JPH08340259A - 並直列変換回路 - Google Patents

並直列変換回路

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JPH08340259A
JPH08340259A JP14651495A JP14651495A JPH08340259A JP H08340259 A JPH08340259 A JP H08340259A JP 14651495 A JP14651495 A JP 14651495A JP 14651495 A JP14651495 A JP 14651495A JP H08340259 A JPH08340259 A JP H08340259A
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selector
input
parallel
input terminal
conversion circuit
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JP14651495A
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Inventor
Hirotaka Ui
博貴 宇井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力信号において遅延の蓄積をなくし、高速
な動作を行うことができる並直列変換回路を得る。 【構成】 複数の入力端子を有し、該入力端子の1つを
選択して入力信号を出力する、ツリー状に接続された複
数の選択器と、該各選択器における入力端子の選択を制
御する制御手段とを備え、上記制御手段は、上記各選択
器の少なくとも1つに対して、1つの入力端子を選択す
る期間が該入力端子への入力信号値が確定している期間
に含まれるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路で用い
られる並直列変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図32は、シフトレジスタを使用した従
来の並直列変換回路例を示したブロック図である。な
お、図32においては、ctrl_Aはシフトレジスタ2を、
ctrl_Bはシフトレジスタ3を、ctrl_Sは選択器1を制御
する信号を示す。図32において、並直列変換回路5
は、2つの入力端子の内どちらか一方を選択して出力す
る1つの二入力一出力選択器1と、2つのシフトレジス
タ2,3と、制御ユニット4とからなる。シフトレジス
タ2にはD0,D1,D2,D3という4つのデータが並列
に入力されており、シフトレジスタ3には、D4,D5,
D6,D7という4つのデータが並列に入力される。ま
た、上記シフトレジスタ2の出力端子は、上記選択器1
の入力端子Aに接続され、上記シフトレジスタ3の出力
端子は、上記選択器1の入力端子Bに接続される。更
に、制御ユニット4が上記選択器1、シフトレジスタ2
及び3に接続されている。
【0003】並直列変換回路5の出力部をなす選択器1
が入力端子Aを選択している場合、該入力端子Aに接続
されているシフトレジスタ2が、データを1ビットずつ
シフトして出力する。シフトレジスタ2に保持されてい
たデータがすべて出力されたところで、選択器1は、入
力端子Bを選択し、シフトレジスタ3に保持されていた
データを1ビットずつ出力する。
【0004】また、上記選択器1及びシフトレジスタ
2,3の動作は制御ユニット4によって制御される。上
記シフトレジスタ2はシフトレジスタ3がデータを出力
している間に次に出力する新たなデータを保持する。こ
のようにすれば、上記動作を繰り返すことで途切れるこ
となくデータを出力することができる。
【0005】図33は、図32で示した並直列変換回路
5における、データの流れを示したタイミングチャート
図である。図33から分かるように、並直列変換回路5
においては、その動作の過程でシフトレジスタ2又は3
がデータを1ビット出力する際に生じる遅延時間と、デ
ータが選択器1を通って出力される際に生じる遅延時間
とが蓄積される。該蓄積された遅延時間が、並直列変換
回路5の遅延時間となる。
【0006】図34は、2つの入力端子の内どちらか一
方を選択して出力する二入力一出力選択器を使用した従
来の並直列変換回路例を示したブロック図である。な
お、図34においては、例えばctrl_xは選択器xを制御
する信号を示すというように表している。図34におい
て、並直列変換回路10は、7つの二入力一出力選択器
11〜17と、アップエッジ(up-trigger)で動作する
2つの分周器18,19とからなる。並直列変換回路1
0の出力部をなす選択器11の入力端子Aには選択器1
2の出力端子が、選択器11の入力端子Bには選択器1
3の出力端子が接続されている。更に、選択器12の入
力端子Aには選択器14の出力端子が、選択器12の入
力端子Bには選択器15の出力端子が接続され、選択器
13の入力端子Aには選択器16の出力端子が、選択器
13の入力端子Bには選択器17の出力端子が接続され
ている。
【0007】また、分周器18の出力端子が、分周器1
9の入力端子に接続されており、更に該分周器18の出
力端子は選択器12及び13に接続され、分周器19の
出力端子は選択器11に接続され、外部から入力される
クロック信号CLKが選択器14〜17及び分周器18
にそれぞれ入力されている。選択器14の入力端子Aに
はデータX0、入力端子BにはデータX1が、選択器15
の入力端子AにはデータX2、入力端子BにはデータX3
が、選択器16の入力端子AにはデータY0、入力端子
BにはデータY1が、選択器17の入力端子Aにはデー
タY2、入力端子BにはデータY3が入力される。
【0008】各々の選択器11〜17は、制御信号ctrl
_11〜17が「H」のとき入力端子Aを、「L」のとき入
力端子Bを選択するものであり、選択器11〜17が入
力端子をA→B→A→B→‥‥というように順次切り替
える。ただし、選択器12及び選択器13からなる中段
の切り替えの周期は、選択器14〜17からなる入力段
の切り替え周期の2倍となり、選択器11からなる出力
段の切り替えの周期は上記中段の2倍となっている。
【0009】図35は、図34で示した並直列変換回路
10における、データの流れを示したタイミングチャー
ト図である。図35において、一点鎖線は選択器11,
12,14,15におけるそれぞれの選択制御信号ctrl
_11,12,14,15を示している。最初に選択器11,1
2,14が入力端子Aを選択し、選択器14から選択器
12を経て、更に選択器11の出力端子へと信号伝達経
路が開いてデータX0が出力される。次に、選択器14
が入力端子Bを選択し、選択器14から選択器12を経
て、更に選択器11の出力端子へと信号伝達経路が開い
てデータX1が出力される。以下X2,X3,Y0,Y1,
Y2,Y3という順で選択器11から出力される。
【0010】このようにして、並直列変換回路10は、
X0,X1,X2,X3とY0,Y1,Y2,Y3という2つの
4ビットのデータを1ビットずつ順に出力する。選択器
11からデータY0〜Y3のデータを出力している間にX
0〜X3のデータを新しいデータと交換し、逆にX0〜X3
を出力している間にY0〜Y3のデータを新しいデータに
交換するようにすれば、並直列変換回路10は途切れる
ことなく連続的にデータを出力することができる。ま
