JPH0838518A - 歯科用ハンドピース及び他の機器のための滅菌装置 - Google Patents

歯科用ハンドピース及び他の機器のための滅菌装置

Info

Publication number
JPH0838518A
JPH0838518A JP7085782A JP8578295A JPH0838518A JP H0838518 A JPH0838518 A JP H0838518A JP 7085782 A JP7085782 A JP 7085782A JP 8578295 A JP8578295 A JP 8578295A JP H0838518 A JPH0838518 A JP H0838518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
heating
handpiece
housing
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7085782A
Other languages
English (en)
Inventor
John G Bowen
ジョン、ジー、ボーウィン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH0838518A publication Critical patent/JPH0838518A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/26Accessories or devices or components used for biocidal treatment
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C19/00Dental auxiliary appliances
    • A61C19/002Cleaning devices specially adapted for dental instruments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena
    • A61L2/04Heat
    • A61L2/06Hot gas
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena
    • A61L2/04Heat
    • A61L2/06Hot gas
    • A61L2/07Steam

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯科用ハンドピース等のための加熱滅菌装置
であって、機器を損傷することなく、簡単かつ短時間で
滅菌処理できる装置を提供する。 【構成】 歯科用ハンドピース及び他の外科用機器のた
めの滅菌装置であって、滅菌される歯科用ハンドピース
又は他の機器を取り出し可能に収納するための細長のカ
ートリッジと、加熱部分を形成し、この加熱部分の内部
にカートリッジを受け入れるための孔を有するハウジン
グとを備えている。さらに、前記加熱部分は、互いに同
軸関係に設けられ互いに半径方向に変位してそれらの間
に環状チャンバを形成する内側及び外側の細長の管状ケ
ースを有し、前記内側ケースは熱チャンバを形成し、熱
伝導性材料が前記環状チャンバに充填されて内部に密封
シールされ、加熱手段が前記環状チャンバ内に設けられ
て前記熱伝導性材料内に埋設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯科用ハンドピース及
び他の機器、例えば内視鏡、直腸鏡、腹腔鏡、生体組織
検査プローブ、外科用メス、刺鍼術用針、マニキュア師
の機器、入れ墨師、及び、一般的に、使用される際に患
者の皮膚を傷つけ又は体液に接触するすべての機器のた
めの滅菌装置に関する。本発明による装置は、本発明者
の名の下で1993年3月8日に発行された米国特許
4、376、096に記載され、クレームされたタイプ
と同種である。
【0002】
【従来の技術】すべての外科用機器は、患者の治療を安
全に行うために事前に滅菌されなければならない。滅菌
された装置を使用しなかった場合には、患者の回復を妨
げたり、また最悪の場合には患者を死に至らしめるよう
な、感染の危険に患者をさらすことになる。したがっ
て、外科療法に伴う患者の感染を防止するために、滅菌
された装置を提供することを意図したすべてのプロセス
を効率的に実施することが極めて重要である。
【0003】現在、歯科専門家達は、歯科用ハンドピー
スを個々の患者ごとに滅菌してはいないし、日ごとに又
は定期的にさえ滅菌していない。しかしながら、5つの
州において患者ごとに歯科用ハンドピースを滅菌するよ
うに要求されており、他の州もこれに追随するものと予
想されている。
【0004】歯科用ハンドピースによって、患者から患
者へ、又は患者から歯科医、看護婦又は他の助手へと感
染症が伝染し得ることは良く知られている。歯科用ハン
ドピースを使用する際に、ハンドピースのヘッドとター
ビンが、血液とフレッシュパーティクルの貯蔵場所とな
る。これは、患者との直接的な接触と、空気ラインの使
用時の背圧によって引き起こされる。このようなパーテ
ィクルを除去するために、それぞれの使用の後にハンド
ピースを必ず洗浄すべきであり、また、感染した血液に
よって伝染するあらゆる病気を退治するために滅菌すべ
きである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最新の
熱滅菌技術では、歯科用ハンドピースを損傷する傾向が
あり、特に、ハンドピースのヘッドに設けられた高速タ
ービンを損傷する傾向がある。最も直接的で効果的な滅
菌手法は蒸気/熱滅菌であり、この手法は熱と蒸気圧と
時間との組み合わせによってあらゆる病気を退治できる
ので、CDC、FDA及びADAによって推奨されてい
る。しかしながら、常用の蒸気/熱滅菌、例えばオート
クレーブのようなものは、ハンドピースのタービンを損
傷するのに十分な程に温度を上昇させる。このため、現
在個々の患者毎にハンドピースを熱滅菌している歯科医
は、ハンドピースを修理しなければならず、自分の患者
をクロスコンタミネーションから防護するために高い対
価を支払っている。オートクレーブの使用を躊躇させる
二番目の理由は、滅菌処理時間が非常に長く、患者の平
均的な治療時間(20分から30分)の間にハンドピー
スを滅菌できないことである。
【0006】そこで、本発明の目的は、歯科用ハンドピ
ース及び他の外科用機器のための加熱滅菌装置であっ
て、機器を損傷することなく、患者に使用できるように
なるまで冷却する時間を含めた全サイクル時間が20分
よりも短い装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、滅菌処理工程
と冷却工程との双方を単一の装置で比較的短い時間で行
うことができ、患者毎にハンドピースを滅菌できる改良
された滅菌装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による歯科用ハン
ドピース及び他の外科用機器のための滅菌装置は、滅菌
される歯科用ハンドピース又は他の機器を取り出し可能
に収納するための細長のカートリッジと、加熱部分を形
成し、この加熱部分の内部にカートリッジを受け入れる
ための孔を有するハウジングとを備え、前記加熱部分
は、互いに同軸関係に設けられ互いに半径方向に変位し
てそれらの間に環状チャンバを形成する内側及び外側の
細長の管状ケースを有し、前記内側ケースは熱チャンバ
を形成し、熱伝導性材料が前記環状チャンバに充填され
て内部に密封シールされ、加熱手段が前記環状チャンバ
内に設けられて前記熱伝導性材料内に埋設されているこ
