JPH0839336A - パイプカッタ - Google Patents

パイプカッタ

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JPH0839336A
JPH0839336A JP17923094A JP17923094A JPH0839336A JP H0839336 A JPH0839336 A JP H0839336A JP 17923094 A JP17923094 A JP 17923094A JP 17923094 A JP17923094 A JP 17923094A JP H0839336 A JPH0839336 A JP H0839336A
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cylinder
cutting
cutter
slider
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Junji Ishikawa
純二 石川
Motoyuki Koga
基之 古賀
Sanemitsu Nakano
実光 中野
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Osaka Gas Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/18Appliances for use in repairing pipes

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Sawing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプ内に挿入されてパイプを内側より切断
するためのパイプカッタにおいて、切断時の騒音を小さ
くすると共にパイプを均一且つ迅速に切断できるように
し、配管パイプの切断作業性を向上させる。 【構成】 円筒状のシリンダ2と、シリンダ2内に位置
して軸方向には摺動可能であって回転方向にはシリンダ
2と共に回転する回転シャフト4と、この回転シャフト
の先端に連結され且つ軸方向に対し傾斜する傾斜面を有
するスライダ5と、該スライダの傾斜面に当接支持され
てスライダ5の軸方向移動によりパイプ内面に対し接
近,離間する方向に摺動動作するカッタホルダ6とを備
えたパイプカッタであって、シリンダ2の外周には、そ
の先端部および基端部の円周上に配管パイプPの内面と
接する複数個の転動ローラ9が等分配置され、該転動ロ
ーラ9は、前記回転シャフト4が後退方向へ引かれると
シリンダ2の半径方向へ突出するように可動構成して、
シリンダ2が配管パイプP内で常に同心回転するように
構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に埋設されたガス
管,水道管などの配管パイプを、埋設状態のまま管の内
側から切断するのに用いるパイプカッタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設されているガス管路等の配管
パイプを一部撤去したり、交換しようとする場合、埋設
管路を掘り起こして作業するには大きな労力を要する。
そのため従来より、埋設管路の一部に設けた地上開口部
より管の内部にパイプカッタを挿入し、配管パイプを内
側から切断することにより所要区間の配管パイプを引き
抜き可能として撤去あるいは交換する作業法が行われて
いる。
【0003】そのために用いるパイプカッタとして従
来、例えば本出願人が先に提出した特開平4ー3399
90号公報に開示されたものがある。図8を用いてこの
従来技術のパイプカッタを説明すると、Pは地中に埋設
されている切断対象の配管パイプであり、その管路には
適当位置に地上開口部が設けられ、そこよりパイプカッ
タ本体101が管内の切断位置に挿入される。
【0004】切断しようとする配管パイプの管内に挿入
されるパイプカッタ本体101は、切断対象の配管パイ
プP内に挿入可能な外径を有する円筒状のシリンダ10
2と、このシリンダ102の内部に同軸的に挿入された
回転シャフト104と、回転シャフト104の先端にネ
ジを介して連結固定されたスライダ105と、スライダ
105の傾斜面105’に当接されてその軸方向移動に
よりパイプ内面に向けて接近,離間するよう動作するカ
ッタホルダ106と、このカッタホルダ106のパイプ
内面に対面する側に軸支された円形状のカッタ刃107
とを有している。パイプカッタ本体101はまた、回転
シャフト104に接続固定されたインナケーブル117