た、図35から分かるように、並直列変換回路10にお
いては、その動作の過程で入力段の選択器、中段の選択
器及び出力段の選択器と3つの選択器を通って出力され
るため、各段の選択器を通る際の遅延時間が蓄積され
る。該蓄積された遅延時間が、並直列変換回路10の遅
延時間となる。
【0011】図36は、2入力一出力選択器を使用した
従来の並直列変換回路における他の例を示したブロック
図である。なお、図36においても、例えばctrl_xは選
択器xを制御する信号を示すというように表している。
図36における上記図34との相違点は、図34の出力
段である選択器11への制御信号と、図34の入力段の
選択器14〜17への制御信号とを入れ替えたことにあ
る。
【0012】図36において、並直列変換回路20は、
7つの二入力一出力選択器21〜27と、アップエッジ
で動作する2つの分周器28,29とからなる。並直列
変換回路20の出力部をなす選択器21の入力端子Aに
は選択器22の出力端子が、選択器21の入力端子Bに
は選択器23の出力端子が接続されている。更に、選択
器22の入力端子Aには選択器24の出力端子が、選択
器22の入力端子Bには選択器25の出力端子が接続さ
れ、選択器23の入力端子Aには選択器26の出力端子
が、選択器23の入力端子Bには選択器27の出力端子
が接続されている。
【0013】また、分周器28の出力端子が、分周器2
9の入力端子に接続されており、更に該分周器28の出
力端子は選択器22及び23に接続され、分周器29の
出力端子は選択器24〜27にそれぞれ接続され、外部
から入力されるクロック信号CLKが選択器21及び分
周器28に入力されている。選択器24の入力端子Aに
はデータX0、入力端子BにはデータY0が、選択器25
の入力端子AにはデータX2、入力端子BにはデータY2
が、選択器26の入力端子AにはデータX1、入力端子
BにはデータY1が、選択器27の入力端子Aにはデー
タX3、入力端子BにはデータY3が入力される。
【0014】各々の選択器21〜27は、制御信号ctrl
_21〜27が「H」のとき入力端子Aを、「L」のとき入
力端子Bを選択するものであり、選択器21〜27が入
力端子をA→B→A→B→‥‥というように順次切り替
える。ただし、選択器22及び選択器23からなる中段
の切り替えの周期は、選択器21からなる出力段の切り
替え周期の2倍になり、選択器24〜27からなる入力
段の切り替えの周期は上記中段の2倍となっている。
【0015】図37は、図36で示した並直列変換回路
20における、データの流れを示したタイミングチャー
ト図である。図37において、一点鎖線は選択器21〜
27におけるそれぞれの選択制御信号ctrl_21〜27を示
している。並直列変換回路20がデータX1を出力する
場合に着目すると、選択器21が入力端子Bを選択する
前に、選択器23の出力データはX1に確定しており、
既に選択器21の入力端子Bに到達している。このよう
な状態において、選択器21が入力端子Bを選択する
と、データX1は選択器21を通って出力される。この
とき、並直列変換回路20がデータX1を出力するまで
の遅延時間は、データX1が選択器21を通るときの遅
延時間だけであり、上記図34で示した並直列変換回路
10で見られたような遅延時間の蓄積は起こらない。
【0016】しかし、並直列変換回路20がデータX0
を出力する場合に着目すると、データX0は、同時に切
り替わった選択器24、22及び21を一度に通って出
力され、該3つの選択器を通る間に蓄積された遅延時間
が、並直列変換回路20がデータX0を出力するまでの
遅延時間となる。また、並直列変換回路20がデータX
2を出力する場合、選択器22及び21を通る間に蓄積
される遅延時間が、並直列変換回路20がデータX2を
出力するまでの遅延時間となる。同様に、並直列変換回
路20がデータY0を出力する場合、選択器24、22
及び21を通る間に蓄積される遅延時間が、並直列変換
回路20がデータY0を出力するまでの遅延時間とな
り、並直列変換回路20がデータY2を出力する場合、
選択器22及び21を通る間に蓄積される遅延時間が、
並直列変換回路20がデータY2を出力するまでの遅延
時間となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】これまで、プロセッサ
の演算速度は5年ごとに十倍に向上し、メモリの記憶密
度は3年ごとに4倍になるなど着実に進歩し、現在も進
歩を続けている。また、より複雑な数値計算、実時間で
の画像認識又は音声認識などへ利用するために、MPU
(Micro-Processor Unit)の演算速度は、更なる高速化
を求められている。しかし、例えばMPUのI/O部の
動作速度はせいぜい数十MHzであり、MPUの動作速
度との格差は非常に大きいため、MPUの実質的な速度
性能はI/O部の動作速度によって大きく律速されてし
まい、MPUのI/O部における高速化の必要性が大き
かった。特に並直列変換回路は、半導体集積回路で広く
使用されており、I/Oインタフェースを構築する要素
でもあることから、並直列変換回路の高速化が必要であ
った。
【0018】しかし、上記のように、従来の並直列変換
回路では、選択器、シフトレジスタ又は制御ユニットな
どの複数の回路を信号が伝達する間に遅延時間の蓄積が
起こり、その結果、並直列変換回路全体では遅延時間が
大きくなり、並直列変換回路の動作の高速化を図る際の
障害となっていた。
【0019】本発明は、このような遅延時間蓄積の問題
を解決し、高速な並直列変換回路を得ることを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の入力端
子を有し、該入力端子の1つを選択して入力信号を出力
する、ツリー状に接続された複数の選択器と、該各選択
器における入力端子の選択を制御する制御手段とを備
え、上記制御手段は、上記各選択器の少なくとも1つに
対して、1つの入力端子を選択する期間が該入力端子へ
の入力信号値が確定している期間に含まれるように制御
することを特徴とする並直列変換回路を提供するもので
ある。
【0021】本願の特許請求の範囲の請求項2に記載の
発明において、上記請求項1の制御手段は、分周器、及
び/又は入出力端子に反転器が接続されている分周器を
ツリー状に接続した回路構成からなることを特徴とす
る。
【0022】本願の特許請求の範囲の請求項3に記載の
発明において、上記請求項1及び請求項2の制御手段
は、上記選択器の少なくとも1つに対して、異なるタイ
ミングで入力信号の交換動作を行う入力端子の組を持た
せるように制御することを特徴とする。
【0023】本願の特許請求の範囲の請求項4に記載の
発明において、上記請求項1から請求項3の制御手段
は、複数の選択器を含む任意の信号伝達経路上の少なく
とも1組の選択器に対して、異なる周期で選択動作を行
わせるように制御することを特徴とする。
【0024】本願の特許請求の範囲の請求項5に記載の
発明において、上記請求項1から請求項3の制御手段
は、外部へデータを出力する出力部を形成する選択器に
対して、1つの入力端子を選択する期間が該入力端子へ
の入力信号値が確定している期間に含まれるように制御
することを特徴とする。
【0025】
【作用】特許請求の範囲の請求項1に記載の並直列変換
回路は、上記制御手段で、上記各選択器の少なくとも1
つに対して、1つの入力端子を選択する期間が該入力端
子への入力信号値が確定している期間に含まれるように
制御する。
【0026】特許請求の範囲の請求項2に記載の並直列
