JPH0835580A - 流量調整弁 - Google Patents
流量調整弁Info
- Publication number
- JPH0835580A JPH0835580A JP17545494A JP17545494A JPH0835580A JP H0835580 A JPH0835580 A JP H0835580A JP 17545494 A JP17545494 A JP 17545494A JP 17545494 A JP17545494 A JP 17545494A JP H0835580 A JPH0835580 A JP H0835580A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- orifice
- flow rate
- outlet port
- bonnet
- cage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lift Valve (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】絞り部でのキャビテーションの発生を防止す
る。 【構成】ボディ1には流路2,入口ポート3、絞り部4
および出口ポート5が設けられている。出口ポート5内
にはオリフィス12が設けられ、オリフィス12の中心にオ
リフィス孔13が流路2と対向して形成されている。この
オリフィス孔13により入口ポート3の圧力を減少させる
ことなく、絞り部4の差圧を許容する差圧以内にするこ
とができるので、絞り部4でのキャビテーションの発生
が防止できる。
る。 【構成】ボディ1には流路2,入口ポート3、絞り部4
および出口ポート5が設けられている。出口ポート5内
にはオリフィス12が設けられ、オリフィス12の中心にオ
リフィス孔13が流路2と対向して形成されている。この
オリフィス孔13により入口ポート3の圧力を減少させる
ことなく、絞り部4の差圧を許容する差圧以内にするこ
とができるので、絞り部4でのキャビテーションの発生
が防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発電所,化学プラント等
のプロセス流体等を制御する流量調整弁に関する。
のプロセス流体等を制御する流量調整弁に関する。
【0002】
【従来の技術】各種プラントにおいてはプロセス流体等
を制御するため、調整弁が使用されている。この調整弁
は一般に図3に示すごとく構成されている。同図におい
て、ボディ1内には流路2が設けられ、入口ポート3絞
り部4および出口ポート5が形成されている。
を制御するため、調整弁が使用されている。この調整弁
は一般に図3に示すごとく構成されている。同図におい
て、ボディ1内には流路2が設けられ、入口ポート3絞
り部4および出口ポート5が形成されている。
【0003】ボディ1の上面にボンネットが設けられ、
ボンネット6にはステム7,パッキン8が組込まれてい
る。ボンネット6はガスケット9を介してボディ1にボ
ルト10で取付けられ、耐圧部を形成している。また、ス
テム7の一端にはハンドル11が設けられ、ステム7の開
度が調整できるようになっている。
ボンネット6にはステム7,パッキン8が組込まれてい
る。ボンネット6はガスケット9を介してボディ1にボ
ルト10で取付けられ、耐圧部を形成している。また、ス
テム7の一端にはハンドル11が設けられ、ステム7の開
度が調整できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の流量調整弁
を高差圧で、弁出口圧力の低い所に使用すると、キャビ
テーションが発生し、キャビテーション,エロージョン
により、弁の絞り部を損傷させる課題がある。
を高差圧で、弁出口圧力の低い所に使用すると、キャビ
テーションが発生し、キャビテーション,エロージョン
により、弁の絞り部を損傷させる課題がある。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、キャビテーションを発生させない流量調整弁
を提供することにある。
たもので、キャビテーションを発生させない流量調整弁
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は入口ポート・流
路・絞り部および出口ポートが形成されたボディと、こ
のボディの上面にガスケットを介して気密に接続された
ボンネットと、このボンネットに気密に組み込まれ前記
ボディの流路を開閉するステムとを具備し、前記絞り部
と前記ポートとの間の流路にオリフィスを設けることを
特徴とする。
路・絞り部および出口ポートが形成されたボディと、こ
のボディの上面にガスケットを介して気密に接続された
ボンネットと、このボンネットに気密に組み込まれ前記
ボディの流路を開閉するステムとを具備し、前記絞り部
と前記ポートとの間の流路にオリフィスを設けることを
特徴とする。
【0007】また、本発明は入口ポート・流路および出
口ポートが形成されたボディと、このボディの上面にガ
スケットを介して気密に接続されたボンネットと、この
ボンネットに気密に組み込まれ、前記ボディの流路を開
閉するステムとを具備し、前記ボディ内に着脱自在にケ
ージを取付け、このケージの下方に絞り部を設け、前記
ケージの前記出口ポート側側面にオリフィスを設けるこ
とを特徴とする。
口ポートが形成されたボディと、このボディの上面にガ
スケットを介して気密に接続されたボンネットと、この
ボンネットに気密に組み込まれ、前記ボディの流路を開
閉するステムとを具備し、前記ボディ内に着脱自在にケ
ージを取付け、このケージの下方に絞り部を設け、前記
ケージの前記出口ポート側側面にオリフィスを設けるこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は絞り部の下流側に設けたオリフィスに
