JPH0840407A - 包装体 - Google Patents

包装体

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JPH0840407A
JPH0840407A JP7022249A JP2224995A JPH0840407A JP H0840407 A JPH0840407 A JP H0840407A JP 7022249 A JP7022249 A JP 7022249A JP 2224995 A JP2224995 A JP 2224995A JP H0840407 A JPH0840407 A JP H0840407A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造が容易であり、フィルムの位置合わせが
不要であるような構造のウェットティッシュとティッシ
ュペ―パ―、または2種類のウェットティッシュを収納
した携帯用パックを提供する。 【構成】 容器本体が2つの収納部を有し、少なくとも
一方の収納部に湿潤状態の内容物が収納されている包装
体において、容器本体の2つの収納部を構成する壁部が
全て連続した1枚の液密性の柔軟なシ―トから構成さ
れ、シートが「の」の字状または「W」字状に折畳まれ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2種類の内容物、特に
ウェットティッシュとティッシュペ―パ―(乾燥状態の
ティッシュペ―パ―)の組合わせ、または香りとか用途
等の異なる2種類のウェットティッシュの組合わせを収
納した携帯用パックに関し、更に詳しくは、収納したウ
ェットティッシュとティッシュペ―パ―とをそれぞれ別
個に1枚ずつ取出すことができ、特に密封を必要とする
ウェットティッシュに対しては繰返し開封・密封できる
ようにした携帯用パックに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、不織布のような繊維素材にアルコ
―ルなどの清浄液を含浸したウェットティッシュが手や
その他の身体の汚れを簡便に落せるものとして多用され
ている。筒状の容器に入ったウェットティッシュは家庭
や店で使用され、また、携帯用として小さな袋に入った
ものも市販され、広く利用されている。また、身体の汚
れ落としの他にも、台所のレンジ周りの汚れ落としや冷
蔵庫の汚れ落とし、会社等のOA機器の汚れ落とし等に
もウェットティッシュが使用されている。
【0003】ウェットティッシュは汚れ落しには便利で
あるが、湿潤状態であるので、用途が限られ、チリ紙や
乾いたティッシュペ―パ―の代りに用いることができな
いことがある。従って、外出時には、ウェットティッシ
ュだけでなく、ティッシュペ―パ―も携帯する必要があ
る。
【0004】外出時に、ウェットティッシュの小袋とテ
ィッシュペ―パ―の小袋とを携帯しようとしても、何れ
か一方を忘れたりすることがよくある。従って、ウェッ
トティッシュとティッシュペ―パ―とを組合せて携帯用
パックとすると便利である。このような携帯用パックは
実公昭57−60399号公報に開示されている。この
公報に開示されている携帯用パックでは、耐水性合成樹
脂フィルムからなる袋状パックにウェットティッシュと
ティッシュペ―パ―とが横に並列した状態で収納され、
ウェットティッシュとティッシュペ―パ―との間の中央
部およびパックの周囲がヒ―トシ―ルされている。そし
て、中央のシ―ル部でパック全体を二つ折りに折畳むよ
うにしている。
【0005】また、本願出願人は特公昭58−4184
2号公報において、3枚のシート材を用い、その内の2
枚を袋体に、1枚を中仕切りとして重ね合わせ、中仕切
りシートを挟んで乾燥した内容物と湿潤した内容物をシ
ート間に入れ、シート材の周囲を四方シールした包装体
を提案した。
【0006】また、本願出願人は特公昭59−4686
2号公報において、3枚のシート材を用い、その内の2
枚を袋体に、1枚を中仕切りとして重ね合わせ、中仕切
りシートを挟んで2種類の湿潤状態した内容物をシート
間に入れ、シート材の周囲を四方シールした包装体を提
案した。
【0007】更に、本願出願人は先に特開昭61−20
3305号公報において、第1の内容物(例えば、湿潤
した物)を取出し口および可撓性の開閉蓋を有する内袋
に収納し、外袋となるシートに開口を設け、内袋と第2
の内容物を重ね合わせた状態で外袋シートの開口の位置
と内袋の開閉蓋の位置とが一致するようにして外袋用シ
ートで両者を包んで外袋を形成し、2種類の品物を収納
した包装体を製造する方法を開示した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した実公昭57−
60399号公報に開示されている携帯用パックは、前
