JPH0837012A - 固体高分子電解質型燃料電池 - Google Patents

固体高分子電解質型燃料電池

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JPH0837012A
JPH0837012A JP6170565A JP17056594A JPH0837012A JP H0837012 A JPH0837012 A JP H0837012A JP 6170565 A JP6170565 A JP 6170565A JP 17056594 A JP17056594 A JP 17056594A JP H0837012 A JPH0837012 A JP H0837012A
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JP
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fuel cell
separator
hole
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unit
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JP6170565A
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Inventor
Takeshi Matsushita
毅 松下
Yasuhito Tanaka
泰仁 田中
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不良燃料電池セルの交換時間を短縮すると共
に、反応ガスのガス漏れの発生度を低減することが可能
な固体高分子電解質型燃料電池を提供する。 【構成】この発明による固体高分子電解質型燃料電池
は、セパレータ22A,セパレータ42B,保持装置2
3を備えた単電池体2を複数積層している。セパレータ
22Aは、従来例に対し溝613Aの外側の周縁部分
に、保持装置23の円柱体231の挿入部径よりも大径
の円形貫通穴と、この貫通穴径よりも大径の円形の座ぐ
り穴とでなる穴221を複数備えている。セパレータ4
2Bは、従来例に対し溝613Bの外側の周縁部分に、
穴221と同一形状の穴421Bを、それぞれの穴22
1と対向する位置に備えている。保持装置23は、電気
絶縁材製であり、六角穴付きの頭部と溝231aが外周
面に形成された円柱体231と、円柱体231の持つ溝
231aに装着される止め輪(Cリング)232とで構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固体高分子電解質型
燃料電池に係わり、燃料電池セルの交換等が容易となる
ように改良されたその構造に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池として、これに使用される電解
質の種類により、固体高分子電解質型,りん酸型,溶融
炭酸塩型,固体酸化物型などの各種の燃料電池が知られ
ている。このうち、固体高分子電解質型燃料電池は、分
子中にプロトン(水素イオン)交換基を有する高分子樹
脂膜を飽和に含水させると,低い抵抗率を示してプロト
ン導電性電解質として機能することを利用した燃料電池
である。
【0003】図7は、従来例の固体高分子電解質型燃料
電池が備える単電池を展開した状態で模式的に示した要
部の斜視図であり、図8は、図7に示した単電池を展開
した状態で模式的に示した側面断面図である。図7,図
8において、7は、電解質層7Cと、燃料電極(アノー
ド極でもある。)7Aと、酸化剤電極(カソード極でも
ある。)7Bとで構成されている燃料電池セルである。
電解質層7Cとしては、パ−フルオロスルホン酸樹脂膜
(例えば、米国のデュポン社製、商品名ナフィオン膜)
が最近は良く知られるようになってきている。このパ−
フルオロスルホン酸樹脂膜は、飽和に含水させることに
より常温で20〔Ω・cm〕以下の抵抗率を示して良好
なプロトン導電性電解質として機能する膜である。ま
た、電解質層(以降、PE膜と略称することがある。)
7Cは、電極膜7A,7Bの面方向の外形寸法よりも大
きい面方向の外形寸法を持つものであり、したがって、
電極膜7A,7Bの周辺部には、PE膜7Cの端部との
間にPE膜7Cの露出面が存在することになる。
【0004】燃料電極7Aは、PE膜7Cの一方の主面
に密接して積層されて、燃料ガス(例えば、水素あるい
は水素を高濃度に含んだガスである。)の供給を受ける
電極である。また,酸化剤電極7Bは、PE膜7Cの他
方の主面に密接して積層されて、酸化剤ガス(例えば、
空気である。)の供給を受ける電極である。燃料電極7
Aの外側面側が,燃料電池セル7の一方の側面7aであ
り、酸化剤電極7Bの外側面側が,燃料電池セル7の他
方の側面7bである。燃料電極7Aおよび酸化剤電極7
Bは、共に触媒活物質を含むそれぞれの触媒層と、この
触媒層を支持すると共に反応ガス(以降、燃料ガスと酸
化剤ガスを総称してこのように言うことが有る。)を供
給および排出するとともに,集電体としての機能を有す
る多孔質の電極基材とからなり、前記の触媒層をPE膜
7Cの両主面にホットプレスにより密着するのが一般で
ある。
【0005】PE膜7Cの露出面に形成されている貫通
穴71は、後記するセパレータ61Aに設けられている
貫通穴615A,616A、および、後記するセパレー
タ61Bに設けられている貫通穴615B,616Bに
対向させて形成されており、反応ガスの通流路の一部を
なす穴である。また、61Aは、ガスを透過せず,しか
も良好な熱伝導性と良好な電気伝導性を備えた材料(例
えば炭素板である。)を用いて製作され、燃料電池セル
7の一方の側面7a側に配設されるセパレータである。
セパレータ61Aは、その片面に後記する燃料ガスを通
流させると共に,未消費の水素を含む燃料ガスを排出す
るための同一の間隔により複数個設けられた凹状の溝
(ガス通流用溝)611Aと、このガス通流用溝611
A間に介在する凸状の隔壁612Aとが、互いに交互に
形成されている。61Bは、セパレータ61Aと同様の
材料で製作され、燃料電池セル7の他方の側面7b側に
配設されるセパレータである。セパレータ61Bは、そ
の片面に後記する酸化剤ガスを通流させるとともに,未
消費の酸素を含む酸化剤ガスを排出するための同一の間
