秤量し,炭酸カリウム水溶液
に浸漬してスラリーとする。この場合,活性炭の全体の
空孔の容積の50%を,50%炭酸カリウム水溶液が占
めるようにする。そして,このスラリーから減圧下に,
例えば80°cで攪拌しながら水を蒸発させて,炭酸カ
リウム水和物を活性炭の空孔内に担持させる。この50
%炭酸カリウム溶液を含む活性炭を150°cのヘリウ
ム気流中で乾燥させ,粉末X線回折法により乾燥させた
活性炭粉末を分析すると,乾燥活性炭粉末の空孔には2
2CO3・3H2Oが担持されていることがわかる。
【0025】この様にして得られた二酸化炭素吸着剤に
水蒸気を含んだガスを通気させ,水蒸気の吸収結果を調
べると,2K2CO3・3H2O結晶に60°cで1.7
%H2Oを含むヘリウムを通気した場合,水が吸着され
るのみで2K2CO3・3H2Oは結晶性を維持してい
る。しかし,7.3%H2Oを含んだヘリウムを通気さ
せてX線分析を行うと,ブロードな無定形ピークのみ
で,2K2CO3・3H2Oは炭酸カリウム水溶液になっ
ていることが分かる。
【0026】[実施例1]次に上記の二酸化炭素吸着剤に
よる二酸化炭素回収方法の実施例を説明する。
【0027】(二酸化炭素吸着剤の乾燥)先ず,上記実
施例に記載された活性炭からなる二酸化炭素吸着剤0.
162gを直径3mmのステンレス製カラムに充填し,
カラム内の温度が150°cとなるようにヘリウムガス
気流を一昼夜送り続けて二酸化炭素吸着剤を乾燥させ
た。
【0028】(水蒸気及び二酸化炭素の吸着)次に,乾
燥させた二酸化炭素吸着剤を充填したカラムに,カラム
内の温度が60°cとなるように,水蒸気濃度が1.7
%となるように調製したヘリウムを40ml/minで
通気し,入り口と出口の水蒸気濃度が同じになるまで水
蒸気を吸着させた。
【0029】その後,二酸化炭素濃度が2.3%であ
り,水蒸気濃度が1.7%となるように調製したヘリウ
ムガスを40ml/minの流量で通気させ,入り口と
出口のCO2濃度が同じになるまでCO2を二酸化炭素吸
着剤に吸着させた。これによって,二酸化炭素吸着剤の
空孔に担持した炭酸カリウムは炭酸水素カリウムとな
り,二酸化炭素が化合物として捕集される。
【0030】(二酸化炭素の放出)二酸化炭素を二酸化
炭素吸着剤に吸着させた後,水蒸気濃度が1.7%とな
るように調整したヘリウムを40ml/minで通気さ
せながら,カラム温度を150°cまで昇温させる。こ
れによって炭酸水素カリウムは二酸化炭素を放出する。
このときの二酸化炭素吸着剤中の担持活性炭単位重量当
たりCO2放出量を第1表に示す。
【0031】
【表1】 [実施例2]次に,本実施例の炭酸カリウム水和物を担持
させた活性炭に,7.3%の水蒸気濃度を有するヘリウ
ムガスを通気した実施例を示す。この実施例2では,実
施例1と同様なカラムを用いており,カラム内の温度が
60°cとなるように,水蒸気濃度が7.3%となるよ
うに調製したヘリウムガスを流量40ml/minの割
合で通気し,入り口と出口の水蒸気濃度が同じになるま
で水蒸気を吸着させる。
【0032】さらに,炭酸カリウムと水蒸気とを反応さ
せた二酸化炭素吸着剤に,二酸化炭素濃度2.3%,水
蒸気濃度が7.3%となるように調製したヘリウムを4
0ml/minの流量で通気し,入り口と出口のCO2
濃度が同じになるまでCO2を吸着させる。これによっ
て,炭酸カリウムに二酸化炭素が吸着される。
【0033】ついで,水蒸気濃度7.3%となるように
調製したヘリウムを流量40ml/minで通気させな
がら,カラム内の温度を150°cまで昇温させて,二
酸化炭素を放出させた。第1表に二酸化炭素吸着剤中の
担持活性炭単位重量当たりの二酸化炭素の放出量を示
す。
【0034】[実施例3]さらに,実施例1と同様の操作
(H2OとCO2の吸着工程,CO2の発生工程)を繰り
返し,このときの二酸化炭素吸着剤中の担持活性炭単位
重量当たりの二酸化炭素放出量を第2表に示す。
【0035】
【表2】 [比較例1]同様の方法で,活性炭の水蒸気存在下の二酸
化炭素吸着量を比較例として第3表に示す。活性炭0.