述のような構造であるために、実際には製造が困難であ
る。
【0009】例えば、実公昭57−60399号公報の
携帯用パックを生産しようとする場合、下側の合成樹脂
フィルムの上にウェットティッシュとティッシュペ―パ
―とを横に並べて置き、それぞれの取出し口を設けた上
側の合成樹脂フィルムをその上に供給し、そして、ウェ
ットティッシュとティッシュペ―パ―との間の中央部お
よびパックの周囲をヒ―トシ―ルして、袋状とする。
【0010】しかし、このような製造工程においては、
下側の合成樹脂フィルムの上にウェットティッシュとテ
ィッシュペーパーとを並べて置いた際に、ウェットティ
ッシュに含浸されている液が周囲に滲み出したり、流れ
たりして、隣に置いたティッシュペーパーを濡らして商
品価値を損ってしまう。
【0011】更に、合成樹脂フィルムのヒ―トシ―ルす
べき箇所を濡らして、ヒートシールし難くしたりする。
【0012】また、パックの周囲は比較的ヒ―トシ―ル
も行い易いが、ウェットティッシュとティッシュペ―パ
―の間の中間部をシ―ルすることは、ヒ―トシ―ル時に
ウェットティッシュやティッシュペ―パ―の位置が正確
でないと、上手にヒ―トシ―ルすることができない。従
って、ウェットティッシュやティッシュペ―パ―を下側
のフィルムの上に供給する際には、所定の位置に正確に
載置しなければならないし、またシ―ル工程までの搬送
中に載置した品物が動いて、ずれたりしないようにしな
ければならない。この様なことは、非常に微妙な管理、
調整を要し、実際には、非常に困難である。従って、こ
のような携帯用パックを連続生産することは実際問題と
して不可能である。
【0013】また、前述の構造の携帯用パックの別の製
造方法として、予めパックの周囲の三方および中央部を
シ―ルして、一辺が開いた袋を作り、前記開口からウェ
ットティッシュおよびティッシュペ―パ―をそれぞれ袋
内に挿入し、その後、前記開口をシ―ルして、携帯用パ
ックとすることも考えられる。
【0014】しかし、このような方法では、袋内にティ
ッシュペ―パ―や特にウェットティッシュを自動的に挿
入することが困難であり、連続生産は不可能である。従
って、前述の構造の携帯用パックは非常にコスト高とな
る。
【0015】前記実公昭57−60399号公報の携帯
用パックは、パックの周囲全部をシールしているので、
周囲の部分が硬くなり、パックを手で持った時にその硬
い部分が当たり、従って、持ち難い。しかも、パックの
大きさは内容物と必要な余裕分よりも、更にシールした
周縁部の大きさだけ大きくなり、嵩張ってしまう。
【0016】また、前記実公昭57−60399号公報
の携帯用パックでは、携帯時には中央のシ―ル部でパッ
ク全体を二つ折りに折畳むようにしているが、ウェット
ティッシュとティッシュペ―パ―と厚手のフィルムが4
枚重なり合った状態であり、しかも折畳んだ箇所が開き
易いので、全体として嵩張ってしまう。従って、よりコ
ンパクトな携帯用パックが要求される。
【0017】特公昭58−41842号公報の包装体を
製造するには、1枚のシート材の上に乾燥した内容物を
置き、その上に中仕切りのシート材を置き、更にその上
に湿潤した内容物を置き、その上に1枚のシート材を置
いた状態で、3枚のシート材の周縁をヒートシールす
る。このように、2種類の内容物を中仕切りを挟んだ状
態で重ね合わせて載置したり、2種類の内容物を挟んだ
状態で3枚のシート材を同時にヒートシールするため、
連続製造するには調整がかなり難しい。特に、内容物の
厚みが厚いと重ね合わせがずれ易く、そのためシート材
の大きさを内容物の大きさよりもかなり大きくしなけれ
ばならず、コンパクトな包装体とすることが困難であ
る。
【0018】また、特公昭58−41842号公報の包
装体は、3枚のシート材の周囲を四方シールした包装体
であるため、この包装体を連続シートから製造する際に
は3枚のシート材をそれらの幅方向の位置(ヒートシー
ルすべき長手方向の側縁の位置)がずれれないようにフ
ィルム(シート材)の位置合わせしながら送出すことが
必要である。しかるに、フィルムは各送出しローラの速
度、温度、ヒートシール時の押圧力等で微妙に伸び縮み
し、3枚のシート材を正確に位置合わせすることは調整
が非常に困難である。
【0019】特公昭59−46862号公報の包装体の
場合は、連続シートから製造しようとすると特公昭58
−41842号公報の包装体と同様に製造するが、前述
した問題の他に、各収納部に設けられる蓋部材の位置も
一致させなければならない、すなわちフィルムの長手方
向の位置も合わせなければならないという問題があり、
フィルムの送出し時の位置合わせがより一層困難であ
る。
【0020】特公昭58−41842号公報や特公昭5
9−46862号公報の包装体を製造するには、3枚の
シート材を送出すための送出し機構がそれぞれのシート
