JPH083903B2 - 光記録再生装置 - Google Patents

光記録再生装置

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JPH083903B2
JPH083903B2 JP62329942A JP32994287A JPH083903B2 JP H083903 B2 JPH083903 B2 JP H083903B2 JP 62329942 A JP62329942 A JP 62329942A JP 32994287 A JP32994287 A JP 32994287A JP H083903 B2 JPH083903 B2 JP H083903B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、情報記録時の欠陥を検出する光記録再生
装置に関し、特に経済的且つ記録欠陥の検出信頼性の優
れた光記録再生装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より、光学的手段例えばレーザビームを用いて、
回転するディスク形状の情報記録媒体に、同心円状又は
螺旋状に情報を記録再生する光記録再生装置はよく知ら
れている。この種の装置は、磁気ディスク装置と比べて
高密度記録が可能であり、記録容量が大きいという利点
がある。しかし、一方では、磁気ディスクと比べて情報
記録媒体の欠陥が多いので、記録された情報の信頼性を
確保するための機能を必要としている。
このため、情報が記録された情報記録媒体を1回転さ
せて再生信号を検出し、情報記録欠陥の有無を判定する
方法が考えられるが、欠陥検出のために1回転分の時間
を要する欠点がある。これを防ぐため、近年、実時間で
再生信号を検出できる光記録再生装置が考えられてい
る。
第7図は、例えば「光メモリシンポジウム'85」論文
集の第107〜112頁に記載された、従来の光記録再生装置
を示す光路図である。
図において、(1)は2つの発光源を有する2ビーム
半導体レーザであり、第8図に示すように、互いに平行
な記録用ビーム(2)及び再生用ビーム(3)を出射す
るようになっている。尚、ここでは、一素子に2つの活
性領域を有するアレイ形の2ビーム半導体レーザ(1)
を示しているが、各ビーム(2)及び(3)を独立に駆
動できるものであれば、通常の1つの活性領域を有する
素子を2個並列に配置した構成としてもよい。
(4)は2ビーム半導体レーザ(1)のビーム出射側
に配置されたコリメータレンズ、(5)はコリメータレ
ンズ(4)を通過したビームを受光するように配置され
た偏光ビームスプリッタ、(6)は偏光ビームスプリッ
タ(5)を透過したビームを上方に向けるための反射ミ
ラーである。
(7)は1/4波長板、(8)は対物レンズ、(9)は
対物レンズ(8)に近接して配置された情報記録媒体で
あり、1/4波長板(7)及び対物レンズ(8)は反射ミ
ラー(6)と情報記録媒体(9)との間に配置されてい
る。(10)は情報記録媒体(9)の情報記録方向に沿っ
て形成された案内溝、(11)及び(12)は案内溝(10)
に沿って照射される各ビーム(2)及び(3)によって
形成される記録用スポット及び再生用スポットである。
(13)は偏光ビームスプリッタ(5)で反射されたビ
ームを反射光及び透過光に分割するハーフプリズム、
(14)は2つの受光面(14a)及び(14b)を有し、ハー
フプリズム(13)を透過したビームを受光する二分割光
検知器である。
(15)はハーフプリズム(13)で反射されたビームを
収束する凸レンズ、(16)は凸レンズ(15)からのビー
ムのうち再生用ビーム(3)のみを通過させるピンホー
ル(17)を有するピンホールミラー、(18)はピンホー
ル(17)を通過した再生用ビーム(3)を分割するハー
フプリズム、(19)はハーフプリズム(18)を透過した
再生用ビーム(3)の光路上に配置されたナイフエッ
ジ、(20)は2つの受光面(20a)及び(20b)を有し、
ナイフエッジ(19)を介した再生用ビーム(3)を受光
する二分割光検知器である。
(21)はピンホールミラー(16)で反射された記録用
ビーム(2)を受光する光検知器、(22)はハーフプリ
ズム(18)で反射された再生用ビーム(3)を受光して
再生出力Cを発生する光検知器、(23)は光検知器(2
2)からの再生出力Cから再生信号Dを得るための再生
信号検出回路である。
(24)は記録信号Aをパルス列として出力する記録信
号発生回路、(25)は記録信号Aに基づいて2ビーム半