とを特徴とする。
【0009】そして、本発明による装置は、滅菌チャン
バの温度を、時間枠で、タービンを損傷することなくハ
ンドピースを滅菌する蒸気及び圧力を生成する温度にす
るための独特の熱制御システムを有する。鉱物を含まな
い水がハンドピースの管及びタービンを介して好ましく
は勢い良く流されて、デブリを除去し、それぞれのハン
ドピースの内側と共に外側も確実に滅菌される。後述す
る特定の実施例の滅菌システムは、3体のハンドピース
を同時に滅菌処理することが可能であり、従って、1時
間に12体のハンドピースを滅菌処理することができ
る。
【0010】
【作用】滅菌される歯科用ハンドピース又は他の機器
は、細長のカートリッジの内部に取り出し可能に収納さ
れる。このカートリッジは、ハウジングに設けられた孔
を介して加熱部分の内部に挿入される。そして、カート
リッジ及びその内部の歯科用ハンドピース等は、前記環
状チャンバ内に設けられて前記熱伝導性材料内に埋設さ
れた加熱手段によって、熱チャンバを形成する内側ケー
ス内で加熱される。ここで、前記環状チャンバに充填さ
れて内部に密封シールされた熱伝導性材料が熱を伝達す
る。
【0011】
【実施例】本発明による滅菌装置は、特に歯科用ハンド
ピースの滅菌に使用され、このため、以下では歯科用ハ
ンドピースに関連して説明する。しかしながら、上述し
たように、本発明による装置は、外科用及びその他の広
範囲の機器を滅菌するために一般的に使用される。
【0012】図1は、本発明による滅菌装置の一実施例
の斜視図である。滅菌装置は符号10で示されており、
この滅菌装置10は前面に2つの孔12及び14を有し
ている。孔12は、上述した細長のカートリッジを、図
1の滅菌装置の加熱部分内に受け入れる。一方、孔14
は、細長のカートリッジを冷却部分に受け入れる。滅菌
処理を実施するために、まず細長のカートリッジが孔1
2を通して加熱部分に挿入される。そして、予め決めら
れた時間の経過後に加熱部分からカートリッジが引き出
され、孔14を通して冷却部分に挿入され、予め決めら
れた第2の時間にわたって挿入状態とされる。そして、
カートリッジは取り除かれ、開放され、滅菌されたハン
ドピース又は他の外科用機器が取り除かれる。
【0013】図2は、図1に示した滅菌装置10の加熱
部分の断面図であり、加熱部分は符号16で示されてい
る。図から分かるように、加熱部分は、外側管状アルミ
ニウムケース18と、この外側管状アルミニウムケース
18内に同軸的に支持された内側管状アルミニウムケー
ス20とを有している。アルミニウムケース18及び2
0は端部壁22及び24によって組立状態で保持されて
おり、この組立構造体は滅菌装置10の内部に、孔12
に関して同軸的に配置されて装着されている。前方の端
部壁24は、孔12を通して細長のカートリッジが挿入
されて内側管状ケース20と同軸状態となるようにする
ために環状を成している。装置10のハウジングは、成
形されたウレタン又は他の断熱材料によって形成されて
いる。装置10の壁とケース18との間の空間には適切
な発泡断熱材が充填されている。
【0014】内側ケース20と外側ケース18との間の
環状空間内に電熱ヒータ28が設けられている。図に示
したように、環状空間にはさらにサーマルスイッチ30
が設けられており、環状空間の端部近傍の端部壁24の
内部には第2のサーマルスイッチ32が設けられてい
る。内側及び外側管状ケース18及び20の間の環状空
間は、この環状空間に密閉されたパラフィンで充填され
ており、電熱ヒータ28及びスイッチ30はこのパラフ
ィンに埋設されている。また、図2から分かるように、
滅菌装置の内部には、孔12を取り囲むようにして誘導
コイル34が設けられている。誘導コイル34を取り囲
むようにして、シールドとしても機能する鋼製磁心が設
けられている。
【0015】図3は、図1に示した滅菌装置10の冷却
部分を符号40として示している。この冷却部分40は
フィンを有する管42を備え、この管42は装置10の
内部に孔14と略同軸的に設けられている。管42は、
装置10の前部と後部で吊るされている。図から分かる
ように、孔14を取り囲むようにして誘導コイル44が
設けられており、この誘導コイル44を取り囲むように
して、シールドとしても機能する磁心が設けられてい
る。装置10の壁の内部にはファン46が設けられてお
り、このファン46は、フィンを有する管の内部に挿入
されたカートリッジを冷却するために、フィンを有する
管の周囲に冷却空気流を急速に生じさせる。
【0016】装置10の内部の加熱部分と冷却部分との
間に断熱パネル(図示を省略)を設けることもできる。
このパネルは、例えばプレスガラスで形成される。
【0017】前記細長のカートリッジは、図4、図5及
び図6において符号50で示されている。図4、図5及
び図6に示したように、カートリッジ50は、一端が開
放し、他端が閉塞した円筒状ハウジング52を備えてい
る。ハウジング52は、ハンドピース54又は他の3つ
の外科用機器を滅菌するために受け入れる。ハンドピー
スは、円筒状ハウジングの開放端部を介して円筒状ハウ
ジングの内部に挿入される。管状アダプタ56は、ハン
ドピース54の一端に通され、さらに、管状インサート
58のチャネルに圧入される。このインサートは、図5
に最も良く示されているように、最大3体のハンドピー
ス54を支持して同時に滅菌できるように形成されてい
る。インサート58は、水アンプルを受け入れる反対側
の端部に形成されたカップを有している。キャップ62
は、インサートに係合され、円筒状ハウジング52の端
部に通されている。キャップ62は、後述するタイミン
グ機能をはたす電子回路を有している。カバー64は、
キャップ62に係合され、キャップ62の端部に通され
ている。カバーがキャップ62の端部に通された際にイ
ンサート58を適所に保持するために、円筒状ハウジン
グ52の端部にバネ保持手段が設けられている。
【0018】図8の回路図に示したように、図2の電気
ヒータは正の温度係数(PTC)の2つの加熱要素80
及び82を有している。PTC加熱要素80はキュリー
点150℃のものが選択され、加熱要素82はキュリー
点190℃のものが選択されている。回路は、プラグ8
4を介して常用の110ボルトACレセプタクルに接続
されている。プラグ84の一方の接触子は、電源手動オ
ンオフスイッチ86及び常閉で手動リセットのサーマル
オーバーロードスイッチ32を介してPTC加熱要素8
0に接続されている。スイッチ32は、加熱部分の周囲
のパラフィン蝋の温度が146℃に達した時に開放する
ように構成されている。これは過負荷温度であり、スイ
ッチ32が開放するとシステムへの電源が遮断され、こ
のスイッチは図1に示したように背面パネル11におい
て手動でリセットされるまで開放した状態である。ま
た、図1に示したように、背面パネル11には手動電源
スイッチ86が設けられている。プラグ84の他の接触
子は、PTC加熱要素80の他方の側に直接接続されて
いる。また、手動電源スイッチ86は、常閉サーマルス
イッチ32及び常閉サーマルスイッチ30を介してPT
C加熱要素82の一方の側に接続され、スイッチの他方
の側はプラグ84の他方の接触子に回帰している。
【0019】サーマルスイッチ30は自動リセット型で
あり、装置の加熱部分の周囲のパラフィン蝋の温度が1
30℃に達すると開放し、パラフィン蝋の温度が例えば
125℃まで低下すると閉鎖する。電源オン表示ランプ
102が装置の全面パネルに設けられており(図1)、
この電源オン表示ランプ102はスイッチ32及び86
を介してプラグ84のそれぞれの接触子に接続されてい
る。誘導コイル44が冷却部分40に設けられており、
この誘導コイルはオン/オフスイッチ86を介してプラ
グ84のそれぞれの接触子に接続されている。加熱部分
