JPH0833763A - カード式遊技機の制御装置 - Google Patents

カード式遊技機の制御装置

Info

Publication number
JPH0833763A
JPH0833763A JP25444494A JP25444494A JPH0833763A JP H0833763 A JPH0833763 A JP H0833763A JP 25444494 A JP25444494 A JP 25444494A JP 25444494 A JP25444494 A JP 25444494A JP H0833763 A JPH0833763 A JP H0833763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
balls
game
machine
pachinko machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25444494A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoyo Nagano
裕豊 永野
Sasae Kurimura
支 栗村
Toshiyuki Mori
俊之 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Toyomaru Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd, Toyomaru Industry Co Ltd filed Critical Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP25444494A priority Critical patent/JPH0833763A/ja
Publication of JPH0833763A publication Critical patent/JPH0833763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、カードを使用する遊技機の制御装
置に関し、カードの不正防止を目的とする。 【構成】 カード式遊技機の制御装置に使用するカード
は、残球数の他に、残球数と同じ数字あるいは対応する
文字を併せて記入してあるため、何れの数字が該当する
のか判定が困難となって、カードの不正作成を防止する
ことができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機、スロット
マシン、雀球機やアレンジボール機等をカードを使用し
てゲームを行う遊技機の制御装置に関し、特に、カード
の不正防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機にはパチンコ機、スロット
マシンやアレンジボール機等がある。従来例として、パ
チンコ機を例にとって説明し、所謂カード式パチンコ機
の制御装置としては実公昭61ー32709号公報等に
示されている。これらの公報によれば、中央制御装置は
カード販売装置、カード清算機及び各パチンコ機を接続
して構成され、パチンコ機には入賞球を排出せず、遊技
球の出入を演算して、最終的にカードに記録する方式で
ある。その為、遊技者はカードのみを持ち運ぶことによ
って遊技ができ、重くて落下し易い遊技球を大量に運ぶ
手間を軽減できる利点が有る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成の装置ではカードに対する不正防止が不十分で
あり容易に改悪され易い問題点はある。又、従来のパチ
ンコ機は入賞球に対して、所定量の遊技球を排出すると
きに、効果音(排出音)を発して遊技者に醍醐味を与え
ているが、前記カード式のパチンコ機にあっては何等効
果音がないため、味気ないものとなっている。さらに、
遊技者がタバコの購入やトイレに行ったりする場合、そ
のパチンコ機を確保しておくために、カードを挿入した
状態で、一時的にパチンコ機を離れることがあり、この
場合、カードの盗難等のトラブルが発生するおそれもあ
る。又、他の遊技者が多量の賞品球を獲得したパチンコ
機で、別の遊技者が同じパチンコ機で遊技をするとき、
少しの賞品球の獲得で、いわゆる打止めとされる不合理
な事態を招くケースもある。更には、発行カード単位の
金銭収支を把握したいという要望もあるし、又、前記カ
ード式のパチンコ機にあっては所定数の遊技球を循環使
用しているため、当該循環球が汚染、摩耗等したとき交
換する必要が生ずるが、この交換を簡便に実施可能な手
段も要望される。その他、遊技球が障害釘に引っかかる
等の異常時に、遊技者に対してサービスするため、カー
ドの残球数を増加させることが行われるが、特定の遊技
者に対して多量に増加させるといった係員の不正を防止
する必要もある。そこで、本発明は係る不都合を解消す
るカード式遊技機の制御装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のカード式遊技
機の制御装置に使用するカードには、残球数の他に、残
球数と同じ数字あるいは対応する文字を併せて記録する
ものである。請求項2のカード式遊技機の制御装置に音
声発生装置を備え、入賞球に対して前記音声発生装置を
介して賞品球払出音を模した効果音を発声するものであ
る。請求項3のカード式遊技機の制御装置に音声発生装
置を備え、カードリードライト装置あるいはカード清算
機にカードが挿入されたとき、カードの貸球数に対応し
て音声発生装置を介して効果音を発声するものである。
請求項4のカード式遊技機の制御装置に使用するカード
には、ローカルモードのカード発行機でカードを発行し
たときは当該カードに前記カード発行機に対応するデー
タを記録するものである。請求項5のカード式の遊技機
の制御装置は、休憩操作手段を設け、該休憩操作手段を
操作したときは、遊技中のカードに休憩データ及び該当
するパチンコ機のデータを記録するとともに休憩カード
として排出し、所定の休憩時間内は他のカードでの前記
該当するパチンコ機の遊技を禁止するものである。請求
項6は請求項5のカード式の遊技機の制御装置におい
て、所定の休憩時間内に前記休憩カードを、該当するパ
チンコ機以外のパチンコ機で遊技したとき、又は、カー
ド清算機で清算して残球数がゼロになったときは、他の
カードでの前記該当するパチンコ機の遊技を可能にする
ものである。請求項7のカード式の遊技機の制御装置
は、獲得球数を表示するための表示器を備え、打止めが
発生したとき、遊技中のカードに打止めデータを記録
し、当該獲得賞品球数が打止め設定数より少ないときに
は、前記カードで、当該パチンコ機での遊技を続行可能
とするものである。請求項8のカード式の遊技機の制御
装置は、残球数が、発行時のカードに記録された貸球数
と予め設定された打止め設定数との加算値を超えたとき
打止め処理を行うものである。請求項9のカード式の遊
技機の制御装置は、カード発行時の貸球数X0を記憶
し、かつ、遊技中における当該貸球数X0から貸球引落
数を減算した貸球数と、前記貸球引落数を加算した後
に、獲得賞品球数の加減処理した残球数を個別に記憶
し、遊技終了時又はカード清算時における、貸球数をX
i、遊技残球をYiとしたとき、カード発行時と遊技終
了時(又は清算時)における貸球数の差(X0ーXi)
に、交換率aを乗算した値、(X0ーXi)*a、と、
残球数Yiに、交換率bを乗算した値、Yi*b、を算
出することにより、カードの有価価値を求めるものであ
る。請求項10のカード式の遊技機の制御装置は、発射
トレイに循環する最終球の直上流側に排出口を設け、該
排出口を開閉する開閉手段を設けるものである。請求項
11のカード式の遊技機の制御装置は、サービス球数を
加算するサービス球スイッチを設け、予め設定されたサ
ービス球数を超えたときはパチンコ機の遊技を不能とす
るものである。
【0005】
【作用】請求項1においては、カードに残球数と同じ数
字、或は対応する文字等が複数記録してあるため、何れ
の数字が該当するのか判定が困難となって、カードの不
正作成を防止することができる。請求項2においては、
入賞球に対して賞品球払出音を模した効果音を発声する
ため、遊技者にとって、従来と同じ感覚でゲームを楽し
むことができる。請求項3は、カードリードライト装置
あるいはカード清算機において、カードの貸球数に対応
して音声発生装置を介して効果音を発声するため、効果
音によっては、周囲の遊技者が注目する。そのため、遊
技者が不正カードを使用したときには、多い貸球数であ
るときが多く、遊技者は、再度、不正カードを使用しな
い心理が作用する効果を奏することができる。請求項4
においては、ローカルモードで発行したカードには当該
カード発行機に対応するデータを記録してあるため、ロ
ーカルモードで多数のカード発行機から各カードが発行
されても、同一の内容のカードの存在を回避できる。請
求項5は、休憩手段を操作すると遊技中のカードを休憩
カードとして排出し、休憩時間内は他のカードでの遊技
を禁止するため、パチンコ機を確保したままカードを持
ってパチンコ機を離れることが可能となる。請求項6
は、休憩時間内であっても、休憩カードが該当するパチ
ンコ機以外のパチンコ機で遊技されたり、カード清算機
で清算して残球数がゼロになったときは、他のカードで
の該当するパチンコ機の遊技を可能にするため、パチン
コ機を有効に活用できる。請求項7は、打止めが発生し
たとき、係員等が表示器で遊技中に獲得した賞品球数を
確認し、当該獲得賞品球数が打止め設定数より少ないと
きには、そのパチンコ機の遊技を再開したとき、打止め
発生時に使用のカードで、遊技を可能とする措置を講ず
ることができる。このため、同じパチンコ機で他の遊技
者が多量の賞品球を獲得した後に、別の遊技者が続いて
遊技をして、打止め設定数より少しの賞品球の獲得で打
止めとされる不合理な事態を解消することができる。請
求項8は、残球数が、発行時のカードに記録された貸球
数と打止め設定数との加算値を超えたときに打止めとな
る。このため、カード単位での残球数の上限を規制する
ことで、カードを購入することなく、多くの残球で遊技
継続するのを回避できる。請求項9は、カード発行時の
貸球数X0と、遊技中における貸球数X0から貸球引落数
を減算した貸球数と、前記貸球引落数を加算した後に、
獲得賞品球数の加減処理した残球数を個別に記憶し、遊
技終了時又はカード清算時においては、(X0ーXi)
*a、と、Yi*b、をそれぞれ算出する。ここに、交
換率a、bとして、例えば、交換率aはカード発行時の
貸球の価値、又、交換率bはカード清算時の残球の価値
とすれば、未使用球(貸球を引き落しをしなかった)数
(X0ーXi)は、カード購入時の価値(X0ーXi)*
aを有し、残球数Yiは交換率bを乗じた価値Yi*b
を有するため、カードの適正な有価価値を把握すること
が可能となる。請求項10は、排出口を閉鎖して発射ト
レイに交換用の遊技球を多めに供給した後、排出口を開
放することにより、余剰球は排出口から排出され、発射
トレイには正規の数の循環球が貯留される。従って、循
環球の交換に際して、余剰球は排出口から排出するの
で、供給する交換用の遊技球数に気を使わなくてもよ