導体レーザ(1)を駆動するドライバ回路である。
(26)は二分割光検知器(14)の出力信号を検出する
差動増幅器であり、各受光面(14a)及び(14b)からの
出力信号が入力されている。(27)は二分割光検知器
(20)の出力信号を検出する差動増幅器であり、各受光
面(20a)及び(20b)からの出力信号が入力されてい
る。
尚、二分割光検知器(14)及び差動増幅器(26)は、
プッシュプル法と呼ばれる周知のトラッキングエラー検
出光学系を構成し、ナイフエッジ(19)、二分割光検知
器(20)及び差動増幅器(27)はナイフエッジ法と呼ば
れる周知フォーカシングエラー検出光学系を構成してい
る。
第9図は情報記録媒体(9)上の記録用スポット(1
1)及び再生用スポット(12)を詳細に示す斜視図であ
る。尚、ここでは、各スポット(11)及び(12)を案内
溝(10)の間に照射して記録再生する場合を示したが、
案内溝(10)上に照射して記録再生してもよい。図にお
いて、lは記録用スポット(11)とこれに後行する再生
用スポット(12)との間隔、矢印は情報記録媒体(9)
の回転移動方向、(28)は記録用スポット(11)によっ
て情報記録媒体(9)上に書き込まれるピットである。
次に、第10図のタイミングチャート図を参照しなが
ら、第7図〜第9図に示した従来の光記録再生装置の動
作について説明する。
まず、第10図に示すような記録信号Aが発生すると、
この記録信号Aに基づいて2ビーム半導体レーザ(1)
が駆動される。2ビーム半導体レーザ(1)から出射し
た記録用ビーム(2)及び再生用ビーム(3)は、コリ
メータレンズ(4)により平行ビームとなり、偏光ビー
ムスプッリッタ(5)、反射ミラー(6)、1/4波長板
(7)及び対物レンズ(8)を介して情報記録媒体
(9)に照射され、第9図に示すような記録用スポット
(11)及び再生用スポット(12)となる。
記録用スポット(11)は、記録信号Aの記録情報(例
えばパルス幅)を含んでおり、これに応じた形状Bのピ
ット(28)を情報記録媒体(9)上に順次形成する。一
方、記録用スポット(11)から距離lだけ後行する再生
用スポット(12)は、一定の光強度で駆動されており、
書込まれたピット(28)を、距離lに対応した時間tl
(数μ秒)後に再生していく。
即ち、記録用スポット(11)はピット(28)を形成す
ると同時に反射され、再生用スポット(12)は書き込み
後のピット(28)で反射される。情報記録媒体(9)で
反射された記録用ビーム(2)及び再生用ビーム(3)
は、再び対物レンズ(8)及び1/4波長板(7)を透過
するが、1/4波長板(7)を往復することによって偏光
方向が90°回転するため、偏光ビームスプリッタ(5)
で反射される。
続いて、各ビーム(2)及び(3)はハーフプリズム
(13)で反射されるが、その一部はハーフプリズム(1
3)を透過してトラッキングエラー検出光学系に入力さ
れ、情報記録媒体(9)に照射されるビームのトラッキ
ングエラー補正用に用いられる。
ハーフプリズム(13)で反射された各ビーム(2)及
び(3)は、凸レンズ(15)で収束された後、記録用ビ
ーム(2)はピンホールミラー(17)で反射され、再生
用ビーム(3)はピンホール(16)を通過してハーフプ
リズム(18)で反射される。尚、このとき、再生用ビー
ム(3)の一部はハーフプリズム(18)を透過してフォ
ーカシングエラー検出光学系に入力され、情報記録媒体
(9)に照射されるビームのフォーカシングエラー補正
用に用いられる。
ピンホールミラー(16)で反射された記録用ビーム
(2)は、光検知器(21)で受光されて記録信号Aに対
応したパルス波形として検出され、情報記録媒体(9)
及び光路などの障害の有無の判定に用いられる。
一方、ハーフプリズム(18)で反射された再生用ビー
ム(3)は、光検知器(22)で受光されて第10図に示す
ようなピット形状Bに対応した再生出力Cとして検出さ
れ、更に、再生信号検出回路(23)で波形処理されてパ
ルス列状の再生信号Dとして検出される。こうして得ら
れた再生信号Dは、記録信号Aと比較され、情報記録の
欠陥の有無の判定に用いられる。
ここでは、ピット(28)が形成されることにより情報
記録媒体(9)の反射率が低下する場合を示したが、ピ
ット(28)により反射率が増大する情報記録媒体(9)
であっても、同様に情報記録状態を判定することができ
る。
尚、再生信号Dは、記録信号Aに対し時間tlだけ遅れ
ているが、時間tlが数μ秒のオーダであるからほぼ実時
間で記録欠陥の有無の判定ができると考えられる。