変換回路においては、請求項1に記載の制御手段は、分
周器、及び/又は入出力端子に反転器が接続されている
分周器をツリー状に接続した回路構成からなり、上記各
選択器の少なくとも1つに対して、1つの入力端子を選
択する期間が該入力端子への入力信号値が確定している
期間に含まれるように制御する。
【0027】特許請求の範囲の請求項3に記載の並直列
変換回路においては、請求項1及び請求項2に記載の制
御手段で、上記選択器の少なくとも1つに対して、異な
るタイミングで入力信号の交換動作を行う入力端子の組
を持たせるように制御する。
【0028】特許請求の範囲の請求項4に記載の並直列
変換回路においては、請求項1から請求項3に記載の制
御手段で、複数の選択器を含む任意の信号伝達経路上の
少なくとも1組の選択器に対して、異なる周期で選択動
作を行わせるように制御する。
【0029】特許請求の範囲の請求項5に記載の並直列
変換回路においては、請求項1から請求項3に記載の制
御手段で、外部へデータを出力する出力部を形成する選
択器に対して、1つの入力端子を選択する期間が該入力
端子への入力信号値が確定している期間に含まれるよう
に制御する。
【0030】
【実施例】次に、図面に示す実施例に基づいて、本発明
を詳細に説明する。 実施例1.図1は、本発明の並直列変換回路における第
1実施例を示したブロック図である。なお、図1におい
ては、例えばctrl_xは選択器xを制御する信号を示すと
いうように表している。
【0031】図1において、並直列変換回路50は、7
つの二入力一出力選択器51〜57と、該各選択器51
〜57の動作を制御する制御ユニット58とからなる。
並直列変換回路50の出力部をなす選択器51の入力端
子Aには選択器52の出力端子が、選択器51の入力端
子Bには選択器53の出力端子が接続されている。更
に、選択器52の入力端子Aには選択器54の出力端子
が、選択器52の入力端子Bには選択器55の出力端子
が接続され、選択器53の入力端子Aには選択器56の
出力端子が、選択器53の入力端子Bには選択器57の
出力端子が接続されている。なお、上記各々の選択器5
1〜57は、選択制御信号ctrl_51〜57が「H」のとき
入力端子Aを、「L」のとき入力端子Bを選択するもの
である。
【0032】選択器54の入力端子AにはデータX0、
入力端子BにはデータY0が、選択器55の入力端子A
にはデータX2、入力端子BにはデータY2が、選択器5
6の入力端子AにはデータX1、入力端子Bにはデータ
Y1が、選択器57の入力端子AにはデータX3、入力端
子BにはデータY3が入力される。
【0033】図2は、上記図1で示した制御ユニット5
8の回路例を示した図であり、図3は、図2で示した制
御ユニット58の動作を示したタイミングチャート図で
ある。図2において、制御ユニット58は、アップエッ
ジで動作する6つの分周器58a〜58fからなり、分
周器58a,58c,58eの入力端子は負論理の入力
となっている。分周器58a及び58bの入力端子と、
分周器58eの出力端子とは互いに接続され、分周器5
8c及び58dの入力端子と、分周器58fの出力端子
とは互いに接続されている。更に分周器58e及び58
fの入力端子が接続され、外部からのクロック信号CL
Kが入力される。
【0034】また、分周器58aの出力端子は選択器5
4の制御入力端子に、分周器58bの出力端子は選択器
55の制御入力端子に、分周器58cの出力端子は選択
器56の制御入力端子に、分周器58dの出力端子は選
択器57の制御入力端子に、分周器58eの出力端子は
選択器52の制御入力端子に、分周器58fの出力端子
は選択器53の制御入力端子に接続されている。なお、
上記制御入力端子とは、選択器が入力端子の選択を行う
ための選択制御信号が入力される入力端子を示す。
【0035】選択器51の制御入力端子にはクロック信
号CLKが選択制御信号ctrl_51として入力される。ま
た、上記分周器58aからの出力信号は選択器54の選
択制御信号ctrl_54となり、分周器58bからの出力信
号は選択器55の選択制御信号ctrl_55となり、分周器
58cからの出力信号は選択器56の選択制御信号ctrl
_56となり、分周器58dからの出力信号は選択器57
の選択制御信号ctrl_57となり、分周器58eからの出
力信号は選択器52の選択制御信号ctrl_52となり、分
周器58fからの出力信号は選択器53の選択制御信号
ctrl_53となる。これら各選択制御信号は、図3から分
かるように周期又は位相がすべて異なっている。
【0036】ここで、上記選択器51〜57で使用され
る選択器の動作を説明する。図4は、選択器51〜57
で使用される選択器の動作を示したタイミングチャート
図である。なお、ctrlは選択制御信号を示している。図
4において、選択器が入力端子Aを選択してデータD0
を出力している間に、入力端子Bへの入力データをデー
タD1に交換し、入力端子BへのデータD1は入力端子B
が選択されるのを待っている状態となる。入力データを
交換するという動作は何らかの遅延を伴うが、入力端子
Aが選択されている時間よりも該遅延時間が短く、次に
入力端子Bが開くまでに入力端子Bへの入力データの値
が確定していれば、入力データを交換する動作の遅延は
選択器の出力信号に現れない。このため、選択器の出力
信号に現れる遅延は選択器が入力端子を切り替える動作
を行う際に生じる遅延のみとなる。
【0037】このことは、入力端子Aにおける入力デー
タの交換の際においても同様である。特に、入力端子A
及びBが周期的に交互に選択される場合について考える
と、入力端子Aへの入力データは入力端子Bが選択され
る度に交換され、逆に入力端子Bへの入力データは入力
端子Aが選択される度に交換されるため、入力データは
その2倍の周期で交換され、かつ、入力端子A及びBの
入力データの交換は互いに半周期ずれて行われることが
分かる。
【0038】図5は、図1及び図2で示した並直列変換
回路50におけるデータの流れ、特に選択器54,5
2,51を通るデータX0,Y0及び選択器56,53,
51を通るデータX1,Y1のデータの流れを示したタイ
ミングチャート図である。なお、図5において、一点鎖
線は選択器51,52,53,54,56におけるそれ
ぞれの選択制御信号ctrl_51,52,53,54,56を示して
いる。選択器51への入力データの交換の周期は、選択
器51が出力を切り替える動作の周期の2倍であること
から、選択器52が入力端子を切り替える動作の周期は
選択器51の2倍であることが分かる。同様に、選択器
54の動作の周期は選択器52の2倍であり、選択器5
4における入力データの交換の周期は選択器54が出力
を切り替える動作の周期の更に2倍となる。
【0039】データX0は、選択器54を通過し、選択
器52の入力端子Aが選択されるのを待つ。選択器52
が入力端子Aを選択すると、データX0は、選択器52
を通過し、選択器51が入力端子Aを選択するのを待
つ。このように1段ずつデータ信号が進んでいく動作に
よって、各選択器は前段からの遅延を蓄積することな
く、次段へと信号を伝えていくことができる。
【0040】図6は、図1及び図2で示した並直列変換
回路50における各選択器、特に選択器51〜54及び
57における入力データ交換のタイミングを説明するた
めのタイミングチャート図である。なお、図6におい
て、一点鎖線は選択器51,52,53,54,57に
おけるそれぞれの選択制御信号ctrl_51,52,53,54,5
7を示している。