162gを直径3mmのステンレス製カラムに充填し,
カラム内の温度が150°cのヘリウムガス気流中で活
性炭を一昼夜乾燥させた。
【0036】次に,この乾燥した活性炭を充填したカラ
ムにカラム内の温度が60°cとなるように,水蒸気濃
度が1.7%になるように調製したヘリウムを流速40
ml/minにより通気し,入り口と出口の水蒸気濃度
が同じになるまで水蒸気を吸着させた。
【0037】その後二酸化炭素濃度2.3%,水蒸気濃
度1.7%となるように調整したヘリウムガスを40m
l/minで通気させ,入り口と出口のCO2濃度が同
じになるまでCO2を反応させた。ついで,水蒸気濃度
1.7%となるように調製したヘリウムを40ml/m
inで通気させながら,カラム温度が150°cとなる
ように昇温させて二酸化炭素を放出させた。第3表には
活性炭単位重量当たりの二酸化炭素放出量を比較例とし
て示す。
【0038】
【表3】 この表3によれば,活性炭のみに二酸化炭素2.3%濃
度と水蒸気1.7%濃度を含むガスを通気させた場合の
二酸化炭素吸着量は,炭酸カリウム水和物を担持させた
活性炭に,二酸化炭素2.3%濃度と水蒸気濃度1.7
%程度を含むガスを通気させた場合の二酸化炭素吸着量
よりも吸着量が少なく,炭酸カリウム水和物を担持させ
る効果が大きいことが判明する。
【0039】[比較例2]実施例1に示した方法により調
製した吸着剤を直径3mmのステンレス製カラムに0.
162g充填し,カラム温度150°cのヘリウムガス
中で一昼夜乾燥させた。このカラムを用いて,カラム温
度60°Cで二酸化炭素濃度2.3%となるように調製
したヘリウムガスを40ml/minで通気し,入り口
と出口のCO2濃度が同じになるまでCO2を吸着させ
た。その後,ヘリウムを40ml/minで通気しなが
らカラム温度を150°Cまで昇温させて二酸化炭素を
放出させた。水蒸気が存在しない場合の二酸化炭素吸着
剤の担持活性炭単位重量当たりのCO2放出量を比較例
として第4表に示す。
【0040】この第4表によれば,二酸化炭素吸着剤と
して活性炭に炭酸カリウム水和物を担持させたものに,
水蒸気を含む場合と含まない場合の二酸化炭素の吸着量
の相違を提示する。水蒸気を含む場合は,炭酸カリウム
は二酸化炭素の捕集機能を発揮するが,乾燥したガスで
は炭酸カリウムから炭酸水素カリウムへ変化する化学反
応が起こらない。
【0041】
【表4】 [実施例4]次に,本実施例の炭酸カリウム水和物を担持
させた活性炭に,1.7%の水蒸気濃度を有するヘリウ
ムガスを全圧6Kg/cm2で通気した実施例を示す。
この実施例4では,実施例1と同様なカラムを用いてお
り,カラム内の温度が100°cとなるように,水蒸気
濃度が1.7%となるように調製したヘリウムガスを全
圧6Kg/cm2で流量40ml/minの割合で通気
し,入り口と出口の水蒸気濃度が同じになるまで水蒸気
を吸着させる。
【0042】さらに,炭酸カリウムと水蒸気とを反応さ
せた二酸化炭素吸着剤に,二酸化炭素濃度2.3%,水
蒸気濃度が1.7%となるように調製したヘリウムを全
圧6kg/cm2で,40ml/minの流量で通気
し,入り口と出口のCO2濃度が同じになるまでCO2
吸着させる。これによって,炭酸カリウムに二酸化炭素
が吸着される。
【0043】ついで,水蒸気濃度1.7%となるように
調製したヘリウムを全圧1Kg/cm2で流量40ml
/minで通気させながら,カラム内の温度を150°
cまで昇温させて,二酸化炭素を放出させた。第5表に
二酸化炭素吸着剤中の担持活性炭単位重量当たりの二酸
化炭素の放出量を示す。
【0044】
【表5】 この表5によれば,全圧が6kg/cm2で二酸化炭素
濃度2.3%と水蒸気濃度が1.7%を含むガスを通気
させた場合の二酸化炭素の吸着量は,全圧が1kg/c
2で二酸化炭素濃度2.3%と水蒸気濃度が1.7%
を含むガスを通気させた場合の二酸化炭素の吸着量より
も吸着量が多く,全圧が6kg/cm2で二酸化炭素を
吸着させ,全圧が1kg/cm2で二酸化炭素を放出さ
せることが可能であることが判明する。
【0045】[実施例5]先ず,本実施例の炭酸カリウム
水和物を担持させた活性炭と担持活性炭単位重量当たり