い。請求項11は、遊技盤の障害釘等に遊技球が引っか
かった等の異常時が発生した場合に、係員等がサービス
球スイッチを操作することで遊技中のカードに対して所
定のサービス球数の加算を簡便に行うことができ、又、
所定のサービス球数を超えたときはパチンコ機の遊技を
不能とするため、係員が特定の遊技者に対して多量のサ
ービス球を供与するといった不正を回避できる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を、遊技機の一例としてパチ
ンコ機について説明する。図1は本発明のカード式パチ
ンコ機の制御装置の全体図、図2は制御ブロック図を示
し、400は中央制御装置、400aは中央制御装置4
00に付随する記憶装置、400bはモニター、400
cはキーボード、400dはプリンター、100(10
0a、100b)はカード発行機、200はカード清算
機、1はパチンコ機を示している。又、カード発行機1
00aとカード清算機200はシリーズの回線403a
で、2台目のカード発行機100bは単独回線403b
で、又、複数台のパチンコ機1は所謂「島」に設置して
あるパチンコ機1を単位としてシリーズに接続された回
線404a、404b…を介して中央制御装置400と
接続されている。その為、従来のように中央制御装置と
各パチンコ機或はカード発行機やカード精算器とを各々
個別に接続する方法でないため、回線本数が少なくて経
済的である。即ち、これらの通信制御部は、特定の機器
と中央制御装置400とがデータの授受を行っていると
きには、他の機器とは接続できない制御回路を有する、
所謂LAN(ローカルエリアネットワーク)システムで
構成されている。例えば、複数台設置のパチンコ機の特
定台とデータの授受を行っているときには、他のパチン
コ機とのデータ授受は禁止されていて順次データを処理
して行うものである。尚、中央制御装置の処理速度は各
機器とのデータ授受に対応できるように選定してあるこ
とはいうまでもない。
【0007】図3はカード発行機100の正面図、図4
は裏面図、図5は制御ブロック図、図6はカードに記録
する内容を示す。カード発行機100の正面左上にはカ
ード発行機100が動作中を示すランプ102が配設さ
れていて、動作中はランプが点灯している。右側には硬
貨投入口104、紙幣投入口105が設けられていて、
投入された金額は従来よく知られた投入金額確認装置1
31によって、偽の硬貨か紙幣かを判別し合計を算出す
るようになっている。又、該投入金額確認装置131の
下部には釣銭を排出する排出口106が設けられ、釣銭
排出は釣銭排出装置132を介して行われる。107a
〜107dはランプ付きカード選択釦を示し、107a
は後述するカード101にA円分の貸球に対応する記号
を附したカード101を選択する釦である。同様に、1
07bはB円分、107cはC円分、107dはD円分
に対応するカードを選択する押釦である。108はラン
プ付きのカード発行釦であって、前記硬貨又は紙幣を投
入し、前記カード選択釦107a〜107dの何れかを
押した後に作動して、カード101に後記で詳述する所
定の記号をカードリードライト装置110を介して記録
する。尚、記録中はカード発行釦108のランプが点灯
し、カード選択押釦107a〜107dと硬貨又は紙幣
の投入を禁止する。カード101への記録が終了する
と、カード排出口109から排出されると共に、遊技者
が確認できるようにカード101に記録された貸球数等
をプリンター111でシートに印字した後に排出する。
【0008】一方、裏面には後述する、カード発行機1
00を中央制御装置400と連動して作動させるリモー
ト方式と単独で動作させるローカル方式との切替釦11
2が設けられていて、各々を表示するランプ112a、
112bが直上に設置されている。114は集計用釦で
あって、該釦114を押すことによって今までに発行さ
れた各カード101のカード発行番号と貸球数及びカー
ドの総発行枚数や総貸球数等がプリンター111を介し
て印字される。115はメモリクリア釦であって、発行
機100が記憶している発行したカードの内容を消去す
る。116はプリンター調整等に使用する紙送り釦であ
る。117はプリンター111の紙がないことを検出し
ランプ117aを点灯するプリンター用紙確認装置であ
る。又、118は発行するカード101がないことを検
出し、ランプ118aを点灯するカード有無検出装置で
ある。119はカード発行機100の故障箇所を容易に
判るように数字で表示する7セグメントの故障表示器で
ある。カード発行機制御部130は前記各機器とはI/
Fカードを介して接続されているほか、通信制御部13
3を介して中央制御装置400と接続され必要なデータ
の授受を行う。又、停電に備えて電源監視部134を備
えていて、停電時にはバッテリー135によって停電保
護付きメモリ136が作動するように構成されている。
【0009】前記構成の動作について説明すると、発行
機動作中102のランプが点灯している状態で、硬貨投
入口104或は紙幣投入口105から硬貨又は紙幣を入
れる。投入金額確認装置131は、入れられた硬貨又は
紙幣が偽物か否かを判定し、偽である場合や判定不可能
なものは返却し、正当な場合には合計金額を算出してカ
ード発行制御部130に記憶される。次に、カード発行
制御部130はカード選択押釦107a〜107dの何
れが押されたかを判断する。尚、同時に押された場合に
は107a、107b…と優先して認識される。例え
ば、前記107aが押された場合には、A円必要である
ため投入された金額との差A’を算出し、A’が負の場
合、即ち少ない場合には所定時間待って新たに硬貨又は
紙幣が投入されたかを判断する。所定時間経過しても投
入されない場合には釣銭排出装置132を介して全額返
却する。一方、A’が正の場合には後述するカード10
1と共に釣銭として釣銭排出装置132を介してA’円
排出する。カード101にはカードリードライト装置1
10で図6で示す内容が記録される。尚、カード101
は磁気カードを使用し、先ず先頭コードが記録される。
次にカードステータス信号としてカード選択押釦(10
7a〜107d)に対応するデータとリモート時の発行
かローカル時の発行かの区別信号、そして不正防止策の
1つとしてダミーコードと発行順を示す番号を記録す
る。尚、ダミーコードには、リモート発行の場合には中
央制御装置400からランダムな値が記録され、ローカ
ル発行の場合には、発行機100の機器番号が記録され
る。そして、発行年、月、日、時、分、秒、そして前記
カード選択押釦(107a〜107d)に対応する貸球
数(残球数)、最後にチェックコード(パリティー)を
記録する。尚、前記各コードの不正防止のため、前記の
各コードを10進化2進数(バイナリーコード)とし、
且つ適宜に係るデータを並び替えて記録してある。例え
ば、3月25日は「001100100101」で表
し、並び替えは左から4ビット目が先頭になるように
「100100101001」にする。勿論、並び替え
の方法は各カードによって異なって行った方がよいが、
本実施例では簡便な方法として同じ方式で行っている。
尚、各カード毎に異なる並び替えを行う場合には、各カ
ードの並び替えの手順を中央制御装置400で記憶して
おき、カード発行機100及びパチンコ機1はその都度
中央制御装置400から並び替えの情報を得て解読でき
るように構成する。又、他の防止方式として、前記録力
データに対応する暗号を用いて、例えば、1に対して
9、2に対して6の様に対応させてデータを作成する。
又、該暗号を日時によって異にしたり、更に前記した様
に並び替えを行う等によって更に不正カードの作成を困
難とすることもできる。この様に、ダミーコードの採用
やデータの暗号化やデータの並び替え等によって、カー
ドの解読には多くの時間を要し不正防止となる。更に
は、係るカード101のデータは通信制御部133を介
して中央制御装置400に送られ記憶されていて、パチ
ンコ機1で使用する場合に照合されて不正防止を図って
いる。尚、記録完了したカード101は前記釣銭と共に
カード排出口109から排出される。また、前記カード
の不正防止策の他の例として図7(A)〜(C)に示
す。図7(A)は貸球数(残球数)が、例えば、289
である場合には、289、289、289と三箇所に書
き込んで、何れの記録位置の数字が正しい貸球数の記録
位置であるかを、例えば、発行番号と関係させておく。
この様に3個の同じ数字を記録しておくと、何れの「2
89」が貸球数として、有効であるかの確率が1/3と
なる。即ち、遊技者が所持しているカードの貸球数(残
球数)は、遊技終了時点において知っているため、カー
ドの内容を精査すれば、「289」の記録位置を探しだ
すことができて、それを変更すると共に、更に、チェッ
クコード(パリティー)があれば、それも容易に変更可
能である。そこで、前記した様に、貸球数と同じ数字の
組を複数記録しておくことによって、遊技者は、何れの
数字が貸球数として有効な数字であるかの判断に困るこ
ととなり、不正を行うことがより困難となる。更には、
この貸球数の「289」を、図7(B)に示すように、
10進化2進数(バイナリーコード)として、「010
100101」とし、更に、第2段目のデータを入れ替
えることによって、判別が困難となる。又、図7(C)
に示すように、1に対して9、2に対して6、8に対し
て2、9に対して3、の様に他の数字に対応させると共
に、並び替えておくことによって不正を困難ならしめる
ことができる。更には、これらのデータを、各段毎に、
対応する数字を替えることによって、更に、解読は困難
となる。以上のように、カードに貸球数(残球数)の同
じ数字あるいは対応する文字を、複数列記することによ
って、不正書換えをより防止することができる。尚、前
記対応する文字は、数字に限定せず、A、B、C等のア
ルファベットであってもよい。又、前記カードには、図
6に示すように、遊技回数のデータ、即ち、カードをパ
チンコ機に挿入して遊技を行った回数を記録することこ
ともできる。尚、ローカルモードでカード発行機100
から発行したカードに対して、当該カード発行機100
のアドレスデータをダミーコードに記録することで、ロ
ーカルモードで多数のカード発行機100からカードが
発行されても、同じ発行番号のカードであっても、区別
可能となり、同一の内容のカードの存在を回避できる。
又、これらのローカルモードで発行されたカードは、リ
モート時に変更されたとき、中央制御装置にそれらのカ
ードの内容が登録されて管理される。又、同様に、ロー
カル時に遊技されたときの、遊技回数も書替えられて管
理される。
【0010】次に、中央制御装置400が故障したとき
であっても、遊技者がカード101を購入できるように
してある。即ち、リモート・ローカル切替釦112を押
すことによってローカル状態となる。このローカル状態
では中央制御装置400とは無関係にカード発行機10
0が作動し、前記した各工程に従ってカード101を発
行する。但し、前記中央制御装置400が正常に復帰
し、リモート・ローカル切替釦112を押してリモート
とした場合には、前記ローカル状態で発行されたカード
101の内容は全て中央演算装置通信制御部133を介
して転送される。又、カード発行機100が停電した場
合には、電源監視部134で検知され停電保護付きメモ