【0041】並直列変換回路50が連続してデータを出
力し続けるには、並直列変換回路50がデータを出力す
る一方でこれと平行して入力データを交換する必要があ
る。図6において、並直列変換回路50がデータX3を
出力したt0から時間T後のt1には、選択器54はデー
タZ0を出力しなければならないため、データX0〜X3
をデータZ0〜Z3に交換する動作をt1までに終了して
いなければならない。しかし、選択器54が上記t1に
データZ0を出力するのは、選択器52が選択器55か
らの出力データを選択している間に、選択器54の出力
端子をデータZ0に確定させておくためである。
【0042】このことから、並直列変換回路50がt0
にデータX3を出力してから、次に選択器52が選択器
54からの出力データを選択するt2までに、データX0
〜X3からデータZ0〜Z3にデータ交換を行い、選択器
54の出力端子がデータZ0に確定していればよい。す
なわち、並直列変換回路50は、上記t0〜t2までの時
間3Tの間に上記動作を完了させて、途切れることなく
データを出力する。これに対して、図32及び図34で
示した従来の並直列変換回路では、時間4Tの間にデー
タ交換を行うようになっていた。
【0043】次に、本第1実施例の並直列変換回路50
と、上記従来の並直列変換回路5及び10との出力信号
における遅延時間の比較を行う。以下、図7から図13
で、比較を行うための従来の並直列変換回路5及び10
の回路例を示し、図14及び図15で、比較を行うため
の本第1実施例における並直列変換回路50の回路例を
示している。
【0044】図7は、上記従来の並直列変換回路5の回
路例を示したブロック図であり、図8は、図7で示した
並直列変換回路5の制御ユニット4の回路例を示したブ
ロック図である。図7において、2a,2b,2c,2
d,3a,3b,3c,3dはダウンエッジ(down-tri
gger)で動作する1ビットレジスタであり、シフトレジ
スタ2は4つの1ビットレジスタ2a〜2dからなり、
シフトレジスタ3は4つの1ビットレジスタ3a〜3d
からなる。
【0045】レジスタ2aの出力端子Qはレジスタ2b
の入力端子Dに接続され、レジスタ2bの出力端子Qは
レジスタ2cの入力端子Dに接続され、レジスタ2cの
出力端子Qはレジスタ2dの入力端子Dに接続される。
レジスタ2dの出力端子Qから選択器1の入力端子Aに
データが出力される。また、レジスタ2a〜2dの各制
御信号入力端子Tは互いに接続され、更に制御ユニット
4に接続され、該制御ユニット4から選択制御信号ctrl
_Aが入力される。
【0046】同様に、レジスタ3aの出力端子Qはレジ
スタ3bの入力端子Dに接続され、レジスタ3bの出力
端子Qはレジスタ3cの入力端子Dに接続され、レジス
タ3cの出力端子Qはレジスタ3dの入力端子Dに接続
される。レジスタ3dの出力端子Qから選択器1の入力
端子Bにデータが出力される。また、レジスタ3a〜3
dの各制御信号入力端子Tは互いに接続され、更に制御
ユニット4に接続され、該制御ユニット4から選択制御
信号ctrl_Bが入力される。
【0047】なお、図7で示した並直列変換回路5にお
いて、レジスタ2a及びレジスタ3aの入力端子Dから
それぞれ直列にデータを入力して直列にデータを出力す
る構成となっているが、回路の遅延の蓄積を考えると、
レジスタ2d及び選択器1における遅延の蓄積、又はレ
ジスタ3d及び選択器1における遅延の蓄積が出力信号
の遅延時間となり、これは並直列変換回路5において、
並列にデータを入力して直列にデータを出力する構成の
場合と同じであり、出力信号の遅延時間を比較する上で
図7で示したような構成の回路を並直列変換回路5の回
路例として使用した。
【0048】図8において、4a,4b,4cはダウン
エッジで動作する分周器であり、4d,4e,4fはア
ップエッジで動作する分周器であり、4g及び4hは二
入力一出力選択器である。制御ユニット4は、ダウンエ
ッジで動作する3つの分周器4a〜4cと、アップエッ
ジで動作する3つの分周器4d〜4fと、2つの選択器
4g及び4hからなる。分周器4cの出力端子Qは分周
器4bの入力端子Tに、分周器4bの出力端子Qは分周
器4aの入力端子Tに接続され、分周器4cの入力端子
Tと、選択器4gの入力端子Aと、選択器4hの入力端
子Bと、分周器4fの入力端子Tとは互いに接続され、
外部からのクロック信号CLKが入力されている。
【0049】また、分周器4aの出力端子Qは、上記選
択器1の制御信号入力端子に接続され、選択制御信号ct
rl_Sを出力する。分周器4fの出力端子Qは分周器4e
の入力端子Tに、分周器4eの出力端子Qは分周器4d
の入力端子Tに接続され、分周器4dの出力端子Qは、
選択器4g及び4hの制御信号入力端子に接続され、選
択制御信号を出力する。選択器4gの出力端子は上記レ
ジスタ2a〜2dの各制御信号入力端子Tに接続され、
選択器4gの出力端子から選択制御信号ctrl_Aが出力さ
れる。上記選択器4hの出力端子は上記レジスタ3a〜
3dの各制御信号入力端子Tに接続され、選択器4hの
出力端子から選択制御信号ctrl_Bが出力される。更に、
選択器4gの入力端子Bと選択器4hの入力端子Aとは
接続されて、DC安定化電源+DCに接続されている。
【0050】図9は、図7及び図8における選択器の回
路例を示した図であり、図9において、ctrlは選択制御
信号であり、選択器は、ctrlが「H」のとき入力端子A
を、ctrlが「L」のとき入力端子Bを選択する二入力一
出力選択器である。なお、本回路は公知であるのでここ
ではその説明は省略する。
【0051】図10は、アップエッジで動作する1ビッ
トレジスタの回路例を示した図であり、図10におい
て、信号ライン/TとTを入れ替えると図7におけるダ
ウンエッジで動作する1ビットレジスタになる。なお、
/TはTの信号レベルの反転を示している。また、本回
路は公知であるのでここではその説明を省略する。
【0052】図11は、図8におけるアップエッジで動
作する分周器の例を示した図であり、図11において、
図10で示した1ビットレジスタの反転出力端子/Qを
入力端子Dに接続してTフリップ・フロップを形成した
ものである。なお、本回路は公知であるのでここではそ
の説明を省略する。また、ダウンエッジで動作する1ビ
ットレジスタを使用すれば、ダウンエッジで動作する分
周器となる。
【0053】図12は、上記従来の並直列変換回路10
の回路例を示したブロック図であり、図13は、図12
で示した並直列変換回路10の制御ユニット30の回路
例を示した図である。
【0054】図12において、図34で示した並直列変
換回路10との相違点は、選択器11の出力端子にイン
バータ回路31の入力端子を接続し、該インバータ回路
31の出力端子が並直列変換回路の出力端子としたこと
にある。更に、選択器11の入力端子Aと選択器12の
出力端子、選択器11の入力端子Bと選択器13の出力
端子、選択器12の入力端子Aと選択器14の出力端
子、選択器12の入力端子Bと選択器15の出力端子、
選択器13の入力端子Aと選択器16の出力端子、選択
器13の入力端子Bと選択器17の出力端子との間には
インバータ回路がそれぞれ接続され、各選択器11〜1
7の出力信号を増幅して駆動力を確保していることにあ
る。また、分周器18及び19を制御ユニット30とし
ており、上記選択器11〜17は、上記図9で示したも
のと同じである。
【0055】図13において、分周器18及び19は、
上記図11で示したものと同じであり、また、図34に