材に対して必要である(3セット必要)。このため、装
置が全体として複雑で大きいものとなり、広い設置スペ
ースを必要とする。
【0021】また、特公昭58−41842号公報や特
公昭59−46862号公報の包装体は、3枚のシート
材の周囲を四方シールした包装体であるため、包装体の
全周が硬く、手で持った時にその硬い部分が当たり、持
ち難い。しかも、包装体の大きさは内容物の大きさとそ
の収納に必要な余裕分の和よりも、更にシールした周縁
部の大きさだけ大きくなり、嵩張ってしまう。
【0022】特開昭61−203305号公報の包装体
の製造方法よれば、先ず第1の内容物を取出し口および
可撓性の開閉蓋を有する内袋に収納密封した物を製造す
る工程が必要であり、その後に、この第1の内容物を密
封した内袋と第2の内容物とを外袋で包装する必要があ
る。従って、製造工程が長くなり、生産効率が良くな
い。
【0023】また、この方法によれば、内袋と第2の内
容物を重ね合わせた状態で外袋シートの開口の位置と内
袋の開閉蓋の位置とを一致させなければならず、製造時
の調整が比較的面倒である。更に、内袋自体が完全な1
つの密封包装体となっているので、2種類の品物を収納
して出来上がった包装体は、例えば内袋をピロータイプ
の袋とした場合は長手方向のシールのために厚みが厚く
なって嵩張り、或は内袋を四方シールとした場合は周縁
部のために大きくなって嵩張ってしまう。
【0024】
【発明の目的】本発明は上述のような従来技術の問題点
に鑑み、また、包装体に要求される種々の特性を考慮し
てなされたものである。
【0025】本発明の目的は、製造が容易であり、フィ
ルムの位置合わせが不要であるような構造のウェットテ
ィッシュとティッシュペ―パ―、または2種類のウェッ
トティッシュを収納した携帯用パックを提供することで
ある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器本体が2
つの収納部を有し、少なくとも一方の収納部に湿潤状態
の内容物が収納されている包装体において、前記容器本
体の2つの収納部を構成する壁部が全て連続した1枚の
液密性の柔軟なシ―トから構成され、該シートが「の」
の字状または「W」字状に折畳まれていることを特徴と
する包装体により、上述した目的を達成する。
【0027】湿潤状態の内容物を収納した収納部には、
湿潤状態の内容物取出し用の開口部又は該開口部を形成
するための切離し用切込みが設けられ且つ該開口部を繰
返し開放・密封可能に覆う開閉蓋が設けられている。
【0028】乾燥状態のティッシュを収納した収納部
は、袋体のシ―ト材の一方の側縁を、シールしないで乾
燥状態の内容物を取出す為の開口部としても良い。また
は、側縁を手で引離すことができる程度に軽く接着して
おくと、最初に使用する際に手で開くことにより、消費
者が初めて使用するという心証を得られる。
【0029】或は、本発明は前記のような包装体におい
て、シートの側縁をシールしないで乾燥状態の内容物を
取出す為の開口部とする代わりに、完全にシ―ルして、
別に乾燥状態の内容物を取出す為の開口部となるミシン
目を1シートに設けてもよい。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図示した図面を参照
して、本発明を詳細に説明する。図1は本発明の包装体
の一実施例の片方の面から見た斜視図で、開閉蓋が開い
ている状態の図面である。図2は図1のII−II線に沿っ
た断面を模式的に示した断面図である。図3から図9は
本発明の包装体のそれぞれ異なった実施例を示す、図2
と同様の模式的断面図である。
【0031】発明の包装体は、例えば図2に示すよう
に、容器本体が2つの収納部を有し、一方の収納部には
湿潤状態の内容物(ウェットティッシュ)21が収納さ
れ、他方の収納部には乾燥状態の内容物(ティッシュペ
ーパー)22が収納されている。或は、図6に示すよう
に、容器本体の2つの収納部にそれぞれ異なった湿潤状
態の内容物(ウェットティッシュ)21、21′が収納
されている。
【0032】本発明における容器本体は、1枚の液密性
(好ましくは気密性)を有する柔軟なシ―ト1から構成
されたほぼ扁平な袋体1である。すなわち、容器本体の
2つの収納部を構成する壁部全てが連続した1枚の液密
性の柔軟なシ―ト1から構成されている。
【0033】図1および図2に示した第1実施例におい
て、図2に示すようにシート1は3つ折り(3つ折りの
各部分を、第1側縁部分11、中間部分12および第2
側縁部分13と称す)になっている。第1側縁部分11
の側縁11aはシート1の幅方向の中間部分12におい
てシート1に固着されている。図面では固着箇所を黒丸
14で模式的に示した。
【0034】第2側縁部分13は第1側縁部分11の上