隔により複数個設けられた凹状の溝(ガス通流用溝)6
11Bと、このガス通流用溝611B間に介在する凸状
の隔壁612Bとが、互いに交互に形成されている。な
お、凸状の隔壁612A,612Bの頂部は、それぞ
れ、セパレータ61A,61Bの側面61Aa,61B
aと同一面になるように形成されている。セパレータ6
1Aは、この側面61Aaを燃料電池セル7の側面7a
に密接させて、また、セパレータ61Bは、この側面6
1Baを燃料電池セル7の側面7bに密接させて、それ
ぞれ燃料電池セル7を挟むようにして配設される。
【0006】セパレータ61Bのそれぞれの溝611B
の両端部は、これ等の溝611Bが互いに並列になって
溝614B,614Bに連通されている。この溝614
B,614Bの端部には、側面61Baとは反対側とな
る側面61Bbに開口する1対の貫通穴615B,61
5Bが形成されている。また、セパレータ61Bには、
側面61Baと側面61Bbとを結ぶ1対の貫通穴61
6B,616Bが、1対の貫通穴615B,615Bと
互いにたすき掛けの位置関係となる部位(後記するセパ
レータ61Aの場合を参照。)に形成されている。溝6
11B、溝614B、貫通穴615Bは、セパレータ6
1Bにおける酸化剤ガスを通流させるための酸化剤ガス
用のガス通流路を構成している。また、セパレータ61
Aにも、貫通穴615A,615Aと貫通穴616A,
616Aが形成されている。すなわち、セパレータ61
Aのそれぞれの溝611Aの両端部は、これ等の溝61
1Aが互いに並列になって,セパレータ61Bの場合の
溝614B,614Bと同様形状の溝614Aに連通さ
れている。貫通穴615A,615Aは、この溝614
Aの端部から、側面61Aaとは反対側となる側面61
Abに開口されている。貫通穴616A,616Aは、
側面61Aaと側面61Abとを結んで、図7中に示す
ように、1対の貫通穴615A,615Aとは互いにた
すき掛けの位置関係となる部位に形成されている。溝6
11A、溝614A、貫通穴615Aは、セパレータ6
1Aにおける燃料ガスを通流させるための燃料ガス用の
ガス通流路を構成している。
【0007】さらに、72は、前記したガス通流路中を
通流する反応ガスが、ガス通流路外に漏れ出るのを防止
する役目を負う弾性材製のガスシール体(例えば、Oリ
ングである。)である。ガスシール体72は、それぞれ
のセパレータ61A,61Bのガス通流用溝611A,
614Aおよびガス通流用溝611B,614Bが形成
された部位の周縁部に形成された凹形状の溝613A,
613B中に収納されて配置されている。なお、図示す
るのは省略したが、セパレータ61Aが備える貫通穴6
15A,616Aの側面61Abへのそれぞれの開口部
を取り巻いて、また、セパレータ61Bが備える貫通穴
615B,616Bの側面61Bbへのそれぞれの開口
部を取り巻いて、反応ガスがこの部位からガス通流路外
に漏れ出るのを防止する役目を負う弾性材製のガスシー
ル体(例えば、Oリングである。)を収納するための凹
形状の溝が形成されている。
【0008】1個の燃料電池セル7が発生する電圧は、
1〔V〕程度以下と低い値であるので、前記した構成を
持つ単電池6の複数個を、各燃料電池セル7と,これに
介挿されるセパレータ61A,61Bを介して、互いに
直列接続した燃料電池セル集積体として構成し、電圧を
高めて実用に供されるのが一般である。図9は、従来例
の固体高分子電解質型燃料電池を模式的に示した構成図
で、(a)はその側面図であり、(b)はその上面図で
ある。なお、図9中には、図7,図8で付した符号につ
いては、代表的な符号のみを記した。図9において、9
は、互いに直列積層された複数の単電池6と、この単電
池6の直列積層体を,その両端末に位置するセパレータ
61A,61Bの外側面側から加圧する加圧装置8とを
備えた固体高分子電解質型燃料電池(以降、燃料電池ス
タックと略称することがある。)である。加圧装置8
は、単電池6の直列積層体の両端末に位置するセパレー
タ61Aおよびセパレータ61Bのそれぞれの外側面に
当接される当接体81Aおよび当接体81Bと、両当接
体81A,81Bに,単電池6の直列積層体の両端末に
位置するセパレータ61A,61Bの外側面側から適正
な加圧力を与える加圧体82とを有している。
【0009】当接体81Aは、単電池6の直列積層体の
一方の端末に位置するセパレータ61Aの外側面に直接
当接される導電材製の集電板811Aと、燃料電池スタ
ック9の一方の最外端部に装着される金属板製の締付板
812Aと、単電池6群および集電板811Aを,加圧
体82および締付板812Aから電気的に絶縁するため
の電気絶縁材製の電気絶縁板813Aを備えている。当
接体81Bは、単電池6の直列積層体の他方の端末に位
置するセパレータ61Bの外側面に直接当接される導電
材製の集電板811Bと、燃料電池スタック9の他方の
最外端部に装着される金属板製の締付板812Bと、単
電池6群および集電板811Bを,加圧体82および締
付板812Bから電気的に絶縁するための電気絶縁材製
の電気絶縁板813Bを備えている。当接体81Aが備
えている集電板811A,電気絶縁板813A,締付板
812Aの、セパレータ61Aが備えている貫通穴61
5A,616Aと対向する部位には、それぞれ図示しな
い貫通穴が形成されている。当接体81Bが備えている
集電板811B,電気絶縁板813B,締付板812B
の、セパレータ61Bが備えている貫通穴615B,6
16Bと対向する部位にも、それぞれ図示しない貫通穴
が形成されている。
【0010】加圧体82は、それぞれの締付板812
A,812Bに跨がって装着される六角ボルト等の複数
のねじ821と、それぞれのねじ821に嵌め合わされ
る六角ナット等のナット822と、例えばねじ821に
嵌め込まれて装着され,それぞれの締付板812A,8
12Bに安定した加圧力を与えるための皿ばね等である
ばね体823を備えている。この加圧装置8が燃料電池
セル7を加圧する加圧力は、燃料電池セル7の見掛けの
表面積あたりで、5〔kg/cm2〕内外程度であるのが一般
である。
【0011】複数の単電池6を積層する際に、互いに隣
接する単電池6において、セパレータ61Aに形成され
た貫通穴615Aとセパレータ61Bに形成された貫通
穴616Bとは、また、セパレータ61Aに形成された
貫通穴616Aと、セパレータ61Bに形成された貫通