おける分周器18及び19の入力端子が入力端子Tであ
り、該出力端子が出力端子Qである。ctrl_12及びctrl_
13は共通の選択制御信号であり、ctrl_14〜ctrl_17は共
通の選択制御信号である。
【0056】図14は、上記第1実施例の並直列変換回
路50の回路例を示したブロック図であり、図15は、
図1で示した並直列変換回路50の制御ユニット58に
おける回路例を示した図である。
【0057】図14において、図1で示した並直列変換
回路50との相違点は、選択器51の出力端子にインバ
ータ回路71の入力端子を接続し、該インバータ回路7
1の出力端子が並直列変換回路の出力端子としたことに
ある。更に、選択器51の入力端子Aと選択器52の出
力端子、選択器51の入力端子Bと選択器53の出力端
子、選択器52の入力端子Aと選択器54の出力端子、
選択器52の入力端子Bと選択器55の出力端子、選択
器53の入力端子Aと選択器56の出力端子、選択器5
3の入力端子Bと選択器57の出力端子との間にはイン
バータ回路がそれぞれ接続され、各選択器51〜57の
出力信号を増幅して駆動力を確保していることにある。
なお、上記選択器51〜57は、上記図9で示したもの
と同じである。
【0058】図15において、制御ユニット58は、ア
ップエッジで動作する5つの分周器58a,58b,5
8c,58d,58fと、ダウンエッジで動作する1つ
の分周器58eとからなる。分周器58a〜58d及び
58fは、上記図11で示したものと同じであり、分周
器58eは図11で示したものをダウンエッジで動作す
るようにしたものである。分周器58aの入力端子Tは
分周器58eの出力端子/Qに接続され、分周器58b
の入力端子Tは分周器58eの出力端子Qに接続されて
いる。また、分周器58cの入力端子Tは分周器58f
の出力端子/Qに接続され、分周器58dの入力端子T
は分周器58fの出力端子Qに接続されている。分周器
58e及び58fの入力端子Tは互いに接続され、外部
からのクロック信号CLKが入力される。
【0059】また、分周器58aの出力端子Qは選択器
54の制御入力端子に、分周器58bの出力端子Qは選
択器55の制御入力端子に、分周器58cの出力端子Q
は選択器56の制御入力端子に、分周器58dの出力端
子Qは選択器57の制御入力端子に接続される。更に、
分周器58eの出力端子Qは選択器52の制御入力端子
に、分周器58fの出力端子Qは選択器53の制御入力
端子に接続される。なお、上記出力端子/Qは、出力端
子Qから出力される信号のレベルを反転させた信号が出
力される。
【0060】選択器51の制御入力端子にはクロック信
号CLKが選択制御信号ctrl_51として入力される。ま
た、上記分周器58aからの出力信号は選択器54にお
ける選択制御信号ctrl_54をなし、上記分周器58bか
らの出力信号は選択器55における選択制御信号ctrl_5
5をなし、上記分周器58cからの出力信号は選択器5
6における選択制御信号ctrl_56をなし、上記分周器5
8dからの出力信号は選択器57における選択制御信号
ctrl_57をなす。更に、上記分周器58eからの出力信
号は選択器52における選択制御信号ctrl_52をなし、
上記分周器58fからの出力信号は選択器53における
選択制御信号ctrl_53をなす。
【0061】図16は、上記図7〜図15で示した各並
直列変換回路5、10及び50において、動作速度を変
えたときの各出力信号の遅延時間を示したグラフであ
る。図16において、斜線部は遅延時間がデータ転送の
周期よりも大きい領域であり、該領域では並直列変換回
路は動作できない。出力信号の遅延時間が最も大きかっ
たのは、並直列変換回路5であり、このときの遅延時間
はデータY0を出力するときが最も大きく、1.3nsecで
あった。また、並直列変換回路10の出力信号の遅延時
間は、データY0を出力するときで1.0nsecであり、こ
のときの遅延時間が最も大きかった。
【0062】これに対して、本発明の第1実施例におけ
る並直列変換回路50では、動作速度が1300Mビッ
ト/sec以下では、出力信号の遅延時間は一定であり、
0.2nsecであった。しかし、動作速度が1300Mビ
ット/secを超えると、遅延時間が次第に大きくなって
いる。動作速度が1300Mビット/sec以下では、選
択器51が一方の入力端子を選択している間に、他方の
入力端子への入力データを入れ替える動作が完了する。
このときのクリティカルパス(critical path)を図1
7に示す。このときの遅延時間は、並直列変換回路50
の動作速度に関係なく0.2nsecで一定となる。
【0063】しかし、並直列変換回路50の動作速度が
1300Mビット/secを超えると、選択器51は、一
方の入力端子を選択している時間が短くなり、その間に
もう一方の入力端子への入力データの交換を完了できな
くなる。このような状態では、図18に示すパス(pat
h)の遅延が並直列変換回路50の遅延に現れるように
なり、出力信号の遅延時間が大きくなっていく。
【0064】各並直列変換回路5,10,50から出力
された信号は、図16で示した時間だけ遅延した後、信
号レベルを確定して初めて意味を持つ。並直列変換回路
から出力される信号がレベルを確定する期間の長さTef
は、データを出力する周期Tから並直列変換回路の遅延
時間を引いた時間である。図16から各並直列変換回路
5,10,50におけるTefを計算し、Tef/Tを計算
した結果をグラフにしたものを図19で示す。
【0065】図19において、仮に、各並直列変換回路
5,10,50の出力端子に接続された回路においても
周期Tで動作するが、各並直列変換回路5,10,50
から出力信号を受け取るためには、Tef/Tが0.7以
上であることが必要であるとすると、各並直列変換回路
5,10,50の出力端子に接続された該回路が、並直
列変換回路の出力信号を受け取ることができる速度の限
界は、並直列変換回路5で240Mビット/sec、並直
列変換回路10で300Mビット/secであるのに対し
て、本発明の第1実施例における並直列変換回路50で
は、従来の並直列変換回路5、10の4倍以上である1
330Mビット/secである。このように、本発明の第
1実施例における並直列変換回路50が、最も高速動作
に適していることが分かる。
【0066】実施例2.図20は、本発明の並直列変換
回路における第2実施例を示したブロック図である。な
お、図20においては、例えばctrl_xは選択器xを制御
する信号を示すというように表している。図20におい
て、並直列変換回路80は、1つの二入力一出力選択器
81と、2つの四入力一出力選択器82,83と、該各
選択器81〜83の動作を制御する制御ユニット84と
からなる。
【0067】上記並直列変換回路80の出力部をなす選
択器81の入力端子Aには選択器82の出力端子が、選
択器81の入力端子Bには選択器83の出力端子が接続
されている。なお、上記選択器81は、外部からのクロ
ック信号CLKである選択制御信号ctrl_81が「H」の
とき入力端子Aを、「L」のとき入力端子Bを選択する
ものであり、選択器82は、2ビットの選択制御信号ct
rl_82が(00)のとき入力端子Aを、(01)のとき
入力端子Bを、(10)のとき入力端子Cを、(11)
のとき入力端子Dを選択する。選択器83とその2ビッ
トの選択制御信号ctrl_83とにおいても、選択器82と
同様である。
【0068】選択器82の入力端子AにはデータX0、
入力端子BにはデータX2、入力端子CにはデータY0、