と、前記シリンダ102に対し回転可能に連結されたア
ウトケーブル116とを備え、インナケーブル117
は、配管パイプの地上開口部を経て外部駆動機構(図示
せず)に連接されているので、パイプカッタ101は、
該インナケーブル117にモータ出力軸の回転力が伝達
されると共にハンドル手段(図示せず)により前進,後
退の運動も与えられるように構成している。
【0005】また、図9を参照して判るように、上記シ
リンダ102には、上記カッタ刃107が軸支された側
と反対側に位置してシリンダの外周に二つの転動ローラ
109が設けられ、これら転動ローラ109がパイプP
の内面に接して転動することによりシリンダ102の回
転を助けている。
【0006】更に、図8および図10を参照して判るよ
うに、シリンダ102の内部に挿通された回転シャフト
104には、キー溝113が設けられ、これに対応する
シリンダ102の部分にはキー溝113より短いキー1
14が固定されている。キー114に対し、キー溝11
3は軸方向に長く形成されていて、これによりシリンダ
102に対し、回転シャフト104は、所要のストロー
クで軸方向には摺動可能であるが、回転方向にはシリン
ダ102と共に回転シャフト104が一体的に回転する
構成となっている。
【0007】上述の構造に基づいて、パイプカッタの切
断動作は、外部駆動機構のモータから伝達される回転力
を、インナケーブル117より回転シャフト104に伝
達してシリンダ102と共にスライダ105,カッタホ
ルダ106,カッタ刃107を一体回転させつつ、その
回転動作中のインナケーブル117を、ハンドル手段に
より所要のストロークで軸方向に移動することによっ
て、カッタホルダ106およびカッタ刃107がパイプ
内面に向けて接近,離間することができる。
【0008】切断動作時は、回転シャフト104は、シ
リンダ102に対し軸方向に移動可能な構成になってい
ることで、回転シャフト104と共にスライダ105が
後退方向(図8において方向B)に移動し、このスライ
ダ105の軸方向移動により傾斜面105’に案内され
てカッタ106が、回動しつつパイプPの内面へ接近す
る方向に移動するから、カッタホルダ106に軸支され
たカッタ刃7がパイプ内面に当接して切り込みが開始さ
れる。
【0009】切断完了後は、インナケーブル117をハ
ンドル手段により前進方向(図8において方向A)へ戻
すことによって、バネ100の付勢力により回転シャフ
ト104およびスライダ105が共に前進方向へ移動し
て、カッタホルダ106がパイプ内面から離れる方向へ
離間し、カッタ刃107がパイプ内面から離れ、パイプ
カッタ本体101は管内を引き戻し可能な状態になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した従来
技術のパイプカッタにおいては、次に述べるような問題
点があった。まず、図9及び図10を参照して判るよう
に、上記シリンダ102には、上記カッタ刃7が軸支さ
れた側と反対側に位置してシリンダの外周に転動ローラ
109が設けられ、これら転動ローラ109がパイプP
の内面に接して転動することによりシリンダ102の回
転を助けている。しかし、転動ローラ109がシリンダ
の半径方向へ移動できないようにシリンダの外周面に固
定されているので、切断作業に不具合が生じやすい。
【0011】すなわち、配管パイプ切断の開始時には、
カッタ刃107がパイプ内面に切り込み始め、その切り
込みにより生じた反力がシリンダ102を介して二つの
回転ローラ109に伝わる。その時、二つの転動ローラ
109がパイプ内面に接してシリンダ102を、カッタ
刃107が軸支された側へ支えるようになり、シリンダ
102の配管パイプ内での回転を助ける。しかし、カッ
タ刃107がパイプ内面に段々切り込むにつれて、シリ
ンダ102が回転しつつあるが、配管パイプの切断開始
時と切断進行中と切断が完了しそうな時にカッタ刃10
7が受ける反力がそれぞれ異なるために、シリンダ10
2の回転中心がそれぞれ変わりつつあり、つまりシリン
ダ102が配管パイプ内で偏心回転になっている。
【0012】そのため、切断作業の開始時にはカッタ刃
107がパイプ内面に切り込み始めるとき、カッタ刃1
07が受ける抵抗が大きいのでパイプ切断の音が大きく
発生する。また、切断開始時と切断進行中と切断が完了
しそうな時には、カッタ刃107が受ける抵抗が変化し
つつあるので、配管パイプの切断面が不均一になってし
まう。更に、シリンダ102が配管パイプ内で偏心回転
しているので、カッタ刃107が受ける振動が激しく刃
の損傷が著しい。そして、カッタ刃107の受ける抵抗