穴615Bとは、互いにその開口部位が合致すること
で、全部の単電池6がそれぞれに持つ燃料ガス用のガス
通流路および燃料ガス用のガス通流路は、それぞれが互
いに連通したガス通流路を形成している。このガス通流
路の燃料電池スタック9としての端部は、締付板812
Aと締付板812Bに形成されている前記の貫通穴であ
る。締付板812Aに形成されている前記の貫通穴の重
力方向に対して上側に在る貫通穴の内、貫通穴615A
と連通する貫通穴には、燃料ガス5Aが供給される接続
口金具83Aaが気密に装着され、貫通穴616Aと連
通する貫通穴には、酸化剤ガス5Bが供給される接続口
金具83Baが装着される。
【0012】また、締付板812Aに形成されている前
記の貫通穴の内、重力方向に対して下側に在る貫通穴に
は、封止用の金具84が気密に装着される。締付板81
2Bに形成されている前記の貫通穴の重力方向に対して
下側に在る貫通穴の内、貫通穴616Bと連通する貫通
穴には、水素が減損された燃料ガス5Aが排出される接
続口金具83Abが気密に装着され、貫通穴615Bと
連通する貫通穴には、酸素が減損された酸化剤ガス5B
が排出される接続口金具83Bbが装着される。また、
締付板812Bに形成されている前記の貫通穴の内、重
力方向に対して上側に在る貫通穴には、封止用の金具8
4が気密に装着される。さらに、セパレータ61Aの側
面61Abに形成された前記した凹形状の溝および、セ
パレータ61Bの側面61Bbに形成された前記した凹
形状の溝とが互いに組み合わされることで形成されるそ
れぞれの溝には、弾性材製のガスシール体(例えば、O
リングである。)が気密封止用として装着される。
【0013】このように構成された燃料電池スタック9
において、それぞれのセパレータ61A,61Bは、ガ
ス通流用溝611A,611B中を通流する反応ガスの
流れ方向が、図9中に矢印で示したごとく、その供給側
を重力方向に対して上側に、その排出側を重力方向に対
して下側になるように配置されることになる。また、燃
料電池スタック9に供給される燃料ガス5Aと酸化剤ガ
ス5Bとは、複数個が積層された単電池6に対して、そ
れぞれ並列に供給されることになる。
【0014】なお、燃料電池セル7においては、よく知
られている固体高分子電解質型燃料電池の持つ発電機能
によって直流電気の発電を行う際に、発電する電力とほ
ぼ同等量の損失が発生することは避けられないものであ
る。この損失による熱を積極的に除去するために、燃料
電池セル集積体に冷却体を装着した燃料電池スタックも
知られている。燃料電池セル7は、必要に応じて燃料電
池スタックに冷却体が装着されるなどにより、50
〔℃〕から100〔℃〕程度の温度条件で運転されるの
が一般である。
【0015】図9に示した燃料電池スタック9の場合に
は、それぞれの単電池6が備えるセパレータ61A,6
1Bは、ガス通流用溝611A,611Bによって反応
ガスの通流路を確保すると共に、燃料電池セル7で発電
された直流電気を凸状の隔壁612A,612B等を介
して集電板811A,811Bに伝達する役目を果たし
ている。冷却体を装着した燃料電池スタックにおいて
は、冷却体を装着した燃料電池スタックの単電池6が備
えるセパレータ61A,61Bは、前記のことに加え
て、燃料電池セル7で発生した熱を、凸状の隔壁612
A,612B等を介して冷却体に伝達する役目も果たし
ていることになる。
【0016】従って、冷却体を装着した燃料電池スタッ
クでは、燃料電池セル7から集電板811A,811B
および冷却体に至る間の電気抵抗,熱抵抗の値を小さく
抑えることが、燃料電池スタックの特性を向上すること
になるので、各接触部における電気抵抗および熱抵抗の
低減を図るために、ほぼ一定の圧力が加わるようするば
ね体823を備えた加圧装置8により加圧されているの
である。この加圧力は前記したところによる5〔kg/c
m2〕内外程度である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る固体高分子電解質型燃料電池9においては、数十個
(10〜50個であることが多い。)あるいはそれ以上
の個数の単電池6を積層しており、所要の電圧値を持つ
直流電気を発生して、直流発電の機能を十分に発揮する
のであるが、次のような問題が有る。すなわち、 単電池6に与える加圧力は、加圧装置8が備える1対
の締付板である締付板812A,812Bを介して加え
られるので、発電性能が低下するなどした不良の燃料電
池セル7を交換する場合には、まず加圧体82を取り外
し、そうして、燃料電池セル集積体を不良の燃料電池セ
ル7まで分解する必要が有る。不良の燃料電池セル7が
良品の燃料電池セル7に交換されると、分解時とは逆の
順序で、全数の単電池6の積層作業と加圧装置8の組み
込み作業が行われ、加圧装置8によって所定の値の加圧
力で加圧することで、固体高分子電解質型燃料電池9の
再組み立てを行う必要が有る。すなわち、不良の燃料電
池セル7の交換に、極めて長い作業時間を要している。
また、 前記項による不良の燃料電池セル7の交換等の燃料
電池スタック9の分解時には、単電池6がそれぞれ備え
る全てのガスシール体72を加圧する加圧力もいったん
は零になる。加圧力が零になったガスシール体72は、
燃料電池スタック9の再組立時に、加圧体82によって
再度加圧されることになる。しかし、ガスシール体72
には弾性材が用いられていることにより、燃料電池スタ
ック9の運転時にガスシール体72が永久変形すること
が有り得るものである。ガスシール体72に大きな永久
変形を生じている場合には、加圧装置8によって再加圧
したとしても、ガスシール体72が電解質層7Cを加圧
する加圧力は、分解前の燃料電池スタック9で得られて
いた加圧力よりも低下することが起こり得るのである。
このために、燃料電池スタック9では、再組立後に、反
応ガスに対するシール性能が低下するということが発生
している。
【0018】この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その目的は、不良燃料電池セル
の交換に要する作業時間を短縮すると共に、反応ガスの
ガス漏れの発生度を低減することが可能な固体高分子電
解質型燃料電池を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明では前述の目的