の誘導コイル34もまた、手動操作のオン/オフスイッ
チ86を介してプラグ84の接触子に接続されている。
【0020】まず、オン/オフスイッチ86を閉じるこ
とによって装置が起動され、PTC加熱要素80及び8
2の双方が110ボルトAC電源に並列に接続され、装
置の加熱部分16の温度が運転温度まで急速に上昇す
る。蝋の温度が130℃±1.5℃に達すると、スイッ
チ30が開いてPTC82が分離され、PTC加熱要素
80は例えば134℃の運転温度に維持するためにその
ままにされる。オン/オフスイッチ86は、通常、終日
閉じた状態とされる。
【0021】冷却カートリッジ50が加熱部分16に挿
入されると、蝋の温度が低下し、サーマルスイッチ30
が閉じられ、これによって蝋の温度は、カートリッジの
内部を加熱する運転温度まで急速に回復する。オン/オ
フスイッチ86が閉じられると、常に、表示ランプ10
2に通電されて装置の起動状態が表示される。
【0022】冷却部分40が室温の時は、サーマルスイ
ッチ87は開いており、ファン46は給電されていな
い。しかしながら、加熱部分16から取り出された高温
のカートリッジが冷却部分に挿入されると、その熱によ
ってサーマルスイッチ87が閉じられ、ファンが起動す
る。ファンは、冷却チャンバ内のカートリッジの温度が
室温に戻るまで、又はカートリッジが取り出されて冷却
部分の内部が室温の戻るまで運転を継続する。本発明者
が1988年3月29日に取得した米国特許4、73
4、560に記述されているように、PTC加熱要素は
ずっと前から知られていた。PTC加熱要素は、例えば
適当に不純物が添加されたチタン酸バリウムのような半
導体セラミックで形成されている。この材料は正の温度
係数を有しており、「キュリー」点として知られるある
温度を越えると内部抵抗が突然増加するという特性を有
している。
【0023】したがって、PTCは、その自動温度制御
性のために有益な加熱要素となる。PTC加熱要素は電
圧に依存せず、交流電流で使用できる。電圧とは無関係
に、加熱要素の温度はキュリー点に達するまで上昇し、
キュリー点において有効に遮断され、固有の自動温度制
御装置として機能する。さらに、PTC加熱要素は、焼
損する恐れがないので、その回路内に保護リレーを必要
としない。PTC加熱要素のキュリー点は、セラミック
材料への不純物の添加量を制御することによって任意の
所望の温度に設定することができる。本発明による滅菌
装置の場合、温度レベルは後述する特定の値に設定され
る。
【0024】PTC加熱要素のキュリー点は精度良く制
御できないことが知られており、個々のPCT加熱要素
の間でのバラツキが最大±40%もあることが経験的に
知られている。しかしながら、本発明による滅菌装置で
は、PTC加熱要素80及び82は、上述したようにパ
ラフィン蝋の中に埋設されており、このパラフィン蝋は
加熱要素から装置の加熱部分の内部に熱を運ぶために使
用されている。パラフィン蝋は、滅菌装置の所望温度に
極めて近い融点を有するものが選択される。そして、P
CT加熱要素80のキュリー点は、その大きなバラツキ
を考慮しても所望温度を超えるように設定される。通
常、平常運転時において蝋は完全には溶けず、その潜熱
によって装置の正確な滅菌温度が達成される。したがっ
て、滅菌温度は、±2℃以内に規制されて温度再現性が
±1.5℃となるように設定される。
【0025】本実施例による滅菌装置は、上述したよう
に加熱部分の急速な加熱という追加の特徴を備えてい
る。したがって、室温である滅菌装置が起動されると、
加熱要素80及び82の双方がパラフィン蝋の温度を1
30℃まで急速に加熱する。130℃に達するとスイッ
チ30が開かれ、PTC加熱要素82が回路から遮断さ
れる。そして、パラフィン蝋は、上述したように、運転
温度を±2℃とするPTC加熱要素80によって例えば
134℃の運転温度に維持される。したがって、加熱部
分の温度は、装置が起動された後に図9に示した曲線に
従い、室温から例えば134℃まで急速に上昇し、所定
時間でパラフィン蝋はPTC加熱要素80によって一定
温度に維持される。スイッチ32はオーバーロードスイ
ッチであり、オーバーロード状態が生じない限り、滅菌
プロセス中は閉じている。そして、スイッチ32が開い
たら、手動でリセットしなければならない。
【0026】滅菌処理を行うために、図4及び図5に示
されたカートリッジ50の要素は組み立てられて円筒状
ハウジング52に設置される。特に、アダプタ56はハ
ンドピース54の端部に螺着され、ハンドピースとアダ
プタとの結合体はインサート58のチャネルに圧入され
る。そして、いんさーと58及び装着されたハンドピー
ス54は円筒状ハウジング52に挿入される。水アンプ
ル60はインサート58の他方の端部に挿入される。そ
して、キャップ62はインサート58を覆うように配置
され、円筒状ハウジング52の端部に螺着される。する
と、インサート58の内部の針状体100は水アンプル
60に穴をあけ、アンプル内の水はインサート及びハン
ドピース54の内部の管を通って流出する。
【0027】水を蓄えたアンプル60は、例えばポリス
チレンで形成され、加熱サイクル中に加熱されて徐々に
押し潰され、アンプル内の水はハンドピースを洗浄する
ためにゆっくりと流れ出し、そして蒸気になる。アンプ
ルからの水の流出は、アンプルが完全に押し潰されるま
で継続する。加熱装置内にカートリッジ50が置かれる
と、アンプルからの水が蒸気になる。カートリッジの幾
何学的構成によって空気と水蒸気との均一な混合物が形
成される。正確に温度制御された滅菌装置の加熱部分内
にカートリッジが置かれると、水が蒸気に変化して常用
の水の蒸発表に従った圧力が生じる。時間に関連する温
度と蒸気圧とのこのような関係は、滅菌するための条件
として以下のように広く適用される。 121℃、137.9kPa(20PSI)、20分 128℃、206.9kPa(30PSI)、10分 134℃、241.3kPa(35PSI)、3.5分 カートリッジの破裂又は滅菌される機器の損傷を防止す
るために、カートリッジ内部の温度を正確に制御する必
要がある。
【0028】したがって、水アンプル60は、管やハン
ドピースのチャネルを介して水や蒸気を圧入して機器か
らデブリや生物学的汚染を洗い落とすように、密閉され
たカートリッジの内部に配置される。洗浄プロセスは、
また、ハンドピースの内部の部品を滅菌するために蒸気
との接触を保証する。
【0029】水アンプル60の内部の水は、イオン交換
法、蒸留法又は逆浸透法、又はこれら3つの組み合わせ
によって予め処理されている。このような水は、また、
滅菌される機器のデ・スケーリング運転を達成する。ア
ンプルの頂部には、滅菌するために十分な温度、圧力及
び時間が経過したことを示す変色表示積分器が取り付け
られている。滅菌処理工程の最後においてカートリッジ
が取り外された際に、押しつぶされたアンプルの表示装
置は機器が適切に滅菌されたか否かを表示する。この表
示装置は、英国のレスターにあるアルバート・ブラウン
Ltd.によって商業的に製造され販売されるタイプの
ものでも良い。表示装置を形成するカラー・ドットは処
理工程の開始時において特定の色を有しており、処理が
完了し、所要の時間、蒸気及び温度の基準が満たされた
場合にのみ、選択された色を呈する。
【0030】アンプル内には他の液体を入れることが可
能であり、例えば、ハンドピースの潤滑剤としても機能
する潤滑剤、又はアルコール、ホルムアルデヒドといっ
た消毒薬であって、滅菌処理の時間と温度を軽減できる
ものを入れることができる。
【0031】キャップ62の内部の回路は、装置の加熱
部分の滅菌サイクルを適切な時間とし、これは時間機能
を制御するためにカートリッジ50の内部圧力を測定す