情報記録媒体(9)に記録された情報を再生するとき
には、2ビーム半導体レーザ(1)から再生用ビーム
(3)のみを出射し、再生信号検出回路(23)で検出す
ればよい。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の光記録再生装置は以上のように、情報記録媒体
(9)からの反射ビームを分離して再生用ビーム(3)
に検出していたので、光学系が複雑で光学部品が多くな
ると共に各光学部品の厳しい配置精度が要求され、又、
記録用ビーム(2)及び再生用ビーム(3)を独立に駆
動できる2ビーム半導体レーザ(1)を用いる必要があ
るため、発振波長や放射形状などの光学的特性の揃った
ものを要求され、不経済であるうえ検出信頼性が悪くな
るという問題点であった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、経済的且つ記録欠陥の検出信頼性の高い光
記録再生装置を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る光記録再生装置は、記録信号により変
調された1つのビームを出射する半導体レーザと、ビー
ムを、記録レベルの光強度を有する第1ビームと、この
第1ビームより光強度が十分低く且つ情報記録媒体上の
情報記録方向に対し第1ビームより先行する第2ビーム
とに分割するための分割手段と、情報記録媒体で反射さ
れた第1ビーム及び第2ビームを個別に検出するための
複数の受光面を有する光検知器と、情報記録媒体の無記
録部において受光面から得られる第1ビーム及び第2ビ
ームに対応した各出力信号を一致させるための一致手段
と、一致後の各出力信号に対して第2ビームに対応した
出力信号を第1ビームに対応した出力信号で除算して再
生信号を得るための再生信号発生手段とを設けたもので
ある。
[作用] この発明においては、第1ビームと、この第1ビーム
より先行して情報記録媒体の未記録部を追従する第2ビ
ームとの各反射光を除算して再生信号を生成し、記録信
号及び再生信号を比較して情報記録時の欠陥を検出す
る。
[実施例] まず、この発明の一実施例の説明に先立って、3ビー
ムを用いた構成について説明する。第1図は3ビームを
用いた光記録再生装置の構成例を示す光路図であり、
(23A)及び(25A)は再生信号検出回路(23)及びドラ
イバ回路(25)に対応しており、(4)〜(10)及び
(24)は前述と同様のものである。
(29)は1つのビーム(30)を出射する半導体レーザ
である。(31)は半導体レーザ(29)のビーム出射側に
配置された回折格子であり、ビーム(30)を情報記録媒
体(9)の案内溝(10)方向に沿って分割するための分
割手段を構成している。尚、図面では、回折格子(31)
をコリメータレンズ(4)と偏光ビームスプリッタ
(5)との間に配置した場合を示したが、半導体レーザ
(29)とコリメータレンズ(4)との間に配置してもよ
い。
(32)〜(34)は回折格子(31)によって分割された
第1ビーム〜第3ビームであり、中心に位置する第1ビ
ーム(32)は光強度が高い0次ビーム、両側に位置する
第2ビーム(33)及び第3ビーム(34)は、光強度が低
く且つ互いに等しい+1次ビーム及び−1次ビームであ
る。尚、第1ビーム(32)と第2ビーム(33)及び第3
ビーム(34)との光強度の比は、回折格子(31)の設計
によって任意に設定することができる。
(35)〜(37)は各ビーム(32)〜(34)によって情
報記録媒体(9)上に形成される第1スポット〜第3ス
ポットであり、第2図に示すように、第2スポット(3
6)及び第3スポット(37)は第1スポット(35)の両
側に、等間隔の距離lだけ離間して位置している。従っ
て、第2スポット(36)は、距離lだけ第1スポット
(35)より先行し、第3スポット(37)は距離lだけ第
1スポット(35)より後行している。
(38)は情報記録媒体(9)で反射され、更に、偏光
ビームスプリッタ(5)を介して入射される各ビーム
(32)〜(34)を収束するためのレンズ、(39)はレン
ズ(38)を通過した各ビーム(32)〜(34)を一方向に
収束するシリンドリカルレンズである。
(40)は6つの受光面(40a)〜(40f)を有する六分
割光検知器であり、田の字形に配置された4つの受光面
(40a)〜(40d)の中心に第1ビーム(32)が入射さ
れ、第1受光面(40e)に第2ビーム(33)が入射さ
れ、第2受光面(40f)に第3ビーム(34)が入射され
るようになっている。
(41)は4つの受光面(40a)〜(40d)からの各出力