は、 1)燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて直流電力
を発電する複数の燃料電池セルと、それぞれの燃料電池
セルの両面に配置されて,燃料電池セルに燃料ガスまた
は酸化剤ガスを供給するための複数個のガス通流用溝を
有するセパレータと、前記の複数の燃料電池セルと複数
のセパレータとの直列積層体を,この直列積層体の両端
末に位置するセパレータの外側面側から加圧する加圧装
置とを備え、それぞれの燃料電池セルは、固体高分子電
解質膜でなる電解質層と、この電解質層の二つの主面の
それぞれに密着して配置された電極とを有するものであ
り、それぞれのセパレータは、燃料電池セルが持つ電極
と接する側の側面に複数個のガス通流用溝を有し、燃料
電池セルが持つ電極と接する側の側面に対する反対側の
側面はほぼ一平面上に有り、セパレータの燃料電池セル
と接する側のそれぞれの側面の周縁部分には,燃料ガス
または酸化剤ガスのガス通流路の外部への漏れ出しを防
止するガスシール体を収納するための溝を有するもので
あり、加圧装置は、直列積層体の両端末に位置するセパ
レータのそれぞれの外側面に当接される当接体と、両当
接体に直列積層体の両端末に位置するセパレータの外側
面側から加圧するための加圧力を与える加圧体とを有す
るものである、固体高分子電解質型燃料電池において、
燃料電池セルとセパレータとの直列積層体は、1個の燃
料電池セルと,この1個の燃料電池セルの両面に配置さ
れた1対のセパレータとを有する単電池体の複数が互い
に直列に積層されてなるものであり、それぞれの単電池
体は、それが有するセパレータの対を、燃料電池セルを
間に挟んで一体に保持する保持装置を備える構成とする
こと、または、 2)前記1項に記載の手段において、それぞれの単電池
体が備えるそれぞれのセパレータは、セパレータの燃料
電池セルと接する側の側面に有するガスシール体を収納
するための溝よりも外側の周縁部分に複数の穴を互いに
対向させて有し、この互いに対向し合うそれぞれの穴
は、セパレータの電極と接する側の側面と,セパレータ
の電極と接する側の側面に対する反対側の側面との間を
結んで,前記の電極と接する側面にほぼ垂直に形成され
てなり、しかも、この互いに対向し合うそれぞれの穴
は、一方のセパレータが有する穴は、めねじが形成され
たねじ穴であり、他方のセパレータが有する穴は、前記
の電極と接する側面側に形成された前記のねじ穴が持つ
めねじの径よりも大きな径を持つ円形の貫通穴と、この
貫通穴と同心で,反対側の側面側に形成された前記の貫
通穴の径よりも大きな径を持つ円形の座ぐり穴とを有
し、それぞれの単電池体が備える保持装置は、両セパレ
ータが有する互いに対向し合う前記の穴に装着され,前
記のねじ穴が持つめねじと嵌め合わされるおねじを持
つ,頭部を有するおねじ部品である構成とすること、さ
らにまたは、 3)前記1項に記載の手段において、それぞれの単電池
体が備えるそれぞれのセパレータは、セパレータの燃料
電池セルと接する側の側面に有するガスシール体を収納
するための溝よりも外側の周縁部分に複数の穴を互いに
対向させて有し、それぞれの穴は、セパレータの電極と
接する側の側面と,セパレータの電極と接する側の側面
に対する反対側の側面との間を結んで,前記の電極と接
する側面にほぼ垂直に形成されてなり、しかも、前記の
電極と接する側面側に形成された円形の貫通穴と、この
貫通穴と同心で,反対側の側面側に形成された前記の貫
通穴の径よりも大きな径を持つ円形の座ぐり穴とを有
し、それぞれの単電池体が備える保持装置は、両セパレ
ータが有する互いに対向し合う前記の穴に装着される円
柱体と、この円柱体をその長さ方向において前記の座ぐ
り穴の位置で保持する保持機構とを備える構成とするこ
と、により達成される。
【0020】
【作用】この発明においては、固体高分子電解質型燃料
電池において、 燃料電池セルとセパレータとの直列積層体は、1個の
燃料電池セルと,この1個の燃料電池セルの両面に配置
された1対のセパレータとを有する単電池体の複数が互
いに直列に積層されてなるものであり、それぞれの単電
池体は、それが有するセパレータの対を、燃料電池セル
を間に挟んで一体に保持する保持装置を備え、それぞれ
の単電池体が備えるそれぞれのセパレータは、例えば、
セパレータの燃料電池セルと接する側の側面に有するガ
スシール体を収納するための溝よりも外側の周縁部分に
複数の穴を互いに対向させて有し、この互いに対向し合
うそれぞれの穴は、セパレータの電極と接する側の側面
と,セパレータの電極と接する側の側面に対する反対側
の側面との間を結んで,前記の電極と接する側面にほぼ
垂直に形成されてなり、しかも、この互いに対向し合う
それぞれの穴は、一方のセパレータが有する穴は、めね
じが形成されたねじ穴であり、他方のセパレータが有す
る穴は、前記の電極と接する側面側に形成された前記の
ねじ穴が持つめねじの径よりも大きな径を持つ円形の貫
通穴と、この貫通穴と同心で,反対側の側面側に形成さ
れた前記の貫通穴の径よりも大きな径を持つ円形の座ぐ
り穴とを有し、それぞれの単電池体が備える保持装置
は、両セパレータが有する互いに対向し合う前記の穴に
装着され,前記のねじ穴が持つめねじと嵌め合わされる
おねじを持つ,頭部を有するおねじ部品である構成とす
ることにより、不良の燃料電池セルの交換に際して、加
圧体を取り外すことは従来技術の固体高分子電解質型燃
料電池と同様であるが、燃料電池セル集積体から不良の
燃料電池セルを取り出す作業においては、燃料電池セル
集積体の全てを分解するのでは無く、不良の燃料電池セ
ルが含まれている単電池体のみを取り出して分解すれば
よいことになる。不良の燃料電池セルが含まれている単
電池体の分解は、この単電池体が備える保持装置である
おねじ部品を、単電池体の一方のセパレータが有するめ
ねじから外すことで行われる。
【0021】そうして、不良の燃料電池セルが良品の燃
料電池セルに交換されて、分解時とは逆の順序で単電池
体の再組立が行われる。続いて、この再組立された単電
池体が固体高分子電解質型燃料電池に組み込まれたうえ
で、加圧体の加圧作業が行われて、固体高分子電解質型
燃料電池の再組み立てが完了する。すなわち、不良燃料
電池セルの交換時の、不良燃料電池セルまでの分解作業
を、不良の燃料電池セルが含まれている単電池体のみに
限定することが可能となる。
【0022】前記項におけるそれぞれの単電池体が
備えるそれぞれのセパレータは、セパレータの燃料電池
