JPH083509Y2 - 回転式チュービング装置における楔式ケーシングチャック装置 - Google Patents

回転式チュービング装置における楔式ケーシングチャック装置

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JPH083509Y2
JPH083509Y2 JP3424990U JP3424990U JPH083509Y2 JP H083509 Y2 JPH083509 Y2 JP H083509Y2 JP 3424990 U JP3424990 U JP 3424990U JP 3424990 U JP3424990 U JP 3424990U JP H083509 Y2 JPH083509 Y2 JP H083509Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本案は、建築、土木等の基礎工事において鋼管杭等の
ケーシングチューブを回転させて地中への押込み又は引
抜きを行う回転式チュービング装置における、楔状チャ
ック部材による楔式ケーシングチャック装置の改良に関
する。
(従来の技術) 従来、水平に支持された昇降フレームに、ケーシング
チューブを囲む環状であってモータにより回転駆動され
る回転体を回転自在に支持させ、該環状回転体とケーシ
ングチューブとを接離するチャック装置を備えた回転式
チュービング装置において、上記チャック装置として、
上記環状回転体の内周面にチャック押圧傾斜面を形成
し、該チャック押圧傾斜面とケーシングチューブとの間
に楔状チャック部材をチャックシリンダの駆動により楔
入又は離脱させて該回転体とケーシングチューブをチャ
ック部材を介して緊締又は分離し、それにより回転体の
回転をケーシングチューブに伝達又は遮断させる楔式チ
ャク装置が一般に使用されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、この従来の楔式チャック装置では、楔状チャ
ック部材を回転体とケーシングチューブ間に楔入又は離
脱させるには、該チャック部材の内側及び外側の両面と
ケーシングチューブ及び回転体との摩擦抵抗に抗して作
動させなければならず、そのため上記チャック部材を作
動するチャックシリンダに大型のものを備えなければな
らないばかりでなく、チャック部材、回転体等の摩耗、
損傷が激しい等の欠点があった。
本案は、従来装置の欠点を除くことを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決する手段として、本案は、 昇降フレームに、ケーシングチューブを囲む環状であ
ってモータにより回転駆動される回転体を回転自在に支
持させ、該回転体とケーシングチューブとを接離する楔
式チャック装置を設けた回転式チュービング装置におい
て、 上記楔式チャック装置は、 上記ケーシングチューブを囲む環状フレームを、上記
回転体と同軸上で回転自在に且つ回転体軸心方向に移動
自在に支持すると共に、該環状フレームを上記回転体が
わへ進退駆動させるチャックシリンダを設け、 上記回転体及び環状フレームの内周面に、その母線方
向へ傾斜延長するチャック押圧傾斜面を互に母線方向で
対をなして複数づつ形成し、 上記ケーシングチューブに接離すべき複数のダブル楔
形チャック部材を、その両楔面を上記回転体及び環状フ
レームの対をなすチャック押圧傾斜面に摺動自在に当接
した状態で、該チャック押圧傾斜面に沿い移動可能に上
記回転体及び環状フレームに支持させた、 回転式チュービング装置における楔式ケーシングチャ
ック装置を提案する。
本案における「ダブル楔形チャック部材」とは、チャ
ック部材の内側面にケーシングチューブ外側面に圧接す
べきチャック面を有し、外側面に、上記回転体及び環状
フレームの両チャック押圧傾斜面に対応する2つの楔面
を有するものである。
以下図面を参照して本案の実施例について説明する。
(実施例) 第1図において、掘削機(A)におけるリーダマスト
(1)の下端部前側に回転式チュービング装置(2)を
設置し、該チュービング装置にケーシングチューブ
(3)を保持させている。
回転式チュービング装置(2)の構造は次のようであ
る。第2、3、4図において、地上に垂直に設置された
2本のスラストシリンダ(4)、(4)の下端部に、中