る圧力スイッチ90によって達成され、温度を直接測定
する場合に比してより正確である。
【0032】図7に示したように、タイミング/ロジッ
ク制御モジュール80がキャップ62の内部に設けられ
ている。このモジュールは、図10に示した電気素子が
取り付けられたプリント配線回路基板を有している。プ
リント配線回路基板はまた表示ランプ84を有し、この
表示ランプ84は電源が供給されるとカバー64のレン
ズ86(図4参照)に光を投じる。プリント配線回路基
板82はまたサーマルスイッチ88を有している。さら
に、圧力スイッチ90がモジュール80内の回路に接続
されており、また、1又は2以上の充電可能なバッテリ
ー92が接続されている。
【0033】モジュール80の周囲のカートリッジ50
に誘導コイル94が設けられており、このコイルは、加
熱部分16の内部にカートリッジが挿入されると誘導コ
イル34に誘導的に連結され(図2参照)、一方、冷却
部分にカートリッジが挿入されると誘導コイル44に誘
導的に連結される(図3参照)。
【0034】図8に示したように、誘導コイル94はバ
ッテリー92の充電器に接続されている。したがって、
充電器は加熱部分の内部にカートリッジが挿入されると
必ず給電され、また、冷却部分の内部にカートリッジが
挿入された場合も必ず給電される。このため、装置が使
用される際、バッテリーは常に充電状態に維持される。
上述したように、ファン46(図8参照)は、また、冷
却部分にカートリッジが挿入されると必ず給電される。
【0035】図7に示したタイミングロジックモジュー
ル80のための電気回路が図10に示されている。
【0036】図10に示した電気回路は、2つの集積回
路IC10及びIC12を有している。それぞれの集積
回路は7242型である。集積回路IC12の出力端は
緩衝増幅器に接続されており、この緩衝増幅器は、2つ
の2N3904型のNPNトランジスタQ1とQ2、及
びPN2907型のPNPトランジスタQ3によって構
成されている。トランジスタQ3のコレクタは図7に示
した表示ランプ84の一方の端子に接続されており、表
示ランプの他方の端子は接地されている。図7に示した
温度スイッチ88は共通配線102及びバッテリー92
のプラス端に接続され、バッテリーのマイナス端は接地
されている。
【0037】図6に示したカートリッジ50が加熱部分
12に挿入されると、カートリッジの加熱が開始される
(図2参照)。カートリッジのキャップ62の内部温度
が所定値に達すると、温度スイッチ88が閉じる。する
と、図10に示した回路が給電され、表示ランプ84が
点灯してカートリッジのカバー64を介して見ることが
できる。図10に示した回路は、カートリッジの内部温
度が所定値に達し、かつ、カートリッジ内で支持されて
いるすべてのハンドピース又は他の機器の温度が所定値
に達するまで給電されないようにすることが好ましい。
【0038】集積回路IC10は、タイマーとして接続
されている。しかしながら、タイマーのタイミング・イ
ンターバルは、カートリッジ50の内圧が所定値、例え
ば179.3kPa(26PSI)に達するまで開始さ
れない。この圧力はカートリッジ内の機器の実際の滅菌
処理温度に相当し、滅菌処理温度の極めて正確な測定と
なる。
【0039】したがって、図10に示した回路は、カー
トリッジ内のすべての機器が所定の滅菌処理温度に達し
た後においてのみ作動してタイミングを開始する。そし
て、圧力スイッチ90が開き、集積回路IC10がその
タイミング機能を開始する。本実施例においては、タイ
ム・インターバルを取りあえず10分に設定している。
タイミング・インターバルの終点に達するまで、表示ラ
ンプ84は連続的に給電される。
【0040】タイミング・インターバルの終点に達する
と、タイマー集積回路IC10の出力Q128の状態が
変化して集積回路IC12が起動され、表示ランプ84
がフラッシュする。そして、タイマー集積回路IC10
は、次回の運転のために自身を準備して設定する。上述
したように、緩衝増幅器100は、表示ランプ84に対
して、ランプを連続状態又はフラッシング状態にするの
に十分な電力を供給する。
【0041】図10にも示されているように、バッテリ
ー92はダイオード101を介して誘導コイル94に接
続されている。図8に示したように、装置10の加熱又
は冷却部分にカートリッジ50が挿入されると、誘導コ
イル34又は44の交流電流は誘導コイル94にバッテ
リー92への充電電流を誘導し、バッテリー92が完全
に充電されていない場合には図10に示した電気回路の
ための瞬間的な給電電位が形成される。したがって、カ
ートリッジが装置の加熱部分又は冷却部分のいずれかに
挿入されているとき、バッテリー92は完全に充電され
た状態に維持される。
【0042】要約すれば、カートリッジ50は、例えば
装置の加熱部分16に挿入されると選択された運転温度
まで加熱される。カートリッジが運転温度に達すると、
温度スイッチ88が閉じて表示ランプ84が点灯する。
カートリッジの内部の加熱は内圧が179.3kPa
(26PSI)に達するまで続き、この圧力は、カート
リッジの内部及びこれに収納された機器の温度が滅菌処
理の温度に達したことを示す正確な指標である。この圧
力に達すると、圧力スイッチ90が開き、集積回路IC
10のタイミング機能が作動する。10分経過後、集積
回路IC10で構成されたタイマーが休止し、集積回路
IC12から表示ランプ84にフラッシング信号が送ら
れる。そして、使用者は、加熱部分16からカートリッ
ジ50を取り出して冷却部分40に挿入する。このと
き、滅菌装置10の加熱部分は次のカートリッジを受け
入れる準備ができている。表示ランプ84は、冷却部分
に挿入されたカートリッジの内圧が例えば131.0k
Pa(19PSI)まで低下するまでフラッシュし続け
る。そして、圧力スイッチ90が閉じ、タイマー集積回
路IC10が自身をリセットし、表示ランプ84は連続
給電状態に復帰する。最初のカートリッジは内部温度が
室温に戻るまで冷却部分40の内部に置かれ、室温に戻
ると、時間温度スイッチ88が開き、表示ランプ84が
消灯し、この時点でカートリッジが冷却部分から取り出
される。もし運転中にカートリッジの内圧が失われる
と、圧力スイッチ90が直ちに閉じて運転を中止し、表
示ランプ84が消灯する。
【0043】繰り返すが、本発明による滅菌装置は、カ
ートリッジ50の内圧、例えば179.3kPa(26
PSI)に応答し、この圧力は滅菌される機器の実際の
温度の正確な測定である。タイミング・サイクルはすべ
ての機器が所定の滅菌処理温度に達した後においてのみ
開始され、この時点で内部圧力は179.3kPa(2
6PSI)に達し、タイミング・サイクルが開始され
る。したがって、本発明による装置は圧力を介して滅菌
処理温度を正確に測定できるのみならず、機器の大き
さ、カートリッジ内の機器の数といった負荷状態に応じ
て自動的に自身を調節する。カートリッジ内のすべての
機器は、圧力がタイミング・サイクルを開始するために
十分な値になる前に滅菌処理温度に達しなければならな
い。
【0044】本発明による滅菌システムの特定の実施例
を示して記述したが、これを変形させることもできる。
特許請求の範囲は、本発明の真の精神及び範囲の中にあ
るすべての変形例を包含するものである。
【0045】
【発明の効果】このように、本発明は、ハンドピース等
を滅菌するための比較的安価な装置を提供し、この装置
は操作が容易で、滅菌処理時間が短く、滅菌される機器
を損傷したり、劣化させたりすることがない。機器に潤
滑剤をさすために、アンプル内の液体に潤滑剤を添加す
ることもでき、潤滑剤の替わりに又はそれに加えて消毒
薬を添加することもできる。すべてのプロセスは密封さ
れたカートリッジの内部で生じ、滅菌処理工程が完了す