(すなわち第1側縁部分11と同じ側)に折返されてお
り、従って、第1側縁部分11が中間部分12と第2側
縁部分13の間にある。
【0035】シート1の長手方向の両端部15は3つ折
りの重なり合った状態で互いに固着(シール)されてい
る。
【0036】従って、この実施例の容器本体(袋体)1
においては、中間部分12と第2側縁部分13が容器の
外壁を構成し、第1側縁部分11が容器の内部を2つに
仕切り、2つの収納部を形成する。
【0037】前記第1側縁部分11の側縁11aの固着
14または両端部15の固着は、従来公知の方法、例え
ばヒ―トシ―ル、ホットメルト接着剤、超音波シール等
により行われる。
【0038】図1および図2に示した第1実施例におい
ては、第1側縁部分11と中間部分12とにより構成さ
れる収納部には湿潤状態の内容物21が収納され、他
方、第1側縁部分11と第2側縁部分13により構成さ
れる別の収納部には乾燥状態の内容物22が収納され
る。
【0039】湿潤状態の内容物21を収納した収納部に
は、湿潤状態の内容物21取出すために、開口部2又は
開口部2を形成するための切離し用切込み(例えば、ミ
シン目状の切込み、なお図10では符号9で示してい
る)が中間部分12に設けられている。開口部2又は切
離し用切込みは円形、楕円形、菱形、トラック形等の閉
ル―プまたはU字形等の開ル―プを描くようにすればよ
い。
【0040】また、前記収納部には開口部2又は切離し
用切込みを繰返し開封密封可能に覆う開閉蓋4が中間部
分12に設けられている。
【0041】開閉蓋4の袋体1と接する側の面(以下内
面と称す)には、ほぼ全体にコ―ティングされた感圧接
着剤層6が形成されている。
【0042】開閉蓋4は袋体1に貼着しただけでもよい
が、好ましくは、開閉蓋4を開いた場合にも開閉蓋4が
袋体から剥がれないように固定する。このようにするに
は、例えば、開閉蓋4の一方の端部を袋体1にヒ―トシ
―ル、接着剤等により、または両側縁からの切込みを入
れたり、開閉蓋4の端部の中央部に切り込みを入れた
り、或は開口部2を形成するための切離し用切込みをU
字形等の閉ループとすればよい。
【0043】開口部2を形成するための切離し用切込み
を設けた場合、切離し用切込みにより囲まれた袋体1
(中間部分12)の一部分5が包装体を最初に使用する
ときに袋体1から切離されて、図1に示すように、開閉
蓋4の内面の感圧接着剤層6に貼着される。この切離さ
れた部分5は開閉蓋4を閉じた状態においては前記開口
部2を実質的に覆い、開口部2を塞ぐシール、すなわち
閉塞シール5の役目を行う。開閉蓋4は前記閉塞シ―ル
5の周囲の感圧接着剤層6により袋体1に貼着され、袋
体1の開口部2を密封する。
【0044】なお、閉塞シール5を前述のように袋体1
の一部から構成するのではなく、袋体1に開口部2を設
けると共に、開口部2と同程度の大きさ、形状の別のシ
ート片を開口部2を塞ぐように感圧接着剤層6に貼着さ
せて、閉塞シール5として用いてもよい。
【0045】このように、閉塞シ―ル5を用いると、閉
塞シ―ル5が開口部2を覆うので、開閉蓋4を閉じた密
封状態においても、袋体1内部に収納した内容物21が
感圧接着剤層6と直接に接することがなく、内容物21
は清潔な状態に保たれる。なお、感圧接着剤層6を開閉
蓋4の周縁部にのみ形成するなどした場合は、閉塞シ―
ル5はなくてもよい。
【0046】乾燥状態の内容物22を収納した第1側縁
部分11と第2側縁部分13により構成される他方の収
納部には、内容物22が乾燥状態の場合には、特に気密
性を必要としないため、開閉蓋は設けていない。この収
納部において、乾燥状態の内容物22を取出すための開
口部20は、図1および図2に示すように、第2側縁部
分13の両端が固着15されているだけで、その側縁1
3aがシールされないで開いたままであるので、この開
いた部分が開口部20となる。
【0047】本発明において、液密性を有する袋体1を
構成するシート1の主たる材質としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリビニ―ルクロ
ライド、ポリアミド、セロハン、アセテ―ト等の合成樹
脂、フィルム等の単体または各々のフィルムの貼合せ、
複合材があげられる。更に、内容物の種類によっては、
前記各種フィルムと、アルミニウムフォイルとの貼合せ
を行った複合材を用いることができる。
【0048】前記シート1は、シートの片面または両面
がヒ―トシ―ルができるような材質とすることが好まし
い。或いはホットメルト性を有しシート1よりも低温で
融解する接着剤を少なくとも袋体1の両端部に相当する
箇所に塗布したものを用いることも可能である。
【0049】開閉蓋4は前記シート1に用いるシート材
として例示したものと同様の材質のシート材を使用すれ
ばよい。
