JPH08337514A - 処理粉体およびそれを配合した化粧料 - Google Patents

処理粉体およびそれを配合した化粧料

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JPH08337514A
JPH08337514A JP17035595A JP17035595A JPH08337514A JP H08337514 A JPH08337514 A JP H08337514A JP 17035595 A JP17035595 A JP 17035595A JP 17035595 A JP17035595 A JP 17035595A JP H08337514 A JPH08337514 A JP H08337514A
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ester
acrylic acid
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copolymer
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JP17035595A
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Shuji Nishihama
脩二 西浜
Akihito Yokozuka
暁人 横塚
Shigenori Kumagai
重則 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 無機粉体および有機粉体からなる群より選ば
れる1種又は2種以上の粉体を、アクリル酸類および/
またはそのエステルのコポリマーで被覆した処理粉体
と、それを配合した化粧料。 【効果】 疎水性に優れ、肌に対する密着性、付着性に
優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は処理粉体およびそれを配
合した化粧料に関する。さらに詳しくは、疎水性に優
れ、肌に対する密着性、付着性に優れた粉体およびそれ
を配合した化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より親水性粉体の疎水化に関しては
多くの公知の方法がある。特に優れた撥水性、潤滑性を
もつシリコーン組成物を用いての処理には数多くの方法
が今までに確立されている。例えば、特公昭41−98
90号は、動植物、鉱物性粉末表面にシリコーン樹脂塗
布料を被覆し、乾燥焼き付けすることにより該粉末類に
潤滑性を付与している。特公昭45−2915号ではタ
ルク等の鉱物性粉末に対して、分子鎖中に珪素と直接結
合する水素を有するシリコーンをブレンダー混合等で単
純付着後、加熱焼き付けすることにより、該粉末類に撥
水性を付与している。さらに特開昭62−267213
号では、粉末を有機シリコーン重合体およびシリコーン
油を用いて処理することによって粉末に撥水性を付与し
ている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかしながら、シリコーン組成物は、撥水
性、潤滑性に優れてはいるものの、化粧料に用いた場
合、肌に対する親和性が炭化水素油やエステル油などに
比べ低いため、いわゆる「肌なじみ」が悪いという欠点
を有する。そのため、シリコーン組成物で処理した粉末
は、粉末単体でみた場合の撥水性は優れているものの、
それが肌上に塗布された場合、肌との密着性が悪いた
め、経時での化粧くずれ、うすれの要因となる場合があ
り、化粧料に用いるには機能的に不十分であった。この
点を解消するためワセリンのような付着性の高い油分を
配合し、肌と粉末を密着させる方法もとられているが、
付着性油分は塗布時のべたつき、きしみのような肌に対
して悪い感触を与えるため、その配合量には限界があっ
た。
【0004】そのため、高い撥水性と皮膚に対するなじ
みの良さを併せ持つ、新しい疎水化粉末が望まれるよう
になった。
【課題を解決するための手段】
【0005】本発明者らは、アクリル酸類および/また
はそのエステルからなるコポリマーを粉体に被覆するこ
とによって、高い撥水性を持ちながら、肌に対する密着
性、付着性が良く経時での化粧くずれ、うすれを防止す
る新しい処理粉体およびそれを配合した化粧料を開発す
るに至った。
【0006】すなわち、無機粉体および有機粉体からな
る群より選ばれる1種又は2種以上の粉体を、アクリル
酸類および/またはそのエステルのコポリマーで被覆し
た処理粉体及びそれを配合することを特徴とする化粧料
に関する。
【0007】本発明に用いられる無機粉体および有機粉
体からなる群より選ばれる1種又は2種以上の粉体は、
ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カ