るまで機器は取り除かれない。汚染されたガスを周囲に
排気することがなく、カートリッジ内の機器は滅菌され
た後に汚染されることなく冷却される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念に従って構成された滅菌装置の斜
視図及び背面図をであり、細長のカートリッジが内部に
挿入される加熱部分及び冷却部分を有し、細長のカート
リッジもまた本発明の概念に従って構成され、滅菌され
るハンドピース又は他の外科用機器を収納している。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図であり、図1に
示した滅菌装置の加熱部分を示している。
【図3】図1の3−3線に沿った断面図であり、図1に
示した滅菌装置の冷却部分を示している。
【図4】細長のカートリッジの分解斜視図であり、この
カートリッジは図1に示した滅菌装置の加熱部分及び冷
却部分に連続的に挿入される。
【図5】細長のカートリッジの分解斜視図であるが、カ
ートリッジの反対の端部から見たものである。
【図6】組み立てられ、図1に示した滅菌装置の加熱部
分12に挿入するため準備が整った細長のカートリッジ
を示している。
【図7】図1に示した滅菌装置の加熱部分に挿入された
図6に示した細長のカートリッジの縦断面図である。
【図8】図1に示した滅菌装置の加熱部分及び冷却部分
の作動時の給電方法を示した回路図である。
【図9】装置への最初の給電が開始された際の加熱部分
の初期の温度上昇を表す曲線を示している。
【図10】図4及び図5に示した細長のカートリッジに
設けられたタイミング回路の回路図である。
【図11】図1に示した滅菌装置の加熱部分における温
度と時間との関係を表す曲線を示している。
【符号の説明】
10 滅菌装置 12、14 孔 16 加熱部分 18 外側管状アルミニウムケース 20 内側管状アルミニウムケース 28 電熱ヒータ 30、32 サーマルスイッチ 34、44 誘導コイル 40 冷却部分 42 管 46 ファン 50 カートリッジ 52 円筒状ハウジング 54 ハンドピース 56 管状アダプタ 58 管状インサート 62 キャップ 64 カバー 80、82 加熱要素

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯科用ハンドピース及び他の外科用機器の
    ための滅菌装置であって、 滅菌される歯科用ハンドピース又は他の機器を取り出し
    可能に収納するための細長のカートリッジと、 加熱部分を形成し、この加熱部分の内部にカートリッジ
    を受け入れるための孔を有するハウジングとを備え、 前記加熱部分は、互いに同軸関係に設けられ互いに半径
    方向に変位してそれらの間に環状チャンバを形成する内
    側及び外側の細長の管状ケースを有し、前記内側ケース
    は熱チャンバを形成し、 熱伝導性材料が前記環状チャンバに充填されて内部に密
    封シールされ、 加熱手段が前記環状チャンバ内に設けられて前記熱伝導
    性材料内に埋設されていることを特徴とする歯科用ハン
    ドピース及び他の機器のための滅菌装置。
  2. 【請求項2】前記熱伝導性材料はパラフィン蝋であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記加熱手段は、電気的にエネルギーが供
    給され、少なくとも1つの正の温度係数(PTC)の加
    熱要素を有することを特徴とする請求項2に記載の装
    置。
  4. 【請求項4】前記加熱手段は、電気的にエネルギーが供
    給され、一対の正の温度係数(PTC)の加熱要素を有
    し、装置は、さらに、前記パラフィン蝋に埋設された熱
    的に応答するスイッチ手段を有し、このスイッチ手段
    は、パラフィン蝋が所定の温度に達するまで前記加熱要
    素を並列に接続し、そして、前記加熱要素の一方の接続
    を断つようにしたことを特徴とする請求項2に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】前記ハウジングは、さらに、加熱部分及び
    冷却部分を有し、前記装置は前記加熱部分及び前記冷却
    部分の内部に連続的にカートリッジを受け入れるための
    一対の孔を有していることを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  6. 【請求項6】前記冷却部分は、カートリッジを受け入れ
    てカートリッジからハウジングの外部に熱を伝達するた
    めの管状の冷却管を有することを特徴とする請求項5に
    記載の装置。
  7. 【請求項7】前記カートリッジに電気的エネルギーを誘
    導するために前記孔を取り囲む誘導コイルを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】歯科用ハンドピース及び他の外科用機器の
    ための滅菌装置であって、 滅菌される歯科用ハンドピース又は他の機器を取り出し
    可能に収納するための細長のカートリッジと、 加熱部分を形成し、加熱部分の内部にカートリッジを受
    け入れるための孔を有するハウジングとを備え、 前記加熱部分は、互いに同軸関係に設けられ互いに半径
    方向に変位してそれらの間に環状チャンバを形成する内
    側及び外側の管状ケースを有し、前記内側ケースは熱チ
    ャンバを形成し、 熱伝導性材料が前記環状チャンバに充填されて内部に密
    封シールされ、 加熱手段が前記環状チャンバ内に設けられて前記熱伝導
    性材料内に埋設され、前記カートリッジは、開放端及び
    閉鎖端を有し開放端を介して歯科用ハンドピース又は他
    の機器を受け入れる細長の熱伝導性円筒状ハウジングを
    備え、 円筒状ハウジングの内側直径よりも小さな外側直径を有
    する管状インサートがさらに円筒状ハウジングの開放端
    を介して受け入れられてハンドピースのためのマウント
    を形成し、前記インサートは前記円筒状ハウジングの内
    部に延びる少なくとも1つの孔を有し、滅菌サイクルの
    際に蒸発する液体をハウジングの内部に供給するために
    インサートの内部に同軸的に液体のための容器が設けら
    れ、前記インサートは、ハンドピースの内部に水を供給
    して内部で蒸発させるために、ハンドピースの内部と連
    通した孔を有することを特徴とする歯科用ハンドピース
    及び他の機器のための滅菌装置。
  9. 【請求項9】カートリッジは内部に電気的モジュールを
    有し、この電気的モジュールは、円筒状ハウジング内の
    機器が所定の滅菌処理温度に達した後に所定の時間間隔
    の滅菌サイクルを自動的に開始するためのタイミング回
    路構成を有することを特徴とする請求項8に記載の装
    置。
  10. 【請求項10】カートリッジは前記電気的モジュールの
    ためのマウントを形成するキャップ部材を有し、前記キ
    ャップ部材は、前記円筒状ハウジングの開放端に同軸的
    に装着されて円筒状ハウジングの内部を閉鎖して密封す
    るようにしたことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】カートリッジは、前記キャップ部材に螺
    着されカートリッジを加熱部分に挿入したり加熱部分か
    ら取り出したりするためのハンドルを形成する、前記電
    気的モジュールのためのカバーを有することを特徴とす
    る請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記電気的モジュールの前記回路構成