【0050】開閉蓋4の形態について言えば、開閉蓋4
の面積は開口部2より大きくし、その形状は円形、楕円
形、角形、トラック形等として装飾効果を持たせること
が好ましい。
【0051】開閉蓋4の内面に設けられている感圧接着
剤層6は、アクリル系、ゴム系、ポリエステル系、ポリ
オレフィン系、樹脂等が良好であり、その塗布方法はロ
―ルコ―ト、ナイフコ―ト、スプレ―コ―ト等の方法の
何れかとすることが好ましい。
【0052】なお、開閉蓋4を透明なシ―ト材とすれ
ば、外から見て、内容物および開口部2の状態がよくわ
かる。
【0053】更に、開閉蓋4において固定端部3とは反
対側の端部に突起状の取手部7を設けて、使用者が容易
に開閉蓋4を開閉できるようにしている。この取手部分
7には、図面に示すように、感圧接着剤層6は塗布しな
いことが好ましい。
【0054】開閉蓋4と袋体1との固着方法としてはヒ
―トシ―ル、超音波接着、高周波接着、接着剤による接
着方法等の何れの方法も可能であり、袋体1の材質によ
り適宜選定する。或いは、両側から切込みを入れ、また
は中央に切込みを入れた開閉蓋4を袋体1に貼着して、
これらの切込みから先は剥がれないようにしてもよい。
【0055】次に、図3に示した第2実施例について簡
単に説明する。この実施例においては、次の点が異なる
だけで、他の点については前述した第1実施例と同様で
ある。
【0056】すなわち、この実施例においては、第2側
縁部分13の側縁13aが手で引離すことができる程度
に軽く接着16(軽くヒ―トシ―ルまたは弱い接着剤を
使用)している点で第1実施例と異なっている。なお、
図面では、手で引離すことができる程度に軽く接着16
した状態を三角形16で表した。そして、使用時に前記
側縁13aを手で引離して、乾燥状態の内容物を取出す
為の開口部20とする。
【0057】前述のように袋体1の側縁13aを手で引
離すことができる程度に軽く接着した場合は、使用時に
消費者が側縁13aを引離すことにより取出し口となる
ので、消費者が初めて使用することを自分で確認でき
る。
【0058】次に、図4に示した第3実施例について簡
単に説明する。この実施例においては、次の点が異なる
だけで、他の点については前述した第1実施例と同様で
ある。
【0059】すなわち、この実施例においては、第2側
縁部分13の側縁13aがヒートシール、接着剤等によ
り中間部分12に固着(固着箇所を黒丸17で示した)
されている点、および乾燥状態の内容物22の取出し口
となるミシン目状切離し用切込み18(図面では点線で
模式的に表した)を第2側縁部分13に設けた点で第1
実施例と異なっている。そして、使用時に前記切離し用
切込み18を手で切離して、乾燥状態の内容物を取出す
為の開口部20とする。
【0060】前述のように袋体1の切離し用切込み18
を手で切離すようにした場合は、使用時に消費者が切離
し用切込み18を切離すことにより取出し口となるの
で、消費者が初めて使用することを自分で確認できる。
【0061】次に、図5に示した第4実施例について簡
単に説明する。この実施例においては、次の点が異なる
だけで、他の点については前述した第3実施例と同様で
ある。
【0062】すなわち、この実施例においては第3実施
例と異なって、第1側縁部分11と中間部分12により
構成される収納部に乾燥状態の内容物22が収納され、
第1側縁部分11と第2側縁部分13により構成される
収納部に湿潤状態の内容物21が収納されている。そし
て、湿潤状態の内容物21の取出し口となる開口および
それを覆う開閉蓋4が第2側縁部分13に設けられ、一
方、乾燥状態の内容物22の取出し口となる切離し用切
込み18が中間部分12に設けられている。
【0063】このように構造が異なるため、第3実施例
の包装体を製造する場合は湿潤状態の内容物21を包ん
でから乾燥状態の内容物22を包むようにするが、図5
に示した第4実施例の包装体を製造する場合は乾燥状態
の内容物22を包んでから湿潤状態の内容物21を包む
ことになる。
【0064】次に、図6に示した第5実施例について簡
単に説明する。この実施例においては、次の点が異なる
だけで、他の点については前述した第3実施例と同様で
ある。
【0065】すなわち、この実施例においては第3実施
例と異なって、第1側縁部分11と中間部分12により
構成される収納部に湿潤状態の内容物21を収納するだ
けでなく、第1側縁部分11と第2側縁部分13により
構成される収納部にも湿潤状態の内容物21′が収納さ
れている。そして、湿潤状態の内容物21′の取出し口
となる開口およびそれを覆う開閉蓋4が第2側縁部分1
3に設けられている。このように2種類の異なる湿潤状
態の内容物21および21′を収納するのに、この実施
例の包装体は好都合である。特に、この包装体を製造す
る場合、2枚の開閉蓋4をシート1の同一面に貼着すれ