セルと接する側の側面に有するガスシール体を収納する
ための溝よりも外側の周縁部分に複数の穴を互いに対向
させて有し、それぞれの穴は、セパレータの電極と接す
る側の側面と,セパレータの電極と接する側の側面に対
する反対側の側面との間を結んで,前記の電極と接する
側面にほぼ垂直に形成されてなり、しかも、前記の電極
と接する側面側に形成された円形の貫通穴と、この貫通
穴と同心で,反対側の側面側に形成された前記の貫通穴
の径よりも大きな径を持つ円形の座ぐり穴とを有し、そ
れぞれの単電池体が備える保持装置は、両セパレータが
有する互いに対向し合う前記の穴に装着される円柱体
と、この円柱体をその長さ方向において前記の座ぐり穴
の位置で保持する保持機構とを備える構成とすることに
より、不良の燃料電池セルの交換に際して、加圧体を取
り外すことは従来技術の固体高分子電解質型燃料電池と
同様であり、燃料電池セル集積体から不良の燃料電池セ
ルを取り出す作業においては、燃料電池セル集積体の全
てを分解するのでは無く、不良の燃料電池セルが含まれ
ている単電池体のみを取り出して分解すればよいことに
ついては、前記項の場合と同様である。
【0023】不良の燃料電池セルが含まれている単電池
体の分解は、この単電池体が備える円柱体から保持機構
を外すことで行われる。そうして、不良の燃料電池セル
が良品の燃料電池セルに交換されると、分解時とは逆の
順序で単電池体の組み立てが行われる。続いて、固体高
分子電解質型燃料電池全体に対する全ての単電池体の組
み込みと、加圧の作業とが行われて、固体高分子電解質
型燃料電池の再組み立てが完了する。すなわち、不良燃
料電池セルの交換時の、不良燃料電池セルまでの分解作
業を、不良の燃料電池セルが含まれている単電池体のみ
に限定することが可能となる。
【0024】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。 実施例1;図4は、請求項1,2に対応するこの発明の
一実施例による固体高分子電解質型燃料電池が備える単
電池体を展開した状態で模式的に示した要部の斜視図で
あり、図5は、図4に示した単電池体を模式的に示した
側面断面図である。図6は、図4,図5に示した単電池
体を用いた固体高分子電解質型燃料電池を模式的に示し
たその側面図である。図4〜図6において、図7〜図9
に示した従来例による固体高分子電解質型燃料電池と同
一部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。な
お、図4〜図6中には、図7〜図9で付した符号につい
ては、代表的な符号のみを記した。また、図6中には、
図4,図5で付した符号については、代表的な符号のみ
を記した。
【0025】図4〜図6において、3は、図9に示した
従来例による固体高分子電解質型燃料電池9に対して、
単電池6の直列積層体に替えて複数の単電池体4を用い
るようにした固体高分子電解質型燃料電池(以降、燃料
電池スタックと略称することがある。)である。単電池
体4は、図7,図8に示した従来例による単電池6に対
して、燃料電池セル7、および、セパレータ61A,6
1Bに替えて、それぞれ、燃料電池セル41、および、
セパレータ42A,セパレータ42Bを用いると共に、
頭部を有するおねじ部品である電気絶縁材製の六角穴付
きボルト43を備えるようにしたものである。
【0026】燃料電池セル41は、燃料電池セル7に対
して、電解質層7Cに替えて電解質層4Cを用いるよう
にしている。電解質層(以降、PE膜と略称することが
ある。)4Cは、電解質層7Cに対して、後記するセパ
レータ42Aに設けられているねじ穴421A、およ
び、後記するセパレータ42Bに設けられている穴42
1Bに対向させて、複数の貫通穴411を形成するよう
にした点が相異している。
【0027】セパレータ42Aは、セパレータ61Aに
対して、溝613Aよりも外側の周縁部分に、図4,図
5中に示すようにめねじが形成された複数のねじ穴42
1Aを、側面61Aaに対して垂直方向に形成している
点が相異している。これ等のねじ穴421Aは、六角穴
付きボルト43を装着するためのねじ穴であり、そのめ
ねじは、六角穴付きボルト43が持つおねじと嵌まり合
うものである。
【0028】セパレータ42Bは、セパレータ61Bに
対して、溝613Bよりも外側の周縁部分に、図4,図
5中に示すように複数の穴421Bを、側面61Baに
対して垂直方向に、しかも、セパレータ42Aに形成さ
れているそれぞれのねじ穴421Aに対向する位置に、
形成している点が相異している。これ等の穴421B
は、六角穴付きボルト43の頭部部分を装着するための
穴であり、側面61Ba側に形成された六角穴付きボル
ト43のねじ径よりも大きな径を持つ円形の貫通穴と、
この貫通穴と同心で,側面61Bb側に形成された前記
の貫通穴の径よりも大きな径を持つ円形の座ぐり穴とを
有している。
【0029】セパレータ42A,セパレータ42Bの厚
さは、例えば、10〔mm〕程度であり、セパレータ4
2Bの穴421Bが持つ座ぐり穴の深さは、例えば、5
〔mm〕〜6〔mm〕程度である。前記した燃料電池セ
ル41、セパレータ42A、セパレータ42B、六角穴
付きボルト43、および、ガスシール体72を用いて、
単電池体4が組み立てられる。単電池体4は、燃料電池
セル41,セパレータ42A,セパレータ42Bとを、
燃料電池セル41の側面7a側にセパレータ42Aを、
側面7b側にセパレータ42Bを、それぞれの貫通穴
(例えば、貫通穴71,615A,616Bであり、貫
通穴411,ねじ穴421A,穴421B、等であ
る。)を互いに合致させて組み合わせる。セパレータ4
2Aの溝613A、および、セパレータ42Bの溝61
3Bには、ガスシール体72がそれぞれ装着される。そ
うして、六角穴付きボルト43を穴421Bから挿入
し、ねじ穴421Aを用いてねじ締めし、燃料電池セル
41、セパレータ42A,42Bを一体化すると共に、
ガスシール体72を加圧して、反応ガスが通流路の外に
漏れ出さない処置を行う。
【0030】その際、複数の六角穴付きボルト43は、
燃料電池セル41,ガスシール体72を均等に加圧する
ようにするために、例えば、互いに対向する位置にある
もの同志を交互に締めるようにすることが好ましい。こ
の六角穴付きボルト43によって与えられる加圧力の値
は、例えば、燃料電池セル41と、セパレータ42A,