入力端子DにはデータY2が入力され、選択器83の入
力端子AにはデータX1、入力端子BにはデータX3、入
力端子CにはデータY1、入力端子DにはデータY3が入
力される。
【0069】図21は、上記図20で示した制御ユニッ
ト84の回路例を示した図である。図21において、制
御ユニット84は、アップエッジで動作する1つの分周
器84dと、ダウンエッジで動作する3つの分周器84
a,84b,84cとからなる。分周器84aの入力端
子Tと分周器84cの出力端子Qが接続され、分周器8
4bの入力端子Tと分周器84dの出力端子Qが接続さ
れている。分周器84c及び84dの入力端子Tは互い
に接続され、外部からのクロック信号CLKが入力され
る。
【0070】また、分周器84aと分周器84cの出力
端子Qは選択器82の制御入力端子に、分周器84bと
分周器84dの出力端子Qは選択器83の制御入力端子
に接続される。選択器81の制御入力端子にはクロック
信号CLKが選択制御信号ctrl_81として入力される。
また、上記分周器84aからの出力信号は選択器82に
おける2ビットの選択制御信号ctrl_82の1ビット(以
下、ctrl_82aと呼ぶ)をなし、上記分周器84cからの
出力信号は選択器82における2ビットの選択制御信号
ctrl_82の他の1ビット(以下、ctrl_82bと呼ぶ)をな
す。同様に、上記分周器84bからの出力信号は選択器
83における2ビットの選択制御信号ctrl_83の1ビッ
ト(以下、ctrl_83aと呼ぶ)をなし、上記分周器84d
からの出力信号は選択器83における2ビットの選択制
御信号ctrl_83の他の1ビット(以下、ctrl_83bと呼
ぶ)をなす。
【0071】図22は、図20及び図21で示した並直
列変換回路80の動作を示したタイミングチャート図で
ある。図22から分かるように、並直列変換回路80に
おいて、選択器81が選択器83の出力を選択している
間に、選択器82は出力データを交換し、選択器81が
選択器82の出力を選択している間に、選択器83は出
力データを交換する。このため、本第2実施例の並直列
変換回路80においては、出力するデータ信号が複数の
選択器を一度に通過することなく、順次1つずつ選択器
を通過するようになっており、出力信号に遅延の蓄積が
起こらず、高速動作に適するものである。また、並直列
変換回路80がデータY0〜Y2を出力している間に、デ
ータX0〜X3を、並直列変換回路80がデータX0〜X2
を出力している間に、データY0〜Y3を交換して出力す
ることで、並直列変換回路80は途切れることなくデー
タを出力することができる。
【0072】実施例3.図23は、本発明の並直列変換
回路における第3実施例を示したブロック図である。な
お、図23においては、例えばctrl_xは選択器xを制御
する信号を示すというように表している。図23におい
て、並直列変換回路90は、4つの二入力一出力選択器
91,93,94,95と、1つの四入力一出力選択器
92と、該各選択器91〜95の動作を制御する制御ユ
ニット96とからなる。
【0073】上記並直列変換回路90の出力部をなす選
択器91の入力端子Aには選択器92の出力端子が、選
択器91の入力端子Bには選択器93の出力端子が接続
されている。また、選択器93の入力端子Aには選択器
94の出力端子が、選択器93の入力端子Bには選択器
95の出力端子が接続されている。なお、上記選択器9
1は、外部からのクロック信号CLKである選択制御信
号ctrl_91が「H」のとき入力端子Aを、「L」のとき
入力端子Bを選択するものであり、同様に、選択器93
〜95においても、対応する選択制御信号ctrl_93〜95
がそれぞれ「H」のとき入力端子Aを、「L」のとき入
力端子Bをそれぞれ選択するものである。選択器92
は、2ビットの選択制御信号ctrl_92が(00)のとき
入力端子Aを、(01)のとき入力端子Bを、(10)
のとき入力端子Cを、(11)のとき入力端子Dを選択
する。
【0074】選択器92の入力端子AにはデータX0、
入力端子BにはデータX2、入力端子CにはデータY0、
入力端子DにはデータY2が入力され、選択器94の入
力端子AにはデータX1、入力端子BにはデータY1、選
択器95の入力端子AにはデータX3、入力端子Bには
データY3が入力される。
【0075】図24は、上記図23で示した制御ユニッ
ト96の回路例を示した図である。図24において、制
御ユニット96は、ダウンエッジで動作する2つの分周
器96a,96dと、アップエッジで動作する3つの分
周器96b,96c,96eとからなる。分周器96a
の入力端子Tと分周器96dの出力端子Qが接続され、
分周器96bの入力端子Tと分周器96eの出力端子/
Qが接続されている。更に、分周器96cの入力端子T
と分周器96eの出力端子Qが接続され、分周器96d
及び96eの入力端子Tは互いに接続され、外部からの
クロック信号CLKが入力される。
【0076】また、分周器96aと分周器96dの出力
端子Qは選択器92の制御入力端子に、分周器96bの
出力端子Qは選択器94の制御入力端子に、分周器96
cの出力端子Qは選択器95の制御入力端子に、分周器
96eの出力端子Qは選択器93の制御入力端子に接続
される。
【0077】選択器91の制御入力端子にはクロック信
号CLKが選択制御信号ctrl_91として入力される。ま
た、上記分周器96dからの出力信号は選択器92にお
ける2ビットの選択制御信号ctrl_92の1ビット(以
下、ctrl_92bと呼ぶ)をなし、上記分周器96aからの
出力信号は選択器92における2ビットの選択制御信号
ctrl_92における他の1ビット(以下、ctrl_92aと呼
ぶ)をなす。上記分周器96bからの出力信号は選択器
94における選択制御信号ctrl_94をなし、上記分周器
96cからの出力信号は選択器95における選択制御信
号ctrl_95をなし、上記分周器96eからの出力信号は
選択器93における選択制御信号ctrl_93をなす。
【0078】図25は、図23及び図24で示した並直
列変換回路90の動作を示したタイミングチャート図で
ある。図25から分かるように、並直列変換回路90に
おいて、選択器91が選択器93の出力を選択している
間に、選択器92は出力データを交換し、選択器91が
選択器92の出力を選択している間に、選択器93は出
力データを交換する。このため、本第3実施例の並直列
変換回路90においては、出力するデータ信号が複数の
選択器を一度に通過することなく、順次1つずつ選択器
を通過するようになっており、出力信号に遅延の蓄積が
起こらず、高速動作に適するものである。また、並直列
変換回路90がデータY0〜Y2を出力している間に、デ
ータX0〜X3を、並直列変換回路90がデータX0〜X2
を出力している間に、データY0〜Y3を交換して出力す
ることで、並直列変換回路90は途切れることなくデー
タを出力することができる。
【0079】実施例4.次に、上記第1実施例におい
て、図2で示した制御ユニット58のctrl_52及びctrl_
53の位相を反転させてもよく、第1実施例の制御ユニッ
ト58を図26で示した制御ユニット58Aに置き換え
て、本発明の第4実施例とし、図26を用いて本発明の
第4実施例の説明を行う。なお、図26において、図1
5と同じものは同じ符号で示しており、ここではその説
明を省略すると共に、図15との相違点のみ説明する。
【0080】図26において、図15との相違点は、分
周器58eの出力端子/Qを選択器52の制御入力端子