    は、前記円筒状ハウジングの内圧が所定値に達したとき
    に前記滅菌サイクルを開始するための圧力スイッチを有
    することを特徴とする請求項9に記載の装置。
  13. 【請求項13】カートリッジの内部の前記液体容器は潰
    れうるアンプルで形成され、前記インサートは液体アン
    プルに穴をあけるための突き出した手段を有し、前記液
    体アンプルは熱に応答して前記円筒状ハウジング内で潰
    れ、ハンドピースの内部部品を滅菌し、ハンドピースの
    内部からデブリ及び生物学的汚染を洗い落とすために、
    液体はアンプルからインサートを介して前記円筒状ハウ
    ジングの内部及びハンドピースの内部に押し出されて蒸
    発するようにしたことを特徴とする請求項8に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】前記カートリッジは、確実に滅菌するた
    めに十分な温度及び圧力が生じて十分な時間が経過した
    こと保証するために、前記アンプルに設けられた変色表
    示手段を有することを特徴とする請求項13に記載の装
    置。
  15. 【請求項15】カートリッジ内の液体容器の内部の液体
    は、イオン交換法、逆浸透法及び蒸留法のうちの少なく
    と1つの方法によって処理された、鉱物を含まない水で
    あることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  16. 【請求項16】カートリッジ内の前記液体容器は潤滑剤
    が入れられていることを特徴とする請求項8に記載の装
    置。
  17. 【請求項17】カートリッジ内の前記電気的モジュール
    は、前記カバーの端部を介して見ることのできる表示ラ
    ンプを有することを特徴とする請求項11に記載の装
    置。
  18. 【請求項18】前記ハウジング内に前記孔を取り囲むよ
    うに設けられ、電源に接続可能な第1の誘導コイルと、
    カートリッジが加熱部分に挿入されると前記第1の誘導
    コイルに誘導的に連結されるようにした、前記カートリ
    ッジに設けられた第2の誘導コイルと、前記モジュール
    の電気的回路構成に給電するために前記モジュールに設
    けられ、前記第2の誘導コイルに接続された前記バッテ
    リーの回路を充電する少なくとも1つの再充電可能なバ
    ッテリーとを備えたことを特徴とする請求項9に記載の
    装置。
  19. 【請求項19】前記冷却部分の前記熱伝達手段は、電気
    的ファンと、所定温度を超えた加熱状態にある前記カー
    トリッジが前記冷却部分に挿入されたときに前記ファン
    に給電し、前記カートリッジが前記所定温度を下回る温
    度まで冷却されたときに前記ファンへの給電を止めるた
    めのサーマルスイッチを有する回路構成とを備えたこと
    特徴とする請求項1に記載の装置。
JP7085782A 1994-04-11 1995-04-11 歯科用ハンドピース及び他の機器のための滅菌装置 Pending JPH0838518A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/225,806 US5520892A (en) 1994-04-11 1994-04-11 Sterilization unit for dental handpieces and other instruments
US225806 2002-08-21

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0838518A true JPH0838518A (ja) 1996-02-13

Family

ID=22846322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7085782A Pending JPH0838518A (ja) 1994-04-11 1995-04-11 歯科用ハンドピース及び他の機器のための滅菌装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5520892A (ja)
EP (1) EP0676209A1 (ja)
JP (1) JPH0838518A (ja)
BR (1) BR9501521A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000254141A (ja) * 1999-03-05 2000-09-19 Olympus Optical Co Ltd 手術装置
JP2008514375A (ja) * 2004-09-30 2008-05-08 デンツプライ インターナショナル インコーポレーテッド 歯科用ハンドピースを滅菌するための滅菌器及び歯科用ハンドピースを滅菌するための方法
JP2011529372A (ja) * 2008-07-29 2011-12-08 ジョンテ チャ 歯科技工用誘導式加熱器及びその作動方法
KR200458517Y1 (ko) * 2009-08-27 2012-02-27 최태욱 소형 의료용 내시경 소독장치
JP2015528729A (ja) * 2012-07-30 2015-10-01 ペドラッチ, ミルトン・イーPedrazzi, Milton E. 飽和蒸気滅菌装置および滅菌信頼性が向上した処理
JP2016507259A (ja) * 2012-12-20 2016-03-10 ヴェー ウント ハー デンタルヴェルク ビュールモース ゲーエムベーハー 浄化チャンバ又は浄化キャリアと、少なくとも1個の医療用、特に歯科用器具の浄化装置
RU2624804C1 (ru) * 2016-03-16 2017-07-06 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Дагестанский государственный технический университет" Термоэлектрическое полупроводниковое устройство для контрастной термоодонтометрии

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4323815C2 (de) * 1993-07-15 1997-09-25 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zur hygienischen Aufbereitung von medizinischen, insbesondere zahnmedizinischen Instrumenten
USD379519S (en) * 1995-11-01 1997-05-27 Calgene, Inc. Disinfecter for writing instruments
IL122833A (en) * 1997-12-31 2002-11-10 A T C T Advanced Thermal Chips Autoclave device and thermistor heating arrangement for use therewith
DK173324B1 (da) * 1998-02-02 2000-07-24 Inter Select By Polti As Fremgangsmåde og apparat til rengøring og sterlisering af dentaludstyr