リ136にバッテリー135を介して、前記必要なデー
タが記憶されて停電対策がなされている。
【0011】図8はカード式パチンコ機1の一部断面を
示す正面図を示す。パチンコ機1の左下に設けられたカ
ードリードライト装置30の挿入口31から特定個数の
貸球が記録されたカード101(図6)を挿入すること
によってゲームが開始でき、発射数を減算し、ファウル
球数及び賞球数を加算し現在の残球数を表示器32に表
示し、終了釦33を押すことによってカードリードライ
ト装置30により残球数等を記録してカード口31に返
却するものである。即ち、一定の遊技球を循環使用し、
得失数を演算処理する形式のパチンコ機1である。尚、
34は不正カードを挿入したときに点灯するランプであ
る。
【0012】パチンコ機1の前面枠の内側には金枠2が
固着されていて、この金枠2に開閉自在のガラス扉枠4
が取り付けられている。前面枠の裏面には各種の入賞口
を備えた遊技盤9が取り付けられていて、普通入賞口1
0〜14、特定入賞口15が適宜配設されている。又、
特別入賞口19は図柄表示装置18の下部に配設されて
いて、遊技制御部99で制御される図柄表示装置18で
特別入賞となったとき、一定時間開状態を維持し遊技球
を受け入れる特別入賞口19が設置されている。具体的
には、特別入賞のときには特別入賞口19は所定時間
(例えば30秒)経過するまで開状態を維持するか、或
はそれ以前に所定数(例えば10個)の入賞球が発生す
るまで開状態を維持するように設定してある。又、特別
入賞口19の内部にはV入賞口20が設けられていて、
所定回数(例えば、16回)を上限として特別入賞口1
9を再び開状態にすることができるようになっている。
V入賞口20の下部には入賞しなかった遊技球を回収す
るアウト口21が設けられていて、図8で示す球送り装
置40に導かれる。35は発射杆であって、ハンドル3
7の操作によってモータを介して一定間隔で遊技球を打
撃し、内外のレール36a、36b間を通して遊技盤9
に発射する。尚、カードリードライト装置30の左上部
には、音声発生装置を構成するスピーカ28が取り付け
てあって、後記で詳述するが、入賞球に対して賞品球を
排出する効果音や前記カード101の貸球数(残球数)
に対応して異なる効果音を発したり、不正カードに対す
る音を発したりする。
【0013】図9は球送り装置40の正面断面図であ
る。発射トレイ41は発射杆35方向に下り傾斜状に形
成されていて、左端部には入賞球入口43とファウル球
及びアウト口21からの遊技球45を受け入れるアウト
球入口44を備え、反対端部は開放となっている。入賞
球入口43には該入賞球数を検出する入賞球検出器80
(近接スイッチ等)が備えてあり、ファウル球数はファ
ウル球検出器(近接スイッチ等)82で検出される。
又、循環使用する遊技球45の全てが発射トレイ41に
並んだとき、最後端の遊技球位置となる場所に近接スイ
ッチ等の最終球検出器(近接スイッチ等)81が設置し
てある。発射トレイ41の下端部の側壁には発射杆35
を臨む発射部へ遊技球45を排出する出口46が形成さ
れていて、該出口46を開閉する揺動片48が軸48a
で揺動可能に軸支されている。尚、該揺動片48は遊技
球45を出口46から排出し易いように、側面視山形で
出口46から反対方向に下向きの傾斜状に形成されてい
る。一方、前記揺動片48に対向する位置に軸50aを
中心に昇降可能なL字の操作片50を設け、前記発射杆
35とのタイミングをとってソレノイド51のロッド5
1aの昇降によって上下動し、上動したとき出口46か
ら発射杆35を臨む発射部へ送り込む。その時、揺動片
48は遊技球を介して上動し、リミットスイッチ49の
検出端49aを介して計数装置(パチンコ機制御部9
0)に遊技球の発射が有ったことの信号を送る。操作片
50の反発射トレイ41側には、発射トレイ41内の遊
技球を排出する排出口53が発射トレイ41の反出口4
6側方向の側壁に設けられている。該排出口53の開閉
をなす停止板55は、軸55aを中心に回動可能なU字
型であって、操作棒56と一体に回転するR状の爪57
を介して開閉可能に構成されている。尚、爪57のロッ
クを解除された停止板55は、軸55aを中心に反時計
方向に回転できるような重量バランスに形成されてい
る。
【0014】図10はパチンコ機1の制御ブロック図を
示し、パチンコ機制御部90は前記各機器の入出力の他
に、図柄表示装置18や特別入賞時等の制御をする遊技
制御部99からの入賞1、入賞2、特別入賞となったと
きの信号や発射モータ37の起動停止を行う発射モータ
制御装置95とI/Fカードを介して接続されている。
又、パチンコ機制御部90は通信制御部91を介して中
央制御装置400と接続され必要なデータの授受を行
い、停電に備えて電源監視部92を備えていて、停電時
にはバッテリー94によって停電保護付きメモリ93が
作動するように構成されている。又、I/Fカードを介
して前記スピーカ28が接続されていて、このスピーカ
から効果音を発声させるために、メモリ93には、入賞
球が発生したときに発声する賞品球を排出する効果音と
して、例えば、入賞球払出音を模した「ジャラ、ジャ
ラ」や、カード101に記録された貸球数(残球数)に
対応して、例えば、100以下のとき「ピー」、100
〜200の時「ピーピー」、200〜300のとき「ピ
ポパー」等の効果音を発声するように、又、不正カード
の場合に発声する「不正カードです(他店のカードで
す)」等のデジタル化したデータが記憶してある。尚、
音声発生装置は、前記スピーカ28とメモリ93と及び
これらを制御するパチンコ機制御部90とで構成され、
この様な効果音をメモリ等に記憶し、スピーカを介して
発声させる技術は、所謂、パーソナルコンピュータでよ
く知られているため、説明を略す。図11はパチンコ機
1に付随するカードリードライト装置30の概念を示す
図であって、カード口31から挿入されたカード101
は上下左右に配設された一対の正逆回転可能な回転駆動
源60で回転するベルト61を介して挿入排出され、リ
ードライトヘッド63で書込みと読み取りが行われる。
尚、64は没収したカードの受け箱である。
【0015】前記構成に係るカード式パチンコ機の動作
について説明する。カード101をカード口31から挿
入すると、回転駆動源60を介して挿入されてリードラ
イトヘッド63で内容が読みとられ、該読みとられたカ
ード101の内容は、前記カード発行機100でコード
が並び替えられている等の処置に対して、元の状態に戻
す。読みとられたカード101の内容は図12の制御フ
ローに従って正規のカードか否か等を判断する。先ず、
カードの内容の発行年月日の照合を行う(ステップ
1)。合致している場合にはステップ2へ進み、残球数
が0か否かを判断する。0の場合には、不正カードのラ
ンプ34を点灯してカードを返却する(ステップ5)。
尚、照合は中央制御装置400に問い合わせて照合する
こともできるが、迅速に対処するためにパチンコ機制御
部90で行い、係る年月日の情報は、中央制御装置40
0が起動した後に、各パチンコ機制御部90の特定デー
タエリアに記憶しておく。次に、カードの発行番号と残
球数の照合を行う。係るデータは、カードが発行された
直後はカード発行機200から、他のパチンコ機1で遊
技が終了した段階ではパチンコ機1から中央制御装置4
00にデータを送っているため、係るデータと照合を行
う。照合した結果、一致したときには遊技を開始できる
ように、発射モータ制御部を介して発射モータの起動を
行うと共に、カード101の貸球数(残球数)に対応し
て、100以下のとき「ピー」、100〜200の時
「ピーピー」、200〜300のとき「ピポパー」等の
効果音をスピーカ28から発声する(ステップ4)。こ
の様に、貸球数(残球数)に対応して異なる効果音を発
声すると、遊技者が、若し、不正カードを使用したとき
には一般に多くの貸球数(残球数)であり、周囲の遊技
者に注目を受けることとなって、後ろめたさを感じ、再
度の不正行為の防止に役に立つ。反対に、一致しないと
きには、不正カードのランプ34を点灯すると共に、ス
ピーカ28を介して、「不正カードです(他店のカード
です)」と発して、カードを返却する(ステップ5)。
【0016】遊技中、パチンコ機制御部90は発射球検
出49からの入力毎に「残球数」から1を引き、ファウ
ル球検出器80からの入力毎に「残球数」に1を加え、
入賞1及び入賞2からの信号によって予め決められた賞
品球数を加える演算を行い、係る残球数を表示器32に
逐次表示する。尚、前記の「残球数」、「入賞1及び入
賞2の検出回数」、「特別入賞の回数」等は、通信制御
部91を介して中央制御装置400に送られる。尚、こ
の遊技中に入賞球となって、賞品球を加算する際には、
遊技者に賞品球の獲得を知らせる効果音として、前記メ
モリ93に記憶の「ジャラ、ジャラ」という、入賞球払
出音を模したデジタルデータを再生して、スピーカ28
を介して発声する。これによって、遊技者は、従来と同
じ感覚でゲームを楽しむことができる。
【0017】前記遊技中に、残球数が「0」以外のとき
に遊技を終了する為に、終了釦33が押された場合の処
理について図13を参照して述べる。終了釦33が押さ
れたら発射モータを停止して(ステップ10)タイマー
を起動する(ステップ11)。尚、該タイマーのタイム
アップ時間は、最後に発射杆35で打たれた遊技球が入
賞するか、アウト球となるかを検知するために約3〜5
秒に設定してある。前記タイマーがタイムアップするま
では、特別入賞があったか否かを検出し(ステップ1
3)、特別入賞があった場合にはステップ21へ進んで
発射モータを起動して遊技を再開させて、カードの再投
入を不要にしてある。即ち、係るようにすることによっ
て、時間で処理される特別入賞に対処することができ
て、遊技者に不利にならない。一方、ステップ13で特
別入賞がなかったときには、ステップ14で入賞1、2
の検出を行い、無い場合にはステップ12へ戻る。反対
に、入賞した場合にはステップ15で残球数に賞品球数
を加算してステップ12へ戻ってタイムアップするまで
このルーチンを繰り返す。タイマーがタイムアップした
ときには、ステップ16へ進み、特別入賞を判断する図
柄が変動中か否かを判断し、変動中の場合には図柄が停
止するまで待つ。そして、図柄が停止したときには、ス
テップ17でその結果を判断し、特別入賞であったとき
にはステップ21へ進んで遊技を再開させる。反対に、
特別入賞がなかったときには、ステップ18で、最終球
検出器81が「ON」か否かを判断する。最終球検出器
81が設置してある箇所は図9から明らかなように循環
使用する遊技球の全てが発射トレイ41に並んだとき、
最後の遊技球を検出できる位置に設置してあるため、係
る検出器81の信号が「ON」の場合には、遊技球が遊
技盤9上の障害釘等に引っかかっていないことを示して
いる。そこで、次のステップ19へ進み、不正防止のた
めに、前記した様に、カードに、残球数と同じ数字を複
数個記録したり、それらをバイナリ化した値、或はそれ
らの入れ替え等を施した値(図7参照)を記録した後、
排出し、これらの残球数やゲームが終了したデータを中
央制御装置400へ送る。反対に、最終球検出器81か
らの信号が「OFF」である場合には、遊技盤9上に遊