信号a〜dの総和を演算するための加算器である。
(42)は出力信号a及びcの和信号(a+c)と、出
力信号b及びdの和信号(b+d)との差(a+c−b
−d)を演算する演算増幅器であり、この演算増幅器
(42)の出力FSは非点収差法によるフォーカシングエラ
ー検出信号として用いられている。
(43)は出力信号a及びdの和信号(a+d)と、出
力信号b及びcの和信号(b+c)との差(a+d−b
−c)を演算する演算増幅器であり、この演算増幅器
(43)の出力TSはプッシュプル法によるトラッキングエ
ラー検出信号として用いられている。
(45)は第1受光面(40e)の出力信号eで第2受光
面(40f)の出力信号fを除算する除算器であり、この
除算器(45)の出力信号G(=f/e)は再生信号検出回
路(23A)に入力されている。そして、除算器(45)及
び再生信号検出回路(23A)は、出力信号e及びfを演
算して再生信号Hを生成するための再生信号発生手段を
構成している。
次に、第3図のタイミングチャート図を参照しなが
ら、第1図及び第2図に示した構成例の動作について説
明する。
既に記録された情報を再生する場合には、半導体レー
ザ(29)を一定の再生レベルA0で駆動し、中央の第1ビ
ームによる第1スポット(35)をピット(28)に照射す
る。
そして、情報記録媒体(9)で反射された第1ビーム
(32)を、六分割光検知器(40)の4つの受光面(40
a)〜(40d)で検出し、加算器(41)の出力Eを再生信
号とする。
新たに情報を記録する場合には、記録信号Aに従って
変調されたビーム(30)を半導体レーザ(29)から出射
する。このビーム(30)は、回折格子(31)により所定
比率の光強度で分割されて、第1ビーム(32)、第2ビ
ーム(33)及び第3ビーム(34)となる。
このうち、光強度の高い中央の第1ビーム(32)のパ
ルス列は、記録出力A′で表わされ、記録レベルA1の変
調パルス部分と、再生レベルA0の非記録部分とから構成
されている(第3図参照)。一方、第2ビーム(33)及
び第3ビーム(34)のパルス列は、記録出力A′と相似
形で、常に再生レベルA0以下であり、ピット(28)の形
成に障害を与えない程度に十分低くなっている。
従って、第1スポット(35)は情報記録媒体(9)上
にピット(28)を形成し、第1スポット(35)から距離
lだけ先行する第2スポット(36)は、常に情報記録媒
体(9)の未記録部を追従し、又、第1スポット(35)
から距離lだけ後行する第3スポット(37)は、記録さ
れたピット(28)上を追従する。
第1スポット(35)が情報記録媒体(9)に照射され
ると、記録レベルA1のパルス列により、第3図に斜線で
示す形状Bのピット(28)が順次形成される。
又、第2スポット(36)は、第1スポット(35)と同
様の光強度変調を受けているので、第1受光面(40e)
の出力信号eのレベルは、記録出力A′と相似形であ
る。
一方、第3スポット(37)は、記録されたピット(2
8)上を追従するため、第2受光面(40f)の出力信号f
のレベルは、ピット(28)の形状Bに応じて第3図のよ
うに変動する。
即ち、ピット(28)の反射率が低いので、第3ビーム
(34)の反射光強度は、第3スポット(37)がピット
(28)の記録部に位置すると減少し、ピット(28)を通
過した時点で出力信号eと同レベルとなる。こうして、
反射された第3ビーム(34)を検出する第2受光面(40
f)の出力信号fには、ピット(28)の形状Bに応じた
光強度変化分が重畳される。このとき、第3スポット
(37)がピット(28)を照射するタイミングは、第1ス
ポット(35)からの距離lに対応した時間tlだけ遅れて
いる。
除算器(45)は、出力信号fを出力信号eで除算して
正規化し、出力信号fに含まれたピット(28)による変
調信号分のみを抽出して出力信号Gを得る。
最後に、再生信号検出回路(23A)は、除算器(45)
の出力信号Gを波形処理し、パルス列からなる再生信号
Hを出力する。この再生信号Hは、第3図から明らかな
ように、情報記録に欠陥がなければ時間tl前の記録信号
Aと一致する。
以下、前述と同様に記録信号Aと再生信号Hとを比較
することにより、情報記録媒体(9)上に情報が正しく
記録されているか否かを判定することができる。
このように、通常の半導体レーザ(29)を用い、1つ
のビーム(30)を回折格子(31)を用いて複数のビーム
(32)〜(34)に分割すれば、光学的特性の厳しい光学
部品が不要となる。