オリン、雲母、ベントナイト、チタン被覆雲母、オキシ
塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、
酸化亜鉛、二酸化チタン、酸化アルミニウム、硫酸カル
シウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄、群青、紺青、酸化ク
ロム、水酸化クロム、カーボンブラックおよびこれらの
複合体等の無機粉体、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタ
ン、ビニル樹脂、尿素樹脂、シリコーン樹脂、フェノー
ル樹脂、フッソ樹脂、ケイ素樹脂、アクリル酸樹脂、メ
ラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジ
ビニルベンゼン・スチレン共重合体、上記化合物の単量
体の2種以上からなる共重合体、セルロイド、アセチル
セルロース、セルロース、多糖類、タンパク質、CIピ
グメントイエロー、CIピグメントオレンジ、CIピグ
メントグリーン等の有機粉体で、これらのうちから任意
の1種または2種以上が選ばれて用いられる。また、上
記の粉体の形状は特に限定されず、板状、塊状、鱗片
状、球状、多孔性球状は勿論、どんな形状のものでも使
用できる。また、粉体の粒子径は特に制限されない。
【0008】本発明に用いられるアクリル酸類および/
またはそのエステルのコポリマーのアクリル酸類とは、
アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸からなる群から
選ばれる1種又は2種以上が好ましく、特に耐水性、密
着性の点でアクリル酸が好ましい。エステルとしては、
アルキルエステル、アミノアルキルエステル、ヒドロキ
シアルキルエステルが好ましく、特に耐水性、密着性の
点でアミノエステルが好ましい。エステルを形成する炭
化水素の鎖長としては炭素数1〜12の範囲がよく、特
に、耐水性、密着性の点で炭素数6〜10が好ましい。
【0009】アクリル酸類および/またはそのエステル
のコポリマー具体例としては、オクチルアクリルアミド
・アクリル樹脂、アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタ
クリル酸ブチルアミノエチル・アクリル酸オクチルアミ
ド共重合体、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体等が挙げ
られる。市販品として例えば「Dermacryl−7
9」「AMPHOMER28−4910」「RESYN
28−2930」(いずれもKanebo−NSC社
製)がある。これらコポリマーの製法は特に制限される
ものではないが、例えばオクチルアクリルアミド・アク
リル樹脂ではt−オクチルプロペンアミドとアクリル酸
およびメタクリル酸を溶剤中で重合させたものを水洗
し、乾燥・スプレードライすることで得られる。
【0010】本発明において、粉体に対するアクリル酸
類および/またはそのエステルのコポリマーの被覆量
は、重量比で97.5:2.5〜82.5:17.5、
好ましくは95:5〜85:15、より好ましくは9
2.5:7.5〜90:10である。97.5:2.5
より被覆量が少ないと耐水性、密着性の点で不都合があ
り、85:15より被覆量が多いと使用感の点で不都合
がある。
【0011】粉体の処理方法は、特に制限されるもので
はないが、例えば、適当な溶媒(例えばエチルアルコー
ル等)中に当該コポリマーを溶解し、この溶液に粉末を
混合し、攪拌した後溶媒を留去する方法がある。その
他、不揮発性の高級アルコール系油分(例えばデシルテ
トラデカノール等)に当該コポリマーを溶解したものを
粉末に直接添加、混合してもよい。また、粉体と当該コ
ポリマーを直接混合攪拌してもよい。本発明で得られた
処理粉体を化粧料に配合する場合は、化粧料の製造工程
中で粉体基剤に当該コポリマーを直接混合攪拌してもよ
い。密着性や化粧持ちの点から、溶媒中に当該コポリマ
ーを溶解し、この溶液に粉末を混合し、攪拌した後溶媒
を留去する方法が好ましい。このようにして得られた処
理粉体の、本発明に係る化粧料への配合量は通常1〜9
9重量%である。好ましくは5〜95重量%、より好ま
しくは10〜90重量%である。1重量%未満では耐水
性、密着性の点で不都合であり、99重量%を超えると
使用性(塗布のしやすさ)の点で不都合である。
【0012】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をより詳細に説明
する。本発明はこれにより限定されるものではない。配
合量は全て重量%である。
【0013】実施例1 マイカ 24部,タルク22.5部,二酸化チタン0.