ばよいので、2枚の開閉蓋の位置合せが容易に行え、従
って、製造が簡単である。
【0066】次に、図7から図9の各実施例について説
明する。これらの実施例が前述した第1実施例から第5
実施例と異なる主な点は、シート1の折り畳み状態であ
る。すなわち、前述した第1実施例から第5実施例にお
いては、シート1は3つ折りにされているが、これに対
して、図7から図9の各実施例においてはシート1は断
面W字状に4つに折り曲げられており、中間部分12、
12′が第1側縁部分11と第2側縁部分13の間にあ
って、逆U字状に折られて、容器本体1の仕切りの役目
を果たしている。
【0067】従って、図7から図9の各実施例の容器本
体(袋体)1においては、第1側縁部分11と第2側縁
部分13が容器の外壁を構成し、中間部分12、12′
が容器の内部を2つに仕切り、一方の収納部は第1側縁
部分11と中間部分12により構成され、他方の収納部
は第2側縁部分13と中間部分12′により構成され
る。
【0068】袋体1の両端は図1に示した実施例と同様
に横方向にシールされているので、逆U字状に折られた
中間部分12および12′により一側が開口したもう一
つの収納部23が形成される。
【0069】この収納部23は、使用済の内容物21ま
たは22を収納するのに好都合である。或は、他のも
の、例えばハンカチ等を入れたりするのにも好都合であ
る。
【0070】その他の点は、先に説明した各実施例とそ
れぞれ同様である。図7に示した実施例は図2に示した
実施例と同様である。図8に示した実施例は図4に示し
た実施例と同様である。図9に示した実施例は図6に示
した実施例と同様である。
【0071】これら図7から図9の各実施例の包装体を
製造する場合、後述するようにシート1をほぼW字状に
折り曲げた後に2つの内容物を同時にまたは時間的に前
後してW字の上向き(実際には上向きでも、下向きで
も、或は横向きでもよい)の2つの開口からシートの間
に供給して包むようにする。この場合、図7に示した実
施例の場合は第2側縁部分13の側縁13aの位置を少
しずらしておくと、シール14が行い易い。
【0072】また、固着箇所14および17は製造の際
に2つの側縁部分11および13を同時にシールするこ
とにより形成すると好都合である。
【0073】次に、図3に示した実施例の包装体の製造
方法の1つを図10および図11を参照して説明する。
【0074】袋体1となる連続シ―ト1をシートのロー
ル1Aから送出しローラ等の適宜の送出し装置により送
出す。
【0075】次に、適宜な形状で開口部2を形成する為
の切離し用切込み(ミシン目)9をパンチングマシーン
32によりシート1の幅方向のほぼ中央に形成する。
【0076】別に、片面にアクリル酸エステル系又はゴ
ム系等よりなる感圧接着剤を、少なくとも開口部2より
も広い範囲に塗布加工して、接着剤層を形成した開閉蓋
4を用意しておく。例えば、連続した離型紙33に開閉
蓋4が貼着した状態として、これを離型紙ロール33A
とし、送出しローラ等の適宜の送出し装置により送出
し、そこから開閉蓋4を供給する。
【0077】離型紙33から開閉蓋4を剥して、開閉蓋
4の感圧接着剤が塗布された部分が前記工程で得られた
シ―トの切離し用切込み9を覆うように、開閉蓋4を公
知の適当な貼付機(例えば、ラベル貼付機)35又は人
手により前記シ―ト1に貼着する。 なお、開閉蓋4の
一端を袋体となるシ―ト1にヒ―トシ―ル等により固着
する場合は、図示しないが前記工程の後にヒートシーラ
ー等の手段により開閉蓋4の一端をシ―ト1に固着すれ
ばよい。この工程は開閉蓋4の固定を別の方法、例えば
切り込みや接着剤により行う場合、或いは開閉蓋4をシ
ート1に貼着するだけの場合は省略すればよい。
【0078】以上のようにして得られた切離し用切込み
9および開閉蓋4を有するシート1は、送出しローラ等
の適宜の供給装置によりそのまま次工程に連続的に送出
してももよいが、この実施例では一旦ボビン上に巻取っ
てロール1Bとして、その後、図11に示すように、こ
のロール1Bから送出しローラ等の適宜の供給装置によ
り次工程に送出している。
【0079】なお、連続的にシート1を次工程に供給す
る場合は、前工程と次工程とのタイミングを合せる必要
があるが、巻取り工程、巻取装置が不要であり、便利で
ある。また、一旦巻取ってから次工程にシート1を供給
するようにした場合は、切離し用切込み9の形成や開閉
蓋4の貼着のタイミングと、次工程以下における内容物
21、22の供給および包装とタイミングとを合わさな
くてよいので好都合であり、装置としても前工程までの
装置と、次工程以降の装置とを別個に設置できるのでコ
ンパクトにできる。
【0080】次に、前記工程で得られたシート1に合成
又は天然繊維の紙、織布、不織布、コットン、ガ―ゼ、