技球が引っかかっている状態であるため、異常ランプ8
5を点灯し係員に報知すると共に(ステップ20)、中
央制御装置400に該旨の信号を送ってステップ14へ
戻って、遊技を続行する。このことによって、障害釘に
引っかかった場合によく行われるように店員がガラス扉
を開けて、遊技盤9上に引っかかっている遊技球を入賞
球としてサービスすることに対処できる。
【0018】次に、遊技中に、残球数が「0」となった
ときの処理について図14に示す制御フローを参照して
述べる。残球数が「0」となったとき、ステップ130
で発射モータを停止し、タイマー1を起動する(ステッ
プ131)。尚、このタイマー1のタイムアップ時間
は、最後に発射杆35で打たれた遊技球が入賞するか、
アウト球となるかを検知するため約3〜5秒に設定して
ある。そして、タイマー1がタイムアップしたか否かを
判断し(ステップ132)、タイムアップしたときには
後述するステップ133へ進む。反対に、タイマー1が
タイムカウント中は、ステップ134で特別入賞があっ
たかを検出し、あった場合にはステップ142へ進んで
予め決められた数のサービス球を提供する。一方、特別
入賞がなかったときには、ステップ135で入賞1、2
の検出を行い、検出された場合にはステップ136で残
球数に賞品球数を加算し、次のステップ137で残球数
が「0」か否かを判定する。残球数が「0」のときに
は、ステップ132に戻って、タイマー1がタイムアッ
プするまで前記処理を続行する。一方、入賞1、2とな
って、残球数が「0」でなくなったときには、発射モー
タを起動して(ステップ138)、遊技続行を可能とす
る(ステップ140)。前記ステップ132で、タイマ
ー1がタイムアップした時には、ステップ133へ進
み、特別入賞を判断する図柄が変動中であるか否かを判
断する。変動中の場合には、図柄が停止するまで待機す
る。そして、図柄が停止したときには、ステップ141
で特別入賞か否かを判断し、特別入賞がなかったときに
はステップ151へ進む。反対に、特別入賞であったと
きにはステップ142へ進んで、サービス球を提供し
て、遊技が再開できるように発射モータを起動し(ステ
ップ143)、後述の発射された遊技球が入賞1、2を
したか否かの検出を行う(ステップ144)。この入賞
が検出された場合には、ステップ145で残球数に賞品
球数を加算し、その残球数が特別入賞を生かして遊技で
きる予め決められた個数(設定個数)以上となったか否
かを判定し(ステップ146)、以上のときには、前記
提供したサービス球数を減算して、即ち、借り球を清算
して、遊技を続行する(ステップ147、ステップ14
0)。尚、前記ステップ144で入賞1、2が検出され
ないときには、ステップ146で残球数と設定個数を比
較し、残球数が設定個数より少ないときには、残球数が
ゼロとなったかを判定し(ステップ148)、ゼロでな
い場合にはステップ144で戻って遊技を行う。一方、
ゼロとなったときには、サービス球を供与したにも拘ら
ず入賞しなかった場合であり、ステップ151へ進む。
このステップ51では最終球検出器81が「ON」か否
かを判断する。「ON」の場合には残球数が「0」とな
った以後も入賞しなくて正常に遊技が終了した為、カー
ドを没収して受け箱64に入れる(ステップ152)。
反対に、最終球検出器81からの信号が「OFF」であ
る場合には、遊技盤上に球が引っかかっている状態であ
るため、異常ランプ85を点灯し係員に報知し(ステッ
プ153)、ステップ135へ戻って遊技を行う。この
ことによって、障害釘に引っかかった場合に、よく行わ
れているように店員がガラス扉を開け、引っかかってい
る遊技球を入賞球としてサービスすることに対処でき
る。尚、前記した様に残球数が「0」となった後に特別
入賞が検出された場合に、予めサービス球を排出したと
しても該サービス球によって入賞する確率は高く、該賞
品球数から前記サービス球数を差し引くため不正遊技に
はならない。
【0019】図15はカードの清算機200の正面図、
図16は裏面図、図17は制御ブロック図を示す。カー
ド清算機200の正面左上には清算機が動作中を示すラ
ンプ202が配設されていて、動作中はランプが点灯し
ている。204は後述する挿入したカードに記載されて
いる残球数を表示する7セグメント表示器である。その
下には、景品数を示す景品表示器205及び返却球数を
示す返却表示器206が配設されている。207はカー
ド挿入口であって、該挿入口207から挿入されたカー
ドはカードリードライト装置210を介してカードに記
録されている内容を読んだり前記返却球数を記録する。
カード挿入口207の左には精算中を示す精算中ランプ
208が、右側には挿入されたカードが不正か読取り不
能である旨を示す不正ランプ209が設けられている。
211はプリンターであって、総球数、景品数、返却球
数等を印字するプリンターである。尚、7セグメント表
示器204の右側には、スピーカ201が取り付けてあ
る。一方、カード清算機200の裏面側には、清算機2
00をリモートかローカルで使用を選択するリモートロ
ーカル切替釦212が設置してあり、該釦の状態を示す
ランプ212a及び212bが上部に配設されている。
214は集計用釦であって、該釦214を押すことによ
って今までに精算された各カードの精算球数、景品数、
返却球数及び全てのカードに対する精算球数、景品数、
返却球数の総集計がプリンター211を介して印字され
る。215はメモリークリアー釦であって、精算したカ
ードの記憶内容を消去する。217はプリンター211
の調整等に使用する紙送り釦である。217はプリンタ
ー111の紙がないことを報知するランプである。22
0はカード清算機200の故障箇所を容易に判るように
数字で表示する7セグメントの故障表示器である。尚、
前記各機器は図17の制御ブロック図に示すようにI/
Fカードを介してカード清算機制御部230に接続され
ている。カード清算機制御部230は通信制御部233
を介して中央制御装置400と接続され必要なデータの
授受を行い、停電に備えて電源監視部234を備えてい
て、停電時にはバッテリー235によって停電保護付き
メモリ236が作動するように構成されている。尚、こ
のメモリ236には、貸球数(残球数)に対応して、例
えば、100以下のとき「ピー」、100〜200の時
「ピーピー」、200〜300のとき「ピポパー」等の
効果音を発声するように、又、不正カードの場合に発声
する「不正カードです(他店のカードです)」等のデジ
タル化したデータが記憶してあり、音声発生装置は、前
記スピーカ201とメモリ236と及びこれらを制御す
るカード清算機制御部230とで構成されている。
【0020】次に、前記清算機200の作動について説
明する。清算機動作中ランプ202が点灯している状態
でカードをカード挿入口207から挿入し、該挿入され
たカードはカードリードライト装置210で内容が読み
とられる。読みとられた内容は、前記した様にバイナリ
ーコード等で記録されているため元の状態とする。次
に、通信制御部233を介して中央制御装置400に格
納されている、該カードに対応するデータを読み込み、
図18に示す制御フローに従って照合する。先ず、ステ
ップ40で年月日と発行番号が一致するかを判断する。
一致したとき、残球数が一致するかを判断し(ステップ
41)、合致していない場合には、不正カードランプを
点灯してカードを返却すると共に、スピーカ201を介
して、「不正カードです」等を発声する(ステップ4
3)。正常なカードであることが確認された後は、カー
ドの球数を球数表示器204に表示すると共に、景品数
及び残球数を演算して各々景品数表示器205、残球数
表示器206に表示し、更にプリンター211を介して
印字排出するが、前記した様に貸球数(残球数)に対応
して効果音をスピーカ201から発声する(ステップ4
2)。この様に音声発生装置を介して効果音を発声する
ことによって、貸球数(残球数)の区別ができ、周囲の
人に注目され、遊技者が、不正カードである場合には、
再度、使用するのをためらうこととなる効果を奏する可
能性がある。清算機200裏面に設置してある各釦につ
いて説明すると、リモートローカル切替釦212は中央
制御装置400が故障したときにあってもカード101
の精算が可能にしてあり、押すことによって交互に切り
替わるようになっている。リモートローカル切替釦21
2を押してローカル状態になった時には、中央制御装置
400とは無関係に、即ち中央制御装置400に記憶さ
れている内容と照合することなくカード清算機200を
稼働させて、前記した各工程に従って処理を行う。但
し、前記中央制御装置400が正常に復帰し、リモート
ローカル切換釦212を押してリモートとした場合に
は、前記ローカル状態で精算されたカード101の内容
は全て中央演算装置400に転送される。又、カード清
算機200が停電した場合には、電源監視部234で検
知され停電保護付きメモリ236にバッテリー235を
介して、前記必要なデータが記憶されて停電対策がなさ
れている。
【0021】次に、中央制御装置400に表示される内
容について説明する。中央制御装置400は図1に示す
ように、カード発行機100、カード精算器200及び
パチンコ機1の通信制御部と接続されていて各種のデー
タの授受を行い、下記するデータの設定や表示を行う。
図19はモニター400bに表示される「MENU」画
面を示し、1.状態表示、2.詳細表示、3.個別操
作、4.情報設定、5.時計設定、6.メモリクリア、
7.カード情報について表示できるよう区分されてい
る。状態表示は、更に図20に示す画面500のよう
に、サイクル(各機器端末の状態を示す)、島別(指定
された島の端末の状態を示す)、大当たり中(現在特別
入賞となっているパチンコ機の番号を表示)、打止め中
(現在打止めになっているパチンコ機の番号を表示)、
ローカル(ローカル状態となっている端末を表示)を選
択して情報を取得できる。尚、図21はカード発行機、
カード清算機及びパチンコ機の具体的な状態を現わす。
501は「サイクル」を指定したときで順次各機器状態
を表示する。尚、「島別」を選択したときには島別のパ
チンコ機に対して表示される。502は「大当たり」を
選択した表示であり、大当たり中のパチンコ機に対する
大当たりの回数を表示する。503は「打止め中」を選
択したときで、打止めしたパチンコ機と回数が表示され
る。又、504は「ローカル」を選択した画面であり、
中央制御装置400とは無関係であるパチンコ機やカー
ド発行機及びカード精算器が表示される。
【0022】図22は「MENU」(図19)で詳細表
示を選択したときの表示であり、更に、画面510に示
すように1.サイクル、2.島別、3.個別の選択がで
きる。画面511は1.サイクルを選択したときの画面
であって発行機100の例を示す。カードの販売枚数等
が表示される。512は精算器200の情報を表示し、
精算したカードの枚数や交換本数等が表示される。51
3はパチンコ機の情報であって、発射球数や入賞回数等
が各パチンコ機に対して表示される。図23は図22の
続きであって、「個別」を選択したときの画面であり、
画面520は更に1.打止め解放、2.打止め数変更、
3.手動打止めの選択可能となっている。521は1.