が大きくて刃が損傷しやいことから、250mmおよび
320mmのパイプを切断するのに5−6分の時間がか
かるので、切断作業の効率が低下してしまう。
【0013】また、配管パイプの切断完了を告知する手
段を備えていないので、切断動作が完了していないとき
も切断が完了したと勘違いしやすく、除去,交換すべき
部分のものを撤去できなくなる恐れがある。一方、切断
が完了してもその完了の事実を知らないので、切断作業
用のモータを回転し続ける可能性があり、電力の浪費だ
けではなく、次の工事段階に即座に入ることができない
ため、工事全体の効率が更に低下してしまう。
【0014】本発明は、上述した従来技術のパイプカッ
タにおける問題点を解消し、地中の配管パイプを所望の
位置で管の内側から均一且つ迅速に切断できるパイプカ
ッタを提供することを目的とする。また、配管パイプの
切断完了時点を作業者に告知することが本発明のもう一
つの目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、切断対象の配管パイプ内に挿入可能な
外径を有する円筒状のシリンダと、このシリンダ内に位
置して軸方向には摺動可能であって回転方向にはシリン
ダと共に回転する回転シャフトと、この回転シャフトの
先端に連結され且つ軸方向に対し傾斜する傾斜面を備え
たスライダと、このスライダの傾斜面に当接支持されて
スライダの軸方向移動によりパイプ内面に対し接近,離
間する方向に摺動動作するカッタホルダとを有し、前記
回転シャフトの基端には、所要の長さを有するドライブ
ケーブルのインナケーブルが接続固定され、該ドライブ
ケーブルは配管パイプの地上開口部を経て外部駆動機構
に連接されてインナケーブルにモータ出力軸の回転力が
伝達されると共に、インナケーブルに前進,後退の運動
を与えるように構成してなるパイプカッタにおいて、上
記シリンダの外周には、その先端部および基端部の円周
上に配管パイプの内面と接する複数個の転動ローラが等
分配置され、該転動ローラは、前記回転シャフトが後退
方向へ引かれるとシリンダの半径方向へ突出するように
可動構成して、シリンダが配管パイプ内で常に同心回転
するように構成してなることを特徴とする。
【0016】また本発明は、外部駆動機構には、インナ
ケーブルが連接されるモータの電源回路に電流計装置が
設置され、該電流計装置には、カッタ刃による切断時の
負荷に応動して動く電流値検知用指針と、切断終了時の
電流値を事前にセットする電流値セット用指針と、配管
パイプの切断終了時に電流値の低下により電流値検知用
指針が、電流値セット用指針に対応した位置に可動する
と警報を発する手段とを有してなることを特徴とする。
【0017】
【作用】上記の構成に基づいて、カッタ刃がパイプ内面
に段々切り込んでも、シリンダの回転中心が変わらず、
配管パイプの切断開始時から切断完了時までシリンダが
常に同心回転するようになっている。また、カッタ刃が
パイプ内面に切り込み始めてから、切断作業が完了する
時点時まで、カッタ刃が受ける抵抗が一定している。
【0018】そして、パイプカッタの切断完了を告知す
る電流計装置を備えているので、判断ミスに起因する、
切断作業が完了していないままのパイプカッタの撤収が
回避できる。また、切断完了になるとブザスピーカが鳴
り切断完了ということを作業者に告知してくれるので、
切断作業に用いるモータ電源を直ちに切ることができ、
節電だけでなく即座に次の工事段階に入れるため、工事
全体の効率アップにつながる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図7に
基づいて説明する。図1において、Pは地中に埋設され
ている切断対象の配管パイプであり、その管路には適当
位置に地上開口部が設けられ、そこよりパイプカッタ本
体1が管内の切断位置に挿入される。パイプカッタ本体
1は、切断対象の配管パイプP内に挿入可能な外径を有
する円筒状シリンダ2と、このシリンダ2の内部に位置
して同軸的に挿通された回転シャフト4と、回転シャフ
ト4の先端にネジ8を介して連結固定されたスライダ5
と、スライダ5の傾斜面5’に当接支持されてその軸方
向移動によりパイプ内面に向けて接近,離間するよう動
作するカッタホルダ6と、このカッタホルダ6のパイプ
内面に対面する側に軸支された円形状のカッタ刃7とを
有している。
【0020】回転シャフト4の基端には、所要の長さを
有するドライブケーブル15のインナケーブル17が接
続固定され、該ドライブケーブル15は配管パイプの地
上開口部を経て外部駆動機構(図示せず)に連接され
て、インナケーブル17にモータ出力軸の回転力が伝達