より許容される弁差圧、つまり、入口ポート側の圧力を
減少させることなく、絞り部の差圧を許容弁差圧以内に
することができるので、絞り部でのキャビテーションの
発生を防止できる。
より許容される弁差圧、つまり、入口ポート側の圧力を
減少させることなく、絞り部の差圧を許容弁差圧以内に
することができるので、絞り部でのキャビテーションの
発生を防止できる。
【0009】すなわち、キャビテーションは次式を満足
すれば発生しない。 △P≦Km(P1 −Pv )・・・・・(1) ここで △P;弁差圧 P1 ;弁入口圧 Pv ;流体の蒸気圧 Km;キャビテーション係数
すれば発生しない。 △P≦Km(P1 −Pv )・・・・・(1) ここで △P;弁差圧 P1 ;弁入口圧 Pv ;流体の蒸気圧 Km;キャビテーション係数
【0010】一方、△P=P1 −P2 であり、(1)式
を満足させるために△Pを小さくする方法としてはP1
を小さくするかまたはP2 を大きくするかであるが、P
1 を小さくすれば(1)式で許容される△Pも小さくな
る。そこでP2 を大きくすれば、許容される△Pを変え
ることなく、△Pを小さくすることができる。
を満足させるために△Pを小さくする方法としてはP1
を小さくするかまたはP2 を大きくするかであるが、P
1 を小さくすれば(1)式で許容される△Pも小さくな
る。そこでP2 を大きくすれば、許容される△Pを変え
ることなく、△Pを小さくすることができる。
【0011】
【実施例】図1を参照しながら本発明に係る流量調整弁
の第1の実施例を説明する。図1中の符号1は弁箱を構
成するボディで、ボディ1内には流体が流れる流路2と
絞り部4が設けられ、ボディ1の外側には流路2を結ぶ
入口ポート3,および出口ポート5が形成されている。
の第1の実施例を説明する。図1中の符号1は弁箱を構
成するボディで、ボディ1内には流体が流れる流路2と
絞り部4が設けられ、ボディ1の外側には流路2を結ぶ
入口ポート3,および出口ポート5が形成されている。
【0012】出口ポート5にはオリフィス板12が取付け
られ、オリフィス板12にはオフィス13が形成されてい
る。ボディ1上にはボンネット6が設けられ、このボン
ネット6には弁棒を構成するステム7が上下に移動可能
に取付けられている。
られ、オリフィス板12にはオフィス13が形成されてい
る。ボディ1上にはボンネット6が設けられ、このボン
ネット6には弁棒を構成するステム7が上下に移動可能
に取付けられている。
【0013】ステム7の上部側面とボンネット6との間
にはパッキン8が組み込まれ、また、ボディ1の上面と
ボンネット6の下面との間にはガスケット9が介在さ
れ、ボディ1とボンネット6とはボルト10で締め付けら
れて耐圧部を形成している。
にはパッキン8が組み込まれ、また、ボディ1の上面と
ボンネット6の下面との間にはガスケット9が介在さ
れ、ボディ1とボンネット6とはボルト10で締め付けら
れて耐圧部を形成している。
【0014】また、ステム7の一端にはハンドル11が取
付けられ、これを回転させることによりステム7を上下
に移動して弁座に相当する絞り部4に着座し、流路2の
開度が調整できるようになっている。
付けられ、これを回転させることによりステム7を上下
に移動して弁座に相当する絞り部4に着座し、流路2の
開度が調整できるようになっている。
【0015】しかして、上記構成の第1の実施例によれ
ば、出口ポート5内にオリフィス板12が設けられている
ため、流量調整弁に与えられた設計仕様に合せて、絞り
部4でキャビテーションが発生しないような絞り部4の
下流の圧力となるようにオリフィス孔13の直径を設定す
ることができる。
ば、出口ポート5内にオリフィス板12が設けられている
ため、流量調整弁に与えられた設計仕様に合せて、絞り
部4でキャビテーションが発生しないような絞り部4の
下流の圧力となるようにオリフィス孔13の直径を設定す
ることができる。
【0016】したがって、本実施例によれば許容する弁
差圧以内に絞り部4の差圧を設定できるためキャビテー
ションの発生しない流量調整弁を提供することができ
る。
差圧以内に絞り部4の差圧を設定できるためキャビテー
ションの発生しない流量調整弁を提供することができ
る。
【0017】次に図2を参照して本発明に係る流量調整
弁の第2の実施例を説明する。この第2の実施例は絞り
部16とオリフィス15をケージ14に設け、このケージ14を
着脱自在に取付けた以外は図1と同様の構成である。従
って、図1と同一部分には同一符号を付して重複する部
分の説明は省略する。
弁の第2の実施例を説明する。この第2の実施例は絞り
部16とオリフィス15をケージ14に設け、このケージ14を
着脱自在に取付けた以外は図1と同様の構成である。従
って、図1と同一部分には同一符号を付して重複する部
分の説明は省略する。
【0018】すなわち、図2において、ボディ1内に上
端が開口し下端に底板を有するケージ14を着脱自在に取
付けている。このケージ14の底板には小孔の絞り部16を
設け、ケージ14の出口ポート5側の側面には流路2と対
向してオリフィス15を設けている。
端が開口し下端に底板を有するケージ14を着脱自在に取
付けている。このケージ14の底板には小孔の絞り部16を
設け、ケージ14の出口ポート5側の側面には流路2と対
向してオリフィス15を設けている。
【0019】ケージ14の内径内にはステム7が上下に移
動自在な構成となっている。また、ステム7の下端部に
は前記絞り部16内に挿入して流路2を遮断する突出部17
が設けられている。
動自在な構成となっている。また、ステム7の下端部に
は前記絞り部16内に挿入して流路2を遮断する突出部17
が設けられている。
【0020】しかして、本第2の実施例はケージ14にオ
リフィス15を設けることによってオリフィス15が確実に