打止め解放を選択し、打止め中のパチンコ機を解放する
ものである。522は2.打止め数変更を選択した画面
であって、変更する番号と数字を入力して変更する。5
23は3.手動打止めを選択した画面であって、打止め
にするパチンコ機の番号を指定する。図24は図19の
「MENU」で4.情報設定を選択した画面であって、
530は更に、1.システムデータ設定、2.システム
NO設定、3.打止め数設定、4.変更打止め数設定、
5.交換率設定を選択できる。531は1.システムデ
ータ設定を選択したときの画面を示し、中央制御装置4
00と接続するデータチャンネル番号(ch0,ch
1,…)に対して、島番号、パチンコ機の機種番号、端
末名称(パチンコ機、カード発行機、カード清算機或は
未使用かの選択)を入力して設定を行う。532の画面
は、各チャンネルに対してパチンコ機の番号を入力す
る。533は3.打止め数設定の画面であり、パチンコ
機の機種毎に初回と次回の打止め数を設定できる。53
4は4.変更打止め数を設定を選択した画面であって、
各パチンコ機の機種に対して指定された開始時刻から終
了時刻内における打止め数を設定できる。尚、終了時刻
が経過した後は変更前の打止め数となる。535は交換
率を設定できる画面である。図25に於ける画面540
は図19の「MENU」で5.時計設定を選択したとき
の画面であり、541は6.メモリークリアーを選択し
たときの画面、542は7.カード情報を選択したとき
の画面であって、カード番号、残球数、券種、発行日
時、使用しているパチンコ機の番号が表示される。図2
6は、中央制御装置の割り込みによって表示される緊急
状態を表示するものであって、画面550は機器端末に
故障が発生した場合、画面551は端末に異常送信を行
った場合、又画面552は不正カードが使用された場合
に対処するものである。以上のように、中央制御装置は
簡便に各種のデータを迅速に表示できるように構成して
ある。
【0023】尚、スピーカを介して発声する「効果音」
は、前記例においてはメモリを記憶媒体としているが、
CD等を記憶媒体とすることによって、より精緻な効果
音等を発声することができる。更に、図柄表示装置18
に液晶画面を使用することによって、図柄可変表示ばか
りでなく、メモリやCD等に、「右を狙って打って下さ
い」、「打ち止めですので景品に交換願います」等のゲ
ームに関する事項の他、「明日は閉店です」等の種々の
情報を記憶しておくことによって、前記図柄表示装置1
8に表示可能となり、遊技者に対するサービスの向上と
なる。
【0024】次に、図27は他のカード式パチンコ機
で、(a)は正面図、(b)は一部裏面図を示し、パチ
ンコ機1には各種の釦やスイッチ等を備えていて、中央
制御装置400や、端末のカード発行機100、パチン
コ機1及びカード清算機200の各制御部を介して種々
の機能を果たすようになっている。パチンコ機1の前面
において、301は休憩操作手段であって、スイッチ等
であってもよいが、本例では休憩釦とし、当該休憩釦3
01を操作することによって、遊技者がパチンコ機1を
確保したまま、タバコ購入等のために一時遊技を中断し
てパチンコ機1を離れる場合に対処させている。302
は貸球引落釦であって、これを1回押す毎に、所定の貸
球引落数(例えば、50個)をカード101に記録され
た貸球数から減算するとともに、残球数に加算するもの
であり、貸球の残量数は、貸球残量表示器303に表示
される。尚、遊技者が、例えば、50個の遊技球数を投
下して、遊技を開始するときには、カード101を挿入
口31に挿入して、貸球引落釦302を1回押すと、発
射モータ38が起動して遊技可能となる。一方、パチン
コ機1の裏面において、304は表示切換釦で、残球表
示器32の表示を「残球数」と後記する獲得球数とに切
換える。即ち、残球表示器32に残球数が表示されてい
たとき、表示切換釦304を押すと、獲得球数に切換え
表示し、表示切換釦304を再度押すと、残球表示器3
2は残球数を表示する。尚、獲得球数は、残球表示器3
2で表示せずに、専用の表示器を設けて表示してもよ
い。305はメンテナンスモードと通常モードに切換え
可能なモード切換スイッチであって、発射トレイ41に
貯留される循環球が汚染、摩耗等した場合に、これを交
換させるために対処させている。306はサービス球ス
イッチであって、遊技球が遊技盤9の障害釘に引っかか
った場合等の異常時に入賞球としてサービスするもので
ある。尚、その他の構成は図8に示すものと同じであ
り、同一部材には同じ符号を付してその説明は省略す
る。
【0025】先ず、遊技者が、遊技を一時中断してパチ
ンコ機を離れる場合には、休憩釦301を押すが、該休
憩釦301が押された場合において、各パチンコ機1に
内蔵のパチンコ機制御装置及び中央制御装置100の処
理について図28を参照して述べる。パチンコ機制御装
置が休憩釦301が押されたことを検知すると、中央制
御装置400に、当該カード101が使用されていたパ
チンコ機(休憩パチンコ機)の番号及びそのカードが休
憩カードであることを登録する旨、送信する(ステップ
51)。その後、カード101に、休憩カードである旨
(休憩データと、該当する休憩パチンコ機のデータ)及
び残球等を記録して排出する(ステップ52)。これに
よって、遊技者はカード(休憩カード)101を持って
休憩パチンコ機を離れることができる。そして、所定の
休憩時間内に、再度、休憩カードが使用されるかの時間
測定をするため、タイマを起動する(ステップ53)。
尚、この休憩時間は、遊技者に便宜を与えるのに充分な
時間であって、且つ、パチンコ機が不当に長く停止され
ない時間とされていて、当該時間はリモートモード時に
は中央制御装置400から設定されるが、ローカルモー
ド時にはパチンコ機の制御装置に予め設定された時間と
される。尚、休憩時間が、タイムアップするまではラン
プ点灯、音声の発生等によって休憩中である旨を報知す
るようにしてもよい。前記タイマがタイムアップしたか
否かを判断し(ステップ54)、タイムアップすれば、
中央制御装置400に、休憩パチンコ機の番号の消去を
送信するとともに(ステップ59)、休憩カード以外の
他のカードも、即ち、全てのカードの挿入を許可して遊
技可能する(ステップ60)。一方、、前記タイマがタ
イムアップするまでは、ステップ55に進んで、中央制
御装置400から、後記に詳述する休憩解除信号を受信
したか否かを判断し、休憩解除信号を受信すれば、休憩
解除して全てのカードでの遊技を可能とする(ステップ
60)。反対に、休憩解除信号を受信しない場合は、ス
テップ56に進み、カード101が挿入されたか否かを
判断し、挿入がないときはステップ54に戻る。反対
に、ステップ56で、カード101の挿入があった場合
には、ステップ57に進んで、このカード101が当該
パチンコ機で使用されていた休憩カードであるか否かが
判断され、該当する場合には、休憩中の遊技者が遊技を
再開するものであるため、中央制御装置400に休憩カ
ードの休憩登録消去信号を送信するとともに、休憩解除
して遊技可能とする(ステップ59、ステップ60)。
反対に、休憩カードが当該パチンコ機で使用されていた
ものではない場合には、当該カード101の受け付けを
拒否し、挿入口31から排出して(ステップ58)、ス
テップ54に戻る。
【0026】一方、中央制御装置400は、パチンコ機
の制御装置から送られた休憩パチンコ機の番号等を登録
をしたり、休憩カードが休憩した以外のパチンコ機1で
使用されたり、清算されて残球数がゼロになった場合、
パチンコ機の制御装置に休憩解除等の送信を行う。前記
ステップ51で、パチンコ機制御装置から休憩パチンコ
機である旨のパチンコ機の番号やカード番号を受信した
ときには登録する(ステップ61)。次いで、休憩パチ
ンコ機等から休憩登録消去信号を受信したか否かを判断
し(ステップ62)、受信した場合には、休憩カードの
登録を消去する(ステップ66)。反対に、休憩登録消
去信号を受信しない場合は、先ず、休憩カードが各パチ
ンコ機で使用されているかを検索し(ステップ63)、
検索されたときには、遊技者は、休憩した以外の他のパ
チンコ機で遊技を開始したので、休憩の便宜を与える必
要もないので、該当の休憩パチンコ機に休憩解除信号を
送信し(ステップ65)、休憩カードの休憩登録を消去
する(ステップ66)。更に、休憩カードがカード清算
機200で清算されて、残球数がゼロになった場合に
も、同じカードでの遊技続行を不可として、前記と同様
に、休憩の解除を行う(ステップ65、ステップ6
6)。以上の処理によって、遊技者は休憩釦301を押
すことによって、遊技中のパチンコ機1を確保したま
ま、且つ、カード101を持ってパチンコ機1を離れる
ことができるので、一時的にパチンコ機を離れても、同
じパチンコ機での遊技続行が可能であると共に、カード
101の盗難を防止できる。
【0027】次に、パチンコ機1では、電源投入時、或
は打止め後にパチンコ機1の遊技を再開してから、遊技
者が予め設定の打止め設定数、例えば、4000個の賞
品球を獲得すると、当該パチンコ機1での遊技を不能と
する、所謂、打止め処理が通常行われる。しかし、上記
のようにパチンコ機1の遊技を開始して、打止め数の積
算を開始し、その後、遊技者が予め設定の打止め設定数
を獲得した時点で打止め処理を行うと、その間に、同一
遊技者が複数のカードを使用して遊技を行う場合には、
打止め設定数の獲得賞品球数を獲得した時に、打止めと
なり制限を行うことが出来る。しかし、他の遊技者が相
当数の賞品球を獲得した後、次の遊技者が続いて遊技を
行うと、獲得賞品球数は引き続いて積算され、打止め設
定数となった時点で打止めとなると、その者は、打止め
設定数より少ない獲得賞品球数を得て打止めとなり不合
理が生ずる。そこで、係る不合理を無くすため、図29
に示す制御フローに従って制御を行う。パチンコ機1に
内蔵の制御装置は、電源投入後や打止め後に遊技を再開
したとき、後述するフラグFA、FBの初期化や打止め
排出数の初期化を行い(ステップ101)、カードが挿
入されるのを待つ(ステップ102)。そして、カード
が挿入された後は、そのカードに対する獲得数を計数す
るため、獲得球数を初期化し(ステップ103)、発射
球が特別入賞口等に入って多数の賞品球を獲得できる大
当りが発生したかを否かを判断する(ステップ10
4)。大当りが発生したときには、その旨を記憶するた