US20040065314A1 (en) * 2000-07-20 2004-04-08 Layer James H. Apparatus, systems, and methods for warming materials
WO2002017681A2 (en) 2000-08-22 2002-02-28 A.T.C.T Advanced Thermal Chips Technologies Ltd. Liquid heating method and apparatus particularly useful for vaporizing a liquid condensate from cooling devices
BR0207569A (pt) * 2001-02-26 2004-04-27 Germ Terminator Corp Aparelho para reter e aquecer artigos de higienização
US7018592B2 (en) * 2002-06-26 2006-03-28 Bowen John G Methods and apparatus for sterilizing contaminated devices
US20040033182A1 (en) * 2002-08-14 2004-02-19 Duffy Syntheia L. Oral hygiene device sanitizer
US7435398B2 (en) * 2004-11-12 2008-10-14 Nitram Dental A/S Apparatus for sterilizing dental hand pieces
DE102005026487A1 (de) * 2005-06-09 2006-12-14 Taufig, Ahmmed Ziah, Dr. Sterilisations-Sammelbehälter
US7713471B2 (en) * 2005-10-31 2010-05-11 Codman Neuro Sciences Sarl System for protecting circuitry in high-temperature environments
US8236253B2 (en) * 2007-04-30 2012-08-07 Midmark Corporation Portable sterilizing apparatus for surgical and dental instruments
US8629650B2 (en) 2008-05-13 2014-01-14 Qualcomm Incorporated Wireless power transfer using multiple transmit antennas
US8878393B2 (en) * 2008-05-13 2014-11-04 Qualcomm Incorporated Wireless power transfer for vehicles
US9312924B2 (en) 2009-02-10 2016-04-12 Qualcomm Incorporated Systems and methods relating to multi-dimensional wireless charging
US20100201311A1 (en) * 2009-02-10 2010-08-12 Qualcomm Incorporated Wireless charging with separate process
US8854224B2 (en) * 2009-02-10 2014-10-07 Qualcomm Incorporated Conveying device information relating to wireless charging
US20100201201A1 (en) * 2009-02-10 2010-08-12 Qualcomm Incorporated Wireless power transfer in public places
US20100201312A1 (en) * 2009-02-10 2010-08-12 Qualcomm Incorporated Wireless power transfer for portable enclosures
US20220062458A9 (en) * 2012-07-30 2022-03-03 Milton E. Pedrazzi Saturated steam sterilization device and process having improved sterilization reliability and temperature control
GB2517521B (en) * 2013-12-19 2015-07-29 Anacail Ltd Drain decontamination system
US10433372B2 (en) * 2013-12-20 2019-10-01 Toaster Labs, Inc. Portable fluid warming device
US10189038B2 (en) 2013-12-20 2019-01-29 Toaster Labs, Inc. Inductively heatable fluid reservoir for various fluid types
WO2016138482A1 (en) * 2015-02-26 2016-09-01 K&K Lukas LLC Dry heat sanitizer and method of use
US10512701B2 (en) 2015-08-28 2019-12-24 Michael Papadopoulos System for fluid sterilization for a vessel
WO2017040321A1 (en) 2015-08-28 2017-03-09 Michael Papadopoulos System and method for fluid sterilization
US20170282224A1 (en) * 2016-03-30 2017-10-05 Thad J. Overmyer Individual vessel utilized for cleaning, lubricating and sterilizing devices for heat sterilizer
USD887006S1 (en) 2017-07-05 2020-06-09 J. Morita Mfg. Corp. Dental handpiece maintenance machine

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3848336A (en) * 1973-07-02 1974-11-19 J Copeland Dental instrument
US4027727A (en) * 1975-02-12 1977-06-07 Gedell Pullens Portable battery operated hot-cold storage unit
IT1203235B (it) * 1979-05-08 1989-02-15 Nisii Alessandro Dispositivo contenitore-sterilizzatore per strumenti per uso odontoiatrico
ATE8335T1 (de) * 1980-09-09 1984-07-15 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung zum sterilisieren von medizinischen, insbesondere zahnmedizinischen gegenstaenden.