セパレータ42Bとの間の電気抵抗,熱抵抗の値を小さ
い値に抑えるために、各接触部における電気抵抗および
熱抵抗の値の低減が可能な値に設定される。なお、セパ
レータ42Aとセパレータ42Bとは、六角穴付きボル
ト43によって連結されることになるが、六角穴付きボ
ルト43が電気絶縁材製であることで、燃料電池セル4
1で発生した電力をそのまま単電池体4から出力するこ
とが可能である。
【0031】燃料電池スタック3の組み立ては、まず所
要の個数の単電池体4が準備され、この単電池体4が、
順次,加圧装置8によって積層され、所定の個数の単電
池体4が積層されると、加圧体82によって所要の値の
加圧力で加圧されて、燃料電池スタック3の組み立て作
業が完了することになる。図4〜図6に示す実施例で
は、前記の構成としたことにより、不良となった燃料電
池セル41の交換に際しては、まず、加圧体82が持つ
ナット822を緩めて、少なくとも当接体81Aの位置
を,当接体81Bとの間隔が拡がるようにずらし、不良
となった燃料電池セル41が含まれている単電池体4だ
けを、燃料電池スタック3から取り出す。続いて、この
取り出された単電池体4が有する六角穴付きボルト43
を取り外して単電池体4を分解し、不良の燃料電池セル
41を良品の燃料電池セル41に交換する。そうして,
良品の燃料電池セル41に交換したところで、六角穴付
きボルト43による締め付けが行われて、単電池体4が
再組み立てされる。
【0032】また、前記の構成を備える各単電池体4
は、不良の燃料電池セル41の交換の際に、予め用意さ
れていた良品の燃料電池セル41が用いられている交換
用の単電池体4に置き換えることも可能である。この場
合には、不良の燃料電池セル41の良品の燃料電池セル
41への交換は、別途,随時に行うことでよいものであ
り、不良の燃料電池セル41の緊急の交換が必要となる
場合に極めて有効である。
【0033】不良の燃料電池セル41の良品の燃料電池
セル41への交換後の,燃料電池スタック3の再組立作
業は、前記した分解時とは逆の順序で行われる。すなわ
ち、燃料電池スタック3の不良の燃料電池セル41を持
つ単電池体4を取り出したことで生じた空所に、良品の
燃料電池セル41に交換された単電池体4が組み込まれ
る。そうして、加圧体82が持つナット822が締め込
まれて所要の加圧力値に設定されて、燃料電池スタック
3の再組み立てが完了する。
【0034】このように、この発明による燃料電池スタ
ック3においては、不良となった燃料電池セル41の交
換に際して、不良の燃料電池セル41までの分解作業
を、不良の燃料電池セル41を持つ単電池体4のみに限
定することが可能となる。これにより、不良の燃料電池
セル41の交換に要する作業時間を、短縮することが可
能となり、かつ、分解されるガスシール体72の個数
を、不良の燃料電池セル41が組み込まれている単電池
体4が持つガスシール体72のみに限定することが可能
となるのである。
【0035】実施例1における今までの説明では、頭部
を有するおねじ部品は六角穴付きボルト43であるとし
てきたが、これに限定されるものではなく、例えば、六
角ボルトであってもよいものである。また、実施例1に
おける今までの説明では、頭部を有するおねじ部品は電
気絶縁材製であるとしてきたが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、頭部を有するおねじ部品の頭部とセ
パレータ42Bの穴421Bとの間に、電気絶縁材製の
電気絶縁用ブッシュを介挿することで、金属製の頭部を
有するおねじ部品の使用が可能である。
【0036】実施例2;図1は、請求項1,3に対応す
るこの発明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電
池が備える単電池体を模式的に示した側面断面図であ
り、図2は、図1に示した単電池体を展開した状態で模
式的に示した要部の斜視図である。図3は、図1,図2
に示した単電池体を用いた固体高分子電解質型燃料電池
を模式的に示したその側面図である。図1〜図3におい
て、図4〜図6に示した請求項1,2に対応するこの発
明の一実施例による固体高分子電解質型燃料電池と同一
部分、および、図7〜図9に示した従来例による固体高
分子電解質型燃料電池と同一部分には同じ符号を付し、
その説明を省略する。なお、図1〜図3中には、図4〜
図6および図7〜図9で付した符号については、代表的
な符号のみを記した。また、図3中には、図1,図2で
付した符号については、代表的な符号のみを記した。
【0037】図1〜図3において、1は、図4〜図6に
示した固体高分子電解質型燃料電池3に対して、単電池
体4に替えて複数の単電池体2を用いるようにした固体
高分子電解質型燃料電池(以降、燃料電池スタックと略
称することがある。)である。単電池体2は、図4〜図
6に示した単電池体4に対して、セパレータ42Aと六
角穴付きボルト43に替えて、それぞれ、セパレータ2
2Aと保持装置23を用いるようにした単電池体であ
る。
【0038】セパレータ22Aは、セパレータ42Aに
対して、ねじ穴421Aに替えて穴221を用いるよう
にした点が相異している。穴221は、セパレータ42
Bが持つ穴421Bと同様な形状を備える穴であり、溝
613Aよりも外側の周縁部分に、図1,図2中に示す
ようにそれぞれの穴421Bに対向する位置に形成され
ている。それぞれの穴221は、保持装置23の挿入部
の径よりも大きな径を持ち,側面61Aa側に形成され
た円形の貫通穴と、この貫通穴と同心で,側面61Ab
側に形成された前記の貫通穴の径よりも大きな径を持つ
円形の座ぐり穴とを有している。セパレータ22Aの厚
さは、例えば、10〔mm〕程度であり、穴221が持
つ座ぐり穴の深さは、例えば、5〔mm〕〜6〔mm〕
程度である。なお、この場合、セパレータ42Bが持つ
それぞれの穴421Bの各部の寸法は、穴221の各部
の寸法と同一値に設定される。保持装置23は、電気絶
縁材製であり、六角穴付きの頭部と溝231aが外周面
に形成された円柱体231と、保持機構であり、円柱体
231の持つ溝231aに装着される止め輪(例えば、
Cリングである。)232とで構成されている。
【0039】前記した燃料電池セル41、セパレータ2
2A、セパレータ42B、保持装置23、および、ガス
シール体72を用いて、単電池体2が組み立てられる。
単電池体2は、燃料電池セル41,セパレータ22A,