同モルの炭酸ナトリウムを担持させた活性炭からなる二
酸化炭素吸着剤0.142gを直径3mmのステンレス
製カラムに充填し,カラム内の温度が150°Cとなる
ようにヘリウムガスを一昼夜送り続けて二酸化炭素吸着
剤を乾燥させた。
【0046】次に,乾燥させた炭素吸着剤を充填したカ
ラムに,カラム内の温度が60°Cとなるように,水蒸
気濃度が10%となるように調製したヘリウムガスを流
量40ml/minの割合で通気し,入り口と出口の水
蒸気濃度が同じになるまで水蒸気を吸着させた。
【0047】その後,二酸化炭素濃度が13.8%,水
蒸気濃度が10%となるように調製したヘリウムを40
ml/minの流量で通気し,入り口と出口のCO2
度が同じになるまでCO2を二酸化炭素吸着剤に吸着さ
せた。これによって,二酸化炭素吸着剤の空孔に担持し
た炭酸ナトリウムは炭酸水素ナトリウムとなり二酸化炭
素が化合物として捕集される。
【0048】二酸化炭素を二酸化炭素吸着剤に吸着させ
た後,水蒸気濃度が10%となるように調整したヘリウ
ムガスを40ml/minで通気させながら,カラム温
度を150°cまで昇温させる。これによって炭酸水素
ナトリウムは二酸化炭素を放出する。このときの二酸化
炭素吸着剤中の担持活性炭単位重量当たりCO2の放出
量を表6に示す。
【0049】
【表6】 (実施例の効果)以上述べたように,上記実施例の二酸
化炭素吸着剤は,炭酸カリウム水溶液に浸漬し,減圧下
で水を蒸発させた活性炭を150°cのヘリウム気流中
で乾燥せると,2K2CO3・3H2O結晶が活性炭の空
孔に保持される。この活性炭吸着剤は,60°Cで水蒸
気濃度1.7%を含むヘリウムを通気しても水分吸収を
行うのみで結晶性を維持しているが,ヘリウムに含ませ
る水蒸気濃度を7.3%に高めると,炭酸カリウムが水
溶液となって二酸化炭素吸着剤の空孔に保持された状態
となり,多孔質物質の空孔内液膜が従来の大型タンクと
して機能する。ここで,7.3%の水蒸気と二酸化炭素
を含有するガスを通じると,二酸化炭素が炭酸水素カリ
ウムとして捕集されるので,極めて効率よい化学吸着機
能が発現する。
【0050】従って,この二酸化炭素吸着剤を充填した
塔に,燃焼設備の排気ガスや水蒸気と二酸化炭素が共存
するガスをこの充填塔に通気させると,二酸化炭素と水
蒸気が炭酸水素カリウムとして二酸化炭素吸着剤に吸着
されることとなり,燃焼設備の排気ガスから二酸化炭素
を安価に回収でき,環境保護に有益である。
【0051】さらに,炭酸水素カリウムとして捕捉され
た二酸化炭素は,二酸化炭素吸着剤にスチームを通気さ
せると,2KHCO3→K2CO3+H2O+CO2 によ
り,二酸化炭素が放出され,さらに冷却することによ
り,純粋な二酸化炭素を容易に濃縮回収できる。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように,本発明によれば,水
蒸気と二酸化炭素とが共存するガス或いは空気を,この
二酸化炭素吸着剤に通過させると,多孔質物質空孔に担
持された炭酸カリウムと二酸化炭素と水とが反応して炭
酸水素カリウムに変化するので,二酸化炭素の捕集が可
能となる。
【0053】また,燃焼設備等の煙道ガス或いは工場な
どの排気ガスから,水蒸気と二酸化炭素が混合されたま
まで,効率的に二酸化炭素を分離することが可能となる
ので,二酸化炭素の分離時のエネルギー損失を大幅に低
減できる。
【0054】さらに,炭酸水素カリウムとして捕捉され
た二酸化炭素は,二酸化炭素吸着剤にスチームを通気し
または減圧し冷却することにより,純粋な二酸化炭素を
容易に濃縮回収できる。これにより,炭酸水素カリウム
から二酸化炭素を放出する設備が不要となり,エネルギ
ー損失を大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる二酸化炭素回収装置の
模式図である。
【符号の説明】