空環状盤形の昇降フレーム(5)の直径方向両側部を固
定すると共に、該昇降フレーム(5)の他側部に突設し
たスライド金具(6)、(6)をリーダマスト(1)の
2本のガイドレール(7)、(7)に摺動自在に係合支
持させ(第3図)、この昇降フレーム(5)の環状開口
内に、環状回転体(8)をベアリング(9)を介して同
心的に回転自在に支持させてある。上記回転体(8)は
両端開口のほぼ短円筒体で、その開通円筒内をケーシン
グチューブ(3)を囲むケーシング挿通孔(10)として
ある。
上記昇降フレーム(5)の中空内には、上記回転体
(8)の外周面に同心的に固定された環状大歯車(12)
を位置させ、一方上記昇降フレーム(5)の外周への2
つの張り出し部上に油圧モータ(13)、(13)を設置
し、両モータから上記張り出し部の中空内に突出した出
力軸(14)、(14)にそれぞれピニオン(15)、(15)
を固着し、これらピニオン(15)、(15)をアイドル歯
車(11)、(11)を介して上記大歯車(12)にかみ合わ
せ、それによりモータ(13)、(13)の回転がピニオン
(15)、(15)、アイドル歯車(11)、(11)、大歯車
(12)を経て回転体(8)に伝達される。
上記回転体(8)の回転をケーシングチューブ(3)
に伝達、遮断すべく両者を接離する楔式チャック装置の
構造は次のようである。上記昇降フレーム(5)の外周
面に本例では5個のブラケット(19)…を突設し、各ブ
ラケットにチャックシリンダ(20)…の各一端部を連結
して起立すると共に、各シリンダ(20)…のラム(21)
…先端に、上記回転体(8)よりも適宜大径の両端開口
の短円筒状支持フレーム(22)の外周面をブラケット
(23)…においてそれぞれ連結し、この支持フレーム
(22)の内側に、上記ケーシングチューブ(3)を囲む
べきケーシング挿通孔(10′)を有する短円筒状の環状
フレーム(24)を、上記回転体(8)の上位に適宜間隔
をあけて該回転体(8)と同軸上で、ベアリング(25)
を介して回転自在に支持させ、これら下位の回転体
(8)と上位の環状フレーム(24)の互に対向する面
に、本例では6個づつのチャック押圧板(26)…、(2
6′)…を互に同一母線上に上下対をなしてそれぞれ突
設し、下位のチャック押圧板(26)…の内側面には、上
方へ外向き傾斜で母線方向に延長するチャック押圧傾斜
面(16)…を底面として有する扁平T形溝からなるチャ
ック案内溝(17)…を、又上位のチャック押圧板(2
6′)…の内側面には、下方へ外向き傾斜で母線方向に
延長するチャック押圧傾斜面(16′)…を底面として有
する同じく扁平T形溝からなるチャック案内溝(17′)
…をそれぞれ形成し、これら上下対をなすチャック押圧
板(26)(26′)、…のチャック案内溝(17)(1
7′)、…に、ダブル楔形チャック部材(28)…を係合
させてある。上記チャック部材(28)…はほぼ矩形盤状
のもので、その内側面をチャック面とし、外側面に2面
の傾斜楔面(29)、(29′)を上下流れ屋根面状に形成
すると共に、該傾斜楔面(29)、(29′)の左右両側端
からスライド片(30)(30)、(30′)(30′)をそれ
ぞれ延出してあり、このチャック部材(28)…を、第5
図示のようにそのスライド片(30)、(30)を下位チャ
ック押圧板(26)の案内溝(17)に、スライド片(3
0′)、(30′)を上位チャック押圧板(26′)の案内
溝(17′)にそれぞれ摺動自在に係合して支持させると
共に、その傾斜楔面(29)、(29′)を上、下チャック
押圧板(26)、(26′)の押圧傾斜面(16)、(16′)
に摺動自在に当接させている。
なお、上記支持フレーム(22)は、第2、3図示のよ
うにその外周面の上記スラストシリンダ(4)、(4)
に対応する位置に、溝形スライド板(34)、(34)を垂
直に向けて固定し、該スライド板をスラストシリンダ
(4)、(4)の外側面に垂直に敷設されたレール(3
5)、(35)に係合させ、それにより上下移動時の安定
を保つ。
次に上例の回転チュービング装置(2)の作用を説明
する。ケーシングチューブ(3)を地中に押込む場合
は、まずスラストシリンダ(4)、(4)の伸長駆動に
より昇降フレーム(5)及び支持フレーム(22)を上昇
させた後、チャックシリンダ(20)…の縮小駆動により