セパレータ42Bとを、燃料電池セル41の側面7a側
にセパレータ22Aを、側面7b側にセパレータ42B
を、それぞれが持つ貫通穴(例えば、貫通穴71,61
5A,616Bであり、貫通穴411,穴221,穴4
21B、等である。)を互いに合致させて組み合わせ
る。セパレータ22Aの溝613A、および、セパレー
タ42Bの溝613Bには、ガスシール体72がそれぞ
れ装着される。そうして、穴421Bに円柱体231が
挿入される。
【0040】この仮組み立てされた状態で、セパレータ
22Aの側面61Abと、セパレータ42Bの側面61
Bbとの両面から、図示しないプレス装置等の加圧装置
を用いて、燃料電池セル41,ガスシール体72を均等
に加圧する。この加圧された状態で、円柱体231の溝
231aに穴221から止め輪232が装着されて、こ
の加圧状態が保持装置23によって保持されて、燃料電
池セル41、セパレータ22A,42Bが一体化され
る。加圧装置によって与えられる加圧力の値は、例え
ば、燃料電池セル41と、セパレータ22A,セパレー
タ42Bとの間の電気抵抗,熱抵抗の値を小さい値に抑
えるために、各接触部における電気抵抗および熱抵抗の
値の低減が可能な値に設定される。なお、セパレータ2
2Aとセパレータ42Bとは、保持装置23によって連
結されることになるが、円柱体231が電気絶縁材製で
あることで、燃料電池セル41で発生した電力をそのま
ま単電池体2から出力することが可能である。
【0041】燃料電池スタック1の組み立ては、まず所
要の個数の単電池体2が準備され、実施例1による燃料
電池スタック3の組み立ての場合と同様にして実施され
る。すなわち、この単電池体2が、順次,加圧装置8に
よって積層され、所定の個数の単電池体2が積層される
と、加圧体82によって所要の値の加圧力で加圧され
て、燃料電池スタック1の組み立て作業が完了すること
になる。
【0042】図1〜図3に示す実施例では、前記の構成
としたことにより、不良となった燃料電池セル41の交
換に際しての燃料電池スタック1の取扱は、前記した燃
料電池スタック3の場合と基本的には同一であるので、
その詳細は省略する。ただし、不良となった燃料電池セ
ル41を持つ単電池体2の分解に際しては、保持装置2
3を取り外すことになる。また、不良の燃料電池セル4
1を良品の燃料電池セル41に交換した後の単電池体2
の再組立時には、前記した加圧装置を用いて加圧が行わ
れることになる。また、前記の構成を備える各単電池体
2は、不良の燃料電池セル41の交換の際に、予め用意
されていた良品の燃料電池セル41が用いられている交
換用の単電池体2に置き換えることが可能であること
も、燃料電池スタック3の場合と同一である。
【0043】このように、この発明による燃料電池スタ
ック1においては、不良となった燃料電池セル41の交
換に際して、不良の燃料電池セル41までの分解作業
を、不良の燃料電池セル41を持つ単電池体2のみに限
定することが可能となる。これにより、不良の燃料電池
セル41の交換に要する作業時間を、短縮することが可
能となり、かつ、分解されるガスシール体72の個数
を、不良の燃料電池セル41が組み込まれている単電池
体2が持つガスシール体72のみに限定することが可能
となるのである。
【0044】この燃料電池スタック1の単電池体2で
は、セパレータ22Aにはめねじを形成する必要の無い
ことが、実施例1に対する主な相異点である。セパレー
タ22A,セパレータ42A等のセパレータは、前記し
たように脆い炭素板で製作されることが多いものであ
る。この脆い炭素板にめねじを形成する必要の無いこと
で、単電池体2では、保持装置23のセパレータ22A
の装着状態を長期間安定保持することが容易となる。こ
のことにより、保持装置23のセパレータ22Aの装着
部の信頼性を高くするように配慮したとしても、セパレ
ータ22Aの厚さを増加させる必要が無い等の利点が得
られるものである。
【0045】実施例2における今までの説明では、円柱
体231は六角穴付きの頭部を有するとしてきたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、円柱体231は
六角状の頭部を有するものであってもよいものである。
また、実施例2における今までの説明では、円柱体23
1は頭部を有するとしてきたが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、円柱体の両端部に溝231aが形成
されたものであってもよいものである。
【0046】また、実施例2における今までの説明で
は、円柱体231は端部に溝231aが形成されている
としてきたが、これに限定されるものではなく、例え
ば、端部にはおねじを備えるものであってもよいもので
ある。なおこの場合には、保持機構として止め輪232
に替えて、例えば、ナットが適用されることになる。さ
らにまた、実施例2における今までの説明では、円柱体
231は電気絶縁材製であるとしてきたが、これに限定
されるものではなく、例えば、頭部とセパレータ42B
の穴421Bとの間に、電気絶縁材製の電気絶縁用ブッ
シュを介挿することで、金属製の円柱体の使用が可能で
ある。
【0047】
【発明の効果】この発明においては、前述の構成とした
ことにより、次記する効果が有る。すなわち、 不良の燃料電池セルの交換に際しての不良燃料電池セ
ルまでの分解作業を、不良の燃料電池セルが組み込まれ
ている単電池体のみに限定することが可能となる。ま
た、交換用の単電池体を準備しておいて,これと交換す
ることも可能である。これにより、不良の燃料電池セル
の交換に要する作業時間を短縮することが可能となる。
また、 不良の燃料電池セルの交換に際して分解されるガスシ
ール体の個数を、不良の燃料電池セルが組み込まれてい
る単電池体が持つガスシール体のみに限定することが可
能となり、分解,および,再組立の対象となるガスシー
ル体の個数が減少される。これにより、燃料電池スタッ
クの再組立時に、ガスシール体によって電解質層を加圧
する加圧力が低下することの発生頻度を低減することが
可能となり、反応ガスに対するシール性能に関する信頼
性を向上することが可能となるのである。さらにまた、 多数の燃料電池セルを積層する必要が有る場合であっ
ても、1個の燃料電池セル毎に単電池体として構成され
るので、燃料電池セルとセパレータの位置ずれを少なく