に、分周器58fの出力端子/Qを選択器53の制御入
力端子に接続し、これに伴い、上記分周器58eからの
出力信号である選択器52における選択制御信号をctrl
_52Aとし、上記分周器58fからの出力信号である選択
器53における選択制御信号をctrl_53Aとしたことにあ
る。
【0081】図27は、図26で示した制御ユニット5
8Aの動作を示したタイミングチャート図であり、図2
7において、上記第1実施例の図3と比較して、ctrl_5
2Aの位相がctrl_52に対して、ctrl_53Aの位相がctrl_53
に対してそれぞれずれて信号レベルが反転していること
が分かる。
【0082】図28は、図1において制御ユニット58
の代わりに図26で示した制御ユニット58Aを使用し
た並直列変換回路における各選択器、特に選択器51、
52及び54における入力データ交換のタイミングを説
明するためのタイミングチャート図である。なお、図2
8において、一点鎖線は選択器51,52,54におけ
るそれぞれの選択制御信号ctrl_51,52A,54を示してい
る。図28において、選択器52が、その1つの入力端
子を選択する期間が該入力端子への入力信号が確定され
る期間に含まれていないため、例えばデータ信号が選択
器54から選択器52を通過する過程でデータ信号の遅
延が蓄積される。
【0083】しかし、選択器51が、その1つの入力端
子を選択する期間が該入力端子への入力信号が確定する
期間に含まれるように制御されているので、選択器54
から選択器52をデータ信号が通過する過程で蓄積され
た遅延は、選択器51の出力信号、すなわち本第4実施
例における並直列変換回路の出力信号に現れない。な
お、本実施例の並直列変換回路においても、上記第1実
施例の並直列変換回路と同様に、並直列変換回路の動作
が大きくなると、選択器51が、一方の入力端子を選択
している間にもう一方の入力端子への入力信号を交換す
ることができなくなる。ただし、本実施例の並直列変換
回路における選択器52及び53の出力に現れる遅延
は、上記第1実施例の場合よりも大きいため、図18で
示すパスの遅延が並直列変換回路の遅延に現れるように
なる動作速度は、上記第1実施例の並直列変換回路より
も小さくなる。
【0084】実施例5.次に、上記第1実施例におい
て、図2で示した制御ユニット58を図29で示した制
御ユニット58Bに置き換えて、本発明の第5実施例と
し、図29を用いて本発明の第5実施例の説明を行う。
なお、図29において、図15と同じものは同じ符号で
示しており、ここではその説明を省略する。
【0085】図29において、制御ユニット58Bは、
ダウンエッジで動作する5つの分周器58Ba,58B
c,58Bf,58Bg,58Bjと、アップエッジで
動作する5つの分周器58Bb,58Bd,58Be,
58Bh,58Biとからなる。分周器58Bb,58
Bd,58Be,58Bh,58Biは、上記図11で
示したものと同じであり、分周器58Ba,58Bc,
58Bf,58Bg,58Bjは図10で示したものを
ダウンエッジで動作するようにしたものである。
【0086】分周器58Baと分周器58Bbの入力端
子Tは互いに接続され、分周器58Bgの出力端子Qに
接続されている。同様に、分周器58Bcと分周器58
Bdの入力端子Tは互いに接続され、分周器58Bhの
出力端子Qに接続されている。更に、分周器58Beと
分周器58Bfの入力端子Tは互いに接続され、分周器
58Biの出力端子Qに接続されている。同様に、分周
器58Bgと分周器58Bhの入力端子Tは互いに接続
され、分周器58Bjの出力端子Qに接続されている。
分周器58Bi及び58Bjの入力端子Tは互いに接続
され、外部からのクロック信号CLKが入力される。
【0087】また、分周器58Baの出力端子Qは選択
器54の制御入力端子に、分周器58Bbの出力端子Q
は選択器55の制御入力端子に、分周器58Bcの出力
端子Qは選択器56の制御入力端子に、分周器58Bd
の出力端子Qは選択器57の制御入力端子に接続され
る。更に、分周器58Beの出力端子Qは選択器52の
制御入力端子に、分周器58Bfの出力端子Qは選択器
53の制御入力端子に、分周器58Bjの出力端子Qは
選択器51の制御入力端子に接続される。なお、上記分
周器58Beからの出力信号を選択器52における選択
制御信号ctrl_52Bとし、上記分周器58Bfからの出力
信号を選択器53における選択制御信号ctrl_53Bとす
る。
【0088】図30は、図29で示した制御ユニット5
8Bの動作を示したタイミングチャート図であり、図3
0において、上記第1実施例の図3と比較して、ctrl_5
2Bの位相がctrl_52に対して、ctrl_53Bの位相がctrl_53
に対してそれぞれ遅れていることが分かる。図31は、
図1において制御ユニット58の代わりに図29で示し
た制御ユニット58Bを使用した並直列変換回路におけ
る各選択器、特に選択器51〜54及び56における入
力データ交換のタイミングを説明するためのタイミング
チャート図である。なお、図31において、一点鎖線は
選択器51〜54,56におけるそれぞれの選択制御信
号ctrl_51,52B,53B,54,56を示している。
【0089】図31において、例えば、選択器52が入
力端子Aを選択している間に、選択器54が選択する入
力端子を切り替えている。このため、選択器52は入力
端子の選択を切り替えていないが、その出力データの内
容は切り替わってしまう。しかし、出力段の選択器51
の動作に着目すると、選択器51が入力端子Aを選択し
ている間は、選択器52は出力データを切り替えておら
ず、選択器51が入力端子Bを選択している間に出力デ
ータの内容の切り替えを行っていることが分かる。すな
わち、本実施例における並直列変換回路は、出力段の選
択器51において、上記第1実施例で説明した動作が実
現されており、このことから、並直列変換回路から出力
される出力データには蓄積された遅延が起こらない。
【0090】本発明における並直列変換回路は、すべて
の選択器が上記第1実施例の図4で示したような動作を
行う必要がなく、本第5実施例で示した並直列変換回路
のように、図4で示した動作を行う選択器が出力段の選
択器だけであっても、遅延が少なく高速動作に適した並
直列変換回路を実現することができる。
【0091】また、上記実施例において、選択器は二入
力一出力のものと、四入力一出力のものを使用したが、
これに限定されるものではなく、本発明の並直列変換回
路で使用する選択器は、複数の入力端子を備え、選択制
御信号によって該各入力端子から1つを選択し、該選択
した入力端子に入力される信号を出力するものである。
このように、本発明は、様々な変形例が考えられ、本発
明の範囲は上記実施例に限定されるものではなく、特許
請求の範囲によって定められるべきものであることは言
うまでもない。
【0092】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の並直列変換回路によれば、入力された信号は複数の選
択器を通過した後に出力されるが、該信号は選択器を1
つずつ順に通過すると共に、該選択器は、制御手段によ
って1つの入力端子を選択する期間が該入力端子への入
力信号値が確定している期間に含まれるように制御され
るため、各選択器を通過する際の遅延は出力信号に蓄積
されないようにすることができる。すなわち、本発明の
並直列変換回路における遅延は、出力部の選択器を通過
する際の遅延だけにすることができるため、従来の並直