発泡シ―ト等に化粧料、薬剤等を含浸又は塗布したシ―
ト状繊維素材(ウェットティッシュ)21を供給装置に
より供給する。この場合、シ―ト状繊維素材21はシー
ト1の開閉蓋4を貼着した面とは反対側の面で、開口部
となる個所2の上に置く。すなわち、出来上った製品に
おいて開閉蓋4が表出するように、シ―ト状繊維素材2
1を置く。
【0081】前記供給装置は従来から包装機械において
被包装物の搬送供給に使用されている適宜な装置を使用
すればよい。このような装置としては、例えば、被包装
物をアタッチメント付チェーンのようなコンベアにより
一定間隔でほぼ水平方向に移送しながら、タイミングを
合わせて1つずつ包装シート上に送出すようにしたコン
ベア装置や、被包装物を上下に堆積し、その最上段また
は最下段の被包装物を把持して1つずつ取出すマテリア
ルハンドリング装置や、被包装物をほぼ水平方向に移送
するコンベアと、被包装物を把持して1つずつ取出すマ
テリアルハンドリング装置との組合せ等がある。
【0082】次に、フォーマ36によりシート1の一方
の側縁部分11が前記湿潤状態のシ―ト状繊維素材21
を覆うように案内する。そして、第1側縁部分11の側
縁11aをその長手方向に沿って前記シート1の中間部
分12に固着する、すなわちシールする(固着部1
4)。固着するには、ヒートシーラー37によりヒ―ト
シ―ルしたり、或いは接着剤(好ましくはホットメルト
接着剤)により接着したり、超音波シール等適宜の手段
を用いればよい。
【0083】第1側縁部分11を挟んで湿潤状態のシ―
ト状繊維素材21の上に乾燥状態のシ―ト状繊維素材
(ティッシュペ―パ―)22を供給装置により供給す
る。供給装置は前述した湿潤状態のシ―ト状繊維素材の
供給装置と同様に従来から使用されている装置を用いれ
ばよく、その構造は前記供給装置の構造と同様である。
【0084】なお、上記説明では第1側縁部分11の側
縁11aをシート1に固着した後に乾燥状態のシート状
繊維素材22を第1側縁部分11の上に置いているが、
これらの工程を逆にして乾燥状態のシート状繊維素材2
2を第1側縁部分11の上に置いてから、第1側縁部分
11の側縁11aをシート1に固着してもよい。
【0085】次に、前記シート1の他方の側縁部分13
をフォ―マ38で案内して、前記乾燥状態のシ―ト状繊
維素材22を前記シート1で包んで、第2側縁部分13
の側縁13aをヒートシーラー39により、後に手で引
離すことができる程度に軽くヒ―トシ―ル16する。
【0086】そして、重なり合った湿潤状態のシート状
繊維素材21および乾燥状態のシート状繊維素材22の
前後において、袋体を構成する3つ折りになったシート
1の横方向の開口を公知の適宜のシール装置40、例え
ばヒートシーラー、超音波シーラにより、シ―ル15し
て固着する。
【0087】この横方向シ―ル部15を切断装置41に
よりカットして、単袋化し、図3に示した実施例の包装
体を得る。
【0088】なお、ヒ―トシ―ル16を行わなければ、
図2に示した実施例の包装体が得られる。
【0089】以下に前述した実施例とは異なった、本発
明の包装体の製造方法の実施例を説明する。その実施例
の説明において、先の説明における図面に示した物、部
品、装置等と同じものは同じ符号で示した。また、既に
詳述した点については説明を省略する。
【0090】図12は図9に示した包装体を製造する方
法の実施例であり、全体として前述した方法と同様であ
るが、次の点で異なっている。
【0091】すなわち、シート1の第1側縁部分11お
よび第2側縁部分13にそれぞれ、開口部2となる切離
し用切込み9およびそれを覆う開閉蓋4を設ける点、お
よび中間部分12の幅が広く取られている点が異なって
いる。
【0092】更に、図示しないガイドにより中間部分1
2が逆U字状に折り曲げられ、そしてフォーマ43によ
り第1側縁部分11および第2側縁部分13も上方へ折
り曲げられ、シート1が全体としてW字状に折り曲げら
れる。そして、第1側縁部分11と中間部分12の間に
湿潤状態の内容物21が供給され、第2側縁部分13と
中間部分12′の間に別の湿潤状態の内容物21′が供
給される。
【0093】その後、ヒートシーラ44により第1側縁
部分11の側縁11aおよび第2側縁部分13の側縁1
3aが一緒にシールされる。
【0094】シート1の横方向の開口をシート状繊維素
材21、21′の前後においてヒートシーラー40によ
りヒ―トシ―ル15して固着し、この横方向シ―ル部1
5を切断装置41によりカットして、単袋化する。
【0095】
【発明の効果】本発明の包装体は、容器本体が1枚のシ
ートから構成されているので製造が容易であり、安価な
ものとすることができる。
【0096】また、本発明によれば、ウェットティッシ
ュとティッシュペ―パ―、または2種類のウェットティ