5部,酸化亜鉛2部,球状ナイロン粉末1部をヘンシェ
ルミキサーで混合し、これにオクチルアクリルアミド・
アクリル樹脂(Dermacryl−79(Kaneb
o−NSC社製))2部をエチルアルコール47部に溶
解させたものを添加し、攪拌しながら、エチルアルコー
ルを留去させて処理粉体を得た。
【0014】実施例2 マイカ10部、タルク20部、二酸化チタン10部、酸
化鉄5部を混合した中に、オクチルアクリルアミド・ア
クリル樹脂(Dermacryl−79(Kanebo
−NSC社製))5部を溶解させたエチルアルコール5
0部を加え、攪拌した後溶媒を留去させて処理粉体を得
た。
【0015】実施例3 チタン被覆雲母20部、カオリン20部、酸化鉄5部を
混合した中に、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体樹脂5
部を溶解させたエチルアルコール50部を加え、攪拌し
た後溶媒を留去させて処理粉体を得た。
【0016】実施例4 チタン12部、カオリン22部、酸化鉄4部、球状ナイ
ロン粉末8部を混合した中に、アクリル酸ヒドロキシプ
ロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル・アクリル酸
オクチルアミド共重合体樹脂4部を溶解させたエチルア
ルコール50部を加え、攪拌した後溶媒を留去させて処
理粉体を得た。
【0017】実施例5 チタン15部、カオリン5部、酸化鉄5部、球状ナイロ
ン粉末15部、タルク4部を混合した中に、オクチルア
クリルアミド・アクリル樹脂6部を溶解させたエチルア
ルコール50部を加え、攪拌した後溶媒を留去させて処
理粉体を得た。
【0018】比較例1 上記実施例1においてオクチルアクリルアミド・アクリ
ル樹脂を同量のヒドロキシプロピルセルロースに替え、
他は実施例1と同様にして比較例1を得た。
【0019】比較例2 上記実施例2において、オクチルアクリルアミド・アク
リル樹脂処理粉末を同量の有機シリコーン重合体で処理
した粉末に替え、他は実施例2と同様にして比較例2を
得た。即ち、マイカ10部、タルク20部、二酸化チタ
ン10部、酸化鉄5部を混合した中に、約2000の分
子量を有し、かつ(CH3 3 SiO1/2 単位:SiO
2 単位=0.8:1からなる平均式(CH3 1.33Si
1.34で表される有機シリコーン重合体5部を溶解させ
たヘキサン50部を加え、攪拌した後溶媒を留去させて
得た。
【0020】以上の実施例および比較例で得られた処理
粉体について、疎水性と肌に対する付着性、密着感を評
価した。 <接触角の測定>実施例および比較例で得られた処理粉
体を中皿にプレス成型し、その上に水滴を置き1分後の
接触角を測定した。 <付着性、密着性の測定>専門パネル15名による5段
階官能評価により付着性、密着性を確認した。評価結果
は15名の平均値に基づいて次の記号により示した。 ◎・・・4.5点以上5点まで ○・・・3.5点以上4.5点未満 △・・・2.5点以上3.5点未満 ×・・・1.5点以上2.5点未満 ××・・1.0点以上1.5点未満 <結果>結果を表1に示す。
【0021】
【表1】 ─────────────────────────────────── 実施例 〃 〃 〃 〃 比較例 〃 1 2 3 4 5 1 2 ─────────────────────────────────── 接触角 80° 130°110°100°120° 20° 135° 密着性 ○ ◎ ◎ ◎ ◎ × × ───────────────────────────────────
【0022】 実施例6 粉白粉 (配合量) (1)マイカ 40 (2)タルク 40.9 (3)二酸化チタン 1 (4)酸化亜鉛 4 (5)球状ナイロン粉末 2 (6)エチルアルコール 50 (7)オクチルアクリルアミド・アクリル樹脂 *1 10 (8)スクワラン 0.98 (9)酸化鉄 1 (10)防腐剤 0.1 (11)香料 0.02 *1;(Dermacryl−79(Kanebo−NSC社製)) (製造法)(1)〜(5)、(9)をヘンシェルミキサ