支持フレーム(22)を降下させると、環状フレーム(2
4)が回転体(8)がわに進出し、該回転体(8)及び
環状フレーム(24)のチャック押圧板(26)…、(2
6′)…におけるチャック押圧傾斜面(16)…、(1
6′)…で各チャック部材(28)…のダブル楔面(29)
…、(29′)…を摺動しつつ内方へ押圧して各チャック
部材(28)…をケーシングチューブ(3)の外周面に圧
接させる。ついで油圧モータ(13)、(13)の始動によ
り回転体(8)を回転させると、チャック部材(28)…
を介してケーシングチューブ(3)も共に回転し、それ
に伴ってスラストシリンダ(4)、(4)の縮小駆動に
より昇降フレーム(5)及び支持フレーム(22)を徐々
に降下させると、ケーシングチューブ(3)はスラスト
シリンダ(4)、(4)の1ストローク分地中の押込ま
れる。次に、チャックシリンダ(20)…の伸長駆動によ
り支持フレーム(22)を上昇させると、環状フレーム
(24)が回転体(8)との離間方向に後退しつつ各チャ
ック部材(28)…に対するチャック押圧傾斜面(16)
…、(16′)…の押圧を解除すると共にチャック案内溝
(17)(17)、…、(17′)(17′)、…により各チャ
ック部材(28)…を外方へ引き戻し、ケーシングチュー
ブ(3)から離間させる。ついでスラストシリンダ
(4)、(4)の伸長駆動により昇降フレーム(5)及
び支持フレーム(22)を上昇させて上記と同様にケーシ
ングチューブ(3)の回転押込みを再開し、以下これを
繰返す。
ケーシングチューブ(3)を引き抜く場合は、ケーシ
ングチューブ(3)をチャックして回転させながらスラ
ストシリンダ(4)、(4)の伸長駆動により昇降フレ
ーム(5)及び支持フレーム(22)を上昇させる。
(考案の効果) 本案の回転式チュービング装置における楔式ケーシン
グチャック装置によれば、チャック部材のケーシングチ
ューブへのチャック及び解除作動において、回転体及び
環状フレームの内側一面のチャック押圧傾斜面とダブル
楔形チャック部材の楔面との摩擦抵抗のみが加わるだけ
であるから、従来装置と比較してチャックシリンダを小
型化できると共に、チャック部材、チャック押圧傾斜面
等の摩耗損傷を減少させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の実施例を示し、第1図はチュービング装置
を備えた掘削機の側面図、第2図はチュービング装置部
分の一部チャックシリンダを除いた一部切欠拡大正面
図、第3図は同上部分の拡大平面図、第4図は第3図の
IV−IV線拡大断面図、第5図は第4図のV−V線拡大切
断端面図である。 2……回転式チュービング装置、3……ケーシングチュ
ーブ、5……昇降フレーム、8……回転体、13……油圧
モータ、16、16′……チャック押圧傾斜面、20……チャ
ックシリンダ、24……環状フレーム、28……ダブル楔形
チャック部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降フレームに、ケーシングチューブを囲
    む環状であってモータにより回転駆動される回転体を回
    転自在に支持させ、該回転体とケーシングチューブとを
    接離する楔式チャック装置を設けた回転式チュービング
    装置において、 上記楔式チャック装置は、 上記ケーシングチューブを囲む環状フレームを、上記回
    転体と同軸上で回転自在に且つ回転体軸心方向に移動自
    在に支持すると共に、該環状フレームを上記回転体がわ
    へ進退駆動させるチャックシリンダを設け、 上記回転体及び環状フレームの内周面に、その母線方向
    へ傾斜延長するチャック押圧傾斜面を互に母線方向で対
    をなして複数づつ形成し、 上記ケーシングチューブに接離すべき複数のダブル楔形
    チャック部材を、その両楔面を上記回転体及び環状フレ
    ームの対をなすチャック押圧傾斜面に摺動自在に当接し
    た状態で、該チャック押圧傾斜面に沿い移動可能に上記
    回転体及び環状フレームに支持させた、 回転式チュービング装置における楔式ケーシングチャッ
    ク装置。
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