支持されたかたちとなり、流量変動や加圧に対して安定
性にすぐれている。その他の作用は前記第1の実施例の
場合と同様であるので、その説明は省略する。
リフィス15を設けることによってオリフィス15が確実に
支持されたかたちとなり、流量変動や加圧に対して安定
性にすぐれている。その他の作用は前記第1の実施例の
場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、絞り部でのキャビテー
ションの発生が防止できるので、キャビテーション,エ
ロージョンによる損傷を軽減でき、寿命を大きく延ばす
ことができる。従って、点検頻度を少なくでき、メンテ
ナンス費の削減,プラント稼動率の向上に大きく寄与す
ることができる。
ションの発生が防止できるので、キャビテーション,エ
ロージョンによる損傷を軽減でき、寿命を大きく延ばす
ことができる。従って、点検頻度を少なくでき、メンテ
ナンス費の削減,プラント稼動率の向上に大きく寄与す
ることができる。
【図1】本発明に係る流量調整弁の第1の実施例を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図2】本発明に係る流量調整弁の第2の実施例を示す
縦断面図。
縦断面図。
【図3】従来の流量調整弁を示す縦断面図。
1…ボディ、2…流路、3…入口ポート、4…絞り部、
5…出口ポート、6…ボンネット、7…ステム、8…パ
ッキン、9…ガスケット、10…ボルト、11ハンドル、12
…オリフィス板、13…オリフィス、14ケージ、15…オリ
フィス孔(第2の実施例)、16…絞り部(第2の実施
例)、17…突出部。
5…出口ポート、6…ボンネット、7…ステム、8…パ
ッキン、9…ガスケット、10…ボルト、11ハンドル、12
…オリフィス板、13…オリフィス、14ケージ、15…オリ
フィス孔(第2の実施例)、16…絞り部(第2の実施
例)、17…突出部。
Claims (4)
- 【請求項1】 入口ポート・流路・絞り部および出口ポ
ートが形成されたボディと、このボディの上面にガスケ
ットを介して気密に接続されたボンネットと、このボン
ネットに気密に組み込まれ前記ボディの流路を開閉する
ステムとを具備し、前記絞り部と前記ポートとの間の流
路にオリフィスを設けてなることを特徴とする流量調整
弁。 - 【請求項2】 前記オリフィスはオリフィス板に形成さ
れ、このオリフィス板は前記出口ポートに取付けられて
いることを特徴とする請求項1記載の流量調整弁。 - 【請求項3】 入口ポート・流路および出口ポートが形
成されたボディと、このボディの上面にガスケットを介
して気密に接続されたボンネットと、このボンネットに
気密に組み込まれ、前記ボディの流路を開閉するステム
とを具備し、前記ボディ内に着脱自在にケージを取付
け、このケージの下方に絞り部を設け、前記ケージの前
記出口ポート側側面にオリフィスを設けてなることを特
徴とする流量調整弁。 - 【請求項4】 前記ステムの下端部に前記絞り部内に挿
入する突出部を設けてなることを特徴とする請求項3記
載の流量調整弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17545494A JPH0835580A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 流量調整弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17545494A JPH0835580A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 流量調整弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0835580A true JPH0835580A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15996359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17545494A Pending JPH0835580A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 流量調整弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0835580A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10184983A (ja) * | 1996-12-24 | 1998-07-14 | Kazuo Maeno | 膨張弁 |
CN107120466A (zh) * | 2017-07-06 | 2017-09-01 | 李岑文达 | 一种超超临界机组高压旁路阀 |
KR102054167B1 (ko) * | 2018-06-14 | 2019-12-10 | 주식회사 비엠티 | 서보 밸브 |
-
1994
- 1994-07-27 JP JP17545494A patent/JPH0835580A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10184983A (ja) * | 1996-12-24 | 1998-07-14 | Kazuo Maeno | 膨張弁 |
CN107120466A (zh) * | 2017-07-06 | 2017-09-01 | 李岑文达 | 一种超超临界机组高压旁路阀 |
KR102054167B1 (ko) * | 2018-06-14 | 2019-12-10 | 주식회사 비엠티 | 서보 밸브 |
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