ッシュを収納したコンパクトで、掴み易いような携帯用
パックを得られる。
【0097】また、本発明の2つの収納部を有し、各収
納部に内容物をそれぞれ収納した包装体は、1つの長尺
の連続フィルムを用いて連続的に製造するでき、容器本
体を1枚のシートから構成するので、従来のように複数
枚のフィルムの位置合わせを必要としない。
【0098】更に1枚のフィルムを用意するだけよいの
で、フィルムの調達が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装体の第1実施例の片方の面から見
た斜視図で、開閉蓋が開いている状態の図面である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面を模式的に示した
断面図である。
【図3】本発明の包装体の第2実施例を示す、図2と同
様の模式的断面図である。
【図4】本発明の包装体の第3実施例を示す、図2と同
様の模式的断面図である。
【図5】本発明の包装体の第4実施例を示す、図2と同
様の模式的断面図である。
【図6】本発明の包装体の第5実施例を示す、図2と同
様の模式的断面図である。
【図7】本発明の包装体の別の実施例を示す、図2と同
様の模式的断面図である。
【図8】本発明の包装体の更に別の実施例を示す、図2
と同様の模式的断面図である。
【図9】本発明の包装体の別の実施例を示す、図2と同
様の模式的断面図である。
【図10】本発明の図3に示した包装体の製造方法を示
す工程図である。
【図11】本発明の図3に示した包装体の製造方法を示
す工程図である。
【図12】本発明の図9に示した包装体の製造方法を示
す工程図である。
【符号の説明】
1 シートまたは袋体 11 第1側縁部分 12 中間部分 13 第2側縁部分 21 湿潤状態の内容物 22 乾燥状態の内容物。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体が2つの収納部を有し、少なく
    とも一方の収納部に湿潤状態の内容物が収納されている
    包装体であって、前記容器本体の2つの収納部を構成す
    る壁部が全て連続した1枚の液密性の柔軟なシ―トから
    構成されており、該シートは3折りにされ、第1の側縁
    部が中仕切となり、中間部と第2の側縁部とがそれぞれ
    容器本体の表面となるように「の」の字状に折畳まれて
    おり、該折畳まれた状態で両端部が固着されており、前
    記中仕切となる第1側縁部の側縁は容器本体の内部にお
    いて前記シートに固着され、前記中間部には内容物取出
    し用の開口部または切離し用切込みとこれを覆う開閉蓋
    が設けられ、前記中仕切と前記第2側縁部で構成されて
    いる収納部にも内容物の取出し口となる箇所が設けられ
    ていることを特徴とする包装体。
  2. 【請求項2】 容器本体が2つの収納部を有し、少なく
    とも一方の収納部に湿潤状態の内容物が収納されている
    包装体であって、前記容器本体の2つの収納部を構成す
    る壁部が全て連続した1枚の液密性の柔軟なシ―トから
    構成されており、該シートは3折りにされ、第1の側縁
    部が中仕切となり、中間部と第2の側縁部とがそれぞれ
    容器本体の表面となるように「の」の字状に折畳まれて
    おり、該折畳まれた状態で両端部が固着されており、前
    記中仕切となる第1側縁部の側縁は容器本体の内部にお
    いて前記シートに固着され、前記第1側縁部にはミシン
    目状切離し用切込みが設けられ、前記第2側縁部には内
    容物取出し用の開口部または切離し用切込みとこれを覆
    う開閉蓋が設けられ、第2側縁部の側縁は前記シートに
    固着されていることを特徴とする包装体。
  3. 【請求項3】 容器本体が2つの収納部を有し、少なく
    とも一方の収納部に湿潤状態の内容物が収納されている
    包装体であって、前記容器本体の2つの収納部を構成す
    る壁部が全て連続した1枚の液密性の柔軟なシ―トから
    構成されており、該シートは4折りにされ、2つの中間
    部が中仕切となり、2つの側縁部がそれぞれ容器本体の
    表面となるように「W」字状に折畳まれており、該折畳
    まれた状態で両端部が固着されており、前記2つの側縁
    部の少なくとも一方の側縁部の側縁はシートに固着さ
    れ、該側縁部には内容物取出し用の開口部または切離し
    用切込みとこれを覆う開閉蓋が設けられ、前記中仕切と
    他方の側縁部で構成されている収納部にも内容物の取出
    し口となる箇所が設けられていることを特徴とする包装
    体。
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