1 排気経路 2 排ガス導入経路 3 ブロア 4 排ガス導入経路 5 スチーム導入経路 6a,6b バルブ(第1バルブ手段) 7a,7b バルブ(第2バルブ手段) 8a,8b 固定床吸着塔 9 排ガス排出経路 10 二酸化炭素回収経路 11a,11b バルブ(第1バルブ手段) 12a,12b バルブ(第2バルブ手段) 13 冷却塔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/81 ZAB 53/62 B01J 20/04 ZAB C (72)発明者 重本 直也 香川県高松市屋島西町2109番地8株式会社 四国総合研究所内 (72)発明者 山田 進一 香川県高松市屋島西町2109番地8株式会社 四国総合研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空孔内に2K2CO3・3H2Oを担持して
    乾燥させた多孔質物質に,水蒸気と二酸化炭素とを含む
    ガスを通過させることを特徴とする二酸化炭素の回収方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1の二酸化炭素の回収方法におい
    て,前記二酸化炭素を捕集した多孔質物質に,スチーム
    を通気させることにより,前記多孔質物質の空孔にKH
    CO3として捕集された二酸化炭素を放出させ,さらに
    これを冷却して水分を液化させ,高純度の二酸化炭素を
    回収することを特徴とする二酸化炭素の回収方法。
  3. 【請求項3】請求項1及び請求項2の二酸化炭素の回収
    方法に用いる二酸化炭素吸着剤であって,乾燥させた多
    孔質物質を炭酸カリウム水溶液に浸漬した後,この炭酸
    カリウム水溶液を蒸発させ,前記多孔質物質の空孔に炭
    酸カリウム水和物を担持させたことを特徴とする二酸化
    炭素吸着剤。
  4. 【請求項4】請求項3の二酸化炭素吸着剤において,前
    記多孔質物質は活性炭・ゼオライト・アルミナ・珪藻土
    のいずれかもしくはこれらの混合物からなることを特徴
    とする二酸化炭素吸着剤。
  5. 【請求項5】空孔内に,Na2CO2・H2O,または2
    2CO3・3H2Oと,Na2CO3・H2Oとを含む混合
    物を担持して乾燥させた多孔質物質に,水蒸気と二酸化
    炭素とを含むガスを通過させることを特徴とする二酸化
    炭素の回収方法。
  6. 【請求項6】請求項1及び請求項5の二酸化炭素の回収
    方法において,前記二酸化炭素を捕集した多孔質物質
    を,減圧することにより,前記多孔質物質の空孔にKH
    CO3又はNaHCO3,またはKHCO3とNaHCO3
    を含む混合物として捕集された二酸化炭素を放出させ,
    更にこれを冷却することにより水分を液化させ,高純度
    の二酸化炭素を回収することを特徴とする二酸化炭素の
    回収方法。
  7. 【請求項7】請求項5の二酸化炭素の回収方法におい
    て,前記二酸化炭素を捕集した多孔質物質にスチームを
    通気させることにより,前記多孔質物質の空孔にNaH
    CO3,またはKHCO3とNaHCO3を含む混合物と
    して捕集された二酸化炭素を放出させ,更にこれを冷却
    することにより水分を液化させ,高純度の二酸化炭素を
    回収することを特徴とする二酸化炭素の回収方法。
  8. 【請求項8】請求項1,請求項2,請求項5,請求項
    6,請求項7のいずれかの二酸化炭素の回収方法を用い
    る二酸化炭素吸着剤であって,乾燥させた多孔質物質を
    炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムと炭酸ナトリウムを
    混合してなる水溶液に浸漬した後,この炭酸ナトリウム
    または炭酸カリウムと炭酸ナトリウムを混合した水溶液
    を蒸発させ,前記多孔質物質の空孔に炭酸ナトリウム水
    和物または炭酸カリウム水和物と炭酸ナトリウム水和物
    を混合したものを担持させたことを特徴とする二酸化炭
    素吸着剤。
  9. 【請求項9】請求項3または請求項8の二酸化炭素吸着
    剤において,前記多孔質物質は,活性炭・ゼオライト・
    アルミナ・珪藻土のいずれかもしくはこれらの混合物か
    らなることを特徴とする二酸化炭素吸着剤。
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