されると共に、ハンドル手段(図示せず)によりインナ
ケーブル17に前進,後退の運動も与えられるようにな
っている。
【0021】図1および図2を参照して判るように、シ
リンダ2の外周には、その先端部および基端部の円周上
に配管パイプの内面と接する3個の転動ローラ9が等分
配置され、これら転動ローラ9は、前記回転シャフト4
が後退方向(図1において方向B)へ引かれるとシリン
ダ2の半径方向へ突出するように可動構成している。す
なわち、各転動ローラ9が可動子20に軸支されてお
り、転動ローラ9を軸支した各可動子20がシリンダ2
においてシリンダ2の半径方向へ(図2において仮想線
位置まで)可動するように装着されている。シリンダ2
と接触する可動子20の両側端面20’がシリンダ2に
おける対応接触面と互いに摺動可能に平行に配置されて
いるので、可動子20がシリンダ2の半径方向へ移動す
るときに、可動子20が常に直線的に動くようになって
いる。従って、各可動子20に軸支された各転動ローラ
9はすべてシリンダ2の半径方向へ直線的に動くように
なる。
【0022】上記スライダ5には雌ネジ穴が形成されて
おり、雄ネジ部を有する軸部材18がスライダ5と螺合
作用により相互に結合している。軸部材18は、可動子
20のテーパ部20”と常に接するテーパ部18’を有
するので、スライダ5および軸部材18の後退方向(図
1において方向B)移動に伴って、軸部材18のテーパ
部18’は、シリンダ2に可動装着された可動子20を
シリンダ2の半径方向へ押圧するようになる。更に、回
転シャフト4の基端部には、軸部材18と同じ構造の軸
部材19が形成されている。すなわち、軸部材19は雄
ネジ部を有すると共に軸部材18と同じテーパ部19’
を有する。この雄ネジ部とインナケーブル17に形成し
た雌ネジ穴とにより、回転シャフト4がインナケーブル
17と結合している。上記と同様に、軸部材19のテー
パ部19’が、シリンダ2の基端部側に設けられて転動
ローラ9を軸支した可動子20のテーパ部20”と常に
接しているので、インナケーブル17の後退方向(図1
において方向B)移動に伴って、テーパ部19’は、シ
リンダ2に可動装着された可動子20をシリンダ2の半
径方向へ押圧するようになる。
【0023】また、図1および図4において、シリンダ
2の内部に挿通された回転シャフト4には、キー溝13
が設けられ、これに対応するシリンダ2の部分にはキー
溝13より短いキー14が固定されている。上記キー1
4に対し、キー溝13は軸方向に長く形成されていて、
これによりシリンダ2に対し、回転シャフト4は、所要
のストロークで軸方向には摺動可能であるが、回転方向
にはシリンダ2と共に回転シャフト4が一体的に回転す
る構成となっている。
【0024】更に、図1においては、回転シャフト4の
先端に連結固定されたスライダ5には、その軸方向にお
いて先端側が高く、他方の回転シャフト4に接続される
側(図1において右側)が低く傾斜された傾斜面5’を
有し、この傾斜面5’の両側には、図3に示されるよう
に左右に張り出された凸条部5”が形成されている。ス
ライダ5の傾斜面5’に当接支持されるカッタホルダ6
には、上記左右の凸条部5”を両側から挟むように一対
の凹溝6’を有し、この凹溝6’と凸条部5”との係合
によりカッタホルダ6が、スライダ5の傾斜面5’に沿
って離脱しないよう摺動可能に支持され、スライダ5の
軸方向移動に伴ってカッタホルダ6が配管パイプ軸心線
と直交する方向、すなわちパイプ内面に向けて接近,離
間する方向へ確実に摺動するようになる。上記カッタホ
ルダ6は、パイプ内面に接近すると、カッタホルダ6に
軸支された円形のカッタ刃7がパイプ内面に切り込む方
向へ突出し、反対に離間するとパイプ内面から離れて接
触しない構成となっている。
【0025】回転シャフト4の基端部側(図1において
右側)に形成した軸部材19と結合しているインナケー
ブル17は、アウタケーブル16と共に、所要長さを有
する屈曲可能な同軸のドライブケーブル15を形成させ
ている。インナケーブル17は、外部駆動機構(図示せ
ず)のモータに連接されるもので、該モータからの回動
力がインナケーブル17を介して回転シャフト4に伝達
される。この際に、シリンダ2およびこれに結合された
シリンダカバー3は、キー14を介して回転シャフト4
と共に回転する。そして、シリンダ2との間にバネ10
を介在して回転シャフト4を前進方向へ弾性付勢してお
り、またこのバネ10は、回転シャフト4に連結された
インナケーブル17の引き方向(図1において方向B)
に作用して回転シャフト4の戻しを助けている。
【0026】上述の構成に基づいて、パイプカッタの切