尚、上記構成例では、除算器(45)及び再生信号検出
回路(23A)により再生信号発生手段を構成したが、第4
A図のように、除算器(45)の入力側に出力信号e及び
fの差をとる差動増幅器(46)を挿入し、各出力信号e
及びfの差信号(e−f)を出力信号eで除算するよう
にしてもよい。
この場合、除算器(45)の出力信号G1は、 G1=(e−f)/e =1−f/e =1−G で表わされ、第4B図に示す波形となる。従って、出力信
号G1は、前述の出力信号Gと同様に、出力信号fに含ま
れるピット(28)による変調信号成分のみを抽出してい
ることになる。この出力信号G1を再生信号検出回路(23
A)で波形整形すれば、前述と同様の再生信号Hが得ら
れ、これにより情報記録が正しく行なわれているか否か
を判定することができる。
次に、第3ビーム(34)を用いることなく、第1ビー
ム(32)及び第2ビーム(33)を用いて再生信号Hを得
るようにしたこの発明の一実施例について説明する。
第5図はこの発明の一実施例を示す光路図であり、
(4)〜(10)、(23A)、(24)、(25A)、(29)〜
(39)、(41)〜(43)及び(45)は前述と同様のもの
である。又、情報記録媒体(9)上に形成される各スポ
ット(35)〜(37)の位置関係は第2図に示した通りで
ある。
(50)は5つの受光面(50a)〜(50e)を有する五分
割光検知器であり、田の字形に配置された4つの受光面
(50a)〜(50d)の中心に第1ビーム(32)が入射さ
れ、受光面(50e)に第2ビーム(33)が入射されるよ
うになっている。
(44)は受光面(50e)の出力信号eを増幅する増幅
器であり、この増幅器(44)の出力信号Fのレベルを加
算器(41)の出力信号Eと一致させるための一致手段を
構成している。増幅器(44)の出力信号Fは除算器(4
5)に入力され、加算器(41)の出力信号Eを除算して
正規化するようになっている。
又、増幅器(44)は、除算器(45)及び再生信号検出
回路(23A)と共に、レベルが一致した各出力信号E及
びFを演算して再生信号Hを生成するための再生信号発
生手段を構成している。
次に、第6図のタイミングチャート図及び第2図を参
照しながら、第5図に示したこの発明の一実施例の動作
について説明する。
前述と同様に、第1ビーム(32)を情報記録媒体
(9)に照射することにより情報再生及び情報記録が行
なわれるが、詳細な動作については重複するのでここで
は説明しない。
情報を記録する場合、第1スポット(35)は情報記録
媒体(9)上にピット(28)を形成し、第1スポット
(35)から距離lだけ先行する第2スポット(36)は常
に情報記録媒体(9)の未記録部を追従し、又、第3ス
ポット(37)は記録されたピット(28)上を追従する
(第2図参照)。
第1スポット(35)が情報記録媒体(9)に照射され
ると、記録レベルA1のパルス列により、第6図に斜線で
示す形状Bのピット(28)が順次形成される。従って、
第1ビーム(32)の反射光強度に相当する加算器(41)
の出力信号Eのレベルは、ピット(28)の形状Bに応じ
て変動する。
即ち、ピット(28)の反射率が低いので、第1ビーム
(32)の反射光強度は、ピット(28)が形成されるにつ
れて次第に減少し、更に、1つの記録パルスが終了して
記録レベルA1から再生レベルA0になっても、第1スポッ
ト(35)がピット(28)の一部を照射している間は、反
射光強度が再生レベルA0以下に減少し、完全にピット
(28)を通過した時点で再生レベルA0となる。
一方、第2ビーム(33)も第1ビーム(32)と同様に
光強度変調を受けているので、第2ビーム(33)の反射
光を検出する受光面(50e)の出力信号eのレベルは、
記録出力A′と相似形である。
ここで、増幅器(44)は、予め調整された増幅度で出
力信号eを増幅し、その出力信号Fを記録出力A′と同
レベルにする。これにより、出力信号Fのレベルは加算
器(41)の出力信号Eと一致する。
除算器(45)は、加算器(41)の出力信号Eを、増幅
器(44)の出力信号Fで除算して正規化し、出力信号E
に含まれたピット(28)による変調信号分のみを抽出し
て出力信号G2(=E/F)を得る。
最後に、再生信号検出回路(23A)は、除算器(45)
の出力信号G2を波形処理し、前述と同様のパルス列から
なる再生信号Hを出力する。以下、同様に記録信号Aと
再生信号Hとを比較することにより、情報記録媒体
(9)上に情報が正しく記録されているか否かを判定す
る。
この場合、記録用の第1スポット(35)より先行して