US4376096A (en) * 1981-11-02 1983-03-08 Rincon Industries, Inc. Heating unit for disinfecting purposes
US4529868A (en) * 1981-11-02 1985-07-16 John G. Bowen Soft contact lens disinfecting unit
US4590037A (en) * 1983-05-09 1986-05-20 Ben Venue Laboratories, Inc. Means for consecutive introduction of co-acting sterilants into a sterilizing chamber
US4710350A (en) * 1984-06-27 1987-12-01 Petersen C William Apparatus and method for sterilizing with vaporizable liquids
US4731222A (en) * 1986-02-06 1988-03-15 Innovative Medical Technologies Automated liquid sterilization system
US5137689A (en) * 1987-07-01 1992-08-11 Cantrell Stephen B Method and apparatus for cleaning instruments
GB8905495D0 (en) * 1989-03-10 1989-04-19 Autocar Equip Ltd Vapour-heated chamber
US5271893A (en) * 1989-11-24 1993-12-21 Duncan Newman Apparatus for steam sterilization of articles
US5326492A (en) * 1991-11-18 1994-07-05 Medical Polymers, Inc. Disinfectant mixture containing water soluble lubricating and cleaning agents and method
DE9310601U1 (de) * 1993-07-15 1993-09-02 Siemens AG, 80333 München Kassette zur Aufnahme ärztlicher, insbesondere zahnärztlicher Instrumente

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000254141A (ja) * 1999-03-05 2000-09-19 Olympus Optical Co Ltd 手術装置
JP2008514375A (ja) * 2004-09-30 2008-05-08 デンツプライ インターナショナル インコーポレーテッド 歯科用ハンドピースを滅菌するための滅菌器及び歯科用ハンドピースを滅菌するための方法
JP2011529372A (ja) * 2008-07-29 2011-12-08 ジョンテ チャ 歯科技工用誘導式加熱器及びその作動方法
KR200458517Y1 (ko) * 2009-08-27 2012-02-27 최태욱 소형 의료용 내시경 소독장치
JP2015528729A (ja) * 2012-07-30 2015-10-01 ペドラッチ, ミルトン・イーPedrazzi, Milton E. 飽和蒸気滅菌装置および滅菌信頼性が向上した処理
JP2016507259A (ja) * 2012-12-20 2016-03-10 ヴェー ウント ハー デンタルヴェルク ビュールモース ゲーエムベーハー 浄化チャンバ又は浄化キャリアと、少なくとも1個の医療用、特に歯科用器具の浄化装置
RU2624804C1 (ru) * 2016-03-16 2017-07-06 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Дагестанский государственный технический университет" Термоэлектрическое полупроводниковое устройство для контрастной термоодонтометрии

Also Published As

Publication number Publication date
US5520892A (en) 1996-05-28
EP0676209A1 (en) 1995-10-11
BR9501521A (pt) 1995-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0838518A (ja) 歯科用ハンドピース及び他の機器のための滅菌装置
US5129033A (en) Disposable thermostatically controlled electric surgical-medical irrigation and lavage liquid warming bowl and method of use
US4376096A (en) Heating unit for disinfecting purposes
US4993945A (en) Heated dental mirror
US20150139858A1 (en) Saturated steam sterilization device and process having improved sterilization reliability
US20190381202A1 (en) Saturated steam sterilization device and process having improved sterilization reliability and temperature control
CN106456235A (zh) 用于处理肿瘤和增生细胞的处理方法和便携式外科设备
JP2783569B2 (ja) 物品、特に歯科・医科用道具に用いる殺菌装置
AU2015256076A1 (en) Laparoscope and endoscope cleaning and defogging device
US4529868A (en) Soft contact lens disinfecting unit
KR101851609B1 (ko) 구강 스캐너 소독 장치
CN215129982U (zh) 一种安全可控中医扁桃体烙法治疗器
KR960010742B1 (ko) 핸드피스 멸균장치
CN210902945U (zh) 多功能清洗器
US20210219833A1 (en) Method and apparatus for warming a tip-portion of an optical scope prior to in-vivo use for imaging
US5148004A (en) Contaminated needle sterilizer
KR20080066106A (ko) 의료용 김서림방지 미러
CN206381414U (zh) 针灸刺针消毒储存器
CN211454393U (zh) 干式加热装置
US2219417A (en) Sterilizer for hypodermic syringes
WO2004108168A2 (en) Apparatus for warming gynecological instruments
CN218989274U (zh) 便携式细胞复苏加热仪
KR20110031815A (ko) 바이오 온열 마사지 장치 및 그 제어 방법
EP0588304A1 (en) Heating assembly for dental materials
JPH05345012A (ja) 汚染された注射針の殺菌消毒器具とそれを用いた殺菌消毒方法