列変換回路と比較して非常に小さくすることができ、高
速な動作が可能な並直列変換回路を得ることができる。
【0093】また、上記制御手段を、分周器、及び/又
は入出力端子に反転器が接続されている分周器を、ツリ
ー状に接続した回路構成で形成することができることか
ら、簡単な回路構成で、従来の並直列変換回路と比較し
て出力信号の遅延時間を非常に小さくすることができ、
高速な動作が可能な並直列変換回路を得ることができ
る。
【0094】更に、出力部を形成する選択器に対して、
1つの入力端子を選択する期間が該入力端子への入力信
号値が確定している期間を含むように制御することによ
っても、並直列変換回路における遅延を、出力部の選択
器を通過する際の遅延だけにすることができることか
ら、従来の並直列変換回路と比較して出力信号の遅延時
間を非常に小さくすることができ、高速な動作が可能な
並直列変換回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例における並直列変換回路
を示したブロック図である。
【図2】 図1で示した制御ユニット58の回路例を示
した図である。
【図3】 図2で示した制御ユニット58の動作を示し
たタイミングチャート図である。
【図4】 図1で使用される選択器の動作を示したタイ
ミングチャート図である。
【図5】 図1及び図2で示した並直列変換回路50に
おけるデータの流れを示したタイミングチャート図であ
る。
【図6】 図1及び図2で示した並直列変換回路50に
おける各選択器における入力データ交換のタイミングを
示したタイミングチャート図である。
【図7】 従来の並直列変換回路5の回路例を示したブ
ロック図である。
【図8】 図7で示した並直列変換回路5の制御ユニッ
ト4の回路例を示した図である。
【図9】 図7及び図8における選択器の回路例を示し
た図である。
【図10】 アップエッジで動作する1ビットレジスタ
の回路例を示した図である。
【図11】 図8におけるアップエッジで動作する分周
器の例を示した図である。
【図12】 従来の並直列変換回路10の回路例を示し
たブロック図である。
【図13】 図12で示した並直列変換回路10の制御
ユニット30の回路例を示した図である。
【図14】 図1の並直列変換回路50の回路例を示し
たブロック図である。
【図15】 図1で示した並直列変換回路50の制御ユ
ニット58における回路例を示した図である。
【図16】 図7〜図15で示した各並直列変換回路
5、10及び50において、動作速度を変えたときの各
出力信号の遅延時間を示した図である。
【図17】 本発明の第1実施例の並直列変換回路にお
ける、データ出力速度が1300Mビット/sec以下の
ときのクリティカルパスを示した図である。
【図18】 本発明の第1実施例の並直列変換回路にお
ける、データ出力速度が1300Mビット/secを超え
るときのクリティカルパスを示した図である。
【図19】 従来の並直列変換回路5,10及び本発明
の第1実施例の並直列変換回路50におけるTef/Tの
関係を示した図である。
【図20】 本発明の第2実施例における並直列変換回
路を示したブロック図である。
【図21】 図20で示した制御ユニット84の回路例
を示した図である。
【図22】 図20及び図21で示した並直列変換回路
80の動作を示したタイミングチャート図である。
【図23】 本発明の第3実施例における並直列変換回
路を示したブロック図である。
【図24】 図23で示した制御ユニット96の回路例
を示した図である。
【図25】 図23及び図24で示した並直列変換回路
90の動作を示したタイミングチャート図である。
【図26】 本発明の第4実施例における並直列変換回
路の制御ユニットの回路例を示した図である。
【図27】 図26で示した制御ユニット58Aの動作
を示したタイミングチャート図である。
【図28】 本発明の第4実施例の並直列変換回路にお
ける各選択器の入力データ交換のタイミングを示したタ
イミングチャート図である。
【図29】 本発明の第5実施例における並直列変換回
路の制御ユニットの回路例を示した図である。
【図30】 図29で示した制御ユニット58Bの動作
を示したタイミングチャート図である。
【図31】 本発明の第5実施例の並直列変換回路にお
ける各選択器の入力データ交換のタイミングを示したタ
イミングチャート図である。
【図32】 シフトレジスタを使用した従来の並直列変
換回路例を示したブロック図である。
【図33】 図32で示した並直列変換回路5の動作を
示したタイミングチャート図である。
【図34】 二入力一出力選択器を使用した従来の並直
列変換回路例を示したブロック図である。
【図35】 図34で示した並直列変換回路10の動作
を示したタイミングチャート図である。
【図36】 二入力一出力選択器を使用した従来の並直
列変換回路における他の例を示したブロック図である。
【図37】 図36で示した並直列変換回路20の動作
を示したタイミングチャート図である。
【符号の説明】
50,50A,50B,80,90 並直列変換回路、
58,58A,58B,84,96 制御ユニット、5
1〜57,81,91,93〜95 二入力一出力選択
器、82,83,92 四入力一出力選択器、58a〜
58f,58Ba〜58Bj,84a〜84d,96a
〜96e 分周器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力端子を有し、該入力端子の1
    つを選択して入力信号を出力する、ツリー状に接続され
    た複数の選択器と、 該各選択器における入力端子の選択を制御する制御手段
    とを備え、 上記制御手段は、上記各選択器の少なくとも1つに対し
    て、1つの入力端子を選択する期間が該入力端子への入
    力信号値が確定している期間に含まれるように制御する
    ことを特徴とする並直列変換回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の並直列変換回路にし
    て、上記制御手段は、分周器、及び/又は入出力端子に
    反転器が接続されている分周器をツリー状に接続した回
    路構成からなることを特徴とする並直列変換回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載
    の並直列変換回路にして、上記制御手段は、上記選択器
    の少なくとも1つに対して、異なるタイミングで入力信
    号の交換動作を行う入力端子の組を持たせるように制御
    することを特徴とする並直列変換回路。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の並直列変換回路にして、上記制御手段は、複数の選択
    器を含む任意の信号伝達経路上の少なくとも1組の選択
    器に対して、異なる周期で選択動作を行わせるように制
    御することを特徴とする並直列変換回路。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の並直列変換回路にして、上記制御手段は、外部へデー
    タを出力する出力部を形成する選択器に対して、1つの
    入力端子を選択する期間が該入力端子への入力信号値が
    確定している期間に含まれるように制御することを特徴
    とする並直列変換回路。
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