断動作は、外部駆動機構のモータから伝達される回転力
を、インナケーブル17より回転シャフト4に伝達して
シリンダ2と共にスライダ5,カッタホルダ6,カッタ刃
7を一体回転させつつ、その回転動作中のインナケーブ
ル17を、ハンドル手段(図示せず)により所要のスト
ロークで軸方向に移動することにより、カッタホルダ6
およびカッタ刃7がパイプ内面へ向けて接近,離間する
ことができる。
【0027】切断動作時には、回転シャフト4は、シリ
ンダ2に対し軸方向に移動可能な構成となっていること
で、回転シャフト4と共にスライダ5が後退方向(図1
において方向B)に移動し、このスライダ5の後退方向
移動により傾斜面5’に案内されてカッタホルダ6が、
回動しつつパイプPの内面へ接近する方向に移動するか
ら、カッタホルダ6に軸支されたカッタ刃7がパイプ内
面に当接して切り込みが開始される。この際、軸部材1
8がスライダ5の移動に伴って後退方向に移動し、軸部
材18のテーパ部18’は、シリンダ2に可動装着され
た可動子20をシリンダ2の半径方向へ押圧するように
なる。それと同時に、軸部材19は、インナケーブル1
7の後退方向移動に伴って同じ後退方向へ移動し、その
テーパ部19’は、シリンダ2に可動装着された可動子
20をシリンダ2の半径方向へ押圧するようになる。
【0028】可動子20はシリンダ2の半径方向へ可動
に装着されているので、カッタ刃7がパイプ内面に切り
込み始めてから切断作業が完了するまで、可動子20に
軸支されてシリンダ円周上に等分配置された3個の転動
ローラ9が同じ程度でシリンダ2の半径方向へ移動する
ので、シリンダ2が配管パイプ内で常に同心回転するよ
うになっている。
【0029】切断完了後は、インナケーブル17をハン
ドル手段(図示せず)により前進方向(図1において方
向A)へ戻すことによって、バネ10の付勢力により回
転シャフト4およびスライダ5が共に前進方向へ移動し
て、カッタホルダ6がパイプ内面から離れる方向へ離間
し、カッタ刃7がパイプ内面から離れる。従って、パイ
プカッタ本体1は管内を引き戻し可能な状態になる。
【0030】上述の実施例では、転動ローラ9はシリン
ダ2の先端部側および基端部側においてそれぞれ3個設
けられているが、必要に応じて3個以上も可能である。
【0031】図5は、外部駆動機構(図示せず)のモー
タの電源回路に接続された電流計装置21を示してい
る。該電流計装置21には、カッタ刃による切断時の負
荷に応動して動く電流値検知用指針25と、切断終了時
の電流値を事前にセットする電流値セット用指針24
と、配管パイプの切断終了時に電流値の低下により電流
値検知用指針25が、電流値セット用指針24に対応し
た位置に移動すると警報を発するブザースピーカー22
とを有している。切断作業を開始する前、切断終了時の
電流値をセット用ボタン23により予め設定しておく。
切断開始後は、負荷がかかるので検知用指針25で表さ
れている電流値が上昇する。そして、切断が終了すると
負荷が軽くなるため、電流検知用指針25が設定値へ戻
ってくる。電流検知用指針25が設定値に戻った時点で
配管パイプの切断が完了したことを表す。その際、電流
計装置21のブザースピーカ22が鳴り、切断完了とい
うことを作業者に知らせてくれる。
【0032】図6は、電流計装置21の電流入出力端子
部30を簡単に示す回路図である。同図に示すように、
電流入出力端子部30に設けられているインプット端
A,Cは、商用電源100VラインとモータMとの間に
接続されている。電流入出力端子部30の交流電源入力
端子D,Eには、商用電源100Vラインからの商用電
源100Vが取り込まれるようになっている。また端子
aは、セット用指針24が検知用指針25と一致した際
にオンする後述のスイッチT1によるオン信号が取り込
まれる端子であり、端子bはセット用指針24が検知用
指針25と一致した際にブザースピーカー22を鳴動さ
せるための駆動電流を出力する端子であり、端子cはモ
ータの負荷に応じて変動する電力を検出するための電力
検出用の端子である
【0033】図7は、電流計21の各構成要素であるブ
ザースピーカー22、セット用指針24及び検知用指針
25を駆動するための駆動回路を示す回路図である。セ
ット用指針24のラインには、セット用ボタン23と、
リセット用指針24が検知用指針25と一致した際にオ
ンするスイッチT1とが介在され、スイッチT1がオン
されたとき、ブザースピーカー22が鳴動するようにな
っている。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、切断作業に際してカッタ刃がパイプ内面に段々切り