め、獲得球数の積算フラグ(FA)及び、打止め排出数
の積算フラグ(FB)を1に設定する(ステップ10
5)。次に、積算フラグ(FA)が1のときには、大当
り発生中であり、獲得球数(カード挿入後に払出した賞
品球数と発射数の差で、実際に獲得した賞品球数であ
る)を積算する(ステップ106、ステップ107)。
又、打止め排出数の積算フラグ(FB)が1であるとき
には、遊技が開始された後の獲得球数(払出した賞品球
数と発射数の差)を、打止め排出数として積算する(ス
テップ108、ステップ109)。尚、前記ステップ1
06、108で、前記積算フラグ(FA)、(FB)が
1でないときには、獲得球数及び打止め排出数が、大当
りが発生した時点からの獲得賞品球数を計数するもので
あるため積算を中止する。尚、本実施例では、大当りの
発生で獲得球数及び打止め排出数の積算を開始している
が、単位時間あたりの賞品球払出数の微分値(増加率)
を検出し、当該微分値が所定値以上になったことを検出
して、獲得球数の増加に伴って前記積算を開始してもよ
い。その後、獲得球数が増減して、獲得球数が所定値
(例えば、ゼロ)より小さくなったか否かを判断し(ス
テップ110)、所定値を下回った時は、積算フラグ
(FA)を0に設定して、以後、ステップ107での積
算を中止すると共に、獲得球数の積算値を初期化して
(ステップ111、ステップ112)、ステップ111
5へ進む。この処理は、大当りが発生・終了後に獲得球
数が減少して、獲得球数の値が所定値(例えば、ゼロ)
以下となっても、ステップ107で積算を続行すると、
次の大当り時において、所定値(例えば、ゼロ)以下と
なっている数字に獲得球数を積算することとなり、獲得
球数の概念と相入れないこととなる。即ち、この獲得球
数は、大当りの発生で獲得した賞品球を積算するもので
あるため、獲得球数が所定値より小さくなったときに
は、獲得球数を初期化して、次に発生の大当りから、再
度、積算する。
【0028】前記ステップ110で、獲得球数が所定値
より大きいときには、ステップ115に進んで、打止め
排出数が所定値(例えば、ゼロ)より大きいかを判断
し、小さい時は、積算フラグ(FB)を消去すると共
に、打止め排出数の積算値を初期化して(ステップ11
3、ステップ114)、ステップ116へ進む。これ
は、前記した獲得球数と同じ同じ概念に基づくものであ
って、獲得球数及び打止め排出数が所定数以下となって
も積算すると、大当りとなってた後に、所定値(例え
ば、ゼロ)以下となっている数字に獲得球数を積算する
こととなり、打止めの概念と相入れないこととなる事態
を回避するためである。次に、打止め排出数が打止め設
定数以上であるかを判定し(ステップ116)、少ない
ときには、カードが排出されるまで前記ステップの実行
を行い、反対に、カードが排出された後は、ステップ1
02へ戻って、カードの挿入を待つ(ステップ11
7)。一方、ステップ116で、打止め排出数が打止め
設定数を超えて、打止めが生じたときには、打止め処理
として、発射モータ38を停止して当該パチンコ機1で
の遊技を終了し、カード101にパチンコ機1の番号
(及び残球数等)を記録して排出する(ステップ11
8)。次に、係員が、パチンコ機1の打止めの発生を見
て、パチンコ機の裏面に設置の表示切換釦304を押し
て、残球数表示器32の表示を獲得球数(通常は残球数
が表示)に切換えて、そのカードで実際に獲得した賞品
球数である獲得球数を確認する。そして、獲得球数が打
止め設定数(4000個)より少ないときは、パチンコ
機1を手動開放して遊技を継続可能に、打止め排出数を
初期化すると共に、打止め設定数を新たに設定する(ス
テップ119、120)。この新たに設定の打止め設定
数は、打止め設定数(4000個)と獲得球数との差を
設定することによって、トータルの獲得球数を、本来設
定の打止め設定数とすることで公平を図ることができ
る。尚、前記新たに設定の打止め設定数を、予め設定の
打止め数と同じ数(例えば、4000個)に設定するこ
ともでき、このように設定すると、遊技者にとって、新
たな打止め設定数の基で、遊技を開始することができる
し、更には、できるだけ遊技者に有利となるように他の
数(例えば、予め設定の打止め数の80パーセント等)
にすることもできる。前記の処理によって、パチンコ機
1の打止め排出数が打止め設定数になっても、既に、他
の遊技者が多量の賞品球を獲得した後に、別の遊技者が
当該パチンコ機1で続いて遊技をした結果、打止めにな
らない獲得球数で打止めとされる不合理を回避すること
ができる。反対に、獲得球数が十分多いときは、係員に
よってリセットして遊技を再開する。
【0029】次に、カードが挿入するまで待機し(ステ
ップ122)、挿入されたカードが、打止めカードであ
るかを判断し(ステップ124)、打止めカードでない
場合(新たなカード)には遊技を可能としてステップ1
23へ進む。しかしながら、打止めカードであっても、
他のパチンコ機で打止めをなしたカードを使用すること
を禁止するため、打止め終了時に使用のカード(直前打
止カード)が挿入されたかを判断し(ステップ12
5)、直前打止めカードである場合には、発射モータを
起動して遊技可能にセットした後(ステップ123)、
ステップ103へ戻って遊技の続行を行う。一方、ステ
ップ125で直前打止めカードでない場合には、カード
を排出して、新たなカードが、直前打止めカードの挿入
を待つ(ステップ126、122)。以上の様に、パチ
ンコ機の開始時に打止め排出数を、新たなカードが挿入
された時点で獲得球数を各々初期化して、所定条件まで
積算することによって、パチンコ機1の打止め排出数
が、打止め設定数になって打止めが発生した場合であっ
ても、係員が表示切換釦304で獲得球数を確認するこ
とによって、遊技者が真に獲得した賞品獲得数が判り、
先の遊技者の、所謂、食い逃げによる不合理を解消する
ことができると共に、遊技者に打止め設定数の賞品球を
提供できて、公平を図ることが出来る。
【0030】又、図30に示す制御フローは、図29と
同じ目的の制御をなす他の方法を示すものであり、同じ
機能のステップには同じ符号を付して説明を簡略する。
パチンコ機1に内蔵の制御装置は、電源投入後や打止め
後に遊技を再開したとき、打止め排出数の初期化を行い
(ステップ101)、カードが挿入されるのを待つ(ス
テップ102)。そして、カードが挿入された後は、そ
のカードに対する獲得数を計数するため、獲得球数を初
期化し(ステップ103)、獲得球数(カード挿入後に
払出した賞品球数と発射数の差で、実際に獲得した賞品
球数である)を積算する(ステップ107)。又、次の
ステップ109では、遊技が開始された後の獲得球数
(払出した賞品球数と発射数の差)を打止め排出数とし
て積算する。その後、獲得球数が増減して、獲得球数が
所定値(例えば、ゼロ)より小さくなったか否かを判断
し(ステップ110)、所定値を下回った時は、獲得球
数を所定値(例えば、ゼロ)に設定して(ステップ21
2)、ステップ115に進む。このステップ115で
は、打止め排出数が所定値(例えば、ゼロ)より大きい
かを判断し、小さい時は、打止め排出数を所定値にして
(ステップ214)、ステップ116へ進む。これらの
処理は、図29に示す制御フローが「大当たり」を条件
に積算を行うのに比して、獲得球数及び打止め排出数が
所定値(例えば、ゼロ)以下となったとき以外は、常
時、積算をするものである。即ち、打止め排出数及び獲
得球数は、排出された球数(正の数)を考慮すればよい
ことを意味するための処理であって、より簡便な処理方
法である。尚、ステップ116、117、118、11
9、120、122、123、124、125、126
は、図29に示す制御フロート同じ作用をなすため説明
を略す。又、図29に示す制御フローの変更例も同様に
図30の制御フローに適用できる。以上のような条件の
基で、打止め排出数と獲得球数の積算を行っても、打止
めによる遊技者の公平を図ることが出来る。
【0031】次に、打止め処理をカード101の残球数
により行う方法について述べると、残球数(遊技中に加
減算される数)が、カード発行時の貸球数(残球数)に
打止め設定数(例えば、4000個)を加算した所定数
となったときに打止めとする。即ち、当該カード101
を使用して1つ又は複数のパチンコ機1で遊技を行い、
賞品球を獲得して残球数が前記所定数となったとき、打
止めとされて、当該カード101での遊技を禁止すると
ともに、打止めとなったパチンコ機は図示しないランプ
を点灯させて優秀台として遊技者に情報を提供する。こ
のため、カード101単位での残球数の上限が規制可能
となり、カード101を購入することなく残球で遊技継
続するのを回避し、又、遊技者は打止めとなったカード
101をカード清算機200で清算しなければならない
ことを知ることができる。尚、前記カードの残球数が、
前記所定数を超えたときには、当該打止めカード101
での遊技を禁止するが、パチンコ機1自体は打止めとせ
ずに、他のカード101での遊技は可能とすることもで
きるし、又、前記の残球数による打止め処理に代えて、
遊技中における獲得球数が予め設定の規定数になったと
き打止めとすることもできる。
【0032】次に、カード101に記録の貸球数(或は
残球数)に対する管理について説明する。カードの貸球
数は、貸球引落釦302を介して貸球引落数が減算処理
され、一方、カードの残球数は、前記貸球引落釦302
を介して貸球引落数が加算処理されたり、遊技中におけ
る獲得賞品球数が加減処理される。そこで、カードに記
録の残球数は、カード購入時の貸球数と、遊技において
獲得した獲得球数とでは、交換率等から遊技球1個の価
値が異なり、これらを把握することが必要となる。そこ
で、先ず、カード101に貸球数(カード発行機100
で購入時の数)と、残球数(獲得賞品球数)を個別に記
載して、遊技終了時、或は清算時において、各々に対し
て景品交換を行う。具体的に説明すると、カード発行機
100でカード101を発行したとき、当該カード10
1の貸球数(購入金額に対応する数であり、例えば、購
入金額が1000円のときは貸球数X0は250個であ
る)及び残球数(カード発行時点では、残球数Y0はゼ
ロである)のデータが個別に、中央制御装置400に記
憶される。また、当該カード101を使用してパチンコ
機1で遊技をしている間にあっては、貸球数は、貸球引
落釦302を1回押す毎に、貸球引落数(例えば、50