未記録部を追従する第2スポット(36)を用い、ピット
(28)の形成と同時に記録状態を検出するため前述の後
れ時間tlがなくなり、実時間の欠陥検出が可能となる。
尚、この発明の一実施例においても、除算器(45)の
入力側に第4A図と同様の差動増幅器(46)を挿入するこ
とができ、同様の再生信号Hが得られることは言うまで
もない。
又、一致手段として、出力信号eを増幅するための増
幅器(44)を用いたが、加算器(44)の出力信号Eを減
衰する減衰器(図示せず)を挿入し、減衰器の出力信号
を出力信号eで除算するようにしてもよい。
更に、フォーカシングエラー検出光学系として非点収
差法を用い、トラッキングエラー検出光学系としてプッ
シュプル法を用いた例を示したが、他の検出手段に対し
ても適用できることは言うまでもない。この場合、検出
手段に応じて、第1ビーム(32)、第2ビーム(33)及
び第3ビーム(34)を検出する光検知器の受光面の形状
を変更すればよい。
又、ピット(28)の反射率が減少する情報記録媒体
(9)の場合について説明したが、反射率が上昇する形
式の情報記録媒体であっても同等の効果を奏する。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、記録レベルの光強度
を有する第1ビームとこの第1ビームより光強度が十分
低く且つ情報記録媒体上の情報記録方向に対し第1ビー
ムより先行する第2ビームとにビームを分割するための
分割手段と、情報記録媒体で反射された第1ビーム及び
第2ビームを個別に検出するための複数の受光面を有す
る光検知器と、情報記録媒体の無記録部において受光面
から得られる第1ビーム及び第2ビームに対応した各出
力信号を一致させるための一致手段と、一致後の各出力
信号に対して第2ビームに対応した出力信号を第1ビー
ムに対応した出力信号で除算して再生信号を得るための
再生信号発生手段とを設け、記録用の第1ビームより先
行して情報記録媒体の未記録部を追従する第2ビームと
第1ビームとの各反射光に基づいて再生信号を生成する
ようにしたので、通常の1ビーム半導体レーザを用いる
ことができ、経済的且つ記録欠陥の検出信頼性の高い光
記録再生装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に関連した構成例を示す光路図、第2
図は第1図内の各スポットの位置を示す説明図、第3図
は第1図の動作を説明するためのタイミングチャート
図、第4A図及び第4B図は第1図内の再生信号発生手段の
他の構成例を示すブロック図及びその動作を示タイミン
グチャート図、第5図はこの発明の一実施例を示す光路
図、第6図は第5図の動作を説明するためのタイミング
チャート図、第7図は従来の光記録再生装置を示す光路
図、第8図は第7図内の2ビーム半導体レーザを示す斜
視図、第9図は第7図内の各スポットの照射位置を示す
説明図、第10図は第7図の動作を説明するためのタイミ
ングチャート図である。 (9)……情報記録媒体 (23A)……再生信号検出回路 (29)……半導体レーザ、(30)……ビーム (31)……回折格子(分割手段) (32)……第1ビーム、(33)……第2ビーム (34)……第3ビーム、(40)……六分割光検知器 (40a)〜(40f)……受光面 (44)……増幅器(一致手段) (45)……除算器、(50)……五分割光検知器 (50a)〜(50e)……受光面 A……記録信号、H……再生信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録信号により変調された1つのビームを
    出射する半導体レーザと、 前記ビームを、記録レベルの光強度を有する第1ビーム
    と、この第1ビームより光強度が十分低く且つ情報記録
    媒体上の情報記録方向に対し前記第1ビームより先行す
    る第2ビームとに分割するための分割手段と、 前記情報記録媒体で反射された前記第1ビーム及び前記
    第2ビームを個別に検出するための複数の受光面を有す
    る光検知器と、 前記情報記録媒体の無記録部において前記受光面から得
    られる前記第1ビーム及び前記第2ビームに対応した各
    出力信号を一致させるための一致手段と、 一致後の前記各出力信号に対して前記第2ビームに対応
    した出力信号を前記第1ビームに対応した出力信号で除
    算して再生信号を得るための再生信号発生手段と を備えた光記録再生装置。
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