ーで混合した後、(7)を(6)に溶解させたものを加
え、攪拌しながら(6)を留去する。この粉末に80℃
で溶解した(8)、(10)、(11)を加え、ヘンシ
ェルミキサーで混合した後粉砕機で粉砕し製品とした。
【0023】比較例3 上記実施例6においてオクチルアクリルアミド・アクリ
ル樹脂を同量のヒドロキシプロピルセルロースに替え、
他は実施例6と同様にして比較例3を得た。
【0024】 実施例7 夏用固形ファンデーション (配合量) (1)オクチルアクリルアミド・アクリル樹脂処理粉末 *2 85 (2)ラノリン 5 (3)流動パラフィン 5 (4)ソルビタンセスキオレエート 2 (5)ステアリン酸 1.5 (6)トリエタノールアミン 1 (7)防腐剤 適量 (8)香料 適量 *2 実施例2の処理粉体 (製法)(6)を50%相当量のイオン交換水に加え7
0℃に保つ(これを水相とする)。(2)〜(5)、
(7)を混合し、加熱溶解して70℃に保つ(これを油相
とする)水相に油相を加えホモミキサーで均一に乳化
し、これを(1)に加えニーダーで練り合わせた後水分
を蒸発させ、粉砕機で処理する。さらにこれをよくかき
まぜながら(8)を均一に噴霧し圧縮成型する。
【0025】比較例4 上記実施例7において、オクチルアクリルアミド・アク
リル樹脂処理粉末を同量の比較例2で得た粉体に替え、
他は実施例7と同様にして比較例4を得た。
【0026】 実施例8 乳化口紅 (1) ポリエチレンワックス 10 (2) セレシンワックス 7 (3) キャンデリラワックス 10 (4) ジメチルポリシロキサン 13.5 (5) ヒマシ油 16 (6) 流動パラフィン 18.4 (7) グリセロールトリステアレート 15 (8) ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 (9) 酢酸ビニル・クロトン酸共重合体樹脂処理粉末 *3 1 (10)香料 適量 (11)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1 (12)純水 3 (13) 合成ヘクトライト 5 (ラポルテ社製 ラポナイトXLG) *3 実施例3の処理粉体 (製法)(5)及び(6)の一部をとり(13)を分散
し、更に(11)加えて分散する。この分散液に12を
徐々に添加し、ホモミキサーにて10000rpm、1
0分強力攪拌してペースト状組成物を得る。一方、
(1)〜(7)を釜に仕込み90℃にて加熱溶解し、
(9)を加え、85℃にて分散する。更に(8)、(1
0)及びあらかじめ調整しておいたペースト状組成物を
80℃にて分散混合する。脱気後、所定の容器に充填す
る。
【0027】 実施例9 油性ファンデーション (1)マイクロクリスタリンワックス 7.5 (2)ジメチルポリシロキサン 15 (3)スクワラン 21.68 (4)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.5 (5)酸化防止剤 0.02 (6)香料 0.3 (7)アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル・ アクリル酸オクチルアミド共重合体樹脂処理粉末 *4 51 *4 実施例4の処理粉体 (製造法)(1)〜(6)を85℃〜90℃で加熱混合
する。その中に(7)を加え、分散させたのち、型に流
し込み室温で冷却する。なおここで用いられたアクリル
酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチ
ル・アクリル酸オクチルアミド共重合体樹脂処理粉末は
チタン12部、カオリン28部、酸化鉄4部、球状ナイ
ロン粉末10部を混合した中に、アクリル酸ヒドロキシ
プロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル・アクリル
酸オクチルアミド共重合体樹脂6部を溶解させたエチル
アルコール50部を加え、攪拌した後溶媒を留去させて
得られた。