込んでも、シリンダの回転中心が変わらず、配管パイプ
の切断開始時から切断完了時までシリンダが配管パイプ
内で常に同心回転するようになっている。それによっ
て、カッタ刃がパイプ内面に切り込み始めてから切断動
作が完了するまで、カッタ刃が受ける抵抗が一定してい
る。従って、配管パイプ切断開始時の切断音が従来例よ
り小さくなると共にパイプの切断面が均一になる。ま
た、シリンダが配管パイプ内で常に同心回転しているの
で、カッタ刃の振動による損傷が回避できる。更に、同
じ管径のパイプを切断するのに必要な時間は大幅に短縮
され、例えば、同じ管径250mmおよび320mmの
パイプを切断するための時間は従来例の5ー6分に対し
本発明では僅か30秒である。
【0035】また、パイプカッタの切断完了を告知する
電流計装置を備えているので、判断ミスに起因する、切
断作業が完了していないままのパイプカッタの撤収が回
避できる。そして、切断完了になるとブザスピーカが鳴
り切断完了ということを作業者に告知してくれるので、
切断作業に用いるモータ電源を直ちに切ることができ、
節電だけでなく即座に次の工事段階に入れるため、工事
全体の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるパイプカッタの断面図
【図2】図1のA−A 線に沿う断面図
【図3】図1のB−B線に沿う断面図
【図4】図1のC−C線に沿う断面図
【図5】切断作業に用いるモータの電源回路に接続され
た電流計装置を示す
【図6】図5に示した電流計装置21の電流入出力端子
部30を簡単に示す回路図
【図7】図5に示したブザースピーカー22、セット用
指針24及び検知用指針25を駆動するための駆動回路
を示す回路図
【図8】従来のパイプカッタを示す断面図
【図9】図8のA−A 線に沿う矢視図
【図10】図8のB−B線に沿う断面図
【符号の説明】
1 パイプカッタ本体 2 シリンダ 4
回転シャフト 5 スライダ 6 カッタホルダ 7
カッタ刃 9 転動ローラ 16 アウトケーブル 17
インナケーブル 18 軸部材 19 軸部材 21
電流計装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断対象の配管パイプ内に挿入可能な外
    径を有する円筒状の、シリンダと、このシリンダ内に位
    置して軸方向には摺動可能であって回転方向にはシリン
    ダと共に回転する回転シャフトと、この回転シャフトの
    先端に連結され且つ軸方向に対し傾斜する傾斜面を備え
    たスライダと、このスライダの傾斜面に当接支持されて
    スライダの軸方向移動によりパイプ内面に対し接近,離
    間する方向に摺動動作するカッタホルダとを有し、 前記回転シャフトの基端には、所要の長さを有するドラ
    イブケーブルのインナケーブルが接続固定され、該ドラ
    イブケーブルは配管パイプの地上開口部を経て外部駆動
    機構に連接されてインナケーブルにモータ出力軸の回転
    力が伝達されると共に、インナケーブルに前進,後退の
    運動を与えるように構成してなるパイプカッタにおい
    て、 上記シリンダの外周には、その先端部および基端部の円
    周上に配管パイプの内面と接する複数個の転動ローラが
    等分配置され、該転動ローラは、前記回転シャフトが後
    退方向へ引かれるとシリンダの半径方向へ突出するよう
    に可動構成して、シリンダが配管パイプ内で常に同心回
    転するように構成してなることを特徴とするパイプカッ
    タ。
  2. 【請求項2】 前記外部駆動機構には、インナケーブル
    が連接されるモータの電源回路に電流計装置が設置さ
    れ、該電流計装置には、カッタ刃による切断時の負荷に
    応動して動く電流値検知用指針と、切断終了時の電流値
    を事前にセットする電流値セット用指針と、配管パイプ
    の切断終了時に電流値の低下により電流値検知用指針
    が、電流値セット用指針に対応した位置に可動すると警
    報を発する手段とを有してなることを特徴とする請求項
    1記載のパイプカッタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100848395B1 (ko) * 2007-11-02 2008-07-24 조희남 지하수 심도 구간별 채수를 위한 내부 케이싱 절단 장치 및이를 이용한 지하수 심도 구간별 채수방법
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