個)をカード発行時の貸球数X0から減算処理され、一
方、残球数は、前記貸球引落釦302を1回押す毎に、
貸球引落数(例えば、50個)を加算処理された後に、
遊技中における増減した獲得賞品球数が加減処理され
て、これらの、貸球数及び残球数のデータが随時、中央
制御装置400に記憶される。そして、遊技終了時、或
は清算時における、貸球数をXi、残球数をYiとした
とき、カード101に対しての景品交換は次のように行
う。即ち、カード101の発行時と遊技終了時(又は清
算時)における貸球数の差(X0ーXi)に、係数a
(カード発行時における貸球の交換率であり、例えば、
貸球数1個あたりの価値、X円)を乗算した値、(X0
ーXi)*a、を算出し、又、残球数Yiに、係数b
(カード清算時における残球の交換率であり、例えば、
残球数1個あたりの価値、Y円)を乗算した値、Yi*
b、を算出する。従って、未使用球(貸球を引き落しを
しなかった)数(X0ーXi)は、カード購入時の価値
(X0ーXi)*aを有し、残球数Yiは交換率bを乗
じた価値Yi*bを有するため、カードの適正な有価価
値を把握することが可能となる。尚、カード清算時に貸
球数Xiが残っている場合には、当該貸球数Xiは実際
に遊技に用いなかったものであるため、残球数Yiのみ
を清算して、前記貸球数Xiでの遊技を可能とするサー
ビスを提供するようにしてもよい。
【0033】パチンコ機1には所定の数の循環球が封入
されていて循環使用するようになっているが、係る循環
球は汚染、摩耗等のために、随時交換する必要が生ず
る。そこで、次に、当該循環球を交換する方法につい
て、図31を参照して説明する。図31に示すように、
パチンコ機1の発射トレイ41には、最終球(必要循環
球数)を検出する最終球検出器81の直上流側には、開
閉蓋324(開閉手段)が取り付けてあって排出口を3
22を形成する。尚、本例では、より簡便に、前記開閉
蓋324をソレノイド323の昇降を介して行う様にな
っている。循環球が汚れた場合の、入れ換えについて説
明すると、先ず、開閉蓋324を開けて発射モータ38
をハンドル37を廻して起動する。すると、発射トレイ
41に溜っている循環球は、次々と発射されて、アウト
球、ファウル球、或は入賞球となり、入賞球入口43、
アウト球入口44を経て発射トレイ41に向かって流れ
るが、途中の排出口322から順次排出され、排出樋3
25から排出される。この循環球の排出が終了した時点
で発射モータ38を停止させる。次いで、入賞球入口4
3又はアウト球入口44から交換用の遊技球を多めに供
給した後、排出口322を開放すると、余剰球は排出口
322から排出樋325に排出され、発射トレイ41に
は正規の数の循環球が貯留されることになる。従って、
循環球の交換に際して、余剰球は排出口322から排出
するので、供給する交換用の遊技球数に気を使わなくて
済む。尚、本実施例では、前記発射モータ38の起動、
停止をパチンコ機の裏面に設置のモード切換スイッチ3
05を介して行うように構成することも可能で、このモ
ード切換スイッチ305をメンテナンスモードに切り換
えると発射モータ38が起動し、通常モードに戻すと停
止する。又、前記開閉蓋324の開閉作動をモード切換
スイッチ305のモード態様に対応させて、メンテナン
スモードに設定したときは、ソレノイド323を介して
開閉蓋324を開放制御するようにしてもよい。
【0034】次に、遊技球が遊技盤9の障害釘に引っか
かった場合等の異常時によく行われる、入賞球としてサ
ービスする方法について述べると、最終球検出器81か
らの信号が「OFF」である場合には、遊技盤9上に遊
技球が引っかかっている状態であるため、異常ランプ8
5を点灯し係員に報知する。このため、これを知った係
員がガラス扉を開けて、異常の解除操作をし、又、無
線、店内放送等を通じて、その旨を中央制御装置400
のオペレータに通報する。すると、当該オペレータによ
り異常発生のパチンコ機の番号と、サービス球数を入力
操作することで、中央制御装置400を介して当該パチ
ンコ機1に対してサービス球の加算を簡便に行うことが
できる。このサービス方法はリモートモードで動作して
いるパチンコ機1に適用することができる。次に、パチ
ンコ機1の裏面に設けられたサービス球スイッチ306
を操作することによってサービスする方法について述べ
る。サービス球スイッチ306は1回押す毎に一定数の
賞品球を加算処理するものであって、サービス球スイッ
チ306の操作回数は中央制御装置で設定されており、
又、係員の不正操作を防止するため当該スイッチ306
の操作回数が設定回数を超えると、異常解除後のパチン
コ機1の遊技を不能とするようになっている。尚、ロー
カルモード時にあっては、サービス球スイッチ306の
操作回数が予めパチンコ機1に設定されていて、又、当
該操作回数が設定回数を超えると、異常解除後のパチン
コ機1の遊技を不能とする。従って、異常が発生した場
合には、係員がガラス扉を開けて、異常の解除操作を
し、又、サービス球スイッチ305を操作することで、
当該パチンコ機1に対してサービス球の加算を簡便に行
うことができるし、係員が特定の遊技者に対して多量の
サービス球を供与するといった不正を回避できる。尚、
上記例ではサービス球の供与をサービス球スイッチ30
6の操作回数で規制しているが、サービス球数で規制す
ることもできるし、サービス球スイッチ306の操作具
を特定の係員のみに帯有させることで、不正を極力回避
するようにしてもよい。又、以上の各例ではサービス球
の供与をパチンコ機1に対する加算で行っているため、
遊技盤9上に引っかかっている遊技球が多量の賞品球獲
得が可能な所謂権利発生の入口直前にある場合には、遊
技者に対するサービスが十分でない。従って、遊技盤9
に図示しない遊技球のストッカーを設けておき、上記事
態が生じたときはストッカから遊技球を取り出して権利
発生の入口に入賞させてサービスするようにしてもよ
い。そして、かかるサービスによって循環球が増加して
余剰球が生ずることになるが、この場合には図31の球
送り部の最終球検出器81の球1個分上流側に余剰球検
出器(近接スイッチ等)を設置し、当該余剰球検出器で
余剰球を一定時間以上検出したときは、ソレノイド32
3を介して開閉蓋324を開放制御して排出口322か
ら排出させるようにする。
【0035】尚、前記した各実施例は遊技機の一例とし
てパチンコ機を対象に説明したが、スロットマシンに対
しては貸球数(残球数)をコイン数に対応させるなど
し、ファウル数やモータ発射装置をドラム回転装置等に
対応させるなどし、ファウル球数や遊技球が存在しない
等の事項は明らかであることから実施例での説明を省略
するが、本発明のカード式制御装置が適用できることは
言うまでもない。又、他の遊技機である雀球機やアレン
ジボール機等に対して同様である。
【0036】
【発明の効果】本発明のカード式遊技機の制御装置に使
用のカードは、同じ貸球数が複数記録してあるため、何
れの場所の数字(対応する文字等)が該当するか、判別
が困難となって、不正書換えが困難となり不正防止とな
るし、ローカルモードで発行したカードには当該カード
発行機に対応するデータを記録するので、ローカルモー
ドで多数のカード発行機から各カードが発行されても、
同一の内容のカードの存在を回避できる。又、音声発生
装置を備えることによって、入賞球に対して効果音を発
声するため、遊技者にとって臨場感に溢れてゲームを楽
しむことができる。さらに、休憩釦を備えたことによっ
て、パチンコ機を確保したままカードを持って離れるこ
とができるので、カードの盗難を防止できる。又、遊技
中の獲得球数を表示することによって、打止め発生時の
賞品球獲得数の多少に応じて遊技続行の可否を判断で
き、所謂食い逃げによる不合理を解消できるし、カード
単位の残球数の上限値を設けて、該上限値を超えたとき
打止め処理をすることで、カードを購入することなく残
球での遊技継続を回避できる。さらに、カード発行時の
貸球数と、遊技中における貸球数及び残球数を個別に記
憶することによって、各々の収支を簡便に把握すること
ができる。又、循環球の交換に際し、交換球数以上の遊
技球は、排出口から排出可能としているため、供給する
遊技球数に気を使うことなく交換可能である。さらに、
係員等がサービス球スイッチを操作することで遊技中の
パチンコ機に対して所定のサービス球数の加算を簡便に
行うことができるし、又、所定のサービス球数を超えた
ときはパチンコ機の遊技を不能とするため、係員が特定
の遊技者に対して多量のサービス球を供与するといった
不正を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はカード式パチンコ機の制御装置の全体図
である。
【図2】図2は全体の制御ブロック図を示す。
【図3】カード発行機の正面図である。
【図4】カード発行機の裏面図である。
【図5】カード発行機の制御ブロック図である。
【図6】カードの内容を示す図である。
【図7】不正防止を施したカードの内容を示す図であ
る。
【図8】パチンコ機の一部断面を示す正面図である。
【図9】球送り装置の断面を示す図である。
【図10】パチンコ機の制御ブロック図を示す。
【図11】パチンコ機のリードライト装置の概念を示す
図である。
【図12】パチンコ機のリードライト装置の制御を示す
制御フローである。
【図13】遊技終了釦が押されたときの処理を示す制御
フローである。
【図14】残球数が0のときの処理を示す制御フローで
ある。
【図15】カード清算機の正面図である。
【図16】カード清算機の裏面図である。
【図17】カード清算機の制御ブロックを示す図であ
る。
【図18】カード清算機の処理を示す制御フローであ
る。
【図19】中央制御装置のモニターに表示される「ME
NU」画面である。
【図20】モニターに表示される各機器の状態を示す図
である。
【図21】モニターに表示される「MENU」画面の
「1.状態表示」を選択したときの画面である。
【図22】モニターに表示される「MENU」画面の
「2.詳細表示」を選択したときの画面である。
【図23】モニターに表示される「MENU」画面の
「3.個別操作」を選択したときの画面である。
【図24】モニターに表示される「MENU」画面の
「4.情報設定」を選択したときの画面である。
【図25】モニターに表示される「MENU」画面の
「5.時計表示」、「6.メモリークリアー」、「7.