【0028】 実施例10 油性スチックファンデーション (1)流動パラフィン 17 (2)ミリスチン酸イソプロピル 15 (3)液状ラノリン 4.5 (4)マイクロクリスタリンワックス 4.5 (5)セレシン 10 (6)カルナバロウ 2 (7)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.5 (8)酸化防止剤 適量 (9)ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 (10)香料 適量 (11)オクチルアクリルアミド・アクリル樹脂処理粉末 *5 45 *5 実施例5の処理粉体
【0029】(製造法)(1)〜(10)を85℃〜90
℃で加熱混合する。その中に(11)を加え、分散させた
のち、スチックファンデーションの型に流し込み室温で
冷却する。
【0030】実施例6〜10、比較例3および4につい
て疎水性、肌への密着感を評価した。 <疎水性>専門パネル20名に各実施例、比較例を肌に
塗布し、屋外で2時間運動をしたあと、疎水性、化粧持
ちを5段階評価し、その平均値で表した。 評価項目・・・・疎水性 化粧持ち 5点・・・汗をよくはじく 化粧くずれがほとんどない 4点・・・汗をはじく 化粧くずれがない 3点・・・汗をややはじく やや化粧くずれがある 2点・・・汗が化粧料になじむ かなり化粧くずれがある 1点・・・汗と化粧料が完全に混ざる ほとんど化粧料が残っていない
【0031】<肌への密着感>専門パネル20名に各実
施例、比較例を肌に塗布し、肌への密着感を5段階評価
し、その平均値で表した。 評価項目・・・・肌への密着感 5点・・・密着感が非常にある 4点・・・密着感がある 3点・・・普通 2点・・・密着感がややない 1点・・・密着感がない
【0032】<評価結果の表示> ◎・・・・平均値4.5以上 ○・・・・3.5以上4.5未満 △・・・・2.5以上3.5未満 ×・・・・1.5以上2.5未満 ××・・・1.5未満
【0033】 <結果> 疎水性 化粧持ち 密着性 ─────────────────────────────── 実施例6 ◎ ○ ◎ 実施例7 ○ ○ ○ 実施例8 ◎ ○ ◎ 実施例9 ◎ ◎ ◎ 実施例10 ◎ ◎ ◎ 比較例3 × △ △ 比較例4 × △ △
【0034】以上の結果から明らかなように、本発明の
化粧料は疎水性があり、化粧持ちに優れ、肌への密着感
にも優れる化粧料である。
【0035】
【発明の効果】本発明の処理粉体は高い撥水性を持ちな
がら、肌に使用した場合、高い密着性、付着性を有し、
この処理粉体を配合した化粧料は経時での化粧くずれ、
うすれが防止された化粧料である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機粉体および有機粉体からなる群より
    選ばれる1種又は2種以上の粉体を、アクリル酸類およ
    び/またはそのエステルのコポリマーで被覆した処理粉
    体。
  2. 【請求項2】 アクリル酸類が、アクリル酸、メタクリ
    ル酸、クロトン酸からなる群より選ばれる1種又は2種
    以上である請求項1記載の処理粉体。
  3. 【請求項3】 アクリル酸類のエステルが、アルキルエ
    ステル、アミノアルキルエステル、ヒドロキシアルキル
    エステルからなる群より選ばれる1種又は2種以上であ
    る請求項1または2記載の処理粉体。
  4. 【請求項4】 アルキルの炭素数が1〜12である請求
    項3記載の処理粉体。
  5. 【請求項5】 粉体に対するアクリル酸類および/また
    はそのエステルのコポリマーの被覆量が、97.5:
    2.5〜82.5:17.5(重量比)である請求項1
    乃至4のいずれか1項記載の処理粉体。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の処理粉体を配合した化粧
    料。
  7. 【請求項7】 処理粉体の配合量が1〜99重量%であ
    る請求項6記載の化粧料。
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