組み立てることが容易であり、燃料電池セルとセパレー
タとの位置ずれが少ない燃料電池スタックの組み立て時
間を短縮することが可能となり、これにより、燃料電池
スタックの製造原価を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,3に対応するこの発明の一実施例に
よる固体高分子電解質型燃料電池が備える単電池体を模
式的に示した側面断面図
【図2】図1に示した単電池体を展開した状態で模式的
に示した要部の斜視図
【図3】図1,図2に示した単電池体を用いた固体高分
子電解質型燃料電池を模式的に示したその側面図
【図4】請求項1,2に対応するこの発明の一実施例に
よる固体高分子電解質型燃料電池が備える単電池体を展
開した状態で模式的に示した要部の斜視図
【図5】図4に示した単電池体を模式的に示した側面断
面図
【図6】図4,図5に示した単電池体を用いた固体高分
子電解質型燃料電池を模式的に示したその側面図
【図7】従来例の固体高分子電解質型燃料電池が備える
単電池を展開した状態で模式的に示した要部の斜視図
【図8】図7に示した単電池を展開した状態で模式的に
示した側面断面図
【図9】従来例の固体高分子電解質型燃料電池を模式的
に示した構成図で、(a)はその側面図、(b)はその
上面図
【符号の説明】
1 固体高分子電解質型燃料電池(燃料電池スタッ
ク) 2 単電池体 22A セパレータ 221 穴 23 保持装置 231 円柱体 231a 溝 232 保持機構(止め輪) 42B セパレータ 421B 穴 613A 溝 613B 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて
    直流電力を発電する複数の燃料電池セルと、それぞれの
    燃料電池セルの両面に配置されて,燃料電池セルに燃料
    ガスまたは酸化剤ガスを供給するための複数個のガス通
    流用溝を有するセパレータと、前記の複数の燃料電池セ
    ルと複数のセパレータとの直列積層体を,この直列積層
    体の両端末に位置するセパレータの外側面側から加圧す
    る加圧装置とを備え、 それぞれの燃料電池セルは、固体高分子電解質膜でなる
    電解質層と、この電解質層の二つの主面のそれぞれに密
    着して配置された電極とを有するものであり、 それぞれのセパレータは、燃料電池セルが持つ電極と接
    する側の側面に複数個のガス通流用溝を有し、燃料電池
    セルが持つ電極と接する側の側面に対する反対側の側面
    はほぼ一平面上に有り、セパレータの燃料電池セルと接
    する側のそれぞれの側面の周縁部分には,燃料ガスまた
    は酸化剤ガスのガス通流路の外部への漏れ出しを防止す
    るガスシール体を収納するための溝を有するものであ
    り、 加圧装置は、直列積層体の両端末に位置するセパレータ
    のそれぞれの外側面に当接される当接体と、両当接体に
    直列積層体の両端末に位置するセパレータの外側面側か
    ら加圧するための加圧力を与える加圧体とを有するもの
    である、固体高分子電解質型燃料電池において、 燃料電池セルとセパレータとの直列積層体は、1個の燃
    料電池セルと,この1個の燃料電池セルの両面に配置さ
    れた1対のセパレータとを有する単電池体の複数が互い
    に直列に積層されてなるものであり、 それぞれの単電池体は、それが有するセパレータの対
    を、燃料電池セルを間に挟んで一体に保持する保持装置
    を備えることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電
    池。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の固体高分子電解質型燃料
    電池において、 それぞれの単電池体が備えるそれぞれのセパレータは、
    セパレータの燃料電池セルと接する側の側面に有するガ
    スシール体を収納するための溝よりも外側の周縁部分に
    複数の穴を互いに対向させて有し、この互いに対向し合
    うそれぞれの穴は、セパレータの電極と接する側の側面
    と,セパレータの電極と接する側の側面に対する反対側
    の側面との間を結んで,前記の電極と接する側面にほぼ
    垂直に形成されてなり、しかも、この互いに対向し合う
    それぞれの穴は、一方のセパレータが有する穴は、めね
    じが形成されたねじ穴であり、他方のセパレータが有す
    る穴は、前記の電極と接する側面側に形成された前記の
    ねじ穴が持つめねじの径よりも大きな径を持つ円形の貫
    通穴と、この貫通穴と同心で,反対側の側面側に形成さ
    れた前記の貫通穴の径よりも大きな径を持つ円形の座ぐ
    り穴とを有し、 それぞれの単電池体が備える保持装置は、両セパレータ
    が有する互いに対向し合う前記の穴に装着され,前記の
    ねじ穴が持つめねじと嵌め合わされるおねじを持つ,頭
    部を有するおねじ部品であることを特徴とする固体高分
    子電解質型燃料電池。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の固体高分子電解質型燃料
    電池において、 それぞれの単電池体が備えるそれぞれのセパレータは、
    セパレータの燃料電池セルと接する側の側面に有するガ
    スシール体を収納するための溝よりも外側の周縁部分に
    複数の穴を互いに対向させて有し、それぞれの穴は、セ
    パレータの電極と接する側の側面と,セパレータの電極
    と接する側の側面に対する反対側の側面との間を結ん
    で,前記の電極と接する側面にほぼ垂直に形成されてな
    り、しかも、前記の電極と接する側面側に形成された円
    形の貫通穴と、この貫通穴と同心で,反対側の側面側に
    形成された前記の貫通穴の径よりも大きな径を持つ円形
    の座ぐり穴とを有し、 それぞれの単電池体が備える保持装置は、両セパレータ
    が有する互いに対向し合う前記の穴に装着される円柱体
    と、この円柱体をその長さ方向において前記の座ぐり穴
    の位置で保持する保持機構とを備えることを特徴とする
    固体高分子電解質型燃料電池。
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