カード表示」を選択したときの画面である。
【図26】緊急作動したときの表示画面である。
【図27】他のパチンコ機を示し、(a)は正面図、
(b)は一部裏面図である。
【図28】休憩釦が押されたときの処理を示す、パチン
コ機制御装置及び中央制御装置の制御フローである。
【図29】打止め発生したときの処理を示す制御フロー
である。
【図30】打止め発生したときの他の処理を示す制御フ
ローである。
【図31】他の球送り装置の断面を示す図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 80 ファウル球検出器 81 最終球検出器 30 カードリードライト装置 32 残球表示器 35 発射杆 90 パチンコ機制御部 99 遊技制御部 100 カード発行機 101 カード 110 カードリードライト装置 111 プリンター 112 リモート・ローカル切替釦 130 カード発行機制御部 200 カード清算機 210 カードリードライト装置 212 リモート・ローカル切替釦 230 カード清算機制御部 400 中央制御装置 400b モニター 301 休憩釦 302 貸球引落釦 304 表示切換釦 305 モード切換スイッチ 306 サービス球スイッチ 322 排出口 323 ソレノイド 324 開閉蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗村 支 埼玉県飯能市南町10番13号 新電元工業株 式会社飯能工場内 (72)発明者 森 俊之 埼玉県飯能市南町10番13号 新電元工業株 式会社飯能工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央制御装置と、貸球数(残球数)等を
    記録したカードを発行するカード発行機と、カードに記
    録された残球数を精算するカード清算機と、カードリー
    ドライト装置を備え且つ所定数の遊技球を循環使用して
    発射し、発射数を減算しファウル球数と賞品球数を加算
    演算する制御部を有するパチンコ機とで構成されるカー
    ド式パチンコ機の制御装置において、前記カードに残球
    数の他に、残球数と同じ数字あるいは対応する文字を併
    せて記録することを特徴とするカード式の遊技機の制御
    装置。
  2. 【請求項2】 中央制御装置と、貸球数(残球数)等を
    記録したカードを発行するカード発行機と、カードに記
    録された残球数を精算するカード清算機と、カードリー
    ドライト装置を備え且つ所定数の遊技球を循環使用して
    発射し、発射数を減算しファウル球数と賞品球数を加算
    演算する制御部を有するパチンコ機とで構成されるカー
    ド式パチンコ機の制御装置において、音声発生装置を備
    え、入賞球に対して前記音声発生装置を介して賞品球払
    出音を模した効果音を発声することを特徴とするカード
    式の遊技機の制御装置。
  3. 【請求項3】 中央制御装置と、貸球数(残球数)等を
    記録したカードを発行するカード発行機と、カードに記
    録された残球数を精算するカード清算機と、カードリー
    ドライト装置を備え且つ所定数の遊技球を循環使用して
    発射し、発射数を減算しファウル球数と賞品球数を加算
    演算する制御部を有するパチンコ機とで構成されるカー
    ド式パチンコ機の制御装置において、音声発生装置を備
    え、前記カードリードライト装置あるいはカード清算機
    にカードが挿入されたとき、カードの貸球数に対応して
    前記音声発生装置を介して効果音を発声することを特徴
    とするカード式の遊技機の制御装置。
  4. 【請求項4】 中央制御装置と、貸球数(残球数)等を
    記録したカードを発行するカード発行機と、カードに記
    録された残球数を精算するカード清算機と、カードリー
    ドライト装置を備え且つ所定数の遊技球を循環使用して
    発射し、発射数を減算しファウル球数と賞品球数を加算
    演算する制御部を有するパチンコ機とで構成されるカー
    ド式パチンコ機の制御装置において、ローカルモードの
    カード発行機でカードを発行したときは当該カードに前
    記カード発行機に対応するデータを記録することを特徴
    とするカード式の遊技機の制御装置。
  5. 【請求項5】 中央制御装置と、貸球数(残球数)等を
    記録したカードを発行するカード発行機と、カードに記
    録された残球数を精算するカード清算機と、カードリー
    ドライト装置を備え且つ所定数の遊技球を循環使用して
    発射し、発射数を減算しファウル球数と賞品球数を加算
    演算する制御部を有するパチンコ機とで構成されるカー
    ド式パチンコ機の制御装置において、休憩操作手段を設
    け、該休憩操作手段を操作したときは、遊技中のカード
    に休憩データ及び該当するパチンコ機のデータを記録す
    るとともに休憩カードとして排出し、所定の休憩時間内
    は他のカードでの前記該当するパチンコ機の遊技を禁止
    することを特徴とするカード式の遊技機の制御装置。
  6. 【請求項6】 所定の休憩時間内に前記休憩カードを、
    該当するパチンコ機以外のパチンコ機で遊技したとき、
    又は、カード清算機で清算して残球数がゼロになったと
    きは、他のカードでの前記該当するパチンコ機の遊技を
    可能にすることを特徴とする請求項5のカード式の遊技
    機の制御装置。
  7. 【請求項7】 中央制御装置と、貸球数(残球数)等を
    記録したカードを発行するカード発行機と、カードに記
    録された残球数を精算するカード清算機と、カードリー
    ドライト装置を備え且つ所定数の遊技球を循環使用して
    発射し、発射数を減算しファウル球数と賞品球数を加算
    演算する制御部を有するパチンコ機とで構成されるとと
    もに、打止め設定数の賞品球を払出したとき、打止め処
    理を行うカード式パチンコ機の制御装置において、獲得
    球数を表示するための表示器を備え、打止めが発生した
    とき遊技中のカードに打止めデータを記録し、当該パチ
    ンコ機の遊技を再開したとき、前記カードで遊技続行を
    可能とすることを特徴とするカード式の遊技機の制御装
    置。
  8. 【請求項8】 中央制御装置と、貸球数(残球数)等を
    記録したカードを発行するカード発行機と、カードに記
    録された残球数を精算するカード清算機と、カードリー
    ドライト装置を備え且つ所定数の遊技球を循環使用して
    発射し、発射数を減算しファウル球数と賞品球数を加算
    演算する制御部を有するパチンコ機とで構成されるカー
    ド式パチンコ機の制御装置において、前記残球数が、発
    行時のカードに記録された貸球数と予め設定された打止
    め設定数との加算値を超えたとき打止め処理を行うこと
    を特徴とするカード式の遊技機の制御装置。
  9. 【請求項9】 中央制御装置と、貸球数(残球数)等を
    記録したカードを発行するカード発行機と、カードに記
    録された残球数を精算するカード清算機と、カードリー
    ドライト装置を備え且つ所定数の遊技球を循環使用して
    発射し、発射数を減算しファウル球数と賞品球数を加算
    演算する制御部を有するパチンコ機とで構成されるカー
    ド式パチンコ機の制御装置において、カード発行時の貸
    球数X0を記憶し、かつ、遊技中における当該貸球数X0
    から貸球引落数を減算した貸球数と、前記貸球引落数を
    加算した後に、獲得賞品球数の加減処理した残球数を個
    別に記憶し、遊技終了時又はカード清算時における、貸
    球数をXi、遊技残球をYiとしたとき、貸球数の差
    (X0ーXi)に、交換率aを乗算した値、(X0ーX
    i)*a、と、残球数Yiに、交換率bを乗算した値、
    Yi*b、を算出することにより、カードの有価価値を
    求めることを特徴とするカード式遊技機の制御装置。
  10. 【請求項10】 中央制御装置と、貸球数(残球数)等
    を記録したカードを発行するカード発行機と、カードに
    記録された残球数を精算するカード清算機と、カードリ
    ードライト装置を備え且つ所定数の遊技球を循環使用し
    て発射し、発射数を減算しファウル球数と賞品球数を加
    算演算する制御部を有するパチンコ機とで構成されるカ
    ード式パチンコ機の制御装置において、発射トレイに循
    環する最終球の直上流側に排出口を設けるとともに、前
    記排出口を開閉する開閉手段を設けることを特徴とする
    カード式遊技機の制御装置。
  11. 【請求項11】 中央制御装置と、貸球数(残球数)等
    を記録したカードを発行するカード発行機と、カードに
    記録された残球数を精算するカード清算機と、カードリ
    ードライト装置を備え且つ所定数の遊技球を循環使用し
    て発射し、発射数を減算しファウル球数と賞品球数を加
    算演算する制御部を有するパチンコ機とで構成されるカ
    ード式パチンコ機の制御装置において、サービス球数を
    加算するサービス球スイッチを設け、予め設定されたサ
    ービス球数を超えたときはパチンコ機の遊技を不能とす
    ることを特徴とするカード式遊技機の制御装置。
JP25444494A 1994-05-16 1994-09-22 カード式遊技機の制御装置 Pending JPH0833763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25444494A JPH0833763A (ja) 1994-05-16 1994-09-22 カード式遊技機の制御装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12684894 1994-05-16
JP6-126848 1994-05-16
JP25444494A JPH0833763A (ja) 1994-05-16 1994-09-22 カード式遊技機の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0833763A true JPH0833763A (ja) 1996-02-06

Family

ID=26462953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25444494A Pending JPH0833763A (ja) 1994-05-16 1994-09-22 カード式遊技機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0833763A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008073560A (ja) * 2007-12-11 2008-04-03 Shinobu Hidaka パチンコ遊戯台
JP2009125422A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Oizumi Corp 遊技媒体払出装置
JP2012170533A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Sankyo Co Ltd 遊技機および遊技システム
JP2016052523A (ja) * 2015-10-19 2016-04-14 株式会社高尾 循環式遊技機
JP2016052522A (ja) * 2015-10-19 2016-04-14 株式会社高尾 循環式遊技機
JP2017221844A (ja) * 2017-10-02 2017-12-21 株式会社三共 遊技機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009125422A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Oizumi Corp 遊技媒体払出装置
JP2008073560A (ja) * 2007-12-11 2008-04-03 Shinobu Hidaka パチンコ遊戯台
JP2012170533A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Sankyo Co Ltd 遊技機および遊技システム
JP2016052523A (ja) * 2015-10-19 2016-04-14 株式会社高尾 循環式遊技機
JP2016052522A (ja) * 2015-10-19 2016-04-14 株式会社高尾 循環式遊技機
JP2017221844A (ja) * 2017-10-02 2017-12-21 株式会社三共 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4300303B2 (ja) 遊技装置
JP4180149B2 (ja) 再プレイ管理装置
JP4183769B2 (ja) 遊技用装置
JPH1024168A (ja) 遊技機の個別計数機管理機構
JPH0833763A (ja) カード式遊技機の制御装置
JP2775677B2 (ja) 遊技カード用有価データ付加装置
JP4248611B2 (ja) 情報中継装置
JP2588496B2 (ja) パチンコ機
JP2688935B2 (ja) 遊技場の管理設備装置
JP6615453B2 (ja) 遊技機
JPH0471583A (ja) 遊技用装置
JPH04187170A (ja) 遊技場の管理設備装置
JP2623518B2 (ja) カード式遊技機の制御装置
JP3734881B2 (ja) 遊技用装置
JP3097694B1 (ja) 遊技カードシステム
JP6521150B2 (ja) 遊技ホールシステム
JP4111564B2 (ja) 遊技用装置
JPH0866538A (ja) カード式遊技機の制御装置
JP5961793B2 (ja) 価値担体管理システムおよび遊技機
JPH11276711A (ja) 遊技媒体管理精算システム
JP6844964B2 (ja) 遊技場用管理システム
JPH07313718A (ja) カード式遊技機の制御装置
JP2660395B2 (ja) カード式パチンコ装置
JP2000126437A (ja) 遊技機
JPH024398A (ja) 遊技用記録媒体発行装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060530

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061010